JP3403778B2 - 発光モジュール組立装置及び組立方法 - Google Patents

発光モジュール組立装置及び組立方法

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JP3403778B2 JP28517493A JP28517493A JP3403778B2 JP 3403778 B2 JP3403778 B2 JP 3403778B2 JP 28517493 A JP28517493 A JP 28517493A JP 28517493 A JP28517493 A JP 28517493A JP 3403778 B2 JP3403778 B2 JP 3403778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信及び計測用光源
として広く使用されている偏波保持ファイバ付発光モジ
ュールの偏波成分比を高め、かつ、組立時間を短縮する
ようにする偏波保持ファイバ付発光モジュール組立装置
及び組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】偏波保持ファイバは、図4の断面図に示
すように、クラッド層11にコア12を挟んでクラッド
層11の材質と異なる材質の埋め込み部材13が埋め込
まれている。このような構造にすることによってクラッ
ド層11に応力が発生し、埋め込み部材13が埋め込ま
れている方向A−A’(これを基本軸と呼ぶ。)とこれ
に直交する方向とでは屈折率が相違し、基本軸方向の偏
波成分がこれと直交する方向の偏波成分に結合し難くな
っている。そこで、レーザ光の偏波方向が光ファイバの
基本軸と一致するようにレーザ光を入射すると、光ファ
イバ出射端における偏波成分比は、レーザ光の有する偏
波成分比とほゞ同等の高い値となる。
【0003】偏波保持ファイバの基本軸とレーザ光の偏
波方向とを合わせるためには、先ず光ファイバの出射端
を目視観察して基本軸を決定し、この基本軸とレーザ光
の偏波方向とが一致するようにレーザ発光素子と光ファ
イバとを相互に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバの基本軸
は、ファイバ出射端の目視観察によって決定されるの
で、決定に時間がかゝるとゝもに、精度の点でも問題が
あった。このため、組み立てられた発光モジュールの出
力光の偏波成分比はレーザ発光素子の偏波成分比より大
幅に劣化することが屡々見られた。
【0005】本発明の目的は、この欠点を解消すること
にあり、レーザ光の偏波方向と光ファイバの基本軸とを
精度よく一致させて、発光モジュールの出力光の偏波成
分比を高くし、しかも組立時間を短くするようにするこ
とができる偏波保持ファイバ付発光モジュール組立装置
及び組立方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的の内、組立装
置は、偏波保持ファイバに曲げまたは捩じりストレスを
印加するストレス印加手段と、前記偏波保持ファイバ
を、該偏波保持ファイバ軸を回転軸として回転する光フ
ァイバ回転手段と、前記偏波保持ファイバから出射する
光の偏波成分を計測する光出力計と、前記偏波保持ファ
イバのストレス印加時とストレスフリー時とにおける前
記光出力計の光出力差に対応して、前記光ファイバ回転
手段に回転方向指示信号を出力する光ファイバ回転制御
手段とを有する偏波保持ファイバ付き発光モジュール組
立装置によって達成される。
【0007】上記の目的の内、組立方法は、レーザ発光
素子を駆動し、検光子を回転して光出力計の出力が最小
となる角度に該検光子を固定する工程と、偏波保持ファ
イバにストレス印加手段を使用して、ストレス印加状態
とストレスフリー状態とを繰り返し発生させる工程と、
前記ストレスが印加された状態とストレスフリー状態と
における前記光出力計の光出力の差分を検出する工程
と、光ファイバ回転制御手段を使用して、前記光出力の
差分が0(零)になった位置において前記偏波保持ファ
イバと前記レーザ発光素子とを相互に固定する工程とを
有する偏波保持ファイバ付き発光モジュール組立方法に
よって達成される。
【0008】
【作用】レーザ光の偏波方向と光ファイバの基本軸との
なす角度を変えて光ファイバ出射端の偏波成分比を測定
した結果を図2に示す。図において実線をもって示すグ
ラフは光ファイバにストレスを加えないストレスフリー
の状態におけるものであり、破線をもって示すグラフは
光ファイバに捩じりストレスを加えた状態におけるもの
である。図に示すように、光ファイバに機械的ストレス
を印加すると偏波成分比が実線の状態から破線の状態に
変化(増大または減少)するが、レーザ光の偏波方向と
光ファイバの基本軸とのなす角が0、すなわち両者が一
致している場合には、機械的ストレスを加えても偏波成
分比が変化しないことを実験により確認した。本発明は
この実験結果を応用したものである。
【0009】主偏波方向に直交する方向の成分は、主偏
波成分に比べて極めて小さいので、偏波成分比の変化
は、概ね主偏波方向に直交する方向の成分の変化に依存
する。したがって、図2に示すグラフから、ストレス印
加時とストレスフリー時とにおける主偏波方向と直交す
る方向の光出力の差分と、レーザ光の偏波方向と光ファ
イバの基本軸とのなす角度との関係を示す図3のグラフ
が得られる。
【0010】ストレス印加手段を使用して光ファイバに
機械的ストレスを印加したときとストレスフリーの時と
における主偏波方向に直交する方向の光出力の差分を検
光機能を有する光出力計を使用して計測し、光ファイバ
回転手段を使用して光ファイバをファイバ軸を回転軸と
して回転してこの光出力の差分が0になる位置を求めれ
ば、図3から明らかなように、この位置がレーザ光の偏
波方向と光ファイバの基本軸とが一致したところであ
る。この位置において光ファイバとレーザ発光素子とを
相互に固定すれば、偏波成分比の高い発光モジュールが
形成される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
係る偏波保持ファイバ付発光モジュール組立装置及び組
立方法について説明する。
【0012】図1参照 偏波保持ファイバ付発光モジュール組立装置の構成図を
図1に示す。
【0013】図において、1はレーザ発光素子であり、
2は偏波保持ファイバであって、端部に中子3が取り付
けられている。4は中子付きファイバを固定するファイ
バホルダである。5は光ファイバ回転手段であって、フ
ァイバホルダ4を固定するファイバチャッカーにパルス
モータが内蔵されている。6は光ファイバ2に曲げまた
は捩じりストレスを加えるストレス印加手段であり、7
は光出力計であり、8は検光子である。9は光出力計7
の出力を増幅する増幅器であり、10はファイバ2に曲
げまたは捩じりストレスを印加したときとストレスフリ
ーの時とにおける主偏波方向に直交する方向の光出力の
差分(正負情報を含む。)を検出し、この差分に対応し
て光ファイバ回転手段5のパルスモータに左右いずれか
の方向の回転信号を出力する光ファイバ回転制御手段で
ある。
【0014】偏波保持ファイバ付発光モジュールの組立
手順について以下に説明する。 (1)中子付きファイバ2を固定したファイバホルダ4
を光ファイバ回転手段5のチャッカーにより固定保持す
る。
【0015】(2)レーザ発光素子1を駆動し、検光子
8を回転して光出力計7の出力が最小となる角度に検光
子8を固定する。
【0016】(3)束ねた光ファイバ2にストレス印加
手段6を使用して、ある周期パターンをもって捩じりス
トレスを印加し、ストレス印加状態とストレスフリー状
態とを繰り返し発生する。
【0017】(4)捩じりストレスが印加された状態と
ストレスフリーの状態とにおける光出力計7の光出力の
差分を光ファイバ回転制御手段10を使用して検出し、
差分が正の値の場合は右回転、差分が負の値の場合は左
回転の回転信号を光ファイバ回転手段5のパルスモータ
に出力して光ファイバを右または左方向に回転し、光出
力の差分が0になるように制御する。この光出力の差分
が0になった位置がレーザ光の偏波方向と光ファイバの
基本軸とが一致した位置であるので、この位置において
光ファイバとレーザ発光素子とを相互に固定する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る偏波
保持ファイバ付発光モジュール組立装置及び組立方法に
おいては、レーザ光の偏波方向とファイバの基本軸とが
一致している場合は、ファイバにストレスを加えた場合
とストレスフリーの場合とにおける主偏波方向に直交す
る方向の光出力が変化しないという実験結果を応用し
て、レーザ光の偏波方向とファイバの基本軸とを自動的
に、かつ、正確に一致させているので、偏波成分比を高
く組み立てることができ、かつ、組立時間を短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】偏波保持ファイバ付発光モジュール組立装置の
構成図である。
【図2】ストレス印加時とストレスフリー時とにおける
偏波成分比と、レーザ光の偏波方向とファイバ基本軸と
の間の角度との関係を示すグラフである。
【図3】ストレス印加時とストレスフリー時とにおける
主偏波方向に直交する方向の光出力の差分と、レーザ光
の偏波方向と光ファイバ基本軸との間の角度との関係を
示すグラフである。
【図4】偏波保持ファイバの断面図である。
【符号の説明】
1 レーザ発光素子 2 偏波保持ファイバ 3 中子 4 ファイバホルダ 5 光ファイバ回転手段 6 ストレス印加手段 7 光出力計 8 検光子 9 増幅器 10 光ファイバ回転制御手段 11 クラッド層 12 コア 13 埋め込み部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波保持ファイバに曲げまたは捩じり
    ストレスを印加するストレス印加手段と、 前記偏波保持ファイバを、該偏波保持ファイバ軸を回転
    軸として回転する光ファイバ回転手段と、 前記偏波保持ファイバから出射する光の偏波成分を計測
    する光出力計と、 前記偏波保持ファイバのストレス印加時とストレスフリ
    ー時とにおける前記光出力計の光出力差に対応して、前
    記光ファイバ回転手段に回転方向指示信号を出力する光
    ファイバ回転制御手段とを有することを特徴とする偏波
    保持ファイバ付き発光モジュール組立装置。
  2. 【請求項2】 レーザ発光素子を駆動し、検光子を回転
    して光出力計の出力が最小となる角度に該検光子を固定
    する工程と、 偏波保持ファイバにストレス印加手段を使用して、スト
    レス印加状態とストレスフリー状態とを繰り返し発生さ
    せる工程と、 前記ストレスが印加された状態とストレスフリー状態と
    における前記光出力計の光出力の差分を検出する工程
    と、 光ファイバ回転制御手段を使用して、前記光出力の差分
    が0(零)になった位置において前記偏波保持ファイバ
    と前記レーザ発光素子とを相互に固定する工程とを有す
    ることを特徴とする偏波保持ファイバ付き発光モジュー
    ル組立方法。
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