JP3413578B2 - 湿度センサ - Google Patents

湿度センサ

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JP3413578B2
JP3413578B2 JP06397694A JP6397694A JP3413578B2 JP 3413578 B2 JP3413578 B2 JP 3413578B2 JP 06397694 A JP06397694 A JP 06397694A JP 6397694 A JP6397694 A JP 6397694A JP 3413578 B2 JP3413578 B2 JP 3413578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーミスタ等の感温素
子を応用した湿度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】サーミスタ等の感温素子を自己発熱する
と、素子の熱放散定数がその周囲の気体の熱伝導率の違
いによって変化するため、この現象を応用して従来より
サーミスタは湿度検出用センサに利用されている。
【0003】この種のサーミスタを利用した湿度センサ
の一例が実公平4−35806号に開示されている。こ
のセンサは、電気的ノイズの多い雰囲気中において湿度
を精度良く測定することを目的としたものであるが、サ
ーミスタを用いた検出素子と温度補償素子との周囲温度
を均一にするため、各素子を金属均熱板に取付けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
4−35806号に示された先行例では、金属均熱板に
孔を開けて該孔内に素子を圧入固定しているため、孔加
工する際に打抜いた素材が無駄に消費されてしまい、金
属均熱板の素材を有効利用することができないという問
題があった。
【0005】さらに、各素子は、板状の金属均熱板の孔
に固定されているため、素子と金属均熱板との接触面積
が小さく、各素子の熱応答性及び均熱性を向上させるに
は、限界があった。
【0006】本発明の目的は、金属均熱板の素材の有効
利用,熱応答性の向上を図るとともに、製造工程の簡素
化を図る湿度センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る湿度センサは、金属均熱板と、検出素
子と、温度補償素子とを有する湿度センサであって、金
属均熱板は、伝熱性の良好な金属素材であり、対をなす
筒状の筐体を有し、対をなす一方の筒状筐体は、凹部形
状をなす有底の中空体であり、他方の筒状筐体は、凹部
形状をなし、底部に周囲雰囲気を導入する開口を有し、
該開口には、風速やチリ等の影響を抑制する必要最小限
のフィルタが設けられており、検出素子は、大気開放し
たキャン内に自己加熱される感温素子が内蔵され、開口
付き筒状筐体内に設けられて被覆されたものであり、温
度補償素子は、密閉されたキャン内に自己加熱される感
温素子が内蔵され、有底筒状筐体内に設けられて被覆さ
れたものである。
【0008】また、検出素子と温度補償素子とは、予め
設定温度にて抵抗選別されたものである。
【0009】また、電圧値の大小が発生する検出素子と
温度補償素子との組合わせの場合に、少なくともいずれ
か一方のキャンは機械的処理により変形させて熱放散定
数の調整がなされたものである。
【0010】また、対をなす筒状筐体は、金属均熱板上
の対称な位置に設けられたものである。
【0011】
【作用】金属均熱板に凹部形状をなす筒状筐体を形成
し、該筒状筐体内に検出素子及び温度補償素子を設けて
保護している。したがって、均熱板の素材を有効利用で
きるとともに、均熱板と各素子のキャンとの接触面積が
拡大され、素子の熱応答性及び均熱性を向上することが
できる。さらに、各素子のキャンは、筒状筐体内に設け
られているため、キャンが外部影響を受けることがな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す平面図、図2は同
縦断面図、図3は同側面図、図4は同底面図である。
【0013】図において、本発明に係る湿度センサは、
金属均熱板1と、検出素子2と、温度補償素子3とを有
している。
【0014】金属均熱板は、伝熱性の良好な金属素材
であり、対をなす筒状筐体1a,1bを有している。対
をなす一方の筒状筐体1aは、凹部形状をなす有底の中
空体であり、他方の筒状筐体1bは、凹部形状をなし、
底部に周囲雰囲気を導入する開口1cを有し、開口1c
には、風速やチリ等の影響を抑制する必要最小限のフィ
ルタ1dが設けられている。
【0015】検出素子2は、大気開放したキャン2a内
に自己加熱される感温素子2bが内蔵され、開口付き筒
状筐体1b内に設けられて被覆されたものである。実施
例では、キャン2aの前面に大気導入口2cを設け、ベ
ース2dとキャン2aとをハーメチックシールし、ベー
ス2dの出力端子2eにサーミスタ等の感温素子2bの
リード線を接合し、感温素子2bをキャン2a内に宙吊
りに取付けている。
【0016】温度補償素子3は、密閉されたキャン3a
内に自己加熱される感温素子3bが内蔵され、有底筒状
筐体1a内に設けられて被覆されたものである。実施例
では、検出素子2のキャンaに設けた大気導入口2
を閉じて密閉にした以外は、検出素子2の構造と同じで
あり、同じ構成には、検出素子2に付した符号を用いて
いる。
【0017】検出素子2と温度補償素子3とは、予め設
定温度(実施例では25℃)にて抵抗選別されたもので
ある。キャン2a,3aに感温素子2bを組み込み通電
したときに検出素子2と温度補償素子3との組合わせに
電圧値の差異(大小)が生じなければ、キャン2a,3
aに機械的処理を施させずに無調整で各素子2,3のキ
ャン2a,3aを筒状筐体1a,1b内に設ける。ま
た、検出素子2と温度補償素子3との組合わせに電圧値
の差異が生じる場合に、電圧値の低い方の素子(実施例
では素子3)はキャン3aを機械的処理に変形3cさせ
て熱放散定数の調整がなされたものである。この熱放散
定数の調整方法については、特願平4−148582号
に詳細に説明されている。
【0018】また、対をなす筒状筐体1a,1bは、金
属均熱板1上の対称な位置に設けられたものである。
【0019】また、筒状筐体1a,1bに圧入固定され
た検出素子2及び温度補償素子3の出力端子2eは、一
列に配列されている。
【0020】また各素子2,3のキャン2a,3aは、
断面形状が円形のものに限定されるものではなく、多角
形状又はこれに類似するものでもよく、筒状筐体1a,
1bの内周形状は、キャンの外形形状に対応させて成形
すればよい。
【0021】尚、必要に応じて検出素子2と温度補償素
子3とに磁気シールを設け、電気的ノイズによる影響を
取り除くようにしてもよい。
【0022】実施例において、検出素子2及び温度補償
素子3は、均熱板1より均一に保たれ、周囲の湿度が変
化すると、その雰囲気が筒状筐体1bの開口1cを通し
てキャン2aの開口2cよりキャン2a内に導入され、
感温素子2bの抵抗値が変化し、両素子2,3の出力値
に差が生じ、この差に応じて絶対湿度値が測定される。
しかも筒状筐体1a,1bは各素子2,3のキャンの全
面を覆っているため、各素子への周囲温度が迅速に伝え
られ、熱応答性が改善される。また金属均熱板1は、孔
1eにネジを通して装置本体に取付けられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属均熱板に凹部形状の筒状筐体を形成し、筒状筐体内に
検出素子と温度補償素子とを設けて被覆しているため、
金属均熱板の加工時に、打抜き加工のように無駄なもの
として廃棄される部分がなく、金属均熱板の素材を有効
利用することができるとともに、金属均熱板と各素子の
キャンとの接触面積が増大し、筒状筐体による均熱効果
を発揮して熱応答性及び均熱性を向上させることができ
る。また、各素子のキャンは筒状筐体で被覆されるた
め、湿度のある雰囲気に晒されても、孔径が極めて小さ
いため、キャンの内側表面などの汚れや、水の侵入が抑
制でき、その耐久性に支障を生ずることがない。また、
各素子を中空状の筒状筐体内に設けて被覆するだけで組
立を完了することができ、製造工程を簡素化することが
できる。
【0024】また温度補償素子は熱放散定数の調整がな
されたものであるから、金属均熱板に圧入固定した段階
において、検出素子と温度補償素子との抵抗温度特性を
均一に揃える必要がなく、湿度センサの製造歩留りを向
上させることができる。また素子の機械的変形部分は、
筒状筐体で被覆されるため、外的影響を受けることがな
く、何ら耐久性に支障を生ずることがない。
【0025】また対をなす筒状筐体は、金属均熱板上に
対称な位置に設けられているため、均熱板による周囲温
度の変化が各素子に均一に伝えることができ、したがっ
て正確な湿度測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同底面図である。
【符号の説明】
1 金属均熱板 1a,1b 筒状筐体 1c 開口 1d フィルタ 2 検出素子 2a,3a キャン 2b,3b 感温素子 2e 出力端子 3 温度補償素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 - 27/24 G01N 25/64

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属均熱板と、検出素子と、温度補償素
    子とを有する湿度センサであって、 金属均熱板は、伝熱性の良好な金属素材であり、対をな
    す筒状の筐体を有し、 対をなす一方の筒状筐体は、凹部形状をなす有底の中空
    体であり、他方の筒状筐体は、凹部形状をなし、底部に
    周囲雰囲気を導入する開口を有し、該開口には、風速や
    チリ等の影響を抑制する必要最小限のフィルタが設けら
    れており、 検出素子は、大気開放したキャン内に自己加熱される感
    温素子が内蔵され、開口付き筒状筐体内に設けられて被
    覆されたものであり、 温度補償素子は、密閉されたキャン内に自己加熱される
    感温素子が内蔵され、有底筒状筐体内に設けられて被覆
    されたものであることを特徴とする湿度センサ。
  2. 【請求項2】 検出素子と温度補償素子とは、予め設定
    温度にて抵抗選別されたものであることを特徴とする請
    求項1に記載の湿度センサ。
  3. 【請求項3】 電圧値の大小が発生する検出素子と温度
    補償素子との組合わせの場合に、少なくともいずれか一
    方のキャンは機械的処理により変形させて熱放散定数の
    調整がなされたものであることを特徴とする請求項1に
    記載の湿度センサ。
  4. 【請求項4】 対をなす筒状筐体は、金属均熱板上の対
    称な位置に設けられたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の湿度センサ。
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JP4843874B2 (ja) * 2001-07-09 2011-12-21 セイコーエプソン株式会社 振動型ジャイロスコープ
JP2009168649A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Ishizuka Electronics Corp 傍熱型感温抵抗素子、及び傍熱型感温抵抗素子を用いた絶対湿度センサ

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