JP3420366B2 - 油圧アクチュエータの操作装置 - Google Patents

油圧アクチュエータの操作装置

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JP3420366B2
JP3420366B2 JP32704894A JP32704894A JP3420366B2 JP 3420366 B2 JP3420366 B2 JP 3420366B2 JP 32704894 A JP32704894 A JP 32704894A JP 32704894 A JP32704894 A JP 32704894A JP 3420366 B2 JP3420366 B2 JP 3420366B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、レバー操作とペダル
操作の両方でそれぞれ操作し得るようにした油圧アクチ
ュエータの操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、クレーンのような作業機には、
ブーム起伏用、ブーム伸縮用、ウインチ用、旋回用、等
の各種の油圧アクチュエータが使用されているが、これ
らの油圧アクチュエータのうち、特にブーム起伏用及び
ブーム伸縮用の油圧アクチュエータについては、多くの
機種で操作レバーと操作ペダルの両方で操作し得るよう
になっている。
【0003】図7及び図8には、例えばブーム起伏用あ
るいはブーム伸縮用等として使用される油圧アクチュエ
ータの操作装置の従来例が示されている。尚、この従来
例では、油圧アクチュエータ1として伸縮式の油圧シリ
ンダが使用されており、以下の説明ではこの油圧アクチ
ュエータを油圧シリンダという。この従来の油圧アクチ
ュエータの操作装置では、図7に示すように、タンク1
1内の作動油を主油圧ポンプ12により油圧切換弁(3
位置油圧切換弁)2を介して油圧シリンダ1に供給し得
るようになっている。そして、該油圧切換弁2が符号2
1(伸長操作側弁室)側に作動しているときには、作動
油がカウンタバランス弁13を介して油圧シリンダ1の
伸長側に供給され、又、油圧切換弁2が符号22(縮小
操作側弁室)側に作動しているときには、作動油が油圧
シリンダ1の縮小側に供給されるようになっている。
尚、油圧切換弁2は、その作動量によって油圧シリンダ
1側に供給される作動油の流量(圧力)が変化するよう
になっている。
【0004】この従来の操作装置では、図7に示すよう
に、油圧切換弁2を、操作レバー3によって操作される
レバー用遠隔操作弁30と操作ペダル5によって操作さ
れるペダル用遠隔操作弁50を介してそれぞれ個別に操
作し得るようになっている。レバー用遠隔操作弁30及
びペダル用遠隔操作弁50には、タンク11内の作動油
が弁操作用油圧ポンプ14によって供給用油路15を通
して圧送される。尚、各遠隔操作弁30,50からの作
動油は、還流用油路16を通してタンク11内に戻され
る。レバー用遠隔操作弁30とペダル用遠隔操作弁50
とは、同構造のものが採用されている。
【0005】そして、この各遠隔操作弁について図8に
示すレバー用遠隔操作弁30で説明すると、該レバー用
遠隔操作弁30は、操作レバー3を左右に傾動させるこ
とにより、操作部3aで一方の押下げロッド(32又は
42)を押してスプール(33又は43)を下動させ、
一方の弁室(伸長操作側弁室31又は縮小操作側弁室4
1)と弁操作用油圧ポンプ14からの作動油が導入され
ている高圧油室40とを連通させて、作動油を一方の出
力ポート(34又は44)から吐出させるようになって
いる。尚、出力ポート(34又は44)から吐出された
作動油は、図7に示すように油路(伸長操作側油路35
又は縮小操作側油路45)を通してシャトル弁(38又
は48)内に導入され、さらに油路(39又は49)を
通って油圧切換弁2の各入力ポート(23又は24)に
導入されて、該油圧切換弁2を所定動作(方向及び作動
量)させる。又、操作ペダル5によって操作されるペダ
ル用遠隔操作弁50も同様に操作され、操作ペダル5を
いずれかに操作すると、伸長操作側弁室51又は縮小操
作側弁室61が高圧油室(図8の符号40)に連通し
て、作動油が油路(伸長操作側油路55又は縮小操作側
油路65)を通ってシャトル弁(38又は48)内に導
入され、その後、上記同様に作用する。尚、レバー用遠
隔操作弁30とペダル用遠隔操作弁50とが同時に操作
されたときに、各シャトル弁(38,48)内において
は、高圧側の作動油を選択して油圧切換弁2側に供給す
るようになっている。
【0006】又、図7及び図8に示す従来の操作装置で
は、操作レバー3と操作ペダル5のいずれか一方を操作
したときに、他方はそのままの状態で維持されるように
なっている。従って、例えば操作ペダル5での操作途中
に(作動を連続させた状態で)操作方法を変更する場合
(操作レバー3による操作に切換える場合)には、該操
作レバー3を一旦操作ペダル5で操作されている現在の
作動量まで移動操作した後、該操作レバー3による操作
に切換えるようにして行われている。尚、操作レバー3
による操作から操作ペダル5による操作に変更する場合
も上記と同様にして行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の操作装置では、操作レバー3と操作ペダル5とが相
互に関連なく独立して操作されるようになっているの
で、操作途中において現状の作動スピードを維持したま
まで操作手段を変更する場合には、先操作側の操作手段
(例えば操作ペダル5)の操作を維持したままで後操作
側の操作手段(例えば操作レバー3)を現在の作動量ま
で変位させる必要があり、後操作側の操作手段の変位操
作が面倒であるという問題があった。又、後操作側の操
作手段を現在の作動量まで変位させる際に、その現在の
作動量に見合う操作位置がわからず、後操作側の操作手
段の操作量が不足のままで先操作側の操作手段の操作を
解除したり、あるいは後操作側の操作手段の操作量が過
剰になったりすることがあり、それらの操作を行ったと
きには作動スピードに変化が生じてショックが発生する
という問題もあった。
【0008】本願発明は、上記した従来の問題点に鑑
み、操作レバーと操作ペダルでそれぞれ油圧アクチュエ
ータを操作し得るようにした操作装置において、操作手
段を変更するときの操作が簡単に行え、しかもその変更
操作時に作動スピードの変化によるショックが起こりに
くくなるようにすることを目的としてなされたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として、油圧アクチュエータを作動
させる油圧切換弁を、操作レバーによって操作されるレ
バー用遠隔操作弁と操作ペダルによって操作されるペダ
ル用遠隔操作弁とでそれぞれ操作せしめ得るようにした
油圧アクチュエータの操作装置において、次の各構成を
有している。尚、本願発明では、レバー用遠隔操作弁及
びペダル用遠隔操作弁には、それぞれ弁操作用油圧ポン
プからの作動油が導入されており、操作レバー及び操作
ペダルを操作することによってそれぞれレバー用遠隔操
作弁とペダル用遠隔操作弁とを作動せしめ得るようにな
っている。
【0010】まず、本願請求項1の発明では、ペダル用
遠隔操作弁の出力ポートとレバー用遠隔操作弁の入力ポ
ートとを接続するとともに、レバー用遠隔操作弁の各出
力ポートをそれぞれ油圧切換弁の各入力ポートに接続し
て、操作ペダルを操作することにより操作レバーが連動
して作動せしめられるようにしている。この場合、連動
させる方向は、操作ペダル側から操作レバー側への一方
向となり、ペダル用遠隔操作弁の出力ポートから吐出さ
れる作動油をレバー用遠隔操作弁の入力ポートに入力し
て、該レバー用遠隔操作弁を介して油圧アクチュエータ
操作用の油圧切換弁側に出力するようになる。
【0011】又、本願請求項2の発明では、レバー用遠
隔操作弁の出力ポートとペダル用遠隔操作弁の入力ポー
トとを接続するとともに、ペダル用遠隔操作弁の各出力
ポートをそれぞれ油圧切換弁の各入力ポートに接続し
て、操作レバーを操作することにより操作ペダルが連動
して作動せしめられるようにしている。この場合、連動
させる方向は、操作レバー側から操作ペダル側への一方
向となり、レバー用遠隔操作弁の出力ポートから吐出さ
れる作動油をペダル用遠隔操作弁の入力ポートに入力し
て、該ペダル用遠隔操作弁を介して油圧アクチュエータ
操作用の油圧切換弁側に出力するようになる。
【0012】尚、各請求項の発明において、相手側の遠
隔操作弁から入力される側の遠隔操作弁には、弁操作用
油圧ポンプからの入力ポートとは別の入力ポートが設け
られる。
【0013】
【作用】本願請求項1の発明の操作装置では、操作ペダ
ルを操作すると操作レバーが連動して作動せしめられる
ようになっているので、非操作側である操作レバーが常
に操作中の操作ペダルの作動量と同等の作動量だけ自動
的に作動されるようになる。
【0014】本願請求項2の発明の操作装置では、請求
項1とは逆に、操作レバーを操作すると操作ペダルが連
動して作動せしめられるようになっているので、非操作
側である操作ペダルが常に操作中の操作レバーの作動量
と同等の作動量だけ自動的に作動されるようになる。
【0015】このように、本願の各発明では、操作途中
において操作手段を変更する場合に、現状作動位置にあ
る後操作側の操作手段に手又は足をあてがうだけで、現
状の作動スピードを維持したまま後操作側の操作手段に
よる操作に引き継ぐことができる。
【0016】
【発明の効果】本願の各発明では、油圧アクチュエータ
を操作ペダルと操作レバーとでそれぞれ操作し得るよう
にしたものにおいて、非操作側(後操作側)の操作手段
が操作中(先操作側)の操作手段に連動して作動せしめ
られるので、操作手段を変更する際に、現状作動位置に
ある後操作側の操作手段に手又は足をあてがうだけで、
現状の作動スピードを維持したまま後操作側の操作手段
による操作に引き継ぐことができ、その間の操作が簡単
となる。又、操作手段の変更操作時において、後操作側
の操作手段の作動位置が現状の作動スピードに対応して
いるので、操作手段を引き継いだ時点で作動スピードに
変化が生じなくなり、従ってショックが発生しなくなっ
て円滑に連続運転できるという効果がある。
【0017】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本願発明の実施
例を説明すると、図1及び図2には本願の第1実施例、
図3〜図6にはそれぞれ同第2〜第5実施例にかかる油
圧アクチュエータの操作装置が示されている。尚、本願
で対象となる油圧アクチュエータ1は、例えばクレーン
に使用されているブーム起伏用、ブーム伸縮用、ウイン
チ用、旋回用等のうちの、操作レバー3と操作ペダル5
の両方で操作し得るものである。現状機種では、主とし
てブーム起伏用及びブーム伸縮用の各油圧シリンダに上
記操作レバー3と操作ペダル5とが使用されている。そ
して、本願の各実施例では、対象となる油圧アクチュエ
ータ1として油圧シリンダが使用されているので、以下
の説明ではこの油圧アクチュエータを油圧シリンダとい
う。
【0018】図1に示す第1実施例の操作装置は、本願
請求項1に対応するものである。そして、この第1実施
例の操作装置は、後述するように操作レバー3を操作ペ
ダル5に連動させる部分を除いて、基本的には図7に示
す従来の操作装置と同様に構成されている。即ち、この
図1に示す第1実施例の操作装置では、タンク11内の
作動油を主油圧ポンプ12により油圧切換弁(3位置油
圧切換弁)2を介して油圧シリンダ1に供給し得るよう
になっている。そして、該油圧切換弁2が符号21(伸
長操作側弁室)側に作動しているときには、作動油がカ
ウンタバランス弁13を介して油圧シリンダ1の伸長側
に供給され、又、油圧切換弁2が符号22(縮小操作側
弁室)側に作動しているときには、作動油が油圧シリン
ダ1の縮小側に供給されるようになっている。尚、油圧
切換弁2は、その作動量によって油圧シリンダ1側に供
給される作動油の流量(圧力)が変化するようになって
いる。
【0019】又、油圧切換弁2は、操作レバー3と操作
ペダル5の両方でそれぞれ操作し得るようになってい
る。操作レバー3はレバー用遠隔操作弁30を操作し、
操作ペダル5はペダル用遠隔操作弁50を操作する。レ
バー用遠隔操作弁30及びペダル用遠隔操作弁50に
は、タンク11内の作動油が弁操作用油圧ポンプ14に
よって供給用油路15を通して圧送される。尚、各遠隔
操作弁30,50からの作動油は、還流用油路16を通
してタンク11内に戻される。
【0020】この第1実施例のレバー用遠隔操作弁30
は、図2に示すように、操作レバー3を左右に傾動させ
ることにより、操作部3aで一方の押下げロッド(32
又は42)を押してスプール(33又は43)を下動さ
せ、一方の弁室(伸長操作側弁室31又は縮小操作側弁
室41)と弁操作用油圧ポンプ14からの作動油が導入
される高圧油室40とを連通させて、作動油を一方の出
力ポート(34又は44)から吐出させるようになって
いる。尚、出力ポート(34又は44)から吐出された
作動油は、油路(伸長操作側油路35又は縮小操作側油
路45)を通して油圧切換弁2の各入力ポート(23又
は24)に導入されて、該油圧切換弁2を所定動作(方
向及び作動量)させる。
【0021】又、図2に示すレバー用遠隔操作弁30に
は、後述するようにペダル用遠隔操作弁50側からの作
動油によって操作レバー3の操作部3aを押上げて該操
作レバー3を作動せしめる左右一対の押上げロッド3
6,46が設けられている。左側の押上げロッド36
は、伸長側入力ポート37から導入される作動油によっ
て押上げられて操作レバー3を右側(伸長側)に傾動せ
しめ、他方、右側の押上げロッド46は、縮小側入力ポ
ート47から導入される作動油によって押上げられて操
作レバーを左側(縮小側)に傾動せしめるように作用す
る。又、各押上げロッド36,46は、各入力ポート3
7,47から導入される作動油の圧力によって押上げ
量、即ち操作レバー3を作動させる作動量(傾動量)が
決まるようになっている。
【0022】他方、ペダル用遠隔操作弁50は、図2の
レバー用遠隔操作弁30において、各押上げロッド3
6,46及び各入力ポート37,47がないもの(図8
と同構造のもの)が採用されている。尚、この場合、該
ペダル用遠隔操作弁50には、操作レバー3に変えて操
作ペダル5が取付けられる。
【0023】又、この第1実施例の操作装置では、図1
に示すように、ペダル用遠隔操作弁50の伸長操作側弁
室51の出力ポート54とレバー用遠隔操作弁30の上
記伸長側入力ポート37とを伸長側接続油路56で接続
し、他方、ペダル用遠隔操作弁50の縮小操作側弁室6
1の出力ポート64とレバー用遠隔操作弁30の縮小側
入力ポート47とを縮小側接続油路66で接続してい
る。
【0024】この第1実施例の操作装置の作用を説明す
ると、油圧シリンダ1は操作レバー3と操作ペダル5の
両方でそれぞれ個別に操作できるようになっている。即
ち、操作レバー3側においては、該操作レバー3を例え
ば伸長側に操作すると、レバー用遠隔操作弁30の伸長
操作側弁室31がレバー操作量に対応した量だけ供給用
油路15と連通されて、弁操作用油圧ポンプ14からの
作動油が供給用油路15、伸長操作側弁室31、伸長操
作側油路35を通って油圧切換弁2の伸長操作側入力ポ
ート23に導入される。すると、その導入油圧に見合っ
た量だけ油圧切換弁2が伸長操作側弁室21側に作動せ
しめられて、その作動量に見合ったスピードで油圧シリ
ンダ1を伸長側に作動させる。又、操作レバー3を縮小
側に操作すると、レバー用遠隔操作弁30の縮小操作側
弁室41が供給用油路15と連通されて、弁操作用油圧
ポンプ14からの作動油が供給用油路15、縮小操作側
弁室41、縮小操作側油路45を通って油圧切換弁2の
縮小操作側入力ポート24に導入され、該油圧切換弁2
が縮小操作側弁室22側に作動せしめられて油圧シリン
ダ1を縮小側に作動させる。尚、この第1実施例では、
操作レバー3を操作しても、ペダル用遠隔操作弁50は
連動せず、従って操作ペダル5は動かない。
【0025】他方、操作ペダル5側においては、該操作
ペダル5を例えば伸長側に操作すると、ペダル用遠隔操
作弁50の伸長操作側弁室51がペダル操作量に対応し
た量だけ供給用油路15と連通されて、弁操作用油圧ポ
ンプ14からの作動油が供給用油路15、伸長操作側弁
室51、伸長側接続油路56を通ってレバー用遠隔操作
弁30の伸長側入力ポート37に導入される。すると、
その導入油圧に見合った量だけ操作レバー3が作動され
てレバー用遠隔操作弁30の伸長操作側弁室31が供給
用油路15と連通され、弁操作用油圧ポンプ14からの
作動油が伸長操作側弁室31、伸長操作側油路35を通
って油圧切換弁2の伸長操作側入力ポート23に導入さ
れて、油圧切換弁2が伸長操作側弁室21側に作動せし
められ、油圧シリンダ1を伸長側に作動させる。このよ
うに、作動油がペダル用遠隔操作弁50の伸長操作側弁
室51側から伸長側接続油路56を通ってレバー用遠隔
操作弁30の伸長側入力ポート37に導入されると、図
2に示す押上げロッド36がその導入油圧に見合った量
だけ押上げられて操作レバー3がペダル操作量に対応す
る量だけ伸長側に作動せしめられた状態で維持されるよ
うになる。尚、レバー用遠隔操作弁30の伸長側入力ポ
ート37に導入される作動油圧力が変化すると、それに
対応して操作レバー3の作動量が変化する。逆に、操作
ペダル5を縮小側に操作すると、ペダル用遠隔操作弁5
0の縮小操作側弁室61が供給用油路15と連通され、
弁操作用油圧ポンプ14からの作動油が該縮小操作側弁
室61、縮小側接続油路66を通ってレバー用遠隔操作
弁30の縮小側入力ポート47に導入されて、該レバー
用遠隔操作弁30の縮小操作側弁室41が供給用油路1
5と連通され、弁操作用油圧ポンプ14からの作動油が
レバー用遠隔操作弁30の縮小操作側弁室41、縮小操
作側油路45を通って油圧切換弁2の縮小操作側入力ポ
ート24に導入されて、油圧シリンダ1を縮小側に作動
させる。このときも、図2に示す押上げロッド46が導
入油圧に見合った量だけ押上げられて操作レバー3がペ
ダル操作量に対応する量だけ縮小側に作動せしめられた
状態で維持される。
【0026】このように、この第1実施例の操作装置で
は、操作ペダル5の操作に連動して、そのペダル操作量
に見合った量だけ操作レバー3を作動させるようになっ
ており、操作途中において操作ペダル5による操作から
操作レバー3による操作に変更する際に、現状作動位置
にある操作レバー3に手をあてがうだけで、現状の作動
スピードを維持したまま該操作レバー3による操作に引
き継ぐことができる。従って、その間の変更操作が簡単
となるとともに、操作手段の変更操作時において、操作
レバー3の作動位置が現状の作動スピードに対応してい
るので、操作手段を操作レバー3に引き継いだ時点で作
動スピードに変化が生じなくなり、従ってショックが発
生しなくなって円滑に連続運転できる。
【0027】図3に示す第2実施例の操作装置は、本願
請求項2に対応するものである。そして、この第2実施
例の操作装置では、第1実施例とは逆に、操作レバー3
を操作したときに、そのレバー操作量に見合った量だけ
操作ペダル5を連動させ得るようにしている。即ち、こ
の第2実施例では、操作レバー3によって操作されるレ
バー用遠隔操作弁30として図8に示す構造のものを使
用し、他方、操作ペダル5によって操作されるペダル用
遠隔操作弁50として図2に示す構造のものを使用して
いる。そして、この第2実施例では、レバー用遠隔操作
弁30の伸長操作側弁室31の出力ポート34とペダル
用遠隔操作弁50の伸長側入力ポート57とを伸長側接
続油路56で接続し、他方、レバー用遠隔操作弁30の
縮小操作側弁室41の出力ポート44とペダル用遠隔操
作弁50の縮小側入力ポート67とを縮小側接続油路6
6で接続している。尚、ペダル用遠隔操作弁50の伸長
操作側弁室51の出力ポート54と油圧切換弁2の伸長
操作側入力ポート23とは伸長操作側油路55で接続さ
れ、他方、ペダル用遠隔操作弁50の縮小操作側弁室6
1の出力ポート64と油圧切換弁2の縮小操作側入力ポ
ート24とは縮小操作側油路65で接続されている。
【0028】この第2実施例の操作装置では、操作ペダ
ル5を操作したときには、操作レバー3は非動作状態に
維持されているが、操作レバー3を操作すると、そのレ
バー操作量に見合った量だけ操作ペダル5が連動して操
作されるようになっている。即ち、操作レバー3を伸長
側に操作すると、その伸長操作側弁室31がレバー操作
量に見合った量だけ供給用油路15と連通されて、弁操
作用油圧ポンプ14からの作動油が供給用油路15、レ
バー用遠隔操作弁30の伸長操作側弁室31、伸長側接
続油路56を通ってペダル用遠隔操作弁50の伸長側入
力ポート57(図2における符号37の入力ポートに対
応する)に導入され、ペダル用遠隔操作弁50の伸長操
作側弁室51をその導入油圧に見合った量だけ供給用油
路15と連通させる。すると、供給用油路15中の作動
油が該伸長操作側弁室51、伸長操作側油路55を通っ
て油圧切換弁2の伸長操作側入力ポート23に導入され
て、油圧切換弁2が伸長操作側弁室21側に作動せしめ
られ、油圧シリンダ1を伸長側に作動させる。又、弁操
作用油圧ポンプ14からの作動油が伸長側接続油路56
を通ってペダル用遠隔操作弁50の伸長側入力ポート5
7に導入されたときに、その導入油圧に見合った量だけ
操作ペダル5が伸長側に作動せしめられた状態で維持さ
れるようになる。又、操作レバー3を縮小側に操作する
と、レバー用遠隔操作弁30の縮小操作側弁室41が供
給用油路15と連通されて、弁操作用油圧ポンプ14か
らの作動油が該縮小操作側弁室41、縮小側接続油路6
6を通ってペダル用遠隔操作弁50の縮小側入力ポート
67(図2における符号47の入力ポートに対応する)
に導入されて該ペダル用遠隔操作弁50の縮小操作側弁
室61が供給用油路15と連通され、弁操作用油圧ポン
プ14からの作動油がレバー用遠隔操作弁30の縮小操
作側弁室41、縮小操作側油路45を通って油圧切換弁
2の縮小操作側入力ポート24に導入されて、油圧シリ
ンダ1を縮小側に作動させる。このときも、操作ペダル
5がレバー操作量に対応する量だけ縮小側に作動せしめ
られた状態で維持される。
【0029】このように、この第2実施例の操作装置で
は、操作レバー3の操作に連動して、そのレバー操作量
に見合った量だけ操作ペダル5を作動させるようになっ
ており、操作途中において操作レバー3による操作から
操作ペダル5による操作に変更する際に、現状作動位置
にある操作ペダル5に足をあてがうだけで、現状の作動
スピードを維持したまま操作ペダル5による操作に引き
継ぐことができる。
【0030】図4に示す第3実施例の操作装置は、本願
の請求項1と請求項2の各構成を合体させたものであ
り、この第3実施例の操作装置では、操作レバー3と操
作ペダル5とが、その各操作量に見合った量だけ相互に
連動して作動するようにしている。即ち、この第3実施
例では、操作レバー3によって操作されるレバー用遠隔
操作弁30と操作ペダル5によって操作されるペダル用
遠隔操作弁50とをそれぞれ図2に示す構造のものを使
用している。そして、この第3実施例では、図1の回路
中に、ペダル用遠隔操作弁50の伸長側入力ポート57
とレバー用遠隔操作弁30の伸長操作側油路35とを接
続する伸長側接続油路58と、ペダル用遠隔操作弁50
の縮小側入力ポート67とレバー用遠隔操作弁30の縮
小操作側油路45とを接続する縮小側接続油路68とを
それぞれ組込んで構成している。
【0031】この第3実施例の操作装置では、操作レバ
ー3を操作すると、レバー用遠隔操作弁30の伸長操作
側弁室31又は縮小操作側弁室41が供給用油路15と
連通されて、弁操作用油圧ポンプ14からの作動油が伸
長操作側油路35又は縮小操作側油路45を通って油圧
切換弁2のいずれかの入力ポート23,24に導入され
ると同時に、該作動油が伸長側接続油路58又は縮小側
接続油路68側に分流されてペダル用遠隔操作弁50の
伸長側入力ポート57又は縮小側入力ポート67に導入
されて操作ペダル5を連動させるようになる。又、操作
ペダル5を操作すると、ペダル用遠隔操作弁50の伸長
操作側弁室51又は縮小操作側弁室61が供給用油路1
5と連通されて、弁操作用油圧ポンプ14からの作動油
が伸長側接続油路56又は縮小側接続油路66を通って
レバー用遠隔操作弁30の伸長側入力ポート37又は縮
小側入力ポート47に導入されて操作レバー3を作動さ
せ(伸長操作側弁室31又は縮小操作側弁室41が供給
用油路15と連通される)、弁操作用油圧ポンプ14か
らの作動油が伸長操作側弁室31又は縮小操作側弁室4
1、伸長操作側油路35又は縮小操作側油路45を通っ
て油圧切換弁2のいずれかの入力ポート23,24に導
入されるようになる。
【0032】従って、この第3実施例では、一方の操作
手段(操作レバー3又は操作ペダル5)を操作すると、
その操作量と同量だけ他方の操作手段が連動して作動せ
しめられるようになっている。尚、この第3実施例の変
形例として、図3の回路中に、レバー用遠隔操作弁30
の伸長側入力ポート37(図4)と伸長操作側油路55
とを接続する伸長側接続油路と、レバー用遠隔操作弁3
0の縮小側入力ポート47(図4)と縮小操作側油路6
5とを接続する縮小側接続油路とをそれぞれ組込んで構
成してもよい。
【0033】図5に示す第4実施例及び図6に示す第5
実施例の各操作装置は、それぞれ図4に示す第3実施例
の操作装置の変形例を示している。
【0034】図5に示す第4実施例の操作装置では、レ
バー用遠隔操作弁30とペダル用遠隔操作弁50との間
に2つの油圧切換弁(電磁式2位置切換弁)70,80
を配置し、レバー用遠隔操作弁30とペダル用遠隔操作
弁50と各油圧切換弁70,80とをそれぞれ油路で図
5に示すように接続している。この第4実施例では、各
油圧切換弁70,80は相互に連動して作動するように
なっている。
【0035】そして、この第4実施例の操作装置では、
各油圧切換弁70,80がいずれの側に操作されていて
も、操作レバー3又は操作ペダル5でそれぞれ単独運転
可能となっている。そして、各油圧切換弁70,80が
図示状態のとき、即ち一方の油圧切換弁70の右側弁室
71がONで他方の油圧切換弁80も右側弁室81がO
Nのときには、操作レバー3を操作すると、そのレバー
操作によって操作ペダル5を連動して作動させることが
できるが、操作ペダル5を操作しても操作レバー3はそ
れに連動しないようになっている。他方、各油圧切換弁
70,80をそれぞれ左側弁室72,82がONになる
ように切換えた状態において、操作ペダル5を操作する
と、そのペダル操作によって操作レバー3を連動して作
動させることができるが、操作レバー3を操作しても操
作ペダル5はそれに連動しないようになっている。
【0036】このように、この第4実施例の操作装置で
は、各油圧切換弁70,80の切換操作によって各操作
手段(操作レバー3と操作ペダル5)を一方向にのみ連
動させることができるようになっている。即ち、操作レ
バー3の操作に操作ペダル5を連動させる場合と、操作
ペダル5の操作に操作レバー3を連動させる場合とを選
択して行えるようにしている。
【0037】図6に示す第5実施例の操作装置では、図
5の回路中に、2つのシャトル弁91,92を組込んで
構成している。又、この第5実施例では、各油圧切換弁
70,80は個別に切換操作されるようになっている。
【0038】そして、この第5実施例の操作装置では、
次のように作用する。まず一方の油圧切換弁70の右側
弁室71をONにし、他方の油圧切換弁80も右側弁室
81をONにした状態で、操作レバー3を操作すると、
そのレバー操作によって操作ペダル5が連動するもの
の、操作ペダル5を操作しても操作レバー3は連動しな
いようになっている。又、一方の油圧切換弁70の左側
弁室72をONにし、他方の油圧切換弁80も左側弁室
82をONにした状態で、操作ペダル5を操作すると、
そのペダル操作によって操作レバー3が連動するもの
の、操作レバー3を操作しても操作ペダル5は連動しな
いようになっている。さらに、一方の油圧切換弁70の
左側弁室72をONにし、他方の油圧切換弁80の右側
弁室81をONにした状態では、操作レバー3と操作ペ
ダル5とが相互に連動することなくそれぞれ個別に操作
される。この場合は、各操作手段(操作レバー3と操作
ペダル5)を相互に連動させない使用状態に選択でき
る。又、一方の油圧切換弁70の右側弁室71をONに
し、他方の油圧切換弁80の左側弁室82をONにした
状態では、操作レバー3と操作ペダル5のいずれを操作
しても、油圧シリンダ1操作用の油圧切換弁2をそのま
まの位置でロックするようになっている。この場合は、
油圧シリンダ1を一定のスピードでストロークエンドま
で作動させることができる。このように、第5実施例の
操作装置では、第4実施例のものより操作の選択範囲が
拡大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかる油圧アクチュエ
ータの操作装置の油圧回路図である。
【図2】図1の操作装置に使用されているレバー用遠隔
操作弁部分の断面図である。
【図3】本願発明の第2実施例にかかる油圧アクチュエ
ータの操作装置の油圧回路図である。
【図4】本願発明の第3実施例にかかる油圧アクチュエ
ータの操作装置の油圧回路図である。
【図5】本願発明の第4実施例にかかる油圧アクチュエ
ータの操作装置の油圧回路図である。
【図6】本願発明の第5実施例にかかる油圧アクチュエ
ータの操作装置の油圧回路図である。
【図7】従来の油圧アクチュエータの操作装置の油圧回
路図である。
【図8】図7の操作装置に使用されているレバー用遠隔
操作弁部分の断面図である。
【符号の説明】
1は油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)、2は油圧切
換弁、3は操作レバー、5は操作ペダル、11はタン
ク、12は主油圧ポンプ、14は弁操作用油圧ポンプ、
23及び24は油圧切換弁の入力ポート、30はレバー
用遠隔操作弁、34及び44はレバー用遠隔操作弁の出
力ポート、37及び47はレバー用遠隔操作弁の入力ポ
ート、50はペダル用遠隔操作弁、54及び64はペダ
ル用遠隔操作弁の出力ポート、57及び67はペダル用
遠隔操作弁の入力ポートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/44 F15B 13/042 F15B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータ(1)を作動させる
    油圧切換弁(2)を、操作レバー(3)によって操作さ
    れるレバー用遠隔操作弁(30)と操作ペダル(5)に
    よって操作されるペダル用遠隔操作弁(50)とでそれ
    ぞれ操作せしめ得るようにした油圧アクチュエータの操
    作装置であって、前記ペダル用遠隔操作弁(50)の出
    力ポート(54,64)と前記レバー用遠隔操作弁(3
    0)の入力ポート(37,47)とを接続するととも
    に、前記レバー用遠隔操作弁(30)の各出力ポート
    (34,44)をそれぞれ前記油圧切換弁(2)の各入
    力ポート(23,24)に接続して、前記操作ペダル
    (5)を操作することにより前記操作レバー(3)が連
    動して作動せしめられるようにしたことを特徴とする油
    圧アクチュエータの操作装置。
  2. 【請求項2】 油圧アクチュエータ(1)を作動させる
    油圧切換弁(2)を、操作レバー(3)によって操作さ
    れるレバー用遠隔操作弁(30)と操作ペダル(5)に
    よって操作されるペダル用遠隔操作弁(50)とでそれ
    ぞれ操作せしめ得るようにした油圧アクチュエータの操
    作装置であって、前記レバー用遠隔操作弁(30)の出
    力ポート(34,44)と前記ペダル用遠隔操作弁(5
    0)の入力ポート(57,67)とを接続するととも
    に、前記ペダル用遠隔操作弁(50)の各出力ポート
    (54,64)をそれぞれ前記油圧切換弁(2)の各入
    力ポート(23,24)に接続して、前記操作レバー
    (3)を操作することにより前記操作ペダル(5)が連
    動して作動せしめられるようにしたことを特徴とする油
    圧アクチュエータの操作装置。
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