JP3406208B2 - 油中ガス測定装置 - Google Patents

油中ガス測定装置

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JP3406208B2
JP3406208B2 JP31043097A JP31043097A JP3406208B2 JP 3406208 B2 JP3406208 B2 JP 3406208B2 JP 31043097 A JP31043097 A JP 31043097A JP 31043097 A JP31043097 A JP 31043097A JP 3406208 B2 JP3406208 B2 JP 3406208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器、リアク
トル等のように絶縁油が充填された油入電気機器の絶縁
油中の可燃性ガスを抽出する油中ガス測定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】変圧器、リアクトル等の油入電気機器の
絶縁油中に溶存する可燃性ガスを特定して検出し、内部
異常状況の診断を行う油中ガス測定装置としては、図
に示すものが実用されている。図12において、1は
油入電気機器本体、2a、2bは油入電気機器本体1に
取り付けられた採油バルブ、3は油中ガス抽出であ
り、内径部に配置され、下部に移動して減圧空間を形成
して絶縁油中の油中ガスを抽出する減圧手段のベローズ
3aと、ベローズ3aを上下駆動するベローズ駆動部3
bとで構成されている。4aは絶縁油を返送する油返送
管、4bは絶縁油を採油する採油管、5a、5bは油返
送管4a、採油管4bに設けられた三方弁、6は絶縁油
を油入電気機器本体1と油中ガス抽出部3の間を循環さ
せる油ポンプ、7は三方弁5a、5bの相互間を連結し
たバイパス管、8は油返送管4a、採油管4bの油入電
気機器本体1側の端部に設けられた油フィルタである。
【0003】9は油中ガス抽出3で生成された油中ガ
スを取り出すバルブ、10は油中ガスを検出部に送気す
る送気管、11は絶縁油が検出部へ移動するのを阻止す
る油緩衝器、12は放圧バルブ、13は油中ガスを成分
毎に区別してガス量を検出する油中ガス検出部、14は
キャリアガスを油中ガス検出部13の内部に通気するキ
ャリアガス供給管、15は抽出された油中ガスを油中ガ
ス検出部13に送気するキャリアガス通気管、16は油
中ガス検出部13中のガスを放出するガス放出管であ
る。油中ガス検出部13はガスの種類により分離時間が
変わる分離カラム充填材を装填した分離カラムに油中ガ
スを清浄な空気等のキャリアガスによって通気させ、分
離時間毎のガス濃度を測定し、分離時間からガス成分を
特定し、ガス濃度からガス量を検出するものである。
【0004】次に図12の構成の操作手順について説明
する。まず、絶縁油の油返送管4a、採油管4bを油入
電気機器本体1の採油バルブ2a、2bに接続し、油中
ガス抽出3内のベローズ3aを上部に移動させた状態
で、バルブ9を閉じ、三方弁5a、5bを油入電気機器
本体1に連通するように切り換え、油ポンプ6を運転し
て絶縁油を油中ガス抽出3内と油入電気機器本体1の
内部との間で循環し、油中ガス抽出3内の絶縁油を油
入電気機器本体の絶縁油に置換して、油ポンプ6を停止
する。次に、三方弁5a、5bを切り換えて油中ガス抽
3とバイパス配管7との間に循環通路を形成し、ベ
ローズ3aを下方に移動させて油中ガス抽出3の内容
積を大きくして油中ガス抽出3の内部に減圧空間を発
生させ、循環ポンプ6を運転して絶縁油をバイパス管
7、油中ガス抽出3の間で一定時間循環させ、減圧空
間に油中ガスを抽出する。
【0005】次に、油中ガス検出部13にキャリアガス
供給管14から清浄空気を注入し、キャリアガス通気管
15から放出して、油中ガス検出部13の配管等の内部
清浄にし、キャリアガス供給管14、キャリアガス通
気管15にキャリアガスを所定の流量で流し続け、バル
ブ9を開状態にして油中ガスをキャリアガスとともに
ガス検出部13に送り込み油中ガス検出部13の内
部に設けられた分離カラム内を通過させ、ガス成分およ
ガス成分毎のガス量を検出する。検出結果は図13
示すようなクロマトグラフとして出力される。
【0006】油入電気機器内の絶縁油、絶縁物が熱分解
した場合に発生するガスは20種類前後といわれている
が、その中から油入電気機器の内部異常を診断するのに
必要なガスを、H、CH、C、C、C
、COの6種類に特定して検出するものである。
【0007】以上のようにして絶縁油中に溶解している
油中ガスの成分毎のガス量が検出され、油入電気機器の
内部異常を早期検知する監視に供される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、絶縁油中の油中ガスを抽出し、キャリアガスとし
て外気を取り込み、分離カラムで分離する方法であった
が、分離カラムの充填材は、キャリアガスの温度が高い
と分離時間が短くなり、温度が低いと長くなる。例えば
キャリアガスの温度が20℃と50℃の時のクロマトグ
ラフの測定例を示すと図14のようになる。(実線が5
0℃の時、点線が20℃の時の実測データである)図
から想定できるように分離カラムの温度が正確に検出
されないと、クロマトグラフからの油中ガス成分の特定
を誤ることがあるという問題点があった。また、上記の
従来の装置で、寒冷地などで油中ガス検出部13の内部
の分離カラムの温度と外気温との温度差が大きいとき、
あるいは、電気機器の放熱器の近傍等の温度変化の激し
い場所において、測定する場合は、分離カラムの温度
想定が困難であり、測定された油中ガスの種類の特定を
誤る危険性もある。
【0009】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、測定環境が温度変化の激しい場所
においても、油中ガス成分の特定を誤ることなく正確に
測定できる油中ガス測定装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る油中ガス測定装置は、絶縁油中に溶存する油中ガスを
抽出する油中ガス抽出部と、抽出された油中ガスを取り
込む計量容器と、キャリアガスを加熱するキャリアガス
加熱器とキャリアガス冷却器とを有するキャリアガス供
給管と、計量容器から油中ガスをキャリアガスとともに
分離カラムに通記するキャリアガス通気管と、ガスの種
類により分離時間が変わるカラム充填材が装填され、油
中ガスを通過させてガス成分を分離する分離カラムと、
分離された油中ガスの成分毎のガス濃度を検出するガス
センサと、ガスセンサが検出した分離時間毎のガス濃度
から油中ガス成分を特定し、油中ガス成分毎のガス量を
検出するガス成分検出部とを備え、油入電気機器本体の
絶縁油中に溶存する油中ガスを計量容器内に抽出し、キ
ャリアガスを一定温度に調節して分離カラムに通気さ
せ、分離カラムが一定温度に達した後に、計量容器にキ
ャリアガスを通気させて計量容器内の油中ガスを分離カ
ラムに通過させ、ガス成分検出部において油中ガス成分
を特定し、油中ガス成分毎の油中ガス量を検出する構成
としたものである。
【0011】この発明の請求項2に係る油中ガス測定装
置は、請求項1の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を標準温度に調整して通気するようにしたも
のである。
【0012】この発明の請求項3に係る油中ガス測定装
置は、請求項1の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を想定される最高周囲温度より高い一定の温
度に調整して通気するようにしたものである。
【0013】この発明の請求項4に係る油中ガス測定装
置は、絶縁油中に溶存する油中ガスを抽出する油中ガス
抽出部と、抽出された油中ガスを取り込む計量容器と、
キャリアガスを加熱するキャリアガス加熱器とキャリア
ガス冷却器とを有するキャリアガス供給管と、計量容器
から油中ガスをキャリアガスとともに分離カラムに通気
するキャリアガス通気管と、ガスの種類により分離時間
が変わるカラム充填材が装填され、油中ガスを通過させ
てガス成分を分離する分離カラムと、分離された油中ガ
スの成分毎のガス濃度を検出するガスセンサと、油入電
気機器から検出された油中ガス成分と油中ガス量の異常
状態と判定する異常判定基準を予め設定し、ガスセンサ
が検出した分離時間毎のガス濃度から油中ガス成分を特
定し、油中ガス成分毎のガス量を検出し、上記異常判定
基準と比較演算して油入電気機器の内部異常の有無と異
常の内容を判断する演算処理部を有し、油中ガス成分毎
のガス量と内部異常の有無と異常の内容の判断結果を出
力するガス成分検出部と、このガス成分検出部が出力し
た油中ガス成分毎のガス量と内部異常の有無と異常の内
容の判断結果を表示する表示部と、絶縁油の採油、油中
ガスの抽出、キャリアガスの通気、ガス濃度の測定の各
動作を自動制御する制御装置とを備え、分離カラムに通
過させる上記キャリアガスは一定温度に調整し、分離カ
ラムが所定の温度に達した後に、抽出された油中ガスを
分離カラムに通過させて油中ガス成分を特定し、油中ガ
ス成分毎の油中ガス量を検出するとともに、内部異常の
有無および内部異常の状態を表示部に表示するものであ
る。
【0014】この発明の請求項5に係る油中ガス測定装
置は、主要部の構成は請求項4と同一の構成とし、分離
カラムに通気するキャリアガスの温度を標準温度に調整
して通気するようにしたものである。
【0015】この発明の請求項6に係る油中ガス測定装
置は、請求項4の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を想定される最高周囲温度より高い一定温度
に調整して通気するようにしたものである。
【0016】この発明の請求項7に係る油中ガス測定装
置は、請求項1〜6の構成のキャリアガス吸気管に除湿
器を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.従来の構成では、分離カラムの温度により分離時間を補
正して抽出された油中ガスの特定を行っていたが、分離
カラムの温度を正確に把握できないと油中ガスの特定を
誤る問題点があったが、この実施の形態1は、分離カラ
ムの温度を一定に保持して、抽出された油中ガスを特定
し、成分毎のガス量を検出するように構成した油中ガス
測定装置である。 その構成を図1に示す。図において、
23は電気機器本体1の絶縁油を取り入れ、油中ガスを
抽出する油中ガス抽出部であり、ガス抽出室23aとガ
ス抽出室23aの内径部に配置され下方に移動するとガ
ス抽出室23aの内部に減圧空間を形成するベローズ2
3b、ベローズ23bを上下駆動するベローズ駆動部
23cとで構成されている。24aは油入電気機器本体
1に接続された採油管、24bは油返送管、25a、2
5bは三方弁、26は採油時に油中ガス抽出室23aの
内部と油入電気機器本体1の間で絶縁油を循環する油ポ
ンプ、27は三方弁25a、25bの相互間を連結する
バイパス管、29は油中ガス給気管である。
【0018】30は抽出した油中ガスを採り入れる計量
容器、31a、31bは三方弁、32aはキャリアガス
を取り入れるキャリアガス供給管、32bはキャリアガ
スを後述の分離カラムに通気するキャリアガス通気管、
32cは三方弁31a、32bの相互間を連結するバイ
パス管、33a、33bは三方弁、34は空気ポンプ、
35a、35bはキャリアガスを通気させるキャリアガ
供給管32a、キャリアガス通気管32bのそれぞれ
の端部に設けられたバルブ、36は空気フィルタ、37
ガスの種類により分離時間が変わる分離カラム充填材
を装填し、油中ガスを成分毎に分離する分離カラム、3
8はガスセンサ、39は排気管、40はガスセンサ38
が検出した分離時間毎のガス濃度から油中ガス成分を特
定し、油中ガス成分毎のガス量を検出するガス成分検出
部である。41はキャリアガスの温度を検出する温度セ
ンサ、42はキャリアガスを加熱するキャリアガス加熱
器、43はキャリアガスを冷却するキャリアガス冷却器
である。
【0019】次に図1の構成の測定操作について説明す
る。まず、キャリアガス通気部分のバルブは図1の状態
にして、キャリアガス供給管32a、キャリアガス通気
管32b、計量容器30および分離カラム37のキャリ
アガス通気流路の温度を、例えばJEC等の規格に規定
されている標準温度の20℃を設定温度として設定し、
キャリアガス加熱器42またはキャリアガス冷却器43
のいずれかが動作する状態として、設定温度に調整され
たキャリアガスをキャリアガス供給管32aおよびキャ
リアガス通気管32bに流し、分離カラム37を含むキ
ャリアガスの通気部分を設定温度に保持する。キャリア
ガスの温度は標準温度よりも高い温度に設定してもよ
く、キャリアガスの温度を標準温度とする場合と、周囲
温度よりも高くする場合のキャリアガス供給管32aの
部分、キャリアガス加熱器42、キャリアガス冷却器の
温度調整部分および分離カラム部分のキャリアガス温度
の変化状況を図4に示す。キャリアガスの設定温度を周
囲温度より高く設定するとキャリアガス加熱器42にて
加熱され、周囲温度より低く設定する場合はキャリアガ
ス冷却器より冷却されて設定温度に調整される。
【0020】絶縁油の採油操作は、採油管24a、油返
送管24bを油入電気機器本体1のバルブ2a、2bに
接続し、三方弁25a、25bを油入電気機器本体1と
ガス抽出部23との間が流通するように操作して絶縁油
が油入電気機器本体1とガス抽出室23aの間で循環す
る循環通路を形成し、油ポンプ26を運転して油入電気
機器本体1内とガス抽出室32aの間で絶縁油をしばら
く循環させた後、油ポンプ26を停止し、バルブ2a、
2bを閉じ、三方弁25a、25bをガス抽出 室23a
上部と下部で循環するように循環通路を形成して油中ガ
ス抽出部23のガス抽出室23a内に採油する。
【0021】次に、油ポンプ26を運転しながらベロー
ズ23bをベローズ駆動部23cにより下方に移動して
ガス抽出室23aの内部を減圧状態にして、減圧空間を
形成して絶縁油を循環させ、絶縁油中の油中ガスを減圧
空間に抽出する。なお、電気機器本体よりの採油は、内
部の循環された絶縁油が採取できる他の方法であっても
よい。
【0022】続いてキャリアガス通路部分の三方弁31
a、31b、33a、33bを図2に示す状態に切り換
え、ガス抽出室23aに抽出された油中ガスをベローズ
23bを上昇させることにより計量容器30に採り入
れ、三方弁31a、31b、33a、33bを操作して
図3に示す状態に切り換える。
【0023】三方弁31a、31b、33a、33bお
よびバルブ35a、35bの位置は図3の状態で空気ポ
ンプ34を運転し、一定流量のキャリアガスを計量容器
30に送気し油中ガスとキャリアガスの混合ガスを分離
カラム37、ガスセンサ38を通過させる経路で外気に
放出し、ガスセンサ38により一定時間ガス濃度を検出
し、温度センサ41によりキャリアガスの温度を記録
、分離時間とガス量を示すクロマトグラフとして出力
し、分離時間によりガス成分を特定し、ガス成分毎のガ
ス量を検出する。
【0024】以上のように、油中ガス測定装置を構成す
ると、一定の温度で油中ガスを検出する構成となり、従
来のように分離カラム37の温度を推定する必要がなく
なり、検出された結果が分離カラム37の温度の推定誤
差により油中ガス成分の特定を間違えることがなく、正
確に油中成分の特定ができる油中ガス測定装置が構成で
きる。
【0025】なお、上記はキャリアガスの温度をJEC
等の規格に規定された標準温度とす る場合で説明してい
るが、キャリアガス温度は、標準温度以外に設定しても
よく、周囲温度に近い温度に設定しておけば、キャリア
ガス供給管32a、キャリアガス通気管32b、分離カ
ラム37および計量容器30の部分の温度を一定に調整
する時間が短くなり、短時間で正確に測定することがで
きる。
【0026】実施の形態2.実施の形態1では、任意の一定の温度で油中ガスを特定
し、ガス量を検出するように構成したが、実施の形態2
では、周囲温度よりも高い温度で油中ガスの特定とガス
量の検出ができるように油中ガス測定装置を構成したも
のである。分離カラム温度を、周囲温度よりも高い一定
温度に限定して油中ガスの特定およびガス量の検出を行
っても検出精度にはあまり関係なく、分離カラムの分離
時間が短くなるメリットがある。
【0027】図5に実施の形態2のキャリアガスを通気
させるキャリアガス通路部分を構成を示す。この構成は
実施の形態1の図1のキャリアガス通気部分のキャリア
ガス冷却器を設けない構成である。図1の該当部分のキ
ャリアガス冷却器を設けない構成であり、その他の部分
は実施の形態1の図1と同一である。 このように周囲温
度よりも高い温度で油中ガスの特定を行うようにすると
キャリアガスを冷却することが、キャリアガス冷却器を
設けない構成として測定装置としてシンプルな構成とな
る。
【0028】実施の形態3. 実施の形態は、実施の形態1、実施の形態2の構成の
キャリアガス供給管32aに除湿器を付加したものであ
り、そのキャリアガス通路部分の構成を図6に示す。除
湿器44はキャリアガス供給管32aの途中の入口側に
設けている。
【0029】この発明では、キャリアガスとしては外気
を採り入れた構成であり、採り入れた外気に湿気が多い
とガスセンサ38の感度が変化し油中ガスの測定精度が
悪くなるものであり、除湿器を設けたことにより、ガス
センサの検出感度を一定にしたことによりさらに検出精
度が高く維持できる。
【0030】実施の形態4. 実施の形態4は、据え付けられた油入電気機器の付属設
備として使用する油中ガス測定装置の分離カラムの温度
を一定に保持して、抽出された油中ガスを特定し、成分
毎のガス量を検出するように構成したものである。その
構成を図に示す。図において、53は電気機器本体1
の絶縁油を取り入れ、油中ガスを抽出する油中ガス抽出
部であり、ガス抽出室53aとガス抽出室53aの内径
部に配置され下方に移動するとガス抽出室53aの内部
に減圧空間を形成するベローズ53b、ベローズ53b
を上下駆動するベローズ駆動部53cとで構成されてい
る。54aは電気機器本体1に接続された採油管、54
bは油返送管、55a、55bは三方弁、56は採油時
にガス抽出部53の内部に残存する油を返送し、新油を
採油する油ポンプ、57は三方弁55a、55bの相互
間を連結するバイパス管、59は油中ガス給気管であ
る。
【0031】60は抽出した油中ガスを採り入れる計量
容器、61a、61bは三方弁、62aはキャリアガス
を取り入れるキャリアガス供給管、62bはキャリアガ
スを後述の分離カラムに通気するキャリアガス通気管、
63a、63bは三方弁、64は空気ポンプ、65a、
65bはキャリアガス吸気管62a、キャリアガス通気
管62bの端部に設けられたバルブ、66は空気フィル
タ、67は油中ガスを成分毎に分離する分離カラム、6
8はガスセンサ、69は排気管、70はガス成分検出部
である。71はキャリアガスの温度を検出する温度セン
サである。74はキャリアガス加熱器、75はキャリア
ガス冷却器である。72は三方弁およびバルブ類、ベロ
ーズ駆動部53c、油ポンプ56、空気ポンプ64等の
操作を自動的に行う自動制御装置、73は油中ガスの検
出結果および判断結果を表示する表示部である。
【0032】ガス成分検出部70は、ガスセンサ68が
検出したガス濃度を成分毎にガス量を演算し測定された
成分とガス量の組合せパターンと予め設定された異常判
定基準値と比較して油入電気機器の内部異常の有無の判
定と異常の内容を判断する演算処理部を保有しており、
判断結果を表示部73に出力するように構成されてい
る。
【0033】図の構成の油中ガスの測定動作は、自動
制御装置72により自動的に動作するように構成されて
おり、その動作は実施の形態1と殆ど同じように動作す
るものであるが、以下具体的に各部の動作について説明
する。絶縁油の採油動作は、採油管54a、油返送管5
4bを油入電気機器本体1のバルブ2a、2bに接続さ
れていることを確認し、三方弁55a、55bを油入電
気機器本体1とガス抽出部53との間に流通するように
動作させて絶縁油が油入電気機器本体1とガス抽出室5
3aの間で循環する循環通路を形成し、油ポンプ56を
運転して油入電気機器本体1内とガス抽出室53aの間
で絶縁油を循環させて油ポンプを停止し、バルブ2a、
2bを閉じ、三方弁55a、55bをガス抽出室53a
上部と下部で循環するように循環通路を形成して採油す
る。
【0034】次に、三方弁61a、61b、三方弁63
a、63bを操作して、キャリアガス吸気管52a、計
量容器60、キャリアガス通気管52b、分離カラム6
7、ガスセンサ68にキャリアガスが通気するようにガ
ス通路を形成(三方弁61a、61b、63a、63b
は図に示した状態)し、分離カラム67の設定温度を
設定し、設定温度はJEC等の規格に規定された標準温
度20℃に設定し、バルブ65a、65bを開いて空気
ポンプ64を運転し、清浄空気を採り入れ、計量容器6
0およびガス通路を清浄にするとともに、キャリアガス
を通気流路および分離カラムの温度が一定になるまでキ
ャリアガスを通気するキャリアガスの設定温度を周囲
温度より高く設定するとキャリアガス加熱器74にて加
熱され、周囲温度より低く設定する場合はキャリアガス
冷却器75により冷却されて設定温度に調整される。
【0035】次に、油ポンプ56を運転しながらベロー
ズ23bをベローズ駆動部53cにより下方に移動して
ガス抽出室53aの内部を減圧状態にして、減圧空間を
形成し、しばらく油ポンプ56を運転して絶縁油を循環
させ、絶縁油中の油中ガスを減圧空間に抽出する。
【0036】続いてキャリアガス通路部分の三方弁61
a、61b、63a、63bを図に示す状態に切り換
え、ガス抽出室53aに抽出された油中ガスをベローズ
駆動部53cを駆動してベローズ53bを上昇して計量
容器60に採り入れ、三方弁61a、61b、63a、
63bを操作して図に示す状態に切り換える。
【0037】三方弁61a、61b、63a、63bお
よびバルブ65a、65bの位置は図の状態で空気ポ
ンプ64を運転し、一定量のキャリアガスを計量容器
に送気し油中ガスとキャリアガスの混合ガスを分離カ
ラム67、ガスセンサ68を通過させる経路で外気に放
出し、ガスセンサ38により一定時間ガス濃度を検出
し、ガス成分検出部70においてガス成分を特定し、ガ
ス成分毎の油中ガス量を検出する。
【0038】以上のように、油入電気機器の付属品とし
て使用される油中ガス測定装置を構成すると、採油、油
中ガスの抽出からガス成分毎のガス量の検出までが自動
的に行うことができるものであり、検出された油中ガス
および成分毎の油中ガス温度補正を行うことなく正
確に検出される。温度変化の激しい場所に設置されても
ガス成分が正確に特定され、精度よく油中ガス量が検出
できる。
【0039】実施の形態実施の形態4では、任意の一定の温度で油中ガスを特定
し、ガス量を検出するように構成したが、実施の形態5
では、周囲温度よりも高い温度で油中ガスの特定とガス
量の検出ができるように油中ガス測定装置を構成したも
のである。分離カラム温度を、周囲温度よりも高い一定
温度に限定して油中ガスの特定およびガス量の検出を行
っても検出精度にはあまり関係なく、分離カラムの分離
時間が短くなるメリットがある。
【0040】図10に実施の形態5のキャリアガスを通
気させるキャリアガス通路部分を構成を示す。この構成
は実施の形態4の図7のキャリアガス通気部分にキャリ
アガス冷却器を設けない構成である。図10は図7の該
当部分のキャリアガス冷却器を除いた構成であり、その
他の部分は実施の形態4の図7と同一である。 このよう
に周囲温度よりも高い温度で油中ガスの特定を行うよう
にするとキャリアガスを冷却することが、キャリアガス
冷却器を設けない構成として測定装置としてシンプルな
構成となる。
【0041】実施の形態6. 実施の形態6は、実施の形態4、実施の形態5の構成の
キャリアガス供給管62aに除湿器を付加したものであ
り、その部分の構成を図11に示す。除湿器76はキャ
リアガス吸気管62aの途中に設けている。
【0042】キャリアガスとしては外気を採り入れた構
成であり、採り入れた外気湿気が多いとガスセンサ6
8の感度が変化し油中ガスの検出精度が低くなるもので
あり、除湿器を設けたことにより、ガスセンサの検出感
が安定し検出精度が高く維持できる。
【0043】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る油中ガス測定
装置は、キャリアガス供給管にキャリアガス加熱器、キ
ャリアガス冷却器を設け、抽出された油中ガスを採り入
れる計量容器、キャリアガス供給管、キャリアガス通気
管、分離カラムのキャリアガス流路を一定の温度にして
抽出した油中ガスを分離カラムに通過させ油中ガス成分
を特定し、油中ガス成分毎の油中ガス量を検出する構成
としたので、周囲温度の変化の激しい場所や外気温の低
い寒冷地においても、出力されたガス成分および油中ガ
ス量を分離カラムの温度により補正することなく正確に
油中ガスが特定でき、油中ガス毎の油中ガス量が検出で
きる油中ガス測定装置となる。
【0044】この発明の請求項2に係る油中ガス測定装
置は、請求項1の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を標準温度に調整して通気するようにしたの
で、出力されたクロマトグラフを分離カラムの温度によ
り補正することなく正確に油中ガスが特定でき、油中ガ
ス毎の油中ガス量が検出できる油中ガス測定装置とな
る。
【0045】この発明の請求項3に係る油中ガス測定装
置は、請求項1の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を想定される最高周囲温度より高い一定の温
度に調節して通気するようにしたので、寒冷地等の外気
温の低い地域で測定する場合、あるいは周囲温度の変化
の激しい場所で測定しても、加熱器を付加するのみの簡
単な構成で油中ガスの成分の特定を誤ることがない油中
ガス測定装置が構成できる。
【0046】この発明の請求項4に係る油中ガス測定装
置は、キャリアガス供給管にキャリアガス加熱器、キャ
リアガス冷却器を設け、抽出された油中ガスを採り入れ
る計量容器、キャリアガス供給管、キャリアガス通気
管、分離カラムのキャリアガス流路を一定の温度にして
抽出した油中ガスを分離カラムに通過させ油中ガス成分
を特定し、油中ガス成分毎の油中ガス量を検出するもの
とし、油入電気機器のガス成分と油中ガス量の異常状態
と判定する異常判定基準を予め設定し、絶縁油の採油、
油中ガスの抽出、キャリアガスの通気、ガス濃度の測定
の各動作を自動制御する制御装置を備えた構成としたの
で、採油、油中ガスの抽出からガス成分毎のガス量の検
出までが自動的に行うことができ、検出された油中ガス
および成分毎の油中ガス量は温度補正を行うことなく正
確に検出され、温度変化の激しい場所での測定において
もガス成分が誤りなく特定され、精度よく油中ガス量が
測定できる油中ガス測定装置が構成できる。
【0047】この発明の請求項5に係る油中ガス測定装
置は、主要部は請求項4と同一の構成とし、分離カラム
に通気するキャリアガスの温度を標準温度に調整して通
気するようにしたので、出力されたガス成分および油中
ガス量を分離カラムの温度により補正することなく正確
に油中ガスが特定でき、油中ガス毎の油中ガス量が検
できる油中ガス測定装置となる。
【0048】この発明の請求項6に係る油中ガス測定装
置は、請求項4の構成の分離カラムに通気するキャリア
ガスの温度を想定される最高周囲温度より高い一定温度
に調整して通気するようにしたので、寒冷地等の外気温
の低い地域で測定する場合、あるいは周囲温度の変化の
激しい場所で測定しても、加熱器を付加するのみの簡単
な構成で油中ガスの成分の特定を誤ることがない油中ガ
ス測定装置が構成できる。
【0049】この発明の請求項7に係る油中ガス測定装
置は、請求項1〜6の構成のキャリアガス吸気管に除湿
器を設けたので、油中ガスを検出するガスセンサの検出
感度が安定し、検出精度が高く維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の油中ガス測定装置の構成図で
ある。
【図2】 図1の構成において抽出ガスを計量容器に取
り入れるときのバルブ類の開閉状態を示すキャリアガス
通気部分の配管図である。
【図3】 図1の構成の抽出した油中ガスを計量容器に
取り入れて測定するときのバルブの開閉状態を示すキャ
リアガス通気部分の配管図である。
【図4】 測定時の設定温度が標準状態と周囲温度より
も高く設定したときのキャリアガス通気部に取り入れた
時の分離カラムにいたる間の温度の状況を示す図であ
る。
【図5】 図1の構成のキャリアガスを通気する部分に
キャリアガスを加熱する加熱器のみを設けた場合のキャ
リアガス通路部分の配管図である。
【図6】 図1の構成のキャリアガスを通気する部分に
加熱器と冷却器に加えて除湿器を付加したキャリアガス
通気部分の配管図である。
【図7】 実施の形態4の油中ガス測定装置の構成図で
ある。
【図8】 図7の構成において抽出ガスを計量容器に取
り入れるときのバルブ類の開閉状態を示すキャリアガス
通気部分の配管図である。
【図9】 図7の構成の抽出した油中ガスを計量容器に
取り入れて測定する ときのバルブの開閉状態を示すキャ
リアガス通気部分の配管図である。
【図10】 図7の構成のキャリアガスを通気する部分
にキャリアガスを加熱する加熱器のみを設けた場合のキ
ャリアガス通路部分の配管図である。
【図11】 図7の構成のキャリアガスを通気する部分
に加熱器と冷却器に加えて除湿器を付加したキャリアガ
ス通気部分の配管図である。
【図12】 従来の油中ガス測定装置の構成図である。
【図13】 従来の油中ガス測定装置で検出した油中ガ
ス測定例である。
【図14】 従来の油中ガス測定装置で測定温度が異な
る測定例を重ねて表示した油中ガス測定例である。
【符号の説明】
23 油中ガス抽出部、23a ガス抽出室、23b
ベローズ、23c ベローズ駆動部、24a 採油管、
24b 油返送管、25a,25b 三方弁、26 油
ポンプ、27 バイパス管、29 油中ガス給気管、3
0 計量容器、31a,31b 三方弁、32a キャ
リアガス供給管、32b キャリアガス通気管、33
a,33b 三方弁、34 空気ポンプ、35a,35
b 三方弁、36 空気フィルタ、37 分離カラム、
38 ガスセンサ、39 排気管、40 ガス成分検出
部、41 キャリアガス温度センサ、42 キャリアガ
ス加熱器、43 キャリアガス冷却器、44 除湿器、
53 油中ガス抽出部、53a ガス抽出室、53b
ベローズ、53c ベローズ駆動部、54a 採油管、
54b 油返送管、55a,55b 三方弁、56 油
ポンプ、57 バイパス管、59 油中ガス給気管、6
0 計量容器、61a,61b 三方弁、62a キャ
リアガス供給管、62b キャリアガス通気管、63
a,63b 三方弁、64 空気ポンプ、65a,65
b 三方弁、66 空気フィルタ、67 分離カラム、
68 ガスセンサ、69 排気管、70 ガス成分検出
部、71 キャリアガス温度センサ、72 自動制御装
置、73 表示部、74 キャリアガス加熱器、75
キャリアガス冷却器、76 除湿器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 30/88 G01N 30/88 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 30/00 - 30/96

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油入電気機器本体より絶縁油を採油し、
    採油した絶縁油中に溶存する油中ガスを抽出する油中ガ
    ス抽出部と、抽出された油中ガスを取り込む計量容器
    と、該計量容器にキャリアガスを供給するキャリアガス
    加熱器およびキャリアガス冷却器のキャリアガス温度調
    整手段を有するキャリアガス供給管と、計量容器の油中
    ガスをキャリアガスと共に下記分離カラムに通気させる
    キャリアガス通気管と、上記キャリアガス通気管の途中
    に配置されたガスの種類により分離時間が変わるカラム
    充填材が装填され、キャリアガスによって上記油中ガス
    を通過させてガス成分を分離する分離カラムと、分離さ
    れた上記油中ガスの成分毎のガス濃度を検出するガスセ
    ンサと、ガスセンサが検出した分離時間毎のガス濃度
    から油中ガス成分を特定し、油中ガス成分毎のガス量を
    検出するガス成分検出部とを備え、上記油入電気機器本
    体の絶縁油中に溶存する油中ガスを上記計量容器内に抽
    出し、キャリアガスを一定温度に調節して上記分離カラ
    ムに通気させ、上記分離カラムが一定温度に達した後
    に、上記計量容器にキャリアガスを通気させて上記計量
    容器内の油中ガスを上記分離カラムに通過させ、上記ガ
    ス成分検出部において油中ガス成分を特定し、油中ガス
    成分毎の油中ガス量を検出することを特徴とする油中ガ
    ス検出装置。
  2. 【請求項2】 上記分離カラムに通気させるキャリアガ
    スの温度は、標準温度に調整して通気することを特徴と
    する請求項1記載の油中ガス測定装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリアガス温度調整手段は、キャ
    リアガス加熱器とし、分離カラムに通気させるキャリア
    ガスの温度は、最高周囲温度よりも高い一定の温度に調
    整して通気することを特徴とする請求項1記載の油中ガ
    ス測定装置。
  4. 【請求項4】 油入電気機器本体より絶縁油を採油し、
    採油した絶縁油中に溶存する油中ガスを抽出する油中ガ
    ス抽出部と、抽出された油中ガスを取り込む計量容器
    と、該計量容器にキャリアガスを供給するキャリアガス
    加熱器およびキャリアガス冷却器のキャリアガス温度調
    整手段を有するキャリアガス供給管と、計量容器の油中
    ガスをキャリアガスと共に下記分離カラムに通気させる
    キャリア ガス通気管と、上記キャリアガス通気管の途中
    に配置されたガスの種類により分離時間が変わるカラム
    充填材が装填され、キャリアガスによって上記油中ガス
    を通過させてガス成分を分離する分離カラムと、分離さ
    れた上記油中ガスの成分毎のガス濃度を検出するガスセ
    ンサと、油入電気機器から検出された油中ガス成分と油
    中ガス量の異常状態と判定する異常判定基準を予め設定
    し、上記ガスセンサが検出した分離時間毎のガス濃度か
    ら油中ガス成分を特定し、油中ガス成分毎のガス量を検
    出し、上記異常判定基準と比較演算して油入電気機器の
    内部異常の有無と異常の内容を判断する演算処理部を有
    し、上記油中ガス成分毎のガス量と内部異常の有無と異
    常の内容の判断結果を出力するガス成分検出部と、該ガ
    ス成分検出部が出力した油中ガス成分毎のガス量と上記
    判断結果を表示する表示部と、絶縁油の採油、油中ガス
    の抽出、キャリアガスの通気、ガス濃度の測定の各動作
    を自動制御する制御装置とを備え、上記分離カラムに通
    過させる上記キャリアガスは一定温度に調整し、上記分
    離カラムが所定の温度に達した後に、上記抽出された油
    中ガスを上記分離カラムに通過させて油中ガス成分を特
    定し、油中ガス成分毎の油中ガス量を検出するととも
    に、内部異常の有無および内部異常の状態を上記表示部
    に表示することを特徴とする油中ガス検出装置。
  5. 【請求項5】 上記分離カラムに通気するキャリアガス
    の温度は、標準温度に調節して通気することを特徴とす
    る請求項4記載の油中ガス測定装置。
  6. 【請求項6】 上記キャリアガス温度調整手段は、キャ
    リアガス加熱器とし、分離カラムに通気するキャリアガ
    スの温度は、最高周囲温度よりも高い一定の温度に調整
    して通気することを特徴とする請求項4記載の油中ガス
    測定装置。
  7. 【請求項7】 キャリアガス供給管に除湿器を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    油中ガス測定装置。
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