JP3411354B2 - 表面実装機の部品位置検出装置 - Google Patents
表面実装機の部品位置検出装置Info
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Description
に半導体チップの実装に用いるチップマウンタ等に適用
して好適な、部品位置検出装置に関する。
るためのチップマウンタでは、該チップを所定位置に正
確に取付けなければならないため、その取付前に該チッ
プの位置(中心及び基準方向からの傾き)を検出する必
要がある。
位置検出装置により、4方向周囲にピンが配設されてい
るQFP(Quad Flat Package)形の半導体チップ
(部品)10の位置を検出している様子を示す要部正面
図であり、ここでは、チップ10の上方から、多数の発
光ダイオードLDが付設されたランプ(照明)12によ
り光を照射すると共に、該チップ10の下方に配され
た、CCDカメラ(撮像手段)14によりピン間を透過
した光を受光し、そのときの受光信号に基づいてチップ
10の位置を検出している。なお、図中符号15は、チ
ップ10を支持するためのガラス板である。
には、図7に要部構成を示すような反射形もある。この
装置では、図7(A)に示すように、バキュームノズル
(吸着ノズル)16で背面を保持したチップ10の下方
に、同図(B)の平面図で示すような中心に孔があるラ
ンプ12を配し、該ランプ12の孔の下の方からカメラ
14でチップ10からの反射光を捕らえるようにしたも
のである。なお、図7(A)に示したランプ12は、同
図(B)のA−A断面に相当する。
検出原理は基本的に同一であるので、透過形の検出装置
についてチップ10の位置検出方法を説明する。
ップ10をとらえた場合の視野18と、該チップ10と
の関係を示したものであり、図中A線の位置を透過した
光の受光信号を、図9に概念的に示した。この図9にお
いて、上段には、図8の破線円Bの部分を拡大して示
し、下段にはカメラ14の受光レベルの最大値(MA
X)及び最小値(MIN)と、実際に検出された波形状
の受光信号とを示し、又、受光レベルの最大値を示す線
には太線でピンPに対応する幅とピン間隔とを示してあ
る。
を検知する際、図中破線で示す一定の閾値Thを設定
し、該閾値Th以上の受光信号の強度からピンの位置を
検出している。
来の部品位置検出装置では、光源(ランプ)による照度
を一定とし、且つ閾値Th を一定に設定していたので、
以下の問題があった。
関係示したように、図8の場合のチップ10とほぼピン
幅、ピン間隔が同じで小型のチップ10の場合は、図1
1に示すように受光信号の最小値が上がってしまい、信
号の最大値と最小値のレベル差が小さくなる。これは、
チップ10が小さいために照射光が、カメラ14に入射
する光量が全体的に増大していることが原因と考えられ
る。
図8に示した大きなチップ10に合せて前記図9のよう
に受光信号の振幅の中間値付近に設定しておくと、同一
条件の下で小型のチップ10を検出すると、図11のよ
うに受光信号のレベル差のマージンが小さくなり、しか
も閾値Th が受光信号の振幅の下方に位置することにな
るため、検出精度が低下することになる。
で、ピン幅、ピン間隔が小さい場合には、図12に示す
ように、受光信号レベルが全体的に下がるため、閾値T
h が振幅の上方に位置することになる。これは図13に
示した、ピンピッチ(ピン幅+ピン間隔)に相当する受
光信号の空間周波数と、カメラ14に実際に入力された
信号の入力レベルとの関係から分かるように、ピンピッ
チ0.65mm(幅0.32mm、間隔0.33mm)とピン
ピッチ0.50mm(幅0.20mm、間隔0.30mm)に
相当する周波数域で比較すると、周波数が高いピンピッ
チ0.50mmの方が入力レベルが低くなり、透過光量が
減少することに起因していると考えられる。
検出する場合には、従来のように照度と閾値Th とを一
定値に固定して検出する場合には、閾値Th が受光信号
の振幅に対して適切な範囲から外れる場合が生じるた
め、寸法形状やピン幅、ピン間隔が異なるチップの場合
には正確にその位置検出ができない場合が生じるという
問題がある。
の大小による受光レベルの変化は小さいものの、図14
にピン幅、ピン間隔が大きい場合、図15にこの両者共
小さい場合の受光信号を示すように、ピン幅、ピン間隔
の大小によって受光レベルが変化するため、同様の問題
がある。
くなされたもので、半導体チップ等の多数のピンが配設
されたチップが、その寸法形状や、ピン幅及びピン間隔
が異なっている場合でも、該チップの位置を正確に検出
することができる部品位置検出装置を提供することを課
題とする。
部品位置検出装置において、吸着ノズルにより、多数の
ピンが配設された部品を吸着して、該部品を基板の所定
位置に装着する表面実装機において、上記吸着ノズルに
吸着された部品を撮像する撮像手段と、撮像時に上記部
品に対して光を照射する照明と、上記撮像手段により撮
像した画像から部品の位置を検出する画像処理手段と、
上記照明の光量を、部品の寸法形状、ピン幅及びピン間
隔を含む部品の種類に応じて、変化させる照度調整手段
とを備えていると共に、部品の寸法形状、ピン幅及びピ
ン間隔により特定される部品の種類別に、上記照明の適
切な照度に関する情報を格納する格納手段を備え、上記
照度調整手段は吸着ノズルに吸着された部品の種類に応
じて上記格納手段から読み出した照度に関する情報に基
づいて上記照明の照度を制御することにより、前記課題
を解決したものである。 本発明は、又、光源から多数の
ピンが配設された部品に光を照射したときの、該部品の
ピン部分における透過光を撮像手段で受光し、その受光
信号に基づいて部品の位置を検出する表面実装機の部品
位置検出装置において、部品の寸法形状が基準よりも小
さい場合には、照射光の照度を下げる照度調整手段を設
けたことにより、同様に前記課題を解決したものであ
る。
された部品に光を照射したときの、該部品のピン部分に
おける透過光又は反射光を撮像手段で受光し、その受光
信号に基づいて部品の位置を検出する表面実装機の部品
位置検出装置において、透過光を受光する場合のピン間
隔又は反射光を受光する場合のピン幅が基準よりも小さ
い場合には、照射光の照度を上げる照度調整手段を設け
たことにより、同様に前記課題を解決したものである。
が基準より小さい場合には、照射光の照度を下げる照度
調整手段を設けたので、多数のピンが配設された部品に
光を照射し、そのときの透過光を受光手段で受光し、そ
の受光信号に基づいて部品の位置を検出する際に、チッ
プの寸法形状等が基準以下であるために検出誤差が生じ
る受光信号を、検出に適したレベルに調整することが可
能となるため、該チップの位置検出精度を向上すること
が可能となる。
場合のピン間隔又は反射光を受光する場合のピン幅が基
準よりも小さい場合には、照射光の照度を上げる照度調
整手段を設けたので、透過光を検出する場合はピン間隔
が、又、反射光を検出する場合はピン幅が、基準以下で
あるために検出誤差が生じる検出信号を、適切な受光レ
ベルにすることができるため同様に高精度の位置検出が
可能となる。
の基準やピン幅又はピン間隔の基準は、予め種々のチッ
プ毎に検出し、得られた実測データに基づいて決定して
おく。
に説明する。
出装置が適用されたチップマウンタ(表面実装機)の概
略構成を示すブロック図である。
透過形と同一であり、該検出装置は、CCDカメラ(撮
像手段)14に接続された制御装置(画像処理手段)2
0と、該制御装置20にデータの送受信が可能に接続さ
れたホストコンピュータ(格納手段)22と、制御装置
20から入力される情報に基づいてランプ(照明)12
による照度を調整するための照度切換装置(照度調整手
段)24とを備えている。上記ホストコンピュータ22
には、所定の閾値と、その閾値について基準のチップサ
イズ、ピン幅、ピン間隔と、基準以下のチップ(部品)
に対して設定する照度(照度情報値)等の情報が格納さ
れている。
PU(中央演算処理装置)により、カメラ14から入力
される受光信号に基づいてチップ10の位置を演算する
と共に、検出された位置情報を元にチップ10を所定位
置に搬送し、実装する動作や、ホストコンピュータ22
から入力されるチップ10の種類に応じた情報に基づい
て、ランプ12による照射光の照度が適切に設定される
ように、照度切換装置24に対する切換信号を出力する
動作等を制御できるようになっている。
ている回路構成と、ランプ12に取付けられているn 個
の発光ダイオードLD1〜LDn の関係を示した回路図
である。
び4Rの3種類の抵抗がそれぞれリレーにより並列に接
続可能になっており、リレー開閉用の電磁コイルRY
1、RY2、RY3を制御装置20からの入力信号に基
づいて起動させ、上記抵抗を所望の組合せにすることに
より、発光ダイオードLD1〜LDn に印加される電圧
を調整し、所望の照度に切換えられるようになってい
る。
検出する場合、ホストコンピュータ22から入力される
チップの寸法形状やピン幅及びピン間隔等の部品の種類
を特定する情報に基づいて、該チップ10に適した照度
に調整できるので、その位置(中心及び傾き等)を正確
に検出することができる。
ほぼ中間値に合せて閾値Th が設定されている場合を基
準として説明すると、前記図10に示した小型のチップ
の場合は、ランプ12による照度を下げることにより、
図3に示すように、図11に示した受光レベルに比較し
て、低レベル値を一層下げることができるので、信号振
幅の下限を閾値Th より十分低いレベルに合わせること
ができるため、検出精度を上げることが可能となる。
さい同じ大きさのチップの場合は、逆に図9の場合より
照度を上げることにより、受光レベルを図4に示すよう
に全体に上げることができるため、同様に検出精度を向
上できる。
導体チップ10の寸法形状、ピン幅及びピン間隔に応じ
て適切に照度を切換えることができるので、チップ10
の位置検出を正確に行うことが可能となり、該チップ1
0の実装精度を向上することが可能となる。
明する。
ンタに対して、透過形検出装置に代えて、前記図7に示
した反射形検出装置を適用した以外は前記第1実施例と
実質的に同一である。
に示した値に設定してあるとすると、照度を適切に上げ
てやることにより、図5に示すように、前記図15に示
した受光信号の高レベル値を上げることはできるので、
前記第1実施例の場合と同様に検出精度を向上できる。
が、本発明は、前記実施例に示したものに限られるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。
た回路構成からなるものに限られるものでなく、発光ダ
イオードに印加する電圧を調整できるものであれば制限
されず、又、発光体は発光ダイオードに限定されない。
である場合を示したが、2方向にピンが配設された、い
わゆるSOP(Small Outline Package)形チップ
であっても、又、多数のピンが配設されているものであ
れば任意の部品であってもよい。
種類毎に予め決められている照度に設定する場合を示し
たが、これに限られず、固定されている閾値が受光信号
の振幅のほぼ中間値に一致するように照度が自動的に制
御されるようにしてもよい。
半導体チップ等の多数のピンが配設された部品が、その
寸法形状、ピン幅及びピン間隔が異なっている場合で
も、該部品の位置を正確に検出することが可能となる。
適用されたチップマウンタの概略構成を示すブロック図
す回路図
て検出した受光信号を示す線図
チップを照度を上げて検出したの受光信号を示す線図
度を上げて検出した受光信号を示す線図
正面図
図及びランプの平面図
した受光信号を示す線図
図
した受光信号を示す線図
で検出した受光信号を示す線図
ルの関係を示す線図
形装置で検出した受光信号を示す線図
形装置で検出した受光信号を示す線図
Claims (3)
- 【請求項1】吸着ノズルにより、多数のピンが配設され
た部品を吸着して、該部品を基板の所定位置に装着する
表面実装機において、上記吸着ノズルに吸着された部品
を撮像する撮像手段と、撮像時に上記部品に対して光を
照射する照明と、上記撮像手段により撮像した画像から
部品の位置を検出する画像処理手段と、上記照明の光量
を、部品の寸法形状、ピン幅及びピン間隔を含む部品の
種類に応じて、変化させる照度調整手段とを備えている
と共に、部品の寸法形状、ピン幅及びピン間隔により特
定される部品の種類別に、上記照明の適切な照度に関す
る情報を格納する格納手段を備え、上記照度調整手段は
吸着ノズルに吸着された部品の種類に応じて上記格納手
段から読み出した照度に関する情報に基づいて上記照明
の照度を制御するようになっていることを特徴とする表
面実装機の部品位置検出装置。 - 【請求項2】光源から多数のピンが配設された部品に光
を照射したときの、該部品のピン部分における透過光を
撮像手段で受光し、その受光信号に基づいて部品の位置
を検出する表面実装機の部品位置検出装置において、 部品の寸法形状が基準よりも小さい場合には、照射光の
照度を下げる照度調整手段を設けたことを特徴とする表
面実装機の部品位置検出装置。 - 【請求項3】光源から多数のピンが配設された部品に光
を照射したときの、該部品のピン部分における透過光又
は反射光を撮像手段で受光し、その受光信号に基づいて
部品の位置を検出する表面実装機の部品位置検出装置に
おいて、 透過光を受光する場合のピン間隔又は反射光を受光する
場合のピン幅が基準よりも小さい場合には、照射光の照
度を上げる照度調整手段を設けたことを特徴とする表面
実装機の部品位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32076893A JP3411354B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 表面実装機の部品位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32076893A JP3411354B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 表面実装機の部品位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174518A JPH07174518A (ja) | 1995-07-14 |
JP3411354B2 true JP3411354B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18125045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32076893A Expired - Lifetime JP3411354B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 表面実装機の部品位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411354B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4551651B2 (ja) * | 2003-12-02 | 2010-09-29 | Juki株式会社 | 部品認識方法及び装置 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32076893A patent/JP3411354B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07174518A (ja) | 1995-07-14 |
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