JP3410241B2 - 強度、靭性及び溶接性に優れた極厚h形鋼の製造方法 - Google Patents

強度、靭性及び溶接性に優れた極厚h形鋼の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建築、土木構造物など
に用いられる強度、靭性及び溶接性に優れた高強度の極
厚H形鋼の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】建築や土木などの分野で用いられる各種
構造物用鋼材には、JIS G 3101で規定された
一般構造用圧延鋼材やJIS G 3106で規定され
た溶接構造用圧延鋼材を熱間圧延して製造したH形鋼が
広く利用されている。一方、近年の構造物大型化の要請
に伴ない、大型構造物に使用されるH形鋼は、厚肉化及
び高強度化の傾向にある。 【0003】しかしながら、板厚が40mmを超える極
厚H形鋼を、素材に引張強度(TS)が490MPa以
上の高張力鋼を用いて従来通りの熱間圧延法で製造しよ
うとすると、その製品の目標強度を確保するには、素材
のC当量を高くせざるを得なかった。その結果、製品の
極厚H形鋼を溶接する時には、溶接割れが発生しやすく
なったり、溶接熱影響部(以下、HAZ部という)の靭
性が低くなる等の問題があった。 【0004】また、一般に、H形鋼の圧延工程では、造
形上の寸法精度の制約から、変形の容易なように高温で
軽圧下の圧延が指向される。特に、大きな断面を有する
極厚H形鋼は、圧延での変形抵抗が大きいため、素材を
1300℃以上の高温で加熱し、且つ変形の容易な13
00〜1000℃の高温域で圧延するのが好ましい。し
かしながら、かかる条件で極厚H形鋼を製造するので
は、高温加熱および高温圧延で粗大化した素材中の結晶
粒は、圧延で微粒化せず、良好な母材靭性が得られない
という別の問題もあった。 【0005】そこで、極厚H形鋼の靭性と溶接性を確保
する研究が以前から行われ、そのためにはTMCP(T
hermo Mechanical Controll
edProcess,水冷による加速冷却)を活用し
て、素材のC当量を低減するのが有効であると知られて
いた。例えば、特公昭56−35734号公報は、C
0.001〜0.30%、Mn 0.30〜1.50%
を含有する鋼片をオーステナイト域でH形鋼に熱間加工
し、そのフランジ温度をAr1 点〜Ms点の温度範囲に
急冷した後、空冷して微細な低温変態生成物を形成せし
めるフランジ強化H形鋼の製造方法を提案した。また、
特公昭58−10442号公報は、C0.005〜0.
2%、Si 1.0%以下、Nb,Vの1種又は2種を
0.005〜0.2%含有し、残部鉄及び不可避不純物
からなる鋼片を1000〜1300℃に加熱し、少なく
とも980℃〜Ar3 点の温度範囲で減面率30%以上
に加工してフェライトを析出させた後、急冷によってフ
ェライトとマルテンサイトの2相層状組織とする加工性
に優れた高靭性高張力鋼の製造方法を開示している。 【0006】しかしながら、これらの公報に記載の技術
は、熱間圧延後にフランジ外面側から急冷するため、フ
ランジの板厚断面で強度や靭性に差が生じたり、低温ま
で急冷するので残留応力、歪が発生する等、極厚H形鋼
の製造に適用した場合には、多くの問題が発生した。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
を鑑み、強度、靭性のばらつき及び残留応力、歪を発生
させることなく、強度、靭性及び溶接性に優れた極厚H
形鋼の製造方法を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するために、種々の実験、研究を鋭意行った結果、以
下の新しい知見を得た。 1.素材にNb,Cu,Ni等の合金元素を添加するこ
とによって、極厚H形鋼でも熱間圧延後、空冷のままで
所定の強度が確保できる。空冷で極厚H形鋼を製造すれ
ば、板厚断面での強度、靭性のばらつきおよび残留応
力、歪は発生しない。 2.素材のC当量を0.40%以下になるように合金成
分を調整することによって、製品の良好な溶接性が確保
できる。 3.Nb添加鋼では、900℃以下の低温においては圧
下率/パスにかかわらず、累積圧下率を20%以上に高
めることによって圧延冷却後の結晶粒が細粒になること
を見出した。したがって、3%/パス以下の軽圧下でも
繰り返し圧延で累積圧下率を20%以上に高めることに
より、微細フェライトが析出し、良好な靭性と強度のバ
ランスを有する極厚H形鋼が得られる。 4.900℃以下の低温でも、3%/パス以下の軽圧下
を繰り返すことによって、20%以上の累積圧下を与え
ることが可能である。 【0009】本発明は、以上の知見に基づきなされたも
ので、具体的には、C:0.05〜0.15重量%,S
i:0.10重量%以下,Mn:1.00〜1.80重
量%,Al:0.005〜0.050重量%,N:0.
0020〜0.0070重量%,Nb:0.005〜
0.040重量%を含有し、さらに、Ti:0.005
〜0.020重量%,Cu:0.05〜0.60重量
%,Ni:0.05〜0.60重量%,Cr:0.05
〜0.50重量%,Mo:0.02〜0.30重量%,
REM:0.0010〜0.0200重量%,B:0.
0002〜0.0030重量%,Ca:0.0010〜
0.0100重量%,V:0.005〜0.080重量
%の1種又は2種以上を含有し、且つ、下記式で規定す
るC当量が0.40%以下で残部Feおよび不可避的不
純物からなる鋼片を、1200〜1350℃に加熱し、
フランジ板厚40mm以上のH形鋼に熱間圧延し、90
0℃以下の温度で3%/パス以下の軽圧下を加え、累積
圧下率で20%以上の熱間加工を与えた後、室温まで空
冷することを特徴とする強度、靭性及び溶接性に優れた
極厚H形鋼の製造方法である。 【0010】C当量(%)=C(%)+Si(%)/2
4+Mn(%)/6+Cr(%)/5+Mo(%)/4
+Ni(%)/40+V(%)/14・・・・(1)式 【0011】 【作用】本発明では、C:0.05〜0.15重量%,
Si:0.10重量%以下,Mn:1.00〜1.80
重量%,Al:0.005〜0.050重量%,N:
0.0020〜0.0070重量%,Nb:0.005
〜0.040重量%を含有し、さらに、Ti:0.00
5〜0.020重量%,Cu:0.05〜0.60重量
%,Ni:0.05〜0.60重量%,Cr:0.05
〜0.50重量%,Mo:0.02〜0.30重量%,
REM:0.0010〜0.0200重量%,B:0.
0002〜0.0030重量%,Ca:0.0010〜
0.0100重量%,V:0.005〜0.080重量
%の1種又は2種以上を含有し、且つ、(1)式で規定
するC当量が0.40%以下で残部Feおよび不可避的
不純物からなる鋼片を、1200〜1350℃に加熱
し、フランジ板厚40mm以上のH形鋼に熱間圧延し、
900℃以下の温度で3%/パス以下の軽圧下を加え、
累積圧下率で20%以上の熱間加工を与えた後、室温ま
で空冷するようにしたので、強度、靭性のばらつき及び
残留応力、歪を発生させることなく、強度、靭性及び溶
接性に優れた極厚H形鋼が容易に製造できるようにな
る。 【0012】以下に、本発明に係る製造方法における構
成要素の限定理由を説明する。まず、素材鋼片の化学組
成に関してであるが、Cは、母材(主にフランジ)及び
溶接部の強度を確保するために、0.05重量%以上必
要である。しかし、0.15重量%を超えると、母材靭
性および溶接性を劣化するので、0.05〜0.15重
量%の範囲に限定した。 【0013】Siは、上記強度の向上に有効な元素であ
るが、その量が多くなると製品の溶接性及びHAZ部靭
性が悪くなると共に、1200℃以上の圧延加熱におい
て素材の酸化が顕著となり、圧延後の極厚H形鋼の表面
性状が悪くなるので、0.10重量%を上限とした。M
nも、上記強度を確保する上で不可欠な元素であり、そ
の下限は1.00重量%とした。しかし、その量が1.
80重量%を超えると製品の溶接性やHAZ部靭性の劣
化が大きくなるので、その上限を1.80重量%とし
た。 【0014】Alは、素材の脱酸の為に通常0.005
重量%以上必要であるが、0.050重量%を超えて必
要以上に添加しても脱酸効果はさほど向上しないので、
上限を0.050重量%とした。Nbは、製品強度の確
保に有効な元素であると共に、900℃以下の未再結晶
域での圧延において、圧延後の結晶粒を微細化させる。
これらの効果を発揮させるには、Nbは、0.005重
量%以上必要であるが、0.040重量%を超えて添加
してもその効果が飽和すると共に、製品の溶接性が徐々
に劣化するので、0.040重量%を上限とした。 【0015】Cu,Ni,Cr,Moは、いずれも焼入
性の向上に有効な元素であり、熱間圧延後の空冷で製品
強度を高める。該強度向上のためには、それぞれ0.0
5重量%,0.05重量%,0.05重量%,0.02
重量%以上が必要である。また、Cu,Niは、製品の
溶接性をほとんど劣化させないが、Cuは、熱間加工性
を劣化させる。該Cuの熱間加工性劣化を抑制するには
ほぼ等量のNi添加を必要とするが、Niは、0.60
重量%超えて添加すると、製造コストが高価となりすぎ
るため、Cu,Niの上限は0.60重量%とした。一
方、Cr,Moは、それぞれ0.50重量%,0.30
重量%を超えると、製品の溶接性や低温靭性を損なうな
どの弊害をもたらすので、それら数値を上限とした。 【0016】Vは、所謂析出強化型元素であり、空冷後
の母材強度を向上させる。0.005重量%以下ではそ
の効果がなく、0.080重量%を超えると製品のHA
Z部靭性を劣化させるので、0.005〜0.080重
量%の範囲に制限した。Caは、母材中に生成したMn
Sの形態を制御し、特に製品の板厚方向の延性、靭性を
向上させる。しかし、0.0010重量%以下では実用
上効果がなく、0.010重量%を超えるとCaOある
いはCaSが多く生成しかえって母材の清浄性、靭性を
劣化させるので、Caの添加範囲は、0.0010〜
0.010重量%とした。 【0017】Tiは、熱間圧延したままでの極厚H形鋼
で良好な靭性を得るために有効な元素である。すなわ
ち、母材中にTiNを形成して、1200〜1350℃
加熱時のγ(オーステナイト)結晶粒の粗大化を抑制す
るとともに、γ→α(フェライト)変態時のフェライト
結晶粒の成長を抑制し、フェライト結晶粒を微粒化し、
母材靭性を向上させる。また、同様の理由でHAZ部靭
性も向上させる。そのためには、Tiは、0.005重
量%以上の添加が必要であるが、0.020重量%を超
えて添加すると、かえって母材およびHAZ部の靭性を
劣化させる。 【0018】Nは、母材中にTiNを形成し、上記フェ
ライト結晶粒の微細化効果を得るためには、0.002
0重量%以上が必要であるが、0.0070重量%を超
えると母材およびHAZ部の靭性を劣化するので、0.
0020〜0.0070重量%の範囲に限定した。な
お、TiNに対して過剰のTiおよびNは靭性を劣化す
るので、Ti/Nの比を2〜4に制御するのが望まし
い。 【0019】REMは、高温においても安定でTiNと
同様に、結晶粒の微細化に効果がある。この効果を十分
発揮させるには、0.0010重量%以上の添加が必要
であるが、0.0200重量%を超えると、母材の清浄
性および靭性が劣化する。C当量((1)式)が0.4
0%を超えると、熱間圧延後の空冷ではベイナイト主体
の組織となる。その結果、フェライト析出による細粒化
が図れず、母材の靭性が低下すると共に、HAZ部に島
状マルテンサイトが生成しやすくなって該靭性が劣化す
るので、0.40%以下に限定した。 【0020】Bは、圧延冷却中に母材中にBNとして析
出し、フェライト変態の核として結晶粒の細粒化に有効
に作用する。特に、REM,TiNとの共存でフェライ
ト粒を細かくするが、その効果は0.0002重量%以
上で得られる。しかし、0.0030重量%を超える
と、母材の靭性がかえって低下するので、0.0002
〜0.0030重量%の範囲に限定した。 【0021】次に、上記素材を圧延する条件の限定理由
を述べる。熱間圧延のための加熱温度は、通常の極厚で
ないH形鋼の圧延に適用する1200〜1350℃であ
ればよい。そして、該熱間圧延では、900℃以下の未
再結晶域で3%/パス以下の軽圧下を加え、且つ20%
以上の累積圧下率を与えるのは、Nb添加による結晶粒
の微細化を促進するためである。 【0022】また、大断面の極厚H形鋼では、圧延での
変形抵抗が大きいため、900℃以下の低温圧延を行う
ことは事実上不可能である。しかし、3%/パス以下の
軽圧下であれば900℃以下の低温圧延も可能であり、
軽圧下を繰り返すことによって900℃以下の低温圧延
でも累積圧下率を大きくとることができる。さらに、9
00℃以下の未結晶域圧延では、圧下率/パスの大きさ
にかかわらず、軽圧下でもその累積圧下率が20%以上
になるように圧延を繰り返せば、細粒且つ良好な靭性が
得られることを見出した。従って、本発明では、圧延荷
重が小さくなる3%/パス以下の軽圧下に限定し、低温
圧延を可能にしたのである。 【0023】加えて、本発明では、強度及び靭性のばら
つき、残留応力、歪を発生させないことを目的としてい
たので、熱間加工後は空冷を採用することにしている。
なお、未再結晶域で累積圧下率20%以上をとることに
よって高靭性を得る本発明の効果は、冷却速度が空冷よ
り速くても得られるが、材質のばらつき、歪発生などを
防止する観点から空冷を採用することにした。 【0024】 【実施例】表1及び表2に化学組成を示す鋼片を125
0〜1350℃に加熱後、表3及び表4に示す種々の圧
延条件および冷却条件でフランジ板厚70〜80mmの
極厚H形鋼を製造した。表3及び表4中の累積圧下率
は、900℃以下の累積圧下率である。また、900℃
以下での1パスあたりの圧下率は1〜3%であり、その
平均値で表示してある。そして、各極厚H形鋼のUフラ
ンジ幅の1/4部位置で表面下8mm部分及び1/2t
(tは板厚)部分より、日本工業規格に規定する4号引
張試験片及び4号衝撃試験片を採取し、各試験片の機械
的性質(降伏強度(YS),引張強度(TS),降伏比
(YR)及び衝撃靭性値(vE0 ))を調査した。その
調査結果は、表3及び表4に同時に示してある。 【0025】 【表1】 【0026】 【表2】【0027】 【表3】 【0028】 【表4】【0029】なお、表1及び表2の英文字A〜Fは、本
発明に係る製造方法の実施例に対応する鋼片で、G,H
は、比較例のための鋼片である。但し、表3及び表4に
示すように、英文字と数字の組合せ表示のうち、A4,
B3,C2,D2,G1は、累積圧下率が不十分で、A
5は、冷却が水冷で、本発明条件から外れているので、
比較例としてある。 【0030】表3及び表4に示すように、すべての本発
明例で、表層と中心との強度、靭性の差が小さく、TS
で530MPa以上の高強度と、vEoで80J以上の
高靭性とが得られている。しかし、比較例のGは、C量
およびC当量が高いため、1/4t部の衝撃靭性(vE
0 )で30J程度と低く、比較例のHは、Mn量が低
く、Nbを含まないため、1/4t部の強度はTSで4
52MPaと低い。また、比較例A4,B3,C2,D
2,G1は、いずれも900℃以下での累積圧下率が小
さいため、衝撃靭性が低く、さらに比較例のA5は、圧
延後に水冷を実施したため、高強度が得られるものの、
表層と1/4t部との強度の差が著しい。 【0031】 【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る製造方
法を採用すれば、建築、土木構造物用鋼材として強度、
靭性及び溶接性に優れた極厚H形鋼の製造が可能になっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22C 38/00 C22C 38/00 301B 38/54 38/54 38/58 38/58 (56)参考文献 特開 昭53−43663(JP,A) 特開 平6−228634(JP,A) 特開 平5−345915(JP,A) 特開 平6−57327(JP,A) 特開 平5−263182(JP,A) 特開 平5−132716(JP,A) 特公 昭46−17420(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/08 B21B 3/00 C21D 8/00 C21D 9/00 C22C 38/00 C22C 38/54 C22C 38/58

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 C:0.05〜0.15重量%,Si:
    0.10重量%以下,Mn:1.00〜1.80重量
    %,Al:0.005〜0.050重量%,N:0.0
    020〜0.0070重量%,Nb:0.005〜0.
    040重量%を含有し、 さらに、Ti:0.005〜0.020重量%,Cu:
    0.05〜0.60重量%,Ni:0.05〜0.60
    重量%,Cr:0.05〜0.50重量%,Mo:0.
    02〜0.30重量%,REM:0.0010〜0.0
    200重量%,B:0.0002〜0.0030重量
    %,Ca:0.0010〜0.0100重量%,V:
    0.005〜0.080重量%の1種又は2種以上を含
    有し、 且つ、下記式で規定するC当量が0.40%以下で残部
    Feおよび不可避的不純物からなる鋼片を、1200〜
    1350℃に加熱し、フランジ板厚40mm以上のH形
    鋼に熱間圧延し、900℃以下の温度で3%/パス以下
    の軽圧下を加え、累積圧下率で20%以上の熱間加工を
    与えた後、室温まで空冷することを特徴とする強度、靭
    性及び溶接性に優れた極厚H形鋼の製造方法。 C当量(%)=C(%)+Si(%)/24+Mn
    (%)/6+Cr(%)/5+Mo(%)/4+Ni
    (%)/40+V(%)/14・・・・(1)式
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