JP3422783B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3422783B2
JP3422783B2 JP2001086013A JP2001086013A JP3422783B2 JP 3422783 B2 JP3422783 B2 JP 3422783B2 JP 2001086013 A JP2001086013 A JP 2001086013A JP 2001086013 A JP2001086013 A JP 2001086013A JP 3422783 B2 JP3422783 B2 JP 3422783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体に対して着脱
可能な給紙カセットと、一部に切欠面が形成された半円
形状の給紙コロとを備えた給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置等の画像形成装置に記録紙を給
紙する給紙装置において、記録紙は、装置本体に対して
着脱可能な給紙カセットに収納され、分離給紙機構によ
って給紙カセットから分離給紙される。分離給紙された
記録紙は、装置本体に配置された搬送ローラ対によって
搬送路内を搬送され、さらにレジストローラ対によって
位置合わせされた後、画像形成装置の画像形成部に所定
のタイミングで搬送開始される。
【0003】前記分離給紙機構としては、回転時に給紙
カセット内の記録紙に対して所定のタイミングで接離す
る給紙コロを備えたものがある。
【0004】図8は、従来の給紙装置における給紙コロ
及び回転軸の一例を示す正面図であり、図9は図8に示
した給紙コロの側面図である。
【0005】給紙コロ30は、図示を省略した駆動機構
によって回転させられる回転軸1に軸着されており、弦
方向に平行な欠切面31aが形成されたコア部31,コ
ア部31の外周面における円周形状部に被着されたゴム
カバー32等から構成されている。
【0006】コア部31には、回転軸1が貫入する貫通
孔31bが形成され、欠切面31aにはネジ33を螺入
するメネジ孔31cが形成されている。
【0007】ネジ33は、貫通孔31bに貫入している
回転軸1に先端部を圧接することにより、給紙コロ30
を回転軸1に固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の給紙装置に
おいて、非動作時に給紙カセットを装置本体から抜脱す
る場合、給紙コロ30が給紙カセットに対して干渉する
ことを防止するため、給紙コロ30は、欠切面31aが
記録紙と略平行な初期位置に保持されている。
【0009】しかし、停電等によって給紙コロ30が初
期位置に保持されていない状態で給紙カセットを装置本
体から抜脱した場合、給紙コロ30が給紙カセットに当
接して抜脱不能になったりすることがある。
【0010】また、記録紙が搬送され、搬送路や搬送ロ
ーラに摺接することにより、給紙カセットが摩擦帯電す
るため、給紙カセットから装置本体に対してスパークが
発生することがあり、スパークの発生は装置の誤動作の
原因となる。
【0011】また、給紙コロ30は、貫通孔31bに貫
入している回転軸1に対してネジ33によって固定され
ているため、例えば給紙コロ30を交換するにはドライ
バー等の工具によってネジ33を緩め、さらに回転軸1
を装置本体から取外す必要があり、また組付時には逆の
手順で行う必要がある。このように給紙コロ30の組付
作業及び取外し作業は工程数が多いため、長時間を要
し、かつ煩雑な作業となる。
【0012】さらに、給紙コロ30は、前述したように
装置の非動作時に初期位置に保持されるように回転軸1
に対して固定する必要があり、ネジ33による固定前に
回転方向の位置調整作業が必要となる。
【0013】本発明の目的は、装置における誤動作の発
生を防止でき、また給紙コロ等の干渉を受けることなく
給紙カセットを確実に装置本体に対して着脱できる給紙
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、装置本体に対して着脱可能な給紙カセット
と、一部に切欠面が形成された半円形状をなし、給紙カ
セット内の記録紙を分離給紙するため給紙コロと、前記
給紙カセットに形成された記録紙の搬送路と、この搬送
路内で記録紙を搬送するため相対向する装置本体の本体
側ローラ及び給紙カセットのカセット側ローラによって
構成されるローラ対とを備え、着脱時に給紙コロに対す
る接触を避けるため給紙カセットに欠成部を形成したこ
とを特徴とする。さらに、前記給紙カセット内における
記録紙の有無を検知するための記録紙有無検知センサー
を装置本体に配置し、しかも着脱時に前記記録紙有無検
知センサーに対する接触を避けるため給紙カセットに欠
成部を形成したことを特徴とする。さらに、着脱動作時
にユーザーが前記給紙カセットを把持するため給紙カセ
ットに把持部を設けたことを特徴とする。さらに、装置
本体のガイドレールに形成された係合部に対して、装着
位置に位置決めするため付勢力によって係合する係合部
材を給紙カセットに配置したことを特徴とする。さら
に、前記カセット側ローラを前記給紙カセットに対して
導電接触させ、かつ前記装着位置にある状態で給紙カセ
ットを装置本体に対して導電接触させるように構成した
ことを特徴とする。さらに、記録紙に対する接触面積を
減少させるため、前記搬送路を構成するガイド面に、搬
送方向にリブ形状部を延在させたことを特徴とする。さ
らに、前記ガイド面に、前記搬送路内において記録紙を
検知するため装置本体に配置された記録紙通過検知セン
サーの作動レバー先端が、非検知状態で挿入される凹形
状部を形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の手段によれば、一部に切欠面が形成され
た半円形状をなす給紙コロと、給紙カセットに形成され
た欠成部とによって、着脱時に回転方向における給紙コ
ロの位置にかかわらず給紙コロと給紙カセットとが接触
することを防止できる。さらに装置本体に配置され給紙
カセット内の記録紙を検知する記録紙有無検知センサー
と、給紙カセットに形成された欠成部とによって、記録
紙有無検知センサーの一部を給紙カセット内に挿入した
状態で配置することができる。さらに給紙カセットに設
けられた把持部によって、着脱時にユーザーは把持部を
把持して給紙カセットを移動させることができる。さら
にガイドレールの係合部に係合する給紙カセットの係合
部材によって、給紙カセットを装置本体における装着位
置に位置決めできる。さらにカセット側ローラを給紙カ
セットに対して導電接触させ、かつ装着位置で給紙カセ
ットを装着本体に対して導電接触させる構成によって、
カセット側ローラ,給紙カセット及び装置本体での各電
位を等しいものにすることができる。さらに搬送路に形
成されたリブ形状部によって、記録紙と搬送路との接触
面積を減少させることができる。さらにガイド面に形成
された記録紙通過検知センサーの作動レバー先端が挿入
される凹形状部によって、作動レバーの位置が変動して
も挿入長の範囲内ならば、作動レバーを検出可能な状態
に保持することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】以下の各図面において図8及び図9に基づ
いて説明した部材については、同一符号を付して説明を
省略する。
【0018】図1は、本発明の一実施例における要部の
構成を示す側面断面図である。
【0019】図1は、給紙カセット10が装置本体にお
いて装着位置に装着されている状態を示している。
【0020】給紙カセット10は、ケース部11内に記
録紙Pを収納しており、底板11aにおいて軸支されて
いる付勢板12によって記録紙Pを上方に付勢してい
る。
【0021】給紙カセット10が装着位置にセットされ
ている状態で、ケース部11内の記録紙Pは、装置本体
に配置された記録紙有無検知センサー2によって検知さ
れる。記録紙有無検知センサー2は、作動レバー2aを
ケース部11内に突出させ、作動レバー2aが記録紙P
に押圧されることにより、記録紙Pの有無を検知する。
【0022】また、装置本体には給紙コロ30が配置さ
れており、前述したように給紙コロ30は、非動作時に
おいて欠切面31aが記録紙Pに対向する初期位置に保
持されている。
【0023】給紙カセット10は、ケース部11内から
分離給紙された記録紙Pをガイドするための相対向する
ガイド面13a,13bからなる搬送ガイド路13及び
下段の給紙カセット(図示省略)から搬送されてきた記
録紙Pをガイドするための相対向するガイド面14a,
14bからなる搬送ガイド路14が形成されている。搬
送ガイド路13には加圧ローラ15が、搬送ガイド路1
3と搬送ガイド路14との合流点近傍には加圧ローラ1
6が、それぞれ配置されている。装着位置において加圧
ローラ15,16は、装置本体の駆動ローラ3,4に当
接して、それぞれローラ対を構成する。これらのローラ
対は、駆動ローラ3,4の駆動機構におけるクラッチの
有無によって、レジストローラ対、又は搬送ローラ対と
して構成されている。
【0024】駆動ローラ4の下方には記録紙通過検知セ
ンサー5が配置されており、記録紙通過検知センサー5
は、オフ状態で対向するガイド面14bに凹形状部を形
成するため設けられた開口部14cに作動レバー5aの
先端部を挿入している。
【0025】装着位置にある給紙カセット10は、矢線
A1方向に移動させることにより、装置本体から抜脱さ
れる。ケース11の底板11aに垂設された後板11b
には、欠成部11cが形成されている。後板11bに欠
成部11cを形成したことにより、着脱時において給紙
コロ30が非初期位置にあるときでも給紙カセット10
に対して接触することを防止でき、さらに記録紙有無検
知センサー2が給紙カセット10に対して接触すること
を防止できる。
【0026】図2は、本実施例における給紙カセットの
一部を断面図とした斜視図である。
【0027】搬送ガイド路13,14内における相対向
するガイド面13a,13b,14a,14bには、搬
送方向に延在するリブ形状部17が形成されている。搬
送ガイド路13,14内において記録紙Pは、リブ形状
部17に接触して搬送されるため、給紙カセット10に
対する接触面積が減少する。
【0028】また、給紙カセット10の側面には、着脱
時にユーザーが把持するため把手10aが配置され、後
述する装置本体のガイドレールに対して摺接するガイド
部材18が形成され、さらに給紙カセット10内に配置
された板バネ(図示省略)によって矢線B方向に付勢さ
れている係合レバー19が、内部から突出している。
【0029】給紙カセット10に把手10aを配置した
ことにより、ユーザーは、把持可能な把手10aを介し
て給紙カセット10に対して着脱方向の力を加えること
ができるため、着脱時における操作性を向上できる。
【0030】図3は、本実施例における給紙カセットの
着脱動作の説明図である。
【0031】装置本体の挿入口6から挿入された給紙カ
セット10は、ガイドレール7に対してガイド部材18
を摺接して矢線A2方向に移動させられる。給紙カセッ
ト10が装着位置に到達したとき、係合レバー19が、
付勢力によってガイドレール7の上面に形成された係合
溝7aに嵌入して給紙カセット10を位置決めする。ま
た、抜脱時には給紙カセット10に対して矢線A1方向
の力を加えて装着位置から移動させることにより、付勢
力に抗して係合レバー19は、係合溝7aに沿って押上
げられ、係合溝7aから離間する。
【0032】係合レバー19の嵌入時においてでは、嵌
入していないときと比較し給紙カセット10を矢線A1
方向に移動させるために必要な力が大きくなるため、ユ
ーザーは、把手10aに加える力の差によって給紙カセ
ット10が装着位置にあるのか、又は非装着位置にある
のかを判断することができる。
【0033】図4は、本実施例における加圧ローラの構
成図である。
【0034】加圧ローラ16の加圧ローラ軸16aに
は、給紙カセット10に止着された導電板20が弾接し
ている。導電板20を加圧ローラ軸16aに対して弾接
させることにより、加圧ローラ16を給紙カセット10
に対して導電状態とすることができる。
【0035】さらに、装着位置においては、給紙カセッ
ト10のガイド部材18が、装置本体のガイドレール7
に接触していることにより、給紙カセット10は、装置
本体に対して導電状態となっている。
【0036】図示を省略するが他の加圧ローラ15にお
いても、同様な構成によって、加圧ローラ15は、給紙
カセット10に対して導電状態となっている。
【0037】図1に基づいて本実施例における記録紙P
に対する給紙動作及び搬送動作を簡略に説明する。
【0038】図示を省略した制御部は、記録紙有無検知
センサー2から出力される記録紙有無検知信号によって
記録紙Pの有無を判断し、外部からの給紙信号が入力す
ることにより給紙搬送動作を開始する。
【0039】給紙コロ30は、初期位置から矢線C方向
に回転して円周部を最上部の記録紙Pに当接させること
により、最上部の記録紙Pを搬送ガイド路13方向に分
離給紙する。分離給紙された記録紙Pは、駆動ローラ3
及び加圧ローラ15から構成されるローラ対によって挾
持されて搬送ガイド路13を搬送され、搬送ガイド路1
4との合流点近傍に配置された記録紙通過検知センサー
5の作動レバー5aに接触して検知される。また、搬送
ガイド路14内を搬送されてきた記録紙Pも、記録紙通
過検知センサー5によって同様に検知される。
【0040】記録紙通過検知センサー5からの検知信号
によって記録紙Pの位置を判断した制御部は、駆動ロー
ラ4及び加圧ローラ16から構成されるレジストローラ
対の当接部において記録紙Pを一時停止させ、所定のタ
イミングで記録紙Pを図示を省略した装置本体の画像形
成部に再び搬送開始する。
【0041】以上、説明した本実施例によれば給紙搬送
時において、加圧ローラ16の加圧ローラ軸16aに導
電板20を弾接させたことにより、加圧ローラ16を給
紙カセット10に対して導電状態とすることができ、ま
た同様な構成によって加圧ローラ15を導電状態とする
ことにより、加圧ローラ15,16の摩擦帯電を防止で
き、さらに搬送ガイド路13,14のガイド面13a,
13b,14a,14bにリブ形状部17を形成したこ
とにより、給紙カセット10の記録紙Pに対する接触面
積を減少できるため、給紙カセット10が摩擦帯電する
ことを防止でき、さらに装着位置で給紙カセット10を
装置本体に対して導電状態としたことにより、給紙カセ
ット10の電位を装置本体と同レベルにすることがで
き、以上の結果として給紙カセット10と装置本体間で
のスパークの発生を防止できるため、スパークによって
装置において誤動作が発生することを防止できる。ま
た、記録紙通過検知センサー5の作動レバー5aの先端
が、ガイド面14bに形成された開口部14cに挿入さ
れていることにより、作動レバー5aの位置が変動した
場合でも挿入長の範囲内であるならば、搬送ガイド路1
3,14内を通過する記録紙Pが確実に作動レバー5a
に対して接触するため、記録紙通過検知センサー5によ
って搬送ガイド路13,14内を通過する記録紙Pを確
実に検知でき、装置制御における誤動作の発生を防止で
きる。
【0042】また、ケース部11において後板11bに
欠成部11cを形成したことにより、停電,故障等の原
因によって給紙コロ30が初期位置にないときでも、ケ
ース部11と給紙コロ30とが接触しないため、給紙カ
セット10を装置本体に対して着脱でき、さらに記録紙
有無検知センサー2をケース部11に配置したことによ
り、記録紙Pを直接検知できるので、ケース部11内の
記録紙Pの検知機構を簡素化できる。
【0043】図5は、本実施例における給紙コロ及び回
転軸を示す正面図である。
【0044】図6及び図7は、本実施例における給紙コ
ロ及び回転軸を示す側面図である。
【0045】図6は、図5に示した矢線D方向からの側
面図であり、図7は、図5に示した矢線E方向からの側
面図である。
【0046】回転軸1には、図6に示すように長さの異
なる2本の嵌入ピン1a,1bが同一直径方向に植設さ
れている。また、コア部31の欠切面31aには、回転
軸1に対して外嵌するためU字型の外嵌溝31cが形成
され、さらに外嵌溝31c内には、前述した嵌入ピン1
a,1bが嵌入し、しかも嵌入ピン1a,1bの長さに
対応した嵌入溝34a,34bが形成されている。
【0047】回転軸1に外嵌された給紙コロ30は、回
転方向における位置を調整されて矢線D方向に移動され
ることにより、嵌入ピン1a,1bがそれぞれ側面31
dから嵌入溝34a,34bに嵌入する。
【0048】給紙コロ30は、一部に切欠面が形成され
た半円形状をなす形状であるため、回転時に記録紙Pに
対して所定のタイミングで接離するには、回転方向にお
いて回転軸1の所定の位置に固定されなければならな
い。
【0049】嵌入ピン1aと嵌入ピン1bとの長さが異
なり、さらに嵌入溝34aと嵌入溝34bとの形状がそ
れぞれの嵌入ピン1a,1bの長さに対応しており、嵌
入ピン1aを嵌入溝34aに、嵌入ピン1bを嵌入溝3
4bにそれぞれ嵌入することにより、給紙コロ回転方向
において回転軸1の所定の位置に常に固定することがで
きる。
【0050】嵌入ピン1a,1bが嵌入溝34a,34
bに嵌入した状態で、回転軸1に対して固定リング35
が嵌着され、側面31eに圧接している。
【0051】固定リング35は、円周方向において切れ
目が形成され、かつ円周接線方向に弾性を有しているた
め、回転軸1に対して押圧又は引張ることにより切れ目
の幅が弾性的に変化するため、着脱自在に構成されてい
る。
【0052】固定リング35が側面31eに圧接するこ
とにより、嵌入ピン1a,1bが嵌入溝34a,34b
の底部に当接するため、給紙コロ30は軸方向において
固定される。
【0053】給紙コロ30は、回転方向において嵌入ピ
ン1a,1bが嵌入溝34a,34bに嵌入することに
より固定され、さらに軸方向において着脱自在な固定リ
ング35が回転軸1に嵌着されることにより固定される
ため、ドライバー等の工具を使うことなく回転軸1に対
して簡単に着脱可能となる。
【0054】さらに、コア部31の側面31dには、回
転軸1に密着する面を備えた傾斜防止部36が垂設され
ており、給紙コロ30が回転軸1に対して傾斜すること
を防止している。
【0055】傾斜防止部36によって給紙コロ30が傾
斜することを防止できるため、記録紙Pに対する当接面
積が常に一定となり、記録紙Pを安定して分離給紙する
ことができる。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
一部に切欠面が形成された半円形状をなす給紙コロと、
給紙カセットの欠成部とによって、着脱時に回転方向に
おける給紙コロの位置にかかわらず給紙コロと給紙カセ
ットとが接触することを防止できるため、例えば停電,
故障等で給紙コロが所定の位置にないときでも給紙カセ
ットを着脱でき、さらに給紙カセット内の記録紙を検知
する記録紙有無検知センサーと、給紙カセットの欠成部
とによって、記録紙有無検知センサーの一部を給紙カセ
ット内に挿入した状態で配置することができるため、例
えば記録紙有無検知センサーを記録紙に対して接触検知
可能な位置に配置でき、さらに給紙カセットの把持部に
よって、着脱時にユーザーは把持部を把持して給紙カセ
ットを移動させることができるため、操作性を向上で
き、さらにガイドレールの係合部に係合する給紙カセッ
トの係合部材によって、給紙カセットを装置本体におけ
る装着位置に位置決めできるため、記録紙に対する分離
給紙を確実に行わせることができ、さらにカセット側ロ
ーラを給紙カセットに対して導電接触させ、かつ装着位
置で給紙カセットを装置本体に対して導電接触させる構
成によって、カセット側ローラ,給紙カセット及び装置
本体での各電位を等しくすることができるため、各部材
間での装置の誤動作の原因となり得るスパークの発生を
抑制でき、さらに搬送ガイド路に形成されたリブ形状部
によって、記録紙と搬送ガイド路との接触面積を減少で
きるため、スパークの発生原因となる摩擦帯電を減少で
き、さらにガイド面に形成された凹形状部によって、作
動レバーの位置が変動しても挿入長の範囲内ならば、作
動レバーを検出可能な状態に保持することができるた
め、記録紙を確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における要部の構成を示す側
面断面である。
【図2】本実施例における給紙カセットの一部を断面図
とした斜視図である。
【図3】本実施例における給紙カセットの着脱動作の説
明図である。
【図4】本実施例における加圧ローラの構成図である。
【図5】本実施例における給紙コロ及び回転軸を示す正
面図である。
【図6】本実施例における給紙コロ及び回転軸を示す側
面図である。
【図7】本実施例における給紙コロ及び回転軸を示す側
面図である。
【図8】従来の給紙装置における給紙コロ及び回転軸の
一例を示す正面図である。
【図9】図8に示し給紙コロの側面図である。
【符号の説明】
1…回転軸、 1a,1b…嵌入ピン、 2…記録紙有
無検知センサー、 5…記録紙通過検知センサー、 5
a…作動レバー、 7…ガイドレール、 7a…係合
溝、 10…給紙カセット、 10a…把手、 13,
14…搬送ガイド路、 13a,13b,14a,14
b…ガイド面、 14c…開口部、 17…リブ形状
部、 19…係合レバー、 20…導電板、 30…給
紙コロ、 34a,34b…嵌入溝、 35…固定リン
グ、 36…傾斜防止部材。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して着脱可能な給紙カセッ
    トと、一部に切欠面が形成された半円形状をなし、給紙
    カセット内の記録紙を分離給紙するための給紙コロと、
    前記給紙カセットに形成された記録紙の搬送路と、この
    搬送路内で記録紙を搬送するため相対向する装置本体の
    本体側ローラ及び給紙カセットのカセット側ローラによ
    って構成されるローラ対とを備え、着脱時に前記給紙コ
    ロに対する接触を避けるため前記給紙カセットに欠成部
    を形成したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙カセット内における記録紙の有
    無を検知するための記録紙有無検知センサーを装置本体
    に配置し、しかも着脱時に前記記録紙有無検知センサー
    に対する接触を避けるため給紙カセットに欠成部を形成
    したことを特徴とする請求項1の給紙装置。
  3. 【請求項3】 着脱動作時にユーザーが前記給紙カセッ
    トを把持するため給紙カセットに把持部を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2の給紙装置。
  4. 【請求項4】 装置本体のガイドレールに形成された係
    合部に対して、装着位置に位置決めするため付勢力によ
    って係合する係合部材を給紙カセットに配置したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載され
    た給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記カセット側ローラを前記給紙カセッ
    トに対して導電接触させ、かつ装着位置にある状態で給
    紙カセットを装置本体に対して導電接触させるように構
    成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載された給紙装置。
  6. 【請求項6】 記録紙に対する接触面積を減少させるた
    め、前記搬送路を構成するガイド面に、搬送方向にリブ
    形状部を延在させたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載された給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド面に、前記搬送路内において
    記録紙を検知するため装置本体に配置された記録紙通過
    検知センサーの作動レバー先端が、非検知状態で挿入さ
    れる凹形状部を形成したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載された給紙装置。
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