JP3419444B2 - 周波数変調器 - Google Patents

周波数変調器

Info

Publication number
JP3419444B2
JP3419444B2 JP25380199A JP25380199A JP3419444B2 JP 3419444 B2 JP3419444 B2 JP 3419444B2 JP 25380199 A JP25380199 A JP 25380199A JP 25380199 A JP25380199 A JP 25380199A JP 3419444 B2 JP3419444 B2 JP 3419444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
semiconductor laser
signal
temperature
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25380199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001077765A (ja
Inventor
一宏 野嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP25380199A priority Critical patent/JP3419444B2/ja
Publication of JP2001077765A publication Critical patent/JP2001077765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419444B2 publication Critical patent/JP3419444B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザと光
ヘテロダイン検波とを利用して広帯域な周波数変調信号
(以下、FM信号、という)を発生する周波数変調器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の周波数変調器の構成を
示すブロック図で、例えば文献「K.Kikushima,et al,"
Optical Super Wide-Band FM Modulation Scheme and I
ts Application to Multi-Channel AM Video Transmiss
ion Systems",IOOC’95 Technical Digest,Vol.5 PD2-
7,pp.33-34」に示された周波数変調器である。
【0003】この周波数変調器は入力された光信号を光
ヘテロダイン検波によって電気のFM信号に変換するモ
ニタ用光・電気変換回路1、入力信号の周波数に応じた
電圧を出力する機能を有し入力FM信号の中間周波数を
検出してその周波数に応じた電圧を出力する周波数弁別
回路2、周波数弁別回路2に所望の中間周波数を持つF
M信号を入力した場合の比較電圧を出力する比較電圧出
力回路19、周波数弁別回路2の出力電圧と比較電圧出
力回路19の比較電圧とを比較し、その差電圧を出力す
る比較回路5を有する。
【0004】また、周波数変調器は比較回路5の出力す
る差電圧を減少させるように制御する制御回路6、制御
回路6が出力する制御信号に従い第1の半導体レーザ1
0のバイアス電流を変化させる第1のレーザ電流駆動回
路8、第1の半導体レーザ10の温度を制御する第1の
レーザ温度制御回路7、FM信号へと変換する信号を第
1の半導体レーザ10に入力する信号入力端子9を有す
る。
【0005】また、周波数変調器は第1のレーザ電流駆
動回路8の出力するバイアス電流と信号入力端子9から
入力された信号とを重畳した電流(変調電流)により駆
動され、変調電流によって光発振周波数が変調された光
信号(周波数変調光)を出力する第1の半導体レーザ1
0を有する。
【0006】また、周波数変調器は第2の半導体レーザ
13の温度を制御する第2のレーザ温度制御回路11、
第2の半導体レーザ13のバイアス電流を供給する第2
のレーザ電流駆動回路12、第2のレーザ電流駆動回路
12の出力するバイアス電流により駆動され、ある一定
の光周波数をもつ光信号(ローカル光)を出力する第2
の半導体レーザ13、第1の半導体レーザ10の出力す
る周波数変調光と第2の半導体レーザの出力するローカ
ル光とを合波して分岐する光カプラ14、光カプラ14
から出力された周波数変調光とローカル光の合波された
光信号をヘテロダイン検波し両光信号の差周波数となる
電気のFM信号を出力する出力用光・電気変換回路15
を有する。
【0007】このように周波数変調器は、出力用光・電
気変換回路15が出力するFM信号の中間周波数が一定
になるようにフィードバック制御ループを構成してい
る。出力FM信号の中間周波数は第1の半導体レーザ1
0の出力する周波数変調光と第2の半導体レーザ13の
出力するローカル光の各光周波数の差の周波数であるた
め、この2つの光信号の周波数の差を一定にするように
第1の半導体レーザ10のバイアス電流を制御してい
る。
【0008】具体的な動作を以下に述べる。モニタ用光
・電気変換回路1は周波数変調光とローカル光が合波さ
れた光信号をヘテロダイン検波によって周波数モニタ用
の電気のFM信号に変換する。周波数弁別回路2はモニ
タ用のFM信号の周波数を検出するもので、入力の周波
数に比例した電圧を出力する機能を有している。
【0009】比較電圧出力回路19は所望の中間周波数
をもつFM信号が周波数弁別回路2に入力された場合に
出力する電圧に相当する一定電圧(比較電圧)を出力す
る。比較回路5は比較電圧と周波数弁別回路2の出力電
圧を比較し、その差に相当する差電圧を出力する。
【0010】制御回路6は比較回路5の出力する差電圧
を減少するように、つまりFM信号の中間周波数が所望
の周波数に近くなるように、レーザ電流駆動回路8から
第1の半導体レーザ10に供給するバイアス電流を制御
している。このバイアス電流で駆動される第1の半導体
レーザ10は信号入力端子9から入力された信号によっ
て変調された周波数変調光を出力する。
【0011】第2の半導体レーザ13は第2のレーザ温
度制御回路11および第2のレーザ電流駆動回路12に
よって温度およびバイアス電流一定で駆動されており、
光周波数一定のローカル光を出力する。
【0012】周波数変調光とローカル光は光カプラ14
によって合波され、されに2分岐されて一方はFM信号
の周波数モニタ用としてモニタ用光・電気変換回路1に
入力され、もう一方は出力用光・電気変換回路15に入
力される。出力用光・電気変換回路15に入力された周
波数変調光とローカル光はヘテロダイン検波によってそ
の光周波数の差の周波数をもつ電気のFM信号に変換さ
れ出力される。
【0013】このような周波数変調器において、第1の
半導体レーザ10は注入電流によってその光発振周波数
が変化するため、モニタしたFM信号の中間周波数が所
望の周波数に近くなるように第1の半導体レーザ10の
バイアス電流を変化させることによって、出力FM信号
の中間周波数を一定にするように制御している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を有す
る従来の周波数変調器では、周波数弁別回路2の入力周
波数に対する出力電圧が環境温度によって変化すると、
出力FM信号の中間周波数も変化してしまい、伝送特性
を劣化させることがある。
【0015】図12に周波数弁別回路2の周波数−出力
電圧特性を示す。周波数弁別回路2は、入力周波数に比
例する出力電圧Vを出力するが、周波数弁別回路2をト
ランジスタなどで構成されるロジック回路やダイオード
ミキサ等による遅延検波型周波数弁別器によって実現し
ている場合、温度の変化で出力振幅、パルス幅等が変動
し、同図に点線で示すように周波数弁別回路2の特性が
変化してしまう。
【0016】この場合、比較電圧出力回路19の出力電
圧が一定であるため、図13の温度−周波数特性図に示
すように、温度によってFM信号の中間周波数は変動
(fa〜fc〜fb)してしまう。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、出力FM信号の中間周波数が
環境温度によって変動することを抑圧した周波数変調器
を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数変調器に
おいては、入力信号により変調された周波数変調光を出
力する第1の半導体レーザと、光周波数一定のローカル
光を出力する第2の半導体レーザと、第1および第2の
半導体レーザの各出力光を合波する光カプラと、光カプ
ラに接続され周波数変調光およびローカル光の各光周波
数の差の周波数を有するFM信号を出力する光・電気変
換手段と、光・電気変換手段に接続されFM信号の中間
周波数を検出し、この中間周波数に対応する電圧を出力
する第1の周波数弁別手段と、基準正弦波信号を出力す
る発振手段と、基準正弦波信号の周波数に対応する電圧
を出力する第2の周波数弁別手段と、第1および第2の
周波数弁別手段の各出力電圧を比較する比較手段と、比
較手段に接続され第1の半導体レーザを制御する制御手
段とを備える構成を有している。
【0019】この構成により、第1の周波数弁別手段と
第2の周波数弁別手段とは同一の温度特性を有し、発振
手段から出力される正弦波信号の周波数が環境温度によ
って変化しなければ、環境温度が変化しても第2の周波
数弁別手段から出力される比較電圧は第1の周波数弁別
手段に対して所望の中間周波数を有するFM信号を得る
ための比較電圧となるので、差電圧が減少するように第
1の半導体レーザを制御することによって、環境温度に
よって変動しない所望の中間周波数を有するFM信号を
出力することとなる。
【0020】また、本発明の周波数変調器の光・電気変
換手段は、第1および第2の光・電気変換手段からな
り、第1の光・電気変換手段のみ第1の周波数弁別手段
に接続する構成を有している。
【0021】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザに供給するバイアス電流を制御する構
成を有している。
【0022】この構成により、半導体レーザの光発振周
波数が駆動バイアス電流によって変化することを利用
し、モニタしたFM信号の中間周波数が所望の周波数に
近くなるように第1の半導体レーザのバイアス電流を変
化させ、環境温度が変化しても出力FM信号が常に所望
の中間周波数で一定になるように制御する。
【0023】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザの温度を制御する構成を有している。
【0024】この構成により、半導体レーザの光発振周
波数が温度に応じて変化することを利用し、モニタした
FM信号の中間周波数が所望の周波数に近くなるように
第1の半導体レーザの温度を制御し、環境温度が変化し
ても出力FM信号が常に所望の中間周波数で一定になる
ように制御する。
【0025】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザのバイアス電流および温度を制御する
構成を有している。
【0026】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザのバイアス電流および温度を制御し、環境温度が
変化しても出力FM信号が常に所望の中間周波数で一定
になるように制御する。
【0027】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザのバイアス電流および温度を制御する
構成を有している。
【0028】この構成により、差電圧が減少するように
第1および第2の半導体レーザを制御することによっ
て、環境温度によって変動しない所望の中間周波数を有
するFM信号を出力することとなる。
【0029】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1および第2の半導体レーザのバイアス電流を制御する
構成を有している。
【0030】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザのバイアス電流と第2の半導体レーザのバイアス
電流とを制御し、環境温度が変化しても出力FM信号が
常に所望の中間周波数で一定になるように制御する。
【0031】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1および第2の半導体レーザの温度を制御する構成を有
している。
【0032】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザの温度と第2の半導体レーザの温度とを制御し、
環境温度が変化しても出力FM信号が常に所望の中間周
波数で一定になるように制御する。
【0033】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザのバイアス電流および温度と第2の半
導体レーザの温度とを制御する構成を有している。
【0034】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザのバイアス電流および温度と、第2の半導体レー
ザの温度とを制御し、環境温度が変化しても出力FM信
号が常に所望の中間周波数で一定になるように制御する
構成を有している。
【0035】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1の半導体レーザのバイアス電流および温度と第2の半
導体レーザのバイアス電流とを制御する構成を有してい
る。
【0036】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザのバイアス電流および温度と、第2の半導体レー
ザのバイアス電流とを制御し、環境温度が変化しても出
力FM信号が常に所望の中間周波数で一定になるように
制御する。
【0037】また、本発明の周波数変調器の制御手段
は、比較手段から出力される差電圧が減少するように第
1および第2の半導体レーザのバイアス電流および温度
を制御する構成を有している。
【0038】この構成により、モニタしたFM信号の中
間周波数が所望の周波数に近くなるように第1の半導体
レーザのバイアス電流および温度と、第2の半導体レー
ザのバイアス電流および温度とを制御し、環境温度が変
化しても出力FM信号が常に所望の中間周波数で一定に
なるように制御する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、図
11に示す構成要素と同一部分には同一符号を付して説
明する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明による周
波数変調器の実施の形態1を示す構成図で、モニタ用光
・電気変換回路1、第1の周波数弁別回路2、発振器
3、第2の周波数弁別回路4、比較回路5、制御回路
6、第1のレーザ温度制御回路7、第1のレーザ電流駆
動回路8、信号入力端子9、第1の半導体レーザ10、
第2のレーザ温度制御回路11、第2のレーザ電流駆動
回路12、第2の半導体レーザ13、光カプラ14およ
び出力用光・電気変換回路15から構成されている。
【0041】モニタ用光・電気変換回路1は第1の半導
体レーザ10の出力する周波数変調光と第2の半導体レ
ーザ13の出力するローカル光とが光カプラ14で合波
された光信号をヘテロダイン検波によってモニタ用の電
気のFM信号に変換する。
【0042】第1の周波数弁別回路2はモニタ用のFM
信号の周波数を検出するもので、入力信号の周波数に比
例した電圧を出力する。発振器3は出力FM信号の所望
の中間周波数と同じ周波数の正弦波信号を出力する。第
2の周波数弁別回路4は入力信号の周波数に比例する電
圧を出力する機能を有し、発振器3が出力する一定周波
数の正弦波信号の周波数に応じた電圧を比較電圧として
出力する。
【0043】比較回路5は第1の周波数弁別回路2の出
力電圧と第2の周波数弁別回路4の比較電圧との差を検
出し、その差を示す差電圧を出力する。制御回路6は比
較回路5が出力する差電圧を減少するように、つまりF
M信号の中間周波数が所望の周波数に近付くように、第
1のレーザ電流駆動回路8を介して第1の半導体レーザ
10のバイアス電流を制御する。
【0044】第1の半導体レーザ10は第1のレーザ電
流駆動回路8によって制御されたバイアス電流で駆動さ
れ、信号入力端子9より入力された信号によって変調さ
れた周波数変調光を出力する。
【0045】第2の半導体レーザ13は第2のレーザ温
度制御回路11および第2のレーザ電流駆動回路12に
よって温度およびバイアス電流一定で駆動され、光周波
数一定のローカル光を出力する。
【0046】第1の半導体レーザ10から出力される周
波数変調光と第2の半導体レーザ13から出力されるロ
ーカル光は光カプラ14によって合波され、さらに2分
岐されて、一方はFM信号の発振周波数モニタ用として
モニタ用光・電気変換回路1に入力され、もう一方は出
力用光・電気変換回路15に入力される。出力光・電気
変換回路15に入力された合波光はヘテロダイン検波に
よって周波数変調光とローカル光との光周波数の差の周
波数をもつ電気のFM信号に変換されて出力される。
【0047】この構成において、第1の半導体レーザ1
0はバイアス電流によってその光発振周波数が変化する
ため、モニタ用光・電気変換回路1でモニタしたFM信
号の中間周波数が所望の周波数に近くなるように、制御
回路6で第1の半導体レーザ10のバイアス電流を制御
することにより、出力用光・電気変換回路15から出力
されるFM信号の中間周波数を一定に制御することがで
きる。
【0048】この場合、比較回路5に入力される比較電
圧は、第2の周波数弁別回路4の温度特性によって変動
するので、第1の周波数弁別回路2と第2の周波数弁別
回路4とを同一の温度特性を持つものを使用すると、第
1の周波数弁別回路2と第2の周波数弁別回路4は温度
によって出力電圧特性が同様に変化する。
【0049】この結果、発信器3からの入力信号の周波
数が一定であれば、図2に示すように、出力電圧(比較
電圧)は温度によって変動するが、図3に示すように、
出力FM信号の中間周波数は温度によって変動しないこ
とになる。
【0050】このように本実施の形態では、第2の周波
数弁別回路4が第1の周波数弁別回路2と同一の温度特
性を持ち、しかも発振器3から出力され第2の周波数弁
別回路4に入力される正弦波信号の周波数が出力FM信
号の中間周波数と同じ周波数であるため、比較回路5に
入力される比較電圧は環境温度が変化しても常に第1の
周波数弁別回路2に対して所望の中間周波数を示す比較
電圧となり、第1の周波数弁別回路2の温度特性に依存
しない所望の中間周波数を持つFM信号を出力すること
ができる。
【0051】(実施の形態2)図4は、本発明による周
波数変調器の実施の形態2を示す構成図で、制御回路6
が第1のレーザ温度制御回路7を制御する構成となって
いる。その他の構成は実施の形態1と同一である。
【0052】次に、動作について説明する。なお、本実
施の形態の大部分は実施の形態1と同一であるため、相
違点の動作のみについて説明する。第1の半導体レーザ
10の光発振周波数が温度に応じて変化することを利用
し、制御回路6が第1のレーザ温度制御回路7を制御し
て、第1の半導体レーザ10の温度を変化させ、FM信
号が所望の中間周波数になるように制御している。
【0053】このように、本実施の形態によれば、FM
信号の中間周波数が一定になるように第1の半導体レー
ザ10の温度を制御することで、例えば実施の形態1の
ように第1の半導体レーザ10のバイアス電流を変化す
ることが不可能な場合に、バイアス電流を変化させるこ
となく光発振周波数の制御が可能となる。
【0054】(実施の形態3)図5は、本発明による周
波数変調器の実施の形態3を示す構成図で、制御手段と
して第1のレーザ温度制御回路7を制御する第1の制御
回路6と、第1のレーザ電流駆動回路8を制御する第2
の制御回路16とを設けた構成となっている。その他の
構成は実施の形態1と同一である。
【0055】次に、動作について説明する。なお、本実
施の形態の大部分は実施の形態1と同様であるため、相
違点の動作のみについて説明する。実施の形態1では、
第1の半導体レーザ10のバイアス電流を制御してFM
信号が所望の中間周波数になるように制御していたが、
本実施の形態ではバイアス電流だけでなく、第1の半導
体レーザ10の温度を共に制御している。
【0056】このように、本実施の形態によれば、第1
の半導体レーザ10のバイアス電流および温度を制御す
ることで、出力FM信号が所望の中間周波数になるよう
に制御しており、例えば第1の半導体レーザ10のバイ
アス電流または温度を大きく変化させることができない
場合は、バイアス電流と温度とで制御を分担し、バイア
ス電流および温度の変化を少なくするようにしている。
【0057】(実施の形態4)図6は、本発明による周
波数変調器の実施の形態4を示す構成図で、制御手段と
して第1のレーザ電流駆動回路8を制御する第1の制御
回路6と、第2のレーザ電流駆動回路12を制御する第
2の制御回路16を設けた構成となっている。その他の
構成は実施の形態1と同一である。
【0058】次に、動作について説明する。本実施の形
態の大部分は、実施の形態1と同様であるため、相違点
の動作のみを説明する。実施の形態1では第1の半導体
レーザ10のバイアス電流を制御してFM信号が所望の
中間周波数になるように制御していたが、本実施の形態
では第1の半導体レーザ10のバイアス電流と、第2の
半導体レーザ13のバイアス電流とを制御し、FM信号
が所望の中間周波数になるように制御している。
【0059】このように、本実施の形態によれば、第1
の半導体レーザ10のバイアス電流および第2の半導体
レーザ13のバイアス電流を制御することで、FM信号
が所望の中間周波数になるように制御しており、例えば
第1の半導体レーザ10のバイアス電流を大きく変化さ
せることができない場合は、第2の半導体レーザ13の
バイアス電流と制御を分担することでバイアス電流の変
化を少なくするようにしている。
【0060】(実施の形態5)図7は、本発明による周
波数変調器の実施の形態5を示す構成図で、制御手段と
して、第1のレーザ温度制御回路7を制御する第1の制
御回路6と、第2のレーザ温度制御回路11を制御する
第2の制御回路16とを設けた構成となっている。その
他の構成は実施の形態4と同一である。
【0061】次に、動作について説明する。本実施の形
態の大部分は、実施の形態4と同一であるため、相違点
の動作のみを説明する。実施の形態4では第1および第
2の半導体レーザ10,13のバイアス電流を制御して
FM信号が所望の中間周波数になるように制御していた
が、本実施の形態では第1および第2の半導体レーザ1
0,13の温度を制御し、FM信号が所望の中間周波数
になるように制御している。
【0062】このように、本実施の形態によれば、第1
の半導体レーザ10の温度と第2の半導体レーザ13の
温度を制御することで、FM信号が所望の中間周波数に
なるように制御しており、例えば第1の半導体レーザ1
0の温度を大きく変化させることができない場合は、第
2の半導体レーザ13の温度と制御を分担することで温
度の変化を少なくするようにしている。
【0063】(実施の形態6)図8は、本発明による周
波数変調器の実施の形態6を示す構成図で、制御手段と
して第1のレーザ温度制御回路7を制御する第1の制御
回路6と、第1のレーザ電流駆動回路8を制御する第2
の制御回路16と、第2のレーザ温度制御回路11を制
御する第3の制御回路17とを設けた構成となってい
る。その他の構成は実施の形態5と同一である。
【0064】次に、動作について説明する。本実施の形
態の大部分は、実施の形態5と同様であるため、相違点
の動作のみを説明する。実施の形態5では第1および第
2の半導体レーザ10,13の温度を制御してFM信号
が所望の中間周波数になるように制御していたが、本実
施の形態ではさらに第1の半導体レーザ10のバイアス
電流を制御し、FM信号が所望の中間周波数になるよう
に制御している。
【0065】このように、本実施の形態によれば、第1
の半導体レーザ10の温度およびバイアス電流の制御に
加え、第2の半導体レーザ13の温度も制御し、FM信
号が所望の中間周波数になるように制御している。
【0066】この結果、例えば第1の半導体レーザ10
の温度およびバイアス電流を大きく変化させることがで
きない場合は、第2の半導体レーザ13の温度と制御を
分担することで、バイアス電流および温度の変化を少な
くするようにしている。
【0067】(実施の形態7)図9は、本発明による周
波数変調器の実施の形態7を示す構成図で、制御手段と
して、第1のレーザ温度制御回路7を制御する第1の制
御回路6と、第1のレーザ電流駆動回路8を制御する第
2の制御回路16と、第2のレーザ電流駆動回路12を
制御する第3の制御回路17とを設けた構成となってい
る。その他の構成は実施の形態4と同一である。
【0068】次に、動作について説明する。本実施の形
態の大部分は、前述の実施の形態4と同一であるため、
相違点の動作のみを説明する。実施の形態4では第1お
よび第2の半導体レーザ10,13のバイアス電流を制
御してFM信号が所望の中間周波数になるように制御し
ていたが、本実施の形態では、さらに第1の半導体レー
ザ10の温度をも制御し、FM信号が所望の中間周波数
になるように制御している。
【0069】このように、本実施の形態によれば、第1
の半導体レーザ10の温度およびバイアス電流と、第2
の半導体レーザ13のバイアス電流を制御し、FM信号
が所望の中間周波数になるように制御している。
【0070】この結果、例えば第1の半導体レーザ10
の温度およびバイアス電流を大きく変化させることがで
きない場合は、第2の半導体レーザ13のバイアス電流
と制御を分担することで、バイアス電流および温度の変
化を少なくするようにしている。
【0071】(実施の形態8)図10は、本発明による
周波数変調器の実施の形態8を示す構成図で、制御手段
として、第1のレーザ温度制御回路7を制御する第1の
制御回路6と、第1のレーザ電流駆動回路8を制御する
第2の制御回路16と、第2のレーザ電流駆動回路12
を制御する第3の制御回路17と、第2のレーザ温度制
御回路11を制御する第4の制御回路18とを設けた構
成となっている。その他の構成は実施の形態7と同一で
ある。
【0072】次に、動作について説明する。本実施の形
態の大部分は、実施の形態7と同様であるため、相違点
の動作のみを説明する。実施の形態7では第1の半導体
レーザ10の温度およびバイアス電流と、第2の半導体
レーザ13のバイアス電流を制御してFM信号が所望の
中間周波数になるように制御していたが、本実施の形態
では、第1の半導体レーザ10の温度およびバイアス電
流と、第2の半導体レーザ13の温度およびバイアス電
流とを制御し、FM信号が所望の中間周波数になるよう
に制御している。
【0073】このように、本実施の形態によれば、第1
および第2の半導体レーザ10,13の温度およびバイ
アス電流を制御してFM信号が所望の中間周波数になる
ように制御しているので、例えば第1の半導体レーザ1
0の温度およびバイアス電流を大きく変化させることが
できない場合は、第2の半導体レーザ13の温度および
バイアス電流と制御を分担することで、バイアス電流お
よび温度の変化を少なくするようにしている。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、第1の周波数弁別手段
と第2の周波数弁別手段とは同一の温度特性を有し、発
振手段から出力される正弦波信号の周波数が環境温度に
よって変化しない場合は、環境温度が変化しても第2の
周波数弁別手段から出力される比較電圧は第1の周波数
弁別手段に対して所望の中間周波数を有するFM信号を
得るための比較電圧となるので、比較手段から出力され
る差電圧が減少するように第1の半導体レーザ、または
第1および第2の半導体レーザを制御することによっ
て、環境温度によって変動しない所望の中間周波数を有
するFM信号を出力することができるという有利な効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数変調器における実施の形態1の
構成図
【図2】図1に示す第2の周波数弁別回路の温度特性を
示す図
【図3】出力FM信号の中間周波数の温度特性を示す図
【図4】本発明の周波数変調器における実施の形態2の
構成図
【図5】本発明の周波数変調器における実施の形態3の
構成図
【図6】本発明の周波数変調器における実施の形態4の
構成図
【図7】本発明の周波数変調器における実施の形態5の
構成図
【図8】本発明の周波数変調器における実施の形態6の
構成図
【図9】本発明の周波数変調器における実施の形態7の
構成図
【図10】本発明の周波数変調器における実施の形態8
の構成図
【図11】従来の周波数変調器の構成図
【図12】従来の周波数変調器における周波数弁別回路
の温度特性を示す図
【図13】従来の周波数変調器における中間周波数の温
度特性を示す図
【符号の説明】
1 モニタ用光・電気変換回路 2 第1の周波数弁別回路 3 発振器 4 第2の周波数弁別回路 5 比較回路 6 制御回路(第1の制御回路) 7 第1のレーザ温度制御回路 8 第1のレーザ電流駆動回路 9 信号入力端子 10 第1の半導体レーザ 11 第2のレーザ温度制御回路 12 第2のレーザ電流駆動回路 13 第2の半導体レーザ 14 光カプラ 15 出力用光・電気変換回路 16 第2の制御回路 17 第3の制御回路 18 第4の制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 H04J 14/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号により変調された周波数変調光
    を出力する第1の半導体レーザと、 光周波数一定のローカル光を出力する第2の半導体レー
    ザと、 前記第1および第2の半導体レーザの各出力光を合波す
    る光カプラと、 前記光カプラに接続され前記周波数変調光および前記ロ
    ーカル光の各光周波数の差の周波数を有するFM信号を
    出力する光・電気変換手段と、 前記光・電気変換手段に接続され前記FM信号の中間周
    波数を検出し、この中間周波数に対応する電圧を出力す
    る第1の周波数弁別手段と、 基準正弦波信号を出力する発振手段と、 前記基準正弦波信号の周波数に対応する電圧を出力する
    第2の周波数弁別手段と、 前記第1および第2の周波数弁別手段の各出力電圧を比
    較する比較手段と、 前記比較手段に接続され前記第1の半導体レーザを制御
    する制御手段と、を備えることを特徴とする周波数変調
    器。
  2. 【請求項2】 前記光・電気変換手段は、第1および第
    2の光・電気変換手段からなり、前記第1の光・電気変
    換手段のみ前記第1の周波数弁別手段に接続することを
    特徴とする請求項1記載の周波数変調器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1の半導体レーザ
    に供給するバイアス電流を制御することを特徴とする請
    求項1記載の周波数変調器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1の半導体レーザ
    の温度を制御することを特徴とする請求項1記載の周波
    数変調器。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1の半導体レーザ
    のバイアス電流および温度を制御することを特徴とする
    請求項1記載の周波数変調器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、差電圧が減少するよう
    に前記第1および第2の半導体レーザを制御して前記光
    ・電気変換手段から出力されるFM信号の中間周波数を
    一定に制御することを特徴とする請求項1記載の周波数
    変調器。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1および第2の半
    導体レーザのバイアス電流を制御することを特徴とする
    請求項1記載の周波数変調器。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1および第2の半
    導体レーザの温度を制御することを特徴とする請求項1
    記載の周波数変調器。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記比較手段から出力
    される差電圧が減少するように前記第1の半導体レーザ
    のバイアス電流および温度と前記第2の半導体レーザの
    温度とを制御することを特徴とする請求項1記載の周波
    数変調器。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記比較手段から出
    力される差電圧が減少するように前記第1の半導体レー
    ザのバイアス電流および温度と前記第2の半導体レーザ
    のバイアス電流とを制御することを特徴とする請求項1
    記載の周波数変調器。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記比較手段から出
    力される差電圧が減少するように前記第1および第2の
    半導体レーザのバイアス電流および温度を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の周波数変調器。
JP25380199A 1999-09-08 1999-09-08 周波数変調器 Expired - Fee Related JP3419444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25380199A JP3419444B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 周波数変調器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25380199A JP3419444B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 周波数変調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001077765A JP2001077765A (ja) 2001-03-23
JP3419444B2 true JP3419444B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=17256351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25380199A Expired - Fee Related JP3419444B2 (ja) 1999-09-08 1999-09-08 周波数変調器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419444B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001077765A (ja) 2001-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6836622B2 (en) Optical transmitter, and method of controlling bias voltage to the optical transmitter
CA2037351C (en) Optical transmitter
US6417957B1 (en) Opto-electronic devices for processing and transmitting RF signals based on brillouin selective sideband amplification
US4965858A (en) Polarization diversity optical receiver for coherent optical communication
EP1895689B1 (en) Wavelength variable laser
US5544183A (en) Variable wavelength light source
JPH05275786A (ja) イン・ファイバー格子共振器に周波数ロックした光信号源
Yao et al. Opto-electronic oscillator and its applications
US5510922A (en) Optical frequency stabilizer and optical frequency selector
US6909855B2 (en) FM modulator
JP3419444B2 (ja) 周波数変調器
JP2000151000A (ja) 周波数可変レーザ光源装置
EP1673883A1 (en) An optical voltage controlled oscillator for an optical phase locked loop
Doi et al. Frequency stabilization of millimeter-wave subcarrier using laser heterodyne source and optical delay line
JPH1197791A (ja) 外部共振器型半導体レーザ光源
US6266179B1 (en) Optical transmission apparatus, optical repetition apparatus and optical transmission method
JPH0653590A (ja) 光fsk周波数変位量安定化方式
JP3575653B2 (ja) 超高速同期パルス光源
JP2003195380A (ja) 光学的ミリ波あるいはサブミリ波の発生装置
JP3974255B2 (ja) 周波数可変レーザ光源装置
US5473286A (en) Microwave generator circuit having oscillator and controller responsive to separate wavelengths
JP2008193639A (ja) 周波数変調器
JPH04163532A (ja) 光クロック抽出回路
EP0492480B1 (en) A system for the generation of modulated optical signals
JP2860416B2 (ja) 光位相同期ループ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees