JP3421343B2 - マトリックスされた音声信号の適応再マトリックス処理 - Google Patents

マトリックスされた音声信号の適応再マトリックス処理

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 音声信号処理に関し、特に雑音レベルが信号の振幅レ
ベルと共に変化する環境においてマトリックスされた音
声信号、即ち、信号の周波数成分表示を適応改変するこ
とに関する。
背景技術 オーディオ(音声)マトリックス符号化及び復号は、
4チャンネル音を2トラック又は2チャンネル媒体で伝
送するために映画及びビデオレコーディング(録画)の
サウンドトラックに広く用いられる。最も普通に用いら
れるシステムは、「MP」マトリックス、即ち、4チャン
ネル音源を2チャンネル記録媒体に記録しかつ4チャン
ネルを再生する、4:2:4マトリックスシステムである。M
Pマトリックスを用いる商用システムは、Dolby Stereo
及びDolby Surroundの商標で知られている。
MP4:2符号化マトリックスは次の関係式によって限定
される。
LT=L+0.707C+0.707S (式1) RT=R+0.707C−0.707S (式2) ここで、Lは左チャンネル信号、Rは右チャンネル信
号、Cは中央チャンネル信号、Sはサラウンド(環境)
チャンネル信号である。従って、マトリックスエンコー
ダ(符号器)出力信号は、4つの源信号の加重和であ
る。LT及びRTはマトリックス出力信号である。
MP2:4復号マトリックスは、次の関係式によって限定
される。
ここで、L′は復号された左チャンネル信号を表し、
R′は復号された右チャンネル信号を表し、C′は復号
された中央チャンネル信号を表し、S′は復号されたサ
ラウンド(環境)チャンネル信号を表す。従って、マト
リックスデコーダ(復号器)では、その出力は4:2エン
コーダマトリックス出力信号LT及び同RTの加重和から
形成される。
4:2:4マトリックス装置の知られた短所のために、復
号マトリックスからの出力信号L′、C′、R′、S′
は、符号化マトリックスへの対応する4入力信号と厳密
には同一でない。これは、式1及び式2からのL、C、
R、Sの加重値を式3乃至式6に代入することにより容
易に証明される。
漏話成分(L′信号の0.707(C+S)等)は望ましく
ないが、基本的4:2:4マトリックス技術の限界である。
2:4デコーダマトリックスの性能を改善するためには
各種の研究方法が知られている。一例が米国特許第4,79
9,260号に述べられており、同特許全体が参照により本
明細書に組込まれる。この種の既知の復号器(デコー
ダ)改良技術は、チャンネル分離の改良及び復号された
信号チャンネル間の漏話の低減に向けられる。本発明は
この種の問題には向けられないが、それらと両立でき
る。従って、もし所望なら、以下に述べる本発明の2:4
マトリックスデコーダは、260特許に述べられているよ
うな2:4マトリックスデコーダ強化又は他マトリックス
デコーダ強化技術を組込むことができる。簡単な4:2:4
マトリックス方程式と共に本発明が説明されよう。
MPマトリックスに加えて、1970年代に導入された2つ
競合する4チャンネルシステムの基礎をなす「QS」及び
「SQ」システム等の他の4:2:4音声マトリックスシステ
ムが知られている。本発明は、MPマトリックスと共に用
いることに限定されない。
歴史的に、4:2:4音声マトリックス符号化及び復号
は、ビニール製音盤(レコード)、映画フィルムの光学
的サウンドトラック(即ち、ステレオ可変面積、即ち、
SVA光学的サウンドトラック)、ビデオテープ及びビデ
オディスクの音声トラックのような、2チャンネル、2
トラック又はステレオ式アナログ記録媒体と共に主とし
て用いられてきた。
より最近では、4:2:4音声マトリックス符号化及び復
号もまた、コンパクトディスク、ビデオテープレコーデ
ィング記録及びビデオディスクのデジタル音声トラック
の様な、2チャンネルデジタル録音媒体と共に用いられ
てきた。
直ぐ上で述べたアナログ及びデジタルシステムでは、
チャンネル内の信号振幅に関連する相関関係のないチャ
ンネル雑音は、生成されないか又は概して取るに足りな
い程小さい。しかし、心理音響学に基づく低ビットレー
ト変換及びサブバンド(小帯域)コーダ(符号器)のよ
うな、ある型のデジタル音声システムでは、低ビットレ
ート符号化量子化の結果として生じる、チャンネル内の
信号振幅と共に増大する相関関係のない雑音が発生され
る。しかし聴取者は、チャンネル内のより音の大きい所
望の信号成分により雑音が掩蔽されるので、概してそれ
を知覚しない。雑音は、エンコーダのチャンネルを横切
って又はチャンネル間では相関関係はない。
マトリックスされかつ符号化された信号が低ビットレ
ートのエンコーダ/デコーダシステムに加えられ、その
後逆(脱)マトリックスされると、或る信号状態下にお
いて逆マトリックスすることで、特定チャンネルにおい
て隠蔽信号が雑音から分離され、従ってそのチャンネル
において潜在的に雑音が可聴にされる。これは、当該チ
ャンネルの信号振幅と関連する相関関係のない雑音を生
成する他のシステムにおいても問題であり、雑音は当該
チャンネルを横切って又は同チャンネル間では相関関係
はない。
この問題の一例として、左、右及びサラウンド入力に
信号を加えることなく(0dB SPL)、100dB SPL(音圧レ
ベル)の信号がMPマトリックスエンコーダの中央入力チ
ャンネルに印加されると仮定したらどうだろう。式1及
び式2に従って該エンコーダと通してこの信号がLT及
びRT出力に等分に加えられ、3dB減衰され、LT及びRT
信号は97dB SPLの等レベルに帰着する。これらの信号を
処理する低ビットレートエンコーダが30dBの瞬間信号対
雑音比(SNR)を有するものとさらに仮定すると、相関
関係のある97dB LT、RT信号は、それぞれ97−30=67dB
の相関関係のない雑音を得るであろう。この相関関係の
ない雑音は、MPマトリックス復号された左、中央及び右
チャンネルの各々において、それぞれの97dB信号により
掩蔽されるであろう。しかし、LTからRTを減算するこ
とによってMPマトリックス復号器がサラウンドチャンネ
ルを復元すると、97dBの相関関係のある信号成分は相殺
されるが、67dBの雑音成分は相関関係がないので加算さ
れ、雑音を掩蔽する信号のないサラウンドチャンネルの
67dB SPL雑音に帰着する。
この問題は、本例のサラウンドチャンネルのような、
一チャンネルが分離して聴取されるとき顕著である。し
かし、他のスピーカで再生される他チャンネルの信号か
らの若干の掩蔽がある場合には、通常の聴取条件下にお
ける何かの信号状態下でもなお耳につく。問題を特殊な
一例の信号状態で説明されたが、掩蔽されない雑音の問
題は他の信号状態下でも生じることは当業者にとって明
らかであろう。
一方では2つのMPマトリックス符号化されたトラック
を有する、特に映画のような、極めて多数の音源のため
に、他方ではますます増加する低ビットレート符号化シ
ステムの使用のために、2チャンネルMPマトリックス符
号化された音源が低ビットレート符号化システムによっ
て記憶され又は送信されことが期待できそうなので、た
った今述べたばかりの掩蔽されない雑音問題を解決する
緊急の必要性がある。この問題の解決策では、現存する
多数のMPマトリックス符号化音源及びMPマトリックス復
号ハードウェアとの両立性を維持する必要性を考慮しな
ければならない。
本発明はMPマトリックスと関連して説明されるが、本
発明の原理が他の4:2:4音声マトリックスシステムにも
適用し得ることは当業者には明らかであろう。さらに本
発明は、エンコーダ内の音声信号が周波数成分に分割さ
れる低ビットレート符号化システムと関連して説明され
るが、本発明の原理が信号振幅に関する相関性のない雑
音がチャンネル内で生成されかつ雑音がチャンネルを横
切って又はチャンネル間で相関関係のない他の環境にも
適応され得ることは当業者にとって明らかであろう。
発明の要約 本発明によれば、掩蔽されない雑音の問題を解決する
方法及び装置が提供される。本解決法では、現存するマ
トリックス符号化されたソフトウェア及びマトリックス
ハードウェアとの互換性が維持される。本発明によれば
マトリックスは、掩蔽されない雑音の問題を軽減するた
めに、動的信号状態に従ってさらなるマトリックスによ
り必要に応じて適応改変される。これは、符号化及び復
号マトリックスとは別の適応再マトリックス(リマトリ
クシング)装置又は機能によって達成されるのが望まし
い。しかし、専用のエンコーダ又はデコーダのような若
干の環境の下では、マトリックスは物理的又は機能的に
適応再マトリックスと結合させてもよい。そのような結
合は2つの同等な関係、即ち、単一可変マトリックス又
は可変マトリックスと関連づけられた固定マトリックス
のいずれかに帰着するであろう。適応再マトリックス装
置もしくは機能は、時間領域又は周波数領域内で作動で
きる。
本発明の好適な1実施形態において適応再マトリック
ス化は、低ビットレートエンコーダ及びデコーダの統合
作用として行われ、4:2符号化マトリックスはエンコー
ダへ2つの入力チャンネルを与え、2:4復号マトリック
スはデコーダから2つの出力チャンネルを受信する。
本発明による適応再マトリックスは、静かな成分を騒
々しい成分から隔離するために、改変されていない4:2
マトリックスエンコーダから入って来るマトリックスさ
れた信号を再マトリックスし、それによって大音信号の
低ビットレート符号化量子化雑音で小音信号が劣化する
のを防ぐ。復号器も同様に再マトリックスを備え、同再
マトリックスはエンコーダ再マトリックスを追跡し、改
変されていない2:4マトリックス復号器よって必要とさ
れる形に信号を復元する。上記の通り、該2:4マトリッ
クス復号器は分離強化技術を用いてもよいが、そのよう
な技術を用いることは本発明には関しない。
最も広い態様において本発明によるエンコーダ適応再
マトリックスは、マトリックス出力信号又はマトリック
ス出力信号の和及び差を符号化、伝送又は記憶及び検索
に選択的に用いる装置を含む。
マトリックス出力信号又はマトリックス出力信号の和
及び差のいずれを選ぶかは、出力音声信号がデコーダ内
で再生されるときどれがより少なくかつ望ましくない人
工物に帰着するかの決定に基づいて選択される。本発明
者は、マトリックス出力信号及び該マトリックス出力信
号の和と差のうちのいずれが最小振幅を有するかを決定
し、マトリックス出力信号のうちの1つが最小振幅を有
する場合にはマトリックス出力信号を符号化、伝送又は
記憶に用い、また、マトリックス出力信号の和及び差の
うちの1つが最小振幅を有する場合にはマトリックス出
力信号の和及び差を符号化、伝送又は記憶に用いること
によってこの効果が実質的に達成されることを確認して
いる。和及び差の信号は振幅加重され得る。適応再マト
リックスは、時間領域信号それ自体よりはむしろ信号の
周波数成分表示に作用し得る。振幅決定は周波数加重信
号に関してなされ得る、例えば、中央域周波数はより重
く加重され得る。
「周波数成分符号」、即ち、「周波数成分表示」の用
語は、本明細書ではアナログフィルタバンクの出力、デ
ジタルフィルタバンクの出力又はデジタルサブバンドコ
ーダにおけるような直角位相ミラーフィルタ及びデジタ
ル変換エンコーダ内で発生される変換係数を指すのに用
いられる。
最も広い面において、本発明によるデコーダ適応再マ
トリックスは、エンコーダ適応マトリックスがマトリッ
クス出力信号を符号化、伝送又は記憶に用いられるとき
変わらない受信された信号を回復しかつエンコーダがマ
トリックス出力信号の和及び差を符号化、伝送又は記憶
に用いたとき和及び差を回復する装置を含む。和及び差
の信号は振幅加重され得る。
符号化適応再マトリックスは2つの形又は状態、即
ち、同一の無変化マトリックス及び和/差マトリックス
のうちの1つをとる。同一マトリックス又は代わりの和
/差マトリックスの選択は動的に行われる。即ち、符号
化マトリックス出力信号及び該符号化マトリックス出力
信号の和と差のうちいずれの信号が最小振幅(好ましく
はRMS振幅)を有するかを決定し、マトリックス出力信
号のうちの1つが最小振幅を有するならばマトリックス
出力信号を符号化、伝送又は記憶に用い、マトリックス
出力信号の和と差のうちの1つが最小振幅を有するなら
ばマトリックス出力信号の和と差を符号化、伝送又は記
憶に用いることによって行われる。いずれの状態の再マ
トリックスが用いられているかをデコーダに合図するた
めに制御信号(1ビットの副情報でもよい)が用いられ
る。もし必要なら、ある時間期間に亘る相対的振幅の小
さな変化が適応再マトリックスの状態の変化を生じさせ
ないように時定数又はヒステリシス関数が含まれ得る。
好ましい実施形態においては、符号化適応マトリック
スの同一マトリックス形は式1及び式2に示すようなL
T及びRTを用い、同時に符号化適応マトリックスの代替
和・差マトリックス形は、LTの代わりに加重和LT′=
1/2(LT+RT)及びRTの代わりに加重差RT′=1/2
(LT−RT)が用いられる。符号化適応マトリックスの
制御装置部分は、LT、RT、LT′、及びRT′の振幅に
基づいて、同一マトリックス又は代替マトリックスかの
いずれかが選択される。
4:2MP符号化マトリックスと適応再マトリックスとの
結合された作動では、従って式1及び式2で与えられる
標準MPマトリックスエンコーダ出力LT及びRT又は下式
によって与えられる代替出力LT′及びRT′が与えられ
る。
LT′=1/2(LT+RT)=1/2(L+R)+0.707C
(式7) RT′=1/2(LT−RT)=1/2(L−R)+0.707S
(式8) ここで、Lは左チャンネル信号、Rは右チャンネル信
号、Cは中央チャンネル信号、Sはサラウンドチャンネ
ル信号である。式7及び式8により与えられる代替符号
化マトリックス出力は、L及びR信号成分よりはむしろ
C及びS信号成分を隔てるように、式1及び式2により
与えられる標準MP符号化マトリックスを90度回転させた
ものである。
符号化適応再マトリックス及び復号適応再マトリック
スの結合された効果が実質的に同一マトリックスのもの
である限り、式7及び式8に示される0.5加重は変化さ
れ得る。従って、式7及び式8は、下記のようにより一
般的に表される。
ここでk1は前述の制約を受ける定数である。
復号配列内の適応再マトリックスもまた2つの様式も
しくは状態、即ち、同一の無変化マトリックス及び和/
差マトリックスのうちの1つをとる。同一マトリックス
又は代替和/差マトリックスの選択は、エンコーダから
受信する制御信号、即ち、制御ビットにより制御され、
同制御ビットはエンコーダ内の適応再マトリックスの状
態を示す。デコーダ適応再マトリックスでは、システム
劣化及び伝送、記憶及び検索における劣化を受けやすい
符号化配列内の適応再マトリックス化前の状態で2チャ
ンネルが復元される。代替マトリックスビットが設定さ
れるならば、それは一方の入力を受信された信号の和と
して復元し、他方の入力を受信された信号として復元
し、さもなければその入力をその出力として与える。従
って、復号適応再マトリックスもまた2つの状態を有
し、それらは符号化適応再マトリックスの状態を追跡す
る。それ故に、復号適応再マトリックスの出力は、あた
かも符号化配列で適応再マトリックスが用いられなかっ
た場合と同一である。
エンコーダの適応再マトリックス及びデコーダの適応
再マトリックスは、本質的に同時に同一方法で機能す
る。それらは、それぞれの出力信号に適用される振幅加
重又は尺度化(スケーリング)においてのみで異なると
共にエンコーダ適応再マトリックスが制御装置を有する
点で相異する。それらはシステムの一部分として一緒に
作動するので、符号化及び復号再マトリックスが2つの
状態間の切換において互いに追跡するとき復号再マトリ
ックスの出力が実質的に無変化のままである限り、振幅
加重又は尺度化が符号化再マトリックス及び復号再マト
リックス間で割当てられる方法は任意である。符号化再
マトリックス及び復号再マトリックスの結合は、両モー
ド(様式)の作動につき同一マトリックスである。従っ
て、開示された好ましい実施形態において符号化及び復
号再マトリックスは0.5及び1.0の振幅尺度化を有する
が、符号化及び復号再マトリックスの結合が実質的に同
一マトリックスのままである限りこれらの重み付けは変
更され得る。符号化再マトリックスの4方向制御装置に
用いられるLT′及びRT′の値には、符号化再マトリッ
クスで用いられた振幅尺度化が組込まれるべきであるこ
とに留意のこと。
復号適応再マトリックス及び標準2:4MPマトリックス
デコーダの結合された作動を孤立してとると、式3乃至
式6(但し、各項が信号の復号された符号であることを
示すためにそれぞれの場合においてLTが(LT)Dで、
RTが(RT)Dで置換される)により与えられる標準的
MPマトリックスデコーダ出力又は以下の式で与えられる
代替出力を与える。
ここで、(LT′)Dと(RT′)Dとは、式7及び式8
により限定される符号化適応再マトリックスと4:2MP符
号化マトリックスとの結合から結果的に生じる2つの代
替出力である。下付きDは、これらがLT′及びRT′の
復号された値であることを示す。これらの条件の下で、
適応再マトリックス26の出力はそれぞれ(LT′)D+
(RT′)D及び(LT′)D−(RT′)Dである。式
9乃至12により与えられる代替復号マトリックス出力
は、式3乃至6により与えられる標準MP復号マトリック
ス出力の90度回転されたものである。
符号化適応再マトリックス及び復号適応再マトリック
スの結合された効果が、実質的に同一マトリックスのも
のある限り、代替適応再マトリックス出力の1.0加重は
変化され得る。従って、適応再マトリックスの代替和/
差形の出力はそれぞれk2〔(LT′)D+(RT′)D〕
及びk2〔(LT′)D−(RT′)D〕としてより一般的
に表されれる。ここでk2は前述の制約を受ける定数であ
る。
式7及び式8中のLT′とRT′とに相当するL、R、
C及びSの加重値を式9乃至式12中の(LT′)D及び
(RT′)Dに代入すれば、2:4マトリックスデコーダの
出力は式3乃至式6と同じになる。それ故、2:4マトリ
ックスデコーダの所望の信号成分は両作動モード下で依
然同じである、しかし、望ましからざる雑音成分は以下
の述べる例のように低減される。
本発明が低ビットレートエンコーダと共に用いられ、
同エンコーダにおいて音声信号が周波数成分に分割され
かつ周波数成分がビットレート低減符号化を受けやすい
場合には、適応再マトリックスは低ビットレートエンコ
ーダの一部分を形成すると共にそれらの信号が周波数成
分に分割された後かつそれらのビットレート低減符号化
に先だって、4:2マトリックスエンコーダから到来する
信号につき作動するのが望ましい。デコーダにおいて適
応再マトリックスは、デコーダの一部分を形成しかつ周
波数成分の時間領域信号へのアセンブルに先立って同周
波数成分につき作動するのが望ましい。
好適な実施形態では、低ビットレートエンコーダ及び
デコーダ(参照により全体が本明細書に含まれる)は、
米国特許第5,109,417号及び『多次元音場のためのエン
コーダ・デコーダ』と題して1992年7月23日に公開され
た国際特許出願第92/12607号で述べられている形のもの
である。417号特許のエンコーダ/デコーダシステム
は、時間領域音声信号を周波数成分に分割するために変
換を用いられる。変換に先立って入力音声信号は時間ブ
ロックに分割され、次いで変換が各ブロックで作動す
る。そのようなシステムにおいて、適応再マトリックス
決定はブロック毎に行われ、再マトリックスはブロック
毎に同一又は代替形態かのいずれかをとるようにされ
る。
本発明より扱われる問題の上記特殊な例では、2:4MP
復号マトリックスからのサラウンドチャンネル出力に67
dBの雑音が結果として生じる。同例においては、中央チ
ャンネルに加えられる信号は100dBである。従って本発
明の教示を適用すると、LT及びRTは各々97dB、LT′
=1/2(LT+RT)=97dB、RT′=1/2(LT−RT)=
−∞dB(即ちゼロ)、4つの信号LT、RT、LT′及び
RT′のうち最小のものは差信号(RT′)であり、これ
は適応再マトリックスによる代替マトリックスの選択に
帰着する。
適応再マトリックスとして代替マトリックスを選択す
ることで、LT及びRTの代わりにそれぞれLT′=1/2
(LT+RT)及びRT′=1/2(LT−RT)が送られるよ
うにされる。従って97dBのLT信号及びRT信号は、97dB
の和信号(LT′)と−∞dB(即ちゼロ)の差信号(R
T′)とに変換される。97dBの和信号(LT′)は尚67dB
の雑音を拾うであろうが、一方ゼロ振幅の差信号は雑音
を拾わない。復号適応再マトリックスは、(LT′)D
及び(RT′)Dから(LT)D+(RT′)Dと(L
T′)D−(RT′)Dとを復元し、適応再マトリックス
から2:4復号マトリックスへ出力される、各々67dBの雑
音を有する2つの97dB信号に帰着する。しかしこの場合
には、各信号内の雑音は相関関係がなくされる代わりに
同一である。従って、2:4MPマトリックスデコーダが2
つの信号を減算することによりサラウンドチャンネルを
復元るとき、97dB信号成分は相殺され、67dB雑音成分も
そのようにされ、サラウンドチャンネルからの−∞dB S
PL(即ち、無雑音又は無信号)に帰着し、これは有用な
改良である。
図面の簡単な説明 第1A図は本発明の多様な態様を具体化した符号化装置
を示す機能ブロック図である。
第1B図は本発明の多様な態様を具体化した復号装置を
示す機能ブロック図である。
第2図は適応再マトリックス機能のブロック図であっ
て、4路(ウェイ)制御装置機能を示す。
第3A図は本発明の態様を具体化するエンコーダ装置の
好ましい実施態様を示す機能ブロック図で、適応再マト
リックス機能が心理音響学準拠低ビットレートエンコー
ダ内部に含まれるか又はその機能部分を形成する。
第3B図は本発明の態様を具体化するデコーダ装置の好
ましい実施態様を示す機能ブロック図で、復号適応再マ
トリックス機能が心理音響学準拠低ビットレートデコー
ダの内部に含まれるか又はその機能部分を形成する。
第4図は第3A図のエンコーダ装置の変更態様を示す機
能ブロック図で、各周波数帯域又はその代わりに帯域群
に対して独立適応再マトリックスが設けられる。
発明を実施するための最良の形態 ここで添付図面の第1A図及び第1B図を参照すれば、本
発明の多様な態様を具体化する符号化装置及び復号装置
が示されている。第1A図及び第1B図の実施態様は、本発
明の時間領域実施態様である。本発明は周波数領域実施
態様で表現されてもよく、以下これについて述べる。第
1A図には、4:2エンコーダマトリックス2へ印加される
左、中央、右及びサラウンド音チャンネル入力を表わす
4つの音声信号源入力L、C、R及びSが示されてお
り、マトリックス2は、4つの源信号の加重和である、
2つの出力信号LT及びRTを生成する。該マトリックス
は、好ましくは、MP符号化マトリックス方程式すなわち
式1及び式2に従って信号を符号化する。4:2マトリッ
クス2は、アナログ領域か又はデジタル領域か又はそれ
らの組合せ内で作動できる。もしもそれが全体的又は部
分的にデジタル領域内で作動するならば、入力信号及び
出力信号は図面から示唆される如く並行であってよく、
或いは選択的に直列に多重化されてもよい。
符号化マトリックス出力信号LT及びRTは適応マトリ
ックス4へ加えられる。ある場合に符号化マトリックス
2は、適応再マトリックス4から時間的、空間的に遠く
隔離されてよい。例えば、4つの源信号は、それらが適
応再マトリックス4へ加えられる何年も前に、映画のSV
Aサウンドトラック上へMPマトリックス符号化されてい
る。適応再マトリックスは、同一の無変化マトリックス
と和・差マトリックスとの、2つの形式のうちの1つを
とる。それ故適応再マトリックス4からの出力A及び出
力Bは、式1及び式2に示す同一マトリックスからのL
T及びRTか、又は、代替の和・差マトリックスからの、
LTに代わるLT′=1/2(LT+RT)及びRTに代わるR
T′=1/2(LT−RT)かのいずれかである。線6上の制
御信号は、再マトリックスのいずれの形式が使用中であ
るかを示す。
制御装置を含む符号化適応再マトリックス4の機能の
詳細を第2図のブロック図に示す。LT入力信号及びRT
入力信号は、代替マトリックス8へ加えられ、更に、双
極双投スイッチ10の入力極の一対へ加えられる。代替マ
トリックス8は、その入力の加重和及び加重差、すなわ
ち、LT′=1/2(LT+RT)及びRT′=1/2(LT−R
T)をその出力として提供する。LT入力信号及びRT入
力信号、ならびに、LT′代替マトリックス出力信号及
びRT′代替マトリックス出力信号が4路(ウェイ)振
幅比較器12へ加えられる。比較器12はLT、RT、LT′
及びRT′の振幅、好ましくはRMS振幅、を比較してどれ
が最小であるかに注目する。これらの信号は周波数加重
されてよい。もしもLT又はRTの振幅が最小ならば比較
器12は、線14を経由して、スイッチ10をして同一マトリ
ックスを選択せしめ(すなわち、LT入力及びRT入
力)、そうでなければ比較器は、スイッチ10をして代替
マトリックスを選択せしめる(すなわち、LT′入力及
びRT′入力)。比較器12は同一マトリックス又は代替
マトリックスを、周期的又は非周期的に選択してよい。
該選択は例えば、入力信号LT及びRTの特性に従い規則
的間隔を置き、適応再マトリックスと関連したエンコー
ダの符号化作動に従ってなされてよい。後述する好まし
い実施態様において、音声信号はエンコーダによりブロ
ックに分割され、適応再マトリックスの状態はブロック
毎に選択される。
再び第1A図を参照するに、音声信号出力A及びB、な
らびに、適応再マトリックス及び制御装置4からの線6
上の制御信号は、エンコーダ16へ加えられる。エンコー
ダ16は、心理音響学準拠低ビットレート変換又は帯域分
割エンコーダでよく、或いはそれは伝送又は記憶及び検
索と結合した何等かの他の形式のエンコーダであって、
同エンコーダは信号振幅と比例した無相関雑音をチャン
ネル内に発生させ、同雑音はチャンネル間では無相関で
あるようにしてもよい。エンコーダ16は、音声信号A及
びBと線6上の制御信号とを符号化して、それらをその
出力18へ提供する。出力は伝送チャンネル又は記憶及び
検索チャンネルへ加えられてよく、伝送され又は記憶及
び検索された信号を第1B図の復号装置の入力20へ供給す
る。
上述の如く符号化マトリックス2は、アナログ又はデ
ジタルの領域内で又はそれらの組合せ内で作動してよ
い。符号化適応再マトリックス4及び第2図の復号適応
マトリックスも又、アナログ又はデジタルの領域内で、
又はそれらの組合せ内で作動してよい。更にエンコーダ
16も、アナログ又はデジタルの領域又はそれらの組合中
で作動してよい。心理音響学準拠低ビットレート変換又
は帯域分割エンコーダとして構成される既知のエンコー
ダは、デジタル領域内で作動し、通常はデジタル信号処
理技術を使用して実行される。デジタル領域において、
線6上の制御信号は単一制御ビットであってよい。
第1A図において又この文書全体を通じて、ブロック間
の接続は、単に概念的理解を助けるために1本又はそれ
以上の線として示される。実際には、線の現実の数は図
示の数とは違ってよい。例えば、エンコーダ16からの出
力18は単一の線として示されているが、出力は、エンコ
ーダが受取る線A、B上の音声信号の符号化と共に、線
6上の制御信号又は制御ビットをも担う。これらの出力
は、多重化されて出力18上を直列に伝送されてよい。或
いは又、例えば2つの音声チャンネルと制御信号とが並
行に出されるならば3本の出力線が必要となるかも知れ
ない。
別々のブロックとして示したけれども、4:2符号化マ
トリックス2と符号化適応再マトリックス4とは統合さ
れてよく、空間的及び又は時間的に分離する必要はな
い。実際上、4:2符号化マトリックス機能及び適応再マ
トリックス機能は、一体構造の可変符号化マトリックス
ハードウェアによって又は、例えばデジタル信号処理に
よって共に遂行され得る。或いは又、適応再マトリック
ス4とエンコーダ16とが統合されてもよい。双方の機能
は、例えば、一体構造のデジタル信号処理装置によって
遂行され得る。しかし、このようにする場合には、後に
述べるように第3A図の周波数領域装置を用いるのが好ま
しい。更に、4:2符号化マトリックス2と適応再マトリ
ックス4とエンコーダ16との3つのブロック全部が統合
されてもよい。3つの機能全部を一体構造のデジタル信
号処理装置で遂行することも可能である。
ここで第1B図のデコーダ装置を参照するに、入力20
は、符号化された音声信号A及びBならびに制御信号
を、伝送チャンネル又は記憶・検索チャンネルから受取
る。エンコーダ16と同様にデコーダ22は、音声出力信号
(A)D及び(B)Dを提供しかつ制御信号を線24上に
提供する。下付き字は、これらの信号が伝送又は記憶及
び検索によって若干の劣化をこうむったかも知れない復
号された音声信号であることを表示したものである。符
号化マトリックスの形式如何により(A)D及び(B)
Dは、それぞれ、(LT)D及び(RT)Dもしくは(L
T′)D及び(RT′)Dであってよい。
復号された音声信号(A)D及び(B)Dならびに制
御信号は、復号適応再マトリックス26へ与えられる。復
号適応再マトリックスは、2つのチャンネルを再構成
し、その入力(LT)D及び(RT)Dを提供するか又
は、代替マトリックスが選択されていることを制御信号
が表示している場合にはその入力の和(LT′)D+
(RT′)D及び差(LT′)D−(RT′)Dを提供す
る。
復号適応再マトリックス26からの音声信号出力は2:4
復号マトリックス28へ与えられ、該マトリックスは、式
3乃至式6に従って4つの音声信号出力L′、C′、
R′及びS′を提供する。プライム符号は、元の源信号
L、C、R及びSを表現する4つの信号は4:2:4音声マ
トリックスに固有の漏話のような欠陥のために、及び、
伝送及びデコーダの間に有り得る2チャンネル信号の劣
化のために厳密に同一ではないことを示す。
デコーダ22、復号適応再マトリックス26、及び2:4復
号マトリックス28も又、エンコーダ装置の説明で述べた
ところと同様の手法で統合されてよい。その上、各種ブ
ロックが、エンコーダ装置内の対応する要素に関して述
べたところと同じ手法で、アナログ領域、デジタル領
域、又はそれらの組合せ内で作動してよい。更に、2:4
復号マトリックス28は、符号化装置の対応する要素と同
様の手法にて時間的及び又は空間的に復号適応再マトリ
ックス26から隔てられてよい。
ここで第3A図を参照するに、本発明の態様を具体化し
た1つの好ましい周波数領域実施態様のエンコーダ装置
が、機能ブロック図形式で示されている。この装置にお
ける適応再マトリックス機能は、低ビットレート心理音
響学準拠エンコーダに内蔵されるか又はその機能上の一
部分を形成する。低ビットレートエンコーダは、上に引
用した米国特許第5,109,417号に述べられ、かつ更に、1
990年4月ニューメキシコ州アルバカーキー市、国際音
響学議事録、「言語、及び信号処理」から抜刷りされた
ドルビー研究所のドルビー技術論文集第S90/8873号のグ
ラント・デビットソン、ルイス・フィールダー及びマイ
ク・アンティルによる128キロビット/秒における高品
質音声変換符号化又は上に引用して国際特許出願第92/1
2607号中に述べられている形式であるのが好ましい。
或いは又適応マトリックス機能は他の形式の低ビット
レート変換エンコーダに内蔵されるか又はその機能上の
一部分を形成するか、もしくは、低ビットレートサブバ
ンドコーダに内蔵されてもよい。各々の場合に、適応マ
トリックス機能は、音声信号の周波数成分への分割に後
続しかつ該周波数成分の低ビットレート符号化に先行す
るのが好ましい。
第1A図におけると同様に、左、中央、右及びサラウン
ドサウンドチャンネル入力を表わす4つの音声信号源入
力L、C、R及びSは4:2エンコーダマトリックス2へ
与えられ、マトリックスは2つの出力信号LT及びRTを
生成し、信号は4つの源信号の加重和である。マトリッ
クスは、MP符号化マトリックス方程式すなわち式1及び
式2に従って信号を符号化するのが好ましい。4:2マト
リックス2は、アナログ領域かデジタル領域かそれらの
何等かの組合せ内で作動してよい。
符号化マトリックス2の出力LT及びRTは、それぞれ
のバッファ30及び32へ与えられる。ある場合には符号化
マトリックス2は、バッファ30及び32ならびに第3A図内
の後続ブロックから、時間的及び又は空間的に大きく隔
てられてよい。バッファ30及び32ならびに第3A図内の後
続ブロックは、デジタル領域の中で作動する。それ故、
符号化マトリックス2からの信号LT及びRTがアナログ
ならば、それらはブロック30及び32へ加えるのに先立ち
適切な装置(図示せず)によりデジタル形式へ変換され
ねばならない。この好ましい実施態様におけるデジタル
形式は16ビット又はそれ以上のビットのリニア(線形)
PCMであり、時間領域のPCM入力信号はブロックに分割さ
れ、ブロック30及び32におけるバッファリングと共にウ
ィンドウ処理される。当分野で良く知られているよう
に、或る種の変換が使用されるとき時間領域ブロックの
ウィンドウ処理が必要とされる。
ブロック30及び32からの出力は、線31及び33を経由し
て、音声信号のブロックを周波数成分の組として表わ
す、それぞれの時間領域・周波数領域変換34及び36へ加
えられる。これらの機能は低ビットレート符号化技術分
野で良く知られており、引用した417号特許、国際出願
及びデビットソン他の論文に述べられている。この好ま
しい実施態様における変換は、時間領域エイリアシング
相殺(TDAC)を使用し、かつ、交番する修正離散コサイ
ン変換(MDCT)及び変形離散サイン変換(MDST)から成
る。TDAC変換は入力標本ブロックのウィンドウ処理を必
要とする。
符号化適応再マトリックス38は、線35及び37を経由し
てLT信号とRT信号との周波数成分符号を受信し、第1A
図の適応再マトリックスと同様の仕方で同じ周波数成分
(LT)f及び(RT)fをその出力に提供するか又はそ
れの加重和(LT′)f=1/2(LT+RT)f及び加重差
(RT′)f=1/2(LT−RT)fを提供する。下付き字
fは、その信号が周波数成分符号であることを表示して
いる。
適応再マトリックス38は、各ブロックにつき線42上に
1ビットを当て、同一マトリックスが選択されているか
代替マトリックスが選択されているかを表示する。線44
及び線46の上の、適応再マトリックス38からの周波数成
分符号形式の音声情報は、それぞれ、ビットレート低減
エンコーダ48及び50へ加えられる。上に述べたようにビ
ットレート低減エンコーダは音声信号に、それらの振幅
と比例した無相関雑音を加える。雑音は、2つの符号化
されたチャンネルの間で相関関係は無い。エンコーダ48
及びエンコーダ50からの線52及び線54の上の出力は、線
42上のマトリックス選択表示用ビットと共に、多重化及
びフォーマット(書式)ブロック56へ加えられる。ブロ
ック56は、入力される信号を多重化して、58へ出力する
ために該信号をフォーマットする。もしも望むならば、
それが誤り訂正符号化をも提供してよい。出力58は、伝
送チャンネル又は記憶・検索チャンネルへ加えられてよ
く、該チャンネルは、伝送され又はデコーダされた信号
を第3B図の復号装置の入力60へ提供する。
分離したブロックとして示したけれども、4:2符号化
マトリックス2と、適応再マトリックス38を含む低ビッ
トレートエンコーダの諸要素とは統合されてよく、空間
的に及び又は時間的に分離される必要は無い。4:2復号
マトリックスを、低ビットレート符号化と適応再マトリ
ックスとを提供する同一デジタル処理の機能上の一部分
として構成することも可能である。
ここで第3B図のデコーダ装置を参照するに、入力60
は、伝送チャンネル又は記憶・検索チャンネルから復号
された音声信号とマトリックス選択表示ビットとを受取
る。ブロック62は受取った信号をデマルチプレックスし
かつデフォーマットすることにより該信号を処理する
が、これは、2つのビットレート低減された音声信号を
それぞれのビットレート低減デコーダ68及び70へ向けて
線64及び66上に提供すると共にマトリックス選択制御信
号を線72上に提供するためである。エンコーダ装置が誤
り訂正符号化を用いた場合には、ブロック62も又適切な
誤り訂正復号を提供する。デコーダ68及びデコーダ70か
らそれぞれ線74上及び線76上への周波数成分出力は、伝
送又はデコーダによる劣化及びビットレート低減符号化
・復号処理による劣化を受ける。
線74上及び線76上の信号ならびに制御信号は、復号適
応再マトリックス78へ加えられる。適応再マトリックス
は、2つのチャンネルを符号している周波数成分を再構
成して、その入力〔(LT)f〕D及び〔(RT)f〕D
を提供するか又は、代替マトリックスビットが選択され
ることを制御信号が表示するならばその信号の和[(L
T′)f]D+[(RT′)f]D及び差[(LT′)
f]D−[(RT′)f]Dを提供する。
適応再マトリックス78からの音声信号周波数成分出力
は、周波数成分を時間領域信号へ変換すべく、線80及び
線82を経由してそれぞれの逆変換84、86へ加えられる。
内部で符号化装置が重複していてバッファ済入力信号ブ
ロックにウィンドウを設けるこの好ましい実施態様にお
いて、復号装置は、線88及び線90を経由して逆変換の出
力を受取る重複−加算・ウィンドウブロック92、94を有
する。任意選択のブロック92、94は、符号化分析ウィン
ドウと復号合成ウィンドウとの重み付け効果を相殺する
ために、隣接する標本ブロックをウィンドウ処理し、重
複させ加算する。ブロック92及びブロック94は、LT′
信号及びRT′信号を2:4復号マトリックス28への線96及
び線98の上に供給し、同マトリックスは4つの音声信号
出力L′、C′、R′及びS′を提供する。プライム記
号は、最初の源信号L、C、R及びSを符号する4信号
は4:2:4音声マトリックス固有の短所の故に、また更
に、伝送又はデコーダの間の2チャンネル信号のあり得
る劣化の故に、厳密に同一ではないことを表す。
別々のブロックとして示したけれども、2:4復号マト
リックス28と、低ビットレートデコーダの適応再マトリ
ックス78を含む諸要素とを統合してもよく、空間的及び
又は時間的に分離する必要はない。或いは又、2:4復号
マトリックス28は、適応再マトリックス78を組込む低ビ
ットレートデコーダから、時間的及び又は空間的に隔て
られてよい。更に、2:4復号マトリックスを、低ビット
レート復号と適応再マトリックス処理とを提供する同一
のデジタル処理の、機能上の一部分として構成すること
も可能である。
第4図は、第3A図のエンコーダ装置の修正態様を示
す。同様の修正を第3B図のデコーダ装置にもなし得るこ
とが当業者には明白であろう。第3A図の装置に使用され
て好適な変換コーダを含む変換コーダにおいて、変換の
周波数成分出力(すなわち、変換周波数係数)は、変換
係数の組みもしくは周波数バンドを表すビンへグループ
化される。周波数成分出力を全て同一の適応再マトリッ
クスへ加える代わりに、バンド毎に或いはバンド群毎に
独立の適応再マトリックスを設けることにより、改善さ
れた性能を得るものと信じられる。
第4図において、変換34、36の出力は、バンド0乃至
バンドmのための別々の適応再マトリックスブロック10
0、102、104へ加えられる。そこで、変換34から線106上
へのバンド0出力は再マトリックス100の1入力へ加え
られ、変換36のバンド0出力は、バンド0再マトリック
ス100の他方の入力へ向けて線108上へ加えられる。同様
にして、変換34のバンド1出力は線110を経由して再マ
トリックス102の1入力へ加えられ、一方変換36のバン
ド1出力がバンド1の再マトリックス102の他方の入力
へ加えられる。最後に、変換34の線114上へのバンドm
出力は、再マトリックス104の一方の入力へ加えられ、
変換36の線116上へのバンドm出力は、バンドm再マト
リックス104の他方の入力へ加えられる。線118、線12
0、線122、線124、線126及び線128は、各種の適応再マ
トリックス出力を適切なビットレート低減エンコーダ4
8、50へ加える。バンド区分は1以上の係数を含んでよ
いから、変換34、36と適応再マトリックスブロック10
0、102、104との間の線ならびに適応再マトリックスブ
ロック群とビットレート低減エンコーダ48、50との間の
線は、再マトリックスブロックへの1以上の変換係数の
適用を表してもよい。適応再マトリックス100、102、10
4等の各々は、第1A図の線6と同様にして制御信号出力
を提供する。図面を簡単にするために、第4図には制御
信号の経路を示していない。
フロントページの続き (72)発明者 バーノン、スティーブン・デッカー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 94301、パロ・アルト、リンカーン・ア ベニュー 160 (56)参考文献 特開 平4−8100(JP,A) 特公 昭63−60936(JP,B1) 実公 平2−1999(JP,Y2) 特表 昭63−501080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04S 3/02 H05H 5/00

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雑音レベルが信号振幅レベルと共に変化す
    るシステムにおいて、符号化、伝送又は記憶及び検索に
    用いるために音声信号を適応処理する符号化装置であっ
    て、 入力信号に応答して第1及び第2信号又は該第1及び第
    2信号の和及び差を適応的に取出すための処理装置
    (4、2,4、4,16、2,4,16,38、38,48,50,100−104、100
    −104,48,50)であって、前記第1及び第2信号が4:2音
    声信号マトリックスの2つのマトリックス符号化された
    音声信号に相当し、該第1及び第2信号又は該第1及び
    第2信号の和及び差が取出されているかどうかを示す制
    御信号をも発生させる処理装置から成る適応処理符号化
    装置。
  2. 【請求項2】前記処理装置(4、2,4、4,16、2,4,16,3
    8、38,48,50,100−104、100−104,48,50)が前記第1及
    び第2信号と、該第1及び第2信号の和及び差とのうち
    でいずれの信号が最小振幅を有するかを決定し、該第1
    及び第2信号の1つが最小振幅を有するならば該第1及
    び第2信号を取出し、該和及び差の1つが最小振幅を有
    するなら該第1及び第2信号の和及び差を取出す、請求
    項1の装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2信号の和が振幅加重和で
    あり、該第1及び第2信号の差が振幅加重差である、請
    求項1又は2の装置。
  4. 【請求項4】Lが左チャンネル信号、Rが右チャンネル
    信号、Cが中央チャンネル信号及びSがサラウンドチャ
    ンネル信号であるとき、前記2つのマトリックス符号化
    された音声信号が概して下式に従う、請求項1乃至3の
    いずれか1つの装置。 LT=L+0.707C+0.707S RT=R+0.707C−0.707S
  5. 【請求項5】前記処理装置(4、2,4、38、100−104)
    は、LT又はRTがLT、RT、k(LT+RT)及びk(L
    T−RT)のうちで最小振幅を有する場合にはその出力と
    してそれぞれLT及びRTに相当する前記第1及び第2信
    号を与え、kが定数でありかつLT′及びRT′がLT、
    RT、LT′及びRT′のうちで最小振幅を有する場合に
    は、概して下式に従ってその出力として2つの信号L
    T′及びRT′を与える、請求項4の装置。
  6. 【請求項6】前記処理装置が前記入力信号として4つの
    音声源信号を受信するようにされ、前記処理装置が、 前記4つの音声源信号に応答して前記2つのマトリック
    ス符号化された音声信号を発生させる4:2音声符号化マ
    トリックス装置(2)と、 前記2つのマトリックス符号化された音声信号を受信し
    て該2つのマトリックス符号化された音声信号又は該2
    つのマトリックス符号化された音声信号の和及び差のい
    ずれかを取出す符号化適応再マトリックス装置(4、3
    8、100−104)とから成る、請求項1乃至5のいずれか
    1つの装置。
  7. 【請求項7】前記2つのマトリックス符号化された音声
    信号を周波数成分に分割する装置(34,36)であって、
    前記符号化適応再マトリックス装置(38、100−104)が
    該2つのマトリックス符号化された音声信号の周波数成
    分表示を受信して該2つのマトリックス符号化された音
    声信号又は該2つのマトリックス符号化された音声信号
    の和及び差のいずれかの周波数成分符号を適応的に取出
    す分割装置と、 信号振幅レベルと共に変化する雑音レベルを有するビッ
    トレート低減符号化装置(48,50)であって、該2つの
    マトリックス符号化された音声信号又は該2つのマトリ
    ックス符号化された音声信号の和及び差のいずれかの周
    波数成分符号を受信するビットレート低減符号化装置と
    をさらに含む、請求項6の装置。
  8. 【請求項8】前記処理装置(4、38、100−104)が、前
    記入力信号として前記2つのマトリックス符号化された
    音声信号を受信するようにされた、請求項1乃至5のい
    ずれか1つの装置。
  9. 【請求項9】前記処理装置(38、100−104)が、前記入
    力信号として前記2つのマトリックス符号化された音声
    信号の周波数成分符号を受信するようにされ、該2つの
    マトリックス符号化された音声信号又は該2つのマトリ
    ックス符号化された音声信号の和及び差のいずれかの周
    波数成分符号を適応的に取出し、前記符号化装置が信号
    振幅レベルと共に変化する雑音レベルを有するビットレ
    ート低減符号化装置(48,50)であって、該2つのマト
    リックス符号化された音声信号又は該2つのマトリック
    ス符号化された音声信号の和及び差のいずれかの周波数
    成分符号を受信するビットレート低減符号化装置をさら
    に含む、請求項8の装置。
  10. 【請求項10】前記マトリックス出力信号を周波数成分
    に分割する装置(34,36)が、該マトリックス符号化さ
    れた音声信号を時間ブロックに分割する装置と、1組の
    変換周波数係数を生成するために前記ブロックの各々に
    変換を用いる装置とを含む、請求項7又は9の装置。
  11. 【請求項11】前記適応再マトリックス装置(38)が各
    時間ブロック及び変換周波数係数の各組に関して作動す
    る、請求項10の装置。
  12. 【請求項12】前記変換適用装置(34,36)もまた変換
    周波数係数を周波数バンドにグループ化し、前記適応再
    マトリックス装置(100−104)が、周波数バンドにグル
    ープ化された変換係数の各々又は選択されたものに関し
    て独立して作動する、請求項10又は11の装置。
  13. 【請求項13】該マトリックス符号化された音声信号を
    周波数成分に分割する前記装置がフィルタバンク装置を
    含む、請求項7又は9の装置。
  14. 【請求項14】該マトリックス符号化された音声信号を
    周波数成分に分割する装置が直角位相ミラーフィルタ装
    置を含む、請求項7又は9の装置。
  15. 【請求項15】前記処理装置が4つの音声源信号を受信
    するようにされ、該処理装置が、前記4つの音声源信号
    に応答して前記2つのマトリックス符号化された音声信
    号又は該2つのマトリックス符号化された音声信号の和
    及び差のいずれかを適応的に取出す可変4:2音声符号化
    マトリックス装置を含む、請求項1又は2の装置。
  16. 【請求項16】Lを左チャンネル信号、Rを右チャンネ
    ル信号、Cを中央チャンネル信号、Sをサラウンドチャ
    ンネル信号とし、kを定数とするとき、前記可変4:2音
    声符号化マトリックス装置が、4つの音声源信号L、
    C、R及びSに応答して概して下式に従って前記2つの
    マトリックス符号化音声信号LT及びRTのいずれかを取
    出すか、 LT=L+0.707C+0.707S RT=R+0.707C−0.707S 若しくは概して下式に従って該2つのマトリックス符号
    化音声信号の和及び差LT′及びRT′を取出す、請求項
    15の装置。
  17. 【請求項17】雑音レベルが信号振幅レベルと共に変化
    するシステムにおいて、符号化、伝送又は記憶及び検索
    から受信した制御信号に応答して、該符号化、伝送又は
    記憶及び検索から同様に受信した2つの音声入力信号を
    適応処理する復号装置であって、 前記2つの入力信号に応答して4:2音声信号マトリック
    スの2つのマトリックス符号化された音声信号に相当す
    る2つの信号を取出す復号適応再マトリックス装置(2
    6)であって、前記制御信号に応答して該2つの信号を
    取出す第1作動状態と該2つの信号の和及び差を取出す
    第2作動状態との間で切換えられるようにされた復号適
    応再マトリックス装置を含む適応処理復号装置。
  18. 【請求項18】雑音レベルが信号振幅レベルと共に変化
    するシステムにおいて、符号化、伝送又は記憶及び検索
    から受信した制御信号に応答して、該符号化、伝送又は
    記憶及び検索から同様に受信した2つの音声入力信号を
    適応処理する復号装置であって、 前記2つの入力信号に応答して4つの音声源信号を回復
    させる可変2:4音声復号マトリックス装置であって、前
    記制御信号に応答して前記2つの入力信号から前記4つ
    の音声源信号を得る第1作動状態と、該2つの入力信号
    の和及び差から該4つの音声源信号を得る第2作動状態
    との間で切換えられるようにされた可変2:4音声復号マ
    トリックス装置を含む適応処理復号装置。
  19. 【請求項19】前記符号化マトリックス出力信号の和が
    振幅加重和であり、該符号化マトリックス出力信号の差
    が振幅加重差である、請求項17又は18の装置。
  20. 【請求項20】前記2つの入力信号が音声信号の周波数
    成分表示であり、前記復号適応再マトリックス装置が前
    記2つのマトリックス符号化された音声信号の周波数成
    分表示を取出すようにされ、該2つのマトリックス符号
    化された音声信号の周波数成分表示を受信するビットレ
    ート低減復号装置をさらに含む、請求項17又は19の装
    置。
  21. 【請求項21】前記2つのマトリックス符号化された音
    声信号の前記周波数成分表示を該2つのマトリックス符
    号化された音声信号に変換する装置(84,86)をさらに
    含む、請求項20の装置。
  22. 【請求項22】前記周波数成分表示が変換周波数係数の
    組を含み、それぞれの時間ブロックを生成するために前
    記変換装置(84,86)が各組の変換周波数係数に逆変換
    を用い、前記時間ブロックを前記マトリックス符号化さ
    れた音声信号にアセンブルする装置(56)をさらに含
    む、請求項21の装置。
  23. 【請求項23】前記復号適応再マトリックス装置が各組
    の変換周波数係数及び時間ブロックに関して作動する、
    請求項22の装置。
  24. 【請求項24】前記変換周波数係数が周波数バンドにグ
    ループ化され、前記復号適応再マトリックス装置が、周
    波数バンドにグループ化された変換係数の各々又はその
    選択されたものに関して独立的に作動する、請求項22又
    は23の装置。
  25. 【請求項25】前記変換装置が逆フィルタバンク装置を
    含む、請求項21の装置。
  26. 【請求項26】前記変換装置が逆直角位相ミラーフィル
    タ装置を含む、請求項21の装置。
  27. 【請求項27】前記2つのマトリックス符号化された音
    声信号から4つの音声源信号を回復させる2:4音声復号
    マトリックス装置をさらに含む、請求項17及び19乃至26
    のいずれか1つの装置。
  28. 【請求項28】2チャンネル媒体上の4つの音声信号の
    符号化、伝送又は記憶及び検索用システムであって、信
    号振幅レベルと共に変化する雑音レベルを有する、請求
    項1乃至14のいずれか1つに限定された符号化装置及び
    請求項17及び19乃至27のいずれか1つに限定された相補
    型復号装置とから成るシステム。
  29. 【請求項29】前記復号装置により受信された信号が、
    4:2音声符号化マトリックス装置(2)及び該マトリッ
    クス符号化された音声信号の符号化適応再マトリックス
    による符号化からの結果として生じ、該符号化適応再マ
    トリックスの一方の状態においては該符号化、伝送又は
    記憶及び検索に用いられた信号が該符号化マトリックス
    装置の出力であり、該符号化適応再マトリックスの他方
    の状態においては該符号化、伝送又は記憶及び検索に用
    いられた信号が該符号化マトリックス装置の出力の振幅
    加重和及び差であるようにされ、前記制御信号が該符号
    化適応再マトリックスの状態を示すシステムであって、
    前記復号装置が、 2:4復号マトリックス装置に用いる前記4:2音声復号化マ
    トリックス装置の出力を表す音声信号を生成するため
    に、前記マトリックス符号化された音声信号又は該マト
    リックス符号化された音声信号の振幅加重和及び差を、
    該符号化、伝送又は記憶及び検索から2つの入力信号と
    して受信する復号適応再マトリックス装置(26,78)で
    あって、該符号化、伝送又は記憶及び検索から変化され
    ていない該信号を回復させる第1状態及び該符号化、伝
    送又は記憶及び検索から該信号の和及び差を回復させる
    第2状態とを有する復号適応再マトリックス装置と、 前記符号化、伝送又は記憶及び検索から前記制御信号を
    受信し、該制御信号に応答して前記復号適応再マトリッ
    クス装置を制御する装置であって、該マトリックス符号
    化された音声信号が該符号化、伝送又は記憶及び検索に
    用いられるときは、該復号適応再マトリックス装置が前
    記第1状態で作動し、該マトリックス符号化された音声
    信号の和及び差が該符号化、伝送又は記憶及び検索に用
    いられるときは、該復号適応再マトリックス処理装置が
    前記第2状態で作動するようにされる制御装置とから成
    る、請求項28のシステム。
  30. 【請求項30】前記符号化装置が、 2つのマトリックス符号化された音信号を与えるために
    前記4つの音声信号を受信する4:2音声符号化マトリッ
    クス装置(2)と、 前記マトリックス符号化された音声信号及び該マトリッ
    クス符号化された音声信号の和及び差のいずれが最小振
    幅を有するかを決定し、該マトリックス符号化された音
    声信号の1つが最小振幅を有するなら、該マトリックス
    符号化された音声信号を該符号化、伝送又は記憶及び検
    索に用い、もし該マトリックス符号化された音声信号の
    和及び差の1つが最小振幅を有するなら、該マトリック
    ス符号化された音声信号の和及び差を該符号化、伝送又
    は記憶及び検索に用い符号化適応再マトリックス装置
    (4、38、100−104)であって、該マトリックス符号化
    された音声信号又は該マトリックス符号化された音声信
    号の和及び差が該符号化、伝送又は記憶及び検索に用い
    られているかどうかを表示する符号化適応再マトリック
    ス装置とから成り、前記復号装置が 前記マトリックス符号化された音声信号又は該マトリッ
    クス符号化された音声信号の和及び差及び前記制御信号
    を該符号化、伝送又は記憶及び検索から受信する復号適
    応再マトリックス装置(26、78)であって、前記符号化
    適応再マトリックス装置(4、38、100−104)が該マト
    リックス符号化された音声信号を該符号化、伝送又は記
    憶及び検索に用いたときは変化していない該受信した信
    号を回復させ、該符号化適応再マトリックス装置が該マ
    トリックス符号化された音声信号の和及び差を該符号
    化、伝送又は記憶及び検索に用いたときは該受信した信
    号の和及び差を回復させる復号適応再マトリックス装置
    と、 該変化していない受信した信号又は該受信した信号の和
    及び差を受信する、該4:2音声符号化装置に印加された
    4つの音声源信号を表す4つのマトリックス出力信号を
    与える相補型2:4音声復号マトリックス装置(28)とか
    ら成る、請求項28のシステム。
  31. 【請求項31】Lが左チャネル信号、Rが右チャネル信
    号、Cが中央チャネル信号、Sがサラウンドチャネル信
    号であるとき、前記4:2音声符号化マトリックス装置
    (2)が4つの入力信号に応答して概して下式に従って
    2つのマトリックス符号化された音声信号を提供し、 LT=L+0.707C+0.707S RT=R+0.707C−0.707S 前記相補型2:4音声復号マトリックス装置(28)が2つ
    の入力信号に応答して概して下式に従って4つの出力信
    号を提供する、請求項30のシステム。
  32. 【請求項32】LT又はRTがLT、RT、k(LT+RT)
    及びk(LT−RT)のうちの最小の振幅を有するとき
    は、前記4:2音声符号化マトリックス装置(2)と前記
    適応符号化再マトリックス装置(4、38、100−104)と
    の結合された作動は、概して第1組の下式に従って2つ
    の信号LT及びRTをその出力として与え、 LT=L+0.707C+0.707S RT=R+0.707C−0.707S LT′又はRT′がLT、RT、LT′及びRT′のうちの最
    小の振幅を有するときは、概して第2組の下式に従って
    2つの信号LT′及びRT′をその出力として与え、 該制御信号が、該適応符号化マトリックスが前記第1状
    態の式に従って該LT信号及びRT信号を符号化したこと
    を示すときは、前記復号適応再マトリックス装置(26、
    78)と前記相補型2:4音声復号マトリックス装置(28)
    との結合された作動は、概して下式に従って該4:2音声
    符号化マトリックス装置へ印加された4つの音声信号を
    表わす4つの信号L′、C′、R′、S′をその出力と
    して与え、 下付きDがそれぞれの信号の復号された値を示し、該制
    御信号が、前記第2状態の式に従ってLT′及びRT′を
    符号化したことを示すときは、前記適応2:4音声復号マ
    トリックス装置の第2状態が、概して下式に従って該4:
    2音声符号化マトリックス装置へ印加される4つの音声
    信号を表わす4つの信号L′、C′、R′、S′をその
    出力として提供する、請求項31のシステム。
  33. 【請求項33】音声信号が周波数成分に分割され、該周
    波数成分を該符号化、伝送又は記憶及び検索に用いる前
    に該周波数成分のビットレート低減符号化がなされ、該
    符号化、伝送又は記憶及び検索からの該符号化した信号
    のビットレート低減復号がなされ、該復号された周波数
    成分が該システムに印加される該音声信号の符号にアセ
    ンブルされ、該システムが信号振幅と共に変化する雑音
    レベルを有し、該システムが4:2音声信号符号化マトリ
    ックスの2つの音声出力信号を受信して該音声信号の表
    示を2:4音声信号復号マトリックスに印加するシステム
    あって、前記符号化装置が、 前記周波数成分を受信して該符号化マトリックス出力信
    号及び該符号化マトリックス出力信号の和及び差のうち
    どの信号が最小の振幅を有するかを決定し、該符号化マ
    トリックス出力信号の1つが最小振幅を有するなら該符
    号化マトリックス出力信号を表す周波数成分を該ビット
    レート低減符号化に用い、該符号化マトリックス出力信
    号の和及び差の1つが最小振幅を有するなら該マトリッ
    クス出力信号の和及び差を該ビットレート低減符号化に
    用いるための符号化適応再マトリックス装置(38、100
    −104)であって、前記適応マトリックス装置が、該符
    号化マトリックス出力信号又は該符号化マトリックス出
    力信号の和及び差を表す周波数成分が該ビットレート低
    減符号化に用いられているかどうかを示す制御信号をも
    生成する符号化適応再マトリックス装置から成り、前記
    復号装置が、 該ビットレート低減復号から前記制御信号及び前記符号
    化マトリックス出力信号又は該符号化マトリックス出力
    信号の和及び差の周波数成分符号を受信する復号適応再
    マトリックス装置(78)であって、前記符号化適用再マ
    トリックス装置が該符号化された音声信号の周波数符号
    を該ビットレート低減符号化に用いたときは変化してい
    ない該受信した信号を回復し、かつ該符号化適用再マト
    リックス装置が該マトリックス符号化された音声信号の
    の和及び差の周波数符号を該符号化、伝送又は記憶及び
    検索に用いたときは該受信した信号の和及び差の周波数
    成分符号を回復する復号適応再マトリックス装置から成
    る、請求項28又は29のシステム。
  34. 【請求項34】2チャンネル媒体上の4つの音声信号の
    符号化、伝送又は記憶及び検索用のシステムであって、
    信号振幅レベルと共に変化する雑音レベルを有する、請
    求項15又は16に限定された符号化装置及び請求項18に限
    定された相補型復号装置であって、前記復号装置が、前
    記4つの音声源信号を表す4つの復号された信号L′、
    C′、R′、S′を提供するために前記符号化、伝送又
    は記憶及び検索から前記制御信号と共に前記信号LT及
    びRT又はLT′及びRT′を受信する相補形2:4音声復号
    マトリックス装置を含む、請求項15又は16の符号化装置
    及び請求項18の復号装置から成るシステム。
  35. 【請求項35】雑音レベルが信号の振幅レベルと共に変
    化するシステムにおいて符号化、伝送又は記憶及び検索
    のために4:2音声信号マトリックスの音声出力信号を適
    応再マトリックスする符号化方法であって、 前記マトリックス出力信号及び該マトリックス出力信号
    の和及び差のうちのどの信号が最小の振幅を有するかを
    決定し、 前記マトリックス出力信号の1つが最小の振幅を有する
    なら該マトリックス出力信号を該符号化、伝送又は記憶
    及び検索に用い、該マトリックス出力信号の和及び差の
    1つが最小の振幅を有するならば該マトリックス出力信
    号の和及び差を該符号化、伝送又は記憶及び検索に用い
    るようにすることから成る適応再マトリックス符号化方
    法。
  36. 【請求項36】雑音レベルが信号振幅レベルと共に変化
    するシステムにおいて符号化、伝送又は記憶及び検索か
    ら受信した制御信号に応答して該符号化、伝送又は記憶
    及び検索から同様に受信した信号を適応再マトリックス
    する方法において、該受信された信号が、4:2音声信号
    符号化マトリックス及び該符号化マトリックス出力信号
    の適応再マトリックスによる符号化から結果として生
    じ、該適応再マトリックスの一方の状態においては、該
    符号化、伝送又は記憶及び検索に用いられる該信号が該
    符号化マトリックスの出力であり、該適応再マトリック
    スの他方の状態においては、該符号化、伝送又は記憶に
    用いられる該信号が該符号化マトリックス出力の振幅加
    重された和及び差であり、前記制御信号が該適応再マト
    リックスの状態を示すようにされる適応再マトリックス
    復号方法であって、 該符号化、伝送又は記憶及び検索から前記マトリックス
    出力信号又は該マトリックス出力信号の和及び差を受信
    し、前記相補型2:4復号マトリックスへ印加するために
    前記4:2符号化マトリックスの出力を表わす音声信号を
    生成し、第1作動状態においては該符号化、伝送又は記
    憶及び検索から変化されない該マトリックス出力信号を
    回復させ、第2作動状態においては該符号化、伝送又は
    記憶及び検索から該マトリックス出力信号の和及び差を
    回復させるようにし、 前記符号化、伝送又は記憶及び検索から前記制御信号を
    受信し、それに応答して作動状態を制御し、該符号化マ
    トリックス出力信号が該符号化、伝送又は記憶及び検索
    から受信されるときには該作動が第1状態にあり、該符
    号化マトリックス出力信号の和及び差が該符号化、伝送
    又は記憶及び検索から受信されるときには該作動が第2
    状態にあるようにすることから成る適応再マトリックス
    復号方法。
  37. 【請求項37】前記符号化マトリックス出力信号の和が
    振幅加重した和であり、該符号化マトリックス出力信号
    の差が振幅加重した差である請求項35又は請求項36の方
    法。
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