JP3414246B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JP3414246B2
JP3414246B2 JP06294398A JP6294398A JP3414246B2 JP 3414246 B2 JP3414246 B2 JP 3414246B2 JP 06294398 A JP06294398 A JP 06294398A JP 6294398 A JP6294398 A JP 6294398A JP 3414246 B2 JP3414246 B2 JP 3414246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
card
display
notification
transferred
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06294398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11261688A (ja
Inventor
誠一 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP06294398A priority Critical patent/JP3414246B2/ja
Publication of JPH11261688A publication Critical patent/JPH11261688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3414246B2 publication Critical patent/JP3414246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDコードやメモ
リダイヤルなどの情報を格納可能なICカードが接続可
能に構成された通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気通信技術の
進歩に伴って、例えば携帯電話装置や車載用電話装置な
どの通信装置が広く普及しており、その一つとして、I
Cカードを利用した携帯電話装置が考えられている。こ
のものは、ICカードとしてSIM(SubscriberIdenti
ty Module)カードを採用し、そのSIMカードを携帯
電話装置に例えば挿入することによって、そのSIMカ
ードのメモリに格納されている加入者番号(IDコー
ド)が携帯電話装置のメモリに転送され、その加入者番
号に基づいて、通話やデータ通信が可能となるものであ
る。
【0003】さて、この種の携帯電話装置は、一般的に
は、液晶表示装置からなるディスプレイを備えて構成さ
れており、使用者が例えば着信に対して応答すると、そ
れに伴って、発信者の電話番号が上記ディスプレイに表
示されたり、あるいは例えば各種設定のためのキー操作
を行うと、それに伴って、その設定手順を知らせるメッ
セージなどが上記ディスプレイに表示されたりするよう
になっている。
【0004】また、使用者が、SIMカードのメモリに
格納されている情報を携帯電話装置のメモリに転送させ
るキー操作、具体的には、SIMカードのメモリに格納
されている例えばメモリダイヤルなどの情報を読出すキ
ー操作を行うと、例えば「転送中」というメッセージが
上記ディスプレイに表示されるようになっている。これ
により、使用者は、SIMカードと携帯電話装置との間
で情報が転送されていることを認識することができ、そ
れに応じて、その情報が転送されている間は、例えば電
源を切断したり、SIMカードを取出す操作をすること
が危険であると認識することができる。
【0005】ところで、上記したディスプレイは、一般
的には、多数の表示ポイント(表示ドット)の点灯・消
灯の組合わせによって1つの文字や数字が識別され、そ
れら文字や数字の組合せによってメッセージや電話番号
などが表示されるようになっている。そのため、上記し
た「転送中」というメッセージが表示・消去されるにあ
たっては、多数の表示ポイントの個々をそれぞれ制御す
るために比較的複雑な処理が実行され、それに伴って、
メッセージなどが表示・消去されるまでに、ある程度の
時間を要するというのが実情である。
【0006】そのため、携帯電話装置のマイクロコンピ
ュータの処理能力によっては、SIMカードと携帯電話
装置との間で情報の転送が開始されているのにも関わら
ず、「転送中」というメッセージが表示されなかった
り、情報の転送が完了しているのにも関わらず、「転送
中」というメッセージが消去されずに表示されていたり
することになる。
【0007】したがって、情報の転送が開始されている
のにも関わらず「転送中」というメッセージが表示され
ない場合には、使用者が転送中ではないと判断して、電
源を切断してしまったり、SIMカードを取出す操作を
してしまう虞があり、また、情報の転送が完了している
のにも関わらず「転送中」というメッセージが消去され
ずに表示されている場合には、使用者が転送中であると
判断して、次の操作を行うことができず、使い勝手に劣
るという問題がある。
【0008】特に、何らかのメッセージや電話番号が表
示されている状態で、「転送中」というメッセージを表
示する場合には、「転送中」というメッセージを表示す
る処理に先立って、それよりも以前に表示されている何
らかのメッセージや電話番号を消去する処理が必要にな
るため、この場合には、「転送中」というメッセージが
表示されるまでに、より多くの時間を要することにな
る。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、IDコードやメモリダイヤル
などの情報を格納可能なICカードが接続可能に構成さ
れたものにおいて、ICカードに格納されている情報が
利用中であるか否かを適格に報知させることにより、使
い勝手の向上を図ることができる通信装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、制御手段は、利用検出手段により、ICカード内の
情報が利用中であること検出したときには、報知手段に
駆動電源を供給させ、該報知手段を動作させる。これに
より、使用者は、報知手段が動作することによって、I
Cカード内の情報が利用中であることを認識することが
でき、その情報が利用中のときには、例えば電源を切断
したり、ICカードを取出す操作をすることが危険であ
ると認識することができる。
【0011】この場合、報知手段は、駆動電源が供給さ
れるという比較的単純な処理が実行されることによって
動作するように構成されているので、従来とは異なっ
て、比較的複雑な処理が実行されることはなく、これに
より、上述した情報利用の処理の開始・完了に良好に追
従して、その情報利用の処理の開始・完了を使用者に適
格に報知することができ、使い勝手の向上を図ることが
できる。また、このとき、報知手段として、無線基地局
から出力された着信信号を受信したことに応じて点灯も
しくは点滅する着信表示手段を採用したので、別途、報
知手段を設ける必要がなく、その分、部品点数の削減を
図ることができると共に、コストの低減化を図ることが
できる。
【0012】また、制御手段は、転送検出手段により、
IDコードやメモリダイヤルなどの情報がICカードと
格納手段との間で転送中であることを検出したときに
は、報知手段に駆動電源を供給させ、該報知手段を動作
させる。これにより、使用者は、報知手段が動作するこ
とによって、ICカードと格納手段との間で情報が転送
されていることを認識することができ、その情報が転送
されている間は、例えば電源を切断したり、ICカード
を取出す操作をすることが危険であると認識することが
できる。
【0013】また、制御手段は、識別手段によりICカ
ードと格納手段との間で転送される情報の容量が所定容
量未満であると識別したときには、上記した報知手段を
動作させる。これに対して、制御手段は、識別手段によ
りICカードと格納手段との間で転送される情報の容量
が所定容量以上であると識別したときには、上記した報
知手段を動作させると共に、発光部の点灯・消灯の組合
わせにより文字や数字などを表示可能であって該文字や
数字などの組合わせにより表示情報を表示可能な表示手
段を動作させる。
【0014】すなわち、制御手段は、転送される情報の
容量が比較的小さく、それに応じて、転送に要する転送
時間が比較的短い場合には、動作させるにあたって比較
的複雑な処理を要する表示手段を動作させることはな
く、動作させるにあたって比較的単純な処理で済む報知
手段を動作させ、上述した転送処理の開始・完了を報知
手段のみにより報知させる。これに対して、制御手段
は、転送される情報の容量が比較的大きく、それに応じ
て、転送に要する転送時間が比較的長い場合には、上述
した転送処理の開始・完了を報知手段と表示手段とによ
り報知させる。
【0015】これは、転送される情報の容量が比較的大
きく、それに応じて、転送に要する転送時間が比較的長
い場合には、転送処理の開始・完了と表示手段における
表示情報の表示処理・消去処理との間の遅延時間(時間
的なずれ)は、転送時間に対して相対的に小さくなるの
で、報知手段と共に表示手段を動作させても良く、これ
により、報知手段に加えて、表示手段も動作することに
よって、情報が転送されているか否かを確実に認識する
ことができる。また、表示手段が動作しているか否かに
応じて、ICカードと格納手段との間で転送されている
情報の容量の大小を、使用者に概略的に報知することも
できる。
【0016】請求項の発明によれば、点滅周期設定手
段により、着信表示手段の点滅周期を、適宜、変更して
設定することができるように構成したので、着信表示手
段による報知方法を容易に変更することができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話装置に適
用し、また、ICカードとしてSIM(Subscriber Ide
ntity Module)カードを採用した一実施例について図面
を参照して説明する。まず、携帯電話装置ならびにSI
Mカードの全体構成を示す図2において、携帯電話装置
1にあって筐体2の表面側には、「開始」キー、「終
了」キー、「0」〜「9」の数字キー、「コール」キー
ならびに「スクロール」キーなどの各種キーが配設され
てなるキー操作部3、文字、数字および記号などの組合
わせによってメッセージや電話番号などを表示する表示
手段としてのディスプレイ4、マイク(送話器)5なら
びにスピーカ(受話器)6が設けられている。
【0020】ディスプレイ4は、多数の発光部としての
表示ポイント(表示ドット)が配列されて構成されてお
り、それら表示ポイントの点灯・消灯の組合わせによっ
て1つの文字や数字を表示可能であって、それら文字や
数字の組合せによって表示情報としてのメッセージや電
話番号などを表示可能に構成されている。
【0021】上記筐体2の上部には、アンテナケース部
2aが筐体2に一体に設けられており、そのアンテナケ
ース部2aの内部には、送受信兼用のホイップアンテナ
7(図3参照)が配設されている。また、筐体2の表面
部および上部にかかる所定部位には、報知手段および着
信表示手段としての着信表示ランプ8が配設されてい
る。
【0022】さらに、筐体2の上部には、スリット状の
開口部9が設けられており、SIMカード10は、その
開口部9から挿入されることにより、その略全体が筐体
2の内部に収納されるようになっている。そして、SI
Mカード10の略全体が筐体2の内部に収納されたとき
には、SIMカード10のIC回路部(図示せず)と携
帯電話装置1側に設けられた接続端子(図示せず)とが
電気的に接触するようになっており、これにより、SI
Mカード10と携帯電話装置1とが電気的に接続するよ
うになっている。
【0023】次に、上述した携帯電話装置1ならびにS
IMカード10の電気的な構成について、図3を参照し
て説明する。制御手段、利用検出手段、転送検出手段、
識別手段ならびに点滅周期設定手段としての制御回路1
1は、マイクロコンピュータを主体として構成されてお
り、この制御回路11には、音声処理部12、データ変
換部13、受信手段としての送受信部14、格納手段と
してのメモリ15ならびにSIMカードインタフェース
部16が接続されていると共に、上述したキー操作部
3、ディスプレイ4ならびに着信表示ランプ8が接続さ
れている。音声処理部12は、上述したマイク5ならび
にスピーカ6に接続されていると共に、データ変換部1
3に接続されており、そのデータ変換部13は、送受信
部14に接続され、その送受信部14には、上述したホ
イップアンテナ7が接続されている。
【0024】この場合、着信表示ランプ8は、制御回路
11が駆動電源を供給させるという比較的単純な処理を
実行することによって、点灯もしくは点滅されるように
なっている。また、ディスプレイ4に表示可能なメッセ
ージや電話番号などは、制御回路11が該ディスプレイ
4を構成する多数の表示ポイントを個々に制御するとい
う比較的複雑な処理を実行することによって、表示・消
去されるようになっている。
【0025】SIMカード10は、周知の構成のメモリ
10aを備えて構成されており、そのメモリ10aの格
納領域は、加入者番号(IDコード)が格納される格納
領域(加入者番号格納領域)、メモリダイヤルが格納さ
れる格納領域(メモリダイヤル格納領域)、発信履歴が
格納される格納領域(発信履歴格納領域)、着信履歴が
格納される格納領域(着信履歴格納領域)、直前通話時
間が格納される格納領域(直前通話時間格納領域)なら
びに累積通話時間が格納される格納領域(累積通話時間
格納領域)などに分割されて構成されており、それら各
格納領域に対応して、それぞれ加入者番号、メモリダイ
ヤル、発信履歴、着信履歴、直前通話時間ならびに累積
通話時間などの各種の情報が格納されるようになってい
る。
【0026】この場合、上述した各種の情報にあって、
メモリダイヤル、発信履歴ならびに着信履歴などの情報
は、その容量が比較的大きいものであって、直前通話時
間ならびに累積通話時間などの情報は、その容量が比較
的小さいものである。
【0027】携帯電話装置1のメモリ15は、その格納
領域が、上述したSIMカード10のメモリ10aと同
様にして、加入者番号格納領域、メモリダイヤル格納領
域、発信履歴格納領域、着信履歴格納領域、直前通話時
間格納領域ならびに累積通話時間格納領域などに分割さ
れた構成となっており、それら各格納領域には、それぞ
れ加入者番号、メモリダイヤル、発信履歴、着信履歴、
直前通話時間ならびに累積通話時間などの各種の情報が
格納可能になっている。
【0028】尚、上記した携帯電話装置1においては、
音声処理部12は、マイク5から与えられた受話信号を
符号化することによって音声データを生成し、その音声
データをデータ変換部13に出力するようになってお
り、データ変換部13は、音声処理部12から与えられ
た音声データを通信データに変換し、その通信データを
送受信部14に出力するようになっている。そして、送
受信部14は、搬送波をデータ変換部13から与えられ
た通信データで変調処理することにより、通信データを
送信信号としてホイップアンテナ7から無線基地局に送
信するようになっている。これにより、音声データの送
信処理がなされるようになっている。
【0029】また、送受信部14は、無線基地局からホ
イップアンテナ7に受信信号として与えられた通信デー
タを復調処理し、その復調処理された通信データをデー
タ変換部13に出力するようになっており、データ変換
部13は、送受信部14から与えられた通信データを音
声データに変換し、その音声データを音声処理部12に
出力するようになっている。そして、音声処理部12
は、データ変換部13から与えられた音声データを復号
化することによって送話信号を生成し、その送話信号を
スピーカ6に出力するようになっている。これにより、
音声データの受信処理がなされるようになっている。
【0030】次に、上記構成の作用について、特には、
SIMカード10が携帯電話装置1に電気的に接続さ
れ、使用者がSIMカード10のメモリ10aに格納さ
れている情報を読出すキー操作を行った場合に、制御回
路11が実行する処理について、図1に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0031】まず、制御回路11が発信処理のキー操作
や着信処理のキー操作などを待機しているメインルーチ
ンを実行中にあるときに、使用者がSIMカード10の
メモリ10aに格納されている情報を読出すキー操作を
行うと、制御回路11は、上記したメインルーチンから
抜けて図1に示す情報転送制御処理に移行する。
【0032】情報転送制御処理に移行した制御回路11
は、そのキー操作に応じて転送される情報が、上述した
加入者番号、メモリダイヤル、発信履歴、着信履歴、直
前通話時間ならびに累積通話時間などの各種の情報のう
ちのいずれであるかを判断する(ステップS1)。
【0033】ここで、使用者が例えば直前通話時間を読
出すキー操作を行ったときには、この場合、上述したよ
うに、直前通話時間の容量は比較的小さいものであるの
で、制御回路11は、その直前通話時間の容量が所定容
量未満であると判断する(ステップS2において「YE
S」と判断する)。
【0034】そして、制御回路11は、SIMカード1
0のメモリ10aに格納されている直前通話時間をメモ
リ15へ転送させる処理を開始し、このとき、その転送
処理の開始に伴って、上記した着信表示ランプ8に駆動
電源を供給させることによって、その着信表示ランプ8
を点灯もしくは点滅させる(ステップS3)。
【0035】そして、制御回路11は、上述した転送処
理の完了に伴って、転送処理が完了したことを検出する
と(ステップS4において「YES」と判断すると)、
着信表示ランプ8への駆動電源の供給を停止させること
によって、その着信表示ランプ8の点灯もしくは点滅を
停止させ(ステップS5)、上述したメインルーチンに
復帰(リターン)する。
【0036】しかして、使用者は、着信表示ランプ8が
点灯もしくは点滅することによって、その間は、例えば
電源を切断したり、SIMカード10を取出す操作をす
ることが危険であると認識することができるようにな
る。
【0037】これに対して、使用者が例えばメモリダイ
ヤルを読出すキー操作を行ったときには、この場合、上
述したように、メモリダイヤルの容量は比較的大きいも
のであるので、制御回路11は、そのメモリダイヤルの
容量が所定容量以上であると判断する(ステップS2に
おいて「NO」と判断する)。
【0038】そして、制御回路11は、SIMカード1
0のメモリ10aに格納されているメモリダイヤルをメ
モリ15へ転送させる処理を開始し、このとき、その転
送処理の開始に伴って、上記した着信表示ランプ8に駆
動電源を供給させることによって、その着信表示ランプ
8を点灯もしくは点滅させると共に、上記したディスプ
レイ4にあって所定の表示ポイントを点灯させることに
よって、例えば「転送中」というメッセージを表示させ
る(ステップS6)。
【0039】そして、制御回路11は、上述した転送処
理の完了に伴って、転送処理が完了したことを検出する
と(ステップS7において「YES」と判断すると)、
着信表示ランプ8への駆動電源の供給を停止させること
によって、その着信表示ランプ8の点灯もしくは点滅を
停止させると共に、ディスプレイ4にあって所定の表示
ポイントを消灯させることによって、表示されている
「転送中」というメッセージを消去させ(ステップS
8)、上述したメインルーチンに復帰(リターン)す
る。
【0040】しかして、使用者は、着信表示ランプ8が
点灯もしくは点滅すると共に、ディスプレイ4に「転送
中」というメッセージが表示されることによって、その
間は、例えば電源を切断したり、SIMカード10を取
出す操作をすることが危険であると認識することができ
るようになる。
【0041】尚、以上は、SIMカード10のメモリ1
0aに格納されている情報のうち、直前通話時間ならび
にメモリダイヤルが携帯電話装置1のメモリ15に転送
される場合について説明したものであるが、これに限ら
ず、前述した発信履歴、着信履歴ならびに累積通話時間
などが転送される場合であっても、これと同様の処理が
なされるようになっており、また、これとは逆に、携帯
電話装置1のメモリ15に格納されている情報がSIM
カード10のメモリ10aに転送される場合であって
も、これと同様の処理がなされるようになっている。
【0042】このように本実施例によれば、使用者がS
IMカード10のメモリ10aに格納されている情報を
読出すキー操作を行うと、制御回路11は、そのキー操
作により指定された情報の容量を判断し、その容量が所
定容量未満であると判断したときには、比較的単純な処
理を実行することにより、着信表示ランプ8を点灯もし
くは点滅させるようになるので、従来とは異なって、比
較的複雑な処理が実行されることはなく、これにより、
転送処理の開始・完了に良好に追従して、その転送処理
の開始・完了を使用者に適格に報知することができる。
【0043】したがって、情報の転送が開始されている
のにも関わらず、使用者が転送中ではないと判断して、
電源を切断してしまったり、SIMカード10を取出す
操作をしてしまうというような虞はなくなり、また、情
報の転送が完了しているのにも関わらず、使用者が転送
中であると判断して、次の操作を行うことができないと
いうようなことはなくなり、使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0044】特に、本実施例では、制御回路11は、そ
のキー操作により指定された情報の容量が所定容量未満
であると判断したときには、着信表示ランプ8を点灯も
しくは点滅させる処理のみを実行し、これに対して、そ
のキー操作により指定された情報の容量が所定容量以上
であると判断したときには、着信表示ランプ8を点灯も
しくは点滅させる処理を実行すると共に、ディスプレイ
4に「転送中」というメッセージを表示させる処理を実
行するようになるので、この場合には、転送処理の開始
・完了を使用者に確実に報知することができる。また、
ディスプレイ4に「転送中」というメッセージが表示さ
れているか否かに応じて、SIMカード10とメモリ1
5との間で転送されている情報の容量の大小を、使用者
に概略的に報知することもできる。
【0045】また、本実施例では、報知手段として着信
表示ランプ8を採用したので、別途、報知手段を設ける
必要がなく、その分、部品点数の削減を図ることができ
ると共に、コストの低減化を図ることができる。
【0046】その場合、着信表示ランプ8が1色表示可
能なものであれば、着信したときと同じ点滅周期で点滅
させたり、あるいは着信したときとは異なる点滅周期で
点滅させたりすることができ、着信表示ランプ8が2色
表示可能なものであれば、着信したときとは異なる色に
より点滅させたりすることができる。
【0047】本発明は、上述した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。通信装置としては、携帯電話装置に限らず、車載
用電話装置や宅内電話装置などの他の通信装置に適用し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御内容を示すフローチャ
ート
【図2】外観斜視図
【図3】ブロック構成図
【符号の説明】 図面中、1は携帯電話装置(通信装置)、4はディスプ
レイ(表示手段)、8は着信表示ランプ(報知手段、着
信表示手段)、10はSIMカード(ICカード)、1
1は制御回路(制御手段、利用検出手段、転送検出手
段、識別手段、点滅周期設定手段)、14は送受信部
(受信手段)、15はメモリ(格納手段)である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IDコードやメモリダイヤルなどの情報
    を格納可能なICカードが接続可能に構成された通信装
    置において、 無線基地局から出力された着信信号を受信可能な受信手
    段と、 この受信手段により着信信号が受信されたことに応じて
    点灯もしくは点滅する着信表示手段と、 前記ICカードの情報を利用中であることを検出する利
    用検出手段と、 駆動電源の供給・供給停止にしたがって報知・報知停止
    を行う報知手段と、 前記利用検出手段により前記ICカードの情報を利用中
    であることを検出したときに、前記報知手段に駆動電源
    を供給させることによって該報知手段を動作させる制御
    手段とを備え、前記報知手段は、前記着信表示手段によ
    り構成されていると共に、 前記ICカードが格納可能な情報を格納可能な格納手段
    を備え、 前記利用検出手段は、前記ICカードと前記格納手段と
    の間で前記情報が転送中であること検出する転送検出手
    段から構成され、 前記制御手段は、前記転送検出手段により前記ICカー
    ドと前記格納手段との間で情報が転送中であること検出
    したときに、前記報知手段を動作させるように構成され
    ており、 発光部の点灯・消灯の組合わせにより文字や数字などを
    表示可能であって該文字や数字などの組合わせにより表
    示情報を表示可能な表示手段と、 前記ICカードと前記格納手段との間で転送される情報
    の容量を識別する識別手段とを備え、 前記制御手段は、前記識別手段により前記ICカードと
    前記格納手段との間で転送される情報の容量が所定容量
    未満であると識別したときには前記報知手段を動作させ
    ると共に、前記識別手段により前記ICカードと前記格
    納手段との間で転送される情報の容量が所定容量以上で
    あると識別したときには前記報知手段ならびに前記表示
    手段を共に動作させるように構成されていることを 特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記着信表示手段の点滅周期を設定する
    点滅周期設定手段を備えたことを特徴とする請求項
    載の通信装置。
JP06294398A 1998-03-13 1998-03-13 通信装置 Expired - Fee Related JP3414246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06294398A JP3414246B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06294398A JP3414246B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11261688A JPH11261688A (ja) 1999-09-24
JP3414246B2 true JP3414246B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=13214903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06294398A Expired - Fee Related JP3414246B2 (ja) 1998-03-13 1998-03-13 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3414246B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11261688A (ja) 1999-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306109B1 (ko) 휴대전화장치의응답메시지송신장치
US6678534B2 (en) Mobile telephone with back light function
US7099693B2 (en) Mobile communication terminal and method for warning a user of a low-voltage state of the same
EP1505811A1 (en) Portable information terminal and operation mode determination system
JPH09331577A (ja) 携帯電話装置および/またはその着信報知装置
US6397088B1 (en) Location search auxiliary system for cellular radio telephone and method for using same
JPH0865357A (ja) Pcカード無線モデム
JP2954082B2 (ja) 携帯電話機
JP3414246B2 (ja) 通信装置
JP2003046601A (ja) 通信装置
JP3925430B2 (ja) 電話装置
JP3528246B2 (ja) 選択呼出し装置
JP3262062B2 (ja) 通信装置
JP2002101167A (ja) 携帯通信端末
JPH10145866A (ja) 携帯電話機セットおよび携帯電話機ならびに遠隔通報器
JP3203177B2 (ja) パーソナル通信端末装置
JP4207057B2 (ja) 電話装置
JP3235584B2 (ja) 車載可能な携帯無線電話機
JPH11266300A (ja) 電話装置
JPH1032620A (ja) コードレス電話機の子機登録方式
KR100447592B1 (ko) 이동통신 단말기 및 이를 이용한 온/오프정보 표시방법
JP2541452B2 (ja) ボタン電話装置
JP2000307688A (ja) 無線通信装置
JPH08186635A (ja) 無線選択呼出装置
JP2001257772A (ja) 無線電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees