JP3405168B2 - ディレクトリ管理を用いたモバイルメッセージサーバ装置 - Google Patents

ディレクトリ管理を用いたモバイルメッセージサーバ装置

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JP3405168B2
JP3405168B2 JP00566298A JP566298A JP3405168B2 JP 3405168 B2 JP3405168 B2 JP 3405168B2 JP 00566298 A JP00566298 A JP 00566298A JP 566298 A JP566298 A JP 566298A JP 3405168 B2 JP3405168 B2 JP 3405168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディレクトリ情報
を用いたモバイル端末向けのメッセージサーバ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、モバイル環境では、デスクトップ
とは異なり携帯性を重視した製品が数多く出回ってお
り、モバイル端末を利用して電子メールやインターネッ
トのWWW(World Wide Web)などのクライアントアプリ
ケーションを搭載している。しかし、処理能力やメモリ
の量、さらには消費電力やバッテリの制限などによりそ
の多くがデスクトップパソコンと比較して機能的・性能
的にかなり劣る場合が多い。
【0003】また、そのような端末でも重いと感じる人
も多く、出歩く場合には携帯電話やページャなどのみの
人も多く存在する。
【0004】つまり、モバイル環境下においては、端末
の種別も機能もさまざまであり、さらにその場所におけ
る電波状況など、利用環境も時々刻々変化するわけであ
る。
【0005】そのような中で、モバイル環境に対する従
来技術はあまり存在しないといってよい。モバイル自体
近年の技術革新の成果であると同時に、デスクトップの
環境を如何にモバイル環境に適用するかに今までは重点
が置かれている傾向があり、モバイルとしての特長を出
すにはまだ技術が追いついていないのが現状である。
【0006】モバイルの最大の特性として、端末の位置
が自由に変化させられるという点がある。
【0007】位置情報は、現在まではナビゲーションシ
ステムとして、CD−ROMなどに蓄積された車向けの
ルート情報、道路情報をユーザに提供するというものが
あった。しかし、これらは自動車内に限定されたもので
あり、一般的に利用可能な情報ではありえなかった。ま
た、CD−ROMの内容は固定情報であり、現実と情報
が時間によって食い違ってくる点に対して対処がむずか
しい、という問題があった。
【0008】特開平8−212238号公報に開示され
た内容では、コンテンツを位置情報とリンクさせてデー
タベースに蓄積し、クライアントから位置を指定する
と、その位置に関連する情報をサーバ内で検索し、クラ
イアントに対して出力する、という手法を取り、これに
より、どこにいてもクライアントをサーバと接続する事
により、いつでも最新の位置情報を取得する事を可能と
している。
【0009】また、近年では、PHS(パーソナル・ハ
ンディホン・システム)により、小さい端末でおおまか
であるがユーザの端末の位置を検出できるようになって
きており、特開平9−8917号公報や特開平9−54
895号公報に記載されているものが知られている。し
かし、この情報をうまく扱う手段はいままで実用化され
ていなかった。
【0010】これによれば、PHS(パーソナル・ハン
ディホン・システム)において、基地局が発進する基地
局IDを記憶しておき、サーバに基地局IDを送信する
と、データベースサーバは基地局IDより位置を認識
し、その周辺の情報をクライアントに対して提供する、
というものである。
【0011】また、特開平9−153054号公報に開
示された内容については、モバイル端末に位置センサー
や画像入力手段などを設け、センサーから得た情報を自
動的にネットワーク上に送出する機構をもたせ、検索サ
ーバにおいてはそれらの情報を検索し、ユーザに提供す
る手段を示している。これによれば、位置情報に該当す
るデータを自動的にサーバのデータベースに対して送信
する事を可能としている。
【0012】さらに、メッセージ交換の機能としては、
現在ではたとえばインターネットの電子メールアドレス
や、メーリングリストなどは静的な宛先に対して送信を
行うものであり、おなじグループでも動的にメンバーが
変化するメーリングリストなどには対応する事ができな
かった。
【0013】これには、特開平9−1228308号に
記載されているものが知られている。これによれば、メ
ッセージの宛先に条件を記述した条件式を記述する事を
許し、それをサーバにおいて解釈し、該当するメールア
ドレスをデータベース内より抽出し、その宛先に対して
メッセージを送信するというものである。
【0014】図10は、従来の構成を示したものであ
る。図10において、メッセージサーバ部1007がネ
ットワーク部1006を経由してモバイル端末部100
1と接続されている。
【0015】モバイル端末部1001において位置が検
出されると、自動的に、もしくはユーザがメッセージを
作成し、その情報を位置情報と共にメッセージサーバ部
1002に対して送信する。すると、メッセージサーバ
部1002内においてはデータ蓄積手段より指定された
位置に対するデータが取り出され、それがモバイル端末
部1001に転送され、データ表示手段1004により
ユーザに対して提示される。
【0016】または、モバイル端末部1001より作成
された宛先付きのメッセージをメッセージサーバ部10
02が受け取ると、メッセージサーバ部1002は宛先
を解釈し、宛先ユーザのサーバへとメッセージを転送す
る。メッセージ受信者は、転送されたメッセージを端末
により受け取り、それをデータ表示手段1004により
参照する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、以下のような課題を有していた。 (1)モバイル端末の特性として、電波状況や位置など
端末の利用環境が時々刻々変化する事がある。このよう
な変化に対し、サーバ側はその変化を認識できないため
にサーバから送られる情報は常に固定的であり、現在の
しくみではモバイル環境においてもデスクトップ環境に
おいても全く同じ情報が送信されてしまうために、モバ
イル環境における負荷(例えばシステム上のCPUの負
荷)が非常に高くなってしまう傾向がある。さらに、モ
バイルの場合は端末の機能に制限がある場合が多いた
め、たとえばイントラネットなどで利用されるアプリケ
ーション特有のデータなどはデータが受信できない可能
性がある。 (2)モバイル情報の中でも特に、ナビゲーションシス
テムなどにも利用される位置情報は固定的な情報しか持
つ事ができないため、位置情報に関連した動的な処理を
行う手段は現在までに提供されていない。
【0018】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、メッセージ作成手段、メッセージ表示手段、および
位置検出手段をもつモバイル端末において、特に位置情
報を有効活用するメッセージ交換装置を提供することを
目的とするものである。
【0019】
【課題を解決する手段】この課題を解決するために本発
明は、第一にモバイル端末(送信端末)上に位置情報を
認識する手段を備え、メッセージサーバ内でそのモバイ
ル端末の位置を管理することにより、場所による宛先
報アドレスかまたはユーザアドレスかの判別を行うメッ
セージ送信を可能とする宛先スクリプト解釈部を備える
ものである。
【0020】これにより、モバイル端末の現在の場所に
より、宛先判別を動的に行い、位置によってメッセージ
の送信処理の振る舞いを動的に変更する事を可能とする
ことができるという効果が得られる。
【0021】第2にモバイル端末の属性や位置に対する
データ変換手段を備えることにある。これにより、時々
刻々に変化するモバイル端末の状況に応じてメッセージ
サーバ側から送信するデータを動的に変更し、モバイル
端末にとって最適なデータを転送する事を可能とする。
【0022】第3にメッセージの宛先を指定する際に個
人スクリプト情報により指定する事を可能とする個人ス
クリプト管理手段を備えることにある。これにより、静
的な位置情報の処理に対して、個人ごとにスクリプトを
持つ事によって位置情報による動的な宛先生成を可能と
する。
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、説明する。
【0025】(実施の形態1)図1はメッセージサーバ
装置を示した構成の一例である。
【0026】図1においては101はユーザの携帯する
モバイル端末部(送信端末)、102はモバイル端末上
で作成されたメッセージをメッセージサーバに転送する
メッセージ送信手段、 ここで、メッセージとは、コン
ピュータなどの端末から入力された電子メールやFAX
端末から入力されたFAXデータ、電話などの端末から
入力された音声データ、などを示し、メッセージサーバ
装置はそれらのメッセージを制御・転送・蓄積するもの
である。103はGPSやPHSなどの仕組みによりモ
バイル端末の現在の場所を検知する位置検出手段、10
4はユーザがメッセージを作成するメッセージ作成手
段、105はモバイル端末から送信されたメッセージを
受信し、それを指定された宛先へ転送するメッセージサ
ーバ部、106はモバイル端末から送信されたメッセー
ジを該当する宛先へと転送するメッセージ転送手段、1
07はモバイル端末から送信されたメッセージに記述さ
れた宛先を解釈してインターネットの電子メール宛先に
変換する宛先スクリプト解釈手段、108は位置情報よ
りエリアを認識するエリア情報管理手段、109は個人
の位置情報を蓄積し管理する個人ディレクトリ情報管理
手段、110はメッセージなどを転送するネットワーク
部を示す。
【0027】以上のように構成されたメッセージサーバ
において、以下にその動作を説明する。
【0028】モバイル端末部101内メッセージ作成手
段104によって作成されたメッセージは、ネットワー
ク部110を経由してメッセージサーバ部105に送信
される。メッセージ転送手段106は、一旦メッセージ
を受信し、メッセージ中の宛先を抽出し、宛先スクリプ
ト解釈手段107に転送する。宛先スクリプト解釈手段
は、図2に示したように、受け取った宛先が位置アドレ
スかどうかを判別し、位置アドレスでない場合にはその
ままメッセージ転送手段106にアドレスを返す。位置
アドレスだった場合には、エリア情報管理手段108に
よりエリアを特定し、さらに個人情報管理手段109に
より転送メンバーを特定し、該当するメンバーのアドレ
スを取得し、それらをメッセージ転送手段106に対し
て返す。メッセージ転送手段106は、返ってきたアド
レスに対してメッセージの送信を行う。
【0029】例えば、モバイル端末105において、位
置検出手段103が緯度と経度を検出し、それを自動的
にメッセージサーバ部105に対して送信している場合
には、エリア情報管理手段108において、受け取った
緯度情報と経度情報により現在そのユーザはどこにいる
のかが緯度・経度、もしくは場所名,基地局名などによ
りリアルタイムに個人ディレクトリ情報管理手段109
に登録されている。そして、あるユーザからメッセージ
が例えば「YAMANOTE@MAIL.COMPAN
Y.CO.JP」という位置アドレスを宛先として送ら
れてきた場合には、YAMANOTEというユーザ名を
持つユーザアドレスが存在せず宛先情報アドレスである
ことを確認し、そして文法的に宛先情報アドレスで正し
い事を認識し、さらにエリア情報管理手段108がその
アドレスは図3に示したエリア内にいる人を対象にした
メッセージであると判別し、そのサーバに登録されたユ
ーザの位置がエリア内であるようなユーザを個人ディレ
クトリ情報管理手段109により検索し、該当するユー
ザをメッセージ転送手段108に返す。
【0030】以上のように、本実施の形態では、メッセ
ージの宛先として位置情報を指定する事により、その位
置にいるメンバーに対してのみメッセージを送信する事
が可能となる。
【0031】また、宛先の条件を絞り込むことによって
さらに詳細な設定を行う事も可能となる。例えば、「A
DMINGROUP+YAMANOTE@MAIL.C
OMPANY.CO.JP」というアドレスを指定する
事により、ADMINGROUPというグループの中で
さらに山の手線の圏内にいるメンバーに対してのみメッ
セージを送信する事ができるようになる。こうすること
により、たとえば大阪に出張しているのに全く関係のな
い緊急の会議の情報などを送信側は意識する事のないメ
ッセージのやり取りを可能とする。
【0032】(実施の形態2)図4はメッセージサーバ
装置を示した構成の一例である。
【0033】図4において、401はユーザの携帯する
モバイル端末部、402はモバイル端末上で作成された
メッセージをメッセージサーバに転送するメッセージ送
信手段、403はモバイル端末の現在の場所を検知する
位置検出手段、404はユーザがメッセージを作成する
メッセージ作成手段、405はモバイル端末から送信さ
れたメッセージを受信し、それを指定された宛先へ転送
するメッセージサーバ部、406はモバイル端末から送
信されたメッセージを該当する宛先へと転送するメッセ
ージ転送手段、407はモバイル端末から送信されたメ
ッセージに記述された宛先を解釈してインターネットの
電子メール宛先に変換する宛先スクリプト解釈手段、4
08は位置情報よりエリアを認識するエリア情報管理手
段、409は個人の位置情報を蓄積し管理する個人ディ
レクトリ情報管理手段、410はメッセージなどを転送
するネットワーク部、411はメッセージの内容データ
を変換するデータ変換手段を示す。
【0034】以上のように構成されたメッセージサーバ
において以下にその動作を説明する。
【0035】モバイル端末部401内メッセージ作成手
段404によって作成されたメッセージは、ネットワー
ク部410を経由してメッセージサーバ部405に送信
される。メッセージ転送手段406は、一旦メッセージ
を受信し、メッセージ中の宛先を抽出し、宛先スクリプ
ト解釈手段407に転送する。宛先スクリプト解釈手段
は、受け取った宛先が位置アドレスかどうかを判別し、
位置アドレスでない場合にはそのままメッセージ転送手
段にアドレスを返す。位置アドレスだった場合には、エ
リア情報管理手段408によりエリアを特定し、さらに
個人情報管理手段409により転送メンバーを特定し、
該当するメンバーのアドレスを取得し、それらをメッセ
ージ転送手段406に対して返す。また、個人ディレク
トリ情報管理手段409に蓄積されているモバイル端末
種別情報により、どのデータ形式で送ればいいのかを認
識し、必要に応じてメッセージ内容に対してデータ変換
手段411によりデータの変換を行い、メッセージ転送
手段406は、返ってきたアドレスに対して変換された
メッセージ内容を送信する。
【0036】例えば、テキストしか扱う事のできない簡
易モバイル端末において、位置検出手段403が緯度と
経度などの位置情報を検出し、端末種別情報と共に自動
的にメッセージサーバ部405に対して送信している場
合には、エリア情報管理手段408において、受け取っ
た緯度情報と経度情報により現在そのユーザはどこにい
るのかがリアルタイムに個人ディレクトリ情報管理手段
409に登録されている。また、その時に利用している
端末種別も個人ディレクトリ情報管理手段に登録されて
いる。そして、あるユーザからメッセージが例えば「Y
AMANOTE@MAIL.COMPANY.CO.J
P」という位置アドレスの宛先として送られてきた場合
には、YAMANOTEというユーザ名を持つユーザア
ドレスが存在せず宛先情報アドレスであることを確認
し、そして文法的に宛先情報アドレスで正しい事を認識
し、さらにエリア情報管理手段408がそのアドレスは
山の手線圏内にいる人を対象にしたメッセージであると
判別し、そのサーバに登録されたユーザの位置が山の手
圏内であるようなユーザを個人ディレクトリ情報管理手
段409により検索し、該当するユーザをメッセージ転
送手段406に返す。その際には、ユーザの利用する端
末の種別がテキスト情報しか扱えない端末である事をデ
ータ変換手段411が認識し、データを変換できる場合
には変換し、そうでない場合にはその旨を添付したメッ
セージ内容をメッセージ転送手段406に転送し、メッ
セージ転送手段406はそのメッセージを該ユーザに転
送する。
【0037】以上のように、本実施の形態では、メッセ
ージの宛先として位置情報と端末情報を指定する事によ
り、相手に送信するメッセージの内容を動的に変更し、
どのようなモバイル端末でも参照可能な情報として提供
する事が可能となる。メッセージの送信者も、メッセー
ジ受信者の端末を意識する事なくメッセージを送信する
事が可能となる。
【0038】なお、送られてきたメッセージに変換不可
能なデータ形式が含まれていた場合、受信者には変換可
能であったデータと共に変換不可能であったデータ形式
が添付されていた旨を記したテキストデータを添付して
送信する。その際に、送信者には、完全にメッセージを
転送できなかった旨が通知される。通知方法としては、
電子メールによる通知、およびWWWなどの掲示板によ
る通知がある。
【0039】(実施の形態3)図6はメッセージサーバ
装置を示した構成の一例である。
【0040】図6においては601はユーザの携帯する
モバイル端末部、602はモバイル端末上で作成された
メッセージをメッセージサーバに転送するメッセージ送
信手段、603はモバイル端末の現在の場所を検知する
位置検出手段、604はユーザがメッセージを作成する
メッセージ作成手段、605はモバイル端末から送信さ
れたメッセージを受信し、それを指定された宛先へ転送
するメッセージサーバ部、606はモバイル端末から送
信されたメッセージを該当する宛先へと転送するメッセ
ージ転送手段、607はモバイル端末から送信されたメ
ッセージに記述された宛先を解釈してインターネットの
電子メール宛先に変換する宛先スクリプト解釈手段、6
08は位置情報よりエリアを認識するエリア情報管理手
段、609は個人の位置情報を蓄積し管理する個人ディ
レクトリ情報管理手段、610はメッセージなどを転送
するネットワーク部、611はメッセージの内容データ
を変換するデータ変換手段、612は個人のスクリプト
を管理する個人スクリプト管理手段を示す。
【0041】以上のように構成されたメッセージサーバ
において以下にその動作を説明する。モバイル端末部6
01内メッセージ作成手段604において、メッセージ
内容が作成されると、宛先としてスクリプトを指定する
事ができる。宛先として指定されたスクリプトは、ネッ
トワーク部610を経由してメッセージサーバ部605
に転送される。
【0042】メッセージ転送手段606は、一旦メッセ
ージを受信し、メッセージ中の宛先を抽出し、宛先スク
リプト解釈手段607に転送する。宛先スクリプト解釈
手段は、受け取った宛先がスクリプトかどうかを判別
し、スクリプトだった場合にはそれを宛先スクリプト解
釈手段607に転送する。宛先スクリプト解釈手段で
は、そのスクリプトを解釈し、必要に応じてエリア情報
管理手段608および個人ディレクトリ情報管理手段6
09、および個人スクリプト管理手段612により宛先
アドレスを取得し、個人スクリプト管理手段612でそ
の宛先アドレスを設定する。
【0043】宛先スクリプトは個人ごとにリモートから
登録・削除・変更を行う事ができる。方法としては、電
子メールの内容にスクリプトおよびデータベース操作コ
マンドを記述して管理する方法、WWWブラウザなどを
利用してインターネット経由でGUIを利用しながら操
作する方法などがある。
【0044】個人スクリプト管理手段612には、図7
に示したような形式のスクリプトを管理する。図7の例
においては、宛先アドレスとして「tokyo−nig
ht」という宛先が指定された場合には、まず「tok
yo−night」がスクリプトとして規定されている
ためそのスクリプトを実行する。サーバが受信した時間
が「NIGHT」の場合には、アドレスとして「YAM
ANOTE]を返す。その場合には、次に宛先アドレス
として「YAMANOTE」という宛先アドレスを受信
した場合の処理を実行する。サーバが受信した時間帯が
「NIGHT」以外の場合には「NIGHT」時間帯に
成るまで処理を保留し、「NIGHT」時間帯になった
際に再度個人スクリプトの実行を行う。
【0045】以上のように、本実施の形態では、個人ス
クリプト管理手段をもち、宛先スクリプトを宛先として
設定する事を可能とすることにより、宛先スクリプトを
個人ごとにメッセージ作成部は通常のものを利用しなが
ら、個人ごとにスクリプトを持つ事を可能とする。
【0046】なお、位置情報をスクリプトとして持たせ
る事により、状況に応じて位置情報の設定を動的に変更
する事が可能になる。これにより、メンバーの住所など
の個人ディレクトリ情報、さらに時刻などにより動的に
位置情報のエリア変更をする事が可能になる。例えば、
昼間の仕事時間におけるメッセージ送信エリアと夜間の
メッセージ送信エリアを変更する事により、昼間は都内
の取引先に行っている人までも含めたメンバーに対して
メッセージを送り、夜間は会社に残っている人のみに対
してメッセージを送信する、ということも可能となる。
さらに、実施の形態2と同様に、データ変換手段を持つ
ことによって、相手からメッセージの内容を動的に変更
することもできる。
【0047】(実施の形態4)図8はメッセージサーバ
装置を示した構成の一例である。
【0048】図8において801はモバイル端末部、8
02はメッセージサーバとの通信を行うデータ送受信手
段、803はモバイル端末の現在の場所を検知する位置
検出手段、804はメッセージサーバ部から受信したデ
ータを表示するデータ表示手段、805はモバイル端末
部とメッセージサーバ部との通信を媒介するネットワー
ク部、806は送られてきたメッセージを処理するメッ
セージサーバ部、807はモバイル端末からデータを受
信、送信するデータ転送手段、808はモバイル端末か
ら送信されたデータ要求に記述された位置情報を解釈す
る位置情報解釈手段、809は位置情報よりエリアを認
識するエリア情報管理手段、810は個人の位置情報を
蓄積し管理する個人ディレクトリ情報管理手段、811
はクライアントからの要求に対して応答として出力され
るデータがあらかじめ蓄積されているデータ蓄積手段、
812はメッセージサーバ部から送られてきたデータを
解釈してデータ表示部へと転送するデータ解釈手段を示
す。
【0049】以上のように構成されたメッセージサーバ
において以下にその動作を説明する。モバイル端末部8
01はネットワーク部805を経由してメッセージサー
バ部に対してデータ取り出し要求を出す。メッセージサ
ーバ部806においては、取り出し要求のあったデータ
に対し、基本的な内容をデータ蓄積手段811より取り
出し、個人ディレクトリ情報管理手段810及びエリア
情報管理手段809よりその情報に対して位置情報を付
加し、データ転送手段よりネットワーク部を介してモバ
イル端末部801に対してデータを転送する。モバイル
端末部においては、転送されてきたデータをデータ解釈
手段812により解釈し、データ表示手段804により
ユーザに提示する。
【0050】図9には、モバイル端末部801に送られ
てきたデータの例を示す。ここで示されたデータの中
で、LOCATIONの設定は、個人ディレクトリ情報
およびエリア情報により現在のデータのエリア情報とし
てデータ中に埋め込まれる。これをモバイル端末側では
解釈を行い、その状況に応じたデータ出力を行う。この
場合には、現在の端末の位置と<location>タ
グ内により指定されたエリアとを比較し、もし自分の位
置が「ServiceArea」内にあると判断された
場合には「<p location=ServiceA
rea>」から「</p>」までの部分で指定された情
報を表示する。
【0051】以上のように、本実施の形態では、WWW
などのデータ取り出し手法において位置情報を活用する
事により、モバイル環境を活かした情報提供を可能とす
る。
【0052】なお、図9で示した例はHTML(Hyp
er Text Markup Language)形
式のデータを取り出した場合であるが、このほかにも、
HDML形式、SGML形式、独自形式などさまざまな
データ形式にこれらを適用する事が可能である。
【0053】また、上記例においてはクライアント側で
送信されてきた位置情報をも含めたデータを解釈してユ
ーザに対して出力しているが、サーバ内で位置情報と共
にデータを解釈し、それらをクライアントに対して出力
する事も可能である。
【0054】なお、本発明のメッセージサーバ装置はモ
バイル端末向けについて説明したがこれに限らず、固定
電話、ファクシミリ、ページャやパーソナルコンピュー
タ、ワークステーションなど有線無線を問わず各種ネッ
トワークに接続されている端末を利用してメッセージの
送受信を行うようにしてもかまわない。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電波状
況や位置など端末の利用環境が時々刻々変化するモバイ
ル端末において、モバイル端末にあったデータ形式によ
りデータを提供する事が可能となり、モバイル端末の機
能、およびネットワークの帯域などによりサーバとの最
適なデータのやり取りを可能とする効果を有する。
【0056】また、スクリプトなどの手法により位置情
報を動的に利用する事が可能となり、モバイル端末の特
性である可動性を活かす事を可能とするという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるメッセージサーバ装
置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例1におけるアドレス判断処理の
一例を説明する図
【図3】本発明の実施例1におけるアドレス設定の一例
を説明する図
【図4】本発明の実施例2におけるメッセージサーバ装
置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施例2におけるデータベース構造の
一例を説明する図
【図6】本発明の実施例3におけるメッセージサーバ装
置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施例3における個人スクリプトの一
例を説明する図
【図8】本発明の実施例4におけるメッセージサーバ装
置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施例4における取得データの一例を
説明する図
【図10】従来のメッセージサーバ装置の構成を示すブ
ロック図
【符合の説明】
101 モバイル端末部 102 メッセージ送信手段 103 位置検出手段 104 メッセージ作成手段 105 メッセージサーバ部 106 メッセージ転送手段 107 宛先スクリプト解釈手段 108 エリア情報管理手段 109 個人ディレクトリ情報管理手段 110 ネットワーク部 401 モバイル端末部 402 メッセージ送信手段 403 位置検出手段 404 メッセージ作成手段 405 メッセージサーバ部 406 メッセージ転送手段 407 宛先スクリプト解釈手段 408 エリア情報管理手段 409 個人ディレクトリ情報管理手段 410 ネットワーク部 411 データ変換手段 601 モバイル端末部 602 メッセージ送信手段 603 位置検出手段 604 メッセージ作成手段 605 メッセージサーバ部 606 メッセージ転送手段 607 宛先スクリプト解釈手段 608 エリア情報管理手段 609 個人ディレクトリ情報管理手段 610 ネットワーク部 611 データ変換手段 612 個人スクリプト管理手段 801 モバイル端末部 802 データ送受信手段 803 位置検出手段 804 データ表示手段 805 ネットワーク部 806 メッセージサーバ部 807 データ転送手段 808 位置情報解釈手段 809 エリア情報管理手段 810 個人ディレクトリ情報管理手段 811 データ蓄積手段 812 データ解釈手段 1001 モバイル端末部 1002 データ送受信手段 1003 端末メッセージ作成手段 1004 データ表示手段 1005 位置検出手段 1006 ネットワーク部 1007 メッセージサーバ部 1008 データ転送手段 1009 データ蓄積手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モバイル端末である送信端末から送信さ
    れたメッセージを該当する宛先へ転送するメッセージ転
    送手段と、 メッセージに記述された情報がユーザアドレスか宛先情
    報アドレスかを判別して宛先情報アドレスであることを
    解釈した場合インターネットの電子メール宛先に変換す
    る宛先スクリプト解釈手段と、前記送信端末の位置情報
    に基づきエリアを認識する第1のエリア情報管理手段
    と、 この第1のエリア情報管理手段により認識された位置情
    報を送信端末ごとに蓄積し管理する第1の個人ディレク
    トリ情報管理手段と 送信端末ごとに、宛先スクリプトを管理する個人スクリ
    プト管理手段と、を備え、 さらに前記宛先スクリプト解釈手段は、受け取った宛先
    情報アドレスがスクリプトであるかどうかを判別し、 それがスクリプトだった場合には、対応する送信端末の
    位置情報に基づき、前記個人スクリプト管理手段に管理
    されているスクリプトを実行する、こと を特徴とするメッセージサーバ装置。
  2. 【請求項2】 メッセージの内容データを前記送信端末
    の属性に対応したデータ形式に変換するデータ変換手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のメッセージサ
    ーバ装置。
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