JP3409158B2 - ボート繋留用プロテクタ - Google Patents

ボート繋留用プロテクタ

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JP3409158B2
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重幸 目崎
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高橋金物株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特に、海上に常時
繋留されるボート(船外機付き・船内外機付き)の船底
に藻やフジツボ等の海洋生物が付着するのを防止するた
めのボート繋留用プロテクタ関するものである。 【0002】 【従来の技術】海上に繋留してある各種のボートには、
船底に藻やフジツボ等の海洋生物が時間の経過と共に付
着し、生育して航行を阻害するようになる。従って、定
期的に船底の付着物を除去するか、あるいは、付着しな
いように船底塗料を塗布していた。また、実公昭40−
31811号公報、実公昭50−17197号公報、実
開昭53−82099号公報などにおいて、浮ドック式
のカバーの中に繋留する方法が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の定期的に船底の
付着物を除去する手段は、手数がかかるし、船底を損傷
するおそれがある。船底塗料を塗布するのも手数がかか
るし、毒性のある塗料を用いたことになるので、塗布す
る作業者にも、また、環境上においても好ましくないな
どの問題点がある。一方、浮ドック式のカバーの中に繋
留する方法は、上記のような問題点は解消されるが、潮
の干満についての対応が困難で、ボートの出し入れ、あ
るいは、乗降に不便を生じることがある。さらに、浮ド
ック式のカバーの製造コストも高価になるなどの問題点
があった。 【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、船底塗料を塗布することなく、
従って、環境汚染を生じることなく、藻やフジツボ等の
海洋生物が付着するのを防止することができるボート繋
留用プロテクタを得ることを目的とする。また、製造コ
ストも安価で、潮の干満があってもボートの出し入れ、
あるいは、乗降が容易なボート繋留方法を提供する。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のボート繋留用プロテクタは、繋留するボー
トを乗せることができる大きさで、かつ、ボートの周囲
を囲むことができる形に形成された船底防汚シートと、
船底防汚シートの両側及び先端側に設けた浮体と、船底
防汚シートの裏側に設けられ上記船底防汚シートの両側
に設けた浮体の間隔を所定寸法に保持する保持部材と、
船底防汚シートの後端側をボートの船尾側上端に向けて
折曲げて船尾に結び付ける手段とを備え、上記船底防汚
シートの上にボートを乗せてボートを繋留するようにし
たものである。 【0006】 【発明の実施の形態】(実施の形態1) この発明のボート繋留用プロテクタ及びボート繋留用プ
ロテクタを用いたボート繋留方法の一実施例を図1ない
し図4を参照して説明する。図1において、1は陸側の
ボート繋留用クリートであり、上端に滑車1aが設けて
ある、2は海側の繋留クリートであり、陸側の繋留クリ
ート1から沖合い側に向って、繋留するボートの長さの
数倍の距離の場所に設置してある。また、陸側の繋留ク
リート1と同様に上端に滑車2aが設けてある。なお、
陸側のボート繋留クリート1、及び、海側の繋留クリー
ト2の位置は、潮の干満に対応できる場所に設置する。
3は錨であり、海側の繋留クリート2を所定位置に保持
する。4は滑車1aと滑車2aとの間に張架されたロー
プであり、往復動できるようになされている。 【0007】100はボート繋留用プロテクタであり、
対候性・対腐食性を有する合成樹脂シートを用いて形成
された船底防汚シート10を主体に構成されたものであ
る。即ち、図2にも示すように、その大きさ及び形状は
繋留するボート20を乗せることができる大きさで、か
つ、ボート20の周囲を囲むことができる形に形成され
ている。船底防汚シート10の両側及び先端側には筒状
に縫製された筒状部10aあり、所々に開口部10bが
設けてある。11は筒状部の10aの中に挿入された浮
体であり、例えば、使用済のペットボトル(リサイクル
用ペットボトル)を開口部10bの部分から筒状部10
aの中に挿入したものである。船底防汚シート10の後
端側10cは、ボート20の船尾側20aの上端に向け
て折曲げてその上端に結び付けることができるように形
成されている。10dは、後述の結合ワイヤ5を結合す
るためのはとめである。 【0008】5は結合ワイヤであり、この結合ワイヤ5
によりボート繋留用プロテクタ100がロープ4に結合
されている。6は繋留ロープであり、ボート20をロー
プ4に結び付けるものである。なお、ボート20は、そ
のエンジンが船外に取り付けられるもの、船内に取り付
けられるもののどちらであっても差し支えない。なお、
上記において、繋留クリート1及び2に、滑車1a,2
aを設けるように説明しているが、滑車1a,2aの代
わりに丸環を用いてもよいし、杭にロープ4を掛けたも
のであってもよい。 【0009】次に、上記の船底防汚シート10を用いた
ボート繋留方法について説明する。先ず、ロープ4によ
り、海水がある場所にボート繋留用プロテクタ100を
引出しておく。ボート繋留用プロテクタ100は浮体1
1の浮力により海上に浮いた状態にある。沖合から戻っ
てきたボート20は、舳先側からボート繋留用プロテク
タ100の上に進入する。推進用の船外機は引き上げて
おく。ボート20を繋留ロープ6によりロープ4に結び
付ける。ボート繋留用プロテクタ100の後端側10c
を、ボート20の船尾側20aの上端に向けて折曲げて
その上端に結び付ける。上記の状態にして、繋留ロープ
6を手繰ってボート繋留用プロテクタ100に乗せたボ
ート20を乗降場所に引き寄せて下船する。乗船すると
きは、下船した場所、または、潮の干満の状態によって
は繋留ロープ6を手繰って適当な場所に移動してボート
20に乗り込み、繋留ロープ6を手繰ってボート繋留用
プロテクタ100に乗せたボート20を海水のある場所
に引出して、繋留ロープ6を解いて出航する。 【0010】上記説明から理解できるように、この発明
によるボート繋留用プロテクタ100は簡単な構造であ
るために、浅瀬や干潟がある場所であっても、ロープ4
及び繋留ロープ6を用いることによりボートの繋留が可
能になる。常時海水のある場所では、ロープ4及び繋留
ロープ6のような用具を用いることなく容易に繋留する
ことができる。 【0011】(実施の形態2) 実施の形態1に示したボート繋留用プロテクタ100
は、風力あるいは波浪などにより、横幅が狭くなって、
ボート20の進入が困難になることがある。この問題点
を解決するために、図3に示すように、船底防汚シート
10の裏側に、船底防汚シート10の両側に設けた浮体
11の間隔を所定寸法に保持する保持部材7を設けた。
即ち、保持部材7は、例えば、一般に市販されている合
成樹脂のパイプで形成されたもので、船底防汚シート1
0の両側に設けた浮体11の間に着脱自在に架設されて
いる。この保持部材7により船底防汚シート10の幅寸
法が保持されるので、ボート20の進入は容易になる。 【0012】 【発明の効果】本発明は、以上説明されたように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。 【0013】ボート繋留用プロテクタを用いることによ
り、船底塗料を塗布することなく、従って、環境汚染を
生じることなく、藻やフジツボ等の海洋生物が付着する
のを防止することができる。しかも、ボート繋留用プロ
テクタは簡単な構造であるため、安価に提供できる。 【0014】また、本発明のボート繋留用プロテクタを
用いたボート繋留方法は、ボート繋留クリートの位置か
ら、沖合い側の所定距離の場所との間に、往復動できる
ようにロープを張架し、このロープにボート繋留用プロ
テクタを接続しておき、沖合い側の海水のある場所でボ
ート繋留用プロテクタにボートを乗せ、かつ、そのボー
トをロープに繋留し、蒸気歩0とに乗降の際は、ロープ
によりボート繋留用プロテクタに乗せたボートを乗降場
所に引き寄せて乗降することができるので、潮の干満が
あってもボートの出し入れ、あるいは、乗降が容易であ
る、実用的効果が大きい。 【0015】常時海水のある場所では、ロープ4及び繋
留ロープ6のような用具を用いることなく容易に繋留す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ボート繋留用プロテクタ及びボート繋留用プロ
テクタを用いたボート繋留方法を示す平図面である。 【図2】ボート繋留用プロテクタの平図面、及び、一部
分を拡大した断面図である。 【図3】実施の形態2の平面図、及び、一部分を拡大し
た断面図である。 【図4】ボート繋留用プロテクタ及びボート繋留用プロ
テクタを用いたボート繋留方法を示す側面図である。 【符号の説明】 1 陸側のボート繋留クリート 2 海側の繋留クリート 4 ロープ 5 結合ワイヤ 6 繋留ロープ 10 船底防汚シート 10a 筒状部 11 浮体 20 ボート 100 ボート繋留用プロテクタ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】繋留するボートを乗せることができる大き
    さで、かつ、ボートの周囲を囲むことができる形に形成
    された船底防汚シートと、上記船底防汚シートの両側及
    び先端側に設けた浮体と、上記船底防汚シートの裏側に
    設けられ上記船底防汚シートの両側に設けた浮体の間隔
    を所定寸法に保持する保持部材と、上記船底防汚シート
    の後端側を上記ボートの船尾側上端に向けて折曲げて船
    尾に結び付ける手段とを備えてなるボート繋留用プロテ
    クタ。
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