JP3412412B2 - 電気自転車 - Google Patents

電気自転車

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JP3412412B2 JP24031396A JP24031396A JP3412412B2 JP 3412412 B2 JP3412412 B2 JP 3412412B2 JP 24031396 A JP24031396 A JP 24031396A JP 24031396 A JP24031396 A JP 24031396A JP 3412412 B2 JP3412412 B2 JP 3412412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人力で駆動される自
転車、車椅子、軽車輌等において、人力による駆動系
と、電動モータによる駆動系を有する電気自転車にあっ
て、更に詳しくは、人力駆動力に対する電動モータの出
力制御の補助比率に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動補助付自転車の使用実態調査におい
て、高齢又は何らかの障害を有し、左右足の筋力が衰え
た人達が使用する比率が一般の自転車使用者の場合より
多いという傾向がある。
【0003】人力による駆動部と電動モータによる駆動
部を並列に備え、人力に応じて電動モータ出力を制御し
合算させる駆動力補助装置は、元来、斯る人達に有用な
ものである。そして、斯る人達は若年健常者の場合と異
なり、特に二輪自転車に乗れない人達が電動三輪車に乗
られるのが顕著であった。しかし、斯る場合において、
電動三輪車のペダルを踏むペダリングを、必ずしも左右
均等に踏力を負荷出来ない人達が使用される事が多々あ
った。
【0004】一方、駆動補助に関する発明は従来から数
多く、例えば、特開平4−1007910号公報に記載
の人力駆動装置、実開平3−49195号公報に記載の
電動二輪車、実開平3−4919号公報に記載の電動二
輪車等が挙げられる。これらの駆動力補助装置は図12
に示すようにペダル踏力を検出する踏力検出部、ペダル
踏力に基づき、電動モータの出力を制御する制御部、そ
して減速機構を有している。そして、ペダル踏力と、場
合によっては車速との組み合わせにより、電動モータ出
力は一義的に決まる構造であり、複数の人力入力部に対
して、入力と出力のバランスを調節し、制御する走行性
向上の為の配慮はされておらなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成の場合、入力に対し出力は一義的に決まるた
め、例えば、左足踏力が右足踏力の半分の筋力である人
が運転する場合、路面状況、路面角度変化に対応出来
ず、不安定な走行状態となることがあった。左足と右足
の踏力が等しい人の場合のペダル踏力と駆動補助の合算
出力の変化を、横軸に時間、縦軸に駆動力を表わした図
13にて例示すると、漕ぎ出し時は左右とも大きな踏力
F1を入力し、駆動補助によりF2を出力し、速度を増
大させ、定常走行となるに従って、ペダル踏力、駆動出
力は低下し、路面状況に応じた一定の踏力F3及び出力
F4となる。ところが、例えば左足の筋力が右足の筋力
の半分の人の場合において、横軸に時間、縦軸に駆動力
を表わした図14にペダリングの経過による踏力と駆動
補助の合算出力の変化を示すと、F1=2F5の時、一
定比率で駆動補助される為F2=2F6となり、ペダリ
ングによるクランクの2回転以降も同様の傾向でF5<
F7,F6<F8,F9<F11,F10<F12とな
り、定常走行となっても右足と左足とでは常にFbの合
算出力差を生じる。従って、砂利道や坂等の走行抵抗が
大きい路面では特に定常走行が出来ず、走行速度がペダ
ル1回転中に異なり、ギクシャクしたり、坂がきつくな
ると、右足のペダリングのみ可能で、左足では出来ず、
登坂走行が不自然に困難となる等、駆動力補助装置の機
能が有効に発揮出来ず、乗り易さの面で不満足なものと
なっていた。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、自転車の左右ペダル等、複数の人力入力部
を有し、各々に1回入力されて1サイクルとなる駆動装
置にあって、1サイクル全体の出力を制御し、複数の人
力入力部の不自然な変動を補って、安定駆動出来る駆動
力補助装置を実現する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は左右2個所からなる人力入力部を有する人力
駆動系と、電動モータを有する電動駆動系と、前記人力
入力に対する電動モータの出力を所定の変換特性をもっ
て補助する制御部とを備え、左右の人力入力部に各1回
転入力して1サイクルとし、この1サイクル全体の出力
を制御する制御部を構成する。
【0008】このように形成すると、左右の人力入力部
からの入力に差が生じても、制御部は1サイクル全体の
出力として制御し、電動モータが人力をアシストして大
幅な出力変動にならないようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1、2に記載の発明は左右
一方のペダルに加えられる踏力が、他方のペダルに加え
られる踏力と比較して所定の範囲内にない場合、当該一
方の踏力に対する電動モータの出力の補助比率を、他方
の踏力に当該他方の踏力負荷時の電動モータの出力を合
算した合算出力に基づいて演算するものである。
【0010】このように形成すると、左右の人力入力部
からの駆動力に差が生じたとしても制御部が1サイクル
全体の出力を制御して全体の駆動力を安定にする。
【0011】のように形成すると、自転車はもちろ
ん、車椅子等、左右の人力入力部が対でなく、出力も左
右の車輪が独立している場合であっても、一方の人力入
力値に対し、他方の人力入力値が違っても制御部が各々
別個の変換特性で制御するので、円滑な走行にする。
【0012】のように形成すると、本来的に左右足の
踏力が不均等な人である場合以外で、速度変化を意図し
て踏力を意図的に変化させる場合、追従できるように制
御部が作用して速度操縦性がよくなる。
【0013】請求項3に記載の発明はランクの回転数
累計の増加に伴い、左踏力負荷時の合算出力と右踏力負
荷時の合算出力との差を小さくしていくものである。こ
のように形成すると、意図的な速度調整と本来的に左右
足の筋力に差があるための場合の区別を、ペダリング回
数が増すにつれ明らかになる特性を利用して制御部が制
御するので、自転車の易い性が向上する。
【0014】左人力入力に対する電動モータの出力の比
及び右人力入力に対する電動モータの出力の比が特定変
換特性となるよう制御部に手動入力可能に形成すると、
利用者の左右足に筋力差があらかじめ判っている場合
や、意図的に左右いずれかの筋力を鍛える場合等にて、
左右別個に電動モータによる補助比率を人為的に設定で
きるので、走行性は犠牲となるが、筋力訓練に有用な作
用が得られる。負の変換特性としても良い。
【0015】請求項に記載の発明は車速変化に応じて
電動モータの出力が制御されるものである。
【0016】このように形成すると、制御部は1サイク
ル中の速度変化を制御因子として変換特性を制御するの
で、坂等、速度変化が顕著に現われる時、有用な作用が
得られる。この場合も速度差に一定の許容量を設定し、
ペダリング回数増加により、その許容差を小さくするこ
とは走行性がよくなる。
【0017】(実施の形態)以下、本発明の実施の形態
について、図1より図11を用いて説明する。
【0018】図1は本発明の駆動力補助装置を組み込ん
だ電気自転車の側面図を示し、図2はバッテリ及びカバ
ーを取り外した状態を示す。1は電動自転車、2はフレ
ームで、従来の自転車と基本構造は同一であり、主パイ
プ2a、立パイプ2b、シートステ2c、チェーンステ
2d、後爪2eから成る。一般自転車のハンガラッグに
相当する部分は取付金具2fとなっている。取付金具2
fは上面に立パイプ2b、前面に立パイプ2bを接合
し、側壁にチェーンステ2d及び、駆動力補助装置3を
ボルト締めしている。4は駆動力補助装置3に組み込ま
れている回転自在なクランク軸、5はクランク軸4に他
端を固定した左右のクランク、6はペダルで、自転車の
左右側に180°位相がずれて位置し、クランク5の一
端に回転自在に装着されている。そして、クランク軸
4、クランク5、ペダル6等で後車輪を駆動する人力駆
動系を成す。また、左右のペダル6が人力入力部を構成
する。
【0019】図3はクランク5を外した駆動力補助装置
3のフレーム2への取付状態を示す側面図である。6a
はクランク軸4に固定した前ギヤで、チェーン6bで後
車輪と連結し、後車輪が駆動される。
【0020】図4は、駆動力補助装置3の部分分解側面
図で、図5は図4のA−A断面図である。扁平型直流の
電動モータ7と減速機構8と制御部9は一体構造となっ
ており、後車輪の駆動をアシストする電動駆動系を成し
ている。更にペダル回転数を検出する車速検出部10及
びペダル負荷トルクを検出するポテンショメータ11a
(図7)、バネ11b、カム11cより成る人力入力を
検出する踏力検出部11が同様に組み込まれている。1
2は遊星ギヤ部、13はクランク軸4に逆回転を伝えな
いようにする一方向回転のクラッチ(以下ワンウェイク
ラッチという)、同様に14も電動モータ7へ逆回転を
伝えないワンウェイクラッチである。
【0021】図6、図7に踏力検出部11、車速検出部
10の詳細を示す。左右のペダル6に人力により交互に
負荷される人力踏力は左右のクランク5を経由してクラ
ンク軸4を回転させ、ワンウェイクラッチ13(図
5)、キャリヤ12a、インターナルギヤ12bを回転
させる。キャリヤ12aはアーム11dと一体になって
いる。キャリヤ12aのペダルトルクによる回転力Aは
インターナルギヤ12bの回転力Bとなり、前ギヤ6a
よりチェーン6bを介して後輪に伝達される。サンギヤ
12cに伝えられる反力Cはアーム11dを図6で左回
転させ、バネ11bの反力と釣り合う角度までカム11
cを右回転させ、ポテンショメータ11aで踏力を検出
する。車速は前ギヤ6aと一体の電動モータ7より回転
を伝える。減速機構8の一部を構成する大ギヤ8aの歯
の回転数を、磁気式ギャップセンサーで検出し、制御部
9で演算する。上記で説明した踏力及び車速の検出は他
に公知の検出手段を採用しても良い。また本実施の形態
では、クランク5の360°回転の1サイクルを、左右
ペダル6が水平となり最大踏力がかけられる角度を中心
に、上、下死点部で180°毎2分割し、便宜上一方を
右、他方を左として制御の説明をしているが、左右別個
に踏力検出部を設けても良い。
【0022】図8は、駆動力と制御の系統を示すブロッ
ク図である。左右の踏力検出部11のポテンショメータ
11aで検出した出力は、クランク5の1回転を出力の
変動を基準に2分割し、一方を右踏力、他方を左踏力と
制御部9のCPUは判別する。左右踏力の出力は制御部
9のメモリ9aに記憶されると共に踏力差検出回路9b
に入力され、双方の出力差が求められる。車速検出部1
0にて車速及びクランク回転数を検出する。踏力差検出
回路9b及び車速検出部10及びメモリ9aからの左右
ペダル踏力及び左右踏力の差と、車速及び、演算開始よ
りの累計クランク回転数と、現サイクルの1回前のペダ
リング踏力記憶値の出力は特性変換回路9cに入力さ
れ、後で説明する所定の演算をし、駆動補助率Kを決定
する。この左右踏力に対応させ且つ補正された特性変換
回路9cよりの駆動補助率Kの決定出力はPWM変換回
路9dにて、デューティ比を変化させるPWM(パルス
幅制御)信号に変換され、この通電制御信号に基づい
て、ドライブ回路9eはこのデューティ比でオン・オフ
するモータ電流を電動モータ7に供給し、所定の出力を
発生させ、減速機構8及びギヤ、チェーン等の駆動機構
を経由し、ペダル6による人力入力と合力し、後車輪を
回転させ、自転車の推進力となる。これらの制御はソフ
トプログラムに従って実行され、必要な制御信号が各回
路に送出され後述する本発明の制御動動作が行なわれ
る。
【0023】図9は、この場合における制御プログラム
をフローチャートをもって説明するものである。
【0024】プログラムが開始されると、ステップ10
0,101にて踏力及び車速を検出する。この場合、従
来の制御ではペダル踏力は左右を区別していなかった
が、一般に、ペダリング踏力は上、下死点にて下限にな
る略正弦曲線を描くので、本発明はクランクの1回転を
正弦曲線の山(最大踏力)を中心に180°で2分割
し、左右を判別し、1回転を1サイクルとして管理す
る。ステップ102では、前回の踏力と比較し、+,−
50%の範囲か判断するが、走行開始時は前回の記憶が
無いのでステップ103にて記憶し、ステップ104に
て、クランク回転数をカウントし、ステップ105に進
み設定回転数、例えば5より小さいと、ステップ106
に進む。これまで説明したのを右ペダルとすると、左ペ
ダルはまだ踏力が負荷されていないので、ステップ10
7にて、ペダル踏力と車速により、一義的に定められた
補助率が選定され、ステップ108に進み、この駆動補
助率に基づき電動モータは駆動する。続いて、左ペダル
(左クランク側)に踏力が負荷されると、ステップ10
0に戻ったフローは、右の場合と同様に各ステップを進
み、ステップ106にて、ステップ108に移り、記録
している右クランクの同様な角度の時の右踏力と比較
し、差は25%内かどうか、判断する。従って、図10
に示す、左筋力が右筋力の半分しかない様な人が使用し
た場合、つまり踏力F1=2F5の場合の踏力−出力曲
線において、右踏力時の合算出力F2に対し、従来は同
一駆動補助率が適用され、左合算出力はF1でF2=2
F1となる。しかし、本発明では、この場合ステップ1
08よりステップ109へ進み、右踏力負荷時の合算出
力の75%迄、左踏力時も補助しFa=0.25F2と
するため、F13=3F5となる駆動補助率を決定し、
電動モータ7を駆動する(ステップ108)。25%迄
としたのは、意図的に踏力を減らす場合もあり、使用者
の意図に反映し易くする為である。また、乗り始めは、
車体を加速させるため、踏力は大きく、定常走行になる
に従い、徐々に小さく、F2>F15>F4となるが、
本発明においては、クランク5の回転数が増えるに従
い、左右踏力に対しての合算出力の左右差の所定値の範
囲を小さくする(本実施の形態ではクランク回転2回転
で25%→0%)よう設定している。つまり、上述の如
く、クランク5が1回転し、また、右クランク5がステ
ップ100に戻り、ステップ100からステップ105
と進んだ時、クランク累計回転数は2であるので、ステ
ップ110へ進み、右踏力は左踏力より大きいので、右
ペダル6の入力の場合は、ペダル踏力と車速で定まる所
定の駆動補助率を選択(ステップ111)し、左ペダル
6の入力の場合は、F9=1/2F14であっても合算
出力はF15と同様となる駆動補助率を選択(ステップ
112)し、これらの駆動補助率に基づき、電動モータ
7を駆動(ステップ108)する。
【0025】制動後又は車速を変更したい場合等では、
次のペダリングサイクルの基準踏力は、今回の踏力と比
べ、設定変動値(本実施の形態では許容値は50%)は
解除され、新たな規準値をもとに駆動補助率が設定され
る。この場合、ステップ100からステップ101と進
み、ステップ102にて、現在値が、前回値+,−50
%より外れたと判断し、クランク累計回転数及び、左右
ペダル踏力記録を零として、初期に戻って、前述のステ
ップを進んで駆動補助率を決定する。
【0026】本発明では、左右踏力、出力を比較する
他、前回ペダリング時の左右踏力、出力を比較し、1サ
イクル毎に管理するため、大きな走行状態の変化は少な
く、安定した走行が出来る。
【0027】本実施の形態では、クランク設定回数2、
初期合算出力の左右差25%、リセット設定変動値50
%の数値を用いたが、他の数値でも良い。また、車体速
度、クランク回転速度等を制御因子として、合算出力の
制御に加えても良い。尚、左右踏力を比較する場合、ク
ランク5の左右同一角度時の比較をするが、角度公差設
定等、実際のプログラム作成時の詳細ステップは省略し
ている。
【0028】また本実施の形態ではペダル踏力を基準に
出力制御したが、クランク回転速度も加味した仕事量と
して入力を、合算出力も同様に仕事量で制御しても良
い。
【0029】また、車速コントロールをクイックにした
い場合等は、従来の制御方式が良いが、本体スイッチ
(図示せず)で切換は可能である。
【0030】同様に本実施の形態では、左右踏力に対し
て電動モータ7の出力を制御したが、他の実施の形態で
左右筋力差が判っている場合、予め、マイコンに左入力
に対する電動モータ7の出力と右入力に対する出力を各
々別個の変換特性でプログラムしておけば、車速コント
ロール性が良く、且つ左右出力差を小さく出来る。逆に
図11に示すように健常者においても左足を鍛えたい場
合、左踏力に対して電動モータ7の出力が小さくなる変
換特性としておけば、F1<F16に対しF2>F17
となる。この場合、定常走行でも不安定となるのでF2
0<<F18であっても合算出力はF19>F21であ
るが、その差F19−F21=Fcは所定比率以上とな
らないようプログラムしている。
【0031】また、本実施の形態では特定車速以下の場
合、人力入力に対応して電動モータ7の出力を決定した
が、砂利や泥状の登坂等、路面状況によっては踏力に大
きな差がなくとも速度変化が大きい場合があり、連続し
た右ペダリング時と左ペダリング時において、出力変化
を比較し、車速変化が所定の設定比以上となった場合、
その変化に対応した所定の変換特性にて、電動モータ7
の出力を制御すればより走行フィーリングは向上する。
【0032】なお本実施の形態は電気自転車だが、車椅
子でも良く、この場合、左右入力部及び駆動車輪は独立
している為、特に左右駆動力(合算出力)に差が出やす
いが、本発明によるとこの問題を解決出来る。また、請
求項2と請求項3を組み合わせることにより、どちらか
一方の人力入力部を操作する事で直進走行も可能とな
る。
【0033】
【発明の効果】このように本発は使用者の左右入力の
差や、ペダリング中の路面変化による影響を小さくして
安定した駆動力を得ることができる。
【0034】また発明は筋力トレーニングとして、左
右別個に、また入力に比例することなく負荷が制御可能
であり、木目細かなトレーニングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明駆動力補助装置の実施形態を採用した電
気自転車の側面図
【図2】同電気自転車のバッテリーのカバーを外した状
態を示す側面図
【図3】同電気自転車の要部拡大図
【図4】同駆動補助装置の部分分解側面図
【図5】図4における駆動補助装置のA−A断面図
【図6】同駆動補助装置のギヤ部の分解側面図
【図7】同駆動補助装置のポテンショメータ部の分解側
面図
【図8】同電気自転車の動作と制御のブロック図
【図9】同電気自転車の制御プログラムを示すフローチ
ャート
【図10】同電気自転車の制御の踏力と出力を示す図
【図11】同他の実施の形態の踏力と出力を示す図
【図12】従来の電気自転車の動作系のブロック図
【図13】同電気自転車の健常者の踏力と出力を示す図
【図14】同電気自転車の左右踏力の違う場合の踏力と
出力を示す図
【符号の説明】
4 クランク軸 5 クランク 6 左右のペダル(人力入力部) 7 電動モータ 8 減速機構 9 制御部 10 車速検出部 11 左右の踏力検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 23/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一方のペダルに加えられる踏力が、
    他方のペダルに加えられる踏力と比較して所定の範囲内
    にない場合、当該一方の踏力に対する電動モータの出力
    の補助比率を、他方の踏力に当該他方の踏力負荷時の電
    動モータの出力を合算した合算出力に基づいて演算する
    電気自転車。
  2. 【請求項2】 ランクの360°回転の1サイクル
    を、左右ペダルが水平となり最大踏力がかけられる角度
    を中心に、上、下死点部で180°毎2分割し、一方を
    右踏力、他方を左踏力とする請求項1に記載の電気自転
    車。
  3. 【請求項3】 ランクの回転数累計の増加に伴い、左
    踏力負荷時の合算出力と右踏力負荷時の合算出力との差
    を小さくしていく請求項1または2に記載の電気自転
    車。
  4. 【請求項4】 車速変化に応じて電動モータの出力が制
    御される、請求項1から3までのいずれかに記載の電気
    自転車。
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