JP3408099B2 - 旋回型作業装置 - Google Patents
旋回型作業装置Info
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- JP3408099B2 JP3408099B2 JP04001697A JP4001697A JP3408099B2 JP 3408099 B2 JP3408099 B2 JP 3408099B2 JP 04001697 A JP04001697 A JP 04001697A JP 4001697 A JP4001697 A JP 4001697A JP 3408099 B2 JP3408099 B2 JP 3408099B2
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- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2203—Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
- E02F9/2207—Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
レーン等の旋回型作業装置の技術分野に属するものであ
る。
は、旋回用制御バルブの切換えに基づいて油圧モータを
駆動し、その駆動力で旋回体を旋回作動させるが、前記
旋回用制御バルブを駆動位置から停止位置に切換えた場
合、油圧モータに作用する慣性力に基づいて出口側メイ
ン油路が高圧になるため、旋回停止時に大きな衝撃や揺
れ戻し現象が発生する不都合がある。このため従来で
は、油圧モータと旋回用制御バルブとを接続する一対の
メイン油路間に、モータ停止時に高圧となる出口側メイ
ン油路の圧油を、負圧となる入口側メイン油路にリリー
フバルブを介して供給する油圧モータブレーキ回路を介
設し、旋回停止時の衝撃や揺れ戻しを緩和している。
フバルブのリリーフ圧を低く設定した場合には、旋回停
止時の衝撃や揺れ戻しを十分に緩和できるものの、迅速
な旋回始動や旋回停止を行うことができないため、リリ
ーフ圧を比較的高く設定しているのが実状である。そし
て、この様なものでは、旋回停止時の慣性力が比較的大
きい場合(例えば作業部のリーチが長い場合)には、油
圧モータブレーキ回路が良好に機能して衝撃等の発生を
抑えることが可能であるが、旋回停止時の慣性力が小さ
い場合(例えば超小旋回型油圧ショベルで作業部を旋回
姿勢に格納した場合)には、油圧モータブレーキ回路が
十分に機能せずに衝撃や揺れ戻しが発生する可能性があ
った。
情に鑑みこれらの課題を解決することができる旋回型作
業装置を提供することを目的として創作されたものであ
って、請求項1の発明は、油圧モータの駆動に基づいて
旋回する旋回体に、姿勢変化自在な作業部を設けた旋回
型作業装置であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿
勢を検出する作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと
旋回用制御バルブとを接続する一対のメイン油路同志を
バイパス用制御バルブを介して互いに連通させるバイパ
ス油路と、少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパ
ス用制御バルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定す
る連通量決定手段とを設けると共に、前記一対のメイン
油路間に、モータ停止時に高圧側メイン油路の圧油をリ
リーフバルブを介して負圧側メイン油路に供給する油圧
モータブレーキ回路を介設するにあたり、前記リリーフ
バルブのリリーフ圧を、作業部のリーチが長い状態を基
準として設定する一方、バイパス油路の連通量を、作業
部のリーチが短い状態ほど多くするように設定した旋回
型作業装置である。このようにすることで、旋回停止時
において、作業部姿勢(慣性力)に応じた量の圧油を高
圧側メイン油路から負圧側メイン油路に供給することが
できるため、旋回停止時の衝撃や揺れ戻しを作業部姿勢
に拘わらず低減することができ、さらに、作業部のリー
チが長い場合には、油圧モータブレーキ回路の作用に基
づいて旋回停止時の衝撃を緩衝する一方、作業部のリー
チが短い場合には、リーチに応じて連通量が変化するバ
イパス油路の作用に基づいて旋回停止時の衝撃を緩衝す
ることができる。請求項2の発明は、油圧モータの駆動
に基づいて旋回する旋回体に、姿勢変化自在な作業部を
設けた旋回型作業装置であって、該旋回型作業装置に、
作業部の姿勢を検出する作業部姿勢検出手段と、前記油
圧モータと旋回用制御バルブとを接続する一対のメイン
油路同志をバイパス用制御バルブを介して互いに連通さ
せるバイパス油路と、少なくとも旋回停止時に開作動さ
れるバイパス用制御バルブの連通量を作業部姿勢に基づ
いて決定する連通量決定手段とを設けると共に、該連通
量補正操作具の操作に応じて連通量を補正する連通量補
正手段を設けた旋回型作業装置である。このようにする
ことで、旋回停止時において、作業部姿勢( 慣性力)に
応じた量の圧油を高圧側メイン油路から負圧側メイン油
路に供給することができるため、旋回停止時の衝撃や揺
れ戻しを作業部姿勢に拘わらず低減することができ、さ
らに、オペレータが必要に応じて連通量を補正すること
ができるため、適正な連通量設定に基づいて旋回停止時
の衝撃をさらに低減することができる。請求項3の発明
は、油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋回体に、姿
勢変化自在な作業部を設けた旋回型作業装置であって、
該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出する作業部姿
勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御バルブとを
接続する一対のメイン油路同志をバイパス用制御バルブ
を介して互いに連通させるバイパス油路と、少なくとも
旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バルブの連通
量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決定手段とを
設けると共に、旋回体の旋回速度に応じて連通量を補正
する連通量補正手段を設けた旋回型作業装置である。こ
のようにすることで、旋回停止時において、作業部姿勢
(慣性力)に応じた量の圧油を高圧側メイン油路から負
圧側メイン油路に供給することができるため、旋回停止
時の衝撃や揺れ戻しを作業部姿勢に拘わらず低減するこ
とができ、さらに、慣性力の変動要素である旋回速度に
応じて連通量を補正するため、旋回停止時の衝撃をさら
に低減することができる。請求項4の発明は、油圧モー
タの駆動に基づいて旋回する旋回体に、姿勢変化自在な
作業部を設けた旋回型作業装置であって、該旋回型作業
装置に、作業部の姿勢を検出する作業部姿勢検出手段
と、前記油圧モータと旋回用制御バルブとを接続する一
対のメイン油路同志をバイパス用制御バルブを介して互
いに連通させるバイパス油路と、少なくとも旋回停止時
に開作動されるバイパス用制御バルブの連通量を作業部
姿勢に基づいて決定する連通量決定手段とを設けると共
に、旋回体の傾斜角に応じて連通量を補正する連通量補
正手段を設けた旋回型作業装置である。このようにする
ことで、旋回停止時において、作業部姿勢(慣性力)に
応じた量の圧油を高圧側メイン油路から負圧側メイン油
路に供給することができるため、旋回停止時の衝撃や揺
れ戻しを作業部姿勢に拘わらず低減することができ、さ
らに、慣性力の変動要素である旋回体傾斜角に応じて連
通量を補正するため、旋回停止時の衝撃をさらに低減す
ることができる。請求項5の発明は、油圧モータの駆動
に基づいて旋回する旋回体に、姿勢変化自在な作業部を
設けた旋回型作業装置であって、該旋回型作業装置に、
作業部の姿勢を検出する作業部姿勢検出手段と、前記油
圧モータと旋回用制御バルブとを接続する一対のメイン
油路同志をバイパス用制御バルブを介して互いに連通さ
せるバイパス油路と、少なくとも旋回停止時に開作動さ
れるバイパス用制御バルブの連通量を作業部姿勢に基づ
いて決定する連通量決定手段とを設けると共に、作業部
のアタッチメント荷重に応じて連通量を補正する連通量
補正手段を設けた旋回型作業装置である。このようにす
ることで、旋回停止時において、作業部姿勢(慣性力)
に応じた量の圧油を高圧側メイン油路から負圧側メイン
油路に供給することができるため、旋回停止時の衝撃や
揺れ戻しを作業部姿勢に拘わらず低減することができ、
さらに、慣性力の変動要素であるアタッチメント荷重
(アタッチメントの自重および作業荷重を含む)に応じ
て連通量を補正するため、旋回停止時の衝撃をさらに低
減することができる。請求項6の発明は、請求項1にお
いて、旋回ブレーキ装置による旋回体の旋回制動を、旋
回開始時に自動的に解除する一方、旋回停止時に自動的
に復帰させるにあたり、バイパス用制御バルブの閉作動
タイミングに応じて前記制動復帰タイミングを変化させ
る制動復帰タイミング決定手段を設けた旋回型作業装置
であり、このようにすることで、さらに、バイパス用制
御バルブの閉作動タイミングに応じて旋回停止タイミン
グが変化したとしても、適正なタイミングで旋回ブレー
キ装置を制動復帰させることができるため、旋回ブレー
キ装置の引き摺り現象等を防止することができる。
を図面に基づいて説明する。図面において、1は超小旋
回型の油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、左
右一対の履帯式走行装置を備える下部走行体2、該下部
走行体2の上部に旋回自在に設けられる上部旋回体3、
該上部旋回体3の前部に姿勢変化自在に設けられる作業
部4等で構成されるが、これらの基本構成は何れも従来
通りである。
上下回動自在に連結されるブーム5、該ブーム5の先端
部に左右回動自在に連結されるオフセットブーム6、該
オフセットブーム6の先端部に左右回動自在に連結され
るポスト7、該ポスト7に前後回動自在に連結されるア
ーム8、該アーム8の先端部に前後回動自在に連結され
るバケット9、前記オフセットブーム6に並列する姿勢
でブーム5とポスト7との間に介設されるオフセットリ
ンク10等で構成されている。そして、前記オフセット
ブーム6、ポスト7およびオフセットリンク10は、所
謂平行リンク機構を構成しているため、アーム8および
バケット9を上部旋回体3に対して左右方向にオフセッ
ト(平行移動)することが可能となっている。
ブーム5との間に介設されるブームシリンダ11、ブー
ム5とオフセットブーム6との間に介設されるオフセッ
トシリンダ12、ポスト7とアーム8との間に介設され
るアームシリンダ13、アーム8とバケット9との間に
介設されるバケットシリンダ14等の油圧シリンダを備
えており、これらのシリンダ作動に基づいて主に掘削作
業を行うが、前記バケット9を、作業種別、自重、作業
負荷等が相違するアタッチメントと交換することによ
り、様々な作業に対応することができるようになってい
る。
モータであって、該油圧モータ15とメインポンプ16
とを接続する一対のメイン油路17F、17Rには、旋
回用制御バルブ(パイロット操作型方向制御バルブ)1
8が介設されており、また、旋回用制御バルブ18のパ
イロットポートとパイロットポンプ19とを接続する一
対のパイロット油路20には、図示しないコントロール
レバー(旋回操作レバー)の操作量に応じて開閉するリ
モコンバルブ22F、22Rがそれぞれ介設されてい
る。つまり、常時は中立位置に付勢保持されているコン
トロールレバーを所定方向に傾倒操作すると、一方のリ
モコンバルブ22Fが旋回用制御バルブ18を正転側に
切換えて油圧モータ15を正転駆動させる一方、コント
ロールレバーを逆方向に傾倒操作すると、他方のリモコ
ンバルブ22Rが旋回用制御バルブ18を逆転側に切換
えて油圧モータ15を逆転駆動させるが、旋回用制御バ
ルブ18のバルブ開度は、パイロットポートに作用する
パイロット圧に応じて変化するため、コントロールレバ
ーの操作量に応じた速度で油圧モータ15が駆動するよ
うになっている。
18との間のメイン油路17F、17Rに設けられる油
圧モータ用ブレーキ回路であって、該ブレーキ回路23
は、一対のリリーフバルブ24F、24Rと、一対のチ
ェックバルブ25F、25Rとを用いて構成されてい
る。つまり、各メイン油路17F、17Rをそれぞれリ
リーフバルブ24F、24Rの入口側ポートに接続する
と共に、両リリーフバルブ24F、24Rの出口側ポー
トを合流させて油圧タンクに接続し、さらに、合流した
油路をそれぞれチェックバルブ25F、25Rを介して
各メイン油路17F、17Rに接続している。そして、
この様に構成されたブレーキ回路23は、前記旋回用制
御バルブ18を例えば正転位置から停止位置に切換えた
場合に、慣性力を受けて高圧となる逆転側メイン油路1
7Rの圧油を、負圧となる正転側メイン油路17Fにリ
リーフバルブ24Fおよびチェックバルブ25Fを介し
て供給することにより、旋回停止に伴う衝撃や揺れ戻し
の発生を抑制するが、前記リリーフバルブ24F、24
Rのリリーフ圧(クラッキング圧)は、作業部4のリー
チが長い状態、つまり慣性力が大きい状態を基準として
比較的高圧に設定されている。
18との間のメイン油路17F、17Rに設けられるバ
イパス油路であって、該バイパス油路26は、弁路に絞
り27bを有するバイパス用制御バルブ(電磁比例バル
ブ)27を介してメイン油路17F、17R同志を連通
させている。即ち、メイン油路17F、17R間に、前
記ブレーキ回路23とは別にバイパス油路26を介設す
ると共に、該バイパス油路26の流量をバイパス用制御
バルブ27で制御するように構成されている。
制動する旋回ブレーキ装置(旋回駐車ブレーキ)であっ
て、該旋回ブレーキ装置28は、油圧モータ15のモー
タ軸15aと一体的に回転するブレーキディスク29、
該ブレーキディスク29を摩擦制動する旋回ブレーキシ
リンダ30、該旋回ブレーキシリンダ30とパイロット
ポンプ19とを接続するブレーキ油路に介設されるブレ
ーキ用制御バルブ(電磁方向制御バルブ)31等で構成
されている。そして、前記旋回ブレーキシリンダ30
は、弾機30aによって常時制動側に付勢されている
が、ブレーキ用制御バルブ31が切換わると、旋回ブレ
ーキシリンダ30が弾機30aの付勢力に抗して作動
し、油圧モータ15の制動を解除するようになってい
る。
て構成されるコントローラであって、該コントローラ3
2の入力側には、ブーム5の回動角を検出するブーム角
センサ33、オフセットブーム6の回動角を検出するオ
フセットブーム角センサ34、アーム8の回動角を検出
するアーム角センサ35、油圧モータ15の回転数もし
くは回転速度を検出するモータ回転センサ36、上部旋
回体3もしくは下部走行体2の傾斜角を検出する傾斜セ
ンサ37、バケットシリンダ14のライン圧力に基づい
てアタッチメント荷重(自重および作業荷重を含む)を
検出する圧力センサ38、コントロールレバーの操作角
を検出するレバー角センサ39、バイパス油路26の連
通量を手動補正するための連通量設定ボリューム40等
が入力インタフェース回路を介して接続される一方、出
力側には、前記バイパス用制御バルブ27のソレノイド
27a、ブレーキ用制御バルブ31のソレノイド31a
等が出力インタフェース回路を介して接続されている。
即ち、コントローラ32は、バイパス用制御バルブ27
を制御する「バイパス制御」、ブレーキ用制御バルブ3
1を制御する「ブレーキ制御」等の制御ルーチンを備え
ており、以下、フローチャートに基づいて「バイパス制
御」および「ブレーキ制御」の制御手順を説明する。
ロールレバーの操作位置を判断し、ここでレバー操作位
置が旋回操作範囲である場合には、ブーム角センサ3
3、オフセットブーム角センサ34およびアーム角セン
サ35の検出信号に基づいて作業部4のリーチ(ブーム
回動支点からアーム先端位置までの水平距離)を判断す
ると共に、リーチに応じて予め設定される連通量(図6
に示す連通量)を選択し、さらに、この連通量を、モー
タ回転センサ36、傾斜センサ37、圧力センサ38お
よび連通量設定ボリューム40の信号に基づいて補正し
た後、連通量に対応する開度(図6に示す開度)でバイ
パス用制御バルブ27を開作動するようになっている。
一方、レバー操作位置が中立範囲である場合には、バイ
パス用制御バルブ27を閉作動するが、コントロールレ
バーが中立復帰した直後は、連通量に対応するタイマ
(図6に示す開時間)をセットし、該タイマが終了する
までバイパス用制御バルブ27の閉作動を遅延するよう
になっている。即ち、油圧モータ15のメイン油路17
F、17R同志を、少なくとも旋回停止時に連通させて
衝撃や揺れ戻しの発生を抑えるにあたり、バイパス油路
26の連通量を作業部姿勢(リーチ)に基づいて決定す
るため、仮令作業部姿勢に応じて旋回停止時の慣性力が
変化したとしても、適正な連通量制御に基づいてスムー
ズな旋回停止を行うことができ、しかも、前記連通量
は、他の慣性力変動要素である旋回速度、機体傾斜およ
びアタッチメント荷重に基づいて補正されるため、実際
に作用する慣性力に可及的に適合した連通量を確保する
ことができるようになっている。
トロールレバーの操作位置を判断し、ここでレバー操作
位置が旋回操作範囲である場合には、旋回ブレーキ装置
28を解除側に作動させる一方、レバー操作位置が中立
範囲である場合には、旋回ブレーキ装置28を制動側に
作動させるが、仮令中立範囲であっても、前記バイパス
用制御バルブ27が開作動している状態では、旋回ブレ
ーキ装置28を解除状態に維持し、また、バイパス用制
御バルブ27が閉状態に切換った直後は、所定時間のタ
イマをセットし、このタイマが終了するまで旋回ブレー
キ装置28の制動復帰を遅延するようになっている。つ
まり、本実施形態では、前記「バイパス制御」に基づい
て上部旋回体3の旋回停止タイミングが変化する可能性
があるが、バイパス用制御バルブ27の閉作動に連動し
て旋回ブレーキ装置28を制動復帰させるため、バイパ
ス用制御バルブ27が閉じる以前に旋回ブレーキ装置2
8が制動復帰した場合の如く、引き摺り現象が発生する
不都合を防止することができるようになっている。
ばコントロールレバーを正転側旋回操作範囲から中立範
囲に操作すると、慣性力に基づいて逆転側メイン油路1
7Rが高圧となり、この圧力がブレーキ回路23のリリ
ーフ圧を越えると、逆転側メイン油路17Rの圧油がブ
レーキ回路23を介して正転側メイン油路17Fに流入
して衝撃や揺れ戻しの発生を抑制することになるが、前
記リリーフ圧は、良好な旋回始動性能および旋回停止性
能を確保すべく比較的高圧に設定されるため、作業部4
のリーチが長い状態、つまり旋回停止時の慣性力が比較
的大きい状態でブレーキ回路23が良好に機能すること
になる。一方、作業部4のリーチが短い状態、つまり旋
回停止時の慣性力が比較的小さい状態では、ブレーキ回
路23が十分に機能せずに旋回停止時に衝撃が発生する
可能性があるが、メイン油路17F、17R同志を、バ
イパス用制御バルブ27を備えるバイパス油路26を介
して互いに連通すると共に、該バイパス油路26の連通
量を、作業部4のリーチが短い状態ほど多くなるように
制御するため、作業部姿勢に拘わらずスムーズな旋回停
止を行うことができる。
連通量設定ボリューム40の操作に基づいて手動補正す
ることができるため、状況に応じた適正な補正操作に基
づいて旋回停止時の衝撃をさらに低減することができ
る。
作業部姿勢以外の慣性力変動要素である旋回速度、旋回
体傾斜角およびアタッチメント荷重に応じて自動的に補
正されるため、連通量の制御精度を向上させて旋回停止
時の衝撃をさらに低減することができる。
回体3の制動を、旋回停止に伴って自動的に復帰させる
にあたり、その復帰タイミングを、バイパス用制御バル
ブ27の閉作動タイミングに基づいて決定するため、仮
令「バイパス制御」に基づいて上部旋回体3の旋回停止
タイミングが変化したとしても、適正なタイミングで旋
回ブレーキ装置28を制動復帰させることができ、その
結果、バイパス用制御バルブ27が閉じる以前に旋回ブ
レーキ装置28が制動復帰した場合の如く、引き摺り現
象が発生する不都合を防止することができる。
いものであることは勿論であって、例えば旋回ブレーキ
装置28を備えないものでも実施することができる。ま
た、前記実施形態では、バイパス用制御バルブ27のバ
ルブ開度および開作動時間に基づいてバイパス油路26
の連通量を無段階状に制御しているが、何れか一方に基
づいて連通量を制御したり、連通量を段階的に制御する
ことも可能である。また、前記実施形態では、バイパス
用制御バルブを電磁比例バルブとし、該電磁比例バルブ
を各種センサ信号に基づいて電気的に制御しているが、
図7に示すものの様に、バイパス用制御バルブをパイロ
ット操作式の比例バブル41とし、該比例バルブ41を
各種油圧ライン圧力に基づいて油圧的に制御することも
可能である。つまり、図7のものは、バイパス制御用油
圧回路42に、ブーム角センサ33の代替信号となるブ
ームシリンダ一次ライン圧力、オフセットブーム角セン
サ34の代替信号となるオフセットブームシリンダ一次
ライン圧力、アーム角センサ35の代替信号となるアー
ムシリンダ一次ライン圧力、圧力センサ38の代替信号
となるバケットシリンダ一次ライン圧力、モータ回転セ
ンサ36およびレバー角センサ39の代替信号となる旋
回モータ二次ライン圧力(一対の旋回モータ二次ライン
43、44をシャトルバルブ45を介して接続)等を入
力し、これらの圧力に応じたパイロット圧をバイパス制
御用油圧回路42から比例バルブ41のパイロットポー
トに供給してバイパス油路26の連通量を制御するもの
である。
バルブ開度およびバルブ開時間を示すグラフ図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋
回体に、姿勢変化自在な作業部を設けた旋回型作業装置
であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出す
る作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御
バルブとを接続する一対のメイン油路同志をバイパス用
制御バルブを介して互いに連通させるバイパス油路と、
少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バ
ルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決
定手段とを設けると共に、前記一対のメイン油路間に、
モータ停止時に高圧側メイン油路の圧油をリリーフバル
ブを介して負圧側メイン油路に供給する油圧モータブレ
ーキ回路を介設するにあたり、前記リリーフバルブのリ
リーフ圧を、作業部のリーチが長い状態を基準として設
定する一方、バイパス油路の連通量を、作業部のリーチ
が短い状態ほど多くするように設定した旋回型作業装
置。 - 【請求項2】 油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋
回体に、姿勢変化自在な作業部を設けた旋回型作業装置
であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出す
る作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御
バルブとを接続する一対のメイン油路同志をバイパス用
制御バルブを介して互いに連通させるバイパス油路と、
少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バ
ルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決
定手段とを設けると共に、該連通量補正操作具の操作に
応じて連通量を補正する連通量補正手段を設けた旋回型
作業装置。 - 【請求項3】 油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋
回体に、姿勢変化自在な作業部を設けた旋回型作業装置
であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出す
る作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御
バルブとを接続する一対のメイン油路同志をバイパス用
制御バルブを介して互いに連通させるバイパス油路と、
少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バ
ルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決
定手段とを設けると共に、旋回体の旋回速度に応じて連
通量を補正する連通量補正手段を設けた旋回型作業装
置。 - 【請求項4】 油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋
回体に、姿勢変化自 在な作業部を設けた旋回型作業装置
であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出す
る作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御
バルブとを接続する一対のメイン油路同志をバイパス用
制御バルブを介して互いに連通させるバイパス油路と、
少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バ
ルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決
定手段とを設けると共に、旋回体の傾斜角に応じて連通
量を補正する連通量補正手段を設けた旋回型作業装置。 - 【請求項5】 油圧モータの駆動に基づいて旋回する旋
回体に、姿勢変化自在な作業部を設けた旋回型作業装置
であって、該旋回型作業装置に、作業部の姿勢を検出す
る作業部姿勢検出手段と、前記油圧モータと旋回用制御
バルブとを接続する一対のメイン油路同志をバイパス用
制御バルブを介して互いに連通させるバイパス油路と、
少なくとも旋回停止時に開作動されるバイパス用制御バ
ルブの連通量を作業部姿勢に基づいて決定する連通量決
定手段とを設けると共に、作業部のアタッチメント荷重
に応じて連通量を補正する連通量補正手段を設けた旋回
型作業装置。 - 【請求項6】 請求項1において、旋回ブレーキ装置に
よる旋回体の旋回制動を、旋回開始時に自動的に解除す
る一方、旋回停止時に自動的に復帰させるにあたり、バ
イパス用制御バルブの閉作動タイミングに応じて前記制
動復帰タイミングを変化させる制動復帰タイミング決定
手段を設けた旋回型作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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