JP3410575B2 - パルスレーダー - Google Patents

パルスレーダー

Info

Publication number
JP3410575B2
JP3410575B2 JP02218295A JP2218295A JP3410575B2 JP 3410575 B2 JP3410575 B2 JP 3410575B2 JP 02218295 A JP02218295 A JP 02218295A JP 2218295 A JP2218295 A JP 2218295A JP 3410575 B2 JP3410575 B2 JP 3410575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
timing signal
frequency
reference time
time point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02218295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08194062A (ja
Inventor
繁 流郷
義直 石川
Original Assignee
株式会社光電製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社光電製作所 filed Critical 株式会社光電製作所
Priority to JP02218295A priority Critical patent/JP3410575B2/ja
Publication of JPH08194062A publication Critical patent/JPH08194062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410575B2 publication Critical patent/JP3410575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接岸速度計などに利用
されるパルスレーダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】接岸速度計などの光学レーダー装置に利
用されているパルス・レーザレーダーでは、本出願人の
先願に係わる特願平 2ー90265 号に開示されているよう
に、時間軸を見かけ上拡大するという特殊な処理により
距離の検出精度と分解能の向上が図られている。このレ
ーザレーダーでは、パルス状のレーザ光が一定周期τo
の送信周期で反復的に送信され続けると共に、接岸中の
船舶などの標的で生じた反射レーザ光が上記送信周期τ
o よりも僅かに大きな一定周期τの受信周期で次々にサ
ンプルホールドされてゆく。
【0003】上記送信周期と受信周期との微小な差(τ
−τo)をδτとすれば、時間軸上のτoの区間内に反
復して出現する反射レーザ光が時間上で毎回δτずつ遅
延されたタイミングでサンプルホールドされてゆく。す
なわち、検出対象の区間τoが毎回δτの幅で多数回に
わたって掃引されていく。すなわち、1回の距離測定に
必要な反射パルス光のサンプルホールドはτo/δτ回
にわたって反復されることになる。また、反射レーダー
光中の時間幅δτの部分が送信周期τoに拡大されるた
め、時間軸が見かけ上τo/δτ倍に拡大される。さら
に、光の伝播速度と送信周期τoとから検出可能な最大
距離すなわち、τoの時間内にレーザ光が往復可能な距
離が決定される。例えば、送信周期τoは5μs に固定
されており、この場合、検出可能な最大距離は750 mと
なる。そして、1回の距離測定に必要な時間はτo×τ
o/δτとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記先願のレーザレー
ダーでは、レーザパルスの送信周期τoが、検出最大距
離に無関係に固定されているため、近距離の物体につい
ても遠距離の物体と同じ検出時間が必要になるという無
駄がある。この無駄を解消するために、距離に応じてパ
ルスレーザ光の送信周期τoを短縮するという対策が考
えられる。しかしながら、ピーク値100 ワットもの大出
力のパルス状のレーザ光を、近距離の検出のために5μ
s 以下の周期で発生させることは、現状では技術的に極
めて困難である。
【0005】また、技術的に可能であるとしても、ピー
ク値が100 ワットもの大出力のレーザパルスを5μs 以
下の周期で発生させることは、作業者の目の焼損事故を
回避するという安全面からも大きな問題がある。従っ
て、本発明の一つの目的は、一定の送信周期τo のもと
で、近距離ほど検出所要時間の短縮が可能なストローブ
パルス発生回路及びこれを用いたレーザレーダーを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のパルスレーダー
は、帰還ループを介してほぼ一定の差周波数の関係に保
たれる主従の発振器と、各発振器の出力を分周した送受
信タイミング信号のそれぞれに同期してパルスを送信し
かつサンプルホールドする送受信手段と、外部から受け
た選択指令に従い、従発振信号を主信号の場合と同一の
分周比率で分周して得た受信タイミング信号を出力する
か又はこの受信タイミング信号の整数倍の周波数の信号
に同期して前記送信タイミング信号を保持することによ
って得た疑似受信タイミング信号を出力すると共に、送
信タイミング信号及び受信タイミング信号が一致する時
点を基準時点として検出し通知するか又は隣接基準時点
間の期間の整数分の1の期間の終端を疑似基準時点とし
て検出し通知する受信制御回路と、この受信制御回路か
ら出力される前記受信タイミング信号又は疑似受信タイ
ミング信号に同期して受信した反射パルス信号を保持す
る受信回路と、この通知された基準時点又は疑似基準時
点の一つからその直後の基準時点又は疑似基準時点の一
つまでの期間にわたって受信回路が保持した反射パルス
信号の出現の時点を検出することを反復することにより
この反射パルス信号を発生させた物体までの距離を算定
する距離算定手段とを備えている。
【0007】
【作用】本発明のパルスレーダーでは、送信タイミング
信号の周期である時間軸上の区間τoが、送信のたびご
とに、送受信の周期の微小なずれ量δτで掃引されてい
く。この掃引対象の区間τoは、電気回路の性能や作業
者の安全面などから、検出可能な最大距離を確保するた
めに必要な時間よりも長くなる。そこで、電気回路の性
能や作業者の安全面を考慮してパルスの送信周期τoは
不変に保たれる一方で、原理的にはτoの最大区間にわ
たって可能な掃引が最大区間の整数分の1の小区間で打
切られる。この掃引の途中打切りが行われた小区間の後
の区間は、反射パルスが出現しないか、出現しても検出
の対象にならない遠距離の区間に対応するため、この途
中打切りはなんらの検出機能を低下させることがない。
以下、本発明を実施例と共に更に詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明のパルス・レーダーの一実施
例に係わるパルス・レーザレーダーの構成を示すブロッ
ク図であり、11は主発振器、12は従発振器、13は
ミキサー、14はN分周器、15はM分周器、16は位
相比較器、17は低域通過濾波器、18はN分周器、1
9は基準時点検出回路、21は増幅器、22は発光回路
である。更に、31は受光回路、32は増幅器、33は
サンプルホールド回路、34は量子化回路、35はメモ
リ、36はメモリ制御回路、40はCPU、50は受信
制御回路である。受信制御回路50は、N/n分周器5
1乃至56、セレクタ57,58,59、Dフリップフ
ロップ60,61、立上り検出回路62から構成されて
いる。
【0009】主発振器11は水晶発振器などで構成され
ており、高安定度の周波数Foの主発振信号を発生す
る。従発振器12は電圧制御発振器(VCO)で構成さ
れており、主発振器11の発振周波数よりも僅かに低い
周波数Fの従発振信号を発生する。ミキサー13は、上
記主発振信号と従発振信号とを混合することにより、差
周波δF=(Fo−F)のビート信号を発生する。この
ビート信号は、位相ロックループ(PLL)を構成する
位相比較器16の一方の入力端子に供給される。位相比
較器16の他方の入力端子には、主発振器11から出力
された主発振信号がN分周器14とM分周器15とを通
過することにより、Fo/MNの周波数に分周されて供
給される。
【0010】位相比較器16は、各入力端子に供給され
る信号の位相を比較し位相誤差信号を出力する。この位
相誤差信号は、低域通過濾波器17を経て制御電圧とな
って従発振器12を構成する電圧制御発振器の制御電圧
入力端子に供給され、従発振信号の周波数を変化させ
る。この周波数制御のための帰還ループでは、ミキサー
13から出力される差周波δFが予め定められた一定値
(所定値)に等しくなるように設定されている。
【0011】N分周器14で分周され周波数がFo/N
=foとなった信号は、送信タイミング信号TXとして
増幅器21を経て発光回路22に供給される。発光回路
22は、レーザダイオードを主体に構成され、送信タイ
ミング信号TXに同期して鋭いパルス状のレーザ光を発
生する。このパルス光は、送信レンズによる収束を受け
ながら接岸中の船舶などの標的に向けて発射される。標
的による反射を受けた反射パルス光は、受光レンズによ
る収束を受けながら受光回路31に入射する。受信回路
31はアバランシェ・フォトダイオード (APD) を主
体に構成されており、受光パルスの波形に対応した波形
の電気パルス信号を発生する。この電気パルス信号は、
増幅器32による増幅を受けてサンプルホールド回路3
3に供給される。
【0012】このサンプルホールド回路33には、従発
振器12から出力された従発振信号がN分周器18でN
分周されて周波数がF/N=fとなった受信タイミング
信号RX又はフリップフロップ60から出力される疑似
受信タイミング信号rxがセレクタ58を通して供給さ
れる。サンプルホールド回路33は、増幅器32から出
力される電気パルス信号を、受信タイミング信号RX又
は疑似受信タイミング信号rxに同期してサンプルホー
ルドする。このサンプルホールドされた電気パルス信号
はA/D変換器34でディジタル信号に変換され、書込
みデータとしてメモリ35に供給される。
【0013】メモリ制御回路36は、受信制御回路50
内のセレクタ59から出力される基準時点検出通知RE
又は疑似基準時点検出通知reを受けるたびに、メモリ
35に供給するアドレス信号を、このメモリ内に互いに
離散して設定された複数の書込領域の先頭アドレスの一
つに設定する。メモリ制御回路36は、図示しないクロ
ック信号供給回路から受けたクロック信号に同期して、
A/D変換器34から出力中のディジタルデータの書込
みを指令する書込みイネーブル信号をメモリ35に出力
すると共に書込みアドレスを歩進してゆく。
【0014】まず、図1のパルス・レーザレーダーの受
信制御回路50内のセレクタ58と59のそれぞれが受
信タイミング信号RXと基準時点検出通知REを選択中
であるものとし、この場合の動作説明を図2の波形図を
参照しながら説明する。図2の(A)に示すように、一
定周期τo=1/ foで出現する送信タイミング信号T
Xに同期してレーザパルスが放射される。図2の(B)
に示すように、上記放射の時点から時間τdだけ遅延し
て反射レーザパルスが受信される。図2の(C)に示す
ように、上記受信された反射パルスは、τoよりもわず
かに長い一定周期τ=1/ fで出現する受信タイミング
信号RXに同期してサンプルホールドされる。
【0015】τ−τo=δτとおけば、図2の(C)に
示すように、レーザパルスを放射してからサンプルホー
ルドが行われるまでの時間が0,δτ、2δτ,3δτ
・・・・という具合に、δτずつ順次ずれてゆく。すな
わち、時間軸上の区間τoが送信のたびごとにδτの幅
で掃引されてゆく。受信パルス信号の幅をW(sec) とす
れば、この受信パルス信号について非ゼロのサンプル値
を得る回数はW/δτ回となる。そして、各非ゼロのサ
ンプル値はサンプルホールドの周期にわたってホールド
されることによりτ(sec) に伸長される。この結果、受
信パルス信号の幅は、τ×W/δτ=(τ/δτ)Wと
なり、図2(D)の波形に例示するように、τ/δτ≒
τo/δτ倍だけ伸長されることになる。
【0016】主発振信号の周波数をFを150 MHz 、従発
振信号との差周波数δFを2KHz とおけば、一つの完全
な受信信号波形を得るまでに行われるサンプルホールド
の回数は、τo/δτ=f/(fo−f) =f/(fo−f)
= Nf/ (Nfo− Nf)= F/δF=75,000回となる。
また、測定可能な最大距離を750 mとおけば、τo=5
μs であるから、一つの完全な受信信号波形を得るまで
の計測所要時間は、5μs/回×75,000回=0.375(sec)と
なる。
【0017】次に、図1の受信制御回路50について説
明する。この受信制御回路50は、複数の分周器、セレ
クタ、Dフリップフロップ、立上り検出回路などの論理
回路から構成されている。この受信制御回路50は、一
つの完全な受信信号波形を得るまでの所要時間の短縮を
可能とするための回路であり、送信タイミング信号TX
と、受信タイミング信号RX又はその整数倍の周波数の
信号nRXなどに基づき疑似受信タイミング信号rxと
疑似基準時点検出通知reを生成し、上述した受信部の
サンプルホールド回路33とメモリ制御回路36に供給
するように構成されている。
【0018】6個の分周回路51乃至56のそれぞれ
は、従発振器12から出力される副発振信号FをN/n
分周する(n=2,3,4,5,6,10)ことによ
り、受信タイミング信号RXのn倍の周波数(nf)の
高調波信号nRXを発生する。なお、これらの高調波信
号nRXは、送信タイミング信号TXをn逓倍する周波
数逓倍器に通すことによって発生させてもよい。セレク
タ57は、図示しないキーボードなどを通してユーザー
が入力するコマンドに従って、分周器51〜56のそれ
ぞれから出力される受信タイミング信号の高調波信号n
RXのうちの一つを選択し、これを後段のDフリップフ
ロップ60のクロック信号入力端子CKに供給する。
【0019】Dフリップフロップ60の信号入力端子D
には、送信タイミング信号TXが供給されている。この
送信タイミング信号TXは、クロック信号入力端子CK
に供給される受信タイミング信号の高調波信号nRXに
同期してDフリップフロップ60に保持され、そのQ出
力端子から疑似受信タイミング信号rxとしてセレクタ
58の一方の入力端子と、後段のDフリップフロップ6
1のクロック信号入力端子CKに供給される。Dフリッ
プフロップ61の信号入力端子Dには、立上り検出回路
60を通過した送信タイミング信号TXの立上り検出信
号αが供給されている。この立上り検出信号αは、クロ
ック信号入力端子CKに供給される疑似受信タイミング
信号rxに同期してDフリップフロップ61に保持さ
れ、そのQ出力端子から疑似基準時点検出通知reとし
て出力される。
【0020】セレクタ57が分周器51〜56のいずれ
の出力も選択していない期間内は、セレクタ58は分周
器18から出力される受信タイミング信号RXを選択し
て受信部に供給すると共に、セレクタ59はフリップフ
ロップ19から出力される基準時点検出通知REを選択
してメモリ制御回路36に供給する。図3は、上記期間
内の受信制御回路50の動作を説明するための波形図で
ある。この波形図では、周期τoの送信タイミング信号
TXと、周期τの受信タイミング信号RXとが11τo
の周期で同相になる場合、すなわちτo/δτ=11の
場合が例示されている。メモリ制御回路36は基準時点
検出通知REのハイへの立上り時点を検出し、ディジタ
ル信号の格納アドレスを初期位置に設定する。なお、前
述のように、実際には、τo/δτは数万の桁である。
【0021】セレクタ57が分周器51乃至56のうち
の一つの出力を選択中の期間は、セレクタ58ではフリ
ップフロップ60から出力される疑似受信タイミング信
号rxが選択され、これが受信部のサンプルホールド回
路33とメモリ制御回路36とに供給される。また、セ
レクタ59ではフリップフロップ61から出力される疑
似基準時点検出通知reが選択され、これが受信部のメ
モリ選択回路36に供給される。
【0022】図4は、セレクタ57によって分周器51
の出力2RXが選択されている期間内の受信制御回路5
0の動作を説明するための波形図である。この波形図で
は、周期τoの送信タイミング信号TXと、周期τの受
信タイミング信号RXとが12τoの周期で同相になる
場合、すなわちτo/δτ=12の場合が例示されてい
る。この場合、Dフリップフロップ60から出力される
疑似受信タイミング信号rxは、12τoの全周期の前
半部分では受信タイミング信号RXと完全に同相の関係
にあり、後半部分では受信タイミング信号RXと完全に
逆相の関係にある。また、Dフリップフロップ61から
出力される疑似基準時点検出通知reは6τoの周期、
すなわち、τo/δτ半分の周期を有しており、これが
セレクタ59を経て受信部のメモリ制御回路36に供給
される。
【0023】図5は、セレクタ57によって分周器52
の出力3RXが選択されている期間内の受信制御回路5
0の動作を説明するための波形図である。この波形図で
は、周期τoの送信タイミング信号TXと、周期τの受
信タイミング信号RXとが15τoの周期で同相になる
場合、すなわち、τo/δτ=15の場合が例示されて
いる。この場合、Dフリップフロップ60から出力され
る疑似受信タイミング信号rxの位相は、15τoの全
周期の最初の1/3の5τoにわたる期間内は受信タイ
ミング信号RXと完全に同相の関係にあり、次の1/3
の5τoにわたる期間内は受信タイミング信号RXより
も120 o 進んだ関係にあり、最後の1/3の5τoにわ
たる期間内は受信タイミング信号RXよりも240 o 進ん
だ関係にある。Dフリップフロップ61から出力される
疑似タイミング信号reは、5τoの周期、すなわちτ
o/δτの1/3の周期でハイに立上がる。
【0024】上述のように、分周器51乃至56から出
力される周波数nfの信号nRXの一つを選択すること
により、疑似基準時点の間隔、すなわち1回の計測所要
時間を従来の固定期間τo/δτのn分の1に変更する
ことができる。すなわち、上記nの値を変更した場合の
測定可能な最大距離とRmax と基準時点の間隔、すなわ
ち計測所要時間Tとの関係は以下のようになる。
【0025】 上記最大検出距離のレンジ切替えは、キーボードや表示
パネルなどからレンジ指定信号を入力させ、図1のセレ
クタ57,58及び59の選択状態を変更することによ
って行われる。
【0026】従って、受信制御回路を追加し、検出可能
な最大距離に応じて最適のnを設定することにより、検
出対象の物体が近ずくにつれて短い計測所要時間Tのも
とにその物体までの距離や、検出距離に基づく接近速度
の検出を行うことができる。特に、接岸速度計などの接
近検出装置では、接近中の船舶などの物体が近距離にな
るほど桟橋側の迅速な対応が必要になるため、検出所要
時間が短縮できることは大きな利点になる。
【0027】以上、基準時点検出回路として複数の分周
器、セレクタ、立上り検出回路などを利用する構成を例
示した。しかしながら、送信タイミング信号と受信タイ
ミング信号の一致を検出する適宜な回路を設置し、この
一致した時点から送信タイミング信号のカウントを開始
しこのカウント値が所定値に達したことをもって疑似基
準時点を検出する構成など、他の適宜な構成を採用でき
る。
【0028】また、レーザレーダーの場合を例示した。
しかしながら、電波を送信しその反射波を受信する電波
式のレーダーや超音波レーダーなど他の波動を利用する
パルスレーダーに本発明を適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のパ
ルスレーダーは、受信制御回路を導入することにより、
パルスの送信周期τoを不変に保ちながらその区間内の
掃引をその整数分の1の区間で打切ってしまい直ちに次
の掃引を開始する構成であるから、検出対象の物体が近
付くにつれてより短時間でその物体までの距離を検出で
きるので迅速な対応が可能になり、レーダーとしての機
能が大幅に向上するという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパルス・レーザレーダーの
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のパルス・レーザレーダーの動作を説明す
るための波形図である。
【図3】図1の受信制御回路の動作を説明するための波
形図である。
【図4】図1の受信制御回路の動作を説明するための波
形図である。
【図5】図1の受信制御回路の動作を説明するための波
形図である。
【符号の説明】
11 主発振器 12 従発振器 13 ミキサー 14,15 分周器 16 位相比較器 22 発光回路( レーザダイオード) 31 受光回路(APD) 33 サンプルホールド回路 50 基準時点検出回路 51〜56 分周器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−228579(JP,A) 特開 平2−254397(JP,A) 特開 平3−289584(JP,A) 特開 昭64−25079(JP,A) 特開 昭64−73281(JP,A) 実開 昭61−112283(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/51 G01S 13/00 - 13/95 G01S 17/00 - 17/95

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ一定の周波数の主発振信号を出力する
    主発振器と、 前記主発振信号の周波数よりもわずかに低い周波数の従
    発振信号を出力する可変発振周波数の従発振器と、 前記主発振信号及び従発振信号の周波数の差と前記主発
    振信号の周波数の整数分の1とがほぼ一致するように前
    記従発振信号の周波数を変化させる帰還ループと、 前記主発振信号を分周して得た送信タイミング信号に同
    期してパルス信号を送信する送信手段と、 外部から受けた選択指令に従い、前記従発振信号を前記
    主信号の場合と同一の分周比率で分周して得た受信タイ
    ミング信号を出力するか、又はこの受信タイミング信号
    の整数倍の周波数の信号に同期して前記送信タイミング
    信号を保持することによって得た疑似受信タイミング信
    号を出力すると共に、前記送信タイミング信号及び受信
    タイミング信号が一致する時点を基準時点として検出し
    通知するか、又は隣接基準時点間の期間の整数分の1の
    期間の終端を疑似基準時点として検出し通知する受信制
    御回路と、 この受信制御回路から出力される前記受信タイミング信
    号又は疑似受信タイミング信号に同期して受信した反射
    パルス信号を保持する受信回路と、 前記通知された基準時点からその直後の基準時点までの
    期間又は前記通知された疑似基準時点からその直後の疑
    似基準時点までの期間にわたって前記受信回路が保持し
    た反射パルス信号の出現の時点を検出することを反復す
    ることによりこの反射パルス信号を発生させた物体まで
    の距離を算定する距離算定手段とを備えたことを特徴と
    するパルスレーダー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記基準時点検出手段は、 前記受信タイミング信号のn倍(nは自然数)の周波数
    の第1の信号を得る手段と、 この第1の信号に同期して前記送信タイミング信号を保
    持し前記疑似受信タイミング信号として出力する第1の
    保持手段と、 前記送信タイミング信号の立上り時点の検出信号を前記
    疑似受信タイミング信号に同期して保持し前記疑似基準
    時点の検出を通知する信号として出力する第2の保持手
    段とを備えたことを特徴とするパルスレーダー。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のそれぞれにおいて、 前記送信手段はパルス状のレーザ光を送信するレーザダ
    イオードを備え、前記受信手段は反射レーザ光を受信す
    る受光ダイオードを備えたことを特徴とするパルスレー
    ダー。
JP02218295A 1995-01-17 1995-01-17 パルスレーダー Expired - Lifetime JP3410575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02218295A JP3410575B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 パルスレーダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02218295A JP3410575B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 パルスレーダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08194062A JPH08194062A (ja) 1996-07-30
JP3410575B2 true JP3410575B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=12075658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02218295A Expired - Lifetime JP3410575B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 パルスレーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3410575B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6122602A (en) * 1997-05-02 2000-09-19 Endress + Hauser Gmbh + Co. Method and arrangement for electromagnetic wave distance measurement by the pulse transit time method
US6609077B1 (en) * 2000-05-31 2003-08-19 Teradyne, Inc. ATE timing measurement unit and method
WO2005076035A1 (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Anritsu Corporation レーダ装置
JP2006053076A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Nikon Vision Co Ltd 測距装置
JP4857575B2 (ja) * 2005-03-17 2012-01-18 パナソニック電工株式会社 パルスレーダ装置
JP4924434B2 (ja) * 2006-01-17 2012-04-25 富士通株式会社 レーダ装置及びその処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08194062A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7619558B2 (en) Clock pulse control device of a microwave pulse radar
KR100704216B1 (ko) 펄스 레이더 장치
US6757054B2 (en) Time measurement apparatus, distance measurement apparatus, and clock signal generating apparatus usable therein
JP2665834B2 (ja) Fmレーダ
JP2909742B2 (ja) 遅延時間測定装置
EP2495634B1 (en) A time base generator and method for providing a first clock signal and a second clock signal
JP3410575B2 (ja) パルスレーダー
CN109085543B (zh) 线性调频信号发生器
US5745442A (en) Digital time interval measurement engine for a time of flight system
EP2444818A1 (en) A pulse-echo ranging system and method
US6914556B1 (en) Method and apparatus for magnetron coherence
JP2535816Y2 (ja) レーダ装置
US4065768A (en) Radar apparatus
JP2002196087A (ja) 時間測定回路
EP0154054A2 (en) HF arrangement for coherent pulse radar
EP3479137B1 (en) Fmcw radar level gauge with enhanced timing control
JP2002267752A (ja) 時間測定装置及び距離測定装置
US20240192365A1 (en) Optical Comb Generation Device
CN110376576B (zh) 一种多基地协同无线电探测系统及探测方法
US2977589A (en) Electromagnetic detecting and tracking devices
EP1882194B1 (en) Clock pulse control device of a microwave pulse radar
EP0933647B1 (en) Pulse radar system
US20240126137A1 (en) Low Relative Phase Noise Optical Comb Generation Device
JP2005241264A (ja) レーダ装置
RU2319979C1 (ru) Способ синхронного детектирования в обнаружителях движущихся целей

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130320

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140320

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term