JP3405295B2 - 水熱反応による動植物残渣処理装置 - Google Patents
水熱反応による動植物残渣処理装置Info
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- JP3405295B2 JP3405295B2 JP33000099A JP33000099A JP3405295B2 JP 3405295 B2 JP3405295 B2 JP 3405295B2 JP 33000099 A JP33000099 A JP 33000099A JP 33000099 A JP33000099 A JP 33000099A JP 3405295 B2 JP3405295 B2 JP 3405295B2
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- raw material
- animal
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F11/00—Treatment of sludge; Devices therefor
- C02F11/06—Treatment of sludge; Devices therefor by oxidation
- C02F11/08—Wet air oxidation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B09—DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
- B09B—DISPOSAL OF SOLID WASTE
- B09B3/00—Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F11/00—Treatment of sludge; Devices therefor
- C02F11/18—Treatment of sludge; Devices therefor by thermal conditioning
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等の動植物
残渣を水熱反応で処理するための水熱反応による動植物
残渣処理装置に関するものである。
残渣を水熱反応で処理するための水熱反応による動植物
残渣処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、生ゴミ等の動植物残渣は、専門業
者により、回収，焼却，埋め立てという方法などで処理
されていたが、近年各種ゴミ処理装置が開発されてい
る。
者により、回収，焼却，埋め立てという方法などで処理
されていたが、近年各種ゴミ処理装置が開発されてい
る。
【０００３】例えば、特開平１０−３２８６９９号公報
には、含水有機廃棄物を超臨界水酸化反応にて酸化分解
することが開示されている。
には、含水有機廃棄物を超臨界水酸化反応にて酸化分解
することが開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超臨界
による分解方法では、含水有機廃棄物の圧力・温度を超
臨界状態まで上げて、酸化分解と処理能力の増大を図っ
ているが、条件が厳しい分、配管等の腐食の問題も大き
くなる。
による分解方法では、含水有機廃棄物の圧力・温度を超
臨界状態まで上げて、酸化分解と処理能力の増大を図っ
ているが、条件が厳しい分、配管等の腐食の問題も大き
くなる。
【０００５】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、配管を腐食させることなく、しかも分解能を高くで
きる水熱反応による動植物残渣処理装置を提供すること
にある。
し、配管を腐食させることなく、しかも分解能を高くで
きる水熱反応による動植物残渣処理装置を提供すること
にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、水が混入された動植物残渣を原
料液とし、該原料液を亜臨界状態まで加圧・加熱して水
熱反応させる水熱反応管と、該水熱反応管の出口と入口
とを結ぶ循環ラインと、該循環ラインに接続して前記原
料液を供給する原料供給ラインと、該循環ラインから分
岐して分解物を排出するラインと、該排出するラインに
設けられた背圧調整弁と、前記排出するラインに接続さ
れて前記背圧調整弁で減圧された分解物を酸化する酸化
槽とを備えたことを特徴とする水熱反応による動植物残
渣処理装置である。請求項２の発明は、前記水熱反応管
が、内管と外管とからなる二重管で構成され、前記内管
に前記循環ラインが接続されると共に、前記外管と前記
内管との間に熱媒が流れるように構成されたことを特徴
とする請求項１に記載の水熱反応による動植物残渣処理
装置である。
に、請求項１の発明は、水が混入された動植物残渣を原
料液とし、該原料液を亜臨界状態まで加圧・加熱して水
熱反応させる水熱反応管と、該水熱反応管の出口と入口
とを結ぶ循環ラインと、該循環ラインに接続して前記原
料液を供給する原料供給ラインと、該循環ラインから分
岐して分解物を排出するラインと、該排出するラインに
設けられた背圧調整弁と、前記排出するラインに接続さ
れて前記背圧調整弁で減圧された分解物を酸化する酸化
槽とを備えたことを特徴とする水熱反応による動植物残
渣処理装置である。請求項２の発明は、前記水熱反応管
が、内管と外管とからなる二重管で構成され、前記内管
に前記循環ラインが接続されると共に、前記外管と前記
内管との間に熱媒が流れるように構成されたことを特徴
とする請求項１に記載の水熱反応による動植物残渣処理
装置である。
【０００７】請求項３の発明は、前記循環ラインの、前
記原料供給ラインの接続点と前記排出するラインの分岐
点との間に循環ポンプが接続され、前記排出するライン
が、前記循環ラインの、前記循環ポンプの吸込側から分
岐していることを特徴とする請求項１又は請求項２に記
載の水熱反応による動植物残渣処理装置である。請求項
４の発明は、前記原料供給ラインを流れる前記原料液
を、前記排出するラインを流れる前記分解物と熱交換し
て加熱する熱交換器を備えることを特徴とする請求項１
から請求項３の何れかに記載の水熱反応による動植物残
渣処理装置である。
記原料供給ラインの接続点と前記排出するラインの分岐
点との間に循環ポンプが接続され、前記排出するライン
が、前記循環ラインの、前記循環ポンプの吸込側から分
岐していることを特徴とする請求項１又は請求項２に記
載の水熱反応による動植物残渣処理装置である。請求項
４の発明は、前記原料供給ラインを流れる前記原料液
を、前記排出するラインを流れる前記分解物と熱交換し
て加熱する熱交換器を備えることを特徴とする請求項１
から請求項３の何れかに記載の水熱反応による動植物残
渣処理装置である。
【０００８】請求項５の発明は、前記酸化槽の出口に気
液分離器を接続すると共に、該気液分離器の液相側排出
ラインに、前記酸化槽で酸化された分解物の一部を前記
酸化槽に戻す分解物戻しラインを接続したことを特徴と
する請求項１から請求項４の何れかに記載の水熱反応に
よる動植物残渣処理装置である。請求項６の発明は、前
記気液分離器の気相側排出ラインに凝縮器を接続し、凝
縮器により分離された凝縮水を気液分離器に戻す凝縮水
戻しラインを設けたことを特徴とする請求項６に記載の
水熱反応による動植物残渣処理装置である。
液分離器を接続すると共に、該気液分離器の液相側排出
ラインに、前記酸化槽で酸化された分解物の一部を前記
酸化槽に戻す分解物戻しラインを接続したことを特徴と
する請求項１から請求項４の何れかに記載の水熱反応に
よる動植物残渣処理装置である。請求項６の発明は、前
記気液分離器の気相側排出ラインに凝縮器を接続し、凝
縮器により分離された凝縮水を気液分離器に戻す凝縮水
戻しラインを設けたことを特徴とする請求項６に記載の
水熱反応による動植物残渣処理装置である。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
を添付図面に基づいて詳述する。
【００１０】図１において、１０は、生ゴミ等の動植物
残渣からなる原料１１が収容される原料タンク、１２は
亜臨界水による水熱反応を行うための上水タンク、１３
は苛性ソーダ等が収容された薬液タンク、１４は動植物
残渣の処理後の処理液を貯留する処理液タンクである。
残渣からなる原料１１が収容される原料タンク、１２は
亜臨界水による水熱反応を行うための上水タンク、１３
は苛性ソーダ等が収容された薬液タンク、１４は動植物
残渣の処理後の処理液を貯留する処理液タンクである。
【００１１】原料タンク１０には、原料供給ライン１５
が接続され、その原料供給ライン１５に昇圧ポンプ１６
が接続される。
が接続され、その原料供給ライン１５に昇圧ポンプ１６
が接続される。
【００１２】上水タンク１２には、給水ポンプ１７が接
続され、その給水ライン１８が、原料タンク１０に接続
される。
続され、その給水ライン１８が、原料タンク１０に接続
される。
【００１３】また原料タンク１０には、薬液タンク１３
に接続された薬液供給ライン２０が接続され、そのライ
ン２０に薬液ポンプ２１が接続される。
に接続された薬液供給ライン２０が接続され、そのライ
ン２０に薬液ポンプ２１が接続される。
【００１４】原料供給ライン１５には、二重管式の熱交
換器２４が接続され、さらに原料供給ライン１５が水熱
反応管２５の循環ライン２６に接続される。
換器２４が接続され、さらに原料供給ライン１５が水熱
反応管２５の循環ライン２６に接続される。
【００１５】水熱反応管２５には、熱媒循環ライン２７
が接続され、その熱媒循環ライン２７には、熱媒循環ポ
ンプ２８と熱媒加熱器２９が接続される。
が接続され、その熱媒循環ライン２７には、熱媒循環ポ
ンプ２８と熱媒加熱器２９が接続される。
【００１６】水熱反応管２５は、二重管で構成され、内
管３０内を原料が流れ、外管３２と内管３０間に熱媒が
流れるようになっている。
管３０内を原料が流れ、外管３２と内管３０間に熱媒が
流れるようになっている。
【００１７】循環ライン２６は、水熱反応管２５の内管
３０の出口と入口を結び、その間に循環ポンプ３１が接
続されて構成され、循環ポンプ３１の吸込側の循環ライ
ン２６より分岐して分解物を熱交換器２４に送るライン
３３ａが接続され、その熱交換器２４から酸化槽２２に
送る分解物ライン３３が接続される。
３０の出口と入口を結び、その間に循環ポンプ３１が接
続されて構成され、循環ポンプ３１の吸込側の循環ライ
ン２６より分岐して分解物を熱交換器２４に送るライン
３３ａが接続され、その熱交換器２４から酸化槽２２に
送る分解物ライン３３が接続される。
【００１８】この分解物ライン３３にはトリムクーラ３
４と背圧調整弁３５が接続される。酸化槽２２には、供
給された分解物を燃焼させて酸化するための酸化剤供給
ライン３６が接続され、その出口に気液分離器２３が接
続されると共にその液相側排出ライン３７に、酸化され
た分解物の一部を酸化槽２２に戻す戻しライン３９とポ
ンプ４０とが接続される。
４と背圧調整弁３５が接続される。酸化槽２２には、供
給された分解物を燃焼させて酸化するための酸化剤供給
ライン３６が接続され、その出口に気液分離器２３が接
続されると共にその液相側排出ライン３７に、酸化され
た分解物の一部を酸化槽２２に戻す戻しライン３９とポ
ンプ４０とが接続される。
【００１９】気液分離器２３の気相側排出ライン５０に
は凝縮器３８，背圧調整弁５２が接続され、凝縮器３８
と気液分離器２３間には、凝縮器３８により分離された
凝縮水を気液分離器２３に戻すライン５３が接続され
る。
は凝縮器３８，背圧調整弁５２が接続され、凝縮器３８
と気液分離器２３間には、凝縮器３８により分離された
凝縮水を気液分離器２３に戻すライン５３が接続され
る。
【００２０】液相側排出ライン３７には、戻しライン３
９と分岐して、処理液を処理液タンク１４に戻す排出ラ
イン４１が接続され、その排出ライン４１に、トリムク
ーラ４２、背圧調整弁４３が接続される。
９と分岐して、処理液を処理液タンク１４に戻す排出ラ
イン４１が接続され、その排出ライン４１に、トリムク
ーラ４２、背圧調整弁４３が接続される。
【００２１】処理液タンク１４は、その上部に分解ガス
排気ライン４４が接続され、また下部に下水ライン４５
が接続される。分解ガス排気ライン４４には、活性炭な
どからなる脱臭装置４６が接続されまた下水ライン４５
には、その液の一部を原料タンク１０に戻すライン４７
とポンプ４８が接続される。
排気ライン４４が接続され、また下部に下水ライン４５
が接続される。分解ガス排気ライン４４には、活性炭な
どからなる脱臭装置４６が接続されまた下水ライン４５
には、その液の一部を原料タンク１０に戻すライン４７
とポンプ４８が接続される。
【００２２】また、原料タンク１０でガス化したガスは
ガスライン４９にて排気ライン４４に接続される。
ガスライン４９にて排気ライン４４に接続される。
【００２３】なお、トリムクーラ３４，４２と凝縮器３
８は、図示していないが冷水塔などからの冷水ｗが供給
され、そのトリムクーラ３４，４２と凝縮器３８で冷却
後の冷水ｗは冷水塔で空冷されて再度トリムクーラ３
４，４２と凝縮器３８に供給されるようになっている。
８は、図示していないが冷水塔などからの冷水ｗが供給
され、そのトリムクーラ３４，４２と凝縮器３８で冷却
後の冷水ｗは冷水塔で空冷されて再度トリムクーラ３
４，４２と凝縮器３８に供給されるようになっている。
【００２４】次に、図１における動植物残渣の処理を説
明する。
明する。
【００２５】動植物残渣である原料１１を原料タンク１
０に投入し、その原料タンク１０内に上水タンク１２か
らの上水を上水ライン１８にて導入し、また薬液タンク
１３からの薬液を、薬液ポンプ２１にて薬液ライン２０
を介して原料タンク１０内に導入してポンプ搬送可能な
状態とし、その昇圧ポンプ１６より原料を原料供給ライ
ン１５に供給すると共に熱交換器２４で、水熱反応管２
５からの分解物と熱交換して加熱した後、循環ライン２
６を介して水熱反応管２５に供給する。
０に投入し、その原料タンク１０内に上水タンク１２か
らの上水を上水ライン１８にて導入し、また薬液タンク
１３からの薬液を、薬液ポンプ２１にて薬液ライン２０
を介して原料タンク１０内に導入してポンプ搬送可能な
状態とし、その昇圧ポンプ１６より原料を原料供給ライ
ン１５に供給すると共に熱交換器２４で、水熱反応管２
５からの分解物と熱交換して加熱した後、循環ライン２
６を介して水熱反応管２５に供給する。
【００２６】水熱反応管２５内では、原料中の水は、高
温高圧の亜臨界状態（３００℃、１００Ｋｇ／ｃｍ3 ）
にされることで、動植物残渣中の有機物は、炭化水素、
Ｈ2等に分解される。この水熱反応においては、原料を
循環ライン２６で繰り返し水熱反応管２５に循環するこ
とで、液の流速を確保して水熱反応管２５内での伝熱を
促進させると共に、管内でのこげ付きを防止する。また
原料には苛性ソーダ等の薬液を混入しているため、原料
の分解が促進される。
温高圧の亜臨界状態（３００℃、１００Ｋｇ／ｃｍ3 ）
にされることで、動植物残渣中の有機物は、炭化水素、
Ｈ2等に分解される。この水熱反応においては、原料を
循環ライン２６で繰り返し水熱反応管２５に循環するこ
とで、液の流速を確保して水熱反応管２５内での伝熱を
促進させると共に、管内でのこげ付きを防止する。また
原料には苛性ソーダ等の薬液を混入しているため、原料
の分解が促進される。
【００２７】この後、分解処理した原料は、ライン３３
ａより熱交換器２４に排出されて、原料を加熱した後、
トリムクーラ３４を通して冷却され、背圧調整弁３５で
減圧されたのち、酸化槽２２に供給され、そこで、可燃
分や未反応の炭化物などが燃焼酸化され、気液分離器２
３を通り、一部は戻しライン３９にて再度酸化槽２２に
戻されて未酸化分が再度酸化される。
ａより熱交換器２４に排出されて、原料を加熱した後、
トリムクーラ３４を通して冷却され、背圧調整弁３５で
減圧されたのち、酸化槽２２に供給され、そこで、可燃
分や未反応の炭化物などが燃焼酸化され、気液分離器２
３を通り、一部は戻しライン３９にて再度酸化槽２２に
戻されて未酸化分が再度酸化される。
【００２８】このように分解後の原料と、水熱反応管２
５に供給する原料を熱交換させて熱回収を行うことで、
熱媒加熱器２９での熱媒供給量を少なくできる。
５に供給する原料を熱交換させて熱回収を行うことで、
熱媒加熱器２９での熱媒供給量を少なくできる。
【００２９】その後、酸化後の分解原料は、排出ライン
４１を通り、トリムクーラ４２でさらに冷却され、背圧
調整弁４３で大気圧まで下げられた後、処理液タンク１
４に排出される。
４１を通り、トリムクーラ４２でさらに冷却され、背圧
調整弁４３で大気圧まで下げられた後、処理液タンク１
４に排出される。
【００３０】処理液タンク１４では、ガス分は、排気ラ
イン４４より脱臭装置４６を通して排気され、液分は、
下水ライン４５から排水される。
イン４４より脱臭装置４６を通して排気され、液分は、
下水ライン４５から排水される。
【００３１】また気液分離器２３で分離されたガス分
は、気相側排出ライン５０から凝縮器３８に導入されて
冷却され、凝縮液分は、ライン５３にて気液分離器２３
に戻され、ガス分は、背圧調整弁５２で減圧されて、処
理液タンク１４を介して、脱臭装置４６を通して排気さ
れる。
は、気相側排出ライン５０から凝縮器３８に導入されて
冷却され、凝縮液分は、ライン５３にて気液分離器２３
に戻され、ガス分は、背圧調整弁５２で減圧されて、処
理液タンク１４を介して、脱臭装置４６を通して排気さ
れる。
【００３２】このように、本発明においては、従来の超
臨界処理に比べて反応温度、圧力を緩和することで、原
料の分解能力（ＣＯＤの低減）では低下するが、配管等
の腐食の問題を軽減することが可能となる。また分解能
力が低減した分は、水熱反応処理後に酸化槽２２で酸化
反応プロセスにより酸化処理を行うことで、結果として
十分な分解能力が得られる。
臨界処理に比べて反応温度、圧力を緩和することで、原
料の分解能力（ＣＯＤの低減）では低下するが、配管等
の腐食の問題を軽減することが可能となる。また分解能
力が低減した分は、水熱反応処理後に酸化槽２２で酸化
反応プロセスにより酸化処理を行うことで、結果として
十分な分解能力が得られる。
【００３３】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、亜臨界で
の水熱反応とその後の酸化反応の二段階で原料を処理す
ることで、動植物残渣の下水放出が可能となる。また、
原料を循環ラインで繰り返し水熱反応管に循環すること
で、液の流速を確保して水熱反応管内での伝熱を促進さ
せると共に、管内でのこげ付きを防止できるという効果
を発揮する。
の水熱反応とその後の酸化反応の二段階で原料を処理す
ることで、動植物残渣の下水放出が可能となる。また、
原料を循環ラインで繰り返し水熱反応管に循環すること
で、液の流速を確保して水熱反応管内での伝熱を促進さ
せると共に、管内でのこげ付きを防止できるという効果
を発揮する。
【図１】本発明の一実施の形態を示す図である。
１０ 原料タンク
２２ 酸化槽
２５ 水熱反応管
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 玉蟲 文彦
東京都江東区豊洲三丁目２番16号 石川
島播磨重工業株式会社 東京エンジニア
リングセンター内
(72)発明者 小西 杉弘
東京都江東区豊洲三丁目２番16号 石川
島播磨重工業株式会社 東京エンジニア
リングセンター内
(56)参考文献 特開 平11−200815（ＪＰ，Ａ)
特開 平11−165142（ＪＰ，Ａ)
特開2000−61423（ＪＰ，Ａ)
特開2000−317435（ＪＰ，Ａ)
特開2000−117272（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B09B 3/00
C02F 11/00 - 11/20
B01J 3/00
B01J 19/00
C02F 1/74
Claims (6)
- 【請求項１】 水が混入された動植物残渣を原料液と
し、 該原料液を亜臨界状態まで加圧・加熱して水熱反応させ
る水熱反応管と、 該水熱反応管の出口と入口とを結ぶ循環ラインと、 該循環ラインに接続して前記原料液を供給する原料供給
ラインと、 該循環ラインから分岐して分解物を排出するラインと、 該排出するラインに設けられた背圧調整弁と、 前記排出するラインに接続されて前記背圧調整弁で減圧
された分解物を酸化する酸化槽とを備えたことを特徴と
する水熱反応による動植物残渣処理装置。 - 【請求項２】 前記水熱反応管が、内管と外管とからな
る二重管で構成され、前記内管に前記循環ラインが接続
されると共に、 前記外管と前記内管との間に熱媒が流れるように構成さ
れたことを特徴とする請求項１に記載の水熱反応による
動植物残渣処理装置。 - 【請求項３】 前記循環ラインの、前記原料供給ライン
の接続点と前記排出するラインの分岐点との間に循環ポ
ンプが接続され、 前記排出するラインが、前記循環ラインの、前記循環ポ
ンプの吸込側から分岐していることを特徴とする請求項
１又は請求項２に記載の水熱反応による動植物残渣処理
装置。 - 【請求項４】 前記原料供給ラインを流れる前記原料液
を、前記排出するラインを流れる前記分解物と熱交換し
て加熱する熱交換器を備えることを特徴とする請求項１
から請求項３の何れかに記載の水熱反応による動植物残
渣処理装置。 - 【請求項５】 前記酸化槽の出口に気液分離器を接続す
ると共に、該気液分離器の液相側排出ラインに、前記酸
化槽で酸化された分解物の一部を前記酸化槽に戻す分解
物戻しラインを接続したことを特徴とする請求項１から
請求項４の何れかに記載の水熱反応による動植物残渣処
理装置。 - 【請求項６】 前記気液分離器の気相側排出ラインに凝
縮器を接続し、凝縮器により分離された凝縮水を気液分
離器に戻す凝縮水戻しラインを設けたことを特徴とする
請求項５に記載の水熱反応による動植物残渣処理装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33000099A JP3405295B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 水熱反応による動植物残渣処理装置 |
| EP00124918A EP1101739B1 (en) | 1999-11-19 | 2000-11-15 | Apparatus for treating flora and fauna waste with hydrothermal reaction |
| DE60013734T DE60013734T2 (de) | 1999-11-19 | 2000-11-15 | Vorrichtung zur Behandlung pflanzlicher und tierischer Abfälle durch hydrothermische Reaktion |
| CA002326551A CA2326551C (en) | 1999-11-19 | 2000-11-16 | Apparatus for treating flora and fauna waste with hydrothermal reaction |
| US09/714,421 US6464861B1 (en) | 1999-11-01 | 2000-11-16 | Apparatus for treating flora and fauna waste with hydrothermal reaction |
| SG200006698A SG85735A1 (en) | 1999-11-19 | 2000-11-17 | Apparatus for treating flora and fauna waste with hydrothermal reaction |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33000099A JP3405295B2 (ja) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | 水熱反応による動植物残渣処理装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003004782A Division JP3452061B2 (ja) | 2003-01-10 | 2003-01-10 | 水熱反応による動植物残渣処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001145860A JP2001145860A (ja) | 2001-05-29 |
| JP3405295B2 true JP3405295B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=18227656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33000099A Expired - Lifetime JP3405295B2 (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-19 | 水熱反応による動植物残渣処理装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6464861B1 (ja) |
| EP (1) | EP1101739B1 (ja) |
| JP (1) | JP3405295B2 (ja) |
| CA (1) | CA2326551C (ja) |
| DE (1) | DE60013734T2 (ja) |
| SG (1) | SG85735A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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