JP3412833B2 - 連続焼鈍炉における高張力鋼板急冷開始板温設定方法 - Google Patents

連続焼鈍炉における高張力鋼板急冷開始板温設定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼帯の連続焼鈍炉におけ
る高張力鋼板急冷開始板温設定方法に係わり、特に鋼帯
の寸法,成分等の変化に対して生じる鋼帯の引張強度の
目標値に対する偏差の低減に関する。
【0002】
【従来技術】連続焼鈍炉においては、冷間圧延などの塑
性変形を受け加工硬化の状態を呈している鋼帯を加工性
を付与するため用途に応じた適当な熱処理を連続的に施
し、機械的性質を改善させて出荷している。連続焼鈍設
備における材質の作り込みは、図1に示すような各炉
(加熱炉,均熱炉,冷却炉)における熱処理過程に大き
な影響を受け決定される。
【0003】現状の高張力鋼板においては、鋼帯の種類
(鋼種と呼ぶ)毎に板厚をパラメータとした各炉の目標
急冷開始板温をテーブルとしてメモリ上に予め登録して
おき、通板する鋼種を認識して適切なテーブルを選択し
板厚により選択されたテーブルを参照して目標急冷開始
板温を決定し(テーブルルックアップ方式と呼ぶ)設定
している。又、高張力鋼板の製造においては、その目標
引張強度を達成するために冷却速度を高めて対処する方
法(特開平2−38532号公報)などが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鋼帯の材質は、鋼種と
サイズ毎に連続焼鈍炉での熱処理過程を変化させること
によって決定される。その鋼帯の材質を表す指標の一つ
である引張強度は、鋼種と冷却速度に大きく影響をうけ
ることが知られていたが、高張力鋼板の場合同じ鋼種で
同じサイズであり、かつ同じ熱処理過程をした物でも引
張強度がばらつく現象が発生し、材質不良により高張力
鋼板の歩留成績が非常に悪く問題となっていた。
【0005】そこで本発明は、高張力鋼板の引張強度の
目標値に対する偏差を小さくするとともに、必要な最適
目標板温を求めるに際して、得られる設定値と最適値と
の誤差を小さくし、必要とするメモリ量を減らし、しか
も設定板温の決定プロセスのメンテナンス(最適化のた
めの更新)を容易にする事を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1番の発明においては、連続焼鈍炉において板温を
設定するに際し、鋼帯のコイル毎の炭素当量及び板厚の
パラメ−タに応じて高張力鋼板急冷開始板温を設定す
る。
【0007】また、第2番の発明においては、鋼帯の炭
素当量及び板厚の少なくとも一方のパラメータの大小関
係の度合を数値として示す第1組の関数を個々のパラメ
ータについて少なくとも2つ予め用意し、各パラメータ
の値に応じた急冷開始板温中間値を定める第2組の関数
を、前記第1組の関数の組合せ数に対応する数だけ予め
用意し、入力される各パラメータの値に基づいて前記第
2組の関数の各々を計算して各急冷開始板温中間値を求
め、第1組の関数の計算結果に応じた重み付けに応じ
て、前記各急冷開始板温中間値を重み付け平均化し、連
続焼鈍炉のプロセスラインで必要とされる鋼帯の急冷開
始板温を求める。
【0008】
【作用】鋼帯の材質は鋼種毎に連続焼鈍炉での熱処理過
程を変化させることによって決定される。その鋼帯の材
質を表す指標の一つである引張強度は鋼種と冷却速度に
大きく影響をうけることが知られていたが、高張力鋼板
の場合同じ鋼種で同じサイズであり、かつ同じ熱処理過
程をした物でも引張強度がばらつく現象が発生してい
た。これは同じ鋼種でも少しずつ鋼帯の成分が変わって
いることによるものであることが原因であった。
【0009】そこで第1番の発明では、成分の引張強度
に対する影響力を等価的に表す指標として炭素当量を定
義し、それを考慮にいれて同じ鋼種内でもその成分に応
じて板温設定を調整する。更に、板温設定の中でも最も
影響力の大きい急冷開始板温を炭素当量及び板厚毎に細
かに板温設定を変化させることにより、高張力鋼板の引
張強度を安定し、目標値に対する引張強度の偏差が低減
される。
【0010】上記板温設定の思想を計算機上で実現する
ために、第2番の発明では、鋼帯の炭素当量及び板厚の
少なくとも一方のパラメータに基づいて所定のプロセス
ラインで必要とされる高張力鋼帯の急冷開始板温を求め
る方法において、各パラメータの大小関係の度合を数値
として示す第1組の関数の個々のパラメータについて少
なくとも2つ予め用意し、各パラメータの値に応じた高
張力鋼板急冷開始板温中間値を定める第2組の関数を、
前記第1組の関数の組合せ数に対応する数だけ予め用意
し、入力される各パラメータの値に基づいて前記第2組
の関数の各々を計算して各高張力鋼板急冷開始板温中間
値を求め、第1組の関数の計算結果に応じた重み付けに
応じて、前記各高張力鋼板急冷開始板温中間値を重み付
け平均化し、必要とする高張力鋼板急冷開始板温を計算
する。
【0011】これは、いわゆるファジー理論を高張力鋼
板急冷開始板温値の決定に応用したものであり、炭素当
量、板厚などのパラメータで表現される空間を複数に区
分して、各々の領域毎に高張力鋼板急冷開始板温(高張
力鋼板急冷開始板温中間値)を求めるための関数(第2
組の関数)を設けるとともに、区分された各領域に対す
る実際のパラメータの重みを、各パラメータに対応して
2つ以上設けられたメンバーシップ関数(第1組の関
数)によって計算し、複数の高張力鋼板急冷開始板温中
間値を重み付き平均化した値を最終的に高張力鋼板急冷
開始板温として出力する。
【0012】例えば、パラメータとして炭素当量Ceq
及び板厚tを用いる場合、メンバーシップ関数として
は、炭素当量に関して大きい程度を示す関数CeqBを
用意し、板厚に関して大きい程度を示す関数CeqB、
及び小さい程度を示す関数tS、及び小さい程度を示す
関数tSを用意する。また、炭素当量Ceqが大きく板
厚tが大きい領域に対応する関数T1、炭素当量が大き
く板厚が小さい領域に対応する関数T2、炭素当量が小
さく板厚が大きい領域に対応する関数T3、及び炭素当
量が小さく板厚が小さい領域に対応する関数T4を第2
組の関数として用意する。そして、入力される実際の炭
素当量及び板厚を第1組の関数及び第2組の関数の各々
に代入して各々を計算し、第2組の関数の各々の結果、
即ち高張力鋼板急冷開始板温中間値を重み付き平均化す
る。例えば、各メンバーシップ関数の値の組合せとし
て、CeqB×tB,CeqB×tS,CeqS×t
B,及びCeqS×tSそれぞれ各領域に対する重みw
1,w2,w3及びw4とし、これらの重みと第2組の
関数の結果とから、次の第(1)式を計算することによっ
て、目的とする高張力鋼板急冷開始板温値Tが得られ
る。
【0013】
【数1】 T=(w1・T1+w2・T2+w3・T3+w4・T4)/(w1+w2+w3+w4) ・・・(1)
【0014】
【実施例】この実施例においては、まず炭素当量(C
eq)を次の第(2)式を使用して計算することにより定
義する。
【0015】
【数2】 Ceq =C+a1・Mn+b1・Si+c1・B+d1・Ti+e1・Mo ・・・(2) C:炭素成分(%),Mn:マンガン成分(%), Si:シリコン成分(%),B:ボロン成分(%), Ti:チタン成分(%),Mo:モリブデン成分(%), a1:1/6, b1:1/24, c1:0, d1:0, e1:0 上式で定義された炭素当量と板厚より、鋼帯に安定した
引張強度を発生させる次の表1の様な高張力鋼板急冷開
始板温の最適値を決定する事ができる。
【0016】
【表1】
【0017】次にプロセスラインの2次均熱炉を通る高
張力鋼帯について急冷開始板温(目標値)Tを、その板
厚tと炭素当量Ceq をパラメータとして計算する。
高張力鋼板急冷開始板温Tを求めるための最適な計算式
は、板厚tの大きさの大小及び炭素当量Ceq の大き
さの大小によって変るので、この実施例では図2に示す
ように、板厚の大きさと炭素当量の大きさとで構成され
る二次元空間を想定し、この二次元空間を板厚が大きく
炭素当量も大きい領域1,板厚が大きく炭素当量が小さ
い領域2,板厚が小さく炭素当量が大きい領域3,及び
板厚が小さく炭素当量も小さい領域4の4つに区分して
ある。図2においてハッチングを施した領域は、領域
1,領域2,領域3及び領域4のいずれに属するかが明
確でなく、2つ以上の領域の影響を受ける。このハッチ
ングを施して示された領域の区分された各領域への影響
度(重み)を定めるために、この例では、板厚について
板厚の大きい程度を示すメンバーシップ関数tBと板厚
が小さい程度を示すメンバーシップ関数tSが設けら
れ、炭素当量については炭素当量が大きい程度を示すメ
ンバーシップ関数CeqBと炭素当量が小さい程度を示
すメンバーシップ関数CeqSが設けられている。各々
のメンバーシップ関数(第1組の関数)は次式で計算し
うる。
【0018】
【数3】 tB=(t−1.0)/(1.4−1.0) ・・・・(3) tS=1−tB ・・・・・(4) CeqB=(Ceq −0.58)/(0.5875−0.58) ・・・・(5) CeqS=1−CeqB ・・・・・(6) 但し、0≦tB≦1,0≦tS≦1,0≦Ceq B≦
1,0≦Ceq S≦1領域1における高張力鋼板急冷
開始板温T1,領域2における高張力鋼板急冷開始板温
T2,領域3における高張力鋼板急冷開始板温T3,及
び領域4における高張力鋼板急冷開始板温T4は、それ
ぞれ次に示す関数(第2組の関数)で計算される。
【0019】
【数4】 T1=k1+a・(t−1.4)+b・(Ceq −0.600) ・・・・(7) T2=k2+c・(t−1.0)+d・(Ceq −0.600) ・・・・(8) T3=k3+e・(t−1.4)+f・(Ceq −0.5875) ・・・(9) T4=k4+g・(t−1.0)+h・(Ceq −0.5875) ・・(10) 第(7)式〜第(10)式の係数k1,k2,k3,k4,
a,b,c,d,e,f,g及びhは定数であり、この
実施例ではそれぞれ次のように定めてある。
【0020】 k1:655, k2:640, k3:670, k4:650, a :0, b :−1600, c :0, d :−400, e :0, f :−500, g :50, h :−2000 板厚t及び炭素当量Ceq の任意の値の鋼帯に関する
領域1への影響度(重み)w1,領域2への影響度w
2,領域3への影響度w3及び領域4への影響度w4
は、それぞれ次のようにメンバーシップ関数の値を用い
て表わされる。
【0021】 w1=tB×CeqB, w2=tS×CeqB, w3=tB×CeqS, w4=tS×CeqS 前記第1組の関数(メンバーシップ関数)及び第2組の
関数は、鋼帯の種類に応じて変更を要するので、様々な
種類の鋼帯について高張力鋼板急冷開始板温を求める場
合には、それぞれ独立した第1組の関数及び第2組の関
数を鋼帯の種類数だけ予め用意し、鋼種に応じて使用す
る関数を選択してから計算を開始する。
【0022】従って任意の条件の鋼帯について、高張力
鋼板急冷開始板温Tを求める場合、まず鋼種に応じて使
用する関数を選択し、鋼帯の板厚t及び炭素当量Ceq
に基づいて、前記第(3)式〜第(6)式のメンバーシップ
関数を計算し、更に各領域への影響度w1〜w4を計算
し、次に前記第(7)式〜第(10)式を計算して各領域での
高張力鋼板急冷開始板温T1〜T4を求め、最後に前記
第(1)式を計算し、T1〜T4の重み付き平均として高
張力鋼板急冷開始板温Tを求める。
【0023】上記各関数及び定数を使用して、0.8〜1.6
mmの板厚範囲及び0.570〜0.600%の炭素当量範囲の鋼
帯について高張力鋼板急冷開始板温を計算した結果を図
3,図4及び図5に示す。図3は各軸が板厚,炭素当量
及び高張力鋼板急冷開始板温で構成される三次元空間
に、高張力鋼板急冷開始板温の分布を示したものであ
り、図4は、板厚と高張力鋼板急冷開始板温の関係を複
数の炭素当量について示し、図5は、炭素当量と高張力
鋼板急冷開始板温の関係を複数の板厚について示してい
る。
【0024】これらの計算結果は、所定の範囲内で板厚
については0.05mmステップ毎、炭素当量については0.
025%ステップ毎の値について順次に計算されたもので
あるが、実際のプロセスラインにおいて高張力鋼板急冷
開始板温Tを求める場合には、板厚t及び炭素当量C
eq は任意の値でよく、計算に使用した板厚及び炭素
当量の条件に最も適した高張力鋼板急冷開始板温が正確
に求められる。
【0025】また、この計算により求められた高張力鋼
板急冷開始板温を使用してプロセスラインの操業を実施
している時に、高張力鋼板急冷開始板温を修正した方が
良い結果が得られる場合には、高張力鋼板急冷開始板温
を求める計算の特性を修正し改良する必要があるが、そ
の場合には上記各関数の内容及び定数の一部分を修正す
るだけで板厚及び炭素当量の全ての範囲について、計算
の特性を変更することができるので、実際の操業に適し
た高張力鋼板急冷開始板温を得るための計算特性のメン
テナンス作業は極めて容易である。
【0026】なお上記実施例においては、第2組の関数
として、炭素当量及び板厚の線形式を用いているが、こ
の関数の種類としては、炭素当量及び板厚の少なくとも
一方を独立変数とした多項式、折れ線関数(区分線形
式),シグモイド関数,第1組の関数と同様なメンバー
シップ関数など、いずれも利用可能である。また精度的
に問題がなければ、複数の定数の組合せで第2組の関数
を表現してもよい。
【0027】また上記実施例では、各パラメータ(炭素
当量,板厚)について、大きい程度を示すメンバーシッ
プ関数と小さい程度を示すメンバーシップ関数の2つを
設けているが、大きさを更に細分化し、「大」,
「中」,「小」の各々を示す3つ、あるいは「大」,
「少し大」,「中」,「少し小」,「小」の各々を示す
5つのメンバー関数を設けてもよい。更に実施例では、
炭素当量と板厚の2つのパラメータについてメンバーシ
ップ関数を設けてあるが、例えば炭素当量と板厚のいず
れかを一方により高張力鋼板急冷開始板温最適値が変化
しないようなプロセスラインについて高張力鋼板急冷開
始板温を計算する場合には、炭素当量と板厚のうち高張
力鋼板急冷開始板温に影響する方のパラメータについて
だけメンバーシップ関数を設け、区分する領域の数を2
つに減らしてもよい。
【0028】
【発明の効果】第1番の発明によれば、成分の引張強度
に対する影響力を等価的に表す指標として炭素当量を定
義し、それを考慮にいれて同じ鋼種内でもその成分に応
じて板温設定を調整し、更に、板温設定の中でも最も影
響力の大きい急冷開始板温を炭素当量及び板厚毎に細か
に板温設定を変化させうるので、高張力鋼板の引張強度
を安定し、目標値に対する引張強度の偏差が低減され
る。
【0029】また第2番の発明によれば、計算式の各関
数及び定数を予め好ましい状態に設定することにより、
炭素当量及び板厚が任意の鋼帯について、最適な高張力
鋼板急冷開始板温を正確かつ簡単に求めることができ、
鋼帯の引張強度の目標値に対する偏差を小さくすること
ができるという優れた効果を発揮する。
【0030】また設定計算の際、多数の定数データを保
持する必要がないので、必要とされるメモリ容量は非常
に小さくなる。また、小数の定数データや関数の修正に
よって全体の計算特性を変更できるので、求められる高
張力鋼板急冷開始板温値を実際のプロセスラインに合わ
せて最適化するための計算特性のメンテナンスは極めて
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続焼鈍炉の構成を示す正面図である。
【図2】板厚及び炭素当量の大きさを示す二次元空間と
各メンバーシップ関数の内容を示すグラフである。
【図3】計算結果の分布の例を炭素当量、板厚及び高張
力鋼板急冷開始板温の三次元空間に示した斜視図であ
る。
【図4】計算結果の、板厚と高張力鋼板急冷開始板温と
の関係を複数の炭素当量について示すグラフである。
【図5】計算結果の、炭素当量と高張力鋼板急冷開始板
温との関係を複数の板厚について示すグラフである。
【符号の説明】
tB:板厚大の程度を示すメンバーシップ関数 tS:板厚小の程度を示すメンバーシップ関数 CeqB:炭素当量大の程度を示すメンバーシップ関数 CeqS:炭素当量小の程度を示すメンバーシップ関数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野 村 芳 一 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会 社 名古屋製鐵所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 11/00 101 C21D 9/56 101 C21D 1/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続焼鈍炉において板温を設定するに際
    し、鋼帯のコイル毎の炭素当量及び板厚のパラメ−タに
    応じて高張力鋼板急冷開始板温を設定することを特徴と
    する、連続焼鈍炉における高張力鋼板急冷開始板温設定
    方法。
  2. 【請求項2】 鋼帯の炭素当量及び板厚の少なくとも一
    方のパラメータの大小関係の度合を数値として示す第1
    組の関数を個々のパラメータについて少なくとも2つ予
    め用意し、各パラメータの値に応じた急冷開始板温中間
    値を定める第2組の関数を、前記第1組の関数の組合せ
    数に対応する数だけ予め用意し、入力される各パラメー
    タの値に基づいて前記第2組の関数の各々を計算して各
    急冷開始板温中間値を求め、第1組の関数の計算結果に
    応じた重み付けに応じて、前記各急冷開始板温中間値を
    重み付け平均化し、連続焼鈍炉のプロセスラインで必要
    とされる鋼帯の急冷開始板温を求める、連続焼鈍炉にお
    ける高張力鋼板急冷開始板温設定方法。
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