JP3408533B1 - 受信システムおよび受信方法 - Google Patents

受信システムおよび受信方法

Info

Publication number
JP3408533B1
JP3408533B1 JP2002373156A JP2002373156A JP3408533B1 JP 3408533 B1 JP3408533 B1 JP 3408533B1 JP 2002373156 A JP2002373156 A JP 2002373156A JP 2002373156 A JP2002373156 A JP 2002373156A JP 3408533 B1 JP3408533 B1 JP 3408533B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
pid
unit
sit
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002373156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003298968A (ja
Inventor
正博 高鳥
秀和 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002373156A priority Critical patent/JP3408533B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3408533B1 publication Critical patent/JP3408533B1/ja
Publication of JP2003298968A publication Critical patent/JP2003298968A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02T10/125

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 NITパケットの伝送頻度は、SITパケッ
トでリプレースすることのできるリプレース・パケット
の伝送頻度としては、不十分である。 【解決手段】 番組のコンテンツと電子番組ガイド情報
とが多重化されたトランスポート・ストリームを受信す
る受信部13と、電子番組ガイド情報の中のNITパケ
ット以外のパケットのPIDをリプレースPIDとして
指定するPID指定部28と、リプレースPID格納器
17、24と、SIT生成処理部21と、リプレース・
パケットおよびNITパケットをSITパケットでリプ
レースすることができるパケット抽出置換部26とを備
えたことを特徴とする受信システム3。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信システムおよ
び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG2を利用するデジタル画像・音
声技術の開発に伴い、通信衛星によるデジタル多チャン
ネル放送は、すでに実用化されている。そこで、図9を
参照しながら、従来の技術によるデジタル放送システム
の構成について説明する。ただし、図9は、従来の技術
によるデジタル放送システム151の構成図である。
【0003】デジタル放送システム151は、トランス
ポート・ストリームを生成して送信する送信システム1
02と、トランスポート・ストリームを受信して、ディ
スプレイ4あるいは記録装置5に出力するための受信シ
ステム153とを備えている。また、衛星中継器(トラ
ンスポンダ)6は、電波を中継する機器であって、通信
衛星7に搭載されている。
【0004】つぎに、従来の技術における送信システム
102の構成について説明する。
【0005】送信システム102は、番組選択関連デー
タ生成部109、パケット多重化部10などをもつシス
テムである。
【0006】符号化部8は、デジタル映像圧縮符号化を
行うMPEG2ビデオ・エンコーダ、およびデジタル音
声圧縮符号化を行うMPEG2オーディオ・エンコーダ
を有する部分である。すなわち、符号化部8は、番組の
コンテンツをもつパケットからなるパケット・ストリー
ムを生成して、パケット多重化部10に出力する部分で
ある。
【0007】番組選択関連データ生成部109は、プロ
グラム仕様情報(PSI,Program Speci
fic Information)をもつパケット、お
よびサービス情報(SI,Service Infor
mation)をもつパケットからなるパケット・スト
リームを生成して、パケット多重化部10に出力する部
分である。ただし、プログラム仕様情報は、NIT(N
etwork Information Tabl
e)、PAT(Program Associatio
n Table)、PMT(Program Map
Table)などによって構成されており、サービス情
報は、SDT(Service Descriptio
n Tabla)、EIT(Event Inform
ationTable)などによって構成されている。
このように、番組選択関連データ生成部109は、番組
選択関連データのコンテンツをもつパケットからなるパ
ケット・ストリームを生成して、パケット多重化部10
に出力する部分である。
【0008】パケット多重化部10は、符号化部8から
出力される、番組のコンテンツをもつパケットからなる
パケット・ストリームと、番組選択関連データ生成部1
09から出力される、番組選択関連データのコンテンツ
をもつパケットからなるパケット・ストリームとを、一
本のトランスポート・ストリームに時分割多重化する部
分である。
【0009】伝送路符号化部11は、パケット多重化部
10から出力されるトランスポート・ストリームに、誤
り訂正符号付加、インターリーブ処理、および同期信号
付加(フレーム化)を行う部分である。ただし、インタ
ーリーブ処理は、バイト単位でデータ送出の順序を入れ
換えることにより、誤り訂正能力を高めるために行われ
る。また、同期信号付加は、同期バイトに周期性をもた
せることにより、受信システム153で同期をとりやす
くするために行われる。
【0010】変調部12は、伝送路符号化部11から出
力される信号に、四相位相偏移変調(QPSK,Qua
drature Phase Shift Keyin
g)などによる変調を施す部分である。ただし、電波1
47は送信電波である。
【0011】つぎに、従来の技術における受信システム
153の構成について説明する。
【0012】受信システム153は、パケット多重分離
部166、ストリーム送出処理部172などをもつシス
テムである。
【0013】受信部13は、衛星中継器6より送信され
る電波148を受信する部分である。
【0014】復調部14は、電波148を復調する検波
回路をもつ部分である。
【0015】伝送路復号部15は、伝送路符号化部10
におけるインターリーブ処理によって、バイト単位で送
出の順序を入れ換えられたトランスポート・ストリーム
を、元通りのトランスポート・ストリームに復元し、復
元されたトランスポート・ストリームに誤り訂正を行う
部分である。
【0016】パケット多重分離部166は、PIDフィ
ルタ169などを有する部分である。
【0017】PID指定部178は、記録番組のコンテ
ンツをもつパケットのPIDを、記録PID格納器18
に指定することができる部分である。また、PID指定
部178は、NIT PID(すなわちNITパケット
のPID)を、NIT PID格納器23に指定するこ
とができる部分である。ただし、後述されるように、記
録番組は、外部からの指示により選択される番組であ
る。
【0018】記録PID格納器18は、PID指定部1
78から信号を入力し、記録番組のコンテンツをもつパ
ケットのPIDを格納する機器である。
【0019】PIDフィルタ169は、伝送路復号部1
5から出力されるトランスポート・ストリームから、記
録PID格納器18によって指摘される記録番組のコン
テンツをもつパケット、プログラム仕様情報をもつパケ
ット、およびサービス情報をもつパケットを、それぞれ
抽出する機器である。ただし、PIDフィルタ169
は、プログラム仕様情報をもつパケット、およびサービ
ス情報をもつパケットを、そのまま通過させる機能をも
っている。
【0020】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
169から出力されるトランスポート・ストリームの、
表示/記録用の出力切り替えを行う回路である。
【0021】SIT(Selection Infor
mation Table)生成処理部21は、PID
フィルタ169から出力されるサービス情報から、SI
Tパケットを生成処理する部分である。
【0022】ストリーム送出処理部172は、SITパ
ケット置換器176などを有する部分である。
【0023】NIT PID格納器23は、PID指定
部178から信号を入力し、NITPIDを格納する機
器である。なお、後に説明されるように、NITパケッ
トは、SITパケットでリプレースすることのできるリ
プレース・パケットとして使用される。
【0024】SIT格納器25は、SIT生成処理部2
1によって生成処理されるSITパケットを格納する機
器である。
【0025】SITパケット置換器176は、NIT
PID格納器25によって指摘されるNITパケット
を、SIT格納器25から出力されるSITパケットで
リプレースすることができる機器である。
【0026】パケット改変部29は、SITパケット置
換器176から出力された信号を入力し、パケットの改
変を行って、記録用のトランスポート・ストリームを作
成することができる部分である。なお、この生成された
トランスポート・ストリームは、記録装置5に出力され
る。
【0027】復号部27は、出力切り替え回路20から
入力される、圧縮符号化された映像信号の伸張を行うM
PEG2ビデオ・デコーダ、および出力切り替え回路2
0から入力される、圧縮符号化された音声信号の伸張を
行うMPEG2オーディオ・デコーダを有する部分であ
る。すなわち、復号部27は、圧縮符号化された番組の
コンテンツをもつ表示用のトランスポート・ストリーム
の伸張を行い、ディスプレイ4に出力する部分である。
なお、表示用のトランスポート・ストリームは、映像、
音声のコンテンツを含むトランスポート・パケットから
構成されている。
【0028】ディスプレイ4は、復号部27から出力さ
れる映像信号を再生するブラウン管、および復号部27
から出力される音声信号を再生するスピーカを有する装
置である。
【0029】記録装置5は、SITパケット置換器17
6より出力される記録用のトランスポート・ストリーム
を記録する装置である。
【0030】このような構成を有する、従来の技術にお
けるデジタル放送システム151の動作について、図1
0も参照しながら説明する。ただし、図10は、放送さ
れるトランスポート・ストリーム144から記録用のト
ランスポート・ストリーム196が生成される過程を説
明する概念図である。
【0031】ここで、従来の技術における送信システム
102の動作について、詳しく説明する。
【0032】符号化部8は、番組Aのコンテンツをもつ
パケット130、138からなるパケット・ストリー
ム、および番組Bのコンテンツをもつパケット131、
135、139からなるパケット・ストリームを生成し
て、これらをパケット多重化部10に出力する。
【0033】番組選択関連データ生成部109は、PA
Tパケット132、PMTパケット137、NITパケ
ット134、SDTパケット136、EITパケット1
33からなるパケット・ストリームを生成して、これら
をパケット多重化部10に出力する。
【0034】パケット多重化部10は、符号化部8から
出力されるパケット・ストリームと、番組選択関連デー
タ生成部109から出力されるパケット・ストリームと
を多重化することにより、トランスポート・ストリーム
144を生成して、これを伝送路符号化部11に出力す
る。
【0035】伝送路符号化部11は、パケット多重化部
10から出力されるトランスポート・ストリームに誤り
訂正符号付加、インターリーブ処理、同期信号付加を行
い、これを変調部12に出力する。
【0036】変調部12は、伝送路符号化部11から出
力されるトランスポート・ストリームに、四相位相偏移
変調による変調を施し、電波147をアンテナより送信
する。
【0037】衛星中継器6は、電波147を受信し、電
波148を送信する。
【0038】つぎに、従来の技術における受信システム
153の動作について、詳しく説明する。
【0039】受信システム153は、外部からの指示に
より、番組Aを記録番組として選択することにより、受
信動作を開始する。すなわち、受信システム153は、
衛星中継器6から電波148を受信し、そのトランスポ
ート・ストリーム中のPAT内の情報を参照して、PM
Tを検出する。PMTは、番組Aに関連するストリーム
が伝送されるパケットのPIDをもっている。PID指
定部178は、記録番組のコンテンツをもつパケット1
30、138のPIDを認識し、記録PID格納器18
への信号出力を行う。また、PID指定部178は、N
ITパケット134のPIDを認識し、NIT PID
格納器23へも信号出力を行う。
【0040】記録PID格納器18は、PID指定部1
78から信号を入力し、番組Aのコンテンツをもつパケ
ット130、138のPIDを格納する。また、NIT
PID格納器23は、PID指定部178から信号を
入力し、NITパケット134のPIDを格納する。
【0041】受信部13は、電波148を受信し、これ
を復調部14に出力する。
【0042】復調部14は、受信部13で受信された電
波148を復調して得られるトランスポート・ストリー
ムを、伝送路復号部15に出力する。
【0043】伝送路復号部15は、復調部14より出力
されたトランスポート・ストリームに誤り訂正を行い、
トランスポート・ストリーム144を復元して、これを
PIDフィルタ169に出力する。
【0044】すでに説明されたように、記録PID格納
器18は、番組Aのコンテンツをもつパケット130、
138のPIDを格納している。したがって、記録PI
D格納器18は、番組Aのコンテンツをもつパケット1
30、138を、PIDフィルタ169に指摘すること
が可能である。
【0045】PIDフィルタ169は、伝送路復号部1
5から出力されるトランスポート・ストリーム144か
ら、記録PID格納器18によって指摘される番組Aの
コンテンツをもつパケット130、138を抽出する。
また、PIDフィルタ169は、伝送路復号部15から
出力されるトランスポート・ストリーム144から、P
ATパケット132、PMTパケット137、NITパ
ケット134、SDTパケット136、EITパケット
133を抽出する。
【0046】PIDフィルタ169は、このようにし
て、SDT、EITをSIT生成処理部21に出力す
る。また、PIDフィルタ169は、番組Aのコンテン
ツをもつパケット130、138、PATパケット13
2、PMTパケット137、NITパケット134、S
DTパケット136、EITパケット133から構成さ
れるトランスポート・ストリーム195を、出力切り替
え回路20に出力する。
【0047】SIT生成処理部21は、PIDフィルタ
169から出力されるSDT、EITを咀嚼して必要な
サービス情報からSITパケット141、142を生成
処理して、それらをSIT格納器25に出力する。SI
T格納器25は、SIT生成処理部21から出力される
SITパケット141、142を、SITパケット置換
器176に出力する。
【0048】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
169から出力されるトランスポート・ストリーム19
5を入力する。
【0049】出力切り替え回路20における出力切り替
えが表示用になっているとき、出力切り替え回路20
は、表示用のトランスポート・ストリームを、復号部2
7に出力する。なお、表示用のトランスポート・ストリ
ームは、PMT内の情報を参照してフィルタリングされ
た、番組Aのコンテンツをもつパケット130、138
から構成されている。
【0050】復号部27は、出力切り替え回路20から
出力される表示用のトランスポート・ストリームを伸張
し、それをディスプレイ4に信号出力する。
【0051】ディスプレイ4は、復号部27から出力さ
れる信号を入力し、番組Aを構成する映像、音声を再生
する。
【0052】出力切り替え回路20における出力切り替
えが記録用になっているとき、出力切り替え回路20
は、トランスポート・ストリーム195を、SITパケ
ット置換器176に出力する。
【0053】すでに説明されたように、NIT PID
格納器23は、NITパケット134のPIDを格納し
ている。したがって、NIT PID格納器23は、N
ITパケット134を、SITパケット置換器176に
指摘することが可能である。
【0054】SITパケット置換器176は、出力切り
替え回路20から出力されるトランスポート・ストリー
ム195を入力する。SITパケット置換器176は、
NIT PID格納器23によって指摘されるNITパ
ケット134を、SIT格納器25から出力されるSI
Tパケット141によってリプレースする。
【0055】SITパケット置換器126は、このよう
にして、SITパケット141によるNITパケット1
34のリプレースを行い、パケット改変部29に信号を
出力する。
【0056】パケット改変部29は、SITパケット置
換器176から出力された信号を入力し、トランスポー
ト・ストリーム195を正しく表す仕様情報のみを選択
することにより、PATパケット132を改PATパケ
ット140に改変し、PMTパケット137を改PMT
パケット143に改変する。また、パケット改変部29
は、SDTパケット136、EITパケット133を破
棄する。
【0057】パケット改変部29は、このようにして、
記録用のトランスポート・ストリーム196を生成し、
これを記録装置5に出力する。
【0058】記録装置5は、パケット改変部29から出
力されるトランスポート・ストリーム196を入力し、
これを記録する。
【0059】
【発明が解決しようとする課題】ところで、NITパケ
ットの伝送頻度は、放送メディアによっては10秒間に
1回程度にすぎない場合がある。この伝送頻度は、SI
Tパケットでリプレースすることのできるリプレース・
パケットの伝送頻度としては、不十分である。
【0060】上記においては、SITパケット142で
リプレースすることのできるNITパケットが、トラン
スポート・ストリーム195中に存在していない。この
ため、SITパケット142を、記録用のトランスポー
ト・ストリーム196に繰り込むことは、不可能であ
る。したがって、SITパケット142は、破棄されて
しまう。
【0061】本発明は、このような課題を考慮し、SI
Tパケットの伝送頻度が十分になるような受信システム
および受信方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0062】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、(1)圧
縮符号化された番組のコンテンツと、(2)NIT、P
AT、PMTを有するプログラム仕様情報と、(3)S
DT、EITを有するサービス情報とが多重化されたト
ランスポート・ストリームにSITパケットを挿入し出
力する受信システムであって、前記トランスポート・ス
トリーム中の複数種類のパケットの全部又は一部を前記
SITパケットにリプレースすることができるパケット
置換手段を備えた受信システムである。第二の発明は、
(1)圧縮符号化された番組のコンテンツと、(2)N
IT、PAT、PMTを有するプログラム仕様情報と、
(3)SDT、EITを有するサービス情報とが多重化
されたトランスポート・ストリームにSITパケットを
挿入し出力する受信システムであって、前記トランスポ
ート・ストリーム中の複数種類のパケットのPIDを格
納する格納手段と、前記PIDをもつパケットの全部又
は一部を前記SITパケットにリプレースすることがで
きるパケット置換手段とを備えた受信システムである。
【0063】第三の発明は、前記パケット置換手段にお
ける全部又は一部の選択は、SITの伝送頻度が十分に
なるように行われることを特徴とする第一又は第二の発
明に記載の受信システムである。 第四の発明は、前記パ
ケット置換手段によりリプレースの対象となるパケット
は、記録番組として選択されないパケットを含むことを
特徴とする第一から第三のいずれかに記載の受信システ
ムである。
【0064】第五の発明は、(1)圧縮符号化された番
組のコンテンツと、(2)NIT、PAT、PMTを有
するプログラム仕様情報と、(3)SDT、EITを有
するサービス情報とが多重化されたトランスポート・ス
トリームにSITパケットを挿入し出力する受信方法で
あって、前記トランスポート・ストリーム中の複数種類
のパケットの全部又は一部を前記SITパケットにリプ
レースすることができるパケット置換工程を備えた受信
方法である。
【0065】第六の発明は、(1)圧縮符号化された番
組のコンテンツと、(2)NIT、PAT、PMTを有
するプログラム仕様情報と、(3)SDT、EITを有
するサービス情報とが多重化されたトランスポート・ス
トリームにSITパケットを挿入し出力する受信方法で
あって、前記トランスポート・ストリーム中の複数種類
のパケットのPIDを格納する格納工程と、前記PID
をもつパケットの全部又は一部を前記SITパケットに
リプレースすることができるパケット置換工程とを備え
た受信方法である。
【0066】第七の発明は、前記パケット置換工程にお
ける全部又は一部の選択は、SITの伝送頻度が十分に
なるように行われることを特徴とする受信方法である。
第八の発明は、前記パケット置換工程によりリプレース
の対象となるパケットは、記録番組として選択されない
パケットを含むことを特徴とする請求項5から7のいず
れか1項に記載の受信方法である。
【0067】
【0068】
【0069】
【発明の実施の形態】以下では、当該発明にかかる実施
の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。 (実
施の形態1)はじめに、図1を参照しながら、本実施の
形態1におけるデジタル放送システムの構成について説
明する。ただし、図1は、本実施の形態1におけるデジ
タル放送システム1の構成図である。
【0070】デジタル放送システム1は、トランスポー
ト・ストリームを生成して送信する送信システム2と、
トランスポート・ストリームを受信して、ディスプレイ
4あるいは記録装置5に出力するための受信システム3
とを備えている。また、衛星中継器(トランスポンダ)
6は、電波を中継する機器であって、通信衛星7に搭載
されている。
【0071】つぎに、本実施の形態1における送信シス
テム2の構成について、図2を参照しながら、詳細に説
明する。ただし、図2は、本実施の形態1における送信
システム2の構成図である。
【0072】送信システム2は、番組選択関連データ生
成部9、パケット多重化部10などをもつシステムであ
る。
【0073】符号化部8は、デジタル映像圧縮符号化を
行うMPEG2ビデオ・エンコーダ、およびデジタル音
声圧縮符号化を行うMPEG2オーディオ・エンコーダ
を有する部分である。すなわち、符号化部8は、番組の
コンテンツをもつパケットからなるパケット・ストリー
ムを生成して、パケット多重化部10に出力する部分で
ある。
【0074】番組選択関連データ生成部9は、プログラ
ム仕様情報をもつパケット、サービス情報をもつパケッ
ト、および各番組用ダミー・パケットからなるパケット
・ストリームを生成して、パケット多重化部10に出力
する部分である。また、各番組用ダミー・パケットのP
IDを受信システム3にあらかじめ通知するためのデー
タをもつパケットも、番組選択関連データ生成部9によ
って生成され、パケット多重化部10に出力されてい
る。なお、各番組用ダミー・パケットのPIDも、番組
を構成するデータのPIDと同様に、PMTで指定され
る。このように、番組選択関連データ生成部9は、番組
選択関連データのコンテンツをもつパケットからなるパ
ケット・ストリームを生成して、パケット多重化部10
に出力する部分である。
【0075】パケット多重化部10は、符号化部8から
出力される、番組のコンテンツをもつパケットからなる
パケット・ストリームと、番組選択関連データ生成部9
から出力される、番組選択関連データのコンテンツをも
つパケットからなるパケット・ストリームとを、一本の
トランスポート・ストリームに時分割多重化する部分で
ある。
【0076】伝送路符号化部11は、パケット多重化部
10から出力されるトランスポート・ストリームに誤り
訂正符号を付加し、さらに、インターリーブ処理、およ
び同期信号付加を行う部分である。
【0077】変調部12は、伝送路符号化部11から出
力されるトランスポート・ストリームを変調し、アンテ
ナより電波47を送信する部分である。
【0078】つぎに、本実施の形態1における受信シス
テム3の構成について、図3を参照しながら、詳細に説
明する。ただし、図3は、本実施の形態1における受信
システム3の構成図である。
【0079】受信システム3は、パケット多重分離部1
6、ストリーム送出処理部22などをもつシステムであ
る。
【0080】受信部13は、衛星中継器6(図1に示さ
れている)より送信される電波48を受信する部分であ
る。
【0081】復調部14は、電波48を復調する検波回
路をもつ部分である。
【0082】伝送路復号部15は、伝送路符号化部11
においてインターリーブ処理されたトランスポート・ス
トリームを、元通りのトランスポート・ストリームに復
元し、復元されたトランスポート・ストリームに誤り訂
正を行う部分である。
【0083】パケット多重分離部16は、PIDフィル
タ19などを有する部分である。
【0084】PID指定部28は、記録番組用ダミー・
パケットのPID(以下記録番組用ダミーPIDともい
う)を、第一のリプレースPID格納器17、および第
二のリプレースPID格納器24に指定することができ
る部分である。ただし、後述されるように、記録番組
は、外部からの指示により選択される番組である。
【0085】第一のリプレースPID格納器17は、P
ID指定部28から信号を入力し、記録番組用ダミーP
IDを格納する機器である。なお、第一のリプレースP
ID格納器17に格納されている記録番組用ダミーPI
Dは、第二のリプレースPID格納器24に格納されて
いる記録番組用ダミーPIDと同じものである。
【0086】記録PID格納器18は、PID指定部2
8から信号を入力し、記録番組のコンテンツをもつパケ
ットのPIDを格納する機器である。
【0087】PIDフィルタ19は、伝送路復号部15
から出力されるトランスポート・ストリームから、記録
PID格納器18によって指摘される記録番組のコンテ
ンツをもつパケット、第一のリプレースPID格納器1
7によって指摘される記録番組用ダミー・パケット、プ
ログラム仕様情報をもつパケット、およびサービス情報
をもつパケットを、それぞれ抽出する機器である。ただ
し、PIDフィルタ169は、プログラム仕様情報をも
つパケット、およびサービス情報をもつパケットを、そ
のまま通過させる機能をもっている。
【0088】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
19から出力されるトランスポート・ストリームの、表
示/記録用の出力切り替えを行う回路である。
【0089】SIT生成処理部21は、PIDフィルタ
19から出力されるSDT、EITから、SITパケッ
トを生成処理する部分である。
【0090】ストリーム送出処理部22は、SITパケ
ット置換器26などを有する部分である。
【0091】NIT PID格納器23は、PID指定
部28から信号を入力し、NITPIDを格納する機器
である。
【0092】第二のリプレースPID格納器24は、P
ID指定部28から信号を入力し、記録番組用ダミーP
IDを格納する機器である。なお、第二のリプレースP
ID格納器24に格納されている記録番組用ダミーPI
Dは、第一のリプレースPID格納器17に格納されて
いる記録番組用ダミーPIDと同じものである。
【0093】SIT格納器25は、SIT生成処理部2
1によって生成処理されるSITパケットを格納する機
器である。
【0094】SITパケット置換器26は、NIT P
ID格納器23によって指摘されるNITパケット、お
よび第二のリプレースPID格納器24によって指摘さ
れる記録番組用ダミー・パケットを、SIT格納器25
から出力されるSITパケットでリプレースすることが
できる機器である。
【0095】パケット改変部29は、SITパケット置
換器26から出力された信号を入力し、パケットの改変
を行って、記録用のトランスポート・ストリームを作成
することができる部分である。なお、この生成されたト
ランスポート・ストリームは、記録装置5に出力され
る。
【0096】復号部27は、出力切り替え回路20から
入力される、圧縮符号化された映像信号の伸張を行うM
PEG2ビデオ・デコーダ、および出力切り替え回路2
0から入力される、圧縮符号化された音声信号の伸張を
行うMPEG2オーディオ・デコーダを有する部分であ
る。すなわち、復号部27は、圧縮符号化された番組の
コンテンツをもつ表示用のトランスポート・ストリーム
の伸張を行い、ディスプレイ4に出力する部分である。
【0097】このような構成を有する、本実施の形態1
におけるデジタル放送システム1の動作について、図4
も参照しながら説明する。ただし、図4は、放送される
トランスポート・ストリーム44から、パケット多重分
離部16において処理されたトランスポート・ストリー
ム45を経て、記録用のトランスポート・ストリーム4
6が生成される過程を説明する概念図である。
【0098】ここで、本実施の形態1における送信シス
テム2の動作について、図2および図4を参照しなが
ら、詳細に説明する。
【0099】符号化部8は、番組Aのコンテンツをもつ
パケット30、38からなるパケット・ストリーム、お
よび番組Bのコンテンツをもつパケット31からなるパ
ケット・ストリームを生成して、これらをパケット多重
化部10に出力する。
【0100】番組選択関連データ生成部9は、PATパ
ケット32、PMTパケット37、NITパケット3
4、SDTパケット36、EITパケット33、番組A
用ダミー・パケット39、番組B用ダミー・パケット3
5からなるパケット・ストリームを生成して、これらを
パケット多重化部10に出力する。
【0101】パケット多重化部10は、符号化部8から
出力されるパケット・ストリームと、番組選択関連デー
タ生成部9から出力されるパケット・ストリームとを多
重化することにより、トランスポート・ストリーム44
を生成して、これを伝送路符号化部11に出力する。
【0102】伝送路符号化部11は、パケット多重化部
10から出力されるトランスポート・ストリーム44に
誤り訂正符号付加、インターリーブ処理、同期信号付加
を行い、これを変調部12に出力する。
【0103】変調部12は、伝送路符号化部11から出
力されるトランスポート・ストリームに、四相位相偏移
変調による変調を施し、電波47をアンテナより送信す
る。
【0104】衛星中継器6(図1に示されている)は、
電波47(図1に示されている)を受信し、電波48
(図1に示されている)を送信する。
【0105】つぎに、本実施の形態1における受信シス
テム3の動作について、図3および図4を参照しなが
ら、詳細に説明する。
【0106】受信システム3は、外部からの指示によ
り、番組Aを本実施の形態1における記録番組として選
択することにより、受信動作を開始する。すなわち、受
信システム3は、衛星中継器6から電波48を受信し、
そのトランスポート・ストリーム中のPAT内の情報を
参照して、PMTを検出する。PID指定部28は、記
録番組用ダミー・パケット39のPIDを認識し、第一
のリプレースPID格納器17、第二のリプレースPI
D格納器24への信号出力を行う。また、PID指定部
28は、記録PID格納器18、NIT PID格納器
23への信号出力も行う。
【0107】記録PID格納器18は、PID指定部2
8から信号を入力し、番組Aのコンテンツをもつパケッ
ト30、38のPIDを格納する。また、第一のリプレ
ースPID格納器17は、PID指定部28から信号を
入力し、番組A用ダミー・パケット39のPIDを格納
する。また、NIT PID格納器23は、PID指定
部28から信号を入力し、NITパケット34のPID
を格納する。また、第二のリプレースPID格納器24
は、PID指定部28から信号を入力し、番組A用ダミ
ー・パケット39のPIDを格納する。
【0108】受信部13は、電波48を受信し、これを
復調部14に出力する。
【0109】復調部14は、受信部13で受信された電
波48を復調して得られるトランスポート・ストリーム
を、伝送路復号部15に出力する。
【0110】伝送路復号部15は、復調部14より出力
されたトランスポート・ストリームに誤り訂正を行い、
トランスポート・ストリーム44を復元して、これをP
IDフィルタ19に出力する。
【0111】すでに説明されたように、記録PID格納
器18は、番組Aのコンテンツをもつパケット30、3
8のPIDを格納している。また、第一のリプレースP
ID格納器17は、番組A用ダミー・パケット39のP
IDを、リプレースPIDとして格納している。
【0112】したがって、記録PID格納器18は、番
組Aのコンテンツをもつパケット30、38を、PID
フィルタ19に指摘することが可能である。また、第一
のリプレースPID格納器17は、番組A用ダミー・パ
ケット39を、PIDフィルタ19に指摘することが可
能である。
【0113】PIDフィルタ19は、伝送路復号部15
から出力されるトランスポート・ストリーム44から、
記録PID格納器18によって指摘される番組Aのコン
テンツをもつパケット30、38、第一のリプレースP
ID格納器17によって指摘される番組A用ダミー・パ
ケット39を抽出する。また、PIDフィルタ19は、
伝送路復号部15から出力されるトランスポート・スト
リーム44から、PATパケット32、PMTパケット
37、NITパケット34、SDTパケット36、EI
Tパケット33を抽出する。
【0114】PIDフィルタ19は、このようにして、
SDT、EITをSIT生成処理部21に出力する。ま
た、PIDフィルタ19は、番組Aのコンテンツをもつ
パケット30、38、番組A用ダミー・パケット39、
PATパケット32、PMTパケット37、NITパケ
ット34、SDTパケット36、EITパケット33か
ら構成されるトランスポート・ストリーム45を、出力
切り替え回路20に出力する。
【0115】SIT生成処理部21は、PIDフィルタ
19から出力されるSDT、EITを入力し、SITパ
ケット41、43を生成処理して、それらをSIT格納
器25に出力する。SIT格納器25は、SIT生成処
理部21から出力されるSITパケット41、43を、
SITパケット置換器26に出力する。
【0116】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
19から出力されるトランスポート・ストリーム45を
入力する。
【0117】出力切り替え回路20における出力切り替
えが表示用になっているとき、出力切り替え回路20
は、表示用のトランスポート・ストリームを、復号部2
7に出力する。
【0118】復号部27は、出力切り替え回路20から
出力される表示用のトランスポート・ストリームを伸張
し、それをディスプレイ4に信号出力する。
【0119】ディスプレイ4は、復号部27から出力さ
れる信号を入力し、番組Aを構成する映像、音声を表示
する。
【0120】出力切り替え回路20における出力切り替
えが記録用になっているとき、出力切り替え回路20
は、トランスポート・ストリーム45を、SITパケッ
ト置換器26に出力する。
【0121】すでに説明されたように、NIT PID
格納器23は、NITパケット34のPIDを格納して
いる。また、第二のリプレースPID格納器24は、番
組A用ダミー・パケット39のPIDを格納している。
【0122】したがって、NIT PID格納器23
は、NITパケット34を、SITパケット置換器26
に指摘することが可能である。また、第二のリプレース
PID格納器24は、番組A用ダミー・パケット39
を、SITパケット置換器26に指摘することが可能で
ある。
【0123】SITパケット置換器26は、出力切り替
え回路20から出力されるトランスポート・ストリーム
45を入力する。SITパケット置換器26は、NIT
PID格納器23によって指摘されるNITパケット
34を、SIT格納器25から出力されるSITパケッ
ト41によってリプレースする。また、SITパケット
置換器26は、第二のリプレースPID格納器24によ
って指摘される番組A用ダミー・パケット39を、SI
T格納器25から出力されるSITパケット43によっ
てリプレースする。
【0124】SITパケット置換器26は、このように
して、SITパケット41によるNITパケット34の
リプレース、およびSITパケット42による番組A用
ダミー・パケット39のリプレースを行い、パケット改
変部29に信号を出力する。
【0125】パケット改変部29は、SITパケット置
換器26から出力された信号を入力し、トランスポート
・ストリーム45を正しく表す仕様情報のみを選択する
ことにより、PATパケット32を改PATパケット4
0に改変し、PMTパケット37を改PMTパケット4
2に改変する。また、パケット改変部29は、SDTパ
ケット36、EITパケット33を破棄する。パケット
改変部29は、このようにして、記録用のトランスポー
ト・ストリーム46を生成し、これを記録装置5に出力
する。
【0126】記録装置5は、パケット改変部29から出
力されるトランスポート・ストリーム46を入力し、こ
れを記録する。
【0127】なお、本発明における各番組用ダミー・パ
ケットのPIDは、上述した本実施の形態1におけるよ
うに、PMTで指定される必要はなく、SDTあるいは
EITの記述子領域に、記述子として記述されていても
よい。
【0128】このように、SITパケットでリプレース
することのできる各番組用ダミー・パケットを、送信シ
ステムから伝送することにより、リプレース・パケット
としてのNITパケット伝送頻度が不十分であるという
課題が解決されている。
【0129】(実施の形態2)はじめに、図5を参照し
ながら、本実施の形態2におけるデジタル放送システム
の構成について説明する。ただし、図5は、本実施の形
態2におけるデジタル放送システム51の構成図であ
る。
【0130】デジタル放送システム51は、トランスポ
ート・ストリームを生成して送信する送信システム52
と、トランスポート・ストリームを受信して、ディスプ
レイ4あるいは記録装置5に出力するための受信システ
ム53とを備えている。
【0131】つぎに、本実施の形態2における送信シス
テム52の構成について説明する。
【0132】送信システム52は、番組選択関連データ
生成部59、パケット多重化部10などをもつシステム
である。
【0133】番組選択関連データ生成部59は、プログ
ラム仕様情報をもつパケット、およびサービス情報をも
つパケットからなるパケット・ストリームを生成して、
パケット多重化部10に出力する部分である。また、S
ITの適切な記録頻度を指示するSIT記録頻度データ
をもつパケットも、番組選択関連データ生成部59によ
って生成され、パケット多重化部10に出力されてい
る。なお、SITの適切な記録頻度を指示するSIT記
録頻度データは、SDTあるいはEITの記述子領域
に、記述子として記述されている。
【0134】つぎに、本実施の形態2における受信シス
テム53の構成について説明する。
【0135】受信システム53は、パケット多重分離部
66、ストリーム送出処理部72などをもつシステムで
ある。
【0136】パケット多重分離部66は、PIDフィル
タ69などを有する部分である。
【0137】PID指定部78は、非記録番組のコンテ
ンツをもつパケットのPID(以下非記録PIDともい
う)を、番組選択関連データ生成部59より出力される
SIT記録頻度データを参照して、第一のリプレースP
ID格納器67、および第二のリプレースPID格納器
74に指定することができる機器である。
【0138】第一のリプレースPID格納器67は、P
ID指定部78から信号を入力し、非記録PIDを格納
する機器である。なお、第一のリプレースPID格納器
67に格納されている非記録PIDは、第二のリプレー
スPID格納器74に格納されている非記録PIDと同
じものである。
【0139】PIDフィルタ69は、伝送路復号部15
から出力されるトランスポート・ストリームから、記録
PID格納器18によって指摘される記録番組のコンテ
ンツをもつパケット、第一のリプレースPID格納器6
7によって指摘される非記録番組のコンテンツをもつパ
ケット、プログラム仕様情報をもつパケット、およびサ
ービス情報をもつパケットを、それぞれ抽出する機器で
ある。
【0140】ストリーム送出処理部72は、SITパケ
ット置換器76などを有する部分である。
【0141】第二のリプレースPID格納器74は、P
ID指定部78から信号を入力し、非記録PIDを格納
する機器である。なお、第二のリプレースPID格納器
74に格納されている非記録PIDは、第一のリプレー
スPID格納器67に格納されている非記録PIDと同
じものである。
【0142】SITパケット置換器76は、NIT P
ID格納器23によって指摘されるNITパケット、お
よび第二のリプレースPID格納器74によって指摘さ
れる非記録番組のコンテンツをもつパケットを、SIT
格納器25から出力されるSITパケットでリプレース
することができる機器である。
【0143】このような構成を有する、本実施の形態2
におけるデジタル放送システム51の動作について、図
6も参照しながら説明する。ただし、図6は、放送され
るトランスポート・ストリーム94から、パケット多重
分離部66において処理されたトランスポート・ストリ
ーム95を経て、記録用のトランスポート・ストリーム
96が生成される過程を説明する概念図である。
【0144】ここで、本実施の形態2における送信シス
テム52の動作について、詳細に説明する。
【0145】符号化部8は、番組Aのコンテンツをもつ
パケット80、88からなるパケット・ストリーム、お
よび番組Bのコンテンツをもつパケット81、85、8
9からなるパケット・ストリームを生成して、これらを
パケット多重化部10に出力する。
【0146】番組選択関連データ生成部59は、PAT
パケット82、PMTパケット87、NITパケット8
4、SDTパケット86、EITパケット83からなる
パケット・ストリームを生成して、これらをパケット多
重化部10に出力する。
【0147】パケット多重化部10は、符号化部8から
出力されるパケット・ストリームと、番組選択関連デー
タ生成部59から出力されるパケット・ストリームとを
多重化することにより、トランスポート・ストリーム9
4を生成して、これを伝送路符号化部11に出力する。
【0148】伝送路符号化部11は、パケット多重化部
10から出力されるトランスポート・ストリームに誤り
訂正符号付加、インターリーブ処理、同期信号付加を行
い、これを変調部12に出力する。
【0149】変調部12は、伝送路符号化部11から出
力されるトランスポート・ストリームを変調し、電波9
7を送信する。
【0150】衛星中継器6は、電波97を受信し、電波
98を送信する。
【0151】つぎに、本実施の形態2における受信シス
テム53の動作について、詳細に説明する。
【0152】受信システム53は、外部からの指示によ
り、番組Aを本実施の形態2における記録番組として選
択することにより、受信動作を開始する。すなわち、受
信システム53は、衛星中継器6から電波98を受信
し、そのトランスポート・ストリーム中のPAT内の情
報を参照して、PMTを検出する。PID指定部78
は、番組選択関連データ生成部59より出力されるSI
T記録頻度データを参照して、非記録番組である番組B
のコンテンツをもつパケット85のPIDを適切に認識
し、第一のリプレースPID格納器17、第二のリプレ
ースPID格納器24への信号出力を行う。また、PI
D指定部78は、記録PID格納器18、NIT PI
D格納器23への信号出力も行う。
【0153】記録PID格納器18は、PID指定部7
8から信号を入力し、番組Aのコンテンツをもつパケッ
ト80、88のPIDを格納する。また、第一のリプレ
ースPID格納器67は、PID指定部78から信号を
入力し、非記録番組である番組Bのコンテンツをもつパ
ケット85のPIDを適切に格納する。また、NITP
ID格納器23は、PID指定部78から信号を入力
し、NITパケット84のPIDを格納する。また、第
二のリプレースPID格納器74は、PID指定部78
から信号を入力し、番組Bのコンテンツをもつパケット
85のPIDを適切に格納する。
【0154】なお、PID指定部78は、SIT記録頻
度データの参照により、番組Bのコンテンツをもつパケ
ット81、89のPIDを、リプレースPIDに指定し
ない。したがって、番組Bのコンテンツをもつパケット
81、89のPIDは、第一のリプレースPID格納器
67に格納されない。また、番組Bのコンテンツをもつ
パケット81、89のPIDは、第二のリプレースPI
D格納器74に格納されない。
【0155】受信部13は、電波98を受信し、これを
復調部14に出力する。
【0156】復調部14は、受信部13で受信された電
波98を復調して得られるトランスポート・ストリーム
を、伝送路復号部15に出力する。
【0157】伝送路復号部15は、復調部14より出力
されたトランスポート・ストリームに誤り訂正を行い、
トランスポート・ストリーム94を復元して、これをP
IDフィルタ69に出力する。
【0158】すでに説明されたように、記録PID格納
器18は、番組Aのコンテンツをもつパケット80、8
8のPIDを格納している。また、第一のリプレースP
ID格納器67は、非記録番組である番組Bのコンテン
ツをもつパケット85のPIDを、リプレースPIDと
して適切に格納している(番組Bのコンテンツをもつパ
ケット81、89のPIDは、リプレースPIDに指定
されていない)。
【0159】したがって、記録PID格納器18は、番
組Aのコンテンツをもつパケット80、88を、PID
フィルタ69に指摘することが可能である。また、第一
のリプレースPID格納器67は、番組Bのコンテンツ
をもつパケット85を、PIDフィルタ69に指摘する
ことが可能である。
【0160】PIDフィルタ69は、伝送路復号部65
から出力されるトランスポート・ストリーム94から、
記録PID格納器18によって指摘される番組Aのコン
テンツをもつパケット80、88、第一のリプレースP
ID格納器67によって指摘される番組Bのコンテンツ
をもつパケット85を抽出する。また、PIDフィルタ
69は、伝送路復号部15から出力されるトランスポー
ト・ストリーム94から、PATパケット82、PMT
パケット87、NITパケット84、SDTパケット8
6、EITパケット83を抽出する。
【0161】PIDフィルタ69は、このようにして、
SDT、EITをSIT生成処理部71に出力する。ま
た、PIDフィルタ69は、番組Aのコンテンツをもつ
パケット80、88、番組Bのコンテンツをもつパケッ
ト85、PATパケット82、PMTパケット87、N
ITパケット84、SDTパケット86、EITパケッ
ト83から構成されるトランスポート・ストリーム95
を、出力切り替え回路20に出力する。
【0162】SIT生成処理部21は、PIDフィルタ
69から出力されるSDT、EITを入力し、SITパ
ケット91、92を生成処理して、それらをSIT格納
器75に出力する。SIT格納器25は、SIT生成処
理部21から出力されるSITパケット91、92を、
SITパケット置換器76に出力する。
【0163】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
69から出力されるトランスポート・ストリーム95を
入力する。
【0164】出力切り替え回路20における出力切り替
えが表示用になっているとき、出力切り替え回路20
は、表示用のトランスポート・ストリームを、復号部2
7に出力する。 復号部27は、出力切り替え回路20
から出力される表示用のトランスポート・ストリームを
伸張し、それを再生装置4に信号出力する。
【0165】再生装置4は、復号部27から出力される
信号を入力し、番組Aを構成する映像、音声を再生す
る。
【0166】出力切り替え回路20における出力切り替
えが記録用になっているとき、出力切り替え回路70
は、トランスポート・ストリーム95を、SITパケッ
ト置換器76に出力する。
【0167】すでに説明されたように、NIT PID
格納器23は、NITパケット84のPIDを格納して
いる。また、第二のリプレースPID格納器74は、番
組Bのコンテンツをもつパケット85のPIDを、適切
に格納している。
【0168】SITパケット置換器76は、出力切り替
え回路20から出力されるトランスポート・ストリーム
95を入力する。SITパケット置換器76は、NIT
PID格納器23によって指摘されるNITパケット
84を、SIT格納器25から出力されるSITパケッ
ト91によってリプレースする。また、SITパケット
置換器76は、第二のリプレースPID格納器74によ
って指摘される番組Bのコンテンツをもつパケット85
を、SIT格納器25から出力されるSITパケット9
2によってリプレースする。
【0169】SITパケット置換器76は、このように
して、SITパケット91によるNITパケット84の
リプレース、およびSITパケット92による番組Bの
コンテンツをもつパケット85のリプレースを行い、パ
ケット改変部29に信号を出力する。
【0170】パケット改変部29は、SITパケット置
換器76から出力された信号を入力し、PATパケット
82を改PATパケット90に改変し、PMTパケット
87を改PMTパケット93に改変する。また、パケッ
ト改変部29は、SDTパケット86、EITパケット
83を破棄する。パケット改変部29は、このようにし
て、記録用のトランスポート・ストリーム96を生成
し、これを記録装置5に出力する。
【0171】記録装置5は、パケット改変部29から出
力されるトランスポート・ストリーム96を入力し、こ
れを記録する。
【0172】なお、本発明におけるリプレースPID
は、上述した本実施の形態2におけるように非記録PI
Dの全部または一部である必要はなく、SDT PI
D、あるいはEIT PIDであってもよい。
【0173】このように、SITの適切な記録頻度を指
示するSIT記録頻度データを送出し、非記録番組のコ
ンテンツをもつパケットを、SITパケットでリプレー
スすることのできるリプレース・パケットとして利用す
ることにより、リプレース・パケットとしてのNITパ
ケットの伝送頻度が不十分であるという課題が解決され
ている。
【0174】(実施の形態3)はじめに、図7を参照し
ながら、本実施の形態3におけるデジタル放送システム
の構成について説明する。ただし、図7は、本実施の形
態3におけるデジタル放送システム101の構成図であ
る。
【0175】デジタル放送システム101は、トランス
ポート・ストリームを生成して送信する送信システム1
02と、トランスポート・ストリームを受信して、ディ
スプレイ4あるいは記録装置5に出力するための受信シ
ステム103とを備えている。
【0176】本実施の形態3における送信システム10
2は、従来の技術における送信システムと同じである。
【0177】そこで、本実施の形態3における受信シス
テム103の構成について、図7を参照しながら説明す
る。
【0178】受信システム103は、パケット多重分離
部116、ストリーム送出処理部122などをもつシス
テムである。
【0179】パケット多重分離部116は、PIDフィ
ルタ119などを有する部分である。
【0180】PID指定部128は、非記録番組のコン
テンツをもつパケットのPID(以下非記録PIDとも
いう)、およびEIT PID(すなわちEITパケッ
トのPID)を、第一のリプレースPID格納器11
7、および第二のリプレースPID格納器124に指定
することができる部分である。
【0181】第一のリプレースPID格納器117は、
PID指定部128から信号を入力し、非記録PID、
およびEIT PIDを格納する機器である。なお、第
一のリプレースPID格納器117に格納されている非
記録PID、およびEITPIDは、第二のリプレース
PID格納器124に格納されている非記録PID、お
よびEIT PIDと同じものである。
【0182】PIDフィルタ119は、伝送路復号部1
5から出力されるトランスポート・ストリームから、記
録PID格納器18によって指摘される記録番組のコン
テンツをもつパケット、第一のリプレースPID格納器
117によって指摘される非記録番組のコンテンツをも
つパケット、第一のリプレースPID格納器117によ
って指摘されるEITパケット、プログラム仕様情報を
もつパケット、およびサービス情報をもつパケットを、
それぞれ抽出する機器である。
【0183】ストリーム送出処理部122は、SITパ
ケット置換器126などを有する部分である。
【0184】第二のリプレースPID格納器124は、
PID指定部128から信号を入力し、非記録PID、
およびEIT PIDを格納する機器である。なお、第
二のリプレースPID格納器124に格納されている非
記録PID、およびEITPIDは、第一のリプレース
PID格納器117に格納されている非記録PID、お
よびEIT PIDと同じものである。
【0185】SITパケット置換器126は、NIT
PID格納器23によって指摘されるNITパケット、
第二のリプレースPID格納器124によって指摘され
る非記録番組のコンテンツをもつパケット、および第二
のリプレースPID格納器124によって指摘されるE
ITパケットを、SIT格納器25から出力されるSI
Tパケットでリプレースすることができる機器である。
【0186】パケット改変部129は、SITパケット
置換器126から出力された信号を入力し、パケットの
改変を行って、記録用のトランスポート・ストリームを
作成することができる部分である。
【0187】このような構成を有する、本実施の形態3
におけるデジタル放送システム101の動作について、
図8も参照しながら説明する。ただし、図8は、放送さ
れるトランスポート・ストリーム144から、パケット
多重分離部116において処理されたトランスポート・
ストリーム145を経て、記録用のトランスポート・ス
トリーム146が生成される過程を説明する概念図であ
る。
【0188】本実施の形態3における送信システム10
2の動作は、従来の技術における送信システムの動作と
同じである。
【0189】そこで、本実施の形態3における受信シス
テム103の動作について、詳細に説明する。
【0190】受信システム103は、外部からの指示に
より、番組Aを本実施の形態3における記録番組として
選択することにより、受信動作を開始する。すなわち、
受信システム103は、衛星中継器6から電波148を
受信し、そのトランスポート・ストリーム中のPAT内
の情報を参照して、PMTを検出する。PID指定部1
28は、非記録番組である番組Bのコンテンツをもつパ
ケット131、135、139、およびEITパケット
133のPIDを認識し、第一のリプレースPID格納
器117、第二のリプレースPID格納器124への信
号出力を行う。また、PID指定部128は、記録PI
D格納器18、NIT PID格納器23への信号出力
も行う。
【0191】記録PID格納器18は、PID指定部1
28から信号を入力し、番組Aのコンテンツをもつパケ
ット130、138のPIDを格納する。また、第一の
リプレースPID格納器117は、PID指定部128
から信号を入力し、番組Bのコンテンツをもつパケット
131、135、139のPID、およびEITパケッ
ト133のPIDを格納する。また、NIT PID格
納器23は、PID指定部128から信号を入力し、N
ITパケット134のPIDを格納する。また、第二の
リプレースPID格納器124は、PID指定部28か
ら信号を入力し、番組Bのコンテンツをもつパケット1
31、135、139のPID、およびEITパケット
133のPIDを格納する。
【0192】受信部13は、電波148を受信し、これ
を復調部14に出力する。
【0193】復調部14は、受信部13で受信された電
波148を復調して得られるトランスポート・ストリー
ムを、伝送路復号部15に出力する。
【0194】伝送路復号部15は、復調部14より出力
されたトランスポート・ストリームに誤り訂正を行い、
トランスポート・ストリーム144を復元して、これを
PIDフィルタ119に出力する。
【0195】PIDフィルタ119は、伝送路復号部1
5から出力されるトランスポート・ストリーム144か
ら、記録PID格納器18によって指摘される番組Aの
コンテンツをもつパケット130、138、第一のリプ
レースPID格納器117によって指摘される番組Bの
コンテンツをもつパケット131、135、139のP
ID、および第一のリプレースPID格納器117によ
って指摘されるEITパケット133を抽出する。ま
た、PIDフィルタ119は、伝送路復号部15から出
力されるトランスポート・ストリーム144から、PA
Tパケット132、PMTパケット137、NITパケ
ット134、SDTパケット136、EITパケット1
33を抽出する。
【0196】PIDフィルタ119は、このようにし
て、SDT、EITをSIT生成処理部21に出力す
る。また、PIDフィルタ119は、番組Aのコンテン
ツをもつパケット130、138、番組Bのコンテンツ
をもつパケット131、135、139、PATパケッ
ト132、PMTパケット137、NITパケット13
4、SDTパケット136、EITパケット133から
構成されるトランスポート・ストリーム145を、出力
切り替え回路20に出力する。
【0197】SIT生成処理部21は、PIDフィルタ
119から出力されるSDT、EITを入力し、SIT
パケット141、142を生成処理して、それらをSI
T格納器25に出力する。SIT格納器25は、SIT
生成処理部21から出力されるSITパケット141、
142を、SITパケット置換器126に出力する。
【0198】出力切り替え回路20は、PIDフィルタ
119から出力されるトランスポート・ストリーム14
5を入力する。
【0199】出力切り替え回路20における出力切り替
えが表示用になっているとき、出力切り替え回路20
は、表示用のトランスポート・ストリームを、復号部2
7に出力する。
【0200】復号部27は、出力切り替え回路20から
出力される表示用のトランスポート・ストリームを伸張
し、それをディスプレイ4に信号出力する。
【0201】ディスプレイ4は、復号部27から出力さ
れる信号を入力し、番組Aを構成する映像、音声を表示
する。
【0202】出力切り替え回路20における出力切り替
えが記録用になっているとき、出力切り替え回路20
は、トランスポート・ストリーム145を、SITパケ
ット置換器126に出力する。
【0203】SITパケット置換器126は、出力切り
替え回路20から出力されるトランスポート・ストリー
ム145を入力する。SITパケット置換器126は、
NITパケット134、番組Bのコンテンツをもつパケ
ット131、135、139、EITパケット133
を、SITパケット141、142で実際にリプレース
するか否かを決定する。
【0204】すなわち、SITパケット置換器126
は、NIT PID格納器23によって指摘されるNI
Tパケット134を、SIT格納器25から出力される
SITパケット141によってリプレースする。また、
SITパケット置換器126は、第二のリプレースPI
D格納器124によって指摘されるEITパケット13
3を、SIT格納器25から出力されるSITパケット
142によってリプレースする。そして、SITパケッ
ト置換器126は、番組Bのコンテンツをもつパケット
131、135、139を、SITパケットによってリ
プレースしない(すでに述べられたように、EITパケ
ットの伝送頻度が十分であるために、非記録番組のコン
テンツをもつパケットは、リプレース・パケットとして
使用されないことがある)。
【0205】SITパケット置換器126は、このよう
にして、SITパケット142によるNITパケット1
34のリプレース、およびSITパケット141による
EITパケット133のリプレースを行い、パケット改
変部129に信号を出力する。
【0206】パケット改変部129は、SITパケット
置換器126から出力された信号を入力し、PATパケ
ット132を改PATパケット140に改変し、PMT
パケット137を改PMTパケット143に改変する。
また、パケット改変部29は、SDTパケット136、
EITパケット133、番組Bのコンテンツをもつパケ
ット131、135、139を破棄する。パケット改変
部129は、このようにして、記録用のトランスポート
・ストリーム146を生成し、これを記録装置5に出力
する。
【0207】記録装置5は、パケット改変部129から
出力されるトランスポート・ストリーム146を入力
し、これを記録する。
【0208】なお、本発明におけるSITパケット置換
器126は、上述した本実施の形態3におけるように、
指定されたリプレースPIDをもつパケットの中から適
切に選択されたリプレース・パケットを、SITパケッ
トで過不足なくリプレースする必要はなく、指定された
リプレースPIDをもつ全パケットの中から所定の割合
だけ選択されたリプレース・パケットを、SITパケッ
トでリプレースしてもよい。
【0209】このように、SITパケット置換器に、S
ITパケットによるリプレースを実際に行うか否かを決
定する能力を付与し、非記録番組のコンテンツをもつパ
ケット、およびEITパケットを、SITパケットでリ
プレースすることのできるリプレース・パケットとして
利用することにより、リプレース・パケットとしてのN
ITパケットの伝送頻度が不十分であるという課題が解
決されている。
【0210】なお、上述した実施の形態において、PI
DフィルタとSITパケット置換器を合わせた部材は、
[特許請求の範囲]に述べられているパケット抽出置換
部に対応している。
【0211】また、本発明におけるパケット・ストリー
ムは、上述した実施の形態におけるように十個のパケッ
トから構成されている必要はなく、任意の個数のパケッ
トから構成されていてもよい。
【0212】また、本発明における番組は、上述した実
施の形態におけるように二個だけ放送されている必要は
なく、任意の個数だけ放送されていてもよい。
【0213】また、本発明におけるリプレースPID格
納器は、上述した実施の形態におけるように二個設けら
れている必要はなく、一個だけ設けられていてもよい。
【0214】また、本発明におけるデジタル放送は、上
述した実施の形態におけるように通信衛星を利用する放
送である必要はなく、光ファイバや同軸ケーブルを利用
する有線放送、あるいは無線放送であってもよい。
【0215】また、本発明におけるデジタル放送は、上
述した実施の形態におけるような番組の放送である必要
はなく、パソコンゲームやカラオケの放送であってもよ
い。
【0216】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、SITパケットの伝送頻度が十分となるような受信
システムおよび受信方法を提供することができる。
【0217】
【0218】
【0219】
【0220】
【0221】
【0222】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1で説明されるデジタル放
送システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1で説明される送信システ
ムの構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1で説明される受信システ
ムの構成図である。
【図4】本発明の実施の形態1で説明される記録用のト
ランスポート・ストリームが生成される過程を説明する
概念図である。
【図5】本発明の実施の形態2で説明されるデジタル放
送システムの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態2で説明される記録用のト
ランスポート・ストリームが生成される過程を説明する
概念図である。
【図7】本発明の実施の形態3で説明されるデジタル放
送システムの構成図である。
【図8】本発明の実施の形態3で説明される記録用のト
ランスポート・ストリームが生成される過程を説明する
概念図である。
【図9】従来の技術によるデジタル放送システムの構成
図である。
【図10】従来の技術による記録用のトランスポート・
ストリームが生成される過程を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 デジタル放送システム 2 送信システム 3 受信システム 4 ディスプレイ 5 記録装置 6 衛星中継器(トランスポンダ) 7 通信衛星 8 符号化部 9 番組選択関連データ生成部 10 パケット多重化部 11 伝送路符号化部 12 変調部 13 受信部 14 復調部 15 伝送路復号部 16 パケット多重分離部 17 第一のリプレースPID格納器 18 記録PID格納器 19 PIDフィルタ 20 出力切り替え回路 21 SIT生成処理部 22 ストリーム送出処理部 23 NIT PID格納器 24 第二のリプレースPID格納器 25 SIT格納器 26 SITパケット置換器 27 復号部 28 PID指定部 29 パケット改変器 51 デジタル放送システム 52 送信システム 53 受信システム 59 番組選択関連データ生成部 66 パケット多重分離部 67 第一のリプレースPID格納器 69 PIDフィルタ 72 ストリーム送出処理部 74 第二のリプレースPID格納器 76 SITパケット置換器 78 PID指定部 101 デジタル放送システム 102 送信システム 103 受信システム 109 番組選択関連データ生成部 116 パケット多重分離部 117 第一のリプレースPID格納器 119 PIDフィルタ 122 ストリーム送出処理部 124 第二のリプレースPID格納器 126 SITパケット置換器 128 PID指定部 129 パケット改変器 151 デジタル放送システム 153 受信システム 166 パケット多重分離部 169 PIDフィルタ 172 ストリーム送出処理部 176 SITパケット置換器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/44 - 5/46 H04N 7/025 H04N 7/24 - 7/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)圧縮符号化された番組のコンテン
    ツと、(2)NIT、PAT、PMTを有するプログラ
    ム仕様情報と、(3)SDT、EITを有するサービス
    情報とが多重化されたトランスポート・ストリームにS
    ITパケットを挿入し出力する受信システムであって、 前記トランスポート・ストリーム中の複数種類のパケッ
    トの全部又は一部を前記SITパケットリプレースす
    ることができるパケット置換手段を備えた受信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 (1)圧縮符号化された番組のコンテン
    ツと、(2)NIT、PAT、PMTを有するプログラ
    ム仕様情報と、(3)SDT、EITを有するサービス
    情報とが多重化されたトランスポート・ストリームにS
    ITパケットを挿入し出力する受信システムであって、 前記トランスポート・ストリーム中の複数種類のパケッ
    トのPIDを格納する格納手段と、 前記PIDをもつパケットの全部又は一部を前記SIT
    パケットリプレースすることができるパケット置換手
    段とを備えた受信システム。
  3. 【請求項3】 前記パケット置換手段における全部又は
    一部の選択は、SITの伝送頻度が十分になるように
    われることを特徴とする請求項1又は2記載の受信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記パケット置換手段によりリプレース
    の対象となるパケットは、記録番組として選択されない
    パケットを含むことを特徴とする請求項1から3のいず
    れか1項に記載の受信システム。
  5. 【請求項5】 (1)圧縮符号化された番組のコンテン
    ツと、(2)NIT、PAT、PMTを有するプログラ
    ム仕様情報と、(3)SDT、EITを有するサービス
    情報とが多重化されたトランスポート・ストリームにS
    ITパケットを挿入し出力する受信方法であって、 前記トランスポート・ストリーム中の複数種類のパケッ
    トの全部又は一部を前記SITパケットリプレースす
    ることができるパケット置換工程を備えた受信方法。
  6. 【請求項6】 (1)圧縮符号化された番組のコンテン
    ツと、(2)NIT、PAT、PMTを有するプログラ
    ム仕様情報と、(3)SDT、EITを有するサービス
    情報とが多重化されたトランスポート・ストリームにS
    ITパケットを挿入し出力する受信方法であって、 前記トランスポート・ストリーム中の複数種類のパケッ
    トのPIDを格納する格納工程と、 前記PIDをもつパケットの全部又は一部を前記SIT
    パケットリプレースすることができるパケット置換工
    とを備えた受信方法。
  7. 【請求項7】 前記パケット置換工程における全部又は
    一部の選択は、SITの伝送頻度が十分になるように
    われることを特徴とする請求項5又は6記載の受信方
    法。
  8. 【請求項8】 前記パケット置換工程によりリプレース
    の対象となるパケットは、記録番組として選択されない
    パケットを含むことを特徴とする請求項5から7のいず
    れか1項に記載の受信方法。
JP2002373156A 2002-12-24 2002-12-24 受信システムおよび受信方法 Expired - Fee Related JP3408533B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373156A JP3408533B1 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 受信システムおよび受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373156A JP3408533B1 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 受信システムおよび受信方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26107599A Division JP3408469B2 (ja) 1999-09-14 1999-09-14 受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3408533B1 true JP3408533B1 (ja) 2003-05-19
JP2003298968A JP2003298968A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29398073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002373156A Expired - Fee Related JP3408533B1 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 受信システムおよび受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3408533B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003298968A (ja) 2003-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100495545B1 (ko) 수신시스템 및 디지털 방송시스템
CN100563112C (zh) 数字多媒体广播接收机和用于再现数字多媒体数据的方法
KR100552678B1 (ko) 데이터 패킷의 접근 지연 시간 단축을 위한 송/수신 장치및 그 방법
JP3408533B1 (ja) 受信システムおよび受信方法
JP2005176107A (ja) デジタル放送受信装置およびその制御方法、デジタル放送送信装置、ならびにデジタル放送受信システム
JP2005151462A (ja) ストリームデータ送信機、ストリームデータ送信方法、ストリームデータ受信機及びストリームデータ受信方法並びにストリームデータ通信システム及びストリームデータ送受信方法。
JP2003115807A (ja) 地上デジタル放送用多重フレームtsの伝送方法及び伝送システム
JP4242613B2 (ja) 受信システム、デジタル放送システム、および受信方法
JP3408534B1 (ja) 受信システムおよび受信方法
WO2004093356A1 (ja) デジタル放送送信システム、デジタル放送の受信装置、デジタル放送再生方法
JP2003230063A (ja) 受信システム
JPH10178614A (ja) ディジタル放送信号の受信および記録再生装置
WO2008015753A1 (fr) Appareil terminal de communication et procédé d'enregistrement
JP6038605B2 (ja) Stl/ttl回線用送信装置及びその受信装置
JP4786619B2 (ja) 録画装置
JP2014103476A (ja) Stl/ttl回線用送信システム、stl/ttl回線用送信装置、ts再多重装置、付加情報挿入制御装置及びstl/ttl回線用受信装置
JPH09289616A (ja) テレビジョン信号受信装置
JPH11313290A (ja) ディジタル映像信号送受信方法及びその装置
JP6375093B2 (ja) Stl/ttl回線用送信装置及びstl/ttl回線用受信装置
JPH09261197A (ja) 重畳伝送システム
KR20030025444A (ko) 디지털 위성방송 시스템의 정보 송수신 방법 및 수신장치
JP4300190B2 (ja) 受信装置及び受信方法
JP4538488B2 (ja) ストリーム受信装置、ストリーム受信方法、及びストリーム送受信方法
JPH11346196A (ja) 遅延時間測定装置
JPH09238320A (ja) 情報信号伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3408533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150314

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees