JP3407836B2 - 冷暖房機 - Google Patents

冷暖房機

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JP3407836B2
JP3407836B2 JP07133995A JP7133995A JP3407836B2 JP 3407836 B2 JP3407836 B2 JP 3407836B2 JP 07133995 A JP07133995 A JP 07133995A JP 7133995 A JP7133995 A JP 7133995A JP 3407836 B2 JP3407836 B2 JP 3407836B2
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弘 小島
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加湿暖房運転及び除湿冷
房運転が可能な冷暖房機に関し、より詳細には、吸収式
冷温水機と空調設備とを好適に組み合わせて構成された
冷暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気流入ダクトを介して外気を室内に導
入し、外気が空気流入ダクトを通過する際にこれを冷や
して、室内の温度を低下させる冷房あるいは空調設備
は、従来から種々のものが提案されている。そして、空
気を冷やす冷熱源としては、吸収冷温水機を初めとして
様々なタイプのものが用いられている。
【0003】ここで、室内に供給される空気は、十分に
乾燥しており、且つ、必要以上に低温ではないことが望
まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷房あ
るいは空調設備によって室内に供給される空気は、必要
な程度に乾燥されている場合には温度が低くなり過ぎる
可能性があり、冷房病等の原因となる。一方、低温にな
り過ぎていない場合には、室内の人間が快適さを感じる
程度まで乾燥されておらず、湿度が高いことが多い。す
なわち、従来の冷房あるいは空調設備では、十分に乾燥
しており、しかも必要以上に低温ではない空気を供給す
るためには専用の除湿機と冷凍機が別個に必要であっ
た。
【0005】また、冷熱源として吸収冷温水機を用いた
場合において、従来技術では、再生器からの冷媒蒸気の
凝縮熱は何等利用されること無く系外に排出されてお
り、言わば無駄に廃棄されていた。省エネルギと言う見
地から、このように無駄に廃棄されていた前記凝縮熱に
ついても有効利用を図りたい、という要請が存在する。
しかし、従来の技術では、その様な要請に応えることは
不可能である。
【0006】本発明は、上述したような従来技術の各種
問題点に鑑みて提案されたもので、省エネルギの要請に
十分に応えることが出来て、しかも、乾燥して且つ低温
過ぎない空気を供給することを可能にした冷暖房機の提
供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷暖房機は、吸
収冷温水機と、空気流入ダクト及び排気ダクトとを備
え、吸収冷温水機の再生器で発生した冷媒蒸気が流れる
ラインを乾燥器の吸着剤の再生位置近傍に配置し、該乾
燥器は空調設備の空気流入ダクトに介装され、前記再生
位置は空調設備の排気ダクト内に存在しており、吸収冷
温水機の蒸発器からの冷温水が流れる冷温水ラインに介
装された冷暖房コイルが前記空気流入ダクトにおける前
記乾燥器の下流側に配置されている。
【0008】また本発明の冷暖房機は、吸収冷温水機
と、空気流入ダクト及び排気ダクトとを備え、乾燥器の
吸着剤の再生位置近傍には加熱手段が配置され、該加熱
手段と吸収冷温水機の再生器で発生した冷媒蒸気が流れ
るラインとは熱交換器及び温水ラインを介して熱的に接
続されており、前記乾燥器は空調設備の空気流入ダクト
に介装され、前記再生位置は空調設備の排気ダクト内に
存在しており、吸収冷温水機の蒸発器からの冷温水が流
れる冷温水ラインに介装された冷暖房コイルが前記空気
流入ダクトにおける前記乾燥器の下流側に配置される。
【0009】本発明の実施に際して、空気流入ダクト内
の前記冷暖房コイルの下流側に水分蒸発手段を介装する
のが好ましい。
【0010】ここで、上述した「吸着剤の再生位置」と
いう文言は「吸着剤を再生している位置」を意味してお
り、「乾燥器の下流側」という文言は「乾燥器よりも室
内に近い側」を意味している。
【0011】また、本明細書において「吸収冷温水機」
は、所謂「吸収冷凍機」をも包含する趣旨で用いられる
文言である。
【0012】本発明の実施に際して、二重効用吸収冷温
水機の場合は、前記再生器は所謂高温再生器を意味す
る。
【0013】また、前記乾燥器としては、市販されてい
る円盤型乾燥器を用いることが好ましいが、特に円盤型
に限定するものではない。また乾燥器の吸着剤として
は、水分を吸着する物質であれば特に限定条件はない。
【0014】そして、冷媒蒸気が流れるラインが配置さ
れる「吸着剤の再生位置近傍」とは、再生時の吸着剤の
近傍位置であって、冷媒蒸気の保有する熱量が当該吸着
剤の再生に利用される様な位置を意味している。具体的
には、冷媒蒸気が流れる前記ラインには吸着剤を再生し
且つ冷媒蒸気の凝縮器として作用する再生コイルが介装
されており、該コイルは、排気ダクトにおける円盤型乾
燥器の上流側(室内側)の近傍位置に設けられ、該排気
ダクトは、前記空気流入ダクトに隣接して設けられ、室
内からの戻り空気等を外気中に排出している。
【0015】ここで、隣接して設けられている空気流入
ダクト及び排気ダクトにおいて、再生コイルの室内側
に、円盤型の顕熱熱交換器または全熱交換器を介装する
のが好ましい。ただし、特に円盤型に限定する趣旨では
ない。
【0016】本発明の実施に際して、前記空気流入ダク
トの冷房コイルの下流側に、蒸発器を介装することも可
能である。同時に、当該蒸発器と一体的に構成されたそ
の他の蒸発器を、前記排気ダクトに介装することも可能
である。なお、該蒸発器及びその他の蒸発器は、市販の
ものが適用可能である。
【0017】また、冷媒蒸気が流れる前記ラインにおい
て、再生コイルと吸収冷温水機の蒸発器との間には、冷
却手段を設けるのが好ましい。そして、該冷却手段とし
ては、冷却水ラインと組み合わせた熱交換器を用いるの
が好ましい。
【0018】さらに、冷媒蒸気が流れる前記ラインに分
岐手段を介装して、再生コイル側と、低温再生器側と
に、適宜切り換えるように構成するのが好ましい。この
場合、分岐手段としては、例えば三方弁を用いることが
出来る。
【0019】これに加えて、高温再生器を所謂ガス焚き
にした場合に、燃焼排ガスが流れるラインを、上述した
「吸着剤の乾燥位置近傍」に配置するのが好ましい。
【0020】なお本発明において、再生器の加熱源はガ
スに限定されるものではない。
【0021】
【作用】上述した様な構成を具備する本発明によれば、
蒸発器からの冷水が流れる冷水ラインに介装された冷房
コイルが、前記流入ダクトにおける前記乾燥器の下流側
に配置されているので、乾燥器によって十分に乾燥され
た空気が冷房コイルによって冷却されることになる。こ
こで、前述のように、空気が十分に乾燥していれば、さ
ほど気温を低くする必要性がない。そのため、吸収冷温
水機からの冷水温度も従来ほど低温にする必要が無くな
るので、冷房あるいは空調に要するエネルギを節約する
ことが出来る。これに関連して、十分に乾燥していて、
しかも気温が低過ぎない空気が、室内に供給されるので
ある。
【0022】また、再生器で発生した冷媒蒸気が流れる
ラインが、空調設備の空気流入ダクトに介装された乾燥
器の吸着剤の再生位置近傍に配置しているため、冷媒蒸
気が保有している熱量、従来は無駄に廃棄されていた熱
量、が吸着剤の再生、あるいは乾燥、に利用される。そ
のため、エネルギの有効利用という要請に、さらに応え
ることが出来る。同様に、乾燥器の吸着剤の再生位置近
傍には加熱手段が配置され、該加熱手段と吸収冷温水機
の再生器で発生した冷媒蒸気が流れるラインとは熱交換
器及び温水ラインを介して熱的に接続されているので、
冷媒蒸気が保有している熱量が吸着剤の再生のために有
効利用されるのである。
【0023】そして、吸収冷温水機からの冷水温度を従
来よりも高くすることが出来るので、臭化リチウムの晶
析ラインから遠ざかるような状態で運転することが出来
る。その結果、従来よりも余裕がある状態で、吸収冷温
水機を運転することが出来るのである。
【0024】本発明の実施に際して、冷媒蒸気が流れる
ラインに切り換え弁等を介装し、所定の態様にて切り換
えれば、吸収冷温水機の再生器で発生した冷媒蒸気或い
は凝縮した冷媒蒸気が蒸発器に供給され、蒸発器におい
て熱交換を行うライン(前記冷水ライン)が温水(供給
用)ラインとして作用する。すなわち、冷媒蒸気が流れ
るラインを適宜切り換えることにより、冷房運転と暖房
運転とを自在に切り換えることが出来るのである。
【0025】また、前記空気流入ダクトの冷房コイルの
下流側に、蒸発器を介装すれば、該蒸発器内を流れる水
が蒸発する際に気化熱を奪うので、室内に供給される空
気をさらに冷却することが出来る。ここで、隣接して設
けられている空気流入ダクト及び排気ダクトにおいて、
前記再生コイルの室内側に、円盤型等の顕熱または全熱
熱交換器を介装し、前記蒸発器と一体的に構成されたそ
の他の蒸発器を、前記排気ダクトに介装すれば、室内か
らの戻り空気も冷却されて、前記円盤型熱交換器による
熱交換効率が向上する。
【0026】上述した様に、本発明において、冷媒蒸気
が流れる前記ライン中の、再生コイルと吸収冷温水機の
蒸発器との間に冷却手段を設ければ、冷媒が保有する顕
熱が除去される。
【0027】さらに、冷媒蒸気が流れる前記ラインに分
岐手段を介装して、再生コイル側と、低温再生器側と
に、適宜切り換えるように構成すれば、吸収冷温水機を
単効用と二重効用とに切り換えることが可能となる。す
なわち、再生コイル側に切り換えれば単効用吸収冷温水
機となり、低温再生器側へ切り換えれば二重効用吸収冷
温水機として作用するのである。さらに、冷媒蒸気を、
再生コイル側と低温再生器側とに適宜割り振れば、運転
条件に応じて最適効率の運転が達成できる。
【0028】これに加えて、高温再生器を所謂ガス焚き
にした場合に、燃焼排ガスが流れるラインを、上述した
「吸着剤の乾燥位置近傍」に配置すれば、燃焼排ガスが
保有する熱量が吸着剤の再生あるいは乾燥に利用される
ので、比較的高質な燃料であるガスをより有効に利用す
ることが出来る。
【0029】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について説明する。
【0030】図1において、本発明の冷暖房機の構成要
件の一つである吸収冷温水機は、全体を符号10で示さ
れている。この吸収冷温水機10において、再生器12
で発生した冷媒蒸気は、ライン14、凝縮器兼再生コイ
ル16、ライン18を介して、液相冷媒として蒸発器2
0に到達する。ここで、凝縮器兼再生コイル16は、空
調設備の空気流入ダクト22に隣接して設けられた排気
ダクト24において、ダクト22、24に介装された市
販の円盤型乾燥器26の近傍に配置されている。そし
て、ライン14を流れる冷媒蒸気の保有する熱量は、円
盤型乾燥器26の吸着剤の再生に役立てられる。なお、
符号28は円盤型熱交換器を示し、該熱交換器28は、
空気流入ダクト22内の空気が円盤型乾燥器26により
乾燥されると昇温することに鑑み、ダクト22内を流れ
る空気と排気ダクト24を流れる空気との間で熱交換を
行ない、ダクト22を流れる空気の温度降下を行なうた
めのものである。
【0031】蒸発器20から供給される冷水は、冷水ラ
イン30を循環する。そして、該ライン30に介装され
る冷房コイルは、空気流入ダクト22中で円盤型熱交換
器28の下流側、あるいは室内I側、に配置されてい
る。なお、冷水ライン30を循環する冷水は、冷水ポン
プ34によって循環に必要なヘッドが付与される。
【0032】ここで、空気流入ダクト22は、外気ある
いは室内Iからの戻り空気を、室内Iへ供給する。一
方、排気ダクト24は、外気あるいは室内Iからの戻り
空気を、室外(符号Oで示す)へ排出する。そして、ダ
クト22、23における空気の移動は、符号Fで示すフ
ァンにより行なわれる。
【0033】なお、図1において、符号34は吸収器を
示し、符号36は冷媒吸収溶液が流れるラインを示し、
符号38は該ライン36を流れる冷媒吸収溶液に必要な
ヘッドを付与するための溶液ポンプを示し、符号40は
吸収器34に供給される冷却水用のラインを示してい
る。また、符号42は、高温再生器14により加熱され
た冷媒吸収溶液と、吸収器34から再生器12に向かう
冷媒吸収溶液との間で熱交換を行なわしめるための熱交
換器を示している。さらに、符号44は、高温再生器1
2(図1の実施例ではガス焚高温再生器)の燃料である
ガスを供給するための配管を示し、符号46は、蒸発器
20からの冷媒蒸気が通過するラインを示し、符号48
は、蒸発器20において液相の冷媒を循環せしめるため
のポンプを示している。これに加えて、符号50は、ラ
イン18を流れる液相の冷媒を冷却するための冷却水ラ
インを示す。
【0034】図1の実施例において、ファンFにより空
気流入ダクト22内に流入した空気は、円盤型乾燥器2
6により乾燥される。その際に、若干温度上昇するの
で、該乾燥器26の下流側(室内I側)に配置された円
盤型熱交換器28により、該空気の温度降下が行なわれ
る。
【0035】蒸発器20からの冷水は、ライン30を介
して冷房コイル32に供給されて、該コイル32によ
り、空気流入ダクト22から室内Iへ供給される空気を
冷却する。ここで、冷房コイル32の配置箇所は、円盤
型乾燥器26の下流側、すなわち室内I側、であるた
め、そこを流れる空気は十分に乾燥しており、冷房コイ
ル32による冷却は従来技術ほどに温度降下をせしめる
必要がない。上述したとおり、十分に乾燥した空気であ
るならば、さほど低温ではなくても、人体にとって快適
だからである。そのため、蒸発器20から供給される冷
水温度を、従来技術に比較して高温に設定することが出
来、吸収冷温水機10の運転に、その分だけ余裕を持た
せることが出来る。
【0036】本発明で用いられる吸収冷温水機と従来技
術とのデューリング線図上における比較が、図2で示さ
れている。デューリング線図において、従来技術の特性
中の点d、及び、本発明の特性中の点Dが冷水温度を示
している。本発明において、冷水温度を従来技術よりも
高く設定できることにより、図2において、実線で示す
本発明は、点線で示す従来技術に比較して、晶析ライン
から離隔する。そして、晶析ラインから離すことによ
り、従来は困難だった空冷も可能となる。
【0037】円盤型乾燥器26の吸着剤(図示せず)
は、2以上の区画に分割して配置されており、空気流入
ダクト22において所定量の水分を吸着したならば、排
気ダクト24側に切り換わり、再生あるいは乾燥され
る。円盤型乾燥器の切り換えはモーター等で乾燥器を回
転させ連続的に行なうことが好ましい。ここで、再生あ
るいは乾燥されている吸着剤近傍の位置には凝縮器兼再
生コイル16が配置されており、該コイル16により、
高温再生器12からの冷媒蒸気が保有する熱量が排気ダ
クト24側に位置している吸着剤の再生あるいは乾燥に
利用される。その結果、図2において、従来技術の点c
において凝縮熱は無駄に廃棄されていたが、本発明で
は、点Cにおける凝縮熱は吸着剤の再生あるいは乾燥に
用いられるのである。
【0038】そして、冷媒蒸気の潜熱がコイル16で奪
われる結果、冷媒蒸気は凝縮して液相の冷媒となる。換
言すれば、コイル16は冷媒蒸気の凝縮器としても作用
するのである。なお、冷却水ライン50は、図2の点C
における顕熱の除去を行なうものである。
【0039】図1、2で示す実施例では、所謂「単効
用」の吸収冷温水機を用いているが、二重効用吸収冷温
水機を本発明に適用することが出来る。図3、4は、二
重効用吸収冷温水機を本発明について適用したものを示
しており、高温再生器12A、低温再生器12B、高温
溶液熱交換器42A、低温溶液熱交換器42Bを有して
いる。また、図1、2で示す実施例の場合には、乾燥器
26の吸着剤の再生に用いられるコイル16は凝縮器を
兼ねていたが、図3、4の実施例では、対応する部材1
6Aは再生コイルとして用いられ、凝縮器(図3では符
号60で示す)が別途設けられている。図3において、
冷媒蒸気はその保有する熱量によってコイル16Aにお
いて吸着剤の再生を行なった後に、気液二層流としてラ
イン58を介して低温再生器12Bに送られ、冷媒液と
なってライン59、凝縮器60、ライン62を介して蒸
発器20に送られる。なお、符号64は、低温再生器1
2Bで発生した冷媒蒸気を凝縮器60に導入するための
ラインを示している。
【0040】図3、4の実施例にその他の構成、特に円
盤型乾燥器26と、再生コイル16Aと、冷水ラインの
冷房コイル32、との位置関係、については、図1、2
の実施例と同様であるので、説明は省略する。
【0041】図3、4の実施例においても、図1、2の
実施例と同様に、高温再生器12Aで発生した冷媒蒸気
が保有する熱量は、円盤型乾燥器26の吸着剤の再生に
用いられる。また、冷水温度をさほど低温にする必要が
ないため、晶析ライン(図4参照)から離れた状態で余
裕をもって運転することが可能となる。なお、図3の実
施例におけるデューリング線図を示しているのが図4で
ある。
【0042】図5は、本発明について二重効用吸収冷温
水機を適用した場合における、その他の実施例を示して
いる。この実施例においては、冷媒蒸気が流れるライン
14に分岐手段である三方弁70が介装されている。三
方弁70により分岐したラインのうちの一方のライン1
4Aは、再生コイル16Aを介して凝縮器60に導入さ
れる。この場合、吸収冷温水機は単効用となり、コイル
16と凝縮器60とが別体に構成されている点を除い
て、図1で示すのと概略同様な構成となっている。一
方、分岐した他方のライン14Bは、低温再生器12B
を介して凝縮器60に導入される。この場合は、吸収冷
温水機は、従来の二重効用吸収冷温水機と同様な構成を
具備することになる。
【0043】すなわち、図5で示す実施例によれば、運
転状態その他を参照にして三方弁70を切り換えて、単
効用吸収と除湿の組み合わせまたは二重効用吸収とに運
転を切り換えることが出来る。さらに、三方弁70の開
度を適宜調節すれば、冷媒蒸気の一部を吸着剤の再生に
利用して、残りの蒸気を二重効用に用いることも可能と
なる。三方弁70の開度をどの様に設定するかについて
は、運転状態、室内Iの状態、大気Oの状態、装置全体
の設置条件、その他の種々の要因により定まる。換言す
れば、所謂ケース・バイ・ケースで、三方弁70の開度
が決定する。
【0044】図6は、図5の実施例を自動制御としたも
の、より詳細には、室内Iの温度及び湿度により三方弁
70の切り換えあるいは開度を自動制御する実施例、を
示している。図6において、室内Iの内部には湿度セン
サ72及び温度センサ73が設けられており、センサ7
2、73の出力信号は、それぞれ信号伝達ラインLE、
LFを介してコントロールユニット74へ送出される。
コントロールユニット74内には、例えば室内Iの温度
及び湿度と、最適運転となるような三方弁70の開度、
との特性が、マップあるいは特性図等の形式で記録され
ており(図示せず)、伝達ラインを介して入力された室
内Iの温度及び湿度に対応して、最適運転を実施する三
方弁70の開度が直ちに決定される。決定された開度
は、信号伝達ラインLCを介して三方弁70のアクチュ
エータへ出力される。一方、円盤型乾燥器26等を回転
駆動するためのモータMについても、信号伝達ラインL
Mを介して制御信号が送られ、吸着剤による水分の吸着
作業の効率を最良として、且つ、吸着剤の再生を効果的
に行なうように、該乾燥器26等を回転せしめる。その
他の構成及び作用については、図6の実施例は図5の実
施例と同様であるため、重複説明は省略する。
【0045】図7は、図6の実施例をより簡素化したも
ので、室内Iの湿度のみに基づいて自動制御を行なって
いる。その他の構成及び作用効果は、図6の場合と概略
同じである。
【0046】図8に示す実施例では、空気流入ダクト2
2において、冷房コイル32の下流側(室内I側)に
は、水分蒸発手段として機能する蒸発器80Iが配置さ
れている。この蒸発器80Iが配置されている箇所を流
れる空気は、乾燥器26により十分に乾燥しているの
で、蒸発器80Iに水を小量流せば、その水は直ちに蒸
発する。ここで、蒸発器80I内を流れる水が蒸発する
際にはダクト22を流れる空気から気化熱を奪うので、
室内に供給される空気をさらに冷却することが出来る。
また、蒸発器80Iと一体的に構成された蒸発器80O
を排気ダクト24に介装すれば、蒸発器80Iの場合と
同様な原理により、室内Iからの戻り空気も冷却され
て、円盤型熱交換器28による熱交換効率が向上する。
図8の実施例におけるその他の構成及び作用について
は、図1の場合と同様であるため、詳細な説明は省略す
る。
【0047】図9は、本発明のさらに別の実施例を示し
ている。この実施例では、再生器12の高熱源、図示の
例ではガスバーナ82、の燃焼排ガスが保有する熱量
を、乾燥器26の再生に役立てている。図9において、
ガスバーナ82の燃焼排ガスは、通路84を介して、乾
燥器26の吸着剤再生位置近傍に導かれている(図9で
は、排気ダクト24内の、凝縮器兼再生コイル16の下
流側あるいは室外O側であって、乾燥器26の上流側あ
るいは室内I側の位置)。この様に構成した結果、乾燥
器26の再生には、再生器12からの冷媒蒸気が保有す
る熱量に加えて、ガスバーナ82の燃焼排ガスの保有す
る熱量が利用されるのである。
【0048】図10は本発明の第8実施例を示してい
る。この実施例も吸収冷温水機として二重効用吸収冷温
水機を用いている。図10において、高温再生器12A
から冷媒蒸気が流出するライン14は、該蒸気を再生コ
イル16A側に誘導するライン14Aと、低温再生器1
2B側に誘導するライン14Bとに分岐している。再生
ライン16Aの下流側は、高温再生器12Aに戻るライ
ン14Rと、前記ライン14Bの延長部分であって低温
再生器12Bと凝縮器60との間の部分(図10では符
号「14D」で示す)に合流するライン14Cに分岐し
ており、該ライン14Cには開閉弁90が介装されてい
る。
【0049】図11は本発明の第9実施例を示してお
り、高温再生器12Aから冷媒蒸気が流出するライン1
4は、該蒸気を再生コイル16A側に誘導するライン1
4Aと、低温再生器12B側に誘導するライン14Bと
に分岐している。そして、再生コイル16Aを通過した
冷媒蒸気は、ライン14R(ライン14Aにおいて再生
コイル16Aの下流側の部分)により高温再生器12A
に戻る。ここで、ライン14Rには開閉弁92が介装さ
れている。
【0050】この開閉弁92を閉鎖すれば、高温再生器
12Aから冷媒蒸気は再生コイル16A側には流れず
に、全て低温再生器12B側へ流れる。そして、乾燥器
26の吸着剤の再生が必要な場合にのみ開閉弁92を開
放して、冷媒蒸気を再生コイル16A側に供給すれば良
い。
【0051】図12は本発明の第10実施例であり、こ
の第10実施例は図10で示す第8実施例に対応してい
る。図10では再生コイル16Aは冷媒蒸気ライン14
Aに介装されていたが、図12の第10実施例では、直
接介装されていない。図12において、冷媒蒸気ライン
14Aには温水器或いは加熱用熱交換器100が介装さ
れており、加熱用熱交換器100において冷媒蒸気と熱
交換を行う温水ライン102が設けられている。そし
て、この温水ライン102に再生コイル16Aが介装さ
れている。なお、図12において符号104で示すの
は、温水ライン102用の循環ポンプである。熱交換器
100及び温水ライン102を介して冷媒蒸気ライン1
4Aと再生コイル16Aとが熱的に接続されている点を
除き、符号94で示す開閉弁の位置、作用等、その他の
点については図10と同様である。
【0052】図13で示す本発明の第11実施例は、図
11で示す第9実施例に対応している。そして、冷媒蒸
気ライン14Aと再生コイル16Aとは、加熱用熱交換
器100及び温水ライン102を介して熱的に接続され
ている点を除き、第11実施例は第9実施例と同様であ
るため、重複説明を省略する。
【0053】図14は本発明の第12実施例を示す。こ
の実施例は図8で示す第6実施例を改良して、冷房運転
(図8)と加湿暖房運転との切り換えを可能にせしめた
ものである。図14において、再生器12からの冷媒蒸
気ライン14は、コイル16側に流れるライン14A
と、コイル16をバイパスするライン14Fとに分岐す
る。このライン14Fは、円盤型熱交換器28の下流側
に配置されたコイル108と、暖房運転と加湿暖房運転
との運転切り換え弁として作動する三方弁98、とを介
装している。ここで、三方弁98を設けた箇所におい
て、ライン14Aとライン14Fとは合流している。
【0054】冷房運転時には、三方弁98を操作してラ
イン14Fには冷媒蒸気が流れない様にする。一方、暖
房加湿運転時には、ライン14Aには冷媒蒸気が流れな
い様にして、ライン14Fに冷媒蒸気を流す。冷媒蒸気
は、熱交換器28の下流に位置するコイル108におい
て、その保有する熱量をダクト22内を通過する空気に
付与して加熱する。さらに暖房運転時には、ライン30
内には温水が流れ、流入する空気を加温する。その結
果、室内Iには加温された空気が供給される。ここで、
室内Iに供給する空気は蒸発器80Iを通過する際に、
適当な湿度を付加されるのである。ここで、該蒸発器8
0Iは「水分蒸発手段」に該当する。暖房運転時には、
蒸発器80Iは加湿手段として作用している。これに対
して冷房運転時には、蒸発器80Iは、気化熱を奪って
室内へ供給される空気をより一層冷却する、という作用
を奏している。なお、図示されてはいないが、図14で
示す第12実施例は二重効用吸収冷温水機についても適
用可能である。
【0055】図15で示す本発明の第13実施例は、ラ
イン18を流れる凝縮冷媒から、より一層の熱回収を行
うべく提案されたものである。図15において、冷媒蒸
気ライン14のコイル16下流側のライン18を流れる
凝縮冷媒と、蒸発器20と吸収器34とを連通するライ
ン46を流れる冷媒蒸気との間で熱交換をするため、熱
交換器110が設けられている。図示されてはいない
が、ライン18を流れる凝縮冷媒の熱回収をさらに良好
に行うため、図15において符号PXで示す箇所と符号
42で示す熱交換器との間のラインと、ライン18とを
熱交換器で熱的に接続することが好ましい。この様に構
成することにより、ライン18を流れる凝縮冷媒が保有
する熱量が無駄無く回収され、再生器12で消費された
エネルギがより一層有効に利用されるのである。
【0056】図16は本発明の第14実施例を示してい
る。この実施例においては、再生器12で発生した冷媒
蒸気はライン14を介して凝縮器60に流入して凝縮す
る。この第14実施例では、凝縮器60内に熱収集用の
コイル113を設け、該コイル113は温水ライン11
4に連通し、該ライン114には温水ポンプ116及び
排気空気加熱用の熱交換器(コイル)16が介装されて
いる。すなわち、凝縮器60内の熱が、コイル113、
ライン114、コイル16を介して排気ダクト24内の
空気を加熱し、該加熱された空気により乾燥器16の吸
着剤の再生が行われる。
【0057】図17は従来のシステムを、図18は本発
明(特に図12、図13で示す実施例)を用いた冷暖房
システムを、それぞれ示している。図17では給気と排
気との間では熱交換器EXによる熱交換のみが行われて
いるが、図18で示す本発明を用いた場合は、除湿シス
テムCSが構成されている。図17、18において、符
号AHUは空気調和器等のエアハンドリングユニットを
示し、符号CLは冷水ライン、符号WLは温水ラインを
それぞれ示している。そして、図17、18において、
点線は空気流通ラインを示す。図18で示す本発明を用
いたシステムにおいては、所謂「デシカントクーラ(D
ESICCANT COOLER)」を構成しているの
で、空気が循環している領域(例えば、エアハンドリン
グユニットAHUの様な領域)よりも、屋外側に設けた
方が好適である。
【0058】図19は、本発明(特に図12、図13で
示す実施例)を用いた冷暖房システムにおいて、従来の
システムに比較してその占有体積が減少した部分と、新
たに設ける必要がある構成とを示している。図19にお
いて、占有体積或いは占有容積が減少した部分はハッチ
ングを付して表現されており、新たに設けた構成、すな
わち温水器WA、温水ラインWL、乾燥器26は太い実
線で示されている。なお、図19において、符号CTは
冷却塔、符号CWLは冷却水ライン、符号GARは温水
器を含め冷暖同時供給吸収冷温水機(ガス焚、高質燃料
焚、蒸気焚を含む)をそれぞれ示している。
【0059】図20は、本発明の冷暖房機を用いたその
他のシステムを示している。図20のシステムにおい
て、符号DGARは冷暖同時供給型吸収冷温水機、符号
CGSはガスエンジンコジェネレーションシステムをそ
れぞれ示している。このシステムにおいては、加湿器8
0I或いは80Oが設けられており、図14の第12実
施例に対応している。
【0060】なお、図示の実施例はあくまでも例示であ
り、本発明の技術的範囲を限定する主旨のものではない
ことを付記する。
【0061】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列挙する。 (1) 乾燥器によって十分に乾燥された空気が冷房コ
イルによって冷却されるので、十分に乾燥していて、し
かも気温が低過ぎない空気が、室内に供給される。 (2) 吸収冷温水機からの冷水温度も従来ほど低温に
する必要が無くなり、従来よりも余裕を持った運転が可
能となり、且つ、冷房あるいは空調に要するエネルギを
節約することが出来る。 (3) 従来は無駄に廃棄されていた冷媒蒸気が保有し
ている熱量が、吸着剤の再生あるいは乾燥に利用され
る。 (4) 吸収溶液の晶析ラインから遠ざかるような状態
で運転することが出来、その分だけ余裕をもって運転す
ることが出来る。 (5) 空気流入ダクトの冷房コイルの下流側に、蒸発
器を介装すれば、該蒸発器内を流れる水が蒸発する際に
気化熱を奪うので、室内に供給される空気をさらに冷却
することが出来る。 (6) 空気流入ダクト及び排気ダクトにおいて、再生
コイルの室内側に、円盤型熱交換器を介装し、蒸発器を
排気ダクトに介装すれば、室内からの戻り空気も冷却さ
れて、前記円盤型熱交換器による熱交換効率が向上す
る。 (7) 冷媒蒸気が流れるラインに分岐手段を介装し
て、再生コイル側と低温再生器側とに適宜切り換える様
に構成すれば、吸収冷温水機を単効用と二重効用とに切
り換えることが出来る。さらに、冷媒蒸気を、再生コイ
ル側と低温再生器側とに適宜割り振れば、運転条件に応
じて最適効率の運転が達成できる。 (8) 高温再生器を所謂ガス焚きにした場合に、燃焼
排ガスが流れるラインを吸着剤の乾燥位置近傍に配置す
れば、燃焼排ガスが保有する熱量が吸着剤の再生あるい
は乾燥に利用され、比較的高質な燃料であるガスの有効
利用が達成される。 (9) 冷房運転モードと暖房運転モードとを自在に切
り換えられる。 (10) 水分蒸発手段への水の遮断・供給により、通
常の冷房運転モードとデシカントクーラとしての運転モ
ードとを切り換え、或いは、通常の暖房運転モードと加
湿暖房運転モードとを自由に切り換えることが出来る。 (11) 運転条件により、吸収冷温水機の運転モード
その他を種々切り換えることが出来る。 (12) 冷媒蒸気が保有する熱量を無駄無く回収し
て、有効利用を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】第1実施例のデューリング線図。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図。
【図4】第2実施例のデューリング線図。
【図5】本発明の第3実施例を示すブロック図。
【図6】本発明の第4実施例を示すブロック図。
【図7】本発明の第5実施例を示すブロック図。
【図8】本発明の第6実施例を示すブロック図。
【図9】本発明の第7実施例を示すブロック図。
【図10】本発明の第8実施例を示すブロック図。
【図11】本発明の第9実施例を示すブロック図。
【図12】本発明の第10実施例を示すブロック図。
【図13】本発明の第11実施例を示すブロック図。
【図14】本発明の第12実施例を示すブロック図。
【図15】本発明の第13実施例を示すブロック図。
【図16】本発明の第14実施例を示すブロック図。
【図17】従来の吸収冷温水機を用いた冷暖房システム
を示す図。
【図18】本発明による冷暖房システムを示す図。
【図19】本発明による他の冷暖房システムを示す図。
【図20】本発明による更に別の冷暖房システムを示す
図。
【符号の説明】
10・・・吸収冷温水機 12・・・再生器 14、14A、14B、14C、14D、14F、14
R・・・冷媒ライン 16、16A、108・・・コイル 20・・・蒸発器 22・・・空気流入ダクト 24・・・排気ダクト 26・・・円盤型乾燥器 28・・・円盤型熱交換器 I・・・室内 O・・・室外 34・・・吸収器 12A・・・高温再生器 12B・・・低温再生器 42、42A、42B、100、110、EX・・・熱
交換器 70・・・三方弁 72・・・湿度センサ 73・・・温度センサ 74・・・コントロールユニット M・・・モータ 80I、80O・・・蒸発器 82・・・ガスバーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 F24F 3/12 F24F 3/147

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収冷温水機と、空気流入ダクト及び排
    気ダクトとを備え、吸収冷温水機の再生器で発生した冷
    媒蒸気が流れるラインを乾燥器の吸着剤の再生位置近傍
    に配置し、該乾燥器は空調設備の空気流入ダクトに介装
    され、前記再生位置は空調設備の排気ダクト内に存在し
    ており、吸収冷温水機の蒸発器からの冷温水が流れる冷
    温水ラインに介装された冷暖房コイルが前記空気流入ダ
    クトにおける前記乾燥器の下流側に配置されていること
    を特徴とする冷暖房機。
  2. 【請求項2】 吸収冷温水機と、空気流入ダクト及び排
    気ダクトとを備え、乾燥器の吸着剤の再生位置近傍には
    加熱手段が配置され、該加熱手段と吸収冷温水機の再生
    器で発生した冷媒蒸気が流れるラインとは熱交換器及び
    温水ラインを介して熱的に接続されており、前記乾燥器
    は空調設備の空気流入ダクトに介装され、前記再生位置
    は空調設備の排気ダクト内に存在しており、吸収冷温水
    機の蒸発器からの冷温水が流れる冷温水ラインに介装さ
    れた冷暖房コイルが前記空気流入ダクトにおける前記乾
    燥器の下流側に配置されることを特徴とする冷暖房機。
  3. 【請求項3】 空気流入ダクト内の前記冷暖房コイルの
    下流側に水分蒸発手段を介装した請求項1、2のいずれ
    か1項に記載の冷暖房機。
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