JP3407404B2 - 耐加速度用訓練装置 - Google Patents

耐加速度用訓練装置

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JP3407404B2 JP15166994A JP15166994A JP3407404B2 JP 3407404 B2 JP3407404 B2 JP 3407404B2 JP 15166994 A JP15166994 A JP 15166994A JP 15166994 A JP15166994 A JP 15166994A JP 3407404 B2 JP3407404 B2 JP 3407404B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、航空機パイロットや宇
宙飛行装置の搭乗者の耐加速度用訓練に適した装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】訓練者の搭乗容器と、その搭乗容器に遠
心力を印加する機構と、その搭乗容器内に設けられる操
作桿と、その操作棹の操作に応じ搭乗容器の姿勢が変化
可能とされている航空機パイロット等用の耐加速度訓練
装置が従来より用いられている。その搭乗容器の内部は
航空機のコックピットを模した構造とされ、その操作棹
の操作による搭乗容器の姿勢変化は航空機の舵面変化に
よる姿勢変化に対応するものとされ、航空機が昇降や旋
回等の運動を行なった時にパイロット等に加速度が作用
するのと同様に訓練者に加速度を作用させることが可能
とされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の耐加速度訓練装
置においては、操作棹の中立位置への復帰は手動で行な
うか又はバネの弾性力により行なわれていた。しかし、
実際の航空機においては操作棹に舵面反力に応じた負荷
が作用するため、操作棹にバネの弾性力のみが作用する
従来の構造では実機の操作感覚を再現できないという問
題がある。 【0004】また、航空機において急上昇や急降下等の
急激な運動方向変化を行なう場合、大きな加速度の作用
により脳への血流不足が生じて意識喪失に陥ることがあ
る。そのような場合、実機では高加速度時には舵面反力
が大きくなるので、パイロットが操作棹に作用させる力
が意識喪失により小さくなると、その舵面反力に対応す
る大きな負荷により操作棹は素早く中立位置に復帰し、
加速度を迅速に低下させてパイロットの意識回復を図る
ことができる。しかし、操作棹が手動又はバネの弾性力
により中立位置へ復帰する従来の構造では、訓練者が意
識喪失に陥った時に操作棹を素早く中立位置に復帰させ
ることができず、加速度を迅速に低下させることができ
ないため、訓練者の意識回復を図ることができないとい
う問題がある。 【0005】本発明は、上記課題を解決することのでき
る耐加速度用訓練装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の耐加速度用訓練
装置は、訓練者が搭乗可能な搭乗容器と、その搭乗容器
に遠心力を印加する機構と、その搭乗容器内に設けられ
る操作桿とを備え、その操作棹の操作に応じ搭乗容器の
姿勢が変化可能とされている耐加速度訓練装置におい
て、その操作棹の操作に応じた負荷を操作棹に作用させ
る手段が設けられている。 【0007】 【発明の作用および効果】本発明の耐加速度用訓練装置
によれば、操作棹の操作により得られる舵面反力に相当
する負荷を操作棹に作用させることができるので、操作
棹の操作による搭乗容器の姿勢変化を航空機の姿勢変化
に対応させることで、実機の操作感覚を再現することが
できる。さらに、航空機における急上昇や急降下等の急
激な運動方向変化に対応する操作棹の操作により搭乗容
器に大きな加速度を作用させる場合、操作棹を中立位置
へ復帰させる大きな負荷を作用させることができる。こ
れにより、訓練者が脳への血流不足により意識喪失に陥
って操作棹に作用させる力が小さくなった場合に、操作
棹を素早く中立位置に復帰させ、加速度を迅速に低下さ
せて訓練者の意識回復を図ることができる。 【0008】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 【0009】図1に示す耐加速度用訓練装置1は、回転
アーム2と、そのアーム2を上下方向軸心のシャフト3
を介し支持する駆動装置4と、そのアーム2の一端にジ
ンバル機構5を介し取り付けられるカプセル(搭乗容
器)6と、そのアーム2の他端に取り付けられるカウン
タウエイト7とを備える。その駆動装置4にインバータ
モータと、そのモータの回転をアーム2に伝達するギヤ
機構とが内蔵され、そのモータによりアーム2が図中矢
印N方向に回転駆動されることで、カプセル6に遠心力
が印加される。そのカプセル6の内部は航空機のコック
ピットを模した構造とされ、訓練者8が搭乗可能とされ
ている。そのジンバル機構5は、アーム2の先端に溶接
されたヨーク9と、このヨーク9に水平方向軸心の第1
シャフト10を介し回転可能に支持されるフレーム11
とを有し、そのフレーム11に第1シャフト10の軸心
に直交する軸心を有する第2シャフト12を介し回転可
能にカプセル6が支持される。 【0010】図2に示すように、そのカプセル6の内部
に操作盤14から突出する操作棹15が設けられてい
る。その操作棹15は任意方向に揺動操作することが可
能なジョイステッィクタイプとされている。その操作棹
15はカプセル6の姿勢制御装置(図示省略)に接続さ
れ、操作棹15の操作方向と操作量とに応じフレーム1
1は第1シャフト10中心に回転駆動され、カプセル6
は第2シャフト12中心に回転駆動される。これによ
り、操作棹15の操作に応じカプセル6の姿勢が変化す
る。その操作棹15の操作方向を航空機の舵面の変化方
向に対応するものとし、その操作棹15の操作量を航空
機の舵面角度の変化量に対応するものとすることで、カ
プセル6の姿勢変化を航空機の姿勢変化に対応させ、航
空機が昇降や旋回等の運動を行なった時にパイロットに
加速度が作用するのと同様に訓練者8に加速度を作用さ
せることが可能とされている。 【0011】図3、図4に示すように、その操作盤14
の内部において操作棹15に球状部15aが形成され、
その球状部15aがホルダー16を介し操作盤14に支
持されることで、操作棹15は任意方向に揺動可能とさ
れている。その操作棹15の揺動に連動する一対の湾曲
プレート36、37が設けられている。各湾曲プレート
36、37は操作棹15の揺動中心と同心の円弧に沿っ
て湾曲し、一方の湾曲プレート36の下方に他方の湾曲
プレート37が配置されている。図5に示すように、一
方の湾曲プレート36は訓練者8に対し左右方向に長寸
の長孔36aを有すると共に両端に左右方向に沿う支軸
36b、36cを有し、他方の湾曲プレート37は訓練
者8に対し前後方向に長寸の長孔37aを有すると共に
両端に前後方向に沿う支軸37b、37cを有する。各
長孔36a、37aに操作棹15の下部が長手方向に相
対移動可能に挿入されることで、各湾曲プレート36、
37は操作棹15の揺動に連動する。 【0012】一方の湾曲プレート36の各支軸36b、
36cは操作盤14に支持部材40を介し回転可能に支
持され、一方の支軸36bに第1ブラケット41が同行
回転するよう固定されると共に第1ロータリーエンコー
ダ42が接続されている。その第1エンコーダ42は絶
対位置を検出可能なアブソリュート形で、操作棹15の
前後方向への操作量に応じた信号を出力可能であり、そ
の出力(P)は操作棹15が中立位置より訓練者8に対
し後方に位置する場合は正値とされ、前方に位置する場
合は負値とされる。他方の湾曲プレート37の各支軸3
7b、37cは操作盤14に支持部材43を介し回転可
能に支持され、一方の支軸37bに第2ブラケット44
が同行回転するよう固定されると共に第2ロータリーエ
ンコーダ45が接続されている。その第2エンコーダ4
5は絶対位置を検出可能なアブソリュート形で、操作棹
15の左右方向への操作量に応じた信号を出力可能であ
り、その出力(P)は操作棹15が訓練者8に対し中立
位置より右方に位置する場合は正値とされ、左方に位置
する場合は負値とされる。 【0013】一方のブラケット41に、操作棹15の前
後方向への操作に応じた負荷を操作棹15に作用させる
第1負荷発生機構47が接続され、他方のブラケット4
4に、操作棹15の左右方向への操作に応じた負荷を操
作棹15に作用させる第2負荷発生機構48が接続され
ている。なお、両負荷発生機構47、48は負荷の発生
方向以外は同様の構成なので、以下に第1負荷発生機構
47の構成について説明し、第2負荷発生機構48の構
成については相違点のみ説明して重複説明は省略する。 【0014】図6に示すように、第1負荷発生機構47
にあっては第1ブラケット41(第2負荷発生機構48
にあっては第2ブラケット44)に球継ぎ手を介し複動
油圧シリンダー50の伸縮ロッドが連結され、その油圧
シリンダー50のシリンダー本体は球継ぎ手を介し操作
盤14に取り付けられたロードセル80に連結される。
そのロードセル80の出力(Q)は、操作棹15を操作
した位置に保持するために訓練者8が作用させる実負荷
に対応する。その油圧シリンダー50の一方の油室50
aはサーボバルブ51の第1シリンダポート52に配管
を介し接続され、他方の油室50bはサーボバルブ51
の第2シリンダポート53に配管を介し接続される。 【0015】そのサーボバルブ51は、圧油供給用ポン
プ54に接続される第1ポンプポート55、第2ポンプ
ポート56、第3ポンプポート57と、タンク60に接
続される第1タンクポート61、第2タンクポート6
2、第3タンクポート63とを有し、第1ポンプポート
55は第1シリンダポート52に通じ、第2ポンプポー
ト56は第2シリンダポート53に通じる。そのサーボ
バルブ51をポンプ54とタンク60に接続する配管の
一部64、65は、アーム2とカプセル6との間におい
て可撓性とされる。 【0016】そのサーボバルブ51の内部に第3タンク
ポート63に通じる調圧室66が設けられ、その調圧室
66の内部に第1ソレノイド67と、第2ソレノイド6
8と、第1ポンプポート55に通じる第1ノズル70
と、第2ポンプポート56に通じる第2ノズル71と、
両ソレノイド67、68の間と両ノズル70、71の吹
き出し口の間とに配置される磁性体製のフラップ69と
が設けられる。両ソレノイド67、68は制御装置73
に接続され、その制御装置73に前記第1エンコーダ4
2(第2負荷発生機構48にあっては第2エンコーダ4
5)とロードセル80とが接続される。 【0017】さらに、サーボバルブ51の内部にスライ
ドスリーブ72が配置され、そのスライドスリーブ72
の一端面は第1ポンプポート55と第1ノズル70との
間の油路に面し、他端面は第2ポンプポート56と第2
ノズル71との間の油路に面する。そのスライドスリー
ブ72は図6の状態で中立位置であり、その中立位置に
おいては第1シリンダポート52と第3ポンプポート5
7との間の油路と、第1シリンダポート52と第1タン
クポート61との間の油路と、第2シリンダポート53
と第3ポンプポート57との間の油路と、第2シリンダ
ポート53と第2タンクポート62との間の油路とを閉
鎖する。 【0018】第1ソレノイド67が励磁されると、フラ
ップ69は図中左方に変位して第1ノズル70の吹き出
し口からの圧油の吹き出しを規制するので、第1ポンプ
ポート55と第1ノズル70との間の油路の油圧が上昇
し、スライドスリーブ72は中立位置から図中右方に変
位する。そうすると、第1シリンダポート52と第3ポ
ンプポート57との間の油路は閉鎖され、第1シリンダ
ポート52と第1タンクポート61との間の油路は開か
れ、第2シリンダポート53と第3ポンプポート57と
の間の油路は開かれ、第2シリンダポート53と第2タ
ンクポート62との間の油路は閉鎖される。これによ
り、油圧シリンダー50は一方の油室50aよりも他方
の油室50bにおいてピストンに作用する油圧が大きく
なるので伸長しようとし、第1ブラケット41(第2負
荷発生機構48にあっては第2ブラケット44)を介し
操作棹15を前方(第2負荷発生機構48にあっては左
方)に変位させようとする負荷が生じる。その負荷の大
きさは第1ソレノイド67に印加される励磁電流に比例
する。 【0019】第2ソレノイド68が励磁されると、フラ
ップ69は図中右方に変位して第2ノズル71の吹き出
し口からの圧油の吹き出しを規制するので、第2ポンプ
ポート56と第2ノズル71との間の油路の油圧が上昇
し、スライドスリーブ72は中立位置から図中左方に変
位する。そうすると、第1シリンダポート52と第3ポ
ンプポート57との間の油路は開かれ、第1シリンダポ
ート52と第1タンクポート61との間の油路は閉鎖さ
れ、第2シリンダポート53と第3ポンプポート57と
の間の油路は閉鎖され、第2シリンダポート53と第2
タンクポート62との間の油路は開かれる。これによ
り、油圧シリンダー50は他方の油室50bよりも一方
の油室50aおいてピストンに作用する油圧が大きくな
るので縮小しようとし、第1ブラケット41(第2負荷
発生機構48にあっては第2ブラケット44)を介し操
作棹15を後方(第2負荷発生機構48にあっては右
方)に変位させようとする負荷が生じる。その負荷の大
きさは第2ソレノイド68に印加される励磁電流に比例
する。 【0020】図7のフローチャートを参照して制御装置
73に記憶されたプログラムによる制御手順を説明す
る。まず、初期設定を行なう(ステップ1)。この初期
設定においては、後述のようにシミュレーションしよう
とする航空機における舵面角度を操作棹15の第1エン
コーダ42(第2負荷発生機構48にあっては第2エン
コーダ45)の出力(P)に基づき求める演算式と、そ
の舵面角度に基づき航空機の操作棹に作用する舵面反力
に応じた目標負荷値(B)を求める演算式とにおいて、
その航空機の特性に応じ定まる定数と、アーム2の設定
回転速度とを入力する。次に、操作棹15の操作量に対
応する第1エンコーダ42(第2負荷発生機構48にあ
っては第2エンコーダ45)の出力(P)を読み込み
(ステップ2)、その出力(P)から舵面角度を演算し
(ステップ3)、その舵面角度から目標負荷値(B)を
演算する(ステップ4)。また、ロードセル80の出力
(Q)を読み込み(ステップ5)、その出力(Q)に基
づき、操作棹15を操作した位置に保持するために必要
とされる実負荷値(A)を演算する(ステップ6)。次
に、その実負荷値(A)と目標負荷値(B)とを比較す
る(ステップ7)。 【0021】ステップ7において実負荷値(A)が目標
負荷値(B)以上であれば、第1エンコーダ42(第2
負荷発生機構48にあっては第2エンコーダ45)の出
力(P)が正または零であるか否か、すなわち操作棹1
5が中立位置から訓練者8に対し後方(第2負荷発生機
構48にあっては右方)に変位しているか否かを判断す
る(ステップ8)。その出力(P)が正または零であれ
ば、すなわち操作棹15が中立位置から訓練者8に対し
後方に変位していれば、その実負荷値(A)と目標負荷
値(B)との差に比例した電流iを第2ソレノイド68
に印加する(ステップ9)。これにより、第2ソレノイ
ド68が励磁され、操作棹15を後方(第2負荷発生機
構48にあっては右方)に変位させようとする負荷が生
じるので、操作棹15の位置を操作した位置に保持する
ために必要とされる実負荷値(A)が低減され、実負荷
値(A)と目標負荷値(B)との差が小さくなる。 【0022】ステップ7において実負荷値(A)が目標
負荷値(B)より大きく、ステップ8において第1エン
コーダ42(第2負荷発生機構48にあっては第2エン
コーダ45)の出力(P)が負であれば、すなわち操作
棹15が中立位置から訓練者8に対し前方(第2負荷発
生機構48にあっては左方)に変位していれば、その実
負荷値(A)と目標負荷値(B)との差に比例した電流
iを第1ソレノイド67に印加する(ステップ10)。
これにより、第1ソレノイド67が励磁され、操作棹1
5を前方(第2負荷発生機構48にあっては左方)に変
位させようとする負荷が生じるので、操作棹15の位置
を操作した位置に保持するために必要とされる実負荷値
(A)が低減され、実負荷値(A)と目標負荷値(B)
との差が小さくなる。 【0023】ステップ7において実負荷値(A)が目標
負荷値(B)より小さければ、第1エンコーダ42(第
2負荷発生機構48にあっては第2エンコーダ45)の
出力(P)が正または零であるか否か、すなわち操作棹
15が中立位置から訓練者8に対し後方(第2負荷発生
機構48にあっては右方)に変位しているか否かを判断
する(ステップ11)。その出力(P)が正または零で
あれば、すなわち操作棹15が中立位置から訓練者8に
対し後方に変位していれば、その目標負荷値(B)と実
負荷値(A)との差に比例した電流iを第1ソレノイド
67に印加する(ステップ12)。これによって、第1
ソレノイド67が励磁され、操作棹15を前方(第2負
荷発生機構48にあっては左方)に変位させようとする
負荷が生じるので、操作棹15の位置を操作した位置に
保持するために必要とされる実負荷値(A)が増大さ
れ、実負荷値(A)と目標負荷値(B)との差が小さく
なる。 【0024】ステップ7において実負荷値(A)が目標
負荷値(B)より小さく、ステップ11において第1エ
ンコーダ42(第2負荷発生機構48にあっては第2エ
ンコーダ45)の出力(P)が負であれば、すなわち操
作棹15が中立位置から訓練者8に対し前方(第2負荷
発生機構48にあっては左方)に変位していれば、その
目標負荷値(B)と実負荷値(A)との差に比例した電
流iを第2ソレノイド68に印加する(ステップ1
3)。これにより、第2ソレノイド68が励磁され、操
作棹15を後方(第2負荷発生機構48にあっては右
方)に変位させようとする負荷が生じるので、操作棹1
5の位置を操作した位置に保持するために必要とされる
実負荷値(A)が増大され、実負荷値(A)と目標負荷
値(B)との差が小さくなる。 【0025】上記耐加速度用訓練装置1によれば、操作
棹15に舵面反力に応じた負荷を作用させることで、実
機の操作感覚を再現することができる。さらに、航空機
における急上昇や急降下等の急激な運動方向変化に対応
する操作棹15の操作によりカプセル6に大きな加速度
を作用させる場合、操作棹15を中立位置へ復帰させる
大きな負荷を作用させることができる。これにより、実
機の操作感を得られるのみならず訓練者8が脳への血流
不足により意識喪失に陥って操作棹15に作用させる力
が小さくなった場合に、操作棹15を素早く中立位置に
復帰させ、加速度を迅速に低下させて訓練者8の意識回
復を図ることができる。 【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。例えば、上記実施例では操作棹15を前後方向に操
作する場合と左右方向に操作する場合の双方において舵
面反力に応じた負荷を操作棹15に作用させたが、航空
機においては左右旋回する場合よりも上昇や降下する場
合の方が加速度の急変が問題になるので、操作棹15を
前後方向に操作する場合においてのみ第1負荷発生機構
47から舵面反力に応じた負荷を操作棹15に作用させ
るようにし、左右方向への操作に関しては第2負荷発生
機構48に代えて操作棹15を中立位置に復帰させるバ
ネを設けてもよい。また、第1負荷発生機構47のみ備
える場合、カプセル6をアーム2に対し水平方向軸中心
にのみ回転可能に設けてもよい。また、上記実施例では
油圧シリンダー50は直動タイプであるがロータリータ
イプであってもよく、さらに、油圧シリンダー50とサ
ーボバルブ51との組み合わせに代え、ソレノイドバル
ブとエアシリンダーとの組み合わせや、サーボモータを
介し操作棹に負荷を作用させてもよい。 【0027】 【本発明の実施態様】本発明の耐加速度用訓練装置は、
上下方向軸中心に回転駆動されるアームに搭乗容器を取
り付けることでアームに遠心力を作用させ、そのアーム
に搭乗容器を少なくとも水平軸中心に回転可能に取り付
け、操作棹は訓練者に対し少なくとも前後方向に揺動可
能とされ、その操作棹の操作方向が航空機の舵面の変化
方向に対応され、その操作棹の操作量が航空機の舵面角
度の変化量に対応されるのが好ましい。これにより、操
作棹をパイロットに対し前後揺動させることで上昇と降
下を行なう実機の操作感覚を再現することができる。そ
の場合、その操作棹の位置検知手段と、その位置検知信
号に応じ実機の舵面反力に応じた操作棹に作用させるべ
き目標負荷値を演算する手段と、訓練者に作用する実負
荷値の検知手段と、その目標負荷値と実負荷値との差を
低減するように操作棹に作用する負荷を発生する機構と
を備えるのが好ましい。これにより、操作棹の操作感覚
を忠実に実機における操作棹の操作感覚に合致させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の耐加速度用訓練装置の斜視図 【図2】その実施例の操作棹の斜視図 【図3】その実施例の操作棹の支持機構の正断面図 【図4】その実施例の操作棹の支持機構の側断面図 【図5】その実施例の操作棹の支持機構の部分平断面図 【図6】その実施例の負荷発生機構の構成説明図 【図7】その実施例の負荷発生機構の制御手順を示すフ
ローチャート 【符号の説明】 6 カプセル(搭乗容器) 15 操作棹 47 第1負荷発生機構 48 第2負荷発生機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 英文 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会社島津製作所三条工場内 (56)参考文献 特開 昭63−280288(JP,A) 実開 昭56−115166(JP,U) 実開 平4−93869(JP,U) 特公 平5−34669(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 9/00 - 9/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 訓練者が搭乗可能な搭乗容器と、その搭
    乗容器に遠心力を印加する機構と、その搭乗容器内に設
    けられる操作桿とを備え、その操作棹の操作に応じ搭乗
    容器の姿勢が変化可能とされている耐加速度訓練装置に
    おいて、その操作棹の操作に応じた負荷を操作棹に作用
    させる手段が設けられている耐加速度用訓練装置。
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