JP3410947B2 - 無段変速機の転動体およびその製造方法 - Google Patents
無段変速機の転動体およびその製造方法Info
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Description
や回転動力源等において、トロイダル式(転がり式)や
ベルト式(溝幅可変プーリー式)などの無段変速機とし
て使用可能な無段変速機に関し、とくに、トロイダル式
無段変速機やベルト式無段変速機を構成する転動体およ
び同転動体の製造方法に関するものである。
幅可変プーリーとを組み合わせたベルトドライブ方式
と、転動体を用いたトラクションドライブ方式とがあ
る。このうち、前者は、伝達動力の小さい場合について
既に用いられている。
一つであり、高馬力に対応できる機構を有し、例えば、
図4に示すように、潤滑油を介して接触する金属製転動
体を用いた構造を有するものであって、このトロイダル
式無段変速機1は、入力軸2に接続したローディングカ
ム3および連結軸4を介して一体で回転する入力ディス
ク5,5を備えていると共に、歯車6,7を介して出力
軸8を回転させる出力ディスク9,9をそなえ、入力デ
ィスク5,5と出力ディスク9,9との間にパワーロー
ラー10,10,10,10を設け、各パワーローラー
10はボールベアリング11を介して各々支持体12に
より支持された構造を有するものである。
は、入力ディスク5と出力ディスク9との間で挟まれた
パワーローラー10の傾きを変化させ、入出力ディスク
5,9の相対回転速度を変えて変速しつつ、入力軸2か
ら出力軸8へと動力を伝達する仕組みになっている(特
開平1−229158号公報など)。
動力を伝達するため、トロイダル式式無段変速機1の転
動体(入出力ディスク5,9,パワーローラー10)
は、高面圧下(例えば、3〜4GPa程度)での転動疲
労寿命に優れる高い表面硬度と深い硬化層深さ(例え
ば、ECD=2〜3mm程度)を得ることができるよう
な材料と製造方法が要求される。
速機の一例を示すものであって、このベルト式無段変速
機21は、原動側の溝幅可変プーリー22と従動側の溝
幅可変プーリー23との間にベルト24をかけわたした
構造を有するものであって、図5(A)に示すロー状態
では原動側の溝幅可変プーリー22が大きい溝幅WLに
なっていると共に従動側の溝幅可変プーリー23が小さ
い溝幅WSになっているものとなり、図5(B)に示す
オーバードライブ状態では原動側の溝幅可変プーリー2
2が小さい溝幅WSになっていると共に従動側の溝幅可
変プーリー23が大きい溝幅WLになっていて、これら
の間で変速比を無段で変えることができる仕組みになっ
ており、この場合の転動体(溝幅可変プーリー22,2
3)においても転動疲労寿命に優れているものであるこ
とが要求される。
うな従来の無段変速機の転動体にあっては、高面圧下で
の転動疲労寿命をもたせるため、従来の浸炭用鋼を用
い、長時間(例えば、40〜50時間程度)にわたる浸
炭焼入れ焼もどし処理を行っている(例えば、特開平7
−71555号公報など)。そのため、熱処理歪が増大
したり、安定した残留オーステナイト量を確保するため
の品質管理が難しかったり、処理コストが増大したりす
るなどといった問題点があった。
耗性を向上させるために、合金成分を多量に含有させる
試みもなされているが、素材の硬さが増大することか
ら、鍛造性が悪化したり、旋削・ドリル・歯切り等の切
削加工に使用する切削工具の寿命が低下したりすること
があるという問題点もあった。
目してなされたものであって、転動疲労特性に優れた長
寿命の無段変速機の転動体を提供することを目的として
なされたものであり、摩擦熱による軟化を防止するため
の合金設計を行うことによって、転動疲労特性に優れた
無段変速機の転動体を提供することを目的としている。
機の転動体は、請求項1に記載しているように、重量%
で、C:0.1〜0.3%、Si:1.0%以下、M
n:1.0%以下、Cr:1.5〜5.0%、Al:
0.01〜0.05%、N:0.004〜0.025%
を含み、残部Feおよび不純物よりなる鋼を素材とし、
表面から深さ0.3mmまでの炭素濃度が0.9〜1.
5%、析出炭化物の最大径が0.5μm以下、平均径が
0.2〜0.4μm、析出炭化物の面積率が2〜20
%、残留オーステナイト量が25%以下、常温での硬さ
がHv800〜850であることを特徴としている。
体の実施態様においては、請求項2に記載しているよう
に、Mo:1.0%以下を含み、かつSi,Mn,Cr
およびMo量が8.5>2.2・Si(%)+2.5・
Mn(%)+Cr(%)+5.7・Mo(%)の関係を
満たすものとすることができ、また、請求項3に記載し
ているように、Si:0.3〜1.0%、Cr:2.0
〜4.0%であるものとすることができ、さらに、請求
項4に記載しているように、Ni:3.0%以下を含む
ものとすることができ、さらにまた、請求項5に記載し
ているように、V:0.05〜1.50%,Nb:0.
05〜1.50%,Ta:0.05〜1.50%,T
i:0.05〜1.50%のうちの1種または2種以上
を含むものとすることができる。
方法は、請求項6に記載しているように、請求項1ない
し5のいずれかに記載の鋼を素材として転動体形状に成
形し、浸炭処理後、拡散処理することなく焼入れ・焼も
どし処理を施すようにしたことを特徴としている。
び同転動体の製造方法は、上述した構成を有するもので
あるが、以下に上記転動体の成分組成(重量%)の限定
理由について説明する。
元素であり、このような作用を得るために0.1%以上
含有させることが必要である。しかし、過剰に加えると
被削性を低下させて転動体への成形性を悪化させるなど
の弊害をもたらすこととなるので0.3%以下とするこ
とが必要である。
に、素材マトリックス中に固溶してパーライト変態を抑
制することにより焼もどし軟化抵抗を向上させる作用を
有する元素であり、必要に応じては0.3%以上とする
のが良い。しかし、1.0%を超えて添加しても得られ
る作用・効果が飽和し、さらには冷間鍛造性や被削性の
低下ならびにAc3変態点温度の上昇による浸炭性の低
下を招くので1.0%以下とする。
であると共に、鋼の熱間加工性を向上し、また、焼入れ
性を良好なものとする作用を有する元素である。しかし
ながら、1.0%を超えて含有すると焼入れ性の更なる
増加によって素材の被削性を低下させるので1.0%以
下とする。
させる作用を有しているので、このような作用を得るた
めに1.5%以上、場合によっては2.0%以上とする
のが良いが、5.0%を超えて含有すると被削性を低下
させると共に経済性も損われるため5.0%以下、場合
によっては4.0%以下とする。
5% Alは鋼中のNと結合して結晶粒を微細化することによ
り転動体の靭性を向上させるのに有用な元素であるので
0.01%以上とするのが良いが、多すぎると靭性を低
下させることとなるので0.05以下とする。
り転動体の靭性を向上させるのに有用な元素であるので
0.004%以上とするのが良いが、多すぎる添加は鋼
溶製上の不安定をもたらすと共に転動体への成形性を低
下させることとなるので0.025%以下とする。
施す場合には、雰囲気ガスによりそれらの合金元素が酸
化されることによって、最表層のオーステナイト粒界に
不完全焼入れ層が生成することがある。そこで、不完全
焼入れ層の増加を防ぐとともに、浸炭層の靭性を向上さ
せる元素であるMoを添加することが場合によっては望
ましい。
また、多量に添加した場合には被削性を低下させること
になるのでMo単独での含有量は1.0%以下とするの
がよい。
n(%)+Cr(%)+5.7・Mo(%) Moは上述した理由で必要に応じて添加させることもで
きるが、さらに、他の合金元素とのバランスにより、
8.5>2.2・Si(%)+2.5・Mn(%)+C
r(%)+5.7・Mo(%)の関係を満たさない場合
には、焼ならしあるいは焼なまし後にベイナイト組織と
なり、被削性が大きく低下することとなりかねないた
め、上記の関係を満たすものとすることがより望まし
い。
もどし軟化抵抗性をより一層高めるのに有用な元素であ
るが、Niは高価な元素であり、また、多量に添加した
場合には被削性を低下させることになるので、含有させ
るとしても3.0%以下とするのが良い。
%,Nb(ニオブ):0.05〜1.50%,Ta(タ
ンタル):0.05〜1.50%,Ti(チタン):
0.05〜1.50%のうちの1種または2種以上 V,Nb,Ta,Tiは鋼の結晶組織の改善および熱処
理特性の改善をもたらすことによって転動体の強靭性を
向上させる作用を有しているが、多すぎると靭性を低下
させることとなるので、Vについては0.05〜1.5
0%、Nbについても0.05〜1.50%,Taにつ
いても0.05〜1.50%,Tiについても0.05
〜1.50%の範囲でこれらの1種または2種以上を適
宜添加することができる。
述した化学成分組成を有するものであり、上述した化学
成分組成を有する鋼を素材として転動体形状に成形し、
浸炭処理後、拡散処理することなく焼入れ・焼もどし処
理を施すことにより表面の少なくとも所要部位(転動面
やベアリング受面など)に表面硬化層を形成することに
より製造される。
による無段変速機の転動体は、表面から深さ0.3mm
までの炭素濃度が0.9〜1.5%であり、析出炭化物
の最大径が0.5μm以下、平均径が0.2〜0.4μ
m、析出炭化物の面積率が2〜20%、残留オーステナ
イト量が25%以下、常温での硬さがHv800〜85
0であるものとしているが、このようにした限定理由に
ついて次に説明する。
0.9〜1.5% 表面のC量は表面硬さおよび焼もどし軟化抵抗の確保に
対して大きな影響を及ぼし、0.9%未満では析出炭化
物の面積率を2%以上とすることが困難となって十分な
表面硬さ(Hv800以上)を得がたくなるため、ピッ
ティング寿命,耐摩耗性が低下するので0.9%以上と
するのが良い。また、1.5%を超えると炭化物の最大
径を0.5μm以下とすることが困難となって表面への
網状セメンタイトの析出が顕著となり、表層部の靭性お
よび被削性や研削性が低下するので1.5%以下とする
のが良い。
施す場合には上記のC量に加えて0.2%以上(0.4
%以下)のNを分散させるようにすることによって、焼
もどし軟化抵抗をさらに向上させるようになすことも可
能であり、より一層優れた面圧強度を有する転動体とす
ることが可能である。
均径:0.2〜0.4μm 析出炭化物の最大径が0.5μmを超えると低荷重域で
酸化物系非金属介在物が疲労の起点となるのと同じ作用
をもつこととなるので0.5μm以下とすることが必要
である。
りも小さいとピッティング寿命,耐摩耗性が低下するこ
ととなるので0.2μm以上とするのがよく、析出炭化
物の平均径が0.4μmよりも大きいと転動疲労強度が
低下することとなるので0.4μm以下とするのがよ
い。
による硬度低下がHv200以上になり、耐久性が低下
するので、析出炭化物の面積率は2%以上とするのが良
い。しかし、最大径が0.5μm以下、平均径が0.4
μm以下の炭化物を20%超過生成させようとした場合
には、最大径が5μm、平均径が4μmを超えてしまう
こととなるので製造技術的に困難である。また、析出炭
化物の面積率を20%超過とするには、かなりの熱処理
時間を必要とし、使用ガス量が多くなってしまうので生
産効率上好ましくないものとなる。
3〜3.5GPa前後の高面圧が作用した場合に加工誘
起変態でマルテンサイト化する以前の初期に陥没が発生
し、動力伝達が不可能になるので、残留オーステナイト
量は25%以下とするのが良い。
耗性が低下するためHv800以上とするのがよいが、
硬さが大であると表層部の靭性および研削性が低下する
ためHv850以下とするのがよい。
とすることによって、摩擦熱による軟化を防止するため
の合金設計とすることで、転動疲労特性に優れた長寿命
の転動体とすることが可能となる。
求項1に記載しているように、重量%で、C:0.1〜
0.3%、Si:1.0%以下、Mn:1.0%以下、
Cr:1.5〜5.0%、Al:0.01〜0.05
%、N:0.004〜0.025%を含み、残部Feお
よび不純物よりなる鋼を素材とし、表面から深さ0.3
mmまでの炭素濃度が0.9〜1.5%、析出炭化物の
最大径が0.5μm以下、平均径が0.2〜0.4μ
m、析出炭化物の面積率が2〜20%、残留オーステナ
イト量が25%以下、常温での硬さがHv800〜85
0であるものとしたから、転動疲労特性に優れた長寿命
の無段変速機の転動体を提供することが可能であるとい
う著大なる効果がもたらされる。
Mo:1.0%以下を含み、かつSi,Mn,Cr,M
o量が 8.5>2.2・Si(%)+2.5・Mn(%)+C
r(%)+5.7・Mo(%) の関係を満たすものとすることによって、Moの添加に
よる不完全焼入れ層の増加防止と浸炭層の靭性向上作用
を得ることが可能であると共に、Si,Mn,Cr,M
oの含有量を適切なものとすることによって、焼ならし
あるいは焼なまし後にベイナイト組織となって加工性が
低下するのを防止することが可能であるという著大なる
効果がもたらされる。
i:0.3〜1.0%、Cr:2.0〜4.0%である
ようになすことによって、Si,Crの添加作用を十分
なものにすることが可能であると共に、Cr添加による
被削性の低下をより確実に防止することが可能であると
いう著大なる効果がもたらされる。
Ni:3.0%以下を含むものとすることによって、鋼
の強靭性および焼もどし軟化抵抗性をより一層高めるこ
とが可能であるという著大なる効果がもたらされる。
に、V:0.05〜1.50%,Nb:0.05〜1.
50%,Ta:0.05〜1.50%,Ti:0.05
〜1.50%のうちの1種または2種以上を含むものと
することによって、鋼の結晶組織の改善および熱処理特
性の改善をはかることにより転動体の強靭性をさらに向
上させることが可能であるという著大なる効果がもたら
される。
法は、請求項6に記載しているように、請求項1ないし
5のいずれかに記載の鋼を素材として転動体形状に成形
し、浸炭処理後、拡散処理することなく焼入れ・焼もど
し処理を施すようにしたことから、表面の少なくとも所
要部位(転動面やベアリング受面等)に上記のような表
面硬化層を形成することができ、転動疲労特性に優れた
長寿命の無段変速機の転動体を製造することが可能であ
るという著大なる効果がもたらされる。
鋼A,Bを素材として図4に示したトロイダル式無段変
速機1の転動体(入力ディスク5,出力ディスク9,パ
ワーローラー10)の形状に成形したのち、熱処理炉内
に装入し、900℃で予熱したあと、図1に示すパター
ンに従って、1050℃においてカーボンポテンシャル
が1.2である浸炭雰囲気に4時間保持することにより
浸炭処理を施した。
れ温度である820℃まで昇温し、120℃の油中に急
冷して焼入れを行い、さらに、170℃で2時間保持す
る焼もどしを行った。
さ(Hv550以上が得られる深さ),表面から深さ
0.3mmまでの炭素濃度,析出炭化物の最大径,平均
径,析出炭化物の面積率,残留オーステナイト量,常温
での硬さを測定したところ、表2に示す結果であった。
A,Bと同一の条件で製作したスラスト転動疲労試験片
および小野式回転曲げ疲労試験片(平滑)を用いてスラ
スト転動疲労寿命および小野式回転曲げ疲労強度を測定
したところ、各々図2および図3に示す結果であった。
示すとおりである。
動体Aは転動体Bに比べて転動回数がかなり増加してお
り、転動疲労寿命を大幅に延長できることが確かめられ
た。
に、転動体Aは転動体Bに比べて回転曲げ疲労強度をか
なり高め得ることが確かめられた。
速機21の転動体(溝幅可変プーリー22,23)の製
造に際し、図1に示した熱処理パターンにおいて浸炭時
間を2.5hrとし、焼入れ時のCP=1.1%として
実施したところ、この場合にも回転曲げ疲労強度の高い
転動体(22,23)とすることができた。
・焼もどしの熱処理パターンを示す説明図である。
線図である。
ある。
説明図である。
はロー状態を示す斜面説明図、図5(B)はオーバード
ライブ状態を示す斜面説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.1〜0.3%、S
i:1.0%以下、Mn:1.0%以下、Cr:1.5
〜5.0%、Al:0.01〜0.05%、N:0.0
04〜0.025%を含み、残部Feおよび不純物より
なる鋼を素材とし、表面から深さ0.3mmまでの炭素
濃度が0.9〜1.5%、析出炭化物の最大径が0.5
μm以下、平均径が0.2〜0.4μm、析出炭化物の
面積率が2〜20%、残留オーステナイト量が25%以
下、常温での硬さがHv800〜850であることを特
徴とする無段変速機の転動体。 - 【請求項2】 Mo:1.0%以下を含み、かつSi,
Mn,Cr,Mo量が8.5>2.2・Si(%)+
2.5・Mn(%)+Cr(%)+5.7・Mo(%)
の関係を満たす請求項1に記載の無段変速機の転動体。 - 【請求項3】 Si:0.3〜1.0%、Cr:2.0
〜4.0%である請求項1または2に記載の無段変速機
の転動体。 - 【請求項4】 Ni:3.0%以下を含む請求項1ない
し3のいずれかに記載の無段変速機の転動体。 - 【請求項5】 V:0.05〜1.50%,Nb:0.
05〜1.50%,Ta:0.05〜1.50%,T
i:0.05〜1.50%のうちの1種または2種以上
を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の無段変速機
の転動体。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の無
段変速機の転動体を製造するに際し、請求項1ないし5
のいずれかに記載の鋼を素材として転動体形状に成形
し、浸炭処理後、拡散処理することなく焼入れ・焼もど
し処理を施すことを特徴とする無段変速機の転動体の製
造方法。
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JP00342598A JP3410947B2 (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 無段変速機の転動体およびその製造方法 |
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