JP3413037B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3413037B2
JP3413037B2 JP34187296A JP34187296A JP3413037B2 JP 3413037 B2 JP3413037 B2 JP 3413037B2 JP 34187296 A JP34187296 A JP 34187296A JP 34187296 A JP34187296 A JP 34187296A JP 3413037 B2 JP3413037 B2 JP 3413037B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、超音波の3次元走
査により被検体内の3次元情報を取得する超音波診断装
置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、機械的に超音波を走査して3次元
データを得る超音波診断装置として、特開平8−336
26号公報に記載されたものが知られている。以下、そ
の動作原理について図12を参照しながら説明する。図
12において、1は超音波を3次元的に走査する超音波
探触子、2は3次元データに変換して表示を行う3次元
処理部である。超音波探触子1は、超音波と電気信号の
変換を行う超音波振動子3と、超音波を3次元的に走査
するための振動子移動機構4とからなる。3次元処理部
2は、超音波反射信号を検波後、ディジタルデータに変
換するA/D変換部5と、3次元変換前または3次元変
換後のデータを蓄積するメモリ6と、3次元座標に基づ
きデータをメモリ上に配置する3次元座標算出部7と、
データの空白領域を補間する3次元データ補間部8と、
3次元データまたは断面データを画像として表示する3
次元表示部9とからなる。 【0003】次に上記超音波診断装置の動作について説
明する。まず、超音波振動子3は、振動子移動機構4に
より回転させつつ軸方向に移動させることで超音波によ
る3次元走査を行う。超音波探触子1により受信された
被検体内部からの反射信号に対し、A/D変換部5は検
波、A/D変換を行い、ディジタルデータに変換する。
このディジタルデータの列はメモリ6に格納される。3
次元座標算出部7は、振動子移動機構4から超音波振動
子の移動情報を受け、各データの3次元座標を算出し、
メモリ6に記憶させる。3次元データ補間部8は、メモ
リに記憶された各データの値と3次元座標値から補間処
理を行い、メモリ上の適切な位置に再配置する。これに
より3次元データが作成される。この3次元データは、
3次元表示部9により断面画像または3次元画像として
表示される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波診断装置は、被検体内の3次元情報を螺旋状
に取得するものの、データが平面ごとに分布していない
ため、3次元データを構成する個々のデータ値は、超音
波受信データの値とその3次元座標値から補間処理によ
り求めねばならず、処理量が多いという問題を有してい
た。 【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、データを平面ごとに配置することで3次元配置を近
似し、厳密な処理を行う場合よりも少ない処理量で3次
元データを生成することのできる超音波診断装置を提供
することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、螺旋状に走査してデータを取得する超音
波探触子を備えた超音波診断装置において、超音波振動
子の移動情報に基づきデータを同一平面内から取得した
ものと近似してメモリ上に配置する2次元配置部と、デ
ータの空白領域を補間する断層面データ補間部と、デー
タを平面に配置するときの開始点を指定する配置開始点
指示部とを備えたものである。これにより、螺旋状に取
得したデータを平面ごとに配置し、3次元配置を近似し
て2次元の処理とすることにより、厳密な処理を行う場
合よりも少ない処理量で3次元データを生成することが
できる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、螺旋状に走査してデータを取得する超音波探触子を
備えた超音波診断装置において、超音波振動子の移動情
報に基づき前記データを同一平面内から取得したものと
近似してメモリ上に配置する2次元配置部と、前記デー
を平面に配置したとき断層面内の空白領域を補間す
る断層面データ補間部と、前記データを平面に配置する
ときの開始点を指定する配置開始点指示部とを備え、螺
旋状に取得したデータを平面ごとに配置し、関心領域の
反対側に平面ごとの継ぎ目位置を変更できることを特徴
とする超音波診断装置であり、3次元座標値により補間
した場合よりも少ない処理量で3次元データを生成で
、また、平面ごとのデータの継ぎ目位置を変更できる
ので、平面ごとにデータの連続性を有した領域を指定で
るという作用を有する。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける超音波診断装置の構成を示すブロック図、図2は超
音波探触子によるデータ取得の模式図、図3は3次元処
理部の動作を表わすフロー図である。図12に示した従
来例と同じ要素には同じ符号を付してある。 【0012】図1において、1は超音波を3次元的に走
査する超音波探触子、2は3次元データに変換して表示
を行う3次元処理部である。超音波探触子1は、超音波
と電気信号の変換を行う超音波振動子3と、超音波を3
次元的に走査するための振動子移動機構4とからなる。
3次元処理部2は、超音波反射信号を検波後、ディジタ
ルデータに変換するA/D変換部5と、3次元変換前ま
たは3次元変換後のデータを蓄積するメモリ6と、超音
波振動子3の回転量と軸方向の移動量に基づきデータを
メモリ上に配置する2次元配置部10と、平面内のデー
タの空白領域を補間する断層面データ補間部11と、3
次元データまたは断面データを画像として表示する3次
元表示部9とからなる。図2において、20は被検体、
21は臓器、22はある時点でのデータ取得位置を示す
ポイントである。 【0013】以上の構成について、以下、図2および図
3を参照して動作を説明する。まず、超音波振動子3
は、振動子移動機構4により回転させつつ軸方向に移動
させることで、被検体20の臓器21に対し、超音波に
よる3次元走査を行う。軸方向の移動の速度は、回転速
度よりも十分小さく設定される。超音波探触子1により
受信された被検体20内部のポイント22からの反射信
号に対し、A/D変換部5は検波、A/D変換を行い、
ディジタルデータに変換する(ステップ31)。このデ
ィジタルデータの列はメモリ6に格納される。2次元配
置部10は、振動子移動機構4から超音波振動子の移動
情報を受け、各データをメモリ6上の適切な位置に再配
置する(ステップ32)。この配置の際には、1回転で
得られるデータは同一平面内から取得したものと近似す
る。この近似により2次元配置部10は、平面ごとにデ
ータを配置することで3次元データを生成する(ステッ
プ33)。これにより3次元データが作成される。断層
面データ補間部11は、同一平面内に実在するデータを
元に2次元補間処理を行うことで、3次元データを作成
して、データが割り当てられなかった空白領域を埋める
(ステップ34〜38)。3次元データは、3次元表示
部9により断面画像または3次元画像として表示される
(ステップ39)。 【0014】次に3次元変換の方法について図4を用い
てさらに詳しく説明する。図4において、(a)は超音
波振動子の回転中心軸方向に投影した走査する範囲、
(b)は側面に投影した3次元座標を厳密に考慮した場
合のデータ配置、(c)は側面に投影した平面ごとにデ
ータを取得したと近似した場合のデータ配置である。超
音波探触子1により収集された被検体内のデータは、図
4(b)のように螺旋状に取得される。超音波振動子3
の1回転で取得される各データは、同一平面にはなく、
3次元空間内に散在している。すなわち、各データ点は
互いにx,y,zの座標全てが異なっている。そのた
め、立方体の要素から構成される3次元データ空間に配
置する際には、厳密な位置関係に基づき配置および空白
領域の補間を行わねばならない。3次元走査時の超音波
振動子3の軸方向の移動の速度を回転速度よりも十分小
さくすると、超音波振動子11が一回転して得られたデ
ータは、同一平面内で得られれると近似しても、データ
の3次元配置に生ずる座標値の誤差は小さい。そこで図
4(c)のように1回転で得られるデータを同一平面に
あるものとして配置する。これにより、各平面ごとに回
転角により決められた位置にデータを配置すればよい。
その後、平面内にデータ空白領域が存在する場合には、
配置済みデータから2次元補間処理により求める。 【0015】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、螺旋状に走査してデータを取得する超音波探触子
と、超音波振動子の移動情報に基づきデータをメモリ上
に配置する2次元配置部と、データの空白領域を補間す
る断層面データ補間部とを設けることにより、設定した
平面ごとに回転角に応じて受信したデジタルデータの配
置し、平面内のデータ空白領域は2次元補間処理により
求めればよいので、3次元データの全要素を3次元補間
処理により求める必要がなく、より少ない処理量で3次
元データを生成することができる。 【0016】(実施の形態2)図5は本発明の第2の実
施の形態における超音波診断装置の構成を示すブロック
図、図6は3次元処理部の動作を表わすフロー図であ
る。上記実施の形態1と同じ要素には同じ符号を付して
ある。 【0017】図5において、1は超音波を3次元的に走
査する超音波探触子、2は次元データに変換して表示を
行う3次元処理部である。超音波探触子1は、超音波と
電気信号の変換を行う超音波振動子3と、超音波を3次
元的に走査するための振動子移動機構4とからなる。3
次元処理部2は、超音波反射信号を検波後、ディジタル
データに変換するA/D変換部5と、3次元変換前また
は3次元変換後のデータを蓄積するメモリ6と、超音波
振動子3の回転量と軸方向の移動量に基づきデータをメ
モリ上に配置する2次元配置部10と、平面内のデータ
の空白領域を補間する断層面データ補間部11と、平面
間のデータを補間する断層間データ補間部12と、3次
元データまたは断面データを画像として表示する3次元
表示部9とからなる。 【0018】以上の構成について、以下、図6を参照し
てその動作を説明する。まず、超音波振動子3は、振動
子移動機構4により回転させつつ軸方向に移動させるこ
とで超音波による3次元走査を行う。超音波探触子1に
より受信された被検体内部からの反射信号に対し、A/
D変換部5は検波、A/D変換を行い、ディジタルデー
タに変換する(ステップ41)。このディジタルデータ
の列はメモリ6に格納される。2次元配置部10は、振
動子移動機構4から超音波振動子の移動情報を受け、各
データをメモリ6上の適切な位置に再配置する(ステッ
プ42)。この配置の際には、1回転で得られるデータ
は同一平面内から取得したものと近似する。この近似に
より2次元配置部10は、平面ごとにデータを配置する
ことで3次元データを生成する(ステップ43)。これ
により3次元データが作成される。断層面データ補間部
11は、同一平面内に実在するデータを元に2次元補間
処理を行うことで、データが割り当てられなかった空白
領域を埋める。さらに断層間データ補間部12は、デー
タが配置済みの平面間のデータ空白領域データを補間に
より埋め、3次元データを作成する(ステップ49〜5
1)。この補間には、補間すべきデータ点の周囲8点の
データを使用するtrilinear 補間、4点のデータを使用
するbilinear補間、2点のデータを用いる線形補間など
が用いられる。3次元データは、3次元表示部9により
断面画像または3次元画像として表示される(ステップ
42)。 【0019】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、螺旋状に走査してデータを取得する超音波探触子
と、超音波振動子の移動情報に基づきデータをメモリ上
に配置する2次元配置部と、断層面内のデータの空白領
域を補間する断層面データ補間部と、断層面間のデータ
の空白領域を補間する断層間データ補間部とを設けるこ
とにより、回転角に応じて設定した平面ごとに受信した
デジタルデータの配置し、平面内のデータ空白領域は2
次元補間処理により求め、断層面間の処理を既に配置さ
れたデータにより行うので、3次元データの全要素を3
次元補間処理により求める必要がなく、超音波振動子の
回転軸方向の移動量が大きい場合でも、より少ない処理
量で3次元データを生成することができる。 【0020】(実施の形態3)図7は本発明の第3の実
施の形態における超音波診断装置の構成を示すブロック
図、図8は3次元処理部の動作を表わすフロー図であ
る。上記実施の形態2と同じ要素には同じ符号を付して
ある。 【0021】図7において、1は超音波を3次元的に走
査する超音波探触子、2は3次元データに変換して表示
を行う3次元処理部である。超音波探触子1は、超音波
と電気信号の変換を行う超音波振動子3と、超音波を3
次元的に走査するための振動子移動機構4とからなる。
3次元処理部2は、超音波反射信号を検波後、ディジタ
ルデータに変換するA/D変換部5と、3次元変換前ま
たは3次元変換後のデータを蓄積するメモリ6と、超音
波振動子3の回転量と方向の移動量に基づきデータをメ
モリ上に配置する2次元配置部10と、平面内のデータ
の空白領域を補間する断層面データ補間部11と、平面
間のデータを補間する断層間データ補間部12と、超音
波振動子3の同一角において取得されたデータの平均値
を算出する平均値算出部13と、3次元データまたは断
面データを画像として表示する3次元表示部9とからな
る。 【0022】以上の構成について、以下、図8を参照し
てその動作を説明する。まず、超音波振動子3は、振動
子移動機構4により回転させつつ方向に移動させる事で
超音波による3次元走査を行う。超音波探触子1により
受信された被検体内部からの反射信号に対し、A/D変
換部5は検波、A/D変換を行い、ディジタルデータに
変換する。このディジタルデータの列はメモリ6に格納
される。平均値算出部13は、超音波振動子3が2回ま
たは3回の回転で取得したデータを元に、同一角で得ら
れたデータの平均値を算出し、メモリ6に格納する(ス
テップ61、62)。2次元配置部10は、振動子移動
機構4から超音波振動子の移動情報を受け、平均値算出
部13により算出された各データをメモリ6上の適切な
位置に再配置する(ステップ63、64)。この配置の
際には、1回転で得られるデータは同一平面内から取得
したものと近似する。この近似により2次元配置部10
は、平面ごとにデータを配置することで3次元データを
生成する(ステップ64)。これにより3次元データが
作成される。断層面データ補間部11は、同一平面内に
実在するデータを元に2次元補間処理を行うことで、デ
ータが割り当てられなかった空白領域を埋める(ステッ
プ65〜69)。さらに断層間データ補間部12はデー
タが配置済みの平面間のデータ空白領域データを補間に
より埋め、3次元データを作成する(ステップ70〜7
2)。この補間には、補間すべきデータ点の周囲8点の
データを使用するtrilinear 補間、4点のデータを使用
するbilinear補間、2点のデータを用いる線形補間など
が用いられる。3次元データは、3次元表示部9により
断面画像または3次元画像として表示される(ステップ
73)。 【0023】次に3次元変換の方法について図9を用い
てさらに詳しく説明する。図9において、(a)は超音
波振動子の回転中心軸方向に投影した走査する範囲、
(b)は側面に投影した実際のデータ取得位置、(c)
は側面に投影した平面ごとにデータを取得したと近似し
た場合のデータ配置である。超音波探触子1により収集
された被検体内のデータは、図9(b)のように螺旋状
に取得される。超音波振動子3の1回転で取得される各
データは同一平面にはなく、3次元空間内に散在してい
る。すなわち、各データ点は互いにx,y,zの座標全
てが異なっている。超音波の走査速度を高めるために回
転軸方向の移動速度が回転速度より十分小さくできない
場合、データの配置を近似して平面ごとに配置すると、
実際のデータ取得位置との座標値の誤差が大きくなる。
そこで超音波振動子11が2回転または3回転して得ら
れたデータにおいて、同一角におけるデータの平均値を
算出し、図9(c)のように平面に配置する。これによ
り、回転軸方向の座標値のずれの影響を軽減する。 【0024】以上のように、本発明の実施の形態3によ
れば、螺旋状に走査してデータを取得する超音波探触子
と、超音波振動子の回転の同一角のデータの平均値を算
出する平均値算出部と、超音波振動子の移動情報に基づ
きデータをメモリ上に配置する2次元配置部と、断層面
内のデータの空白領域を補間する断層面データ補間部
と、断層面間のデータの空白領域を補間する断層間デー
タ補間部とを設けることにより、設定した平面ごとに回
転角の同位相のデータ値の平均値を配置し、平面内のデ
ータ空白領域は2次元補間処理により求め、断層面間の
処理を既に配置されたデータにより行うので、3次元デ
ータの全要素を3次元補間処理により求める必要がな
く、超音波振動子の回転軸方向の移動量が大きい場合で
も、平面近似の影響を抑えた3次元データを生成するこ
とができる。 【0025】(実施の形態4)図10は本発明の第4の
実施の形態における超音波診断装置の構成を示すブロッ
ク図である。実施の形態3と同じ要素には同じ符号を付
してあり、実施の形態3と異なるのは、平面に配置する
データの開始点を指定する配置開始点指示部14を設け
たことだけでであり、他は実施の形態3と同じである。 【0026】以上の構成について、以下、その動作を説
明する。まず、超音波振動子3は、振動子移動機構4に
より回転させつつ回転軸方向に移動させることで超音波
による3次元走査を行う。超音波探触子1により受信さ
れた被検体内部からの反射信号に対し、A/D変換部5
は検波、A/D変換を行い、ディジタルデータに変換す
る。このディジタルデータの列はメモリ6に格納され
る。平均値算出部13は、超音波振動子3が2回の回転
で取得したデータを基に、同一角で得られたデータの平
均値を算出し、メモリ6に格納する。2次元配置部10
は、振動子移動機構4から超音波振動子の移動情報を受
け、平均値算出部13により算出された各データをメモ
リ6上の適切な位置に再配置する。この配置の際には、
配置開始点指示部14が指定する位置から1回転で得ら
れるデータを同一平面内から取得したものと近似する。
この近似により2次元配置部10は、平面ごとにデータ
を配置することで3次元データを生成する。これにより
3次元データが作成される。断層面データ補間部11
は、同一平面内に実在するデータを元に2次元補間処理
を行うことで、データが割り当てられなかった空白領域
を埋める。さらに断層間データ補間部12は、データが
配置済みの平面間のデータ空白領域データを補間により
埋め、3次元データを作成する。この補間には、補間す
べきデータ点の周囲8点のデータを使用するtrilinear
補間、4点のデータを使用するbilinear補間、2点のデ
ータを用いる線形補間などが用いられる。3次元データ
は、3次元表示部9により断面画像または3次元画像と
して表示される。 【0027】次に配置開始点指示部により平面にデータ
を配置する様子について図11を用いてさらに詳しく説
明する。図11において、(a)は超音波振動子の回転
中心軸方向に投影した走査する範囲、(b)は側面に投
影した実際のデータ取得位置、(c)は側面に投影し
た、平面ごとにデータを取得したと近似した場合のデー
タ配置である。超音波探触子1により収集された被検体
内のデータは、図11(b)のように螺旋状に取得さ
れ、平面に配置される。データの平面への配置開始点p
1付近は、z方向の距離に比較的大きな差がある点p
1,p3が近接して配置される。一方、配置開始点から
回転中心を挟み反対に位置する点p2では、z方向の差
が小さい点が近接して配置される。平面内の一部の領域
を、詳細な観察の対象とする関心領域として設定する場
合、データの配置開始点p1を指定することにより、z
方向の差が小さい点が近接して配置することができる。
例えば、関心領域の中心に点p2が位置するように配置
開始点p1を設定する。これにより、詳細な観察の対象
とする関心領域においてz方向のずれを軽減することが
できる。 【0028】以上のように、本発明の実施の形態4によ
れば、平面に螺旋状データを配置するときの開始点を指
定する配置開始点指示部を備えることにより、平面ごと
のデータの継ぎ目位置を変更でき、データの連続性を確
保した領域を指定することができる。 【0029】なお、本実施の形態4における配置開始点
指示部は、実施の形態1または実施の形態2に対しても
設けることができる。 【0030】 【発明の効果】以上のように本発明は、螺旋状に走査し
てデータを取得する超音波探触子と、超音波振動子の移
動情報に基づきデータを同一平面内から取得したものと
近似してメモリ上に配置する2次元配置部と、データ
平面に配置したとき断層面内の空白領域を補間する断
層面データ補間部と、データを平面に配置するときの開
始点を指定する配置開始点指示部とを備え、螺旋状に取
得したデータを平面ごとに配置し、関心領域の反対側に
平面ごとの継ぎ目位置を変更できるようにしたので、
定した平面ごとに回転角に応じて受信したデジタルデー
タを配置し、平面内のデータ空白領域は2次元補間処理
により求めることで、3次元データの全要素を3次元補
間処理により求める必要がなく、より少ない処理量で3
次元データを生成できるという効果が得られる。また、
平面ごとのデータの継ぎ目位置を変更できるので、平面
ごとにデータの連続性を有した領域を指定できるという
効果が得られる。 【0031】 【0032】 【0033】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1における超音波診断装置
の概略ブロック図 【図2】本発明の各実施の形態における超音波探触子に
よるデータ取得の模式図 【図3】本発明の実施の形態1における3次元変換部の
動作説明のためのフロー図 【図4】(a)本発明の実施の形態1における超音波振
動子の回転中心軸方向に投影したデータ配置を示す模式
図 (b)本発明の実施の形態1における側面に投影した3
次元座標を厳密に考慮した場合のデータ配置を示す模式
図 (c)本発明の実施の形態1における側面に投影した平
面ごとにデータを取得したと近似した場合のデータ配置
を示す模式図 【図5】本発明の実施の形態2における超音波診断装置
の概略ブロック図 【図6】本発明の実施の形態2における3次元変換部の
動作説明のためのフロー図 【図7】本発明の実施の形態3における超音波診断装置
の概略ブロック図 【図8】本発明の実施の形態3における3次元変換部の
動作説明のためのフロー図 【図9】(a)本発明の実施の形態3における超音波振
動子の回転中心軸方向に投影したデータ配置を示す模式
図 (b)本発明の実施の形態3における側面に投影した実
際のデータ取得位置を示す模式図 (c)本発明の実施の形態3における側面に投影した平
面ごとにデータを取得したと近似した場合のデータ配置
を示す模式図 【図10】本発明の実施の形態4における超音波診断装
置の概略ブロック図 【図11】(a)本発明の実施の形態4における超音波
振動子の回転中心軸方向に投影したデータ配置を示す模
式図 (b)本発明の実施の形態4における側面に投影した実
際のデータ取得位置を示す模式図 (c)本発明の実施の形態4における側面に投影した平
面ごとにデータを取得したと近似した場合のデータ配置
を示す模式図 【図12】従来の超音波診断装置の概略ブロック図 【符号の説明】 1 超音波探触子 2 3次元処理部 3 超音波振動子 4 振動子移動機構 5 A/D変換部 6 メモリ 7 3次元座標算出部 8 3次元データ補間部 9 3次元表示部 10 2次元配置部 11 断層面データ補間部 12 断層間データ補間部 13 平均値算出部 14 配置開始点指示部 20 被検体 21 臓器 22 データ取得位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 螺旋状に走査してデータを取得する超音
    波探触子を備えた超音波診断装置において、超音波振動
    子の移動情報に基づき前記データを同一平面内から取得
    したものと近似してメモリ上に配置する2次元配置部
    と、前記データを平面に配置したとき断層面内の空白
    領域を補間する断層面データ補間部と、前記データを平
    面に配置するときの開始点を指定する配置開始点指示部
    を備え、螺旋状に取得したデータを平面ごとに配置
    、関心領域の反対側に平面ごとの継ぎ目位置を変更で
    きることを特徴とする超音波診断装置。
JP34187296A 1996-12-20 1996-12-20 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP3413037B2 (ja)

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