JP3427813B2 - ネットワーク接続装置およびその制御方法 - Google Patents

ネットワーク接続装置およびその制御方法

Info

Publication number
JP3427813B2
JP3427813B2 JP2000082624A JP2000082624A JP3427813B2 JP 3427813 B2 JP3427813 B2 JP 3427813B2 JP 2000082624 A JP2000082624 A JP 2000082624A JP 2000082624 A JP2000082624 A JP 2000082624A JP 3427813 B2 JP3427813 B2 JP 3427813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
ethernet
address
data
register
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000082624A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001274800A (ja
Inventor
慎二郎 妙嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000082624A priority Critical patent/JP3427813B2/ja
Publication of JP2001274800A publication Critical patent/JP2001274800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3427813B2 publication Critical patent/JP3427813B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク接続
装置に関し、特にネットワーク処理能力を低下させるこ
となく自動的にネットークインターフェイスカードの故
障診断を行うネットワーク接続装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のネットワーク接続装置に
おいて、コンピュータに接続されたイーサネットカード
の故障診断を行う場合、オペレータが故障診断の対象と
なるイーサネットカードを動作不可能な状態にした後
に、コンピュータから切り離す。ここで、イーサネット
カードとは、コンピュータをローカルエリアネットワー
クに接続するための装置のことをいう。そして、切り離
されたイーサネットカードの故障診断を行い、故障があ
る場合は、修復または交換などの処置を行ったイーサネ
ットカードをコンピュータに接続し、故障がない場合
は、そのままイーサネットカードをコンピュータに接続
する。そして、正常なイーサネットカードを接続した後
に、そのイーサネットカードを動作可能な状態にする。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置の
第1の問題点は、故障診断中は、故障診断の対象となる
イーサネットカードが動作不可能な状態になるので、故
障診断対象のイーサネットカードを使用する通信処理が
不可能になるという点にある。 【0004】また、第2の問題点は、イーサネットカー
ドの切り離し、故障診断および接続をオペレータが手動
で行うので、オペレータの負担が大きいという点にあ
る。 【0005】本発明の目的は、故障診断中のイーサネッ
トカードが本来行うべき通信処理を、故障診断の間、他
のイーサネットカードが代わって行うことにより、ネッ
トワーク処理能力の低下を防止し、さらにこれらの制御
を自動的に行うことにより、オペレータの負担を軽減す
るネットワーク接続装置を提供することにある。 【0006】 【発明を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のイーサネットカードのネットワーク接続装
置は、複数のイーサネットカードが接続され、故障診断
を行う間、故障診断中のイーサネットカードが行うべき
通信処理を他のイーサネットカードが代わりに行うよう
に制御する。 【0007】また、本発明の他のネットワーク接続装置
は、前記複数のイーサネットカードのうち1枚のイーサ
ネットカードが、故障診断中のイーサネットカードのイ
ーサネットアドレスのコピーを保持するイーサネットア
ドレスレジスタを含み、前記イーサネットアドレスの値
のコピーを前記イーサネットアドレスレジスタに行うデ
バイス制御装置を含む。 【0008】また、本発明の他のネットワーク接続装置
はさらに、前記デバイス制御装置に対して故障診断を行
うべき旨の通知を行う割り込み制御装置を含む。 【0009】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記通知は一定時間毎に行われる。 【0010】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記割り込み制御装置はさらに、一定時間毎
にクロック信号を出力するクロック発生器と、前記クロ
ック発生器からの信号を入力し、一定時間毎に保持する
値を1つずつ増加させるカウントレジスタと、次に故障
診断を行うまでの時間を保持する割り込み値レジスタ
と、前記カウントレジスタが保持する値と前記割り込み
値レジスタが保持する値とを比較し、一致したときに割
り込みを発生する割り込み検出器と、前記割り込み検出
器からの割り込みが行われたときに、前記デバイス制御
装置に対して故障診断を行うべき旨の通知を行う割り込
み通知手段とを含む。 【0011】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記デバイス制御装置は、前記複数のイーサ
ネットカードに対応するIPアドレスをそれぞれ保持す
る複数のIPアドレスレジスタと、前記故障診断中のイ
ーサネットカードのIPアドレスを、前記故障診断中の
イーサネットカードの代わりに動作するイーサネットカ
ードに対応するIPアドレスレジスタにコピーするスロ
ット制御手段とを含む。 【0012】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記デバイス制御装置はさらに、前記複数の
IPアドレスレジスタの他に、前記複数のイーサネット
カードがそれぞれ接続されているかどうかを示す複数の
接続ビット含み、前記スロット制御手段はさらに、前記
IPアドレスレジスタと前記接続ビットとにより、前記
複数のイーサネットカードのうち、どのイーサネットカ
ードを使用してデータが出力されるかを決定する。 【0013】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記デバイス制御装置はさらに、前記複数の
イーサネットカードがそれぞれ通信処理を行っているか
どうかを示す転送中表示ビットを含み、前記スロット制
御手段はさらに、前記転送中表示ビットにより、前記複
数のイーサネットカードが切り離し可能かどうかを決定
する。 【0014】また、本発明の他のネットワーク接続装置
において、前記デバイス制御装置はさらに、前記複数の
イーサネットカードから出力されるデータまたは前記複
数のイーサネットカードに入力されるデータを格納する
データ格納メモリを含み、前記スロット制御手段はさら
に、前記データ格納メモリに格納されているデータが前
記出力されるデータの場合は、前記複数のIPアドレス
レジスタから、前記出力されるデータが使用するイーサ
ネットカードを決定し、前記データ格納メモリに格納さ
れているデータが前記入力されるデータの場合は、前記
複数のIPアドレスレジスタと前記データ格納メモリに
格納されたデータが持つIPアドレスとを比較し、一致
してなければ前記データを破棄する。 【0015】また、本発明のネットワーク接続装置の制
御方法において、故障診断対象のイーサネットカードの
IPアドレスを、前記故障診断対象のイーサネットカー
ドの代わりに動作する他のイーサネットカードに対応す
るIPアドレスレジスタにコピーし、前記故障診断対象
のイーサネットカードのイーサネットアドレスをイーサ
ネットアドレスレジスタにコピーし、前記故障診断対象
のイーサネットカードが切り離し可能かどうかを判定
し、この判定の結果、切り離し可能な場合は、前記故障
診断対象のイーサネットカードを切り離した後に前記他
のイーサネットカードを接続し、切り離し不可能な場合
は、切り離し可能になるまで待ち、前記故障診断対象の
イーサネットカードを故障診断する。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 【0017】図1を参照すると、本発明の実施の形態に
おけるネットワーク接続装置は、主記憶装置20と、演
算処理装置30と、システム制御装置40と、ハブ50
と、ネットワーク60と、バス70と、入出力制御装置
80と、デバイス制御装置100と、カードA200
と、カードB300と、カードC400と、カードD5
00とを含んで構成されている。また、カードD500
は、イーサネットアドレスレジスタ501を含んで構成
されている。入出力制御装置80と、主記憶装置20
と、演算処理装置30とはシステム制御装置40に接続
される。また、入出力制御装置80と、デバイス制御装
置100と、カードA200と、カードB300と、カ
ードC400と、カードD500とはバス70に接続さ
れる。さらに、カードA200と、カードB300と、
カードC400と、カードD500と、ネットワーク6
0とはハブ50に接続される。 【0018】図2を参照すると、本発明の入出力制御装
置80は、割り込み制御装置10を含んで構成され、割
り込み制御装置10は、クロック発生器11と、カウン
トレジスタ12と、割り込み値レジスタ13と、割り込
み検出器14と、割り込み通知ファームウェア15とを
含んで構成される。クロック発生器11はカウントレジ
スタ12に接続される。また、カウントレジスタ12と
割り込み値レジスタ13とは、それぞれ割り込み検出器
14と割り込み通知ファームウェア15とに接続され
る。さらに、割り込み検出器14は割り込み通知ファー
ムウェア15に接続される。 【0019】割り込み制御装置10は、割り込み値レジ
スタ13に設定された時間毎に、故障診断を行うべき旨
の指示を、割り込み通知ファームウェア15からデバイ
ス制御装置100に対して出す。クロック発生器11
は、例えば1秒ごとにクロック信号を出力する装置であ
り、カウントレジスタ12にこのクロック信号を出力す
る。カウントレジスタ12は、クロック発生器11から
のクロック信号を入力し、保持している値を例えば1秒
ごとにカウントアップする。また、カウントレジスタ1
2が保持している値は、故障診断を行うべき旨の割り込
み発生のたびに、割り込み通知ファームウェア15によ
り”0”に設定される。割り込み値レジスタ13は、故
障診断を行うまでの時間を保持するものであり、割り込
み通知ファームウェア15により任意に値が設定され
る。割り込み検出器14は、カウントレジスタ12の値
と割り込み値レジスタ13の値とを監視し、両者が一致
したときに、割り込み通知ファームウェア15に対して
割り込みを発生する。割り込み通知ファームウェア15
は、割り込み制御装置10全体の制御を行う。具体的に
は、割り込み検出器14からの割り込みが発生した場
合、デバイス制御装置100に対して、故障診断を行う
べき旨の指示を出す。また、割り込み通知ファームウェ
ア15は、カウントレジスタ12および割り込み値レジ
スタ13の値の設定を行う。 【0020】図1を参照すると、主記憶装置20は、ネ
ットワーク60に出力するデータおよびネットワーク6
0から入力されるデータを保持する。 【0021】演算処理装置30は、主記憶装置20とネ
ットワーク60間のデータ転送の転送要求を、システム
制御装置40を介して入出力制御装置80内の割り込み
制御装置10に対して出力する。 【0022】システム制御装置40は、入出力制御装置
80と、主記憶装置20と、演算処理装置30とに接続
され、入出力制御装置80内の割り込み制御装置10と
主記憶装置20との間のデータの受け渡しを行う。 【0023】ハブ50は、カードA200、カードB3
00、カードC400およびカードD500からネット
ワーク60へ出力するデータを一つにまとめ、ネットワ
ーク60から入力されるデータをカードA200、カー
ドB300、カードC400およびカードD500に分
配する。 【0024】ネットワーク60は、ローカルエリアネッ
トワーク等で本発明のネットワーク接続装置と接続され
る外部のネットワークである。 【0025】バス70は、入出力制御装置80と、デバ
イス制御装置100と、カードA200と、カードB3
00と、カードC400と、カードD500とに接続さ
れ、これらの装置間でデータの授受を行う。 【0026】図3を参照すると、本発明のデバイス制御
装置100は、スロットテーブル110と、転送中表示
レジスタ120と、データ格納メモリ130と、スロッ
ト制御ファームウェア140とを含んで構成される。ま
た、スロットテーブル110は、IPアドレスレジスタ
A111と、IPアドレスレジスタB112と、IPア
ドレスレジスタC113と、IPアドレスレジスタD1
14と、接続ビットA115と、接続ビットB116
と、接続ビットC117と、接続ビットD118とを含
んで構成される。スロットテーブル110と、転送中表
示レジスタ120と、データ格納メモリ130とはスロ
ット制御ファームウェア140に接続される。また、ス
ロット制御ファームウェア140とデータ格納メモリ1
30とはバス70に接続される。なお、IPアドレスの
IPとは、インターネットプロトコルの略称であり、イ
ンターネットで標準となっているデータをやり取りする
ための手順である。また、IPアドレスとは、インター
ネット上に接続されているネットワークインターフェイ
スカードを識別するために振り当てられた情報をいう。 【0027】デバイス制御装置100は、割り込み制御
装置10の指示により、各イーサネットカードの切り離
し、故障診断および接続を行う。スロットテーブル11
0は、スロット制御ファームウェア140の指示によ
り、各IPアドレスレジスタ111から114および各
接続ビット115から118の値の設定と出力とを行
う。IPアドレスレジスタA111はカードA200の
IPアドレスを、IPアドレスレジスタB112はカー
ドB300のIPアドレスを、IPアドレスレジスタC
113はカードC400のIPアドレスをそれぞれ保持
する。また、IPアドレスレジスタD114には故障診
断の対象となるイーサネットカードのIPアドレスがコ
ピーされる。接続ビットA115はカードA200が接
続されているときには”1”を、切り離されているとき
には”0”を保持する。接続ビットB116、接続ビッ
トC117および接続ビットD118についても接続ビ
ットA115と同様に、対応するカードの接続の有無を
保持する。 【0028】図4を参照すると、転送中表示レジスタ1
20は、イーサネットカードの数と同じ数のビット数
(上述の例では4ビット)を持ち、各イーサネットカー
ドが通信処理を行っているかどうかを示す。転送中表示
ビット1201は、カードAが通信処理中の場合は”
1”を、そうでない場合は、”0”を保持するビットで
ある。また、転送中表示ビット1202はカードBに、
転送中表示ビット1203はカードCに、転送中表示ビ
ット1204はカードDにそれぞれ対応したものであ
る。 【0029】図3を参照すると、データ格納メモリ13
0は、ネットワーク60へ出力するデータおよびネット
ワーク60から入力されるデータを一時格納する。スロ
ット制御ファームウェア140は、各IPアドレスレジ
スタ111から114および接続ビット115から11
8の値の設定を行う。また、スロット制御ファームウェ
ア140は、転送中表示レジスタ120の各転送中表示
ビット1201から1204の値の設定を行う。さら
に、スロット制御ファームウェア140は、各IPアド
レスレジスタ111から114および接続ビット115
から118と、転送中表示レジスタ120とにより、デ
ータ格納メモリ130に格納されたデータの入出力の制
御を行う。 【0030】図1を参照すると、カードA200、カー
ドB300およびカードC400は、再設定不可能なイ
ーサネットアドレスを持つイーサネットカードであり、
ハブ50とバス70とに接続される。また、カードD5
00は、任意にイーサネットアドレスを設定できるイー
サネットアドレスレジスタ501を含むイーサネットカ
ードであり、ハブ50とバス70との間に接続される。
このカードD500は、他のカードAからCが故障診断
中のときに、故障診断中のカードの代わりに通信処理を
行うために使用される。ここで、イーサネットアドレス
は、データの送り先を示す情報であり、OSI参照モデ
ルのデータリンク層で用いられるアドレスである。一
方、IPアドレスも、同様にデータの送り先を示す情報
であるが、OSI参照モデルのネットワーク層で用いら
れるアドレスである。一般に、データが持つIPアドレ
スおよびイーサネットアドレスとイーサネットカードの
IPアドレスおよびイーサネットアドレスとの両者が一
致するイーサネットカードを使用して通信が行われる。 【0031】次に、本実施の形態の動作を、図面を参照
して説明する。ここで、本実施の形態では、図8に示さ
れるように、カードA200は、AAA.AAA.AA
A.AAAのIPアドレスとAA:AA:AA:AAの
イーサネットアドレスとを持ち、カードB300は、B
BB.BBB.BBB.BBBのIPアドレスとBB:
BB:BB:BBというイーサネットアドレスとを持
ち、カードC400は、CCC.CCC.CCC.CC
CのIPアドレスとCC:CC:CC:CCのイーサネ
ットアドレスとを持つこととする。また、カードD50
0は、システム起動時には、IPアドレスおよびイーサ
ネットアドレスを持たないこととする。 【0032】図1から図3および図5を参照すると、最
初に、スロット制御ファームウェア140は、各カード
の代わりに使用されるカードD500の故障診断を行う
ために、カードD500をシステムから切り離した状態
にする(ステップS10)。このとき、接続ビットD1
18を”0”に設定する。このときのデバイス制御装置
100、カードA200、カードB300、カードC4
00およびカードD500の状態を図8に示す。 【0033】図1から図3および図5を参照すると、ス
ロット制御ファームウェア140は、カードDが切り離
された状態であることを、接続ビットD118により確
認した後に、カードD500の故障診断を行う(ステッ
プS20)。故障診断の結果(ステップS30)、異常
がある場合には、修復または交換などの処置を行い(ス
テップS130)、処理を終了する。異常がない場合に
は、各イーサネットカード200から400の故障診断
処理(ステップS40)を行う。 【0034】次に、図1から図3および図6を参照し
て、本発明の故障診断処理(図5のS40)を説明す
る。 【0035】まず、スロット制御ファームウェア140
は、カードA200のIPアドレスをデバイス制御装置
100のIPアドレスレジスタD114にコピーし(ス
テップS41)、カードA200のイーサネットアドレ
スをカードD500のイーサネットアドレスレジスタ5
01にコピーする(ステップS42)。これにより、カ
ードD500にカードA200と同じIPアドレスおよ
びイーサネットアドレスが設定されたことになり、カー
ドA200の通信処理をカードD500が代わりに行う
ことができる。 【0036】次に、スロット制御ファームウェア140
は、故障診断の対象となるカードA200が切り離し可
能かどうかを判定する(ステップS43)。このとき、
スロット制御ファームウェア140は、転送中表示ビッ
ト1201を確認する。転送中表示ビット1201が”
0”であるならば、カードA200は転送処理を行って
いない状態であるので、カードA200が切り離し可能
であることが確認できる。一方、”1”であるならば、
カードA200は転送処理を行っている状態なので、”
0”になるまで切り離しを行わない。次に、スロット制
御ファームウェア140は、カードA200を切り離さ
れた状態にし(ステップS44)、接続ビットA115
を”0”にする。そして、スロット制御ファームウェア
140は、カードD500を接続された状態にし(ステ
ップS45)、接続ビットD118を”1”にする。カ
ードA200の切り離しおよびカードD500の接続が
終了したら、切り離された状態のカードA200の故障
診断を行う(ステップS46)。 【0037】ここで、カードA200の故障診断を行っ
ている間に、カードA200のIPアドレスおよびイー
サネットアドレスを指定する通信処理は、カードA20
0の代わりに、カードA200と同じIPアドレスおよ
びイーサネットアドレスを持つカードD500を介して
行われる。このときのデバイス制御装置100、カード
A200、カードB300、カードC400およびカー
ドD500の状態を図9に示す。 【0038】カードA200の故障診断を行っている間
に、主記憶装置20からネットワーク60へ、IPアド
レスがAAA.AAA.AAA.AAAであり、イーサ
ネットアドレスがAA:AA:AA:AAであるデータ
の出力要求がされた場合、出力データはバス70を介し
てデバイス制御装置100のデータ格納メモリ130に
格納される。次に、スロット制御ファームウェア140
は、データ格納メモリ130に格納された出力データが
保持するIPアドレスとスロットテーブル110の各I
Pアドレス111から114とを比較し、接続ビット1
15から118とを確認する。このとき、AAA.AA
A.AAA.AAAのIPアドレスを持つカードA20
0は、故障診断中なので、接続ビットが”0”である。
従って、カードA200を使用した通信処理は行えない
が、カードD500が、AAA.AAA.AAA.AA
AのIPアドレスを持ち、接続ビットが”1”であるの
で、カードD500を使用して通信処理を行うことがで
きる。次に、スロット制御ファームウェア140は、デ
ータ格納メモリ130に格納された出力データを、カー
ドD500を使用して出力するように制御する。これに
より、カードD500を使用してデータの出力が行われ
る。 【0039】一方、カードA200の故障診断を行って
いる間に、ネットワーク60から主記憶装置20へ、I
PアドレスがAAA.AAA.AAA.AAAであり、
イーサネットアドレスがAA:AA:AA:AAである
データの入力要求がされた場合、イーサネットアドレス
がAA:AA:AA:AAであるイーサネットカードが
使用される。このとき、カードA200は接続されてい
ない状態なので、カードA200を使用した通信処理は
行えないが、カードD500もイーサネットアドレスが
AA:AA:AA:AAであるので、カードD500に
データが入力される。次に、入力されたデータはバス7
0を介してデバイス制御装置100のデータ格納メモリ
130に格納される。スロット制御ファームウェア14
0は、データ格納メモリ130に格納された入力データ
が保持するIPアドレスとIPアドレスレジスタD11
4が保持するIPアドレスとが一致しているかどうかを
確認する。このとき、IPアドレスレジスタD114に
はAAA.AAA.AAA.AAAのIPアドレスが格
納されているので、一致する。これにより、スロット制
御ファームウェア140は、データ格納メモリ130に
格納された入力データを、バス70を介して主記憶装置
20に出力するように制御する。もし、IPアドレスが
一致しない場合は、入力データの破棄が行われる。な
お、入力データが破棄された場合、再送処理が行われる
ことはない。 【0040】図1から図3および図5を参照すると、ス
ロット制御ファームウェア140は、故障診断の結果
(ステップS50)、異常がある場合には、交換または
修復などの処置を行い(ステップS130)、処理を終
了する。異常がない場合には、故障診断処理を終了し、
カードA200を元に戻す復元処理を行う(ステップS
60)。 【0041】図1から図3および図7を参照すると、ス
ロット制御ファームウェア140は、復元処理を行う際
には、カードD500が切り離し可能かどうかを判定す
る(ステップS61)。このとき、スロット制御ファー
ムウェア140は、転送中表示ビット1204を確認す
る。転送表示ビット1204が”0”であるならば、カ
ードD500は通信処理を行っていない状態であるの
で、カードD500が切り離し可能であることが確認で
きる。一方、”1”であるならば、カードD500は転
送処理を行っている状態なので、”0”になるまで切り
離しを行わない。その後、スロット制御ファームウェア
140は、カードD500を切り離された状態にし(ス
テップS62)、接続ビット118を”0”にする。ま
た、スロット制御ファームウェア140は、カードA2
00を接続された状態にし(ステップS63)、接続ビ
ット114を”1”にする。以上により、カードA20
0の故障診断が終了したことになる。このときのデバイ
ス制御装置100、カードA200、カードB300、
カードC400およびカードD500の状態を図10に
示す。 【0042】図1から図3および図5を参照すると、本
発明では、以上の動作を、全てのカードに対して行った
かどうかを判定し(ステップS70)、故障診断を行っ
ていないカードがあれば、そのカードの故障診断を行う
(ステップS40)。全てのカードの故障診断処理が終
了したら、次に故障診断を行う時間を割り込み値レジス
タ13に設定し(ステップS80)、カウントレジスタ
12のカウントアップを開始する(ステップS90)。 【0043】割り込み検出器14は、次に故障診断を行
うために、カウントレジスタ12の値と割り込み値レジ
スタ13の値とが等しくなったかどうかを監視し(ステ
ップS100)、等しくなると、その旨を割り込み通知
ファームウェア15に報告する。この報告を受けた割り
込み通知ファームウェア15は、故障診断を行うための
割り込みを発生する。カウントレジスタ12と割り込み
値レジスタ13の値とが等しくない場合は、割り込みは
発生せず、カウントレジスタ12がカウントアップされ
る。 【0044】割り込みが発生すると、割り込み通知ファ
ームウェア15は、各カード200から500の故障診
断を行うために、カウントレジスタ12のカウントアッ
プを停止させ(ステップS110)、カウントレジスタ
12を”0”に設定する(ステップS120)。そし
て、カードDの故障診断を行い(ステップS20)、カ
ードAからCの故障診断処理を行う(ステップS44
0)。 【0045】以上の動作を、割り込みが発生するたびに
繰り返す。 【0046】なお、本実施の形態において、イーサネッ
トカードの数が4枚の場合を説明したが、これに限定さ
れるものではない。また、これに伴い、IPアドレスレ
ジスタおよび接続ビットの数、そして転送中表示レジス
タのビット数もこれに限定されるものではない。 【0047】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イーサネットカードの故障診断を行うときに、故障診断
中のイーサネットカードの代わりに、他のイーサネット
カードが通信処理を行うように制御するので、ネットワ
ーク処理能力が落ちることはない。 【0048】また、割り込み制御装置およびデバイス制
御装置が自動的にイーサネットカードの切り離し、故障
診断および接続を行うので、オペレータの負担を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態におけるネットワーク接続
装置の構成図である。 【図2】本発明の実施の形態における入出力制御装置の
構成図である。 【図3】本発明の実施の形態におけるデバイス制御装置
の構成図である。 【図4】本発明の実施の形態における動作の流れを示す
フローチャートである。 【図5】本発明の実施の形態における動作の流れを示す
フローチャートである。 【図6】本発明の実施の形態における動作の流れを示す
フローチャートである。 【図7】本発明の実施の形態における動作の流れを示す
フローチャートである。 【図8】本発明の実施の形態における初期状態のデバイ
ス制御装置および各カードの状態を表す図である。 【図9】本発明の実施の形態における故障診断時のデバ
イス制御装置および各カードの状態を表す図である。 【図10】本発明の実施の形態における復元処理後のデ
バイス制御装置および各カードの状態を表す図である。 【符号の説明】 10 割り込み制御装置 11 クロック発生器 12 カウントレジスタ 13 割り込み値レジスタ 14 割り込み検出器 15 割り込み通知ファームウェア 20 主記憶装置 30 演算処理装置 40 システム制御装置 50 ハブ 60 ネットワーク 70 バス 80 入出力制御装置 100 デバイス制御装置 110 スロットテーブル 111 IPアドレスレジスタA 112 IPアドレスレジスタB 113 IPアドレスレジスタC 114 IPアドレスレジスタD 115 接続ビットA 116 接続ビットB 117 接続ビットC 118 接続ビットD 120 転送中表示レジスタ 130 データ格納メモリ 140 スロット制御ファームウェア 200 カードA200 300 カードB300 400 カードC400 500 カードD500 501 イーサネットアドレスレジスタ 1201 転送中表示ビット 1202 転送中表示ビット 1203 転送中表示ビット 1204 転送中表示ビット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のイーサネットカードが接続される
    ネットワーク接続装置において、 前記複数のイーサネットカードのうち1枚のイーサネッ
    トカードが、故障診断中のイーサネットカードのイーサ
    ネットアドレスのコピーを保持するイーサネットアドレ
    スレジスタと、 前記イーサネットアドレスの値のコピーを前記イーサネ
    ットアドレスレジスタに行うデバイス制御装置とを含
    み、 このデバイス制御装置は、前記複数のイーサネットカー
    ドに対応するIPアドレスをそれぞれ保持する複数のI
    Pアドレスレジスタと、前記故障診断中のイーサネット
    カードのIPアドレスを、前記故障診断中のイーサネッ
    トカードの代わりに動作するイーサネットカードに対応
    するIPアドレスレジスタにコピーするスロット制御手
    段と、 前記複数のイーサネットカードから出力されるデ
    ータまたは前記複数のイーサネットカードに入力される
    データを格納するデータ格納メモリを含み、 前記スロット制御手段はさらに、前記データ格納メモリ
    に格納されているデータが前記複数のイーサネットカー
    ドから出力されるデータの場合は、前記複数のIPアド
    レスレジスタから出力されるデータが使用するイーサネ
    ットカードを決定し、前記データ格納メモリに格納され
    ているデータが前記複数のイーサネットカードに入力さ
    れるデータの場合は、前記複数のIPアドレスレジスタ
    と前記データ格納メモリに格納されたデータが持つIP
    アドレスとを比較し、一致してなければ前記データを破
    棄することを特徴とすネットワーク接続装置。
JP2000082624A 2000-03-23 2000-03-23 ネットワーク接続装置およびその制御方法 Expired - Fee Related JP3427813B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082624A JP3427813B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ネットワーク接続装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082624A JP3427813B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ネットワーク接続装置およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001274800A JP2001274800A (ja) 2001-10-05
JP3427813B2 true JP3427813B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=18599406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000082624A Expired - Fee Related JP3427813B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 ネットワーク接続装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3427813B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001274800A (ja) 2001-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102932444B (zh) 金融实时交易系统中的负载均衡模块
US20030101367A1 (en) Critical adapter local error handling
JPH086910A (ja) クラスタ型計算機システム
CN107508694A (zh) 一种集群内的节点管理方法及节点设备
EP3618350A1 (en) Protection switching method, device and system
JP4964666B2 (ja) 冗長化された通信経路を切り替える計算機、プログラム及び方法
JP2773424B2 (ja) ネットワークシステムおよび接続コンピュータ切替え方法
JP3427813B2 (ja) ネットワーク接続装置およびその制御方法
JP3402733B2 (ja) 伝送装置の制御システム
JP6134720B2 (ja) 接続方法
JP4806382B2 (ja) 冗長化システム
JP5104773B2 (ja) データ転送システム、データ転送装置およびデータ転送方法
CN109508261A (zh) 一种基于大数据的电网数据节点备份方法及备份系统
Cisco
Cisco ARAP to CT3
Cisco FIB through MICA messages
CN109491236B (zh) 用于运行高可用性的自动化系统的方法
JP4026606B2 (ja) 無停電電源装置管理システム
CN111984376B (zh) 协议处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JP4946824B2 (ja) 監視装置
JP4137450B2 (ja) バックアップデータにより処理継続可能なデータ処理装置
JP3246409B2 (ja) 障害監視方式
Srivastava Redundancy management for network devices
KR100269264B1 (ko) 워크스테이션실장블럭의동작수행감시및복구방법
JP4588266B2 (ja) Lanインタフェース通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030408

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees