JP3417682B2 - ヘリカルアンテナのアレー構造 - Google Patents

ヘリカルアンテナのアレー構造

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JP3417682B2
JP3417682B2 JP20861494A JP20861494A JP3417682B2 JP 3417682 B2 JP3417682 B2 JP 3417682B2 JP 20861494 A JP20861494 A JP 20861494A JP 20861494 A JP20861494 A JP 20861494A JP 3417682 B2 JP3417682 B2 JP 3417682B2
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健一 柿崎
龍宏 野口
仁士 水溜
右治 小林
滋 牧野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VHF帯、UHF帯
あるいはマイクロ波帯で使用されるヘリカルアンテナの
アレー構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VHF帯、UHF帯あるいはマイクロ波
帯では、良好な円偏波特性を有する線状アンテナとし
て、ヘリカルアンテナが多く実用化されている。ヘリカ
ルアンテナのアレー構造の一例を図26(a)(b)に
示す。図において1はヘリックス、2はヘリックスへの
給電線、3は反射板、4はヘリックス1と給電線路5と
のインピーダンス変換を行う整合器、6は誘電体等によ
り構造されるヘリックス支持柱、7はヘリカルアンテナ
のアレー構造を保持する基板である。
【0003】次に動作について説明する。ヘリカルアン
テナは前記のように構成され、給電線路5から給電され
た電流は、整合器4により反射損失を少なくし、ヘリッ
クス1上を流れ、これによりヘリックス1のらせん軸方
向の空間に電波を放射する。
【0004】従来のヘリカルアンテナはアレー構造に配
列した場合、ヘリックス1への給電線2の向きが同一と
なるように配置し、また、各素子の反射板3が同一平面
上になるよう配置して構成されていた。この種のヘリカ
ルアンテナのアレー構造の一例を図26(a)に側面図
を、図26(b)に正面図を示す。なお、図26(b)
において9はヘリックス1のらせん始点である。図にお
いて全てのヘリカルアンテナ素子はビームを形成する放
射素子として作用し、ヘリックス1の前記らせん軸に直
交する同一平面上に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘリカルアンテ
ナのアレー構造は以上のように構成されていたので、波
長をλ、ヘリカルアンテナ素子単体の利得をGaとする
とき“数1”で定まるアンテナ実効面積Aeを円形開口
と仮定して、“数2”で定まる半径rよりも素子間隔d
が小さい場合、近接する素子の前記ヘリクッス1を流れ
る電流の相互結合により、ヘリカルアンテナ単体での放
射パターンと比較した場合、例えば、利得が低下する、
配列で決まるビーム間隔より大きなビーム間隔となる、
等の問題点があった。この相互結合によるアンテナビー
ムの変化を成形・制御するためには、従来のアレー構造
では、利得を増加するためにはヘリックス1の巻数を増
加する等のヘリカルアンテナ単体の構造を変化させる、
ビーム間隔を小さくするためにはアレー構造の素子間隔
を小さくする、等の対策が考えられるが、上記のヘリッ
クス1上を流れる電流の相互結合は、アンテナ単体では
良好な特性を有するヘリカルアンテナをアレー構造にす
る場合の、設計の困難さの原因となっていた。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】また、従来のヘリカルアンテナのアレー構
造と反射鏡アンテナの一次放射器として適用した場合、
前記相互結合により、放射されるアンテナビーム間隔が
実際のヘリカルアンテナの素子間隔から定まるアンテナ
ビーム間隔よりも広がってしまうという問題点があっ
た。かかる問題を解決するには、アレー構造を構成する
ヘリカルアンテナの素子間隔をさらに小さくすれば良い
が、素子間隔を小さくすることにより前記相互結合によ
る影響はさらに大きくなるため、この相互結合の影響に
よるアンテナビームの変化を制御することは従来のアレ
ー構造では困難であった。また、良好なVSWR特性を
有するヘリカルアンテナをアレー構造にした場合、相互
結合によりVSWRが劣化するという問題点があった。
また、ヘリカルアンテナ単体では良好な円偏波特性を有
するが、アレー構造にした場合、相互結合により楕円偏
波率が劣化するという問題点があった。また、ヘリカル
アンテナ単体を用いる場合、そのらせん直径あるいはピ
ッチ等のアンテナ構造によりアンテナビーム方向が定ま
るため、ヘリカルアンテナ素子の構造を決定した後では
アンテナビームを任意の方向へ指向させることができな
いという問題点があった。
【0009】この発明は前記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ヘリカルアンテナをアレー構造
にする場合、ビーム成形・制御を可能とし、かつ、VS
WRあるいは楕円偏波率を改善するようなアレー構造を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るヘリカル
アンテナのアレー構造は、ヘリカルアンテナ単体に対し
ビーム制御用素子として1個あるいは複数個の無給電ヘ
リカルアンテナ素子を同一平面上に構成したものであ
る。
【0011】また、この発明はヘリカルアンテナのアレ
ー構造に対しビーム制御用素子として1個あるいは複数
個の無給電ヘリカルアンテナ素子を同一平面上に構成し
たものである。
【0012】この発明は複数個の素子のヘリックスのら
せん軸を平行としながらも、各素子は任意の1素子の反
射板で定まる平面と同一平面上に配列すること無く、前
記平面上からの波長で規格化した偏移量を常に0.5よ
り小さくするように配列し、構成したものである。
【0013】この発明は、ヘリカルアンテナ単体に対し
ビーム制御用素子として1個あるいは複数個の無給電ヘ
リカルアンテナ素子を追加し、放射素子及び無給電素子
の複数個の素子のヘリックスのらせん軸を平行としなが
らも、各素子は任意の1素子の反射板で定まる平面と同
一平面上に配列すること無く、前記平面上からの波長で
規格化した偏移量を常に0.5より小さくするように配
列し、構成したものである。
【0014】また、この発明は、ヘリカルアンテナのア
レー構造に対し、ビーム制御用素子として1個あるいは
複数個の無給電ヘリカルアンテナ素子を追加し、放射素
子及び無給電素子の複数個の素子のヘリックスのらせん
軸を平行としながらも、各素子は任意の1素子の反射板
で定まる平面と同一平面上に配列すること無く、前記平
面上からの波長で規格化した偏移量を常に0.5より小
さくするように配列し、構成したものである。
【0015】この発明は、前記のごときアレー構造に対
し、前記ヘリックスのらせん軸と前記ヘリックスのらせ
ん始点とで定まる平面と、前記反射板で定まる平面との
交線として定まる線分すなわちヘリックスへの給電線2
を反射板3に投影した線分が、アレー構造を構成する各
素子について平行とならないように、任意の1個あるい
は複数個の素子をらせん軸まわりに回転させて配列して
構成したものである。
【0016】
【作用】この発明によるヘリカルアンテナのアレー構造
は、無給電のヘリカルアンテナ素子を追加することによ
り、近接する前記無給電のヘリカルアンテナ素子と放射
素子とのヘリックスの相互結合の影響により放射素子の
ヘリックスの電流分布を変化させることができ、アンテ
ナビームを成形することができる。
【0017】また、この発明は、無給電のヘリカルアン
テナ素子を追加することにより、近接する前記ヘリック
スの相互結合量を変化させることができ、アンテナビー
ムを成形することができる。
【0018】この発明は、アレー配列を同一平面上から
偏移させて構成することにより、近接する前記ヘリック
スの相互結合量を変化させることができ、アンテナビー
ムを成形することができる。
【0019】また、この発明は、無給電のヘリカルアン
テナ素子を追加することにより、近接する前記ヘリック
スの相互結合量を変化させ、さらにアレー配列を同一平
面上から偏移させて構成することにより、相互結合量を
同一平面上に構成した場合の相互結合量からさらに調整
することができ、アンテナビームを成形することができ
る。
【0020】この発明は、無給電のヘリカルアンテナ素
子を追加し、近接する前記ヘリックスの相互結合量を変
化させ、さらにアレー配列を同一平面上から偏移させて
構成することにより、相互結合量を同一平面上に構成し
た場合の相互結合量からさらに調整することができ、ア
ンテナビームを成形することができる。
【0021】また、この発明は、前記ヘリックスのらせ
ん軸と前記ヘリックスのらせん始点とで定まる平面と、
前記反射板で定まる平面との交線として定まる線分すな
わちヘリックスへの給電線2を反射板3に投影した線分
が、アレー構造を構成する各素子について平行とならな
いように、素子をその素子のらせん軸まわりに回転させ
て構成し、ヘリックスへの給電線の位置を変化させるこ
とにより、近接する前記ヘリックスの相互結合量を変化
させることができ、アンテナビームを大きく変化させる
こと無く、VSWR及び楕円偏波率を改善することがで
きる。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す側面図であ
り、放射ヘリカルアンテナが1素子の場合について示し
たものである。図2は平面図であり、図1および図2に
おいて2〜7および9は前記従来装置と全く同一のもの
である。1aは放射に寄与するヘリカルアンテナ素子
(以下放射素子という。)、1bはビーム制御用素子と
しての無給電のヘリカルアンテナ素子(以下無給電素子
という。)、8は無給電素子1bに取付ける無反射終端
器である。図1に示すように、各素子のヘリックス1の
らせん軸は平行であるが、そのアレー配列は基板7から
反射板3までの高さが全ての素子で同じ高さになるよう
に同一平面上に構成されることを特徴とする。
【0023】出願人による計算および実験結果によれ
ば、前記実施例1のように1個の放射素子1aの周囲に
ビーム制御用素子として1個の無給電素子1bを同一平
面上にアレー構造に構成したとき、放射素子1aのアン
テナビームを成形・制御する効果を確認した。計算結果
を図3および図4に示す。図5に放射パターンの座標系
の定義を示す。図5において1,3,5は図1と同一の
ものであり、10はヘリックス1のらせん軸、11は放
射パターン観測点を示す。図3および図4における横軸
は図5における角度θを示し、図5におけるPhi=0
゜およびPhi=90゜の2面の放射パターンを示す。
図3は放射素子1a単体の放射パターンであり、図4は
図1に示すような本発明による無給電素子1bを追加し
た場合の放射素子1aの放射パターンである。図3では
アンテナビーム方向はヘリックス1のらせん軸方向と一
致しているが、図4ではビーム方向が約15゜変化して
いることがわかる。このときビームの偏移した方向は無
給電素子1bを取付けた方向のほぼ反対側であった。例
えば衛星搭載用アンテナ等においてアンテナ搭載面に制
約のある場合、従来のヘリカルアンテナではアンテナビ
ーム方向がヘリックス1のらせん軸10の方向に限定さ
れるという問題点があったが、この発明によるアレー構
造により無給電素子を配置した方向へのビーム放射を抑
圧し、その結果として特定方向へアンテナビームを指向
させることが実現できる。
【0024】実施例1の実測値を図6に示す。図6は図
5に示した測定座標系におけるPhi=0゜の放射素子
1aの放射パターンを示すものであり、横軸は図5にお
ける角度θを示し、縦軸は電力レベルを示す。図6にお
いて12は図3に示した放射素子1a単体の放射パター
ンの計算値であり、13は図4に示した図1に示すよう
な無給電素子1bを追加した場合の放射素子1aの放射
パターンの計算値であり、14は図1に示すような無給
電素子1bを追加した場合の放射素子1aのスピンリニ
アパターンの実験値である。計算値13と実験値14と
は良く一致しており、無給電素子の追加によるビーム制
御の効果を確認できた。
【0025】実施例2.実施例1では、放射ヘリカルア
ンテナ1素子の場合について示しているが、図7に示す
ように4個の放射素子1a1 〜1a4 を同一平面上に構
成したアレー構造に対して、2個の無給電素子1b1
1b2 を追加した場合についても同様のビーム制御効果
が得られる。図8は平面図であり、図7および図8にお
いて1〜9は前記実施例1と同一のものである。図7の
アレー構造の場合、素子1a1 のアンテナビームの無給
電素子1b1 を配置した方向への放射を抑圧し、同時
に、素子1a4 のアンテナビームの無給電素子1b2
配置した方向への放射を抑圧することができる。例えば
衛星搭載用アンテナにおける他国への干渉防止等のアン
テナビーム形状に制約のある場合、この発明によるアレ
ー構造により無給電素子を配置した方向へのビーム放射
を抑圧することができる。
【0026】実施例3.図9はこの発明の実施例3を示
す側面図であり、放射ヘリカルアンテナ1aが4素子の
場合について示したものである。図9において1〜7は
前記従来装置と全く同一のものである。図9に示すよう
に、各素子のヘリックス1のらせん軸は全て平行である
が、そのアレー配列は同一平面上から偏移しており、基
板7から反射板3までの高さは全ての素子が同じ高さに
なるように構成されないことを特徴とする。
【0027】出願人による計算および実験結果によれ
ば、実施例3のように4個のヘリカルアンテナの素子間
隔dが、“数2”で定まるrの0.75〜0.99とな
るようにアレー構造に構成し、波長で規格化したアレー
配列のヘリクッスのらせん軸方向の偏移量を0.2〜
0.4となるように素子1a2 の基板7からの高さを変
化させたとき、偏移させた素子1a2 のアンテナ利得を
1〜1.6dB増加させるという計算および実験結果を
得た。このとき偏移させなかった素子1a1 ,1a3
および1a4 のビームのアンテナ利得の変化は、±0.
2dBであり、アレー配列を構成する素子をらせん軸方
向に偏移させて、基板7と各素子の反射板3との高さを
均一にしないことにより、偏移させた素子のアンテナ利
得を制御する効果を得た。
【0028】実施例4.図10はこの発明の実施例4を
示す側面図であり、放射ヘリカルアンテナ1素子、無給
電ヘリカルアンテナ1素子の場合について示したもので
ある。図2は正面図であり、図2、図10において1〜
9は前記実施例1と全く同一のものである。実施例4と
実施例1との差違は、各素子のヘリックス1のらせん軸
は平行であるが、そのアレー配列は同一平面上から偏移
させて、基板7からの素子の高さを同一とせずに構成さ
れていることである。実施例4の場合、実施例1の効果
と実施例3の効果とが同時に得られ、ビーム方向を制御
しつつ、アンテナ利得を変化させる効果を得る。
【0029】実施例4の実測値を図11および図12に
示す。図11および図12は図5に示した測定座標系に
おけるPhi=0゜の放射素子1aの放射パターンを示
すものであり、横軸は図5における角度θを示し、縦軸
は電力レベルを示す。図11および図12において12
は実施例1と同一のものであり、15は図10に示すア
レー構造の放射素子1aの放射パターンの計算値であ
り、16は図10に示すアレー構造の放射素子1aのス
ピンリニアパターンの実験値である。図11は放射素子
1aと無給電素子1bとの、波長で規格化した基板7か
らの素子の反射板3の高さの差hを0.3としたときの
放射素子1aの放射パターンを示し、図12は前記高さ
の差hを0.5としたときの放射素子1aの放射パター
ンを示す。なお、実施例1で示した図6は前記高さの差
hを0とした場合に相当する。図6、図11および図1
2により、アレー配列を構成する素子の基板7からの高
さを変化させることにより、アンテナビームを制御する
ことができることを確認した。
【0030】実施例5.図13はこの発明の実施例5を
示す側面図であり、4個の放射素子1a1 ,1a2 ,1
3 ,1a4 と2個の無給電素子1b1 ,1b2 との素
子間隔dが、“数2”で定まるrの0.75〜0.99
となるようにアレー構造に構成した場合について示した
ものである。図8は正面図であり、図8,図13におい
て1〜9は前記実験例2と全く同一のものである。実施
例5と実施例2との差違は、各素子のヘリックス1のら
せん軸は全て平行であるが、そのアレー配列は同一平面
上から偏移させて、基板7からの素子の高さを同一とせ
ずに構成されていることである。また、実施例2と同じ
く、ビーム形成を制御する無給電素子を放射素子に近接
させて配置したことを特徴とする。
【0031】実施例5の実測値を図14および図15に
示す。図14および図15は図5に示した測定座標系に
おけるPhi=0゜の放射素子1a2 の放射パターンを
示すものであり、横軸は図5における角度θを示し、縦
軸は電力レベルを示す。図14は放射素子1a2 の基板
7からの高さを規準とした場合の、放射素子1a2 と放
射素子1a1 ,1a3 ,1a4 との波長で規格化した相
対高さの差をそれぞれ0.08,0,0.08としたと
きの放射素子1a2 の放射パターンであり、図15は前
記相対高さの差を−0.08,0.08,0としたとき
の放射素子1a2 の放射パターンである。図14および
図15により、実施例4と同様なアンテナビームの制御
効果を確認できた。
【0032】実施例6.また、上記実施例1〜5で構成
したヘリカルアンテナのアレー構造を反射鏡アンテナの
一次放射器として使用した場合もビームを制御する効果
を得ることができ、無給電素子により無給電素子の配置
された方向へのアンテナビームの放射を抑圧することが
でき、反射鏡アンテナの二次放射パターンのアンテナビ
ーム間隔を無給電素子が無い場合に比べて小さくするこ
とができる。実施例5のヘリカルアンテナのアレー構造
をオフセットパラボラアンテナの一次放射器として使用
した場合、無給電素子によりビーム間隔を実際のヘリカ
ルアンテナ素子間隔に対応するビーム間隔まで小さくす
ることができることを、実験および計算により確認し
た。
【0033】図16に示すオフセットパラボラアンテナ
を考える。図16において点Fはパラボラ鏡面Rの焦
点、点F’は焦点Fから距離dオフセットさせた点、d
は一次放射器Pの位相中心の位置F’の焦点Fからのオ
フセット距離、fはパラボラ焦点距離、Dはパラボラ開
口径、θmはパラボラ開口半角、σはオフセット角であ
る。例えば、f/D比が0.66なるオフセットパラボ
ラアンテナにおいて、ビーム偏向係数BDFは“数3”
により0.92となるので、パラボラ鏡面Rの中心M0
から見た隣接するヘリカルアンテナ素子のなす角θが
1.43゜であるとき、二次放射パターンのアンテナビ
ーム間隔θeを素子間隔から予測した場合“数4”によ
り1.32゜となるが、従来のヘリカルアンテナのアレ
ー構造による一次放射パターンの計算値を用いて、二次
放射パターンの計算値を求めると、相互結合の影響によ
りアンテナビーム間隔θeは1.66゜となっていた。
【0034】
【数3】
【0035】
【数4】
【0036】この発明の実施例5によるヘリカルアンテ
ナのアレー構造の一次放射パターンの実験値を用いて、
前記アレー構造を反射鏡アンテナの一次放射器として使
用した場合の二次放射パターンの計算値を図17に示
す。このとき図13に示す放射素子1a3 を図16の点
Fに配置し、図13に示す放射素子1a4 を図16の点
F’に配置し、図16の角度θが1.43゜となるよう
にした。このときの放射素子1a3 と放射素子1a4
放射パターンを図17に示す。図17において17は放
射素子1a3 の放射パターン、18は放射素子1a4
放射パターンを示すが、放射パターン17と放射パター
ン18とのビーム中心間隔は、従来のアレー構造を用い
た場合よりも小さくなって、1.33゜となっており、
これは実際の素子間隔dから予測したビーム間隔θeと
ほぼ一致している。また、この場合の放射素子1a3
基板7に対する波長で規格化した高さを0.5変化する
ことにより、放射素子1a3 の二次放射パターン17の
利得を±5dB変化させることが可能であった。実施例
6のようにこの発明によるアレー構造を反射鏡アンテナ
の一次放射器として使用することにより、実施例5のよ
うにアレー構造のみを使用したアンテナと比較して高利
得なアンテナを得ることができ、さらに、ビーム方向と
アンテナ利得を制御することができる。
【0037】なお、前記実施例6ではf/D比が0.6
6なるオフセットパラボラアンテナについて示したが、
この発明によるアレー構造を反射鏡アンテナの一次放射
器として使用した場合、一次放射器であるアレー構造の
一次放射パターンのビーム間隔が従来のアレー構造に対
して小さくなる効果は、実験により確認しており、何ら
変わることがないので、反射鏡アンテナの二次放射パタ
ーンのアンテナビーム間隔を小さくする効果は何ら変わ
ることがない。また、図14および図15に示した一次
放射パターンのビーム変化は反射鏡構造に依存しないた
め、反射鏡アンテナの二次放射パターンのアンテナ利得
を制御する効果は何ら変わることがない。
【0038】実施例7.図18はこの発明の実施例7を
示す正面図であり、図13は側面図である。図において
1〜9は前記実施例5と同様である。図8と図18とを
比較して放射素子1a1 のヘリックスへの給電線2が、
らせん軸まわりに120゜回転して構成され、他の素子
1a2 〜1a4 のヘリックスへの給電線2と同一方向を
指向していないことが特徴である。ヘリカルアンテナの
アレー構造は前記実施例5のごとくアンテナビームを制
御する目的で、基板7に対して各素子のらせん軸方向の
位置すなわち基板7から反射板3までの高さと無給電素
子の配置とが定められる。出願人は、ヘリックスへの給
電線2の向きを調整することにより、VSWR及び楕円
偏波率の調整が可能となることを実験により確認した。
これを図19、図20および図21に示す。
【0039】図19は図8に示すようなヘリックスへの
給電線2が基板7に対して全て同一方向を指向している
ときの放射素子1a2 の楕円偏波率を示すスピンリニア
パターンであり、図20はアレー構造を構成する素子の
うちの放射素子1a1 をらせん軸まわりに120゜回転
し、図18に示すアレー構造としたときの前記放射素子
1a2 の楕円偏波率を示すスピンリニアパターンであ
り、図21はアレー構造を構成する素子のうちの放射素
子1a1 をらせん軸まわりに240゜回転したときの前
記放射素子1a2 の楕円偏波率を示すスピンリニアパタ
ーンである。ここで放射素子1a1 の回転方向はビーム
放射方向から放射素子1a1 に向かって時計まわりとし
た。
【0040】図19〜21において横軸は図5における
角度θを示し、縦軸はスピンリニアパターンの電力レベ
ルを示すものであり、楕円偏波率はスピンリニアパター
ンのリップルの上下の包絡線の差分AXRとして示され
る。図19および図20において+20゜方向の楕円偏
波率に着目すると、図19では約2dBであるが図20
では約0.5dBであり、1.5dB低減している。ま
た、図19および図21において+8゜方向の楕円偏波
率に着目すると、図19では約2dBであるが図21で
は約0.5dBであり、1.5dB低減している。ま
た、その他の放射素子1a1 ,1a3 ,および、1a4
の楕円偏波率も最大2dBの範囲で変化することを確認
した。
【0041】以上のように放射素子を回転することによ
って特定方向の楕円偏波率を低減することが可能であっ
た。特定方向への楕円偏波率を制御可能なことは、例え
ば衛星搭載用アンテナ等への応用等が考えられるが、こ
の発明によるアレー構造により実現できることを確認し
た。またVSWRについての回転の前後での変化を確認
した。
【0042】実施例8.前記実施例1〜7では図1に示
したように反射板3が平板の場合のみを示しているが、
図22に示すがごとく、平板の反射鏡にヘリックスのら
せん軸に平行な導体筒を付加したカップ19を取付けた
ヘリカルアンテナをアレー構造にした場合にも、同様の
効果が得られることは言うまでもない。
【0043】実施例9.前記実施例では図13に示すが
ごとく、無給電素子1b1 ,1b2 に無反射終端器8を
取付けた場合について示しているが、ヘリカルアンテナ
は進行波アンテナであるため、図23あるいは図24に
示すように無給電素子に無反射終端器8を取付けない場
合でも、そのビーム形成効果は何ら変わるところが無
い。出願人は、このことを実験により確認した。これを
図25に示す。図25は図5に示した測定座標系におけ
BR>る、図13に示すアレー構造、図23に示すア
レー構造、図24に示すアレー構造の3つのアレー構
造に対する放射素子1a1 のPhi=0゜の1面の放射
パターンを示したものである。図13,23、および2
4においてアレー構造の差違は無反射終端器8のみであ
り、素子配置は全く同一である。図25に示すように図
13,23、および24の放射パターンの差違は測定誤
差の影響を取り除くと0.3dB以下であり、本発明に
よるビーム形成効果は無反射終端器8に依存しないこと
を確認した。なお、無反射終端器8は、ヘリカルアンテ
ナに大電力を印加した場合等に相互結合により無給電素
子に誘起される可能性のある放電を防止する目的で取付
けるものである。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば1素子で1ビームを励
振するヘリカルアンテナにおいて、放射に寄与する素子
のほかに無給電素子を同一平面上に配置することによ
り、無給電素子を配置した方向へのアンテナビームの放
射を抑圧する効果がある。
【0045】また、この発明は複数個の放射素子から構
成されるヘリカルアンテナのアレー構造において、放射
に寄与する素子のほかに無給電素子を同一平面上に配置
することにより、無給電素子を配置した方向へのアンテ
ナビームの放射を抑圧する効果がある。
【0046】この発明は複数個の放射素子から構成され
るヘリカルアンテナのアレー構造において、アレーを保
持する基板に対して素子単体のらせん軸方向の位置を調
整することにより、アンテナ利得等のアンテナビームの
形成・制御を行うことができる効果がある。
【0047】また、この発明は1素子で1ビームを励振
するヘリカルアンテナにおいて、放射に寄与する素子の
ほかに無給電素子を配置し、アレーを保持する基板に対
して全ての素子単体のらせん軸方向の位置を調整するこ
とにより、無給電素子を配置した方向へのアンテナビ
ームの放射を抑圧する、アンテナ利得を変化させる、
等のアンテナビームの形成・制御を行うことができる効
果がある。
【0048】この発明は複数個の放射素子から構成され
るヘリカルアンテナのアレー構造において、放射に寄与
する素子のほかに無給電素子を配置し、アレーを保持す
る基板に対して全ての素子単体のらせん軸方向の位置を
調整することにより、無給電素子を配置した方向への
アンテナビームの放射を抑圧する、アンテナ利得を変
化させる、等のアンテナビームの形成・制御を行うこと
ができる効果がある。
【0049】また、この発明はヘリカルアンテナのアレ
ー構造において、前記ヘリックスのらせん軸と前記ヘリ
ックスのらせん始点とで定まる平面と、前記反射板で定
まる平面との交線として定まる線分すなわちヘリックス
への給電線を反射板に投影した線分が、アレー構造を構
成する各素子について平行とならないように配置するこ
とにより、アンテナVSWRを制御・調整することがで
きる効果がある。また、アンテナ楕円偏波率を制御・調
整することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による無給電素子を追加したアレー
構造を示す図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 ヘリカルアンテナ単体の放射パターンを示す
図である。
【図4】 図1によるアレー構造による放射素子1aの
放射パターンを示す図である。
【図5】 放射パターンの測定座標系を示す図である。
【図6】 図1によるアレー構造による放射素子1aの
放射パターンを示す図である。
【図7】 この発明による従来のヘリカルアンテナのア
レー構造に無給電素子を追加したアレー構造を示す図で
ある。
【図8】 図7の平面図である。
【図9】 この発明によるヘリックスのらせん軸方向の
位置を変化させたアレー構造を示す図である。
【図10】 この発明による無給電素子を追加し、さら
にヘリックスのらせん軸方向の位置を変化させたアレー
構造を示す図である。
【図11】 図10によるアレー構造による放射素子1
aの放射パターンを示す図である。
【図12】 図10によるアレー構造による放射素子1
aの放射パターンを示す図である。
【図13】 この発明による無給電素子を追加し、さら
にヘリックスのらせん軸方向の位置を変化させたアレー
構造を示す図である。
【図14】 図13のアレー構造による、放射素子1a
2 の放射パターンを示す図である。
【図15】 図13のアレー構造による、放射素子1a
2 の放射パターンを示す図である。
【図16】 オフセットパラボラアンテナを示す図であ
る。
【図17】 図13のアレー構造を図16のオフセット
パラボラアンテナの一次放射器として使用した場合の二
次放射パターンを示す図である。
【図18】 この発明による、放射素子1a1 をヘリッ
クスらせん軸まわりに回転させたアレー構造を示す図で
ある。
【図19】 図8のアレー構造による放射素子1a2
楕円偏波率を示す図である。
【図20】 図18のアレー構造による放射素子1a2
の楕円偏波率を示す図である。
【図21】 図18のアレー構造において放射素子1a
1 をさらに120゜回転したアレー構造における放射素
子1a2 の楕円偏波率を示す図である。
【図22】 この発明の他の実施例として、カップ付ヘ
リカルアンテナを示す図である。
【図23】 図13のアレー構造において無給電素子1
1 ,1b2 の無反射終端器を取り除いたアレー構造を
示す図である。
【図24】 図13のアレー構造において無給電素子1
1 の無反射終端器を取り除いたアレー構造を示す図で
ある。
【図25】 図13,24,25のアレー構造における
放射素子1a1 の放射パターンを示す図である。
【図26】 従来のヘリカルアンテナのアレー構造を示
す図である。
【符号の説明】
1a 放射素子、1b 無給電素子、2 ヘリックスへ
の給電線、3 反射板、4 整合器、5 給電線路、6
ヘリックス支持柱、7 基板、8 無反射終端器、9
ヘリックスのらせん始点、10 ヘリックスのらせん
軸、19 カップ。
フロントページの続き (72)発明者 野口 龍宏 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (72)発明者 水溜 仁士 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (72)発明者 小林 右治 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会 社 鎌倉製作所内 (72)発明者 牧野 滋 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (72)発明者 本間 信一 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 電子システム研究所内 (56)参考文献 特開 平5−160629(JP,A) 特開 昭61−25304(JP,A) 特開 平3−49403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 21/06 H01Q 11/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 らせん軸方向に主放射方向を有するヘリ
    ックスとこのヘリックスの前記らせん軸に直交する面内
    に配置された反射板とを有するヘリカルアンテナにおい
    て、1素子で1ビームを形成する場合、放射に寄与する
    1個のヘリカルアンテナ素子と1個あるいは複数個のヘ
    リカルアンテナ無給電素子とを、ヘリックスの前記らせ
    ん軸に直交する同一平面上に配列したことを特徴とする
    ヘリカルアンテナのアレー構造。
  2. 【請求項2】 らせん軸方向に主放射方向を有するヘリ
    ックスとこのヘリックスの前記らせん軸に直交する面内
    に配置された反射板とを有するヘリカルアンテナにおい
    て、このヘリカルアンテナを同一平面上に複数個素子構
    成しビームを形成する場合、放射に寄与する複数個のヘ
    リカルアンテナ素子と1個あるいは複数個のヘリカルア
    ンテナ無給電素子とを、ヘリックスの前記らせん軸に直
    交する同一平面上に配列したことを特徴とするヘリカル
    アンテナのアレー構造。
  3. 【請求項3】 らせん軸方向に主放射方向を有するヘリ
    ックスとこのヘリックスの前記らせん軸に直交する面内
    に配置された反射板とを有するヘリカルアンテナにおい
    て、このヘリカルアンテナを複数個素子構成しビームを
    形成する場合、複数個の素子のヘリックスの前記らせん
    軸を平行としながらも、各素子の前記反射板を任意の1
    素子の前記反射板で定まる平面と同一平面上に配列する
    こと無く、前記平面上からの波長で規格化した偏移量を
    常に0.5より小さくするように配列したことを特徴と
    するヘリカルアンテナのアレー構造。
  4. 【請求項4】 らせん軸方向に主放射方向を有するヘリ
    ックスとこのヘリックスの前記らせん軸に直交する面内
    に配置された反射板とを有するヘリカルアンテナにおい
    て、このヘリカルアンテナを1素子で1ビームを形成す
    る場合、放射に寄与する1個のヘリカルアンテナ素子と
    1個あるいは複数個のヘリカルアンテナ無給電素子とに
    より構成し、1個の前記給電素子と1個あるいは複数個
    の前記無給電素子との前記らせん軸を平行としながら
    も、各素子の前記反射板を任意の1素子の前記反射板で
    定まる平面と同一平面上に配列すること無く、前記平面
    上からの波長で規格化した偏移量を常に0.5より小さ
    くするように配列したことを特徴とするヘリカルアンテ
    ナのアレー構造。
  5. 【請求項5】 らせん軸方向に主放射方向を有するヘリ
    ックスとこのヘリックスの前記らせん軸に直交する面内
    に配置された反射板とを有するヘリカルアンテナにおい
    て、このヘリカルアンテナを複数個素子構成しビームを
    形成する場合、放射に寄与する複数個のヘリカルアンテ
    ナ素子と1個あるいは複数個のヘリカルアンテナ無給電
    素子とにより構成し、複数個の前記放射に寄与するヘリ
    カルアンテナ素子と1個あるいは複数個の前記無給電素
    子との前記らせん軸を平行としながらも、各素子の前記
    反射板を任意の1素子の前記反射板で定まる平面と同一
    平面上に配列すること無く、前記平面上からの波長で規
    格化した偏移量を常に0.5より小さくするように配列
    したことを特徴とするヘリカルアンテナのアレー構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜6いずれか記載のヘリカルア
    ンテナのアレー構造において、前記ヘリカルのらせん軸
    と前記ヘリックスのらせん始点とで定まる平面と、前記
    反射板で定まる平面との交線として定まる線分すなわち
    ヘリックスへの給電線を前記反射板に投影した線分が、
    アレー構造を構成する各素子について平行とならないよ
    うに、任意の1個あるいは複数個の素子を前記ヘリック
    スのらせん軸まわりに回転して配列したことを特徴とす
    るヘリカルアンテナのアレー構造。
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KR102129784B1 (ko) 2019-07-16 2020-07-03 중앙대학교 산학협력단 변형 가능한 dna 종이접기 구조의 나선형 야기 안테나 및 그 안테나의 제조방법
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