JP3411002B2 - 昇降キャビネット - Google Patents

昇降キャビネット

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JP3411002B2 JP36829199A JP36829199A JP3411002B2 JP 3411002 B2 JP3411002 B2 JP 3411002B2 JP 36829199 A JP36829199 A JP 36829199A JP 36829199 A JP36829199 A JP 36829199A JP 3411002 B2 JP3411002 B2 JP 3411002B2
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伊智郎 矢島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降キャビネット
に係り、更に詳しくは、収納部の下方に位置する障害物
との干渉を回避できる昇降キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、キッチンカウンターの上方に
配置される昇降キャビネットが知られている。この昇降
キャビネットは、キッチンルームの壁面上部等に固定配
置される本体部と、この本体部内に収容可能に設けられ
るとともに、食器等を収納可能な収納領域が内部に形成
された収納ケースとを備えて構成されており、電動或い
は手動によって、前記収納ケースが、前記本体部内に収
容される上限位置と当該本体部の下方に位置する下限位
置との間で昇降するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記昇
降キャビネットにあっては、前記収納ケースが下降する
際に、その下方に位置する障害物と干渉する虞がある。
これを詳述すると、一般的に、昇降キャビネットは、前
記収納ケースの下限位置の高さを収納物の出し入れを行
い易い高さに設定しており、前記収納ケースが下限位置
にあるときには、その底面と前記キッチンカウンター上
面との離間高さが、約300mm程度しかない場合が多
い。このため、キッチンカウンターの作業スペースの上
方に前記昇降キャビネットを配置した場合、電気ポット
や炊飯ジャー等、ある程度背の高い物を前記作業スペー
ス上に設置すると、前記収納ケースが下降したときに、
それらが干渉することとなる。また、カウンター上に置
いてある電気ポット等からは蒸気が発生するため、その
蒸気にふれるような位置に収納ケースが位置すると、中
の収納物が濡れてしまうといった不都合もある。従っ
て、このような場合、前記昇降キャビネットでは、キッ
チンカウンターの作業スペース上に電気ポット等を置く
ことができず不便である。一方、シンクの上方に前記昇
降キャビネットを配置した場合、前記収納ケースが下降
したときに、シンクの奥行側に位置する水栓と干渉する
ことになる。また、近時においては、自動食器洗浄機が
設けられたキッチンカウンターが知られており、その自
動食器洗浄機は、キッチンカウンターの上面に埋設され
た蓋部材が一端側を支点として起立する方向に回動する
ことにより開蓋できるようになっている。このため、当
該蓋部材の上方に前記昇降キャビネットを配置した場合
にも、前述と同様に、下降してきた収納ケースに干渉す
る虞がある。以上のように、前記昇降キャビネットで
は、その下方に背の高い物を設置することができず、或
いは、その設置位置に制約を受け、任意の場所に設置で
きないという不都合がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、収納部が下降する
際に、当該収納部とその下方に位置する障害物との干渉
を回避することができる昇降キャビネットを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、固定配置される本体部と、この本体部内
に収容可能に設けられ、当該本体部内に収容される上限
位置と本体部の下方に位置する下限位置とに移動可能な
収納部とを備えた昇降キャビネットにおいて、前記収納
は、複数の棚形成部材によって構成され、これら棚形
成部材の底部間に段差を生じさせることで、収納部の下
方に位置する障害物との干渉を避けるための退避領域が
形成され 前記棚形成部材の少なくとも一つは、着脱自
在に掛け渡されて底部の高さ位置を調整可能に設けられ
、という構成を採っている。このような構成によれ
ば、収納部が下降した場合であっても、その下方に位置
する障害物との干渉を回避することができ、設置位置の
制約を殆ど受けることなく、昇降キャビネットを任意の
位置に設置することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、前記収納部は、
二つの棚形成部材によって構成され、一の棚形成部材を
着脱して高さ位置を調整することで、一の棚形成部材の
下部領域に前記退避領域が形成される、という構成を採
ることが好ましい
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】図1には、本発明に係る昇降キャビネット
の概略斜視図が示され、図2には、図1から扉を取り外
した状態の概略正面図が示されている。これらの図にお
いて、昇降キャビネット10は、図示しない天井若しく
は壁面上部に固定配置される本体部11と、この本体部
11内に収容可能に設けられ、複数の収納領域を有する
収納部12と、この収納部12の左右両端側にそれぞれ
固定される一対の吊持ベルト13(図2参照)と、これ
ら一対の吊持ベルト13の巻き取り及び繰り出しを行う
駆動装置14(図2参照)とを備えて構成されている。
この昇降キャビネット10は、収納部12の下部に設け
られた操作スイッチ16を操作することによって、吊持
ベルト13の巻き取り或いは繰り出しが行われ、収納部
12が、本体部11内に収容される上限位置と本体部1
1の下方に位置する下限位置との間で昇降するようにな
っている。なお、図1及び図2は、収納部12が下限位
置にある状態を示している。
【0009】前記本体部11は、天板18と、この天板
18の左右両端に垂下された一対の側板19と、天板1
8及び側板19の後端に配置された背面板20と、前端
側に配置される扉21とを備えた底部開放型に形成され
ている。扉21は、本実施例では、金属製の外枠23の
内側に透光性を有する樹脂プレート24が嵌め込まれる
ことによって形成される。この扉21は、その上端がヒ
ンジ連結されており、当該上端を支点として、自由端側
となる下端側を前後方向に回動できるようになってい
る。従って、扉21の下部に設けられた把手25を把持
して前後方向に回動操作することで、本体部11内に配
置された収納部12へのアクセスが可能となっている。
なお、扉21の下端側には、照明装置26が配置されて
おり、下降状態にある収納部12の収納領域及び当該収
納部12の下部領域を照射できるようになっている。
【0010】前記収納部12は、内側天板43と、この
内側天板43の下方に配置される棚形成部材45とから
なっている。内側天板43は、その上面左右両側に、前
記各吊持ベルト13の一端側がそれぞれ固定されてお
り、これによって、内側天板43が本体部11に吊持さ
れる。ここで、内側天板43の下面右端側には、下方に
垂下する側面視略U字状の引掛バー44が設けられてい
る。
【0011】前記棚形成部材45は、正面視左側に位置
する収納ケース47と、同右側に位置する収納網篭48
とからなっている。ここにおいて、収納網篭48は、洗
浄した後の食器等の濡れ物を収容可能になっている一
方、収納ケース47は、それ以外の物を収容可能になっ
ている。
【0012】前記収納ケース47は、その底部をなす底
板50と、この底板50のコーナー部分四箇所にそれぞ
れ立設されるとともに、上端側が内側天板43に固定さ
れる棒状部材51と、左側面側及び背面側に位置する棒
状部材51間にそれぞれ配置される透光性の樹脂プレー
ト52,53と、前記内側天板43の下面に固定される
網棚55とを備えて構成されている。
【0013】前記棒状部材51は、中空の角柱状に設け
られており、その内部に前記底板50から前記駆動装置
14に伸びる配線コード(図示省略)が通過するように
なっている。また、図3及び図4に示されるように、収
納ケース47の右側前後位置に立設された棒状部材5
1,51には、相互に対向する方向に突出する係合突部
77,78が上下二箇所にそれぞれ設けられている。
【0014】前記収納網篭48は、図1及び図3等に示
されるように、その底部をなす下段網棚79と、その上
方に位置する上段網棚80と、これら下段網棚79の左
側前後両端側に立設されて上段網棚80を支持する鉛直
棒材82と、各網棚79,80の右側に配置される枠体
83と、この枠体83の内側に嵌め込まれる透光性の樹
脂側板85と、各網棚79,80の背面側に配置される
透光性の樹脂背面板86とを備えて構成されている。前
記上段網棚80の左端側には、前記係合突部77,78
の何れか一方と選択的に係合可能なフック88が設けら
れている。一方、収納網篭48の右端側に位置する樹脂
側板85には、前記内側天板43から垂下する引掛バー
44に係合可能な平面視略U字状の係合部材90,91
が上下二箇所に設けられている。ここで、下側に位置す
る係合部材91は、収納ケース47に設けられた上側の
係合突部77とフック88とが係合したときに、引掛バ
ー44の水平部44A(図4参照)に係合可能な高さ位
置に設けられている。また、各係合部材90,91の離
間幅は、各係合突部77,78の離間幅と略同一に設定
されている。これによって、下側の係合突部78にフッ
ク88が係合すると、上側に位置する係合部材90が引
掛バー44に係合することとなる。
【0015】このような構成により、収納網篭48は、
収納ケース47と引掛バー44との間に着脱自在に掛け
渡されるようになっており、収納ケース47に伴って昇
降することとなる。ここで、収納網篭48の装着は、フ
ック88を収納ケース47側の係合突部77,78の何
れか一方に引っ掛けながら、係合部材90,91を引掛
バー44に係合させることによって行う。その一方、収
納網篭48の取り外しは、その逆の動作によって行う。
また、フック88の係合位置を変えるによって、各網棚
79,80の高さ位置を調整することもできる。以上に
おいて、引掛バー44、係合突部77,78、フック8
8、係合部材90,91とにより、収納網篭48の高さ
位置を調整可能な高さ調整部が構成される。
【0016】また、収納網篭48は、フック88を下側
の係合突部78に係合したときにおいても、下段網棚7
9と収納ケース47の底板50との間に段差が生じるよ
うな高さに設定されており、当該段差によって、収納部
12の右側下部領域には、その下方に位置する図示しな
い障害物との干渉を防止する退避領域Rが形成されるこ
とになる。なお、フック88を上側の係合突部77に係
合したときには、前記段差が一層大きくなり、より高い
退避領域Rとなる。
【0017】従って、このような実施例によれば、収納
部12の下部領域に退避領域Rが形成されているため、
収納部12が下降したときに、その下方に障害物があっ
ても、当該障害物を退避領域Rに退避させることがで
き、収納部12と障害物との干渉を防止できるという効
果を得る。
【0018】なお、前記実施例においては、収納網篭4
8のみを高さ調整可能としたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、収納ケース47を高さ調整可能にし
てもよい。要するに、棚形成部材45の底部の高さ位置
を相互に変えることによって、退避領域Rを形成できる
限りにおいて、種々の構造を採用可能である。
【0019】
【0020】更に、収納部12として、収納ケース47
及び収納網篭48の二分割構造としたが、更に複数分割
となる構成にし、複数の退避領域Rを形成してもよい。
【0021】また、本発明にあっては、乾燥機能を有す
る昇降キャビネットに適用することはもとより、手動で
昇降可能な昇降キャビネットにも適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定配置される本体部内の上限位置と本体部の下方に位
置する下限位置との間で移動可能な収納部に、当該収納
部の下方に位置する障害物との干渉を避けるための退避
領域を形成したから、収納部が下降した場合であって
も、その下方に位置する障害物との干渉を回避すること
ができ、昇降キャビネットを任意の位置に設置すること
ができる。
【0023】
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る昇降キャビネットの概略斜視
図。
【図2】 扉を省略した図1の概略正面図。
【図3】 図2の部分拡大図
【図4】 収納網篭を省略した昇降キャビネットの概略
右側面図
【符号の説明】
10・・・昇降キャビネット、11・・・本体部、12
・・・収納部、45・・・棚形成部材、47・・・収納
ケース、48・・・収納網篭、50・・・底板(底
部)、44・・・引掛バー(高さ調整部)、77・・・
係合突部(高さ調整部)、78・・・係合突部(高さ調
整部)、79・・・下段網篭(底部)、88・・・フッ
ク(高さ調整部)、90・・・係合部材(高さ調整
部)、91・・・係合部材(高さ調整部)、R・・・退
避領域
フロントページの続き (72)発明者 丸尾 一平 静岡県浜松市西山町1370番地 ヤマハリ ビングテック株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−253807(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 51/00 501 A47B 77/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定配置される本体部と、この本体部内
    に収容可能に設けられ、当該本体部内に収容される上限
    位置と本体部の下方に位置する下限位置とに移動可能な
    収納部とを備えた昇降キャビネットにおいて、 前記収納部は、複数の棚形成部材によって構成され、こ
    れら棚形成部材の底部間に段差を生じさせることで、
    納部の下方に位置する障害物との干渉を避けるための退
    避領域が形成され 前記棚形成部材の少なくとも一つは、着脱自在に掛け渡
    されて底部の高さ位置を調整可能に設けられている こと
    を特徴とする昇降キャビネット。
  2. 【請求項2】 前記収納部は、二つの棚形成部材によっ
    て構成され、一の棚形成部材を着脱して高さ位置を調整
    することで、一の棚形成部材の下部領域に前記退避領域
    が形成されることを特徴とする請求項1記載の昇降キャ
    ビネット。
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