JP3420826B2 - 墜落防止装置 - Google Patents

墜落防止装置

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JP3420826B2
JP3420826B2 JP08775594A JP8775594A JP3420826B2 JP 3420826 B2 JP3420826 B2 JP 3420826B2 JP 08775594 A JP08775594 A JP 08775594A JP 8775594 A JP8775594 A JP 8775594A JP 3420826 B2 JP3420826 B2 JP 3420826B2
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POLYMER GEAR CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、建築現場などの高所
作業現場において、作業者の墜落を防止する墜落防止装
置に関するものである。 【0002】 【従来技術とその問題点】建築現場などの高所作業現場
で使用されるものに安全ベルトがある。安全ベルトは作
業者の安全を図るためのもので、胴ベルト、フックおよ
び命綱からなり、命綱によって胴ベルトとフックが連結
され、胴ベルトが作業者の身体に巻き付けられるのは周
知のとおりである。したがって、高所作業現場におい
て、フックをパイプなどの固定物に係合させると、作業
者が高所作業現場から墜落したとき、胴ベルト、フック
および命綱によって作業者の身体を支え、墜落を防止す
ることができる。 【0003】しかしながら、高所作業現場において、パ
イプなどの固定物が常時適当位置にあり、安全ベルトの
フックをそれに係合させることができるとは限らない。
パイプなどの固定物が相当高い位置にあり、安全ベルト
のフックをそれに係合させることは困難であることも多
い。 【0004】 【発明の目的】したがって、この発明は、新しい形式の
墜落防止装置を安全ベルトと併用し、高所作業現場にお
いて、パイプなどの固定物が相当高い位置にあっても、
安全ベルトのフックをそれに連結し、安全ベルトによっ
て作業者の墜落を防止することを目的としてなされたも
のである。 【0005】 【発明の構成】この発明によれば、巻取リールのフレー
ムがフックに連結され、フックを高所作業現場の固定物
に係合させることができる。さらに、シャフトが巻取リ
ールのフレームを貫通し、フレームに回転可能に支持さ
れ、回転体がフレーム内に収容され、シャフトに同心に
配置され、シャフトと一体化され、平ベルトがフレーム
内に導かれ、回転体に巻き取られ、連結環が平ベルトの
先端に形成され、連結環に安全ベルトのフックを係合さ
せることができる。さらに、フレームの一方側におい
て、弾性手段がフレームの外側面に設けられ、シャフト
の一端に係合し、シャフトおよび回転体は平ベルトの巻
取方向に弾性付勢される。 【0006】さらに、この発明によれば、ラチェットホ
イール、ポウル、回転板および弾性手段がフレーム内に
収容され、歯がラチェットホイールに形成され、これが
回転体に同心に配置され、回転体と一体化される。さら
に、ポウルがフレームに揺動可能に取り付けられ、弾性
手段がポウルに係合し、ポウルはその揺動方向に弾性付
勢され、ラチェットホイールの歯に係合することができ
る。回転板はラチェットホイールとフレーム間に設けら
れる。さらに、弾性手段がラチェットホイールと回転板
間に設けられ、平ベルトが通常速度で引き出されると
き、回転板がラチェットホイールの歯の位置に弾性支持
され、ポウルはラチェットホイールの歯に係合しない。
さらに、平ベルトが高速度で引き出されたとき、回転板
ガイド機構によって回転板が案内され、遠心力にもとづ
き、回転板がラチェットホイールの歯の位置から後退
し、ポウルがラチェットホイールの歯に係合し、これに
よって回転体の回転が阻止される。 【0007】さらに、この発明によれば、主回転カムお
よび自在回転カムが回転体のシャフトに組み合わされ、
歯が主回転カムの外周に形成され、フレームの他方側に
おいて、主回転カムがシャフトの他端に取り付けられ、
一体化され、歯が自在回転カムの外周に形成され、これ
がフレームと主回転カム間に設けられ、シャフトに嵌合
され、回転可能に支持される。さらに、フレームの他方
側において、ストッパがフレームの外側面に設けられ、
主回転カムおよび自在回転カムの外周に押し付けられ、
回転範囲制限手段が主回転カムと自在回転カム間に設け
られ、これによって主回転カムに対する自在回転カムの
回転範囲が制限され、平ベルトを回転体から引き出すと
き、主回転カムおよび自在回転カムの歯が互いに合致す
る位置に保たれ、ストッパが主回転カムおよび自在回転
カムの歯に係合し、平ベルトは回転体に巻き取られな
い。そして、平ベルトを回転体に巻き取るとき、主回転
カムおよび自在回転カムの歯が互いに合致しない位置に
保たれ、ストッパは主回転カムおよび自在回転カムの歯
に係合しない。したがって、平ベルトを回転体に巻き取
ることができる。 【0008】 【実施例の説明】図1および図2において、これは新し
い形式の墜落防止装置であり、安全ベルトと併用するた
めのものである。安全ベルトは胴ベルト1、フック2お
よび命綱3からなり、命綱3によって胴ベルト1とフッ
ク2が連結されており、胴ベルト1は作業者の身体に巻
き付けられる。 【0009】この装置は巻取リールのフレーム4を有
し、図3に示すように、フレーム4は矩形状のもので、
エンドカバー5、中間カバー6およびサイドカバー7と
組み合わされている。さらに、図4に示すように、エン
ドカバー5と中間カバー6間において、連結ピン8がフ
レーム4の透孔9に挿入され、連結ピン8によってフレ
ーム4と平ベルト10が連結されており、平ベルト10
にフック11が設けられている。したがって、巻取リー
ルのフレーム4が平ベルト10およびフック11に連結
されているものであり、高所作業現場において、フック
11をパイプなどの固定物12に係合させ、固定物12
およびフック11によって巻取リールのフレーム4を支
持することができる。 【0010】巻取リールは平ベルト13を巻き取るため
のもので、シャフト14および回転体15を有し、シャ
フト14はフレーム4の透孔16に挿入され、フレーム
4を貫通し、フレーム4に回転可能に支持されている。
回転体15はフレーム4内に収容され、シャフト14に
同心に配置され、シャフト14と一体化され、平ベルト
13はフレーム4内に導かれ、回転体15に巻き取られ
ている。さらに、平ベルト13にショックアブソーバ1
7が設けられ、連結環18が平ベルト13の先端に形成
されており、連結環18に安全ベルトのフック2を係合
させることができる。 【0011】さらに、弾性手段としてらせん状のスプリ
ング19が使用され、フレーム4の一方側において、ス
プリングカバー20によってスプリング19が被覆さ
れ、これがフレーム4の外側面に設けられ、取り付けら
れている。スプリング19はシャフト14および回転体
15を弾性付勢するためのもので、その内端はシャフト
14の一端に係合し、割り溝21に差し込まれ、外端は
スプリングカバー20の突起に係合している。したがっ
て、スプリング19がシャフト14および回転体15に
作用し、シャフト14および回転体15が平ベルト13
の巻取方向に弾性付勢され、平ベルト13は回転体15
に巻き取られた状態に保たれる。 【0012】さらに、この装置はラチェットホイール2
2、ポウル23および回転板24を有し、歯25がラチ
ェットホイール22に形成され、ラチェットホイール2
2はフレーム4内に収容され、回転体15に同心に配置
され、回転体15と一体化されている。この実施例で
は、回転体15の両側において、一対のラチェットホイ
ール22が回転体15に同心に配置され、回転体15と
一体化されており、各ラチェットホイール22間におい
て、平ベルト13がその回転体15に巻き取られてい
る。ポウル23はラチェットホイール22の歯25に係
合させるためのもので、フレーム4内に収容されてい
る。さらに、ポウル23の両端がフレーム4の切り欠き
26に挿入されており、切り欠き26は扇形状のもの
で、ポウル23の両端を切り欠き26内で揺動させるこ
とができ、ポウル23はフレーム4に揺動可能に取り付
けられている。さらに、弾性手段としてコイルスプリン
グ27が使用され、これがフレーム4内に収容され、ス
プリング27の一端がポウル23に係合し、他端がフレ
ーム4に係合しており、ポウル23はその揺動方向に弾
性付勢され、ラチェットホイール22の歯25に係合す
ることができる。 【0013】回転板24はポウル23を案内するための
もので、ラチェットホイール22と対応する外周縁を有
し、フレーム4内に収容され、ラチェットホイール22
とフレーム4間に設けられている。さらに、回転板24
に長溝28が形成され、シャフト14にスリーブ29が
嵌め込まれ、これが回転板24の長溝28に挿入されて
いる。また、この実施例では、弾性手段としてコイルス
プリング30,31が使用され、これがラチェットホイ
ール22と回転板24間に設けられ、スプリング30,
31の一端がラチェットホイール22に連結され、他端
が回転板24に連結されている。したがって、後述する
ように、平ベルト13が通常速度で引き出されるとき、
回転板24がラチェットホイール22の歯25の位置に
弾性支持され、ポウル23はラチェットホイール22の
歯25に係合しない。さらに、回転板24はラチェット
ホイール22と対応する歯32を有し、回転板24に長
溝33が形成され、ピン34がその長溝33に挿入さ
れ、ラチェットホイール22に固定されており、回転板
24の長溝28は遠心力が回転板24に作用する方向に
のび、長溝28のまわりにおいて、長溝33は円弧状に
のびる。したがって、長溝28,33によって回転板ガ
イド機構が構成され、後述するように、平ベルト13が
高速度で引き出されたとき、回転板ガイド機構によって
回転板24が案内され、遠心力にもとづき、回転板24
はラチェットホイール22の歯25の位置から後退す
る。したがって、ポウル23がラチェットホイール22
の歯25に係合し、これによって回転体の回転が阻止さ
れる。 【0014】さらに、この装置は主回転カム35および
自在回転カム36を有し、歯37が主回転カム35の外
周に設けられ、所定の角度位置に形成されており、フレ
ーム4の他方側において、主回転カム35はシャフト1
4に同心に配置され、その他端に取り付けられ、一体化
されている。さらに、歯38が自在回転カム36の外周
に設けられ、所定の角度範囲にわたって形成され、これ
がフレーム4と主回転カム35間に設けられ、シャフト
14に嵌合され、回転可能に支持されている。そして、
フレーム4の他方側において、ストッパがフレーム4の
外側面に設けられ、主回転カム35および自在回転カム
36の外周に押し付けられる。この実施例では、ストッ
パとしてコイルスプリング39が使用され、その両端4
0,41が半径方向にのび、軸方向に屈曲しており、ビ
ス42がスプリング39の中心孔に挿入され、フレーム
4のねじ孔43にねじ合わされ、スプリング39の一端
40がフレーム4の透孔44に挿入され、係合し、他端
41が主回転カム35および自在回転カム36の外周に
接触し、押し付けられている。 【0015】さらに、回転範囲制限手段が主回転カム3
5と自在回転カム36間に設けられており、これによっ
て主回転カム35に対する自在回転カム36の回転範囲
が制限される。この実施例では、主回転カム35および
自在回転カム36に長溝45およびピン46が設けら
れ、長孔45およびピン46によって回転範囲制限手段
が構成されている。主回転カム35において、長孔45
は所定の半径位置に設けられ、所定の角度範囲にわたっ
て形成されており、円弧状にのび、自在回転カム36に
おいて、ピン46は所定の半径位置に設けられ、軸方向
にのび、主回転カム35に向かって突出し、その長孔4
5に挿入されている。したがって、後述するように、平
ベルト13を回転体15から引き出すとき、主回転カム
35および自在回転カム36の歯37,38が互いに合
致する位置に保たれ、スプリング39が主回転カム35
および自在回転カム36の歯37,38に係合し、平ベ
ルト13を回転体15に巻き取るとき、主回転カム35
および自在回転カム36の歯37,38が互いに合致し
ない位置に保たれ、スプリング39は主回転カム35お
よび自在回転カム36の歯37,38に係合しない。 【0016】この装置において、平ベルト13を回転体
15から引き出すとき、図5に示すように、スプリング
30,31が回転板24に作用し、スリーブ29および
ピン34が長溝28,33の一端に係合する。したがっ
て、回転板24がラチェットホイール22の歯25の位
置に弾性支持され、その状態で平ロープ13が引き出さ
れ、回転板24はラチェットホイール22および回転体
15と一体的に回転する。したがって、ラチェットホイ
ール22の回転にともない、その歯25がポウル23の
位置に達しても、回転板24の外周によってポウル23
が案内され、ポウル23は回転板24の外周に沿ってス
ライドし、ラチェットホイール22の歯25に係合しな
い。したがって、回転体15は自在に回転することがで
き、平ベルト13は支障なく引き出される。したがっ
て、フック11をパイプなどの固定物12に係合させ、
その後、平ベルト13を回転体15から引き出し、任意
に引き下げることができる。 【0017】また、平ベルト13が回転体15から引き
出されるとき、主回転カム35はシャフト14および回
転体15と一体的に回転するが、スプリング39が自在
回転カム36の外周に押し付けられており、その摩擦に
よって自在回転カム36の回転が阻止され、最初、自在
回転カム36は回転しない。したがって、図10に示す
ように、主回転カム35の長溝45において、その一端
が自在回転カム36のピン46に係合し、主回転カム3
5の歯37が自在回転カム36の歯38に合致する。そ
の後、その状態で主回転カム35および自在回転カム3
6が回転し、平ベルト13が回転体15から引き出さ
れ、歯37,38は互いに合致する位置に保たれる。し
たがって、平ベルト13の引き出し後、これを解放する
と、スプリング39が主回転カム35および自在回転カ
ム36の歯37,38に係合し、これによって回転体1
5の回転が阻止される。したがって、回転体15が平ベ
ルト13の巻取方向に弾性付勢されていても、回転体1
5は平ベルト13の巻取方向に回転せず、平ベルト13
は回転体15に巻き取られない。 【0018】したがって、高所作業現場において、パイ
プなどの固定物12が相当高い位置にあっても、フック
11をそれに係合させ、平ベルト13を任意に引き下
げ、所定位置で静止させることができる。したがって、
その連結環18に安全ベルトのフック2を係合させると
き、これを容易に係合させることができる。 【0019】そして、作業者が高所作業現場から墜落
し、それにともない、平ベルト13が高速度で引き出さ
れると、遠心力が回転板24に作用し、図6に示すよう
に、遠心力にもとづき、回転板24がピン34のまわり
を揺動し、ラチェットホイール22の半径方向に変位
し、長溝28およびスリーブ29によってその変位が吸
収され、スリーブ29が長溝28に沿って移行する。さ
らに、長溝28によって回転板24の変位が制限され、
回転板22の外周がラチェットホイール22の外周を越
えて突出したとき、スリーブ29が長溝28の他端に係
合し、回転板24はその位置に保たれる。したがって、
その後、回転板24の回転にともない、その歯32がポ
ウル23の位置に達すると、ポウル23が回転板22の
歯32に係合する。 【0020】したがって、その後、図7および図8に示
すように、ポウル23によって回転板24の回転が阻止
され、ラチェットホイール22および回転体15だけが
回転し、長溝33およびピン34によってそれが吸収さ
れ、ピン34が長溝33に沿って移行する。したがっ
て、ラチェットホイール22および回転体15の回転に
ともない、回転板24がラチェットホイール22の歯2
5から後退する。これと同時に、スプリング27がポウ
ル23に作用し、ポウル23がラチェットホイール22
の歯25に押し込まれる。その後、図9に示すように、
ピン34が長溝33の他端に係合または接近したとき、
回転板24の歯32がラチェットホイール22の歯25
に合致する。したがって、ポウル23がラチェットホイ
ール22の歯25に係合し、これによってラチェットホ
イール22および回転体15の回転が阻止される。 【0021】したがって、作業者の墜落後、回転体15
の回転が即座に阻止され、平ベルト13はそれ以上引き
出されない。したがって、高所作業現場の固定物12と
安全ベルト間で平ベルト13が緊張し、安全ベルトによ
って作業者の身体を支え、墜落を防止することができ
る。 【0022】また、作業後、平ベルト13を回転体15
に巻き取るとき、平ベルト13を適当長さ引っ張ると、
主回転カム35がシャフト14および回転体15と一体
的に回転する。しかしながら、スプリング39が自在回
転カム36の外周に押し付けられ、その摩擦によって自
在回転カム36の回転が阻止され、自在回転カム36は
回転しない。したがって、図11に示すように、主回転
カム35の長孔45において、その他端が自在回転カム
36のピン46に係合し、主回転カム35の歯37が自
在回転カム36の歯38からずれ、歯37,38は互い
に合致しない位置に保たれる。したがって、その状態で
平ベルト13を解放すると、回転体15が平ベルト13
の巻取方向に回転し、スプリング39は主回転カム35
および自在回転カム36の歯37,38に係合せず、そ
の外周に沿ってスライドする。したがって、平ベルト1
3を自動的に巻き取ることができる。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、高所作業現場において、パイプなどの固定物12が
相当高い位置にあっても、フック11をそれに係合さ
せ、平ベルト13を回転体15から引き出し、任意に引
き下げることができ、所定位置で静止させることができ
る。したがって、その連結環18に安全ベルトのフック
2を係合させ、これを高所作業現場の固定物12に連結
することができる。そして、作業者の墜落後、回転体1
5の回転を即座に阻止し、安全ベルトによって作業者の
身体を支え、墜落を防止することができる。作業後、平
ベルト13を自動的に巻き取ることもでき、初期の目的
を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例を示す斜視図である。 【図2】図1の装置の拡大図である。 【図3】図1の装置の分解図である。 【図4】図3のフレームの一部の斜視図である。 【図5】図3のラチェットホイール、回転板およびポウ
ルの位置関係を示す横断面図である。 【図6】図5の回転板の作用状態を示す横断面図であ
る。 【図7】図6の回転板の次の状態を示す横断面図であ
る。 【図8】図7の回転板の次の状態を示す横断面図であ
る。 【図9】図8の回転板の次の状態を示す横断面図であ
る。 【図10】図3の平ベルトが引き出される状態を示す説
明図である。 【図11】図3の平ベルトが巻き取られる状態を示す説
明図である。 【符号の説明】 2 安全ベルトのフック 4 巻取リールのフレーム 11 巻取リールのフック 12 固定物 13 平ベルト 14 シャフト 15 回転体 18 連結環 19,27,30,31,39 スプリング 22 ラチェットホイール 23 ポウル 24 回転板 25 ラチェットホイールの歯 32 回転板の歯 35 主回転カム 36 自在回転カム 37 主回転カムの歯 38 自在回転カムの歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−23401(JP,A) 実開 昭63−59658(JP,U) 実開 昭52−12251(JP,U) 実開 平1−120863(JP,U) 特公 昭49−17480(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A62B 35/00 E04G 21/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 高所作業現場の固定物に係合させること
    ができるフックと、 前記フックに連結された巻取リールのフレームと、 前記フレームを貫通し、前記フレームに回転可能に支持
    されたシャフトと、 前記フレーム内に収容され、前記シャフトに同心に配置
    され、前記シャフトと一体化された回転体と、 前記フレーム内に導かれ、前記回転体に巻き取られた平
    ベルトと、 前記平ベルトの先端に形成され、安全ベルトのフックを
    係合させることができる連結環と、 前記フレームの一方側において、前記フレームの外側面
    に設けられ、前記シャフトの一端に係合し、前記シャフ
    トおよび前記回転体を前記平ベルトの巻取方向に弾性付
    勢する弾性手段と、 外周に形成された歯を有し、前記フレーム内に収容さ
    れ、前記回転体に同心に配置され、前記回転体と一体化
    されたラチェットホイールと、 前記フレーム内に収容され、前記フレームに揺動可能に
    取り付けられたポウルと、 前記フレーム内に収容され、前記ポウルに係合し、前記
    ポウルをその揺動方向に弾性付勢し、前記ラチェットホ
    イールの歯に係合させる弾性手段と、 前記フレーム内に収容され、前記ラチェットホイールと
    前記フレーム間に設けられた回転板と、 前記ラチェットホイールと前記回転板間に設けられ、前
    記平ベルトが通常速度で引き出されるとき、前記回転板
    を前記ラチェットホイールの歯の位置に弾性支持し、前
    記ポウルが前記ラチェットホイールの歯に係合しないよ
    うにする弾性手段と、 前記平ベルトが高速度で引き出されたとき、遠心力にも
    とづき、前記回転板を前記ラチェットホイールの歯の位
    置から後退させ、前記ポウルを前記ラチェットホイール
    の歯に係合させ、これによって前記回転体の回転を阻止
    する回転板ガイド機構と、 外周に形成された歯を有し、前記フレームの他方側にお
    いて、前記シャフトの他端に取り付けられ、一体化され
    た主回転カムと、 外周に形成された歯を有し、前記フレームと前記主回転
    カム間に設けられ、前記シャフトに嵌合され、回転可能
    に支持された自在回転カムと、 前記フレームの他方側において、前記フレームの外側面
    に設けられ、前記主回転カムおよび前記自在回転カムの
    外周に押し付けられたストッパと、 前記主回転カムと前記自在回転カム間に設けられ、前記
    主回転カムに対する前記自在回転カムの回転範囲を制限
    し、前記平ベルトを前記回転体から引き出すとき、前記
    主回転カムおよび前記自在回転カムの歯を互いに合致す
    る位置に保ち、前記ストッパを前記主回転カムおよび前
    記自在回転カムの歯に係合させ、前記平ベルトが前記回
    転体に巻き取られないようにし、前記平ベルトを前記回
    転体に巻き取るとき、前記主回転カムおよび前記自在回
    転カムの歯を互いに合致しない位置に保ち、前記ストッ
    パが前記主回転カムおよび前記自在回転カムの歯に係合
    せず、前記平ベルトを前記回転体に巻き取ることができ
    るようにする回転範囲制限手段とからなる墜落防止装
    置。
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