JP3414334B2 - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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Description
プロセスにおけるレーザアニール処理を施す場合に使用
して好適な半導体製造装置に関する。
等においては、エネルギー密度・パワーが高いことから
エキシマレーザアニール装置が多用されている。このよ
うなレーザアニール装置には、レーザビーム形を整えた
り、レーザ強度の面内分布を均一にしたりするために、
多数の石英材料からなる光学部品が備えられている。
4に示すようなものが採用されている。このレーザアニ
ール装置につき、同図を用いて説明すると、同図におい
て、符号41で示すレーザアニール装置は、アニール装
置筐体42,レーザ装置43および光学素子44を備え
ている。
の被処理物Aが内部に配置される遮光ボックスによって
形成されている。これにより、レーザ装置43からのレ
ーザ光照射時における散乱光の拡散が防止される。レー
ザ装置43は、波長350nm以下の波長をもつ例えば
紫外光を被処理物Aに照射するエキシマレーザ装置から
なり、レーザ光出射位置がアニール装置筐体42内に配
置されている。これにより、レーザ装置43からレーザ
光Rを出射すると、この出射光が光学素子44を介して
被処理物Aに照射される。
4bおよび反射鏡44c等からなり、レーザ装置43と
被処理物Aとの間に配設され、かつアニール装置筐体4
2内に収納されている。レンズ44aはレーザ装置43
の出射方向位置に配置され、レンズ44bは被処理物A
における光照射面の垂直方向位置に配置されている。反
射鏡44cは、45°ミラーからなり、レンズ44aと
レンズ44bとの間に配設されている。これにより、レ
ンズ44aから光軸に沿って出射するレーザ光Rを反射
鏡44cで反射してレンズ44aに光軸に沿って入射す
る。
によるアニール処理は、レーザ装置43から被処理物A
の光照射面にレーザ光Rを照射することにより行われ
る。このとき、レーザ装置43から出射したレーザ光R
がレンズ44aを透過し、この透過光が反射鏡44cで
反射した後、レンズ44bを透過して被処理物Aに到達
する。
おいては、長期間の使用によって各レンズ44a,44
b(レンズ材料としての石英)が劣化すると、すなわち
各レンズ44a,44bの透過率が低下すると、良好な
アニール処理を施すことができないことから、レンズ交
換が行われる。このようなレンズ交換は、一般に所定の
使用時間経過後に行われるが、各レンズ44a,44b
の劣化が使用環境(湿度・温度),使用頻度あるいは使
用条件(レーザ強度・繰り返し周波数)等によっても影
響を受けるため、単に使用時間のみでその交換時期を正
確に判定することは困難である。
ては、各レンズ44a,44bの前後位置でレンズ透過
光の強度を測定して光透過率を算出することにより、レ
ンズ交換時期を正確に判定することも行われている。
ザアニール装置においては、被処理物Aにアニール処理
を施しながら、各レンズ44a,44bの光透過率を算
出するものではないため、光透過率の算出時にアニール
処理を中断することになり、生産性が低下するという問
題があった。また、従来のレーザアニール装置において
は、アニール装置筐体42内に判定装置全体を収納する
ものであるため、この判定装置の収納スペースとして広
いスペースを必要とし、装置全体が大型化するという問
題もあった。
「光学用合成石英ガラス」として先行技術が開示されて
いるが、これは「エキシマレーザ照射による赤色発光を
防止し、かつ透過率の低下しない安定した光学用合成石
英ガラスを得るようにした」ものであるため、前述した
課題は解決されていない。
もので、石英成分を含む光学素子に紫外光の照射による
劣化によって赤色光が発生することに着目し、この赤色
光を検出して光学素子の交換時期を判定することによ
り、生産性を高めることができるとともに、装置全体の
小型化を図ることができる半導体製造装置の提供を目的
とする。
に、本発明の請求項1記載の半導体製造装置は、筐体内
に配置される被処理物に対してレーザ光を照射するレー
ザ装置と、このレーザ装置と被処理物との間に配設され
かつ筐体内に収納されレーザ光が透過する光学素子と、
この光学素子に光学的に結合され光学素子の劣化に伴い
発生する赤色光を検出して素子交換時期を判定する判定
装置とを備えた構成としてある。したがって、光学素子
の交換時期が、半導体製造時に光学素子の劣化に伴い発
生する赤色光を検出して判定される。
導体製造装置において、検出装置が赤色光透過フィルタ
および光電変換素子を有する構成としてある。したがっ
て、光学素子の交換時期が、赤色光が赤色光透過フィル
タを透過し、この透過光を光電変換素子で電気信号に変
換して判定される。
導体製造装置において、赤色光透過フィルタおよび光電
変換素子を筐体内に配置した構成としてある。したがっ
て、筐体内において、光学素子に発生した赤色光が赤色
光透過フィルタを透過し、この透過光が光電変換素子で
電気信号に変換される。
導体製造装置において、赤色光透過フィルタおよび光電
変換素子を筐体外に配置した構成としてある。したがっ
て、筐体外において、光学素子に発生した赤色光が赤色
光透過フィルタを透過し、この透過光が光電変換素子で
電気信号に変換される。
は4記載の半導体製造装置において、赤色光透過フィル
タと光学素子との間に光ファイバを介在させた構成とし
てある。したがって、光学素子における発生光が光ファ
イバによって赤色光透過フィルタに導かれる。
ずれかに記載の半導体製造装置において、光学素子がシ
リンドリカルレンズ集合体からなり、このシリンドリカ
ルレンズ集合体の各シリンドリカルレンズに対応させて
光電変換素子を配置した構成としてある。したがって、
各シリンドリカルレンズに発生した赤色光が赤色光透過
フィルタを透過し、これら各透過光が各光電変換素子で
電気信号に変換される。
図面を参照して説明する。図1は本発明の第一実施形態
に係る半導体製造装置としてのレーザアニール装置にお
ける内部構造の概略を示す平面図で、同図において図4
と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明
は省略する。同図において、符号1で示すレーザアニー
ル装置は、アニール装置筐体42,レーザ装置43,光
学素子44(レンズ44a,44b)および判定装置2
を備えている。
赤色光透過フィルタ4,光電変換素子5,光ファイバ6
およびモニタ7を有している。
されており、この光電変換素子5から信号を受けると、
各レンズ44a,44bが劣化して交換時期がきたと判
定し、その判定結果をモニタ7に出力する。赤色光透過
フィルタ4は、アニール装置筐体42外に配設され、か
つ各レンズ44a,44bの光出射側位置に光ファイバ
6を介して光学的に結合されている。これにより、各レ
ンズ44a,44bの発生光等が光ファイバ6を介して
赤色光透過フィルタ4に到達し、このうち赤色光のみが
赤色光透過フィルタ4を透過する。
ド5a,5bからなり、赤色光透過フィルタ4の光出射
側位置に配置されている。これにより、赤色光透過フィ
ルタ4を透過した赤色光が各フォトダイオード5a,5
bで電気信号に変換される。光ファイバ6は、二本の光
ファイバ6a,6bからなり、各レンズ44a,44b
と赤色光透過フィルタ4との間に配設されている。これ
により、各レンズ44a,44bの発生光等が各光ファ
イバ6a,6bに沿って赤色光透過フィルタ4に導かれ
る。
り、コントローラ3に接続されており、コントローラ3
からの出力信号を受けると、レンズ交換の時期がきたこ
とをモニタ7に表示する。
において、レンズ交換時期の判定は、次に示すように行
われる。各レンズ44a,44bに赤色光が発生する
と、この発生光とともにレーザ光Rのレンズ透過光が各
光ファイバ6a,6bによって赤色光透過フィルタ4に
導かれる。次に、これら光のうち赤色光のみが赤色光透
過フィルタ4を透過して各フォトダイオード5a,5b
に入力し、フォトダイオード5a,5bで電気信号に変
換される。コントローラ3は、フォトダイオード5a,
5bからの出力信号を入力すると、各レンズ44a,4
4bが劣化して「不良状態」にあると判定する。
色光が発生しない場合には、各フォトダイオード5a,
5bからの出力がコントローラ3に入力されないので、
コントローラ3は各レンズ44a,44bが「良状態
(交換不要)」にあると判定する。この後、コントロー
ラ3から判定結果がモニタ7に出力され、判定結果にも
とづいた表示が行われる。このようにして、各レンズ4
4a,44bの交換時期を確実に判定することができ
る。なお、レンズ44a又は44bのいずれか一方のみ
に赤色光が発生した場合も、上記と同様にして判定・表
示が行われる。
よるアニール処理は、従来のレーザアニール装置による
アニール処理と同様に、レーザ装置43から被処理物A
の光照射面にレーザ光Rを照射することにより行われ
る。
理物Aにアニール処理を施しながら、各レンズ44a,
44bの交換時期を判定することができる。また、本実
施形態においては、アニール装置筐体42内に判定装置
2の一部を収納するものであるから、この判定装置2の
収納スペースを縮小することができる。
および図3を用いて説明する。図2は本発明の第二実施
形態に係る半導体製造装置としてのレーザアニール装置
における内部構造の概略を示す平面図、図3は同じく本
発明の第二実施形態に係る半導体製造装置としてのレー
ザアニール装置における光学素子と光電変換素子の配置
状態を示す正面図で、これら図において図1と同一の部
材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略す
る。図2および図3において、符号21で示すレーザア
ニール装置は、アニール装置筐体42,レーザ装置4
3,光学素子22および判定装置23を備えている。光
学素子22は、二つのレンズ22a,44bおよび反射
鏡44c等からなり、レーザ装置43と被処理物Aとの
間に配設され、かつアニール装置筐体42内に収納され
ている。
ザ装置43のレーザ光出射方向と直角な方向に並列する
四つのシリンドリカルレンズa1〜a4を組み合わせた
シリンドリカル集合体からなり、アニール装置筐体42
内に配設され、かつレーザ装置43の出射方向位置に配
置されている。なお、図3において、一点鎖線Tはレー
ザ装置43からのレーザ光Rがレンズ22aを透過する
領域を示す。
し、赤色光透過フィルタ24,光電変換素子25および
モニタ7を有している。これにより、第一実施形態にお
ける判定装置2と同様に、判定装置22において、各レ
ンズ22a,44bの劣化に伴い発生する赤色光の有無
を検出して各レンズ22a,44bの交換時期が判定さ
れる。
筐体42内に配設され、かつ各レンズ22a,44bの
光出射側位置に光学的に結合されている。これにより、
各レンズ22a,44bの発生光等が赤色光透過フィル
タ24に到達し、このうち赤色光のみが赤色光透過フィ
ルタ24を透過する。
ード25a,25bからなり、アニール装置筐体42内
に収納され、かつ赤色光透過フィルタ24の光出射側位
置に配置されている。このうちフォトダイオード25a
は、四つのフォトダイオードb1〜b4が集合してな
り、それぞれが各シリンドリカルレンズa1〜a4に対
応させて配置されている。これにより、各シリンドリカ
ルレンズa1〜a4に発生する赤色光が赤色光透過フィ
ルタ24を透過して各フォトダイオードb1〜b4で電
気信号に変換される。また、フォトダイオード25b
は、単一のフォトダイオードからなり、フォトダイオー
ド5bと同様にレンズ44bに対応して配置されてい
る。
装置において、レンズ交換時期の判定は、第一実施形態
と場合と同様にして行われる。すなわち、赤色光透過フ
ィルタ24において透過光が有る場合には、この透過光
が各フォトダイオード25a(b1〜b4),25bで
電気信号に変換され、これら電気信号をコントローラ3
が入力することによってレンズが「不良状態(交換
要)」にあると判定し、かつモニタに表示させる。
が無い場合には、各フォトダイオード25a,25bに
おいて光電変換されず、コントローラ3には電気信号が
入力されないので、コントローラ3はレンズが「良状態
(交換不要)」にあると判定する。この場合、各フォト
ダイオードb1〜b4がそれぞれシリンドリカルレンズ
a1〜a4に対応して配置されているため、シリンドリ
カルレンズ毎に交換要・不要の検出が可能となる。
「不良状態(交換要)」との判定を赤色光の有無を検出
することにより行われる場合について説明したが、本発
明はこれに限定されず、赤色光の光量(検出量)が所定
量に達したときに「不良状態(交換要)」との判定を行
うようにすることもできる。この場合は、コントローラ
において、光電変換素子5からの赤色光の光量に比例し
た電気信号を予め設定された規定値と比較することによ
り、レンズ交換時期の判定を行う。このようにすると、
レンズ交換時期に対応する規定値より低い第二の規定値
を設定しておき、赤色光の光量がこの第二規定値に達し
たときにレンズ交換時期が近いうちに到来することを予
告することが可能となる。
らの赤色光導入位置を各レンズの光出射側位置とする場
合について説明したが、光入射側位置でもよく、すなわ
ち要するに各レンズで発生する赤色光を判定装置に導入
可能な位置であればいかなる位置でもよい。
ニール処理を施す場合に適用する例について説明した
が、本発明はこれに限定されず、露光処理を施す場合に
も実施形態と同様に適用可能である。
学素子に光学的に結合され光学素子の劣化に伴い発生す
る赤色光を検出して素子交換時期を判定する判定装置を
備えたので、光学素子の交換時期が処理時に光学素子の
劣化に伴い発生する赤色光を検出して判定される。
ら、光学素子の交換時期判定を行うことができるから、
生産性を高めることができる。また、従来のように筐体
内に判定装置全体を収納するものでないから、判定装置
の収納スペースを縮小することができ、装置全体の小型
化を図ることができる。
してのレーザアニール装置における内部構造の概略を示
す平面図である。
してのレーザアニール装置における内部構造の概略を示
す平面図である。
してのレーザアニール装置における光学素子と光電変換
素子の配置状態を示す正面図である。
装置における内部構造を示す平面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 筐体内に配置される被処理物に対してレ
ーザ光を照射するレーザ装置と、 このレーザ装置と前記被処理物との間に配設され、かつ
前記筐体内に収納され、前記レーザ光が透過する光学素
子と、 この光学素子に光学的に結合され、前記光学素子の劣化
に伴い発生する赤色光を検出して素子交換時期を判定す
る判定装置とを備えたことを特徴とする半導体製造装
置。 - 【請求項2】 前記判定装置が、赤色光透過フィルタお
よび光電変換素子を有することを特徴とする請求項1記
載の半導体製造装置。 - 【請求項3】 前記赤色光透過フィルタおよび前記光電
変換素子を前記筐体内に配置したことを特徴とする請求
項2記載の半導体製造装置。 - 【請求項4】 前記赤色光透過フィルタおよび前記光電
変換素子を前記筐体外に配置したことを特徴とする請求
項2記載の半導体製造装置。 - 【請求項5】 前記赤色光透過フィルタと前記光学素子
との間に光ファイバを介在させたことを特徴とする請求
項2,3または4記載の半導体製造装置。 - 【請求項6】 前記光学素子がシリンドリカルレンズ集
合体からなり、このシリンドリカルレンズ集合体の各シ
リンドリカルレンズに対応させて前記光電変換素子を配
置したことを特徴とする請求項2〜5のうちいずれか一
記載の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28933899A JP3414334B2 (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28933899A JP3414334B2 (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 半導体製造装置 |
Publications (2)
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JP2001110744A JP2001110744A (ja) | 2001-04-20 |
JP3414334B2 true JP3414334B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=17741915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28933899A Expired - Fee Related JP3414334B2 (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3414334B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2007059458A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | レーザーアニールにおけるレーザービームのモニタリング方法 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP28933899A patent/JP3414334B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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