JP3409017B2 - 破損車両用運搬救出装置および破損車両用運搬救出車 - Google Patents

破損車両用運搬救出装置および破損車両用運搬救出車

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JP3409017B2 JP2000122320A JP2000122320A JP3409017B2 JP 3409017 B2 JP3409017 B2 JP 3409017B2 JP 2000122320 A JP2000122320 A JP 2000122320A JP 2000122320 A JP2000122320 A JP 2000122320A JP 3409017 B2 JP3409017 B2 JP 3409017B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交通事故等の際
に、破損車両の車室内から脱出不可能な状態にある運転
者や搭乗者などに対する緊急救出作業を敏速に行い、且
つ、救出後に破損車両を速やかに運搬・撤去し得るよう
にした破損車両用運搬救出装置および破損車両用運搬救
出車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交通事故等の際には、破損車両の
車室内から脱出不可能な状態にある運転者や搭乗者など
に対する緊急救出作業を救出専用工作作業車にて行い、
救出後には、事故処理運搬車により破損車両を撤去する
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、緊急救
出作業を救出専用工作作業車にて行い、破損車両の撤去
を事故処理運搬車にて行うというように、別々に作業を
行っていたので、作業効率が悪く、敏速に事故処理を行
うことができなかった。
【0004】また、従来の救出作業は、人間の挾まれて
いる空間にジャッキ等を入れて空間を拡張したり、人間
を挟んでいる物を切断するなどしかできず、救出作業の
効率が悪かった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、緊急救出作業と破損車両の撤去を1つの装置で
行い得るようにした破損車両用運搬救出装置および破損
車両用運搬救出車を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、運搬車両に取付可
能なフレーム本体を有し、該フレーム本体が破損車両内
に閉じこめられた負傷者を救出可能な負傷者救出機構部
と、前記破損車両を運搬可能な破損車両運搬機構部とを
同時に備えたことを特徴としている。
【0007】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、前記フレーム本体に負傷者救出機構部と破
損車両運搬機構部とを同時に備え付けることにより、破
損車両内に閉じこめられた負傷者の救出と、破損車両の
運搬とを1つの装置のみで迅速に行うことが可能とな
る。
【0008】上記に加え、請求項に記載された発明で
は、前記フレーム本体が、運搬車両と連結可能な運搬車
両連結部を有して車両前後方向後方へ延びる水平部と、
該水平部の後端部から下方へ延びる垂直部とを有し、前
記破損車両運搬機構部が、前記垂直部の下端部に起倒可
能に取付けられた破損車両載置用フレームと、該破損車
両載置用フレームに取付けられた破損車両固定部とを備
え、前記負傷者救出機構部が、前記水平部と垂直部との
コーナー部分に起倒可能に取付けられた破損車両前方部
修正フレームと、前記破損車両載置用フレームに対して
着脱可能に取付けられる破損車両側面部修正フレーム
と、前記フレーム本体、前記破損車両前方部修正フレー
ム並びに前記破損車両側面部修正フレームのいずれかに
対して選択的に取付可能な破損車両修正機構とを備えて
いることを特徴としている。
【0009】このように構成された請求項にかかる発
明によれば、前記フレーム本体に設けた、破損車両載置
用フレームと破損車両固定部とからなる破損車両固定部
により、破損車両を容易且つ効率的に運搬することがで
きる。
【0010】また、前記フレーム本体に設けた、破損車
両前方部修正フレームと破損車両側面部修正フレームと
破損車両修正機構からなる負傷者救出機構部により、破
損車両内に閉じこめられた負傷者を迅速に救出すること
ができる。
【0011】請求項に記載された発明では、請求項
に記載の破損車両用運搬救出装置が、運搬車両に予め連
結されていることを特徴としている。
【0012】このように構成された請求項にかかる発
明によれば、前記破損車両用運搬救出装置を運搬車両に
予め連結した構成とすることにより、救出運搬作業を機
動的に行わせることができる。
【0013】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0014】図1〜図17は、この発明の実施の形態1
を示すものである。
【0015】まず、構成を説明すると、図1中、符号1
はレッカー車などの運搬車両である。この運搬車両1
は、トラックなどの走行部2を備え、走行部2の荷台部
分にはアームを水平旋回、上下俯仰、伸縮可能なクレー
ン3を備えている。このクレーン3のアーム先端には吊
下フック4を備えている。
【0016】上記運搬車両1に対し、この実施の形態1
の破損車両用運搬救出装置5が、着脱自在に連結され
る。この破損車両用運搬救出装置5は、コンパクトに折
畳めるため、レッカー車の付属設備として予め一体的に
取付けておくことができる。
【0017】上記破損車両用運搬救出装置5は、運搬車
両1に取付可能なフレーム本体6を有している。そし
て、フレーム本体6が、破損車両A内に閉じこめられた
負傷者Bを救出可能な負傷者救出機構部7と、前記破損
車両Aを運搬可能な破損車両運搬機構部8とを同時に備
えているものである。
【0018】上記フレーム本体6は、先端側に運搬車両
1と連結可能な運搬車両連結部9を有して車両前後方向
後方へ延びる水平部10と、水平部10の後端部から下
方へ延びる垂直部11とを有して、側面視ほぼ屈曲形状
をしている。水平部10と垂直部11は左右一対設けら
れ、相互に連結されている。そして、垂直部11の下端
は地上面よりも僅かに高いレベルに設定され、垂直部1
1の上端は運搬車両1の荷台部分よりも高いレベルに設
定されている。これにより、運搬車両1の荷台部分の後
部に対し、水平部10を荷台部分の上方に位置させて破
損車両用運搬救出装置5を取付け得るようにされてい
る。垂直部11の側面には下方へ伸縮動可能なアウトリ
ガー12が取付けられている。
【0019】上記破損車両運搬機構部8は、垂直部11
の下端部に破損車両載置用フレーム13が垂直状態から
水平状態へと起倒可能に取付けられている。垂直部11
の上端と破損車両載置用フレーム13との間にはテンシ
ョンバー27が取付けられる。破損車両載置用フレーム
13は、左右一対の伸縮フレーム14と、この伸縮フレ
ーム14間に架設されたセットプレート15とで構成さ
れている。伸縮フレーム14は、外筒16と内桁材17
とで構成され、内桁材17には長手方向にほぼ等間隔で
位置決孔18が多数形成されており、内桁材17を所要
量引出して外筒16後端の設定孔19に位置決孔18を
位置合せし、セットピン20を挿入して、ノックピン2
1で抜け止めを行うことにより、長さを調節可能とされ
ている。内桁材17の後端部は、車輪ユニット22を着
脱可能とされている。また、内桁材17の後端部には、
機器取付ブラケット23が設けられている。
【0020】また、セットプレート15は上面に多数の
機器取付穴24がほぼ等間隔で且つほぼ規則的に形成さ
れている。そして、セットプレート15の上面に対し機
器取付穴24を利用して固定用ブラケットなどの破損車
両固定部25が着脱可能に取付けらる。この破損車両固
定部25は、破損車両Aによって位置を変更することが
可能である。また、破損車両Aが大型車である場合に備
えて大型車を固定可能な大型用セットブラケット26を
機器取付穴24を利用して取付けることもできる。この
大型用セットブラケット26も破損車両Aによって位置
を変更することが可能である。
【0021】一方、負傷者救出機構部7として、フレー
ム本体6の水平部10と垂直部11とのコーナー部分に
破損車両前方部修正フレーム31が水平状態から垂直状
態へと起倒可能に取付けられている。この破損車両前方
部修正フレーム31は、左右一対の桁部材で構成されて
いる。破損車両前方部修正フレーム31の上端部と水平
部10の先端との間にはテンションバー30が取付けら
れる。この桁部材には、長手方向にほぼ等間隔で位置決
孔32が多数形成されており、左右の位置決孔32間に
補機部品セットパイプ33を挿通し得るようになってい
る。この補機部品セットパイプ33には、機器係止ブラ
ケット34を取付可能である。
【0022】また、負傷者救出機構部7として、破損車
両載置用フレーム13のセットプレート15に対し、車
幅方向へ延びる側面部フレームブラケット35が取付け
られ、この側面部フレームブラケット35の端部に対し
て挿脱可能に破損車両側面部修正フレーム36が着脱可
能に取付けられる。破損車両側面部修正フレーム36
は、側面部フレームブラケット35へ挿入可能な水平部
37と、この水平部37から立上がる垂直部38とを備
えてほぼL字型を呈している。
【0023】破損車両側面部修正フレーム36の水平部
37には長手方向にほぼ等間隔で位置決孔39が多数形
成されており、水平部37を所要量側面部フレームブラ
ケット35へ挿入して所要量側面部フレームブラケット
35端部の設定孔40に位置決孔39を位置合せし、セ
ットピン41を挿入して、ノックピン42で抜け止めを
行うことにより、側方張出し長さを調節可能とされてい
る。
【0024】破損車両側面部修正フレーム36の垂直部
38は外筒43と内桁材44とで伸縮可能に構成されて
いる。内桁材44には長手方向にほぼ等間隔で位置決孔
45が多数形成されており、内桁材44を所要量引出し
て外筒43上端の設定孔46に位置決孔45を位置合せ
し、セットピン47を挿入して、ノックピン48で抜け
止めを行うことにより、高さを調節可能とされている。
また、内桁材44の位置決孔45には別のセットピン4
9とノックピン50を取付けておくようにする。更に、
垂直部38の外筒43の内面側には、上下方向に所要の
間隔をおいて機器係止部51が設けられている。
【0025】更に、フレーム本体6の連結部分55に
は、油圧式のウインチ56,57などの破損車両修正機
構が複数基取付けられている。一方のウインチ56のワ
イヤーは、フックを有する滑車機構58に巻きかけられ
ている。また、他方のウインチ57のワイヤーは、フッ
クを有する滑車機構59,60間に巻きかけられてい
る。滑車機構59は、補機部品セットパイプ33に取付
けられた機器係止ブラケット34に係止されている。な
お、ウインチ56側の滑車機構58は、2基を1組にし
て用いても良い。
【0026】また、破損車両前方部修正フレーム31の
セットピン49部分や、破損車両側面部修正フレーム3
6の機器取付ブラケット23部分に対して、チェーンブ
ロック61,62などの破損車両固定修正機構を選択的
に取付可能としている。更に、破損車両前方部修正フレ
ーム31の垂直部11への付根部分に対してチェーンブ
ロック63などの破損車両固定修正機構を選択的に取付
可能としている(図14参照)。
【0027】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0028】事故が発生した場合、図11に示すよう
に、破損車両用運搬救出装置5を取付けたレッカー車な
どの運搬車両1で事故現場へ向う。破損車両Aの救出運
搬作業には、この1台で十分である。
【0029】事故現場へ到着したら、図12に示すよう
に、先ず、破損車両用運搬救出装置5の破損車両運搬機
構部8を使用できるように準備する。即ち、アウトリガ
ー12を用いて破損車両用運搬救出装置5を地上面に支
持させ、破損車両載置用フレーム13を垂直状態から水
平状態へ倒し、伸縮フレーム14を所要長さに伸ばし
て、内桁材17の先端に車輪ユニット22を取付ける。
次に、レッカー車のクレーン3を用いて破損車両Aを吊
上げ、破損車両A全体を破損車両載置用フレーム13上
へ載せる。
【0030】次いで、図13、図14に示すように、固
定用ブラケットなどの破損車両固定部25で破損車両A
の下部を破損車両載置用フレーム13へ固定する。ま
た、機器取付ブラケット23にチェーンブロック62な
どの破損車両固定修正機構を取付けて破損車両Aの後部
を破損車両載置用フレーム13へ固定する。更に、破損
車両載置用フレーム13に破損車両側面部修正フレーム
36を取付け、破損車両側面部修正フレーム36の内桁
材44を所望長さに伸ばして、内桁材44上端のセット
ピン49にチェーンブロック61などの破損車両固定修
正機構を取付けて破損車両Aの側面上部を破損車両側面
部修正フレーム36へ固定する。また、破損車両前方部
修正フレーム31の垂直部11への付根部分に対してチ
ェーンブロック63などの破損車両固定修正機構を取付
けて破損車両Aの前部を破損車両側面部修正フレーム3
6へ固定する。
【0031】加えて、破損車両前方部修正フレーム31
を水平状態から垂直状態へと起立させ、所望の高さにあ
る破損車両前方部修正フレーム31の左右の位置決孔3
2間に補機部品セットパイプ33を挿通し、セットパイ
プ33に取付けられた機器係止ブラケット34に滑車機
構59,60をセットして、滑車機構60のフックを破
損車両Aの前方部中間部へ係止させる。同様に、滑車機
構58のフックを破損車両Aの前方部下部へ係止させ
る。更に、レッカー車のクレーン3のフック4を破損車
両Aの上部へ係止させる。
【0032】なお、上記した破損車両Aに対する固定・
係止は、破損の状況に応じて適宜選択すれば良い。
【0033】このように、破損車両Aに対する固定・係
止ができたら、レッカー車のクレーン3や、油圧式のウ
インチ56,57などの破損車両修正機構を駆動して、
破損車両Aの車室空間を拡げ、挾まれた負傷者Bを救出
する。この際、チェーンブロック61〜63などの破損
車両固定修正機構は、破損車両Aの固定だけでなく、車
室空間の修復修正作業にも使用することができる。
【0034】また、破損車両Aが、図16に示すような
大型車である場合には、破損車両Aの前部のみを破損車
両載置用フレーム13上へ載せるようにすれば良い。
【0035】更に、図17に示すように、トレーラなど
の一般車両の荷台部分に破損車両用運搬救出装置5を取
付けることも可能である。
【0036】このように、破損車両Aを強力に固定した
状態で、ウインチ56,57やクレーン3などを用いて
修復修正作業を行わせるので、容易且つ効率的に破損車
両Aを修復修正することが可能となる。
【0037】負傷者Bの救出後は、図15に示すよう
に、クレーン3と負傷者救出機構部7の破損車両前方部
修正フレーム31を格納状態とすることのみで、そのま
ま、運搬可能な状態となるので、運搬車両1で破損車両
Aを運搬・撤去する。
【0038】このように、フレーム本体6に負傷者救出
機構部7と破損車両運搬機構部8とを同時に備え付ける
ことにより、破損車両A内に閉じこめられた負傷者Bの
救出と、破損車両Aの運搬とを1つの装置のみで迅速に
行うことが可能となる。
【0039】また、フレーム本体6に設けた、破損車両
載置用フレーム13と破損車両固定部25とからなる破
損車両固定部25により、破損車両Aを容易且つ効率的
に運搬することができる。そして、フレーム本体6に設
けた、破損車両前方部修正フレーム31と破損車両側面
部修正フレーム36と破損車両修正機構からなる負傷者
救出機構部7により、破損車両A内に閉じこめられた負
傷者Bを迅速に救出することができる。
【0040】破損車両用運搬救出装置5を運搬車両1に
予め連結した構成とすることにより、救出運搬作業を機
動的に行わせることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、フレーム本体に負傷者救出機構部と破損車
両運搬機構部とを同時に備え付けることにより、破損車
両内に閉じこめられた負傷者の救出と、破損車両の運搬
とを1つの装置のみで迅速に行うことが可能となる。
【0042】また、請求項の発明によれば、フレーム
本体に設けた、破損車両載置用フレームと破損車両固定
部とからなる破損車両固定部により、破損車両を容易且
つ効率的に運搬することができる。また、フレーム本体
に設けた、破損車両前方部修正フレームと破損車両側面
部修正フレームと破損車両修正機構からなる負傷者救出
機構部により、破損車両内に閉じこめられた負傷者を迅
速に救出することができる。
【0043】請求項の発明によれば、破損車両用運搬
救出装置を運搬車両に予め連結した構成とすることによ
り、救出運搬作業を機動的に行わせることができる、と
いう実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の側面図である。
【図2】破損車両用運搬救出装置の分解斜視図である。
【図3】破損車両載置用フレームを倒した状態を示す平
面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】図3の背面図である。
【図7】破損車両前方部修正フレーム起こして 破損車
両側面部修正フレームを取付けた状態を示す平面図であ
る。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7の正面図である。
【図10】図7の背面図である。
【図11】破損車両用運搬救出車の第1の作動図であ
る。
【図12】破損車両用運搬救出車の第2の作動図であ
る。
【図13】破損車両用運搬救出車の第3の作動図であ
る。
【図14】図13の部分拡大図である。
【図15】破損車両用運搬救出車の第4の作動図であ
る。
【図16】破損車両が大型車両である場合の作動図であ
る。
【図17】運搬車両が一般車両である場合の作動図であ
る。
【符号の説明】
1 運搬車両 6 フレーム本体 7 負傷者救出機構部 8 破損車両運搬機構部 9 運搬車両連結部 10 水平部 11 垂直部 13 破損車両載置用フレーム 25 破損車両固定部 31 破損車両前方部修正フレーム 36 破損車両側面部修正フレーム 56 ウインチ(破損車両修正機構) 57 ウインチ(破損車両修正機構) 58 滑車機構(破損車両修正機構) 59 滑車機構(破損車両修正機構) 60 滑車機構(破損車両修正機構) 61 チェーンブロック(破損車両固定修正機構) 62 チェーンブロック(破損車両固定修正機構) A 破損車両 B 負傷者

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運搬車両に取付可能なフレーム本体を有
    し、該フレーム本体が破損車両内に閉じこめられた負傷
    者を救出可能な負傷者救出機構部と、前記破損車両を運
    搬可能な破損車両運搬機構部とを同時に備え、 前記フレーム本体が、運搬車両と連結可能な運搬車両連
    結部を有して車両前後方向後方へ延びる水平部と、該水
    平部の後端部から下方へ延びる垂直部とを有し、 前記破損車両運搬機構部が、前記垂直部の下端部に起倒
    可能に取付けられた破損車両載置用フレームと、該破損
    車両載置用フレームに取付けられた破損車両固定部とを
    備え、 前記負傷者救出機構部が、前記水平部と垂直部とのコー
    ナー部分に起倒可能に取付けられた破損車両前方部修正
    フレームと、前記破損車両載置用フレームに対して着脱
    可能に取付けられる破損車両側面部修正フレームと、前
    記フレーム本体、前記破損車両前方部修正フレーム並び
    に前記破損車両側面部修正フレームのいずれかに対して
    選択的に取付可能な破損車両修正機構とを備えているこ
    とを特徴とする破損車両用運搬救出装置。
  2. 【請求項2】請求項に記載の破損車両用運搬救出装置
    が、運搬車両に予め連結されていることを特徴とする破
    損車両用運搬救出車。
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