JP3414417B2 - 立体画像情報伝送システム - Google Patents

立体画像情報伝送システム

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JP3414417B2 JP26206992A JP26206992A JP3414417B2 JP 3414417 B2 JP3414417 B2 JP 3414417B2 JP 26206992 A JP26206992 A JP 26206992A JP 26206992 A JP26206992 A JP 26206992A JP 3414417 B2 JP3414417 B2 JP 3414417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体画像情報伝送システ
ムに関する。立体画像を可視的に再現する手段として現
在広く研究されているものの1つにホログラフィック・
ステレオグラムがある。このホログラフィック・ステレ
オグラムは複数の要素ホログラムを配列して構成され
る。各要素ホログラムには、再現すべき立体画像に対応
した独自の変調値がそれぞれロードされ、これら要素ホ
ログラムにコヒーレント光を照射することにより、当該
立体画像が可視的に再現される。
【0002】この立体画像の情報源として、例えばCA
Dで用いられる三次元画像情報あるいは多眼画像情報等
があるが、これら画像情報の情報量は膨大なものであ
り、したがって、送信側から伝送路を介し、その立体画
像情報を受信側に伝送するという立体画像情報伝送シス
テムは単純に従来の技術を組み合せただけでは実用にな
らない。
【0003】本発明は実用化が可能な立体画像情報伝送
システムについて述べる。
【0004】
【従来の技術】図23は従来の立体画像情報伝送システ
ムの第1例を示す図である。本図のシステムは、図示す
るとおり、送信すべき三次元画像情報もしくは多眼画像
情報を送信側1にて符号化する情報源符号化手段4と、
該情報源符号化手段4からの出力情報に、例えばランレ
ングス可変長符号化等の帯域圧縮を加え伝送路上での情
報量を減らす通信路符号化手段5と、伝送路3を介して
前記帯域圧縮の加えられた出力情報を受信し、元の帯域
に戻す通信路複号化手段6と、該通信路複号化手段6か
らの出力情報より、受信側2の一次元または二次元ホロ
グラフィック・ステレオグラム9で再現すべき立体画像
情報を再生する情報源複号化手段7と、前記受信側2の
立体画像情報をなす、前記三次元もしくは多眼画像情報
に対応する干渉縞情報を生成する干渉縞生成手段8とか
ら構成される。この干渉縞生成手段8は、ホログラフィ
ック・ステレオグラム9を構成する各要素ホログラムに
ロードすべき変調値(干渉縞)を、送信側より受信した
三次元もしくは多眼画像情報に対して所定の計算を行っ
て得るものである。
【0005】図24は従来の立体画像情報伝送システム
の第2例を示す図である。なお、全図を通じて同様の構
成要素には同一の参照番号または記号を付して示す。本
図のシステムでは、図示するとおり、干渉縞生成手段が
受信側2より排除され、送信側1に設けられている。こ
の場合、干渉縞生成手段としては計算による手段8の
他、光学的な干渉縞の撮影による干渉縞生成(光学的)
手段10を導入することも可能である。13は物体光と
の間で干渉を生じさせるコヒーレント光(参照光)であ
る。いずれの場合であっても、ホログラフィック・ステ
レオグラム9をなす各要素ホログラムにロードすべき変
調値(干渉縞)が情報源符号化手段4に与えられる。な
お、この情報源符号化手段4は入力された画像情報を、
伝送に適したディジタル信号に変換する役目を果し、例
えばDPCM等は広く伝送システムに利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】まず第1例のシステム
(図23)についてみると、受信側2内に設けられた干
渉縞生成(計算)手段8に問題がある。現在、立体画像
情報を生成するために行う干渉縞の計算は膨大なもので
あり、その計算を行う専用の計算機が必要となる。そう
すると、例えば放送サービス網を想定した場合、受信側
2の各家庭に専用計算機を配置しなければならず、コス
ト的に殆ど実用にならない。
【0007】そうすると、そのような干渉縞生成手段は
どうしても送信側1(上記の放送サービス網であれば放
送局)に設けなければならないことになる。これは上記
第2例のシステム(図24)であり、送信側1内に干渉
縞生成手段(8,10)が設けられている。しかし送信
側1に干渉縞生成手段(8,10)を設けると2つの問
題が生ずる。
【0008】第1の問題は送信側1のハードウェア規模
が大形化してしまうことである。なぜなら、干渉縞の情
報は一般に相関が低く、したがって、情報量の圧縮が困
難になるため、情報源符号化手段4ならび通信路符号化
手段5が複雑かつ大形化してしまうからである。第2の
問題は伝送路3の負担がきわめて重くなり、伝送路の多
重使用等に鑑み、その利用効率が極端に悪化することで
ある。
【0009】したがって本発明は上記問題点に鑑み、送
信側のハードウェア規模を一層縮小可能とし、かつ、伝
送路の負担を軽くすることのできる立体画像伝送システ
ムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を表す図である。本図において、まず送信側1におい
て、前記の情報源符号化手段4と、前記の干渉縞生成手
段(8,10)とを一体に1つの画像情報処理手段20
で構成する。これにより、受信側2においては、前記の
情報源複号化手段7を排除し、かつ、前記の通信路複号
化手段6からの出力情報をそのまま前記の立体画像情報
とする。つまり、この立体画像情報は、受信側2の一次
元または二次元ホログラフィック・ステレオグラム9で
再現すべき立体画像情報である。
【0011】またさらに好ましくは、画像情報の相関を
利用した情報圧縮を行う情報源圧縮符号化部21を、通
信路符号化手段5の入力側に設ける。この場合は、受信
側2に情報源伸長復号化部22を設ける必要がある。な
お、情報源圧縮符号化部21を設けるときは、手段20
および手段5を結ぶ信号線は切断される。同様に手段6
から直接、ホログラフィック・ステレオグラム9に至る
信号線は切断される。
【0012】
【作用】本発明は従来の干渉縞生成手段(8,10)と
情報源符号化手段4との間に機能上の共通化が図れるこ
とに着目したものであり、これにより、単一のハードウ
ェア(画像情報処理手段20)でこれら手段(4,8,
10)の統合を図ったものである。なお具体的な実施例
は後述する。
【0013】また、送信側1の画像情報処理手段20は
実質的に従来の情報源符号化手段4の存在を不要とし、
したがって従来の受信側2における情報源復号化手段7
は必然的に排除される。このことは送信側でのハードウ
ェア規模の縮小のみならず、受信側でのハードウェア規
模の縮小という利点ももたらす。
【0014】
【実施例】図2は本発明に基づく第1実施例を示す図で
ある。また、図3は図2の第1実施例を二次元に拡張し
た場合を示す図である。図1に示した画像情報処理手段
20が、前記三次元もしくは多眼画像情報に対し一次元
または二次元離散フーリエ変換を行い、前記一次元また
は二次元ホログラフィック・ステレオグラム9にロード
すべき一次元または二次元離散フーリエ変換係数を生成
する離散フーリエ変換部(図2の31または図3の3
2)により構成される。
【0015】離散フーリエ変換は、画像の相関を取り除
き、情報量を圧縮することが可能である。このことか
ら、送信側1で、各要素ホログラム単位ごとにそれが実
現すべき回折光強度分布を計算や撮影で求めた多眼画像
をもとに求める。その回折光強度分布を、送信側で水平
スキャン方向毎に一次元離散フーリエ変換を行い(図
2)、または二次元離散フーリエ変換を行う(図3)。
そのフーリエ変換を行うことにより、ホログラフィック
・ステレオグラムの変調値(干渉縞)が求める。このと
き注目すべきことは、その変調値(干渉縞)が求まるだ
けでなく、情報源符号化(図23および図24に示す各
ブロック4参照)も同時に行ったことになることであ
る。上述のように離散フーリエ変換は画像の相関を取り
除き、情報量を圧縮する機能を果すからである。
【0016】このとき、情報源圧縮符号化部21の処理
を加えるのが好ましい。例えば、立体画像の縦方向での
相関、各要素ホログラムの多眼画像間での相関、動画の
場合は時間方向での相関を利用して、さらに情報圧縮符
号化を高めることができるからである。受信側では、伝
送路3を介して送られて来た前記変調値(干渉縞)すな
わち離散フーリエ変換係数の情報を、通信路復号化手段
および情報源伸長復号化部22を経由して得る。この
情報は、液晶等を用いた光学的変調素子の変調度に反映
され、一次元または二次元ホログラフィック・ステレオ
グラムが実現される。
【0017】なお、一次元または二次元ホログラフィッ
ク・ステレオグラムを用いて立体画像の再現を図る場
合、各要素ホログラムの変調度は、再現したい回折光強
度分布、つまり、その要素ホログラムを点とみなしたと
きのその点から対象の立体物を見たときの画像、のフー
リエ変換によって計算で求まることはこの分野で周知で
ある。
【0018】結局、送信側1において一旦離散フーリエ
変換を行ってしまえば、受信側ではホログラフィック・
ステレオグラム9の各要素ホログラムにロードすべき変
調値(干渉縞)を計算する必要はなくなる。このことは
送信側のみならず受信側を含めたシステム全体のハード
ウェア規模を縮小したことになる。また離散フーリエ変
換は画像等の相関の高い信号源に対して符号化効率が高
く、このため、伝送路3に与える負担も軽くできる。
【0019】図4は図2の構成を具体化した一例を示す
図であり、図5は図3の構成を具体化した一例を示す図
である。図4および図5を参照すると、送信側では、ま
ず、カメラで伝送したい物体(正面に文字Aが描かれて
いる)の多眼画像を撮影する。ここで、その多眼画像の
画素データを、便宜上、仮想的に、枚数方向をカメラの
視点並び方向(カメラの並びの方向)に合せて、三次元
空間に配置したものが示されている。そのデータを、ホ
ログラフィック・ステレオグラム9の係数計算と情報
源符号化を同時に実現するため、図4では変換部33に
よりx方向に一次元離散フーリエ変換する。また、図5
では変換部34によりx方向とy方向に二次元離散フー
リエ変換する。さらに情報源圧縮符号化を行うため、図
4では符号化部35によりy方向、カメラの視点並び方
向(z方向)にも離散フーリエ変換を施す。また、図5
では符号化部37によりカメラの第1の視点並び方向
(z1方向)および該z1方向と直交する第2の視点並
び方向(z2方向)に離散フーリエ変換を施す。結果と
して、画像データの三次元離散フーリエ変換を施したこ
とになる。この結果を、符号化手段5(図4、図5)に
てランレングス可変長符号を用いて通信路符号化する。
さらに伝送路3に送出する。受信側では、送られてきた
情報を復号化手段6(図4、図5)にてランレングス可
変長復号する。その結果を、送信側とは逆に、図4では
復号化部36によりyz方向逆離散フーリエ変換を行
う。また図5では復号化部38により上記z1およびz
方向逆離散フーリエ変換を行う。この処理を施した結
果は、図4においてもとの多眼画像の各々のx方向の一
次元離散フーリエ変換を行ったあとの係数である。また
図5ではもとの多眼画像の各々のxy方向の二次元離散
フーリエ変換を行ったあとの係数である。
【0020】これらの係数(変調値)を、ホログラフィ
ック・ステレオグラム9をなす表示デバイスにロードす
ることにより、送信側で取り込まれた物体の三次元画像
を受信側で得ることができ、一次元(図4)または二次
元(図5)ホログラフィック・ステレオグラム伝送シス
テムが実現できる。かくして一次元または二次元ホログ
ラフィック・ステレオグラムを用いた立体画像情報伝送
システムにおいて、送信側で離散フーリエ変換を施すこ
とにより、情報源符号化と光学的変調素子にロードする
変調度(干渉縞)の計算とを同時に行い、その結果をも
とにして符号化して伝送することにより、システム全体
のハードウェアの削減と効率的な三次元画像情報の伝送
を行うことができる。
【0021】次に本発明に基づく第2実施例を説明す
る。この第2実施例における前記の画像情報処理手段2
0(図1)は、三次元もしくは多眼画像情報に対し一次
元または二次元離散コサイン変換を行い、一次元または
二次元ホログラフィック・ステレオグラムにロードすべ
き一次元または二次元離散コサイン変換係数を生成する
離散コサイン変換部により構成される。
【0022】図6は本発明に基づく第2実施例を示す図
であり、また図7は図6の第2実施例を二次元に拡張し
た場合を示す図である。第2実施例の特徴をなす離散コ
サイン変換部は、図6において参照番号41で示され、
また図7において42で示される。これら離散コサイン
変換部41(図6)および42(図7)以外の構成要素
は、図2および図3に示したものと全く同じであり、し
たがって送信側1および受信側2の動作および機能は、
図2および図3で説明したのと全く同じである。つま
り、図6および図7は、図2および図3における一次元
および二次元離散フーリエ変換部21および22を、一
次元および二次元離散コサイン変換部41および42で
それぞれ置き換えたものに相当する。
【0023】一次元または二次元離散コサイン変換部4
1,42は、第1実施例の一次元または二次元離散フー
リエ変換部21,22と同様、画像の相関を取り除き、
情報圧縮を可能とするが、離散コサイン変換を利用すれ
ば、受信側2のハードウェア規模を一層縮小できる。ま
た情報の圧縮効率は、フーリエ変換を用いた場合より高
くなる。このことについては後に詳述する。
【0024】図8は図6の構成を具体化した一例を示す
図であり、また図9は図7の構成を具体化した一例を示
す図である。図8および図9における各コサイン変換部
43,44,45,46,47および48は、それぞれ
図4および図5における各フーリエ変換部33,34,
35,36,37および38に相当するものであり、し
たがって、図4および図5についてした既述の説明はそ
のまま図8および図9についても当てはまる。
【0025】かくして一次元または二次元ホログラフィ
ック・ステレオグラムを用いた立体画像情報伝送システ
ムにおいて、送信側で離散コサイン変換を施すことによ
り、情報源符号化と光学的変調素子にロードする変調度
(干渉縞)の計算とを同時に行い、その結果をもとにし
て符号化して伝送することにより、システム全体のハー
ドウェアの削減と効率的な三次元画像情報の伝送を行う
ことができる。
【0026】次に本発明に基づく第3実施例を説明す
る。この第3実施例における前記の画像情報処理手段2
0(図1)は、三次元もしくは多眼画像情報に対し一次
元または二次元離散サイン変換を行い、一次元または二
次元ホログラフィック・ステレオグラムにロードすべき
一次元または二次元離散サイン変換係数を生成する離散
サイン変換部により構成される。
【0027】図10は本発明に基づく第3実施例を示す
図であり、また図11は図10の第3実施例を二次元に
拡張した場合を示す図である。第3実施例の特徴をなす
離散サイン変換部は、図10において参照番号51で示
され、また図11において52で示される。これら離散
サイン変換部51(図10)および52(図11)以外
の構成要素は、図2および図3に示したものと全く同じ
であり、したがって送信側1および受信側2の動作およ
び機能は、図2および図3で説明したのと全く同じであ
る。つまり、図10および図11は、図2および図3に
おける一次元および二次元離散フーリエ変換部21およ
び22を、一次元および二次元離散サイン変換部51お
よび52でそれぞれ置き換えたものに相当する。
【0028】一次元または二次元離散サイン変換部5
1,52は、第1実施例の一次元または二次元離散フー
リエ変換部3132と同様、画像の相関を取り除き、
情報圧縮を可能とするが、離散サイン変換を利用すれ
ば、受信側2のハードウェア規模を一層縮小できる。ま
た情報の圧縮効率は、フーリエ変換を用いた場合より高
くなる。このことについては後に詳述する。
【0029】図12は図10の構成を具体化した一例を
示す図であり、また図13は図11の構成を具体化した
一例を示す図である。図12および図13における各サ
イン変換部53,54,55,56,57および58
は、それぞれ図4および図5における各フーリエ変換部
33,34,35,36,37および38に相当するも
のであり、したがって、図4および図5についてした既
述の説明はそのまま図12および図13についても当て
はまる。
【0030】かくして一次元または二次元ホログラフィ
ック・ステレオグラムを用いた立体画像情報伝送システ
ムにおいて、送信側で離散サイン変換を施すことによ
り、情報源符号化と光学的変調素子にロードする変調度
(干渉縞)の計算とを同時に行い、その結果をもとにし
て符号化して伝送することにより、システム全体のハー
ドウェアの削減と効率的な三次元画像情報の伝送を行う
ことができる。
【0031】前述した第2実施例における離散コサイン
変換および第3実施例における離散サイン変換は、前述
した第1実施例における離散フーリエ変換よりも、次の
2点で優れている。第1は受信側2におけるホログラフ
ィック・ステレオグラム9を形成する表示デバイス(例
えば液晶)の駆動系を単純化できること、第2は情報圧
縮効率が高いこと、第3は既述した回折光強度分布が原
立体画像どおりに忠実に再現可能なことである。以下、
上記の事実を証明する。
【0032】図14は従来の計算機一次元ホログラフィ
ック・ステレオグラムを説明するための図である。本図
において、60は最終的に生成すべきホログラフィック
・ステレオグラムであり、複数の要素ホログラム61を
配列して構成される。各要素ホログラム61には、再現
すべき立体画像に対応した独自の変調値がロードされ
る。また各要素ホログラム61は多数のセルに区分され
る。
【0033】本図の例によれば、この要素ホログラム6
1によって再現したい立体画像として一軒の家が示され
ている。この像は回折光強度分布を示す。上述した計算
機一次元ホログラフィック・ステレオグラム60は、立
体画像を得るための手法として、上下方向の立体感を省
略することにより、本来のホログラムより簡易な手法と
して知られている。
【0034】ところで一次元ホログラフィック・ステレ
オグラムにおいては、「要素ホログラムの大きさに比べ
て視点が十分に遠くにある」という条件のもとで、要素
ホログラムのパターン(ロードすべき変調値)は、水平
方向(図中の左右)における回折光強度分布(図示する
像そのもの)に対してフーリエ変換を行ったものに等し
いことが知られている。
【0035】この事実をもとにして計算機一次元ホログ
ラフィック・ステレオグラム60を実現するため、各要
素ホログラム61にロードすべき変調値(干渉縞)を導
出する従来の手法として、回折光強度の、角度(要素ホ
ログラムの中心から区間ABの各点を見る角)に対する
分布を離散化することにより、離散フーリエ変換を利用
する手法等が知られている。
【0036】上記の手法を用いた概念を図解したのが図
14である。この手法では、視域を、図示するABの区
間に制限しているため、図14に示す如く、実際の回折
光強度分布は周期的になる。これを通常折り返しと呼ん
でおり、図中、点線の像で表す。上記の手法で求まった
変調値の分布(要素ホログラムのパターン)は、光強度
を空間的に変調可能な表示デバイス、例えば液晶の上に
表わされ、区間ABの回折光強度分布の一次元フーリエ
級数をロードして、求める要素ホログラムが形成され
る。同様にして、他の全ての要素ホログラムが形成さ
れ、計算機一次元ホログラフィック・ステレオグラムが
得られる。以上のことは計算機二次元ホログラフィック
・ステレオグラムにも当てはまる。
【0037】図15は従来の計算機二次元ホログラフィ
ック・ステレオグラムを説明するための図である。この
計算機二次元ホログラフィック・ステレオグラムの場合
においても、既述したフーリエ変換手法が採用されてお
り、視域を、図15に示す領域“A”に制限してフーリ
エ変換を行っている。このため、図15に示す如く、再
現される実際の回折光強度分布は図14と同様、周期的
(折り返し)になる。
【0038】さらに、図14の場合と同様、上記のフー
リエ変換手法で求まった変調値の分布(要素ホログラム
のパターン)は、光強度を空間的に変調可能な表示デバ
イス、例えば液晶の上に表わされ、領域“A”で再現し
たい回折光強度分布の二次元フーリエ級数をロードし
て、求める要素ホログラムが形成される。同様にして、
他の全ての要素ホログラムが形成され、計算機二次元ホ
ログラフィック・ステレオグラムが得られる。
【0039】上述した方法で変調値を求めるために、離
散フーリエ変換を行うと、一般にf(x)のフーリエ変
換(F(t))が
【0040】
【数1】
【0041】で表されることから、実数成分のみならず
虚数成分も現れる。このことは既述の計算機一次および
二次ホログラフィック・ステレオグラムの双方に共通
のことである。このために、回折光強度分布を忠実に再
現しようとするならば、上記表示デバイスは振幅につい
て変調(振幅変調)可能であるのみならず、屈折率につ
いても変調(位相変調)可能でなければならない。この
ために、その表示デバイスの駆動系が複雑化してしま
う、という第1の欠点がある。
【0042】また一般にフーリエ変換においては、変換
したエネルギーが高次の項まで存在することが知られて
いる。この結果、既述した「要素ホログラムの大きさに
比べて視点が十分に遠くにある」という条件(仮定)が
成り立ちにくくなり、回折光強度分布の忠実な再現が阻
害される、という第2の欠点がある。前述した第2およ
び第3実施例は、前述した第1実施例が有する2つの欠
点を排除することができる。
【0043】図16は第2実施例に基づく計算機一次元
ホログラフィック・ステレオグラムを説明するための図
である。また図17は第2実施例に基づく計算機二次元
ホログラフィック・ステレオグラムを説明するための図
である。まず図16を参照すると、本来再現することが
要求される回折光強度分布は区間ABに存在するが、仮
想的に、左右対象の回折光強度分布をもたせた区間BC
(図中の「左右反転した分布」)も、区間ABと同時に
再現することを考える。つまり、ホログラムとしては区
間ACを形成する。このような回折光強度分布を再現す
るために、要素ホログラム61上にロードすべき前記の
変調値(干渉縞)は、既述したフーリエ変換手法によれ
ば、区間ACに存在する回折光強度分布に対し離散フー
リエ変換を行うことになる。
【0044】ところがここに得られた区間ACの変調値
にはサイン(sine)成分が存在しない。なぜなら図
16において、区間ACの分布は、その間のB点を中心
として左右対称となり、区間ACの分布が偶関数となる
から、既述のejxt (=cosxt+jsinxt)の
うち、サイン成分は消えてしまう。結局、区間ACの強
度分布に対するフーリエ変換は、区間ABの強度分布に
対して離散コサイン変換したのと等価になる。この場
合、区間BCの分布として左右反転した分布を仮想的に
導入したが、この区間BCは、区間ABの視域外であ
り、区間BCの導入に何ら問題はない。
【0045】上述した離散コサイン変換では、変換係数
(ロードすべき変調値)は全て実数である。このため表
示デバイスを実現するに際しては振幅のみについての変
調を行えば良く、表示デバイスの駆動系は単純化され
る。一般にベクトルcosθ+jsinθを考えたと
き、cosθ成分もsinθ成分も共に0でなければ、
tanθ(=sinθ/cosθ)で表される位相成分
(θ)が現れるから、このときは振幅についての変調の
みならず、位相(屈折率)についての変調も考える必要
がある。しかし上記のようにサイン成分が0であるか
ら、振幅のみについて変調値を求めればよいことにな
る。
【0046】さらにまた、上記の離散コサイン変換は、
一般に知られている画像データ処理技術における直交変
換に相当し、したがって上記の変換係数は低次の項に集
中することが容易に理解される。この結果、既述した
「要素ホログラムの大きさに比べて視点が十分に遠くに
ある」という条件(仮定)を十分満足でき、回折光強度
分布の忠実な再現が可能となる。
【0047】上述したことは図17に示す計算機二次元
ホログラフィック・ステレオグラムにも当てはまる。ま
ず図17を参照すると、本来再現することが要求される
回折光強度分布は領域“A”に存在するが、仮想的に、
上下左右対称の回折光強度分布をもたせた領域“B”,
“C”および“D”(図中の「左右反転」、「上下左右
反転」および「上下反転」)も、区間ABと同時に再現
することを考える。つまり、ホログラムとしては領域
“A”,“B”,“C”および“D”を形成する。この
ような回折光強度分布を再現するために、要素ホログラ
ム61上にロードすべき前記の変調値(干渉縞)は、既
述したフーリエ変換手法によれば、領域“A”,
“B”,“C”および“D”に存在する回折光強度分布
に対し二次元離散フーリエ変換を行うことになる。
【0048】ところがここに得られた領域“A”,
“B”,“C”および“D”の変調値には、前述のよう
にサイン(sine)成分が存在しない。結局、領域
“A”〜“D”の強度分布に対する二次元フーリエ変換
は、領域“A”の強度分布に対して二次元離散コサイン
変換したのと等価になる。この場合、領域“B”,
“C”および“D”の分布として上下左右反転した分布
を仮想的に導入したが、これら領域“B”,“C”およ
び“D”は、領域“A”の視域外であり、領域“B”,
“C”および“D”の導入に何ら問題はない。
【0049】上述した二次元離散コサイン変換では、二
次元変換係数(ロードすべき変調値)は全て実数であ
る。このため表示デバイスを実現するに際しては振幅の
みについての変調を行えば良く、表示デバイスの駆動系
は単純化される。さらにまた、上記の二次元離散コサイ
ン変換もまた、前記の直交変換に相当し、二次元変換係
数は低次の項に集中することが容易に理解される。
【0050】図18は第3実施例に基づく計算機一次元
ホログラフィック・ステレオグラムを説明するための図
である。また図19は第3実施例に基づく計算機二次元
ホログラフィック・ステレオグラムを説明するための図
である。まず図18を参照すると、本来再現することが
要求される回折光強度分布は区間ABに存在するが、仮
想的に、左右対象、かつ、強度反転した回折光強度分布
をもった区間BC(図中の「左右反転、かつ、強度反転
した分布」)も、区間ABと同時に再現することを考え
る。つまり、ホログラムとしては区間ACを形成する。
なお、図では強度反転のイメージを出すために、各部分
の明暗をハッチングの有無で表す。このような回折光強
度分布を再現するために、要素ホログラム61上にロー
ドすべき前記の変調値(干渉縞)は、既述したフーリエ
変換手法によれば、区間ACに存在する回折光強度分布
に対し離散フーリエ変換を行うことになる。
【0051】ところがここに得られた区間ACの変調値
にはコサイン(cosine)成分が存在しない。なぜ
なら図18において、区間ACの分布は、その間のB点
を中心として左右対称かつ、強度反転したものとなり、
区間ACの分布が奇関数となるから、既述のejxt (=
cosxt+jsinxt)のうち、コサイン成分は消
えてしまう。
【0052】結局、区間ACの強度分布に対するフーリ
エ変換は、区間ABの強度分布に対して離散サイン変換
したのと等価になる。この場合、区間BCの分布として
左右反転、かつ、強度反転した分布を仮想的に導入した
が、この区間BCは、区間ABの視域外であり、区間B
Cの導入に何ら問題はない。上述した離散サイン変換で
は、変換係数(ロードすべき変調値)は全て実数であ
る。このため表示デバイスを実現するに際しては振幅の
みについての変調を行えば良く、表示デバイスの駆動系
は単純化される。前述したように一般にベクトルcos
θ+jsinθを考えたとき、cosθ成分もsinθ
成分も共に0でなければ、tanθ(=sinθ/co
sθ)で表される位相成分(θ)が現れるから、このと
きは振幅についての変調のみならず、位相(屈折率)に
ついての変調も考える必要がある。しかし上記のように
コサイン成分が0であるから、振幅のみについて変調値
を求めればよいことになる。
【0053】さらにまた、上記の離散サイン変換は、一
般に知られている画像データ処理技術における直交変換
に相当し、したがって上記の変換係数は低次の項に集中
することが容易に理解される。この結果、既述した「要
素ホログラムの大きさに比べて視点が十分に遠くにあ
る」という条件(仮定)を十分満足でき、回折光強度分
布の忠実な再現が可能となる。
【0054】上述したことは図19に示す計算機二次元
ホログラフィック・ステレオグラムにも当てはまる。ま
ず図19を参照すると、本来再現することが要求される
回折光強度分布は領域“A”に存在するが、仮想的に、
上下左右対称、かつ、強度反転の回折光強度分布をもた
せた領域“B”,“C”および“D”(図中の「左右反
転」、「上下左右反転」および「上下反転」)も、区間
ABと同時に再現することを考える。つまり、ホログラ
ムとしては領域“A”,“B”,“C”および“D”を
形成する。なお、強度反転についてはハッチングで表
す。このような回折光強度分布を再現するために、要素
ホログラム61上にロードすべき前記の変調値(干渉
縞)は、既述したフーリエ変換手法によれば、領域
“A”,“B”,“C”および“D”に存在する回折光
強度分布に対し二次元離散フーリエ変換を行うことにな
る。ところがここに得られた領域“A”,“B”,
“C”および“D”の変調値には、前述のようにコサイ
ン(cosine)成分が存在しない。
【0055】結局、領域“A”〜“D”の強度分布に対
する二次元フーリエ変換は、領域“A”の強度分布に対
して二次元サイン変換または二次元離散サイン変換した
のと等価になる。この場合、領域“B”,“C”および
“D”の分布として上下左右反転、かつ、強度反転した
分布を仮想的に導入したが、これら領域“B”,“C”
および“D”は、領域“A”の視域外であり、領域
“B”,“C”および“D”の導入に何ら問題はない。
【0056】上述した二次元離散サイン変換では、二次
元変換係数(ロードすべき変調値)は全て実数である。
このため表示デバイスを実現するに際しては振幅のみに
ついての変調を行えば良く、表示デバイスの駆動系は単
純化される。さらにまた、上記の二次元離散サイン変換
もまた前記の直交変換に相当し、したがって二次元変換
係数は低次の項に集中することが容易に理解される。
【0057】上記のとおりホログラフィック・ステレオ
グラムにおいては、「要素ホログラムの大きさに比べて
視点が十分に遠くにある」という条件のもとで成立する
ものである。したがってこの条件が成立しないときには
希望する回折光強度分布が得られない。具体的には、回
折光強度分布の高周波成分が失われ、ぼやけた分布にな
ってしまう。
【0058】そこで各要素ホログラムが希望どおりの回
折光強度分布を再現するために、本発明においては、さ
らに、各要素ホログラムにおいて、その中心からの距離
の増大に伴って徐々に屈折率変調度が変化するように予
め補償を加える。さらに必要ならば要素ホログラムと視
点との間の距離の変動に応じて、前記の補償量に補正を
加える。
【0059】図20は要素ホログラムに対し屈折率変調
度の補償を加えた状態を示す図であり、図21は要素ホ
ログラムと視点との間の距離の変動に応じて補償量に補
正を加えることを示す図である。上述のように、各要素
ホログラムにおける変調度を、要素ホログラム上の中心
から、実際に入射コヒーレント光13に対して変調を行
う点までの距離と、要素ホログラムから視点までの距離
に依存した値だけ補正することにより、高周波成分まで
忠実に回折光強度分布を再現できるホログラフィック・
ステレオグラムを実現することができる。以下、上記の
事項を詳しく説明する。
【0060】まず、入射コヒーレント光(参照光13)
を変調すべき値は、要素ホログラムの各点においてフー
リエ変換(コサイン変換でもサイン変換でも同じ)を行
って求めた値から exp(jkx2 /2L) 但し、j:複数単位 k:入射コヒーレント光の波数 x:係数の要素ホログラムの中心からの距離 L:要素ホログラムから視点までの距離 倍だけずれる。これを以下に証明する。
【0061】図22は屈折率変調度の補償について説明
するための図である。図22のような、ホログラフィッ
ク・ステレオグラムの要素ホログラム61を考える。要
素ホログラム16へのコヒーレント光入射角はφであ
る。要素ホログラムの光変調度分布n(x)がこの要素
ホログラムの中心OからLだけ離れた所の円形スクリー
ンに、I(θ)なる光強度分布をもつ回折を起こすこと
を考える。
【0062】今、それぞれ、点O(x=0)と点P(x
=x0 )で回折された光の、円形スクリーン上の点Q
(θ=θ0 )での光路差を求める。先ず、点Oと点Pに
入射してくる光13の光路差l1 は、 l1 =x0 ・sinφ となる。また、(OQ−PQ)の光路差l2 は、 l2 =OQ−PQ =L−(L2 +x0 2−2x0 ・L・sinθ0 1/2 ≒x0 ・sinθ0 −x0 2/2L よって、全光路差lは、 l =l1 −l2 =x0 ・sinφ−x0 ・sinθ0 +x0 2/2L このことから、点Qで観測される光強度は、kを入射コ
ヒーレント光の波数として、要素ホログラム61の全面
からの光を積分して、 I(θ0 )=∫n(x)・exp(−jk(x・sinφ−x・sinθ0 +x2 /2L))・dx =∫n(x)・exp(−jkx2 /2L)・ exp(−jk(sinφ−sinθ0 )x)・dx ここで、 Θ=sinφ−sinθ0 なる変数変換を行うと、 I(Θ)=∫n(x)・exp(−jkx2 /2L)exp(−jkΘx) ・dx となりI(Θ)はn(x)・exp(−jkx2 /2
L)の逆フーリエ変換になっていることが分かる。この
ことより、n(x)・exp(−jkx2 /2L)の項
はI(Θ)のフーリエ変換である。つまり、 n(x)・exp(−jkx2 /2L)∝ ∫I(Θ)・exp(jkΘx)・dΘ である。以上のことより、希望の回折光強度分布を再現
する、要素ホログラムの光変調度分布は、 となり、希望の回折光強度分布のフーリエ変換(コサイ
ン変換でもサイン変換でも同じ)に補償項を乗ずること
で得られる。なお、以上の議論は、一次元および二次元
のいずれの場合にも同様に成立する。
【0063】上記の最後の式に見るとおり、補償項の値
は、各要素ホログラムの中心からの距離xと要素ホログ
ラムの中心から視点までの距離Lのみに依存し、見る角
度θには依存しない。この事実は、二次元フーリエ変換
(二次元コサイン変換、二次元サイン変換)を用いた場
合でも同じである。また、この補償値は、位相成分のみ
である。これは、実際には表示デバイス12における光
路差、つまり屈折率のみを変化させれば良いことを意味
する。これらのことから、希望通りの回折光強度分布を
再現するためには、以下の様な補償を施せばよい。
【0064】まず、見る人の視点のホログラムからの位
置をほぼ一定にした場合のことを考える。この場合、既
述の補償項のうち、Lはほぼ固定であるから、この補償
項は、各要素ホログラムの中心からの値のみに依存す
る。つまり、予め計算できる。そのため、計算された変
調値に対してこの光路差分だけ屈折率を変化させるか、
もしくは、表示デバイス(60)にこの光路差を実現す
る屈折率を初めから埋め込むことが可能である(図2
0)。
【0065】さらに、見る人の視点が変化する場合に
は、超音波センサー64等を用いて、ホログラム(6
0)から見る人の頭部までの距離を測定し、その距離に
応じて計算された補償値を計算し、フーリエ変換(コサ
イン変換、サイン変換)で求まった値に掛け合わせるこ
とが可能である(図21)。以上の方法で希望通りの回
折光強度分布を得ることができ、高周波成分まで忠実に
再現できるホログラフィック・ステレオグラムを実現す
ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明によれ
ば、従来、送信側において、独立して個別に設けられた
2つのハードウェア、すなわち情報源符号化手段4と干
渉縞生成手段(8,10)とを一体に1つのハードウェ
ア、すなわち画像処理手段20として統合したので、シ
ステム全体のハードウェア規模は減少する。
【0067】また、画像処理手段20として、離散コサ
イン変換部(41,42)あるいは離散サイン変換部
(51,52)をもって構成することにより、従来の受
信側より情報源復号化手段7を排除でき、システム全体
のハードウェア規模は一層減少する。この場合、離散コ
サイン変換部または離散サイン変換部を用いると、フー
リエ変換部(31,32)を用いた場合より情報圧縮効
率が一層高くなる。
【0068】さらにまた、上記の変換部(41,42,
51,52)は一般の画像処理技術においていわゆる直
交変換として知られており、干渉縞の情報であってなお
かつ、情報圧縮効率の高い変換が行えるから、伝送路3
に与える負担も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を表す図である。
【図2】本発明に基づく第1実施例を示す図である。
【図3】図2の第1実施例を二次元に拡張した場合を示
す図である。
【図4】図2の構成を具体化した一例を示す図である。
【図5】図3の構成を具体化した一例を示す図である。
【図6】本発明に基づく第2実施例を示す図である。
【図7】図6の第2実施例を二次元に拡張した場合を示
す図である。
【図8】図6の構成を具体化した一例を示す図である。
【図9】図7の構成を具体化した一例を示す図である。
【図10】本発明に基づく第3実施例を示す図である。
【図11】図10の第3実施例を二次元に拡張した場合
を示す図である。
【図12】図10の構成を具体化した一例を示す図であ
る。
【図13】図11の構成を具体化した一例を示す図であ
る。
【図14】従来の計算機一次元ホログラフィック・ステ
レオグラムを説明するための図である。
【図15】従来の計算機二次元ホログラフィック・ステ
レオグラムを説明するための図である。
【図16】第2実施例に基づく計算機一次元ホログラフ
ィック・ステレオグラムを説明するための図である。
【図17】第2実施例に基づく計算機二次元ホログラフ
ィック・ステレオグラムを説明するための図である。
【図18】第3実施例に基づく計算機一次元ホログラフ
ィック・ステレオグラムを説明するための図である。
【図19】第3実施例に基づく計算機二次元ホログラフ
ィック・ステレオグラムを説明するための図である。
【図20】要素ホログラムに対し屈折率変調度の補償を
加えた状態を示す図である。
【図21】要素ホログラムと視点との間の距離の変動に
応じて補償量に補正を加えることを示す図である。
【図22】屈折率変調度の補償について説明するための
図である。
【図23】従来の立体画像情報伝送システムの第1例を
示す図である。
【図24】従来の立体画像情報伝送システムの第2例を
示す図である。
【符号の説明】
1…送信側 2…受信側 3…伝送路 4…情報源符号化手段 5…通信路符号化手段 6…通信路復号化手段 7…情報源復号化手段 8…干渉縞生成(計算)手段 9…ホログラフィック・ステレオグラム 10…干渉縞生成(光学的)手段 13…コヒーレント光(参照光) 20…画像情報処理手段 21…情報源圧縮符号化部 22…情報源伸長復号化部 31…一次元離散フーリエ変換部 32…二次元離散フーリエ変換部 41…一次元離散コサイン変換部 42…二次元離散コサイン変換部 51…一次元離散サイン変換部 52…二次元離散サイン変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 此島 真喜子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松田 喜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−33179(JP,A) 特開 平6−195018(JP,A) 特開 平6−195017(JP,A) 実公 昭49−37214(JP,Y1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側(1)にて、送信すべき三次元画
    像情報もしくは多眼画像情報を直接一次元または二次元
    離散コサイン変換することによって、受信側(2)の一
    次元または二次元ホログラフィック・ステレオグラム
    (9)にロードすべき一次元または二次元離散コサイン
    変換係数を生成する離散コサイン変換部(41,42)
    により構成される画像情報処理手段(20)と、 該画像情報処理手段(20)からの出力情報に帯域圧縮
    を加える通信路符号化手段(5)と、 伝送路(3)を介して前記帯域圧縮の加えられた出力情
    報を前記受信側(2)にて受信し、元の帯域に戻す通信
    路復号化手段(6)とを備え、 該通信路復号化手段(6)からの出力情報を、前記受信
    側(2)の一次元または二次元ホログラフィック・ステ
    レオグラム(9)で再現すべき立体画像情報とすること
    を特徴とする立体画像情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記離散コサイン変換部(41,42)
    からの出力情報に対し、画像情報の相関を利用した情報
    圧縮を行う情報源圧縮符号化部(21)を、前記通信路
    符号化手段(5)の入力側に設けるとともに、前記通信
    路復号化手段(6)の出力側に情報源伸長復号化部(2
    2)を設ける請求項に記載の立体画像情報伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ホログラフィック・ステレオグラム
    (9)を構成する複数の要素ホログラムの各々におい
    て、その中心からの距離の増大に伴って徐々に屈折率変
    調度が変化するように予め補償を加える請求項に記載
    の立体画像情報伝送システム。
  4. 【請求項4】 送信側(1)にて、送信すべき三次元画
    像情報もしくは多眼画像情報を直接一次元または二次元
    離散サイン変換することによって、受信側(2)の一次
    元または二次元ホログラフィック・ステレオグラム
    (9)にロードすべき一次元または二次元離散サイン変
    換係数を生成する離散サイン変換部(51,52)によ
    り構成される画像情報処理手段(20)と、 該画像情報処理手段(20)からの出力情報に帯域圧縮
    を加える通信路符号化手段(5)と、 伝送路(3)を介して前記帯域圧縮の加えられた出力情
    報を前記受信側(2)にて受信し、元の帯域に戻す通信
    路復号化手段(6)とを備え、 該通信路復号化手段(6)からの出力情報を、前記受信
    側(2)の一次元または二次元ホログラフィック・ステ
    レオグラム(9)で再現すべき立体画像情報とすること
    を特徴とする立体画像情報伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記離散サイン変換部(51,52)か
    らの出力情報に対し、画像情報の相関を利用した情報圧
    縮を行う情報源圧縮符号化部(21)を、前記通信路符
    号化手段(5)の入力側に設けるとともに、前記通信路
    復号化手段(6)の出力側に情報源伸長復号化部(2
    2)を設ける請求項に記載の立体画像情報伝送システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ホログラフィック・ステレオグラム
    (9)を構成する複数の要素ホログラムの各々におい
    て、その中心からの距離の増大に伴って徐々に屈折率変
    調度が変化するように予め補償を加える請求項に記載
    の立体画像情報伝送システム。
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