JP3414902B2 - 電力系統安定化装置 - Google Patents

電力系統安定化装置

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JP3414902B2 JP25631795A JP25631795A JP3414902B2 JP 3414902 B2 JP3414902 B2 JP 3414902B2 JP 25631795 A JP25631795 A JP 25631795A JP 25631795 A JP25631795 A JP 25631795A JP 3414902 B2 JP3414902 B2 JP 3414902B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電機に界磁電
圧を供給する自動電圧調整装置を制御して、電力系統の
安定化を図る電力系統安定化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は例えば特公昭53−44204
号公報に示された従来の電力系統安定化装置を示す構成
図であり、図において、1は発電機に界磁電圧Vfを供
給する自動電圧調整装置(以下、AVRという)、2は
所定の基準値に対する発電機端子電圧の偏差信号ΔVを
入力する入力端子、3は入力端子2から入力された偏差
信号ΔVに電圧リミッタ11が出力する振動信号Pwを
加算するとともに、その加算値からダンピング回路6が
出力するフィードバック信号Vdを減算する加減算回
路、4は加減算回路3の出力を増幅するレギュレータ、
5はレギュレータ4の出力に基づいて発電機に供給する
界磁電圧Vfを制御する励磁装置、6はAVR1のフィ
ードバック系を構成し、AVR1が出力する界磁電圧V
fを安定にする機能を有するダンピング回路である。
【0003】また、7は発電機の有効電力Pgを入力す
る入力端子、8は入力端子7から入力された有効電力P
gに含まれる直流成分と高周波成分を除去し、電力動揺
の状態を示す振動信号Pwを出力するフィルタ回路、9
はフィルタ回路8が出力する振動信号Pwの位相を補正
する位相進み遅れ回路、10は位相進み遅れ回路9によ
り位相を補正された振動信号Pwを増幅する増幅回路、
11は増幅回路10により増幅された振動信号Pwがリ
ミット値Lpを越えているか否かを判定し、リミット値
Lpを越えていない場合にはAVR1の加減算回路3に
対してその振動信号Pwを出力する一方、リミット値L
pを越えている場合にはAVR1の加減算回路3に対し
てその振動信号Pwをリミット値Lpに制限して出力す
る電圧リミッタである。
【0004】次に動作について説明する。最初に、電力
動揺が発生していない定常時の動作について説明する。
まず、フィルタ回路8が入力端子7から入力された有効
電力Pgの直流成分と高周波成分を除去するが、電力動
揺が発生していない定常時では、交流成分(振動成分)
が有効電力Pgに含まれていないので、有効電力Pgか
ら直流成分と高周波成分を除去すると、その残りである
振動信号Pwはほぼ零になる。従って、この場合には、
電圧リミッタ11の出力はほぼ零になり(振動信号Pw
が零であれば、如何に振動信号Pwの位相を補正して増
幅しても、振動信号Pwは零以外の値にならない)、A
VR1は偏差信号ΔVとフィードバック信号Vdにのみ
基づいて界磁電圧Vfを制御することになる。
【0005】具体的には、加減算回路3が偏差信号ΔV
からダンピング回路6の出力であるフィードバック信号
Vdを減算したのち、レギュレータ4がその減算結果を
増幅し、励磁装置5がレギュレータ4の出力に基づいて
発電機に供給する界磁電圧Vfを制御する。これによ
り、発電機端子電圧は所定の基準値に一致するようにな
り、その結果、偏差信号ΔVは零に収束する。
【0006】次に、電力動揺が発生している電力動揺時
の動作について説明する。まず、フィルタ回路8が入力
端子7から入力された有効電力Pgの直流成分と高周波
成分を除去し、その残りである振動信号Pwを出力す
る。因に、フィルタ回路8は下記に示す伝達関数G1
有している。 G1 ={TR ・S/(1+TR ・S)}×{1/(1+
H ・S)} ただし、TR ,TH は時定数 Sはラプラス演算子
【0007】そして、フィルタ回路8から振動信号Pw
が出力されると、その振動信号Pwを打ち消すため、位
相進み遅れ回路9が振動信号Pwの位相を補正する(例
えば、レギュレータ4,励磁装置5及び発電機等による
時間遅れ等を解消する補正を行う)。因に、位相進み遅
れ回路9は下記に示す伝達関数G2 を有している。 G2 =(1+TD ・S)/(1+TG ・S) ただし、TD ,TG は時定数
【0008】そして、位相進み遅れ回路9から位相を補
正された振動信号Pwが出力されると、増幅回路10が
その振動信号Pwを増幅する(増幅回路10のゲインは
Kpに設定されている)。そして、増幅回路10から増
幅された振動信号Pwが出力されると、電圧リミッタ1
1が、その振動信号Pwがリミット値Lpを越えている
か否かを判定し、リミット値Lpを越えていない場合に
はAVR1の加減算回路3に対してその振動信号Pwを
出力する一方、リミット値Lpを越えている場合にはA
VR1の加減算回路3に対してその振動信号Pwをリミ
ット値Lpに制限して出力する。このように、振動信号
Pwがリミット値Lpより大きくならないように制限す
る理由は、加減算回路3に対して出力する振動信号Pw
が大きくなり過ぎると、励磁制御系が不安定になるから
である。
【0009】そして、電圧リミッタ11から振動信号P
wが出力されると、加減算回路3が偏差信号ΔVに振動
信号Pwを加算するとともに、その加算結果からダンピ
ング回路6の出力であるフィードバック信号Vdを減算
する。そして、レギュレータ4が加減算回路3の演算結
果を増幅し、励磁装置5がレギュレータ4の出力に基づ
いて発電機に供給する界磁電圧Vfを制御する。これに
より、発電機端子電圧は所定の基準値に一致するように
なるとともに、電力動揺が収束するようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統安定化
装置は以上のように構成されているので、発電機の有効
電力Pgにタービンや水車等の機械系トルクに伴う振動
が重畳されていなければ、励磁制御系の安定化に寄与す
ることができるが、増幅回路10のゲインが常時Kpに
固定されている関係上、有効電力Pgに機械系トルクに
伴う振動が重畳された場合、電力動揺に係る振動信号P
wだけでなく機械系トルクに伴う振動も同様に増幅して
しまうため、却って励磁制御系を振動させてしまう課題
があった。また、発電機出力が増減する場合、出力が一
定になるまでの間、電圧リミッタ11から同一極性の振
動信号Pw(例えば、増幅回路10のゲインKpがマイ
ナスの値である場合、発電機出力が増加方向にあるとき
はマイナス極性の振動信号Pwを出力し、発電機出力が
減少方向にあるときはプラス極性の振動信号Pwを出力
する)が継続して出力されるため、発電機の界磁電圧V
fが大きく変化し、その結果、発電機端子電圧が大きく
変化して発電機の無効電力が大きく変動してしまうなど
の課題もあった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、発電機に係る状態信号に機械系ト
ルクに伴う振動が重畳された場合でも励磁制御系の安定
化に寄与できる電力系統安定化装置を得ることを目的と
する。また、この発明は発電機出力が増減する場合でも
発電機の無効電力の変動を小さく抑えることができる電
力系統安定化装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る電力系統安定化装置は、発電機出力の大きさに基づい
て増幅手段のゲインを電力動揺以外の変動が大きい出力
域ではその変動の影響を小さくできるように調整するよ
うにしたものである。
【0013】請求項2記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、発電機出力の大きさに基づいて出力制限手段に
おける所定のリミット値を電力動揺以外の変動が大きい
出力域ではその変動の影響を小さくできるように調整す
るようにしたものである。
【0014】請求項3記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、発電機出力の大きさに基づいて増幅手段のゲイ
ン及び出力制限手段における所定のリミット値を電力動
揺以外の変動が大きい出力域ではその変動の影響を小さ
くできるように調整するようにしたものである。
【0015】請求項4記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、電力動揺以外の影響を小さくできる調整手段は
発電機出力信号が大きくなるにしたがって増幅手段のゲ
インが大きくなるように調整するものである。
【0016】請求項5記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、電力動揺以外の影響を小さくできる調整手段は
発電機出力信号が大きくなるにしたがって出力制限手段
における所定のリミット値が大きくなるように調整する
ものである。
【0017】請求項6記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、電力動揺以外の影響を小さくできる調整手段は
発電機出力信号が大きくなるにしたがって増幅手段のゲ
イン及び出力制限手段における所定のリミット値が大き
くなるように調整するものである。
【0018】請求項7記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、直流成分除去手段に入力する状態信号の変動が
電力動揺に伴う変動であるか否か判定し、電力動揺に伴
う変動である場合には増幅手段のゲインを固定値に設定
する一方、電力動揺に伴う変動でない場合には当該固定
値を越えない範囲内においてその状態信号の大きさに基
づいて増幅手段のゲインを調整するようにしたものであ
る。
【0019】請求項8記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、直流成分除去手段に入力する状態信号の変動が
電力動揺に伴う変動であるか否か判定し、電力動揺に伴
う変動である場合には出力制限手段における所定のリミ
ット値を固定値に設定する一方、電力動揺に伴う変動で
ない場合には当該固定値を越えない範囲内においてその
状態信号の大きさに基づいてそのリミット値を調整する
ようにしたものである。
【0020】請求項9記載の発明に係る電力系統安定化
装置は、直流成分除去手段に入力する状態信号の変動が
電力動揺に伴う変動であるか否か判定し、電力動揺に伴
う変動である場合には増幅手段のゲイン及び出力制限手
段における所定のリミット値を固定値に設定する一方、
電力動揺に伴う変動でない場合には当該固定値を越えな
い範囲内においてその状態信号の大きさに基づいてその
ゲイン及びリミット値を調整するようにしたものであ
る。
【0021】請求項10記載の発明に係る電力系統安定
化装置は、直流成分除去手段に入力する状態信号とし
電機を駆動する駆動機に係る弁開度信号を入力し、そ
の弁開度信号の大きさに基づいて増幅手段のゲイン又は
出力制限手段における所定のリミット値のうちの少なく
とも一方を調整するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による電
力系統安定化装置を示す構成図であり、図において、1
は発電機に界磁電圧Vfを供給するAVR(自動電圧調
整装置)、2は所定の基準値に対する発電機端子電圧の
偏差信号ΔVを入力する入力端子、3は入力端子2から
入力された偏差信号ΔVに電圧リミッタ11が出力する
振動信号Pwを加算するとともに、その加算値からダン
ピング回路6が出力するフィードバック信号Vdを減算
する加減算回路、4は加減算回路3の出力を増幅するレ
ギュレータ、5はレギュレータ4の出力に基づいて発電
機に供給する界磁電圧Vfを制御する励磁装置、6はA
VR1のフィードバック系を構成し、AVR1が出力す
る界磁電圧Vfを安定にする機能を有するダンピング回
路である。
【0023】また、7は発電機の有効電力Pg(発電機
に係る状態信号)を入力する入力端子、8は入力端子7
から入力された有効電力Pgに含まれる直流成分と高周
波成分を除去し、電力動揺の状態を示す振動信号Pwを
出力するフィルタ回路(直流成分除去手段)、9はフィ
ルタ回路8が出力する振動信号Pwの位相を補正する位
相進み遅れ回路(位相補正手段)、10は位相進み遅れ
回路9により位相を補正された振動信号Pwを増幅する
増幅回路(増幅手段)、11は増幅回路10により増幅
された振動信号Pwがリミット値Lpを越えているか否
かを判定し、リミット値Lpを越えていない場合にはA
VR1の加減算回路3に対してその振動信号Pwを出力
する一方、リミット値Lpを越えている場合にはAVR
1の加減算回路3に対してその振動信号Pwをリミット
値Lpに制限して出力する電圧リミッタ(出力制限手
段)、12は発電機の有効電力Pgの大きさに基づいて
増幅回路10のゲインを調整するゲイン調整回路(調整
手段)である。
【0024】次に動作について説明する。最初に、電力
動揺が発生していない定常時の動作について説明する。
まず、フィルタ回路8が入力端子7から入力された有効
電力Pgの直流成分と高周波成分を除去するが、電力動
揺が発生していない定常時では、交流成分(振動成分)
が有効電力Pgに含まれていないので、有効電力Pgか
ら直流成分と高周波成分を除去すると、その残りである
振動信号Pwはほぼ零になる。従って、この場合には、
電圧リミッタ11の出力はほぼ零になり(振動信号Pw
が零であれば、如何に振動信号Pwの位相を補正して増
幅しても、振動信号Pwは零以外の値にならない)、A
VR1は偏差信号ΔVとフィードバック信号Vdにのみ
基づいて界磁電圧Vfを制御することになる。
【0025】具体的には、加減算回路3が偏差信号ΔV
からダンピング回路6の出力であるフィードバック信号
Vdを減算したのち、レギュレータ4がその減算結果を
増幅し、励磁装置5がレギュレータ4の出力に基づいて
発電機に供給する界磁電圧Vfを制御する。これによ
り、発電機端子電圧は所定の基準値に一致するようにな
り、その結果、偏差信号ΔVは零に収束する。
【0026】次に、電力動揺が発生している電力動揺時
の動作について説明する。まず、フィルタ回路8が入力
端子7から入力された有効電力Pgの直流成分と高周波
成分を除去し、その残りである振動信号Pwを出力す
る。因に、フィルタ回路8は下記に示す伝達関数G1
有している。 G1 ={TR ・S/(1+TR ・S)}×{1/(1+
H ・S)} ただし、TR ,TH は時定数 Sはラプラス演算子
【0027】そして、フィルタ回路8から振動信号Pw
が出力されると、その振動信号Pwを打ち消すため、位
相進み遅れ回路9が振動信号Pwの位相を補正する(例
えば、レギュレータ4,励磁装置5及び発電機等による
時間遅れ等を解消する補正を行う)。因に、位相進み遅
れ回路9は下記に示す伝達関数G2 を有している。 G2 =(1+TD ・S)/(1+TG ・S) ただし、TD ,TG は時定数
【0028】そして、位相進み遅れ回路9から位相を補
正された振動信号Pwが出力されると、増幅回路10が
その振動信号Pwを増幅するが、増幅回路10のゲイン
は下記に示すように設定されている。即ち、ゲイン調整
回路12が図2に示すように、発電機の有効電力Pgの
大きさに基づいて増幅回路10のゲインを調整する。
【0029】このように増幅回路10のゲインを調整す
る理由は、一般に、発電機の有効電力Pgが定格電力の
30%〜60%付近にある場合には、機械系トルクに伴
う振動が有効電力Pgに与える影響が大きくなる一方、
有効電力Pgが定格電力に近づくにしたがって機械系ト
ルクに伴う振動が有効電力Pgに与える影響が小さくな
るので、有効電力Pgが定格電力の30%〜60%付近
にある場合に、増幅回路10のゲインの値を小さくし、
機械系トルクに伴う振動が励磁制御系に与える影響を小
さくする必要があるからである。なお、この場合におい
て、ゲインの値を零にすると電力動揺を抑制することが
できなくなるので、ゲインの値を零の値に設定すること
はない。
【0030】そして、増幅回路10から増幅された振動
信号Pwが出力されると、電圧リミッタ11が、その振
動信号Pwがリミット値Lpを越えているか否かを判定
し、リミット値Lpを越えていない場合にはAVR1の
加減算回路3に対してその振動信号Pwを出力する一
方、リミット値Lpを越えている場合にはAVR1の加
減算回路3に対してその振動信号Pwをリミット値Lp
に制限して出力する。このように、振動信号Pwがリミ
ット値Lpより大きくならないように制限する理由は、
加減算回路3に対して出力する振動信号Pwが大きくな
り過ぎると、励磁制御系が不安定になるからである。
【0031】そして、電圧リミッタ11から振動信号P
wが出力されると、加減算回路3が偏差信号ΔVに振動
信号Pwを加算するとともに、その加算結果からダンピ
ング回路6の出力であるフィードバック信号Vdを減算
する。そして、レギュレータ4が加減算回路3の演算結
果を増幅し、励磁装置5がレギュレータ4の出力に基づ
いて発電機に供給する界磁電圧Vfを制御する。これに
より、発電機端子電圧は所定の基準値に一致するように
なるとともに、電力動揺が収束するようになる。
【0032】以上より、この実施の形態1によれば、発
電機の有効電力Pgの大きさに基づいて増幅回路10の
ゲインを調整するようにしたので、有効電力Pgに機械
系トルクに伴う振動が重畳されても、その振動が重畳さ
れたことによる影響が軽減され、励磁制御系の安定を維
持することができる。また、この実施の形態1によれ
ば、発電機出力が増減する場合、従来のものと同様に出
力が一定になるまでの間、電圧リミッタ11から同一極
性の振動信号Pwが出力されるが、発電機の有効電力P
gが大きくなるにしたがって増幅回路10のゲインが大
きくなるように調整するので、有効電力Pgが定格電力
より小さくなると増幅回路10のゲインが従来のものよ
りも小さくなり、その結果、発電機出力が増減する場合
でも発電機の無効電力の変動を小さく抑えることができ
る。
【0033】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による電力系統安定化装置を示す構成図であり、図
において、13は発電機の有効電力Pgの大きさに基づ
いて電圧リミッタ11における所定のリミット値を調整
するリミット値調整回路(調整手段)である。
【0034】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、ゲイン調整回路12が有効電力Pgの大きさ
に基づいて増幅回路10のゲインを調整するものについ
て示したが、リミット値調整回路13が有効電力Pgの
大きさに基づいて電圧リミッタ11におけるリミット値
を調整するようにしてもよく、上記実施の形態1と同様
の効果を奏することができる。
【0035】その理由は、一般に、発電機の有効電力P
gが定格電力の30%〜60%付近にある場合には、機
械系トルクに伴う振動が有効電力Pgに与える影響が大
きくなる一方、有効電力Pgが定格電力に近づくにした
がって機械系トルクに伴う振動が有効電力Pgに与える
影響が小さくなるので、有効電力Pgが定格電力の30
%〜60%付近にある場合に、電圧リミッタ11のリミ
ット値が小さくなるように調整すると(図4参照)、機
械系トルクに伴う振動が励磁制御系に及ぼす影響を抑制
できるからである。
【0036】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、ゲイン調整回路12又はリミット値調整回路13の
何れか一方を設けたものについて示したが、図5に示す
ように、双方を設けるようにしてもよい。この場合に
は、言うまでもなく上記実施の形態1,2と同様の効果
を奏することができるとともに、調整するパラメータが
2つになる分(図6参照)、励磁制御系の運転状態に応
じたパラメータ調整をきめ細かく行うことができ、電力
系統の安定化に一層寄与することができる。
【0037】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による電力系統安定化装置を示す構成図であり、図
において、14は発電機の有効電力Pgの変動が電力動
揺に伴う変動であるか否か判定する電力動揺判定回路
(調整手段)、15は電力動揺判定回路14により電力
動揺に伴う変動であると判定された場合には開路し、電
力動揺に伴う変動でないと判定された場合には閉路する
スイッチ(調整手段)である。
【0038】次に動作について説明する。電力動揺判定
回路14及びスイッチ15以外は、上記実施の形態1と
同様であるため電力動揺判定回路14及びスイッチ15
の動作についてのみ説明する。即ち、電力動揺判定回路
14は、有効電力Pgの周波数を解析することにより
(例えば、FFT解析することによって周波数を解析す
る)、電力動揺の周波数以外の周波数(機械系トルクに
伴う振動の周波数)が含まれているか否かを判別し、有
効電力Pgの変動が電力動揺に伴う変動であるか否かを
判定する。
【0039】そして、電力動揺判定回路14が電力動揺
に伴う変動であると判定した場合には、スイッチ15を
開くことにより、増幅回路10のゲインを固定値Kpに
設定する。一方、電力動揺判定回路14が電力動揺に伴
う変動でないと判定した場合には、スイッチ15を閉じ
ることにより、ゲイン調整回路12が増幅回路10のゲ
インを調整するようにする(図8参照)。
【0040】これにより、機械系トルクに伴う振動が有
効電力Pgに重畳されていない場合には、大きな値のゲ
インが確保されるので、電力動揺の抑制効果が十分に発
揮されるようになる一方、機械系トルクに伴う振動が有
効電力Pgに重畳されている場合には、ゲインの値が小
さく抑えられるので、当該振動が励磁制御系に及ぼす影
響を抑制することができるようになる。
【0041】実施の形態5.上記実施の形態4では、ス
イッチ15がゲイン調整回路12の出力を入り切りする
ものについて示したが、図9に示すように、スイッチ1
5がリミット値調整回路13の出力を入り切りするよう
にしてもよく、上記実施の形態4と同様の効果を奏する
ことができる。
【0042】具体的には、電力動揺判定回路14が、有
効電力Pgの周波数を解析することにより、電力動揺の
周波数以外の周波数(機械系トルクに伴う振動の周波
数)が含まれているか否かを判別し、有効電力Pgの変
動が電力動揺に伴う変動であるか否かを判定する。
【0043】そして、電力動揺判定回路14が電力動揺
に伴う変動であると判定した場合には、スイッチ15を
開くことにより、電圧リミッタ11におけるリミット値
を固定値Lpに設定する。一方、電力動揺判定回路14
が電力動揺に伴う変動でないと判定した場合には、スイ
ッチ15を閉じることにより、リミット値調整回路13
が電圧リミッタ11におけるリミット値を調整するよう
にする(図10参照)。
【0044】これにより、機械系トルクに伴う振動が有
効電力Pgに重畳されていない場合には、大きな値のリ
ミット値が確保されるので、電力動揺の抑制効果が十分
に発揮されるようになる一方、機械系トルクに伴う振動
が有効電力Pgに重畳されている場合には、リミット値
の値が小さく抑えられるので、当該振動が励磁制御系に
及ぼす影響を抑制することができるようになる。
【0045】実施の形態6.上記実施の形態4,5で
は、ゲイン調整回路12又はリミット値調整回路13の
何れか一方を設けたものについて示したが、図11に示
すように、双方を設けるようにしてもよい。この場合に
は、言うまでもなく上記実施の形態4,5と同様の効果
を奏することができるとともに、調整するパラメータが
2つになる分(図12参照)、励磁制御系の運転状態に
応じたパラメータ調整をきめ細かく行うことができ、電
力系統の安定化に一層寄与することができる。
【0046】実施の形態7.上記実施の形態では、発電
機に係る状態信号として有効電力Pgを入力するものに
ついて示したが、発電機に係る状態信号として発電機の
回転数や周波数を入力するようにしてもよく、上記実施
の形態と同様の効果を奏することができる。
【0047】実施の形態8.上記実施の形態では、入力
端子7から入力した有効電力Pgをフィルタ回路8,ゲ
イン調整回路12,リミット値調整回路13等に分配す
るものについて示したが、図13に示すように、フィル
タ回路8には有効電力Pgを入力する一方、ゲイン調整
回路12,リミット値調整回路13等には発電機に係る
状態信号として発電機を駆動する駆動機に係る弁開度信
号(駆動機が水力機の場合はガイド弁の開度信号、駆動
機が火力機の場合は主蒸気止め弁の開度信号又はコント
ロールバルブの開度信号)を入力するようにしてもよ
く、上記実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0048】実施の形態9.上記実施の形態では、ゲイ
ン及びリミット値が直線的に上昇するものについて示し
たが(例えば、図2、図4)、これに限定されるもので
はなく、例えば、図14に示すように、曲線を描きなが
ら上昇するもの等でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、発電機出力の大きさに基づいて増幅手段のゲイン
電力動揺以外の変動が大きい出力域ではその変動の影
響を小さくできるように調整するように構成したので、
状態信号に機械系トルクに伴う振動が重畳されても、そ
の振動が重畳されたことによる影響が軽減され、励磁制
御系の安定を維持することができる効果がある。
【0050】請求項2記載の発明によれば、発電機出力
の大きさに基づいて出力制限手段における所定のリミッ
ト値を電力動揺以外の変動が大きい出力域ではその変動
の影響を小さくできるように調整するように構成したの
で、状態信号に機械系トルクに伴う振動が重畳されて
も、その振動が重畳されたことによる影響が軽減され、
励磁制御系の安定を維持することができる効果がある。
【0051】請求項3記載の発明によれば、発電機出力
の大きさに基づいて増幅手段のゲイン及び出力制限手段
における所定のリミット値を電力動揺以外の変動が大き
い出力域ではその変動の影響を小さくできるように調整
するように構成したので、状態信号に機械系トルクに伴
う振動が重畳されても、その振動が重畳されたことによ
る影響が軽減され、励磁制御系の安定を維持することが
できる効果がある。また、調整するパラメータが2つに
なる分、励磁制御系の運転状態に応じたパラメータ調整
をきめ細かく行うことができ、電力系統の安定化に一層
寄与することができる効果がある。
【0052】請求項4記載の発明によれば、電力動揺以
外の影響を小さくできる調整手段は発電機出力信号が大
きくなるにしたがって増幅手段のゲインが大きくなるよ
うに調整する構成にしたので、有効電力が定格電力より
小さくなると増幅手段のゲインが従来のものよりも小さ
くなり、その結果、発電機に接続されている負荷が増減
する場合でも発電機の無効電力の変動を小さく抑えるこ
とができる効果がある。
【0053】請求項5記載の発明によれば、電力動揺以
外の影響を小さくできる調整手段は発電機出力信号が大
きくなるにしたがって出力制限手段における所定のリミ
ット値が大きくなるように調整する構成にしたので、有
効電力が定格電力より小さくなると出力制限手段のリミ
ット値が従来のものよりも小さくなり、その結果、発電
機に接続されている負荷が増減する場合でも発電機の無
効電力の変動を小さく抑えることができる効果がある。
【0054】請求項6記載の発明によれば、電力動揺以
外の影響を小さくできる調整手段は発電機出力信号が大
きくなるにしたがって増幅手段のゲイン及び出力制限手
段における所定のリミット値が大きくなるように調整す
る構成にしたので、有効電力が定格電力より小さくなる
と増幅手段のゲイン及び出力制限手段のリミット値が従
来のものよりも小さくなり、その結果、発電機に接続さ
れている負荷が増減する場合でも発電機の無効電力の変
動を小さく抑えることができる効果がある。
【0055】請求項7記載の発明によれば、直流成分除
去手段に入力する状態信号の変動が電力動揺に伴う変動
であるか否か判定し、電力動揺に伴う変動である場合に
は増幅手段のゲインを固定値に設定する一方、電力動揺
に伴う変動でない場合には当該固定値を越えない範囲内
においてその状態信号の大きさに基づいて増幅手段のゲ
インを調整するように構成したので、機械系トルクに伴
う振動の重畳状態に応じてゲインの値が適切に設定され
るようになり、その結果、当該振動が有効電力に重畳さ
れていない場合には、電力動揺の抑制効果を十分に発揮
させることができる一方、当該振動が有効電力に重畳さ
れている場合には、当該振動が励磁制御系に及ぼす影響
を抑制することができる効果がある。
【0056】請求項8記載の発明によれば、直流成分除
去手段に入力する状態信号の変動が電力動揺に伴う変動
であるか否か判定し、電力動揺に伴う変動である場合に
は出力制限手段における所定のリミット値を固定値に設
定する一方、電力動揺に伴う変動でない場合には当該固
定値を越えない範囲内においてその状態信号の大きさに
基づいてそのリミット値を調整するように構成したの
で、機械系トルクに伴う振動の重畳状態に応じてリミッ
ト値が適切に設定されるようになり、その結果、当該振
動が有効電力に重畳されていない場合には、電力動揺の
抑制効果を十分に発揮させることができる一方、当該振
動が有効電力に重畳されている場合には、当該振動が励
磁制御系に及ぼす影響を抑制することができる効果があ
る。
【0057】請求項9記載の発明によれば、直流成分除
去手段に入力する状態信号の変動が電力動揺に伴う変動
であるか否か判定し、電力動揺に伴う変動である場合に
は増幅手段のゲイン及び出力制限手段における所定のリ
ミット値を固定値に設定する一方、電力動揺に伴う変動
でない場合には当該固定値を越えない範囲内においてそ
の状態信号の大きさに基づいてそのゲイン及びリミット
値を調整するように構成したので、機械系トルクに伴う
振動の重畳状態に応じてゲイン及びリミット値が適切に
設定されるようになり、その結果、当該振動が有効電力
に重畳されていない場合には、電力動揺の抑制効果を十
分に発揮させることができる一方、当該振動が有効電力
に重畳されている場合には、当該振動が励磁制御系に及
ぼす影響を抑制することができる効果がある。
【0058】請求項10記載の発明によれば、直流成分
除去手段に入力する状態信号としてその発電機を駆動す
る駆動機に係る弁開度信号を入力し、その弁開度信号の
大きさに基づいて増幅手段のゲイン又は出力制限手段に
おける所定のリミット値のうちの少なくとも一方を調整
するように構成したので、上記請求項に記載の発明と同
様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電力系統安定
化装置を示す構成図である。
【図2】 有効電力とゲインの関係を示すグラフ図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による電力系統安定
化装置を示す構成図である。
【図4】 有効電力とリミット値の関係を示すグラフ図
である。
【図5】 この発明の実施の形態3による電力系統安定
化装置を示す構成図である。
【図6】 有効電力とゲイン又はリミット値の関係を示
すグラフ図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による電力系統安定
化装置を示す構成図である。
【図8】 有効電力とゲインの関係を示すグラフ図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5による電力系統安定
化装置を示す構成図である。
【図10】 有効電力とリミット値の関係を示すグラフ
図である。
【図11】 この発明の実施の形態6による電力系統安
定化装置を示す構成図である。
【図12】 有効電力とゲイン又はリミット値の関係を
示すグラフ図である。
【図13】 この発明の実施の形態8による電力系統安
定化装置を示す構成図である。
【図14】 有効電力とゲイン又はリミット値の関係を
示すグラフ図である。
【図15】 従来の電力系統安定化装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 AVR(自動電圧調整装置)、8 フィルタ回路
(直流成分除去手段)、9 位相進み遅れ回路(位相補
正手段)、10 増幅回路(増幅手段)、11電圧リミ
ッタ(出力制限手段)、12 ゲイン調整回路(調整手
段)、13 リミット値調整回路(調整手段)、14
電力動揺判定回路(調整手段)、15スイッチ(調整手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 勝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 鈴木 昭男 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源 開発株式会社内 (72)発明者 北野 悟 東京都中央区銀座六丁目15番1号 電源 開発株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−280714(JP,A) 特開 昭63−133835(JP,A) 特開 昭59−213232(JP,A) 特公 昭53−44204(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機出力、発電機の回転数や周波数の
    変動に起因する電力動揺の状態信号を入力し、その状態
    信号に含まれる直流成分を除去する直流成分除去手段
    と、上記直流成分除去手段により直流成分を除去された
    状態信号の位相を補正する位相補正手段と、上記位相補
    正手段により位相を補正された状態信号を増幅する増幅
    手段と、上記増幅手段により増幅された状態信号が所定
    のリミット値を越えているか否かを判定し、所定のリミ
    ット値を越えていない場合には上記発電機に界磁電圧を
    供給する自動電圧調整装置に対してその状態信号を出力
    する一方、所定のリミット値を越えている場合には上記
    自動電圧調整装置に対してその状態信号をそのリミット
    値に制限して出力する出力制限手段とを備えた電力系統
    安定化装置において、上記発電機出力の大きさに基づい
    上記増幅手段のゲインを電力動揺以外の変動が大きい
    出力域ではその変動の影響を小さくできるように調整す
    る調整手段を設けたことを特徴とする電力系統安定化装
    置。
  2. 【請求項2】 発電機出力、発電機の回転数や周波数の
    変動に起因する電力動揺の状態信号を入力し、その状態
    信号に含まれる直流成分を除去する直流成分除去手段
    と、上記直流成分除去手段により直流成分を除去された
    状態信号の位相を補正する位相補正手段と、上記位相補
    正手段により位相を補正された状態信号を増幅する増幅
    手段と、上記増幅手段により増幅された状態信号が所定
    のリミット値を越えているか否かを判定し、所定のリミ
    ット値を越えていない場合には上記発電機に界磁電圧を
    供給する自動電圧調整装置に対してその状態信号を出力
    する一方、所定のリミット値を越えている場合には上記
    自動電圧調整装置に対してその状態信号をそのリミット
    値に制限して出力する出力制限手段とを備えた電力系統
    安定化装置において、上記発電機出力の大きさに基づい
    上記出力制限手段における所定のリミット値を電力動
    揺以外の変動が大きい出力域ではその変動の影響を小さ
    くできるように調整する調整手段を設けたことを特徴と
    する電力系統安定化装置。
  3. 【請求項3】 発電機出力、発電機の回転数や周波数の
    変動に起因する電力動揺の状態信号を入力し、その状態
    信号に含まれる直流成分を除去する直流成分除去手段
    と、上記直流成分除去手段により直流成分を除去された
    状態信号の位相を補正する位相補正手段と、上記位相補
    正手段により位相を補正された状態信号を増幅する増幅
    手段と、上記増幅手段により増幅された状態信号が所定
    のリミット値を越えているか否かを判定し、所定のリミ
    ット値を越えていない場合には上記発電機に界磁電圧を
    供給する自動電圧調整装置に対してその状態信号を出力
    する一方、所定のリミット値を越えている場合には上記
    自動電圧調整装置に対してその状態信号をそのリミット
    値に制限して出力する出力制限手段とを備えた電力系統
    安定化装置において、上記発電機出力の大きさに基づい
    上記増幅手段のゲイン及び上記出力制限手段における
    所定のリミット値を電力動揺以外の変動が大きい出力域
    ではその変動の影響を小さくできるように調整する調整
    手段を設けたことを特徴とする電力系統安定化装置。
  4. 【請求項4】 電力動揺以外の影響を小さくできる調整
    手段は発電機出力信号が大きくなるにしたがって増幅手
    段のゲインが大きくなるように調整することを特徴とす
    る請求項1記載の電力系統安定化装置。
  5. 【請求項5】 電力動揺以外の影響を小さくできる調整
    手段は発電機出力信号が大きくなるにしたがって出力制
    限手段における所定のリミット値が大きくなるように調
    整することを特徴とする請求項2記載の電力系統安定化
    装置。
  6. 【請求項6】 電力動揺以外の影響を小さくできる調整
    手段は発電機出力信号が大きくなるにしたがって増幅手
    段のゲイン及び出力制限手段における所定のリミット値
    が大きくなるように調整することを特徴とする請求項3
    記載の電力系統安定化装置。
  7. 【請求項7】 調整手段は直流成分除去手段に入力する
    状態信号の変動が電力動揺に伴う変動であるか否か判定
    し、電力動揺に伴う変動である場合には増幅手段のゲイ
    ンを固定値に設定する一方、電力動揺に伴う変動でない
    場合には当該固定値を越えない範囲内においてその状態
    信号の大きさに基づいて上記増幅手段のゲインを調整す
    ることを特徴とする請求項1記載の電力系統安定化装
    置。
  8. 【請求項8】 調整手段は直流成分除去手段に入力する
    状態信号の変動が電力動揺に伴う変動であるか否か判定
    し、電力動揺に伴う変動である場合には出力制限手段に
    おける所定のリミット値を固定値に設定する一方、電力
    動揺に伴う変動でない場合には当該固定値を越えない範
    囲内においてその状態信号の大きさに基づいてそのリミ
    ット値を調整することを特徴とする請求項2記載の電力
    系統安定化装置。
  9. 【請求項9】 調整手段は直流成分除去手段に入力する
    状態信号の変動が電力動揺に伴う変動であるか否か判定
    し、電力動揺に伴う変動である場合には増幅手段のゲイ
    ン及び出力制限手段における所定のリミット値を固定値
    に設定する一方、電力動揺に伴う変動でない場合には当
    該固定値を越えない範囲内においてその状態信号の大き
    さに基づいてそのゲイン及びリミット値を調整すること
    を特徴とする請求項3記載の電力系統安定化装置。
  10. 【請求項10】 調整手段は直流成分除去手段に入力す
    る状態信号として発電機を駆動する駆動機に係る弁開度
    信号を入力し、その弁開度信号の大きさに基づいて増幅
    手段のゲイン又は出力制限手段における所定のリミット
    値のうちの少なくとも一方を調整することを特徴とする
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の電力
    系統安定化装置。
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