JP3425845B2 - 光情報記録媒体の記録再生用光学系および対物レンズ - Google Patents

光情報記録媒体の記録再生用光学系および対物レンズ

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JP3425845B2
JP3425845B2 JP29785596A JP29785596A JP3425845B2 JP 3425845 B2 JP3425845 B2 JP 3425845B2 JP 29785596 A JP29785596 A JP 29785596A JP 29785596 A JP29785596 A JP 29785596A JP 3425845 B2 JP3425845 B2 JP 3425845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光などの光ビ
ームを光情報記録媒体上に集光し、光情報を記録または
再生する記録再生用光学系および該光学系に用いる対物
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の情報記録媒体への記録再
生装置に用いられる記録再生用光学系(本明細書におい
ては、記録のみ行う光学系、再生のみ行う光学系および
記録と再生の両方を行う光学系を記録再生用光学系とい
う。)は、近年、光ディスク等の情報記録媒体への記録
再生の高密度化に対応させるため、対物レンズで集光さ
せる光スポットを小さくする必要が生じている。そのた
め、開口数(NA)の大きな対物レンズ(例えばNA
0.6)が求められている。また、基板厚0.6mmの
高密度ディスク(DVD等)が実用化され、基板厚1.
2mmの従来のディスク(CD、CD−ROM等)のど
ちらにも対応できる光学系が求められている。この様に
NAが大きい場合、集光光束中に置かれる基板の厚みが
所定の厚みからずれると大きな球面収差を発生させる。
NA0.60、倍率が−1/12の対物レンズにおい
て、レーザー光源から出射されるレーザー光の波長63
5nm、基板厚み0.6mm、基板屈折率1.58の条
件で最適化されているとき、基板の厚みを変えると、
0.01mmずれる毎に0.01λrms程度、収差が
増大する。従って、基板厚みが±0.07mmずれると
0.07λrmsの収差となり、読み取りが正常に行え
る目安となるマレシャルの限界値に達してしまう。
【0003】このため、光学系の配置を変更して対物レ
ンズの倍率を変化させ、球面収差を補正する方法が各種
提案されている。これらの方法としては、 光源やコリメータを含む光源からの発散光の発散角を
変換するレンズを移動して、対物レンズ単体の倍率を変
える方法(図25) 対物レンズの光源側に補正レンズを着脱して、対物レ
ンズ単体の倍率を変える方法(図26) 対物レンズより光源側にホログラムを置き、ホログラ
ムから射出された1次回折光束を用いた発散角変換によ
り、対物レンズ単体の倍率を変える方法(図27) 対物レンズの少なくとも1面がホログラム面を有し、
ホログラムから射出された1次回折光束を用いた発散角
変換により、対物レンズ単体の倍率を変える方法 波長の異なる2光源を有し、2つの光源を切り換える
ことにより対物レンズの倍率を変える方法(図28) なお、この方法を採用した場合、切り換えに伴う球面収
差の発生を、2つの光源から対物レンズまでの光路長を
変化させることによって補正することも出来る。等があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
で考慮されているのは、球面収差、すなわち軸上のスポ
ットについてであり、軸外特性は考慮されていない。情
報の記録再生のみを考慮すれば、軸上特性を良好に維持
できれば良いが、多分割受光素子を用いたトラッキング
においては、光軸外の受光特性が問題となり、また、製
作誤差等により対物レンズに傾きが生じれば、そのティ
ルト特性が問題となる。第一の倍率で球面収差および正
弦条件を最良に補正した対物レンズの1例について、像
高およびレンズティルトによる特性の変化を示す。この
対物レンズは f=3.360755 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.60 透明基板厚みt1=0.6 第二の倍率m2=−0.055 NA2:0.38 透明基板厚みt2=1.2 の仕様による設計であり、その球面収差および正弦条件
の収差図を図29に、像高特性を図30に、またレンズ
ティルト特性を図31に示す。図30における第二の倍
率における特例の劣化は、主として、図29に見られる
正弦条件が満足されないための影響である。本発明は、
一つの光ピックアップで異なる基板厚を有する光ディス
クの記録再生を可能とすると共に、その倍率変化の際、
各々の対物レンズ横倍率で、軸外特性(像高特性)、テ
ィルト特性を考慮に入れた収差補正を行い、対物レンズ
の横倍率を変化させても、軸外特性のバランスを取るこ
とにより、その性能を維持することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明の記録再生用光学
系は、光源、特にレーザー光源、該光源からの光束を光
情報記録媒体の透明基板を介して情報記録面上に集光す
る対物レンズ、上記光情報記録媒体の透明基板の厚みに
応じて、上記対物レンズ単体の横倍率を第一の横倍率m
1と第二の横倍率m2(m1>m2)とに相互に変更する手
段を含む光学系において、上記対物レンズについての上
記第一の横倍率m1におけるNA2に対応する光線の正弦
条件不満足量SC(m1:NA2) SC(m1:NA2)=d2・cos(u2)/NA2−(1−
1)・f が以下の条件を満足することを特徴とする。 0.06≧SC(m1:NA2)/f≧0.002 ・・・(1) f :対物レンズの焦点距離 NA2:上記第二の横倍率m2における上記対物レンズの
開口数 d2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
の上記対物レンズに対する入射角 対物レンズは、ガラス組合せレンズ(図14)、プラス
チックとガラスのハイブリッドレンズ(図15)、屈折
率不均質レンズ(図16)、回折レンズ(図17)、ホ
ログラムレンズ、両面非球面単レンズ等を用いることが
出来るが、特に加工し易く単玉であるため、両面非球面
プラスチック単レンズがコスト的に有利である。この単
玉非球面単レンズを形成する材質はガラスでも樹脂でも
よい。また、 0.55 ≧ NA2 ・・・(2) 0.03≧SC(m1:NA2)/f ・・・(3) を満足することが望ましい。
【0006】一方、対物レンズ単体でNA1に対応する
光線の正弦条件不満足量SC(m1:NA1)は以下の条
件を満足する。 0.002≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:NA2)]/f ・・(4) SC(m1:NA1)/f) ≧ −0.002 SC(m1:NA1)=d1・cos(u1)/NA1−(1−
1)・f NA1:上記第一の横倍率m1における上記対物レンズの
開口数 d1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
の上記対物レンズに対する入射角 また、以下の条件を満足することが望ましい。 [SC(m1:NA1)−SC(m1:NA2)]/f≧−0.003・・(5) −0.003≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:NA2)]/f ≧−0.012・・(6) さらに、対物レンズは、第一の配置における横倍率m1
がほぼ0であってよい。
【0007】本発明の対物レンズは、以下の条件を満足
することが望ましい。 NA1 ≧ 0.50 ・・・(7) および、または 0.8 > NA2/NA1 ・・・(8)
【0008】
【作用】基板の厚さの変化△tに対する球面収差の変化
量△SAtは、同一NAでは比例関係にあり、以下のよ
うに表すことが出来る。 △t・(nt2−1)/nt3・α=△SAt ・・・〔1〕 ここでntは透明基板の屈折率、αは比例定数である。
一方、単玉対物レンズ倍率変化△mによる球面収差変化
量△SAmは、ほぼ比例関係にあると考えることが出来
る。 f・△m・β=△SAm ・・・〔2〕 ここでfは対物レンズの焦点距離、βは比例定数であ
る。このため、全体として球面収差を補正するには △SAt+△SAm=0 ・・・〔3〕 となるようにすればよい。すなわち、 △t・(nt2−1)/(nt3・f・△m)=−β/α・・・〔4〕
【0009】このとき、〔1〕式においてntが一定で
△tが正の場合、球面収差はオーバー方向に動く。この
ため 0<△SAt であり、1<nt であるので、
定数αは正となる。また、〔2〕式において、横倍率変
化△mが正(0<△m)であれば、球面収差はオーバー
に動く。このため 0<△SAm であり、0<f で
あるので、定数βは正となる。この結果、△t(=t2
−t1>0)が正であれば、〔4〕式から、△mは負と
なる。このとき、透明基板t1における球面収差が一番
良好に補正される横倍率をm1、透明基板t2における球
面収差が一番良好に補正される倍率をm2とすると △m = m2−m1 ・・・〔5〕 で表すことが出来、この結果、 m1 > m2 ・・・〔6〕 が成立する。
【0010】このような光学系で、1つの対物レンズで
軸外特性を満足するためには、正弦条件を満足する必要
がある。倍率mで光線kの正弦条件の不満足量をSC
(m:NAk)とすると、 SC(m:NAk)=dk・cos(uk)/NAk−(1−m)・f ・・〔7〕 NAk = sin(uk’) で表すことが出来る[松井吉哉著「レンズ設計法」(共
立出版:昭和47年11月5日初版1刷発行)第59頁
(3.47)式から導出]。ここでmはレンズの横倍
率、fはレンズの焦点距離、ukは光線のレンズに入射
する光軸に対する角度、uk’ は光線がレンズから射出
したときの光軸に対する角度である。また、dk はその
光線のレンズの前側主点における高さを表す。レンズに
光線がほぼ平行光として入射すれば、uk =0、m=0
となり、 SC = dk/NAk−f ・・・〔8〕 となる。
【0011】正弦条件を満足するためには、 SC =0 ・・・
〔9〕 とならなければならない。実際に透明基板の厚みがt1
からt2 (t1 <t2 )に変化したとき、対物レンズ単
体の横倍率を変化させて球面収差を補正するに当たっ
て、透明基板の厚みt1 での対物レンズの横倍率m
1 (第一の倍率)とすると、厚みt2 における横倍率m
2 (第二の倍率)は〔6〕式から m1>m2となる。こ
のとき、第二の倍率m2 での正弦条件不満足量は第一の
倍率m1 での正弦条件不満足量よりアンダーとなる。す
なわち、 SC(m1:k)>SC(m2:k) ・・・〔10〕 となる。このため第一の倍率での正弦条件を満足する
[SC(m1:k)=0]と、第二の倍率では SC
(m2:k)<0 となり、正弦条件はアンダーとな
る。
【0012】第二の倍率m2で軸外特性を満足するため
には、第二の倍率での開口数NA2に相当する正弦条件
を SC(m2:NA2)=0 としなければならないの
で、第一の倍率での正弦条件をオーバーにする必要があ
る。また、第二の倍率で開口数NA2 に対応する光線
と、第一の倍率で開口数NA2 に対応する光線の対物レ
ンズを通過する各光軸からの高さは近いため、第一の倍
率のNA2 で正弦条件不満足量SC(m1:NA2)を適
正に設定することにより、第二の倍率での正弦条件不満
足量SC(m2:NA2)をおおよそ0にすることが可能
である。実際には、第一の配置において正弦条件不満足
量を対物レンズの焦点距離でノーマライズした値SC
(m1:NA2)/fが0.002よりも小さいと、第二
の倍率において正弦条件はアンダーのままとなり、特に
NA2 が0.3より大きいと、軸外特性の性能も維持出
来なくなる。また、SC(m1:NA2)/fが0.06
より大きくなると、第二の倍率においても正弦条件はオ
ーバーとなるため、補正過剰となり、良好な性能を維持
することが出来ない。
【0013】また、NA2 を0.55より小さく設定し
た場合、条件(3)の上限より大きいと第二の倍率でも
正弦条件はオーバーで補正過剰となり、軸外特性を良好
に維持することは出来ない。
【0014】第一の倍率において、ある程度開口数NA
1 が大きくなると、正弦条件が満足していても傾角特性
(レンズティルト特性)が厳しくなる。これに条件式
(4)の上限を越えると、傾角特性が厳しくなる。ま
た、同時に SC(m1:NA1)/f) の下限を越え
ると、第一倍率での像高特性を維持出来なくなる。
【0015】さらに、第二の倍率において軸外特性を維
持しつつ、第一の倍率において軸外特性および傾角特性
が正弦条件をほぼ満足したときの軸外特性および傾角特
性とほぼ同等とするためには、条件式(2)及び(3)
を満足しつつ条件式(5)を満足すれば良い。また、第
二の倍率において軸外特性を維持しつつ、第一の倍率に
おいて傾角特性が正弦条件をほぼ満足しているときの傾
角特性よりも効きを鈍くするためには、条件(3)を満
足しつつ条件(6)を満足すれば良い。
【0016】第一の倍率の開口数が0.5より小さい
と、各特性の許容度が拡がるため上記条件を満たさなく
ても軸外特性を両立できる可能性もでてくる。しかし、
第一の倍率の開口数が0.50以上とした場合、上記条
件は特に有効である。
【0017】また、第二の倍率の開口数と第一の倍率の
開口数の比率NA2/NA1が0.8を越えると、軸外特
性および傾角特性について、各倍率間のバランスを取る
と、各倍率でのバランスを取るのが難しくなる。このよ
うに、軸外特性(像高特性)、ティルト特性を考慮に入
れた収差補正を行い、対物レンズの横倍率を変化させて
も、軸外特性のバランスを取ることにより、その性能を
維持する手法は、上記のようにガラス組合せレンズ、プ
ラスチックとガラスのハイブリッドレンズ、屈折率不均
質レンズ、回折レンズ、ホログラムレンズ、両面非球面
単レンズ等の対物レンズにおいて実現可能であるだけで
なく、波長の異なる2光源を有し、2つの光源を切り換
えることにより対物レンズの倍率を変える場合にも実施
可能である。
【0018】
【実施例】以下実施例を説明する。実施例1から実施例
4においては、透明基板の厚みt1=0.6、t2=1.
2として、これに対する開口数はNA1=0.6、NA2
=0.38とした。また、仮にNAを制限する絞り位置
については、絞り位置と対物レンズの光源側面の間隔を
0とした。実施例5においては、透明基板の厚みt1
0.6、t2=1.2として、これに対する開口数はN
1=0.58、NA2=0.55とした。この実施例に
おいて、絞り位置は対物レンズの透明基板側面から透明
基板方向に0.05mmの位置に配置し、絞り径は第一
の倍率及び第二の倍率において同じとした。光源側から
順に第i番目の面の曲率半径をri 、第i番目の面と第
i+1番目の面との光軸上の厚み、間隔を第一の配置に
おいてはd1i、第二の配置においてはd2i、第i番目の
面と第i+1番目の面との間の媒質の光源波長での屈折
率をni で表す。また、空気の屈折率は1とする。ま
た、レンズ面の非球面形状は、面の頂点を原点とし、光
軸方向をX軸とした直交座標系において、κを円錐係
数、Ai を非球面係数、Pi を非球面のべき数とすると
き、
【数1】 で表される。
【0019】実施例1 この実施例は、第一の倍率および第二の倍率で、軸外特
性でバランスを取ったものである。 f=3.360755 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.60 絞り径φ1:4.050 第二の倍率m2=−0.0635 NA2:0.38 絞り径φ2:2.684 i ri d1i d2i ni 1 2.065 2.60 2.60 1.49810 2 −5.140 1.57 1.408 3 ∞ 0.60 1.2 1.58000 4 ∞ 非球面データ 第1面 κ =−8.48180×10-1 1 = 5.09770×10-3 1= 4.0000 A2 = 4.12210×10-4 2= 6.0000 A3 = 2.17950×10-5 3= 8.0000 A4 =−5.86930×10-6 4=10.0000 第2面 κ =−1.00300×10 A1 = 2.23590×10-2 1= 4.0000 A2 =−8.09280×10-3 2= 6.0000 A3 = 1.56230×10-3 3= 8.0000 A4 =−1.30870×10-4 4=10.0000 その各倍率での光学配置図を図1に、その球面収差およ
び正弦条件の収差図を図2に、像高特性を図3に、レン
ズティルト特性を図4に示す。第一の倍率でのNA1
NA2についての正弦条件不満足量は、 SC(m1=0:NA1=0.60)/f=0.0038 SC(m1=0:NA2=0.38)/f=0.0052 第一の倍率では軸外特性、傾角特性共に第一の倍率にお
いて各NAで正弦条件を満足している従来例とほぼ同等
のレベルである。第二の倍率での軸外特性は、この実施
例は従来の約半分まで改善されている。傾角特性につい
ては、第二の倍率においてはこの実施例のほうが変化が
大きいが、第一の倍率においても第二の倍率においても
対物レンズ自身は同一であるため、調整時に第一の倍率
のときの傾角を抑えれば、第一の倍率よりも第二の倍率
での傾角による波面収差の効きが小さいので、第二の倍
率での傾角特性は問題がない。
【0020】実施例2 f=3.0679968 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.60 絞り径φ1:3.700 第二の倍率m2=−0.0606 NA2:0.38 絞り径φ2:2.439 i ri d1i d2i ni 1 1.929 2.60 2.60 1.49810 2 −4.058 1.313 1.120 3 ∞ 0.60 1.2 1.58000 4 ∞ 非球面データ 第1面 κ =−5.58980×10-1 1 = 1.18930×10-3 1= 4.0000 A2 =−1.93120×10-4 2= 6.0000 A3 = 4.04970×10-6 3= 8.0000 A4 =−2.69980×10-5 4=10.0000 第2面 κ =−2.41900×10 A1 = 6.61370×10-3 1= 4.0000 A2 =−4.25130×10-3 2= 6.0000 A3 = 7.26420×10-4 3= 8.0000 A4 =−3.99040×10-6 4=10.0000 この実施例も、実施例1と同様、第一の倍率及び第二の
倍率での軸外特性においてバランスを取った例である。
各倍率での球面収差および正弦条件の不満足量を示す収
差図を図5に示す。第一の倍率でのNA1、NA2につい
ての正弦条件不満足量は、 SC(m1=0:NA1=0.60)/f=0.0047 SC(m1=0:NA2=0.38)/f=0.0042 この実施例の軸外特性(像高特性)を表した波面収差変
化図を図6に、傾角特性を表した波面収差変化図を図7
に示す。
【0021】実施例3 f=3.360755 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.60 絞り径φ1:4.034 第二の倍率m2=−0.0597 NA2:0.38 絞り径φ2:2.676 i ri d1i d2i ni 1 2.080 2.70 2.70 1.49810 2 −4.875 1.53 1.351 3 ∞ 0.60 1.2 1.58000 4 ∞ 非球面データ 第1面 κ =−8.94520×10-1 1 = 6.39060×10-3 1= 4.0000 A2 = 3.16090×10-4 2= 6.0000 A3 = 1.76490×10-5 3= 8.0000 A4 =−1.58940×10-5 4=10.0000 第2面 κ =−2.03250×10 A1 = 1.98900×10-2 1= 4.0000 A2 =−1.11890×10-2 2= 6.0000 A3 = 2.69710×10-3 3= 8.0000 A4 =−2.64920×10-4 4=10.0000 この実施例は、第一の倍率で傾角特性を抑え、第二の倍
率で軸外特性を抑えた例である。その各倍率での球面収
差および正弦条件の不満足量を示す収差図を図8に示
す。第一の倍率でのNA1、NA2についての正弦条件不
満足量は、 SC(m1=0:NA1=0.60)/f=0.0000 SC(m1=0:NA2=0.38)/f=0.0078 この実施例の軸外特性を表した波面収差変化図を図9
に、傾角特性を表した波面収差変化図を図10に示す。
第一の倍率では傾角特性については同仕様で第一の倍率
において各NAで正弦条件を満足している(SA=0)
従来例に比べて約半分近くに抑えられている。軸外特性
はかなり変化しているが対物レンズが無限配置となる場
合、トラッキングしても、像高を持たないため問題はな
い。第二の倍率での軸外特性は、従来例の約半分にまで
改善されている。第二の倍率での傾角特性については、
この実施例の方が変化が大きいが、実際に第一の倍率も
第二の倍率も、対物レンズ自身は同一物であるため、調
整時に第一の倍率のときの傾角を抑えれば、第一の倍率
のときよりも第二の倍率での傾角による波面収差の効き
が小さければ第二の倍率についての傾角特性は問題がな
い。
【0022】実施例4 f=3.3607550 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.60 絞り径φ1:4.116 第二の倍率m2=−0.0742 NA2:0.38 絞り径φ2:2.706 i ri d1i d2i ni 1 2.138 2.70 2.70 1.49810 2 −4.473 1.57 1.44 3 ∞ 0.60 1.2 1.58000 4 ∞ 非球面データ 第1面 κ =−4.88730×10-1 1 =−5.09640×10-4 1= 4.0000 A2 =−2.71610×10-4 2= 6.0000 A3 =−9.27400×10-6 3= 8.0000 A4 =−2.53900×10-6 4=10.0000 第2面 κ =−2.24560×10 A1 = 7.73040×10-4 1= 4.0000 A2 = 4.12380×10-4 2= 6.0000 A3 =−8.54530×10-5 3= 8.0000 A4 = 8.71830×10-6 4=10.0000 この実施例は、第二の倍率で特に軸外特性を抑えた例で
ある。各倍率での球面収差および正弦条件の不満足量を
示す収差図を図11に示す。第一の倍率でのNA1、N
2についての正弦条件不満足量は、 SC(m1=0:NA1=0.60)/f=0.0212 SC(m1=0:NA2=0.38)/f=0.0065 である。この実施例の軸外特性を表した波面収差変化図
を図12に、傾角特性を表した波面収差変化図を図13
に示す。
【0023】実施例5 f=3.3607544 第一の倍率m1= 0.0 NA1:0.58 絞り径φ1:2.71 第二の倍率m2=−0.0561 NA2:0.55 絞り径φ2:2.71 i ri d1i d2i ni 1 2.130 2.6 2.6 1.49810 2 −4.644 0.05 0.05 絞り ∞ 1.567 1.376 3 ∞ 0.60 1.20 1.58000 4 ∞ 非球面データ 第1面 κ =−5.97500×10-1 1 = 5.25390×10-3 1= 4.0000 A2 =−1.95480×10-3 2= 6.0000 A3 = 5.76590×10-4 3= 8.0000 A4 =−6.32820×10-6 4=10.0000 第2面 κ =−6.35750×10 A1 =−1.31660×10-2 1= 4.0000 A2 = 1.05930×10-2 2= 6.0000 A3 =−3.46010×10-3 3= 8.0000 A4 = 3.94280×10-4 4=10.0000 この実施例は、図18のように、第一の倍率においても
第二の倍率においても、対物レンズの透明基板側に同じ
絞り径の絞りを配置し、第一の倍率における開口数が
0.58で、第二の倍率における開口数が0.55と大
きいときの実施例である。各倍率における球面収差およ
び正弦条件不満足量を示す収差図を図19に示す。第一
の倍率でのNA1、NA2についての正弦条件不満足量
は、 SC(m1=0:NA1=0.58)/f=0.0172 SC(m1=0:NA2=0.55)/f=0.0179 である。この実施例の軸外特性(像高特性)を表した波
面収差変化図を図20に、傾角特性を表した波面収差変
化図を図21に示す。
【0024】ここで、実施例5と第一の倍率で正弦条件
が満足されている従来のレンズとを比較する。この従来
例として先に「発明が解決しようとする課題」の項で述
べた仕様と同じ設計のレンズを用い、焦点距離は実施例
5とほぼ同等で第一の対物レンズ単体の横倍率m1 は実
施例5と同様に0としている。絞り位置を実施例5と同
様に対物レンズの透明基板側の面から透明基板側に0.
05離れた位置とし、絞り径は第一の倍率において開口
数NA1 =0.58となるように設定している。また、
第二の横倍率m2=−0.0558でこのときNA2
0.55となる。この従来例の各倍率における球面収差
および正弦条件不満足量を示す収差図を図22に、この
従来例の軸外特性を図23に、傾角特性を図24に示
す。軸外特性について、上記従来例と実施例5を比較す
る。第一の倍率においては、像高による波面収差変化
は、従来例の方が本発明の実施例5より小さい。しかし
ながら、第一の倍率はm1 =0で無限光入射のためトラ
ッキングしても像高は発生しない。このため、初期調整
さえ十分であれば、この軸外特性の差は問題とならな
い。第二の倍率における像高による波面収差変化は、本
発明の実施例5の方が従来例に比べて小さい。トラッキ
ング量を0.5mmとすると、倍率m2 の値から、この
トラッキング量は像高約0.028に相当する。従来は
この像高においては波面収差はマレシャル限界より大き
くなるが、実施例5においてはほぼマレシャル限界内と
なる。
【0025】
【発明の効果】本発明により、一つの光ピックアップで
異なる基板厚を有する光ディスクの記録再生を可能とす
ると共に、その倍率変化の際、各々の対物レンズ横倍率
で、軸外特性(像高特性)、ティルト特性を考慮に入れ
た収差補正を行い、対物レンズの横倍率を変化させて
も、軸外特性のバランスを取ることにより、その性能を
維持することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mm、1.
2mmのときの対物レンズの実施例1の光路図である。
【図2】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmの
とき、1.2mmのときの実施例1の対物レンズの収差
曲線図である。
【図3】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのとき
および1.2mmのときの実施例1の像高特性を示す波
面収差図である。
【図4】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのとき
および1.2mmのときの実施例2のレンズティルト特
性を示す波面収差図である。
【図5】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmの
とき、1.2mmのときの実施例2の対物レンズの収差
曲線図である。
【図6】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのとき
および1.2mmのときの実施例2の像高特性を示す波
面収差図である。
【図7】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのとき
および1.2mmのときの実施例2のレンズティルト特
性を示す波面収差図である。
【図8】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmの
とき、1.2mmのときの実施例3の対物レンズの収差
曲線図である。
【図9】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのとき
および1.2mmのときの実施例3の像高特性を示す波
面収差図である。
【図10】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの実施例3のレンズティルト
特性を示す波面収差図である。
【図11】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mm
のとき、1.2mmのときの実施例4の対物レンズの収
差曲線図である。
【図12】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの実施例4の像高特性を示す
波面収差図である。
【図13】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの実施例4のレンズティルト
特性を示す波面収差図である。
【図14】ガラス組合せ対物レンズの構成の1例を示す
レンズ断面図である。
【図15】プラスチックとガラスのハイブリッド対物レ
ンズの構成の1例を示す断面図である。
【図16】屈折率不均質対物レンズの構成の1例を示す
断面図である。
【図17】レンズの一面を回折面とした対物レンズの構
成の1例を示す断面図である。
【図18】実施例5の対物レンズにおける、第一の倍率
と第二の倍率における絞りの配置図である。
【図19】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mm
のとき、1.2mmのときの実施例5の対物レンズの収
差曲線図である。
【図20】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの実施例5の像高特性を示す
波面収差図である。
【図21】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの実施例5のレンズティルト
特性を示す波面収差図である。
【図22】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mm
のとき、1.2mmのときの従来例の対物レンズの収差
曲線図である。
【図23】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの従来例の像高特性を示す波
面収差図である。
【図24】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの従来例のレンズティルト特
性を示す波面収差図である。
【図25】光学系を構成するレンズの移動により対物レ
ンズの倍率を変える方法の1例を示す概念図である。
【図26】補正レンズの着脱により対物レンズの倍率を
変える方法の1例を示す概念図である。
【図27】ホログラムにより対物レンズの倍率を変える
方法の1例を示す概念図である。
【図28】光源の波長を切り換えることにより、対物レ
ンズの倍率を変える方法の1例を示す概念図である。
【図29】上記光情報記録媒体の基板厚みが0.6mm
のとき、1.2mmのときの従来例の対物レンズの収差
曲線図である。
【図30】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの従来例の像高特性を示す波
面収差図である。
【図31】光情報記録媒体の基板厚みが0.6mmのと
きおよび1.2mmのときの従来例のレンズティルト特
性を示す波面収差図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/00 G11B 7/135

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源、該光源からの光束を光情報記録媒
    体の透明基板を介して情報記録面上に集光する対物レン
    ズ、上記光情報記録媒体の透明基板の厚みに応じて、上
    記対物レンズ単体の横倍率を第一の横倍率m1と第二の
    横倍率m2(m1>m2)とに相互に変更する手段を含む光
    学系であって、 上記対物レンズについての上記第一の横倍率m1におけ
    るNA2に対応する光線の正弦条件不満足量SC(m1
    NA2) SC(m1:NA2)=d2・cos(u2)/NA2−(1−
    1)・f が以下の条件を満足することを特徴とする光情報記録媒
    体の記録再生用光学系。 0.06≧SC(m1:NA2)/f≧0.002 f :対物レンズの焦点距離 NA2:上記第二の横倍率m2における上記対物レンズの
    開口数 d2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
    の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
    の上記対物レンズに対する入射角
  2. 【請求項2】 上記対物レンズは、両面非球面単レンズ
    であることを特徴とする請求項1の光情報記録媒体の記
    録再生用光学系。
  3. 【請求項3】 第一の横倍率m1 において、NA2および
    上記正弦条件不満足量SC(m1:NA2)が以下の条件
    を満足することを特徴とする請求項1または請求項2の
    光情報記録媒体の記録再生用光学系。 0.55 ≧ NA2 0.03≧SC(m1:NA2)/f≧0.002
  4. 【請求項4】 第一の横倍率m1におけるNA1に対応す
    る光線の正弦条件不満足量SC(m1:NA1)および上
    記正弦条件不満足量SC(m1:NA2)が以下の条件を
    満足することを特徴とする請求項1または請求項2の光
    情報記録媒体の記録再生用光学系。 0.002≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:N
    2)]/f SC(m1:NA1)/f ≧ −0.002 SC(m1:NA1)=d1・cos(u1)/NA1−(1−
    1)・f NA1:上記第一の横倍率m1における上記対物レンズの
    開口数 d1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
    の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
    の上記対物レンズに対する入射角
  5. 【請求項5】 以下の条件を満足することを特徴とする
    請求項4の光情報記録媒体の記録再生用光学系。 0.002≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:N
    2)]/f≧−0.003
  6. 【請求項6】 以下の条件を満足することを特徴とする
    請求項4の光情報記録媒体の記録再生用光学系。 −0.003≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:NA
    2)]/f≧−0.012
  7. 【請求項7】 上記対物レンズは、第一の配置における
    横倍率m1がほぼ0であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2の光情報記録媒体の記録再生用光学系。
  8. 【請求項8】 以下の条件を満足することを特徴とする
    請求項1または請求項2の光情報記録媒体の記録再生用
    光学系。 NA1 ≧ 0.50
  9. 【請求項9】 以下の条件を満足することを特徴とする
    請求項1または請求項2の光情報記録媒体の記録再生用
    光学系。 NA2/NA1 < 0.8
  10. 【請求項10】 上記対物レンズ単体の横倍率変更手段
    は、上記対物レンズの上記光源側に配設された発散度変
    換レンズの光軸方向への移動手段であることを特徴とす
    る請求項1の光情報記録媒体の記録再生用光学系。
  11. 【請求項11】 上記対物レンズ単体の横倍率変更手段
    は、上記対物レンズの上記光源側に配設された補正レン
    ズの挿脱手段であることを特徴とする請求項1の光情報
    記録媒体の記録再生用光学系。
  12. 【請求項12】 上記対物レンズ単体の横倍率変更手段
    は、上記対物レンズの上記光源側に配設されたホログラ
    ムから出射された回折光束を用いた手段であることを特
    徴とする請求項1の光情報記録媒体の記録再生用光学
    系。
  13. 【請求項13】 上記対物レンズの一面がホログラム面
    とされ、上記対物レンズ単体の横倍率変更手段は、上記
    ホログラム面から出射された回折光を用いた手段である
    ことを特徴とする請求項1の光情報記録媒体の記録再生
    用光学系。
  14. 【請求項14】 上記光源は波長の異なる2つの光源を
    含み、上記対物レンズ単体の横倍率変更手段は、上記2
    つの光源の切り換え手段であることを特徴とする請求項
    1の光情報記録媒体の記録再生用光学系。
  15. 【請求項15】 光源からの光束を第一の光情報記録媒
    体の情報記録面上へ第一の厚みを有する透明基板を介し
    て集光する場合には第一の横倍率m1および第一の開口
    数NA1を有し、 上記光源からの光束を第二の光情報記録媒体の情報記録
    面上へ第二の厚みを有する透明基板を介して集光する場
    合には第二の横倍率m2および第二の開口数NA2を有す
    る対物レンズであって、 m1>m2 および NA1>NA2 であり、 上記対物レンズについての上記第一の横倍率m1におけ
    るNA2に対応する光線の正弦条件不満足量SC(m1
    NA2) SC(m1:NA2)=d2・cos(u2)/NA2−(1−
    1)・f が以下の条件を満足することを特徴とする光情報記録媒
    体の記録再生用対物レンズ。 0.06≧SC(m1:NA2)/f≧0.002 f :対物レンズの焦点距離 NA2:上記第二の横倍率m2における上記対物レンズの
    開口数 d2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
    の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u2 :上記第一の横倍率m1でのNA2 に対応する光線
    の上記対物レンズに対する入射角
  16. 【請求項16】 上記対物レンズは、両面非球面単レン
    ズであることを特徴とする請求項15の光情報記録媒体
    の記録再生用対物レンズ。
  17. 【請求項17】 第一の横倍率m1 において、NA2およ
    び上記正弦条件不満足量SC(m1:NA2)が以下の条
    件を満足することを特徴とする請求項15または請求項
    16の光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ。 0.55 ≧ NA2 0.03≧SC(m1:NA2)/f≧0.002
  18. 【請求項18】 第一の横倍率m1におけるNA1に対応
    する光線の正弦条件不満足量SC(m1:NA1)および
    上記NA2に対応する光線の正弦条件不満足量SC
    (m1:NA2)が以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項15または請求項16の光情報記録媒体の記録
    再生用対物レンズ。 0.002≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:N
    2)]/f SC(m1:NA1)/f ≧ −0.002 SC(m1:NA1)=d1・cos(u1)/NA1−(1−
    1)・f NA1:上記第一の横倍率m1における上記対物レンズの
    開口数 d1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
    の上記対物レンズ前側主平面での光軸からの高さ u1 :上記第一の横倍率m1でのNA1に対応する光線
    の上記対物レンズに対する入射角
  19. 【請求項19】 以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項18の光情報記録媒体の記録再生用対物レン
    ズ。 0.002≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:N
    2)]/f≧−0.003
  20. 【請求項20】 以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項18の光情報記録媒体の記録再生用対物レン
    ズ。 −0.003≧[SC(m1:NA1)−SC(m1:NA
    2)]/f≧−0.012
  21. 【請求項21】 上記対物レンズは、第一の配置におけ
    る横倍率m1がほぼ0であることを特徴とする請求項1
    5または請求項16の光情報記録媒体の記録再生用対物
    レンズ。
  22. 【請求項22】 以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項15または請求項16の光情報記録媒体の記録
    再生用対物レンズ。 NA1 ≧ 0.50
  23. 【請求項23】 以下の条件を満足することを特徴とす
    る請求項15または請求項16の光情報記録媒体の記録
    再生用対物レンズ。 0.8 > NA2/NA1
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