JP3425969B2 - Nc装置における位置決め方法 - Google Patents

Nc装置における位置決め方法

Info

Publication number
JP3425969B2
JP3425969B2 JP14958492A JP14958492A JP3425969B2 JP 3425969 B2 JP3425969 B2 JP 3425969B2 JP 14958492 A JP14958492 A JP 14958492A JP 14958492 A JP14958492 A JP 14958492A JP 3425969 B2 JP3425969 B2 JP 3425969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movement amount
positioning
stop
external signal
positioning method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14958492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05341824A (ja
Inventor
勝博 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP14958492A priority Critical patent/JP3425969B2/ja
Publication of JPH05341824A publication Critical patent/JPH05341824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3425969B2 publication Critical patent/JP3425969B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、NC装置における位置
決め方法に関し、特に産業機械分野に利用され、ワーク
フィーダ(ワークを載せたコンベアでワークを一定長に
切断して工作機械に供給する装置)の位置決め等に適用
されるNC装置における位置決め方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術によるNC装置における位置決
め方法において、位置決め中に位置決め駆動軸の所定位
置を外部信号で検出し、その所定位置から位置決め軸を
所定量だけ移動させて停止する場合、通常NC装置によ
りその所定位置まで制御し、その所定位置を外部信号で
検知した後はリレーシーケンス回路、またはPC(プロ
グラマブル・コントローラ)により所定量だけ移動させ
て停止させていた。この場合停止精度が不十分であり、
停止精度が要求される位置決めにおいてはNC装置によ
るNC制御を続行して位置決めを実行することが望まれ
る。このような位置決めの具体例を以下に説明する。 【0003】図3はワークフィーダの説明図である。図
中、参照番号1はコンベアを示し、このコンベア1は図
示しないモータにより駆動される。コンベア1上に載せ
られたワーク2は、図の矢で示すように右方向に移動し
ワーク2の先端がコンベア1とコンベア1’の中間位置
の下方にあるセンサ3により検出されると、その検出信
号がNC装置4に伝えられ所定距離だけ移動して停止
し、図示しない切断機のカッタ5により切断される。切
断後、切断されたワーク2’はコンベア1’によりさら
に右方向に移動し搬送される。またワーク2は再びコン
ベア1により右方向に移動し、前記同様の動作が繰り返
され次々と一定の長さに切断されワーク2’となって右
方向へ搬送される。次に、前述のような停止精度が要求
されるワークフィーダの位置決めを実行するNC装置に
ついて説明する。 【0004】図4は従来技術によるワークフィーダの位
置決め方法の処理の流れ図である。図中Sに続く数字は
ステップ番号を示す。図を説明するに際し、前記NC装
置を実現するスキップ機能を用いたNCプログラムを以
下に記す。 N1 G31 G91X99999.999 F100
0 N2 G01 X100.0 N3 M10 N4 M99 【0005】上記NCプログラムの最初のシーケンス番
号N1にスキップ機能が記述されている。このスキップ
機能はG31につづく移動指令でG01の場合と同様に
直線補間が指令できる。この指令の途中に外部よりスキ
ップ信号が入力されると、この指令の残りを中止して次
のブロックを実行する。またG31はワンショット指令
でそのブロックでのみ有効である。この例においては次
のブロックはG91でインクリメンタル指令であるか
ら、スキップ信号によって中断された位置からインクリ
メンタルに動作する。すなわち、前述のセンサ3のワー
ク1を検出した信号によるスキップ指令が入力されるま
でX軸方向の99999.999mmの位置に向かって送
り速度1000mm/min で直線補間の前処理を実行する
(ステップS41)。すなわち、補間指令から移動量を
計算し、さらにサンプリング周期毎の移動量を計算す
る。次に、8msecのサンプリング周期毎にX軸を駆動す
る駆動制御装置にパルス実行分配指令を入力する(ステ
ップS42)。次に、スキップ信号を監視しスキップ信
号として前述のセンサ3による検知信号がNC装置4に
入力されるか否かを判別し、スキップ信号が来なければ
ステップS42に戻り、スキップ信号が来たらステップ
S44に進む(ステップS43)。 【0006】次に、シーケンス番号N2の直線補間G0
1の前処理およびパルス実行分配を実行し、X軸方向に
100mm移動開始する(ステップS44)。この直線補
間によりセンサ3により検知した位置から移動したい所
望の距離だけ移動する。所望の距離、ここでは100mm
移動した後、シーケンス番号N3のM10の指令により
切断機のカッタ5を作動し(ステップS45)、シーケ
ンス番号N4のM99の指令でプログラムの先頭番地、
すなわちステップS41に戻り(ステップS46)、再
度同一サイクルを繰り返す。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
によるNC装置における位置決め方法は、移動指令のブ
ロックが前述のN1とN2の2つに別れ、2つのブロッ
ク間でスキップ指令後シーケンス番号N2を実行する前
処理に要する時間だけ、システムによるが16msec〜3
2msecの時間だけ一度送りが停止してしまい、この停止
時間によりサイクルタイムが遅れるという問題がある。
さらに、センサ等の外部信号が入力された時点ではサー
ボの追従偏差量が残っているが、この偏差量を考慮して
いないため、その分だけ送り量が多くなり外部信号が入
力されてから停止までの距離が長くなってしまうという
問題がある。この追従偏差量はNCからの指令に対する
機械の追従の遅れ量を表し、サーボモータはこの追従偏
差量に比例した速度で回転する。なお、この追従偏差量
は各モータおよびモータの負荷によって異なり、ワーク
フィーダの例におけるこの追従偏差量はコンベアモータ
の負荷としてのワークの重さによって異なる。 【0008】本発明は上述の問題点に鑑み、一方では移
動指令のブロックを1つとしたことにより前処理に要す
る時間を1ブロック削除し、すなわち2つのブロック間
で送りが一時停止する問題を解決し、したがってサイク
ルで動作する機械のサイクルタイムを短縮でき、他方で
は停止信号が入力された時点でのサーボの追従偏差量を
考慮してその分だけ停止距離を長くすることなく停止精
度を向上させたNC装置における位置決め方法を提供す
ることを目的とするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のNC装置における位置決め方法は、与えられた指令
数値に基づき補間を行ってサーボモータを駆動すると共
に、前記指令数値から前記補間による移動量を減算した
残移動量を監視して対象物の位置決めを行い、位置決め
動作中に外部信号を受けたときには、前記対象物をその
時点における位置から所定移動量だけ進行した位置に停
止させるNC装置における位置決め方法において、前記
所定移動量を予め停止移動量として設定し、前記外部信
号を監視し、前記外部信号が前記NC装置に入力された
時点における前記サーボモータを含むサーボの追従偏差
量を前記停止移動量から減算して得られた移動量を前記
残移動量として前記対象物の移動を続行させる停止制御
を行うことを特徴とする。 【0010】 【作用】本発明のNC装置における位置決め方法は、位
置決め中に外部信号を受け、その外部信号を受けた時の
位置決め中の位置から所定移動量だけ位置決めを続行す
るNC装置における位置決めを1ブロックの直線補間指
令にて実行し、その直線補間指令中に外部信号が入力さ
れると、予め停止移動量として設定した所定移動量から
外部信号入力時の追従偏差量を減算した値を移動量に置
き換え直線補間を続行するので、1ブロック分の前処理
を省略し、かつ高精度で位置決めする。 【0011】 【実施例】図1は本発明による位置決め方法の基本処理
の流れ図である。本発明の実施例に係るNC装置におけ
る位置決め方法は、位置決め中に外部信号を受け、その
外部信号を受けた時の前記位置決め中の位置から所定移
動量だけ前記位置決めを続行するNC装置における位置
決め方法において、前記位置決めを実行する駆動軸の駆
動方向における極値を予め直線補間の指令数値とし、外
部信号が前記NC装置に入力されてから停止するまでの
所定の停止移動量を予め設定する第1段階と、第1段階
で指令した直線補間を実行中、所定サンプリング周期毎
に移動した移動量を前記直線補間の指令数値から減算し
て得られた残移動量を監視し、その残移動量が0のとき
は前記第1段階に戻り、その残移動量が0でないときは
第3段階に進む第2段階と、所定サンプリング周期毎に
前記外部信号を監視し、その外部信号が入力されるまで
前記第2段階に戻り、前記外部信号が入力された時点に
おける追従偏差量を前記停止移動量から減算して得られ
た移動量を前記残移動量と置換し、その置換した残移動
量だけ移動して停止する第3段階と、から構成される。
図2は本発明によるワークフィーダの位置決め方法の処
理の流れ図である。図中Sに続く数字はステップ番号を
示す。図を説明するに際しNCプログラムを以下に記
す。 N11 G01X99999.999 F1000 N12 M10 N13 M99 【0012】第1段階において、上記NCプログラムの
最初のシーケンス番号N11に直線補間指令を記述し、
外部信号、すなわち停止信号が入力されてから移動する
距離である停止移動量を予め設定する。第2段階におい
て、X軸方向の99999.999mmに向かって送り速
度1000mm/minで直線補間する前処理を実行し(ス
テップS21)、8msecのサンプリング周期毎にX軸を
駆動する駆動制御装置にパルス実行配分し、すなわち8
msecのサンプリング周期毎の補間移動量をサーボ駆動制
御装置に出力しサーボモータを駆動し(ステップS2
2)、残移動量、すなわちこの例では99999.99
9mmから8msecのサンプリング周期毎に直線補間で移動
した移動量を減算した移動量が0となったか否かを判別
する(ステップS23)。 【0013】第3段階において、ステップS23でノー
のときは停止信号が入力されたか否かを判別し(ステッ
プS24)、ステップS24で停止信号が来なければス
テップS22に戻り、停止信号が来たときは残移動量を
予め設定した停止移動量からその時の移動中の追従偏差
量を減算した値に置き換え、ステップS22に戻る(ス
テップS25)。 【0014】一方、ステップS23でイエスのときは、
シーケンスN12のM10の指令により切断機のカッタ
5を作動し(ステップS26)、シーケンス番号N13
のM99の指令でプログラムの先頭番地、すなわちステ
ップS21に戻り(ステップS27)、再度同一サイク
ルを繰り返す。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のNC装置
における位置決め方法によれば、位置決め中に外部から
停止信号を受け、その停止信号の発生時の位置から所定
距離だけ移動して停止する位置決めを無駄時間なく実行
し、サイクルで動作する機械のサイクルタイムを減少
し、かつ高精度の位置決めを実現できる。さらに、停止
信号検出点からの移動距離の設定も容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による位置決め方法の基本処理の流れ図
である。 【図2】本発明によるワークフィーダの位置決め方法の
処理の流れ図である。 【図3】ワークフィーダの説明図である。 【図4】従来技術によるワークフィーダの位置決め方法
の処理の流れ図である。 【符号の説明】 1、1’…コンベア 2、2’…ワーク 3…センサ 4…NC装置 5…カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B23Q 15/00 - 15/28 G05D 3/00 - 3/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 与えられた指令数値に基づき補間を行っ
    てサーボモータを駆動すると共に、前記指令数値から前
    記補間による移動量を減算した残移動量を監視して対象
    物の位置決めを行い、位置決め動作中に外部信号を受け
    たときには、前記対象物をその時点における位置から所
    定移動量だけ進行した位置に停止させるNC装置におけ
    る位置決め方法において、 前記所定移動量を予め停止移動量として設定し、 前記外部信号を監視し、前記外部信号が前記NC装置に
    入力された時点における前記サーボモータを含むサーボ
    の追従偏差量を前記停止移動量から減算して得られた移
    動量を前記残移動量として前記対象物の移動を続行させ
    停止制御を行うことを特徴とするNC装置における位
    置決め方法。
JP14958492A 1992-06-09 1992-06-09 Nc装置における位置決め方法 Expired - Fee Related JP3425969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14958492A JP3425969B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 Nc装置における位置決め方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14958492A JP3425969B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 Nc装置における位置決め方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05341824A JPH05341824A (ja) 1993-12-24
JP3425969B2 true JP3425969B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=15478398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14958492A Expired - Fee Related JP3425969B2 (ja) 1992-06-09 1992-06-09 Nc装置における位置決め方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3425969B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05341824A (ja) 1993-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7657356B2 (en) Controller
JP4221016B2 (ja) 干渉チェックを行う数値制御装置
JP4374045B2 (ja) プログラム再開機能を備えた数値制御装置
EP0397887B1 (en) Method of correcting machining program
US5986422A (en) Control mode changing over method for servo control system
JP2007245247A (ja) プログラム確認機能を有する機械
JP3413954B2 (ja) モーションコントローラ
JP2007172068A (ja) 数値制御装置
KR0132901B1 (ko) 수치 제어 장치
JP3425969B2 (ja) Nc装置における位置決め方法
US10048677B2 (en) Numerical controller that shortens cycle time of machining program
EP0394472B1 (en) Reference point return system
JPH02275505A (ja) リファレンス点復帰方式
JP6464135B2 (ja) 数値制御装置
KR970009980A (ko) 공작 기계의 작업 영역 제어방법
WO1992009018A1 (en) Method for executing auxiliary function in numerical control equipment
JPH07266190A (ja) 数値制御装置
JP3242190B2 (ja) 数値制御装置
JPH03178752A (ja) 工具負荷監視制御方法
JP2831700B2 (ja) パルスモータの手動操作制御装置
CN109308050B (zh) 数值控制装置
US10739753B2 (en) Numerical controller having reduced waiting time for interference avoidance
JP2807491B2 (ja) 数値制御装置
WO2022244072A1 (ja) 数値制御装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2712172B2 (ja) サーボモータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080509

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees