JP3425244B2 - 光スイッチ及びファイバ配列部材の製造方法 - Google Patents

光スイッチ及びファイバ配列部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光スイッチおよび当該
光スイッチに用いられるファイバ配列部材の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数のコネクタをマトリクス状に配列し
たコネクタテーブルを備え、2次元的に移動可能なマス
タコネクタに接続される光スキャンスイッチが知られて
いる(”C−449 10心一括1x1000 光スキ
ャンスイッチ”、電子情報通信学会春季全国大会(19
89年)、p.4−238)。
【0003】このコネクタテーブルは物理的に多数のコ
ネクタを並べることにより光ファイバ(以下、「固定フ
ァイバ」という。)の2次元配列を構成していたので、
異なるコネクタに保持された光ファイバ間で精度良く配
列されておらず、マスタコネクタに保持された光ファイ
バ(以下、「可動ファイバ」という。)と精度良く接続
できないという欠点があった。
【0004】かかる欠点を克服するため、ファイバ固定
溝およびファイバ導入溝が同一部材に形成されたファイ
バ配列部材を用いた光スイッチが提案されている(特願
平5−104665、特願平4−123750)。
【0005】図4は、複数の光ファイバ2、カバープレ
ート3、基板21から構成されるファイバ配列部材を示
す。同図(a)はファイバ配列部材の斜視図、同図
(b)はファイバ配列部材の正面図、同図(c)はファ
イバ配列部材の右側面図、同図(d)はファイバ配列部
材の背面図である。
【0006】基板21には、光ファイバ2を固定する為
のファイバ固定溝21f、マスタコネクタに保持された
光ファイバを導入する為のファイバ導入溝21gが上面
に形成されており(同図(b)、(d)参照)、複数の
光ファイバ2は、ファイバ固定溝21fに配置され、接
着剤によりカバープレート3と共に固定されている(図
4(a)参照)。
【0007】ところで、ファイバ固定溝21fとファイ
バ導入溝21gを構成する側壁がずれている場合、可動
ファイバと固定ファイバは正確に接続されない。したが
って、これらの溝を厳密に精度良く一致させなければな
らない。かかる要請から、ファイバ固定溝21fとファ
イバ導入溝21gは、同一工程で、同一ブレードを用い
て同時に形成された、同一のV形溝が使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のファイバ配列部
材は、カバープレート3により光ファイバ2をファイバ
固定溝21fに押え付ける必要があるので、少なくとも
ファイバ固定溝21fは少なくとも光ファイバ2の外径
より深く形成しなければならない。よって、ファイバ固
定溝21fには光ファイバ2をカバープレート3を用い
て固定するという機能を有し、かかる機能に由来する
「必要最小限の深さD3 」が存在する(図4(d)参
照)。
【0009】一方、ファイバ導入溝21gは、搬送機構
によりラフに搬送される可動ファイバをV形溝で正確に
固定ファイバと対向させる機能を有する。よって、搬送
機構の停止位置精度が低くても、V形溝の開口幅を広げ
ることにより、確実に可動ファイバを捕捉することは可
能である。しかし、V形溝の開口幅を広げることは必然
的に深さが深くなり、基板の厚さが大きくなることを意
味する。
【0010】基板の厚さが厚くなると、全体として光ス
イッチが大型化する。特に、多数の基板を積層させるマ
トリックスタイプの光スイッチでは、その効果が顕著に
現れる。これは、光スイッチのコスト高につながる。
【0011】また、前述したように、機能の異なる2種
類の溝を高精度に対応させる必要性からファイバ固定溝
21fとファイバ導入溝21gを同一工程で形成してい
るので、ファイバ導入溝21gが深くなると、ファイバ
固定溝21fも必然的に深くなる。ところが、光ファイ
バ2はファイバ固定溝21fとカバープレート3で固定
されることから、ファイバ固定溝21fが深すぎると、
確実に光ファイバ2をカバープレート3で押えて固定す
ることができないという問題が生じる。
【0012】そこで本発明は、ファイバ固定溝では確実
に固定ファイバを上からカバープレートで押さえて固定
でき、ファイバ導入溝では停止位置決め精度の低い搬送
機構からの可動ファイバであっても確実に捕捉できる光
スイッチを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る光スイッチは、複数の第1光ファイバ
を配列したファイバ配列部材と、第1光ファイバに接続
する第2光ファイバを搬送する搬送機構とを有する光ス
イッチにおいて、ファイバ配列部材は、第1光ファイバ
を一列に配列する複数のV形状の第1溝と第2光ファイ
バを第1光ファイバに導くための複数のV形状の第2溝
とが上面に形成された基板と、第1溝内に挿入された第
1光ファイバを上から押さえるカバープレートとを有
し、基板における第1溝を有する領域の上面の高さ位置
は、基板における第2溝を有する領域の上面の高さ位置
よりも低くなっており、第2溝の深さは、第1溝の深さ
より深くなっており、第2溝の開口幅は、第1溝の開口
幅より広くなっていることを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るファイバ配列部材の製
造方法は、複数の第1光ファイバを固定するための複数
のV形状の第1溝と第1光ファイバに接続される第2光
ファイバを導くための複数のV形状の第2溝とが同一部
材に形成されたファイバ配列部材の製造方法であって、
互いに隣接する第1溝形成領域および第2溝形成領域を
上面に有する平板を準備する第1の工程と、第1溝形成
領域を平板の上面に沿って平行に研削し、平板における
第1溝形成領域の上面の高さ位置が平板における第2溝
形成領域の上面の高さ位置よりも低くなるように、第1
溝形成領域と第2溝形成領域との間に段差を形成する第
2の工程と、第1溝形成領域に第1溝を形成すると共
に、第2溝形成領域に、第1溝に連続する第2溝を形成
する第3の工程と、段差に沿って第1光ファイバの端部
を配置し、第1溝内に第1光ファイバを挿入し固定する
第4の工程と、第1光ファイバの端部を第1溝形成領域
と第2溝形成領域との境界部に沿って研削することによ
り、第1溝と第2溝とを二分するスリットを形成する第
5の工程と、第1溝内に挿入され固定された第1光ファ
イバをカバープレートで上から押さえ付けて固定する第
6の工程とを含むことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明は、以上のように構成されているので、
少なくともファイバ固定溝は光ファイバの外径に合せた
最小限の深さで形成でき、ファイバ導入溝はファイバ固
定溝より開口幅が広く形成される。その為、光ファイバ
は確実にファイバ固定溝及びカバープレートにより押え
られ、たとえ停止位置決め精度の低い搬送機構により搬
送された光ファイバであっても確実にファイバ導入溝に
より捕捉される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る光スイッチを
添付図面に基づき説明する。なお、説明において、同一
要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
【0017】まず、本実施例に係る光スイッチの全体構
成を図2を参照して説明する。図2は、本発明を用いた
光スイッチの全体構成例を示す斜視図である。
【0018】この実施例に係る光スイッチは、基板1、
光ファイバ(固定ファイバ)2、カバープレート3およ
び搬送機構5を有する。ここで、基板1、光ファイバ2
およびカバープレート3は、1個のファイバアレイユニ
ットAの構成部品であり、このファイバファイバアレイ
ユニットAが複数(例えば12段)積層されることによ
り、本実施例における「ファイバ配列部材」が形成され
る(図2参照)。
【0019】この光スイッチを構成する基板1の上面に
は、基準端面Rから一定ピッチ間隔(例えば0.25m
m)で、多数(例えば80本)のファイバ固定溝1f
(図示せず)、さらに、このファイバ固定溝1fに連通
するファイバ導入溝1gが並設されている。基板1はシ
リコン等の半導体材料で形成され、本実施例では同一形
状および同一サイズの基板が使用されているので、ある
基板1の基準端面Rから特定のファイバ固定溝1fまで
の距離は、他の基板1における特定のファイバ固定溝1
fと同一になっている。
【0020】全てのファイバ固定溝1fはV形溝になっ
ており、1個のファイバ固定溝1fには光ケーブルCか
ら供給された1本の光ファイバ2が挿入されている。各
光ファイバ2はファイバ固定溝1fを構成する両側の側
壁に内接しており、この状態が接着剤で保持されてい
る。よって、基板1の上面から任意の固定ファイバまで
の距離は、同一の基板1に配置されている光ファイバ2
に関する限り、全て同一である。
【0021】基板1のファイバ固定溝1fの上方にはシ
リコン製カバープレート3が接合され、ファイバ固定溝
1fに固定された光ファイバ2が保護されている。カバ
ープレート3は、光ファイバ2の端部が露出するよう
に、基板1に接合されているので、光ファイバ6(可動
ファイバ)との接続に支障が生じない。また、光ファイ
バ2は充分に当該光ファイバ2を埋設できる大きさのV
溝になっているので、カバープレート3は基板1の上面
に対し面接触に近い状態で接合されている。その為、基
板1にファイバアレイユニットAを積層した形状は矩形
状のブロック体になり、基準端面Rから数えて、例えば
10番目の光ファイバの距離は、どのファイバアレイユ
ニットAであっても同一になっている。
【0022】ファイバ導入溝1gは、スリット1sを介
してファイバ導入溝1gの反対側に形成されている。こ
のファイバ導入溝1gは、ファイバ固定溝1fより広い
開口幅を有し、より深い溝になっている。ファイバ導入
溝1gは、ファイバ固定溝1fと相似形のV形溝を有
し、それぞれの側壁が同一平面上に位置するように配置
されている。
【0023】本実施例では、基準端面Rを揃えて複数の
ファイバアレイユニットAが積層されているので、基準
端面Rから同一順位にある任意の光ファイバ2におけ
る、基準端面Rからの距離は同一になっている。
【0024】ファイバ配列部材の前方には、搬送機構5
が配置されている。搬送機構5はX方向に延在して配置
された2本のリニアガイドレール5a、これらのリニア
ガイドレール5aに沿ってX方向に移動可能な2個のリ
ニアガイドベアリング5b、これらのリニアガイドベア
リング5bに保持されY方向に延在して配置されたリニ
アガイドレール5c、リニアガイドレール5cに沿って
Y方向に移動可能なリニアガイドベアリング5d、リニ
アガイドベアリング5aに固定され光ファイバ(可動フ
ァイバ)6の端部をYーZ面に沿って回動させる回転板
5eを備えている。各軸方向にはボールネジ等による動
力伝達機構(図示せず)がある。その為、光ファイバ6
を任意のファイバ固定溝1fまで搬送することができ
る。なお、2本のリニアガイドレール5aはY方向に移
動可能な移動装置(図示せず)に固定され、光スイッチ
は矩形状の収納部材7に収納されている。この収納部材
7にマッチングオイルを入れることにより、又は、光フ
ァイバ2、6の結合端面に反射防止膜を蒸着することに
より、スイッチングにおける光ファイバ間の光学特性
(スイッチング損失、反射損失など)を安定化させてい
る。
【0025】次に、図1を参照して、図2の光スイッチ
にも「ファイバアレイユニット」として適用可能なファ
イバ配列部材の基本構成について説明する。図1は本発
明に係る光スイッチに使用可能なファイバ配列部材の一
例を示し、同図(a)はファイバ配列部材の斜視図、同
図(b)はファイバ配列部材の正面図、同図(c)はフ
ァイバ配列部材の右側面図、同図(d)はファイバ配列
部材の背面図である。
【0026】このファイバ配列部材は、基板1、光ファ
イバ2およびカバープレート3を有し、基板1の上面に
はファイバ固定溝1f、スリット1s、ファイバ導入溝
1gが形成されている。ファイバ固定溝1fには光ファ
イバ2が挿入され、その上部はカバープレート3により
押えられている。ファイバ固定溝1fの長手方向におけ
る延長線上には、ファイバ導入溝1gが形成されてい
る。
【0027】ここで、特定のファイバ固定溝1fと、そ
のファイバ固定溝1fの延長上に位置するファイバ導入
溝1gを比較すると、同一面に属する側壁を有する点、
相似形V形溝である点で共通するが、ファイバ導入溝1
gの方がファイバ固定溝1fより溝が深く、開口幅が広
い点で異なる。そのため、ファイバ固定溝1fでは確実
に固定ファイバを上からカバープレート3で押えて固定
でき、ファイバ導入溝1gでは確実に可動ファイバを捕
捉し、固定ファイバに対向させることが可能になる。
【0028】本実施例に係る光スイッチによると、開口
幅の広いファイバ導入溝1gが形成されているため、可
動ファイバ6をファイバ固定溝1fまで搬送する搬送機
構5に高精度な停止位置精度を要求しなくてもすむ。ま
た、光スイッチを必要以上に大きくしなくてもすむ。
【0029】次に、本発明の一実施例に係るファイバ配
列部材の製造方法を図3に基づき説明する。図3は、本
実施例に係るファイバ配列部材の製造方法を示す工程図
である。
【0030】まず、平板10を準備する(図3
(a))。この種の平板としては、例えば厚さ2mm、
幅10mm、長さ25mmのシリコン単結晶基板を使用
できる。以下、このサイズの基板を想定して具体的に説
明する。平板10には、第1溝形成領域11(例えば、
図3(a)の右端より長さ5mmの領域)、第2溝形成
領域12(例えば、図3(a)の左端より長さ20mm
の領域)が予め想定されている。第1溝形成領域とはフ
ァイバ配列部材のファイバ固定溝が形成される領域であ
り、第2溝形成領域とはファイバ配列部材のファイバ導
入溝が形成される領域である。次に、第1溝形成領域1
1を例えば深さ99.1μmだけ研削し、平板10の上
面(すなわち第2溝形成領域12)より若干低くなるよ
うに段差(境界部)を形成する(同図(b))。次に、
段差と直交する方向に、少なくとも第1溝形成領域11
に光ファイバ2の外径より深い溝が形成されるように、
例えば頂角90度のV形溝を255μmの深さ、0.5
mmのピッチ間隔で形成する。その結果、第1溝形成領
域11には固定ファイバ(外径:125μm)を固定す
る機能を有するファイバ固定溝10fが形成され、第2
溝形成領域12には可動ファイバを導入する機能を有す
るファイバ導入溝10gが形成される(同図(c))。
しかも、ファイバ固定溝10fは、光ファイバ2が埋設
する程度の深さ(必要最小限の深さ以上の深さ)で溝が
形成され、ファイバ導入溝10gはファイバ固定溝10
fより、溝が深く(D1 >D2 )、かつ開口幅が広く
(W1 >W2 )なっている(同図(b)、(d)参
照)。上記実施例では、開口幅は500μmになる。
【0031】その後、光ファイバ2を端部が境界部に配
置されるように、ファイバ固定溝10fに挿入し、接着
剤で固定する(同図(d))。この状態で、光ファイバ
2の端面を境界部に沿って、ダイヤモンドブレードDで
切断する。その結果、平板10にはファイバ固定溝10
fおよびファイバ導入溝10gを二分するスリット10
sが境界部に沿って形成される(同図(e))。同時
に、光ファイバ2の端部に付着した接着剤は除去され
る。また、配列される複数の光ファイバ2における端部
の不揃いは、ダイヤモンドブレードDの切断幅によって
吸収されるので、予め、光ファイバ2の端部を精度良く
揃えておく必要はない。最後に、ファイバ固定溝10f
に固定された光ファイバ2をカバープレート3で上から
押え付けて固定する。
【0032】この製造方法によると、第1溝形成領域に
は平面部が一定の間隔で形成されるので、カバープレー
ト3を安定して載置することができる(図1(d)参
照)。
【0033】以上、本発明に係る光スイッチおよびファ
イバ配列部材の製造方法について、幾つかの実施例を説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
い。
【0034】例えば、ファイバ配列部材の製造方法につ
いての実施例では、最初に第1溝形成領域を研削する工
程(同図(b))、次に、第1溝形成領域11および第
2溝形成領域12に延在する複数の溝を形成する工程
(同図(c))を実施したが、これらの工程は逆でもよ
い。すなわち、最初に第1溝形成領域11および第2溝
形成領域12に延在する複数の溝を形成し、その後、第
1溝形成領域11を低くしてもよい。
【0035】また、平板上面に溝を形成する場合(同図
(c))、必ずしも上面に対し厳密に平行に研削されな
くてもよい。例えば、第1溝形成領域11から第2溝形
成領域12に向かって傾斜するように溝を形成してもよ
い。この場合、溝の深さは第1溝形成領域11側の端部
(第1端部)から第2溝形成領域12側の端部(第2端
部)に向かうにつれて深くなり、開口幅も少しずつ広く
なる。この場合、第2端部に近い位置(開口幅が最も広
い溝)に可動ファイバが受け入れられ、固定ファイバに
導かれる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、ファイバ固定溝(第1溝)では確実に固定ファイ
バ(第1光ファイバ)を上からカバープレートで押さえ
て固定でき、ファイバ導入溝(第2溝)では停止位置決
め精度の低い搬送機構からの可動ファイバ(第2光ファ
イバ)であっても確実に捕捉できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光スイッチに使用でき
るファイバ配列部材を示す図。
【図2】本発明の一実施例に係る光スイッチの全体構成
例を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施例に係るファイバ配列部材の製
造方法を示す工程図。
【図4】従来のファイバ配列部材を示す図。
【符号の説明】
1…基板、2…光ファイバ(固定ファイバ)、3…カバ
ープレート、5…搬送機構、6…光ファイバ(可動ファ
イバ)、7…収納部材、10…基板、11…第1溝形成
領域、12…第2溝形成領域、21…基板、A…ファイ
バアレイユニット、C…光ケーブル、D…ダイヤモンド
ブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 信夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/08 G02B 6/00 G02B 6/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1光ファイバを配列したファイ
    バ配列部材と、前記第1光ファイバに接続する第2光フ
    ァイバを搬送する搬送機構を有する光スイッチにおい
    て、 前記ファイバ配列部材は、前記第1光ファイバを一列に
    配列する複数のV形状の第1溝と前記第2光ファイバを
    前記第1光ファイバに導くための複数のV形状の第2溝
    とが上面に形成された基板と、前記第1溝内に挿入され
    た前記第1光ファイバを上から押さえるカバープレート
    とを有し、 前記基板における前記第1溝を有する領域の上面の高さ
    位置は、前記基板における前記第2溝を有する領域の上
    面の高さ位置よりも低くなっており、 前記第2溝 の深さは、前記第1溝の深さより深くなって
    おり、前記第2溝 の開口幅は、前記第1溝の開口幅より広くな
    っていることを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 複数の第1光ファイバを固定するための
    複数のV形状の第1溝と前記第1光ファイバに接続され
    る第2光ファイバを導くための複数のV形状の第2溝と
    が同一部材に形成されたファイバ配列部材の製造方法で
    あって、 互いに隣接する第1溝形成領域および第2溝形成領域を
    上面に有する平板を準備する第1の工程と、 前記第1溝形成領域を前記平板の上面に沿って平行に研
    削し、前記平板における前記第1溝形成領域の上面の高
    さ位置が前記平板における前記第2溝形成領域の上面の
    高さ位置よりも低くなるように、前記第1溝形成領域と
    前記第2溝形成領域との間に段差を形成する第2の工程
    と、前記第1溝形成領域に前記第1溝を形成すると共に、前
    記第2溝形成領域に、前記第1溝に連続する前記第2溝
    を形成する 第3の工程と、 前記段差に沿って前記第1光ファイバの端部を配置し、
    前記第1溝内に前記第1光ファイバを挿入し固定する第
    4の工程と、 前記第1光ファイバの端部を前記第1溝形成領域と前記
    第2溝形成領域との境界部に沿って研削することによ
    り、前記第1溝と前記第2溝とを二分するスリットを形
    成する第5の工程と 前記第1溝内に挿入され固定された前記第1光ファイバ
    をカバープレートで上から押さえ付けて固定する第6の
    工程と、を含むことを特徴とする ファイバ配列部材の製
    造方法。
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