JP3422861B2 - 多条田植機 - Google Patents

多条田植機

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JP3422861B2
JP3422861B2 JP30792394A JP30792394A JP3422861B2 JP 3422861 B2 JP3422861 B2 JP 3422861B2 JP 30792394 A JP30792394 A JP 30792394A JP 30792394 A JP30792394 A JP 30792394A JP 3422861 B2 JP3422861 B2 JP 3422861B2
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博正 梶谷
輝彦 津田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の苗載せ部を横方
向に配置した多条田植機に係り、詳しくは展開および折
り畳み可能な苗載せ台の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多条田植機は、苗を載置した苗載せ部を
横方向に複数配置して苗載せ台を形成し、展開状態にお
いて横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ
部に重合して前記苗載せ台を折り畳み可能としたもので
あるが、条数が多くなるほど、機体から左右横方向に突
出する量が大きくなるため、一般の路上を走行する時は
車両基準に合わず、従って例えば左右の最外側に位置す
る可動苗載せ部を固定苗載せ部に重ね合わせて折り畳む
ようにしている。
【0003】このような多条田植機の従来例として、例
えば実開昭57ー100825号公報や特開昭60ー4
1408号公報に記載された技術がある。これらの多条
田植機においては、展開状態における可動苗載せ部と固
定苗載せ部を、横送り金具やレール部にて締結するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の多条田植え機においては、その構造上、可動苗載せ
部と固定苗載せ部との締結部が限定されてしまうため、
完全なる苗載せ台の締結を行うことが困難であるという
課題があった。
【0005】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、展開状態に
おいて固定苗載せ部と可動苗載せ部との接合部にガタや
ズレを生じさせることなく強固に締結することのできる
多条田植機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、苗を載置する苗載せ部(13a,13
b)を横方向に複数配置して苗載せ台(12)を形成
し、展開状態において少なくとも横方向最外側に位置す
る可動苗載せ部(13b)を固定苗載せ部(13a)に
折り畳み可能とした多条田植機において、展開状態にあ
る前記可動苗載せ部(13b)と前記固定苗載せ部(1
3a)との接合部(40)を、苗載せ部の縦方向の下部
の苗縦送り部位および苗載せ部の中間部にて着脱自在に
連結する第一および第二の連結部材(33,33)と、
苗載せ部の縦方向の上部にて着脱自在に連結する第三の
連結部材(44)と、により締結すると共に、前記第一
および第二の連結部材(33,33)は、手元側に設け
られたハンドル(33a’)と、先端にネジ(33
a”)が形成され前記可動苗載せ部(13b)の横方向
両端部を貫通する連結杆(33a)とを有し、前記ハン
ドル(33a’)を前記可動苗載せ部(13b)の横方
向外側から操作して締結自在とし更に、前記可動苗載
せ部(13b)の折り畳み状態では、前記連結杆(33
a)の先端のネジ(33a”)を、前記固定苗載せ部
(13a)の表面側に立設された起立部材(34)に螺
着して折り畳み姿勢に固定する、 ことを特徴とする。
【0007】前記第三の連結部材をクランプ部材(4
4)とし、可動苗載せ部(13b)側および固定苗載せ
部(13a)側のいずれか一方に設けられかつ位置決め
ピン(46)を植設したプレート(45)と、固定苗載
せ部(13a)側および可動苗載せ部(13b)側のい
ずれか他方に設けられかつ前記位置決めピン(46)が
嵌入される切り欠き孔(47)と、該切り欠き孔(4
7)に嵌入された位置決めピン(46)を締め付け固定
するクランプアーム(49)とを有し、前記可動苗載せ
部(13b)を折り畳み状態から展開状態にするとき
に、前記位置決めピン(46)を切り欠き孔(47)の
開口側ガイド面(55)に沿い横方向に押し込んで、可
動苗載せ部(13b)と固定苗載せ部(13a)とを締
結してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成により、本発明においては、展開状
態にある可動苗載せ部(13b)と固定苗載せ部(13
a)との接合部(40)を、苗載せ部の縦方向の下部の
苗縦送り部位において第一の連結部材(33)により連
結すると共に、苗載せ部の縦方向の中間部において第二
の連結部材(33)により連結し、更に、苗載せ部の縦
方向の上部において第三の連結部材(44)により連結
することで、苗載せ部の縦方向の3か所にて着脱自在に
締結するようにし、しかも、第一および第二の連結部材
(33,33)は、手元側に設けられたハンドル(33
a’)と、先端にネジ(33a”)が形成された連結杆
(33a)とを有し、前記ハンドル(33a’)を可動
苗載せ部(13b)の横方向外側から操作して締結する
ようにしたので、展開状態における締結後のガタや不安
定さを解消して堅固に締結することができ、更に、前記
連結杆(33a)の先端のネジ(33a”)を、前記固
定苗載せ部(13a)の表面側に立設された起立部材
(34)に螺着して折り畳み姿勢に固定するようにした
ので、展開状態においても、また、折り畳み状態におい
ても、苗載せ台(13a,13b)を安定的に保持する
ことが可能となる。
【0009】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0011】図1は、この発明の苗載せ装置を装着した
乗用の多条田植え機を示すもので、乗用田植え機1はそ
の前側が走行車2となっており、その後側に苗載せ装置
3が昇降リンク機構5を介して装着・支持されている。
【0012】前記走行車2は、前輪6および後輪7によ
り支持されている走行機体8を有しており、この走行機
体8の前輪6より前方にエンジン部9が搭載されてい
る。また、前記苗載せ装置3は、その下部にフロート1
0が配置され、このフロート10の上方に植付け装置1
1が配置されると共に、この植付け装置11の上方には
苗載せ台12が、斜め前方に向けて傾斜して配設されて
いる。
【0013】この苗載せ台12は、図2に示すように、
複数条の苗を載置する固定苗載せ部13aと、同様に複
数条の苗を載置する可動苗載せ部13bと、これら固定
苗載せ部13aおよび可動苗載せ部13bを載置・慴動
するエプロン15とから成っている。前記固定苗載せ部
13aは横方向に複数配置され、この固定苗載せ部13
aの横方向の更に外側に前記可動苗載せ部13bが配置
されていて、この可動苗載せ部13bが前記固定苗載せ
部13aに重合されて折り畳み可能とされている(図1
参照)。
【0014】そして本発明では、展開状態にある前記可
動苗載せ部13bと固定苗載せ部13aとの接合部を、
苗載せ部の縦方向の下部の苗縦送り部位および苗載せ部
の中間部を第一および第二の連結部材33,33にて着
脱自在に連結すると共に、苗載せ部の縦方向の上部を第
三の連結部材44にて着脱自在に連結して構成してい
る。そして、第一および第二の連結部材33,33は、
手元側に設けられたハンドル33a’と、先端にネジ3
3a”が形成され可動苗載せ部13bの横方向両端部を
貫通する連結杆33aとを有し、前記ハンドル33a’
を可動苗載せ部13bの横方向外側から操作して締結し
てなる。
【0015】すなわち、図3に示すように、展開状態に
ある可動苗載せ部13bと固定苗載せ部13aとの接合
部40は、苗載せ部13a,13bの縦方向の下部の苗
縦送り搬送部16a,16bと、縦方向の中間部および
上部の3か所にて着脱自在に連結されている。
【0016】前記固定苗載せ部13aと可動苗載せ部1
3bには、夫々植付け装置11に苗を送るコンベヤベル
トから成る苗縦送り搬送部16a,16bが装着されて
いて、これら苗縦送り搬送部16a,16bは、駆動軸
によって駆動される。そして、この苗縦送り搬送部16
a,16bの部位において、固定苗載せ部13aと可動
苗載せ部13bとの接合部40が第一の連結部材として
の連結部材33により連結されている。
【0017】前記連結部材33は、図4に示すように、
手元側に設けられたハンドル33a’と先端にネジ33
a”が形成された連結杆33aとを有し、連結杆33a
は前記可動苗載せ部13bの背面の横方向両端部を貫通
するようにして設けられていて、ハンドル33a’を可
動苗載せ部13bの横方向外側から操作して締結するこ
とができる。また、この連結杆33aの先端は、固定苗
載せ部13aの軸受け材41に一体的に固定された連結
板42に螺着されている。これにより、可動苗載せ部1
3bの横方向外側にてハンドル操作ができるため、例え
ば苗載せ台12の裏面側の下部の狭い空間で連結作業を
行う必要がなく、作業性の向上が図られると共に、展開
状態において、固定苗載せ部13aに対する可動苗載せ
部13bの苗縦送り搬送部16bの連結状態を強固に保
持することができる。
【0018】また、苗載せ部13a,13bの縦方向の
中間部は、ステー24に取り付けられたコ字状金具43
に、第二の連結部材としての連結部材33(第一の連結
部材と同一)の連結杆33aが螺着されて、固定苗載せ
部13aと可動苗載せ部13bとが連結されている。
【0019】更に、苗載せ部13a,13bの縦方向の
上部は、第三の連結部材としてのクランプ部材44によ
り連結されている。このクランプ部材44は、図5
(a)(b)に示すように、可動苗載せ部13b側に取
り付けられかつ位置決めピン46が植設されたプレート
45と、固定苗載せ部13a側に取り付けられ切り欠き
孔47を有するクランプベース48と、このクランプベ
ース48に装着されクランプアーム49を移動操作する
止め金具50とを有する。
【0020】そして、可動苗載せ部13bを折り畳み状
態から展開状態にする際、前記位置決めピン46を切り
欠き孔47の開口側ガイド面55に沿い横方向に押し込
んで、該切り欠き孔47に嵌入する。更に、この嵌入さ
れた位置決めピン46に対し、図5(b)の破線のよう
に、止め金具50を支点51を中心として上方に回動さ
せて、位置決めピン46にクランプアーム49を引っ掛
けてから元の位置に戻すことにより、可動苗載せ部13
bと固定苗載せ部13aとが締結される。
【0021】これにより、可動苗載せ部13bを折り畳
み状態から展開状態にするとき、可動苗載せ部13b側
に設けられた位置決めピン46が、切り欠き孔47の開
口側ガイド面55の作用で規定位置にくるよう導かれる
から、止め金具50で締結すると自動的に規定位置に誘
導されることになる。更に、前記クランプ部材44によ
り、接合部40にガタやズレが生ずるおそれがない。
【0022】なお、この実施例では、可動苗載せ部13
b側にプレート45を取り付け、固定苗載せ部13a側
にクランプベース48を取り付けた場合について説明し
たが、これとは逆に可動苗載せ部13b側にクランプベ
ース48を取り付け、固定苗載せ部13a側にプレート
45を取り付けても良い。
【0023】次に、図6〜図9に基づき、可動苗載せ部
13bと固定苗載せ部13aとの折り畳み構造について
説明する。
【0024】図6に示すように、前記固定苗載せ部13
aと可動苗載せ部13bとの背面は、リンクアーム20
によって連結され、このリンクアーム20は苗載せ台1
2の上下2箇所に設けられている(図9参照)。このリ
ンクアーム20はH形鋼から成り、その一端は前記可動
苗載せ部13bの横方向外側部に回動自在に軸着されて
いる。すなわち、図6および図9のように、上下2箇所
のリンクアーム20,20間は支点軸21により連結さ
れ、一方、可動苗載せ部13bの背面にはこの支点軸2
1が挿通される孔を有する断面L形の金具22がボルト
23により取り付けられていて、前記支点軸21と可動
苗載せ部13bとはこれらの金具22を介して図6の矢
印A方向に回動自在とされている。
【0025】また、リンクアーム20の他端は固定苗載
せ部13a側に回動自在に軸着されている。すなわち、
図6および図9のように、固定苗載せ部13aの背面に
はボルト26により断面L形の金具25が苗載せ台12
の上下2箇所に取り付けられていて、この金具25,2
5間はステー24により連結されている。更に、このス
テー24にはガイドプレート27が取り付けられてい
て、該ガイドプレート27には横方向に長孔30が穿設
されている。この長孔30はその外側端部にオフセット
された窪み31を有している(図8参照)。
【0026】一方、前記リンクアーム20には、ボルト
29によりプレート28が固着されていて、このプレー
ト28とガイドプレート27とでリンクアーム20を挟
むようにして該リンクアーム20にピン32が取り付け
られている。このとき、ピン32は前記長孔30に挿通
されて、リンクアーム20のピン32は長孔30に沿っ
てスライド可能となっている。そして、リンクアーム2
0はピン32を介してガイドプレート27に対し回動自
在に軸着されていて、前記可動苗載せ部13bのA方向
回動およびリンクアーム20の回動により、可動苗載せ
部13bは図7のように折り畳まれる。
【0027】更に、本実施形態では、可動苗載せ部13
bの折り畳み状態では、連結杆33aの先端のネジ33
a”を、固定苗載せ部13aの表面側に立設された起立
部材34に螺着して折り畳み姿勢に固定するようにして
いる。 すなわち、図6〜図9に示すように、前記可動苗
載せ部13bに隣接する前記固定苗載せ部13aの表面
内側には、起立部材34が立設されている。この起立部
材34は、図9のように、苗縦送り搬送部16aにおけ
る軸受け材41の取り付けボルト52を延長し、この取
り付けボルト52により固定苗載せ部13aの表側に設
けた固定板53を介して締結されている。また、この起
立部材34には、可動苗載せ部13bを折り畳み状態に
配置するときに、連結部材33の連結杆33aが螺着さ
れるための螺孔34bが形成されている。そして、可動
苗載せ部13bの折り畳み時に、固定苗載せ部13aと
可動苗載せ部13bとの同じ面を同一方向に向けて重合
配置される。
【0028】以上のように、本実施例では、軸受け材4
1の取り付けボルト52を利用して起立部材34を配置
したので、強固な構造となり、可動苗載せ部13bを折
り畳んだときには、この可動苗載せ部13bを強固に保
持することができる。また、起立部材34には、苗載せ
部13a,13bの縦方向に沿う2か所で連結部材33
を締結する螺孔34bが設けられているから、安定して
可動苗載せ部13bを保持することができる。
【0029】また、図7に示すように、前記固定苗載せ
部13aと可動苗載せ部13bのそれぞれの苗載置面に
は、リブ54に形成された穴(図示せず)に苗押えガイ
ド17が上下調節自在に挿入装着されている。そして、
固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bの接合部40
は、2分割されて対向配置されたリブ54a,54bが
形成され、かつその対向面が開放状態となった穴に前記
苗押えガイド17が挿入装着されている。このため、実
施例では、図7における苗押えガイド17の内寸法l2
は、可動苗載せ部13bのリブ54の穴間寸法l1 に等
しいか、または小さく設定されていて、苗押えガイド1
7の穴からの外れ(離脱)を防止している。これによ
り、可動苗載せ部13bが折り畳み状態にあっても、苗
押えガイド17がリブ54から外れることはない。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。
【0031】図4は、可動苗載せ部13bを折り畳み状
態から展開状態にしたときの部材構成を示す。苗載せ台
12を展開状態にするには、先ず、可動苗載せ部13b
を固定苗載せ部13aに接合する際、図5(a)(b)
に示すように、苗載せ部13a,13bの縦方向の上端
部にあるクランプ部材44の位置決めピン46が、切り
欠き孔47の開口側ガイド面55に沿って該切り欠き孔
47に嵌入されるようにする。この状態から、苗縦送り
部位にある連結部材33のハンドル33a’を操作し
て、連結杆33aの先端のネジ33a”を固定苗載せ部
13a側の連結板42に螺着する。続いて、同様にし
て、苗載せ部13a,13bの縦方向の中間部にある連
結部材33のハンドル33a’を操作して、連結杆33
の先端のネジ33a”をコ字状金具43に螺着する。
次に、前記クランプ部材44の止め金具50を操作し
て、クランプアーム49を締結する。
【0032】これにより、可動苗載せ部13bは、固定
苗載せ部13aに対し苗載せ部13a,13bの縦方向
の3点にて締結されることとなり、展開状態において強
固に保持されることになる。
【0033】なお、可動苗載せ部13bは苗載せ台12
の左右にあるので、左右の可動苗載せ部13bについて
別個にまたは同時に上記の作業を行う。また、上記の作
業は一例を示すものであり、その作業順序まで上記に従
わなければならないというものでもなく、多少順序が入
れ替わっても問題はない。
【0034】次に、図6のような苗載せ台12の展開状
態から、可動苗載せ部13bを折り畳むには、前記と反
対に、苗載せ部13a,13bの縦方向の下部と中間部
の連結部材33,33のハンドルを操作して、その連結
杆33aと連結板42およびコ字状金具43との螺合を
外す。そして、リンクアーム20を横方向外側に引っ張
ると、リンクアーム20のピン32が長孔30に沿って
スライドし、可動苗載せ部13bが固定苗載せ部13a
から引き離される。そして、リンクアーム20を更に横
方向外側に引っ張ると、リンクアーム20のピン32が
長孔30の外側端部に該長孔30に対しオフセットされ
た窪み31に入る。これにより、可動苗載せ部13bの
重みでリンクアーム20は傾斜し、プレート28の端部
がガイドプレート27の側面に当接した位置で保持され
る。しかも、ピン32は長孔30の窪み31に入るため
長孔30に沿って滑ることはない。このように、リンク
アーム20が傾斜しているため、可動苗載せ部13bは
支点軸21を中心として図6の矢印A方向に回動し易く
なる。
【0035】続いて、リンクアーム20および可動苗載
せ部13bを内側(矢印Bと反対の方向)に回転させ、
リンクアーム20を略直角状態に起立配置させる。そし
て、連結部材33のハンドルを操作して連結杆33aの
先端を起立部材34のネジ孔34bに螺着する。これに
より、固定苗載せ部13aと可動苗載せ部13bの同じ
面を同一方向に向けた折り畳み状態に重合配置すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、展
開状態にある可動苗載せ部と固定苗載せ部との接合部
を、第一および第二の連結部材と第三の連結部材とによ
苗載せ部の縦方向の3か所において締結すると共に、
第一および第二の連結部材は、手元側に設けられたハン
ドルと先端にネジが形成された連結杆とを有し、前記ハ
ンドルを可動苗載せ部の横方向外側から操作すること
で、展開状態における苗載せ部のガタや不安定さを解消
して強固に締結することができる。特に、本発明では前
記締結箇所のうち、苗縦送り部位にて連結したことによ
り、苗縦送り駆動部の連結状態を強固に保持することが
できる。
【0037】また、本発明では、苗載せ部の縦方向の上
部をクランプ部材により連結し、位置決めピンを切り欠
き孔の開口側ガイド面に沿い横方向に押し込むようにし
たことにより、苗載せ部の接合部にガタやズレを生じさ
せることなく強固に締結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植機の側
面図である。
【図2】苗載せ装置を展開した状態の多条田植機の平面
図である。
【図3】多条田植機の苗搬送部を示す概略平面図であ
る。
【図4】苗載せ装置を展開した状態の平面図である。
【図5】(a)クランプ部材の分解平面図である。 (b)その正面図である。
【図6】苗載せ装置を展開した状態の正面図である。
【図7】苗載せ装置を折り畳んだ状態の正面図である。
【図8】ガイドプレートの要部拡大図である。
【図9】苗載せ装置を折り畳んだ状態の多条田植え機の
要部側面図である。
【符号の説明】
1 乗用田植え機 2 走行車 3 苗載せ装置 11 植付け装置 12 苗載せ台 13a 固定苗載せ部 13b 可動苗載せ部 20 リンクアーム 21 支点軸 22,25 金具 23,26,29 ボルト 24 ステー 27 ガイドプレート 28 プレート 30 長孔 31 窪み 32 ピン 33 連結部材 33a 連結杆 34 起立部材 35 係止板 37 ストッパピン 40 接合部 44 クランプ部材 46 位置決めピン 47 切り欠き孔 49 クランプアーム 55 開口側ガイド面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−169614(JP,A) 特開 平6−276820(JP,A) 特開 平6−46623(JP,A) 実開 昭57−119624(JP,U) 実開 平6−7413(JP,U) 実開 平1−161187(JP,U) 実開 昭52−52519(JP,U) 実開 昭53−162026(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 73/00 - 73/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗を載置する苗載せ部を横方向に複数配
    置して苗載せ台を形成し、展開状態において少なくとも
    横方向最外側に位置する可動苗載せ部を固定苗載せ部に
    折り畳み可能とした多条田植機において、 展開状態にある前記可動苗載せ部と前記固定苗載せ部と
    の接合部を、苗載せ部の縦方向の下部の苗縦送り部位お
    よび苗載せ部の中間部にて着脱自在に連結する第一およ
    び第二の連結部材と、 苗載せ部の縦方向の上部にて着脱自在に連結する第三の
    連結部材と、により締結すると共に、 前記第一および第二の連結部材は、手元側に設けられた
    ハンドルと、先端にネジが形成され前記可動苗載せ部の
    横方向両端部を貫通する連結杆とを有し、前記ハンドル
    を前記可動苗載せ部の横方向外側から操作して締結自在
    とし更に、前記可動苗載せ部の折り畳み状態では、前記連結
    杆の先端のネジを、前記固定苗載せ部の表面側に立設さ
    れた起立部材に螺着して折り畳み姿勢に固定する、 ことを特徴とする多条田植機。
  2. 【請求項2】 前記第三の連結部材をクランプ部材と
    し、可動苗載せ部側および固定苗載せ部側のいずれか一
    方に設けられかつ位置決めピンを植設したプレートと、 固定苗載せ部側および可動苗載せ部側のいずれか他方に
    設けられかつ前記位置決めピンが嵌入される切り欠き孔
    と、該切り欠き孔に嵌入された位置決めピンを締め付け
    固定するクランプアームと、を有し、 前記可動苗載せ部を折り畳み状態から展開状態にすると
    きに、前記位置決めピンを切り欠き孔の開口側ガイド面
    に沿い横方向に押し込んで、可動苗載せ部と固定苗載せ
    部とを締結してなる、 ことを特徴とする請求項1記載の多条田植機。
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