JP3403112B2 - サーフェスマウントコネクタ - Google Patents

サーフェスマウントコネクタ

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JP3403112B2
JP3403112B2 JP06943699A JP6943699A JP3403112B2 JP 3403112 B2 JP3403112 B2 JP 3403112B2 JP 06943699 A JP06943699 A JP 06943699A JP 6943699 A JP6943699 A JP 6943699A JP 3403112 B2 JP3403112 B2 JP 3403112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンタクト
を絶縁材料製のコネクタボディにより整列保持して構成
されるコネクタに関し、さらには、各コンタクトをプリ
ント基板の表面に形成されたマウントパターンに半田接
合してプリント基板にサーフェスマウント(表面実装)
されるサーフェスマウントコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】 上記のようなコンタクトを有するコネ
クタとしては、図8に示すように構成されたレセプタク
ルコネクタ501やプラグコネクタ505が従来から知
られている。これらのコネクタ501,505は互いに
嵌合して、レセプタクルコネクタ501に整列して設け
られたレセプタクルコンタクト502と、プラグコネク
タ505に整列して設けられたプラグコンタクト506
とが接触部503,507において当接して電気接続さ
れるようになっている。なお、両コンタクト501,5
05はマウント部504,508においてプリント基板
のマウントパターンに半田付けされてサーフェスマウン
トされる。
【0003】このような両コンタクト502,506の
当接接続に際して、接続信頼性を確保するには当接接触
圧を所定圧以上とすることが要求され、この例ではレセ
プタクルコンタクト502がプラグコンタクト506に
押されて外方に拡がるように弾性変形するときの弾性力
により接触圧を得ている。このような弾性接触力を安定
して確保するにはレセプタクルコンタクト502の上方
への突出高さは所定高さとするのが好ましい。また、両
コンタクトの嵌合接続を行うのに必要な接触代を確保す
ることも必要であり、この点からもレセプタクルコンタ
クト502の上方への突出高さおよびプラグコンタクト
506の突出長さが所定値となるように設定される。
【0004】また、このようなレセプタクルコネクタ5
01およびプラグコネクタ505においては、複数(多
数)のレセプタクルおよびプラグコンタクト502,5
06をコネクタボディにより整列保持し、多極の信号伝
送が可能とされている。近時においては、このような多
極化の要求がますます強くなってきており、同時にコネ
クタを小型化する要求も強くなってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような要求か
ら、コネクタ内においてコンタクトを細くするとともに
挟ピッチで配列するような構成が採用されるようになっ
てきているが、コンタクトの接触圧確保および接触代確
保の要求からコンタクト高さはある程度以上確保する必
要があり、細くて長いコンタクトが使用される傾向にあ
る。ところが、このような細くて長いコンタクトを挟ピ
ッチで配設した場合には、特に信号を高速伝送するとき
にクロストークが発生しやすく、信号の高速伝送特性が
低下するという問題がある。
【0006】なお、クロストークを防止して信号の高速
伝送特性を向上させるために、例えば、整列保持された
コンタクトのうちのいくつかをグランド接続して、この
ようにグランド接続されたコンタクトの間に信号伝送用
のコンタクトを配設する構成が従来から用いられてい
る。このようにすれば、クロストークのおそれがなくな
り信号の高速伝送は可能となるが、グランド接続された
コンタクトは信号用として用いることができないため、
必要信号数よりずっと多くのコンタクトが必要となりコ
ネクタが大型化するという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、隣接するコンタクトとの間での信号のクロ
ストークの発生が少なく、信号の高速伝送が可能となる
ようなサーフェスマウントコンタクトを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、複数のコンタクトを絶縁材料製
のコネクタボディにより整列保持し、コンタクトをプリ
ント基板の表面に形成されたマウントパターンに半田付
け接合してプリント基板にサーフェスマウントされるよ
うにサーフェスマウントコネクタが構成され、これら各
コンタクトが、一端側に相手コンタクトと当接する接触
部を有するとともに他端側にプリント基板のマウントパ
ターンに半田付け接合されるマウント部を有してなるコ
ンタクト本体と、接触部およびマウント部を除くコンタ
クト本体の外周を覆って形成された絶縁材料製の絶縁層
と、この絶縁層の外周を覆って形成された導電材料製の
導電層とから構成される。さらに、コンタクトにおける
プリント基板と対向する部分となる接続脚部の先端およ
び中間部が下方に僅かに突出してそれぞれマウント部及
び中間突出部を形成しており、中間突出部がプリント基
板の表面に形成されたグランドパターンに当接して半田
付け接合されて中間突出部の外周を覆う導電層をグラン
ドパターンに電気接続され、マウント部がマウントパタ
ーンに当接して半田付け接合されてコンタクト本体がマ
ウントパターンに電気接続されるように構成されてい
る。なお、接触部において、相手コンタクトと当接する
部分を除く部分の外周に絶縁層および導電層が設けられ
ることが好ましい。
【0009】 このような構成のサーフェスマウントコ
ネクタの場合には、従来から一般的に用いられているサ
ーフェスマウント手法を用いて、各コンタクトのマウン
ト部をマウントパターンに半田付け接合させるとともに
導電層をグランドパターンに半田付け接合させて本発明
に係るコネクタをプリント基板上にマウント、すなわ
ち、サーフェスマウントすることができる。このように
サーフェスマウントされた状態では、各コンタクトの導
電層がそれぞれグランドパターンに半田付けされてグラ
ンド接続されるため、コネクタボディ内に複数のコンタ
クトが挟ピッチで配設された場合でも、導電層が隣接す
るコンタクト間での信号のクロストークを阻止するた
め、各コンタクトを介して信号の高速伝送が可能とな
る。また、各コンタクト毎の導電層が直接グランド接続
されるため、各コンタクトの信号の伝送特性が安定する
という効果が得られる。
【0010】なお、サーフェスマウントは、例えば、基
板のマウントパターンおよびグランドパターンの表面に
クリーム半田をスクリーン印刷しておき、この上に、各
コンタクトのマウント部および導電層下面を当接させる
ようにして本発明のコネクタを基板上に載置し、この状
態のままハーネス内で全体を加熱して半田を溶融させて
行われる。このため、マウントパターンとマウント部と
の接合と、グランドパターンと導電層との接合とを同時
に行うことができ、サーフェスマウント作業が簡単であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るコネクタの好ましい実施形態について説明する。ま
ず、図1に本発明に係るサーフェスマウントタイプのレ
セプタクルコネクタ1を示し、図2に本発明に係るサー
フェスマウントタイプのプラグコネクタ5を示してお
り、これらについて説明する。
【0012】レセプタクルコネクタ1はレセプタクルコ
ネクタボディ10により複数のレセプタクルコンタクト
2を整列保持してインサートモールド等により作られて
いる。また、プラグコネクタ5は絶縁材料製のプラグコ
ネクタボディ50により複数のプラグコンタクト6を整
列保持して構成されており、プラグコンタクト6もイン
サートモールド等によりコネクタボディ50に保持され
る。
【0013】レセプタクルコンタクト2は、コンタクト
本体20とシールド部材30とからなり、側面視におけ
る形状が略L字状に形成されている。コンタクト本体2
0は導電材料によって形成され、レセプタクルコネクタ
ボディ10の下面側に左右に延びて位置する接続脚部2
1と、接続脚部21の内端部において直角に折れ曲がっ
て上方に延び、レセプタクルコネクタボディ10のレセ
プタクル空間13内に突出する接触アーム部23と、こ
の接触アーム部23の先端に形成された接触部23aと
からなる。
【0014】接続脚部21は先端部がコネクタボディ1
0の左右側端面11aから側方に突出するとともに僅か
に下方に突出してマウント部21aを形成しており、さ
らに、中間部が下方に突出して突出部21bを形成して
いる。また、接触アーム部23は外方に広がる曲げ弾性
変形が可能となるバネ性を有しており、接触部23aは
内側に向かって湾曲して形成されており、後述するプラ
グコネクタ5と当接接触して電気接続されるようになっ
ている。
【0015】このように形成されたコンタクト本体20
の中間部(マウント部21aと接触部23aを除く部
分)の外周には、シールド部材30が被着されている。
シールド部材30は、図4にその詳細を示すようにコン
タクト本体20の外周に蒸着もしくはコーティングされ
た電気絶縁性を有するセラミックやプラスチック等の絶
縁層31と、この絶縁層31の外周にメッキされた金や
ニッケル等の導電層32とからなる。コンタクト2にお
いては、コンタクト本体20の幅Wが0.4mm程度で
ある場合には、例えば絶縁層31の厚さt1は2〜10
μm程度で、導電層32の厚さt2は、0.1〜2μm
程度に設定される。なお、コンタクト本体20の接続脚
部21に形成された突出部21bの外周部分にもシール
ド部材30が被着されているため、突出部21bの下面
側においてシールド部材30も下方に突出し、グランド
マウント層35が形成されている。
【0016】このように構成された複数のレセプタクル
コンタクト2がインサートモールドされてレセプタクル
コネクタボディ10により整列保持され、レセプタクル
コネクタ1が構成される。レセプタクルコネクタボディ
10は絶縁性を有する樹脂等のモールドにより作られ、
矩形板状の基部11と、この基部11の上に矩形箱状に
上方に延びて形成された外側壁部12とを有する。この
ため、基部11の上面側には外側壁部12により囲まれ
て上方に開口したレセプタクル空間13が形成される。
上述のようにレセプタクルコンタクト2の接触アーム部
23がレセプタクル空間13内に起立突出する。レセプ
タクルコンタクト2は、レセプタクルコネクタボディ1
0において2列に並んで配設されており、接触部23a
はレセプタクル空間13内に二列に並んで位置する。
【0017】このような構成のレセプタクルコネクタ1
はプリント基板40にサーフェスマウントされて取り付
けられる。プリント基板40には左右に対になって並ん
だ複数のマウントパターン43とグランドパターン42
とが列状に形成されている。これらマウントパターン4
3およびグランドパターン42は上記レセプタクルコネ
クタ1のマウント部21aとグランドマウント層35の
位置に対応して形成されている。また、基板40におい
てマウントパターン43は信号用配線パターンに繋が
り、グランドパターン42はグランド接続(接地)され
る。
【0018】図3に示すように、レセプタクルコネクタ
ボディ10の基部11の下面には左右一対の円筒状の位
置決め突起15が下方に突出して形成されており、プリ
ント基板40には左右一対の位置決め孔45が形成され
ている。そして、位置決め突起15を位置決め孔45に
挿入させてレセプタクルコネクタ1を基板40の上面上
に配設すると、マウント部21aがマウントパターン4
3の上に当接載置され、同時にグランドマウント層35
がグランドパターン42の上に当接載置される。
【0019】このため、マウント部21aおよびグラン
ドマウント層35の下面、もしくはマウントパターン4
3およびグランドパターン42の上面に予めクリーム半
田を塗布した状態で、上記のようにしてレセプタクルコ
ネクタ1を基板40の上に載置し、これをハーネス内で
加熱してクリーム半田を溶融させた後、冷却すれば、マ
ウント部21aをマウントパターン43に半田付け接合
させるとともにグランドマウント層35をグランドパタ
ーン42に半田付け接合させ、レセプタクルコネクタ1
を基板41にサーフェスマウントすることができる。
【0020】次に、このように構成されたレセプタクル
コネクタ1と嵌合されるプラグコネクタ5について図2
を参照して説明する。このプラグコネクタ5は、絶縁材
料製のプラグコネクタボディ50に複数のプラグコンタ
クト6を二列に並べて保持して構成される。プラグコネ
クタボディ50は、底壁部51、左右の外側壁部52お
よび中央のプラグコンタクト保持部54を有して構成さ
れ、これらにより囲まれるとともに下方に開口したプラ
グ空間53が形成されている。
【0021】プラグコンタクト6は、コンタクト本体6
0とシールド部材70とからなり、側面視における形状
が略L字状に形成されている。コンタクト本体60は導
電材料によって形成され、プラグコネクタボディ50の
上面側に左右に延びて位置する接続脚部61と、接続脚
部61の内端部において直角に折れ曲がって下方に延
び、プラグコネクタボディ50のプラグ空間53内に突
出する接触アーム部63と、この接触アーム部63の先
端に形成された接触部63aとからなる。
【0022】接続脚部61は先端部がコネクタボディ5
0の左右側端面から側方に突出するとともに僅かに上方
に突出してマウント部61aを形成しており、さらに、
中間部が上方に突出して突出部61bを形成している。
また、接触アーム部63はプラグコンタクト保持部54
により保持されており、レセプタクルコネクタ1と嵌合
されたときにレセプタクルコンタクト20の接触部23
aと当接して電気接続されるようになっている。
【0023】このように形成されたコンタクト本体60
の中間部(マウント部61aと接触部63aを除く部
分)の外周には、シールド部材70が被着されている。
シールド部材70は、レセプタクルコネクタ1のコンタ
クト2のシールド部材30と同一の構成を有し、図4に
その詳細を示すようにコンタクト本体60の外周に蒸着
もしくはコーティングされた電気絶縁性を有する絶縁層
71と、この絶縁層71の外周に形成された導電層72
とからなる。コンタクト本体60の接続脚部61に形成
された突出部61bの外周部分にもシールド部材70が
被着されているため、突出部61bの下面側においてシ
ールド部材70も下方に突出し、グランドマウント層7
5が形成されている。
【0024】このように構成された複数のプラグコンタ
クト6がプラグコネクタボディ50により整列保持さ
れ、プラグコネクタ5が構成される。この状態で、各プ
ラグコンタクト6の接触アーム部63がプラグ空間53
内に起立突出するが、プラグコンタクト6は、プラグコ
ネクタボディ50において2列に並んで配設されてお
り、接触部63aはプラグ空間53内に二列に並んで位
置する。
【0025】このような構成のプラグコネクタ5は、レ
セプタクルコネクタ1と同様に、プリント基板(図示せ
ず)にサーフェスマウントされて取り付けられる。この
プリント基板にも、図1に示した基板40と同様に、左
右に対になって並んだ複数のマウントパターンとグラン
ドパターンとが列状に形成され、マウントパターンは信
号用配線パターンに繋がり、グランドパターンはグラン
ド接続(接地)される。そして、プラグコネクタ5をこ
の基板の上面上に配設し、マウント部61aをマウント
パターンに半田接合し、同時にグランドマウント層75
をグランドパターンの上に半田接合して、プラグコネク
タ5をプリント基板の上にサーフェスマウントする。
【0026】このように構成された両コネクタ1,5を
嵌合させると、各コンタクト2,6の接触部23a,6
3a同士が当接して両コンタクト2,6が接続され、信
号の伝達が行われる。このとき、レセプタクルコンタク
ト2およびプラグコンタクト6においては、中間部外周
がシールド部材30,70によって覆われており、さら
に、シールド部材30,70の最外周に形成された導電
層32,72はグランドマウント層35,75において
グランドパターンに半田接合されている。このため、シ
ールド部材30,70により、隣接するレセプタクルコ
ンタクト2およびプラグコンタクト6間でのクロストー
クが防止され、高速信号伝送をクロストークの問題なし
に行うことが可能となる。
【0027】上記の実施形態においては、シールド部材
30,70を構成する絶縁層31,71および導電層3
2,72をコンタクト本体20,60にコーティング、
メッキ等により形成しているが、本発明はこのような構
成に限られるものではなく、コンタクト本体の外周をフ
ィルムで覆ってシールド部材を設けるようにしてもよ
い。例えば、図5および図6に示すように、コンタクト
本体120の両側から2枚のフィルム状シールド部材1
30で挟持するように固着して、コンタクト本体120
をシールドしたレセプタクルコンタクト102を形成し
てもよい。
【0028】フィルム状シールド部材130は、ポリイ
ミドテープ等の電気絶縁性を有する絶縁フィルム131
と、この絶縁フィルム131の片面に固着されたアルミ
もしくは銅フィルム等の導電フィルム132とから構成
されている。そして、コンタクト本体120側に絶縁フ
ィルム131面が位置するように、コンタクト本体12
0を2枚のフィルム状シールド部材130によって挟持
するようにした状態で接着などにより密着させる。
【0029】これにより、コンタクト本体120の外周
にしっかりとフィルム状シールド部材130を被着させ
ることができ、また、隣接するコンタクト本体120,
120の間に位置するフィルム状シールド部材130,
130同士もしっかり密着させることができる。従っ
て、このように構成されたレセプタクルコンタクト10
2をレセプタクルコネクタボディにインサートモールド
してレセプタクルコネクタを形成すれば、コネクタを容
易に製造することができる。
【0030】なお、絶縁フィルム131の表面に導電フ
ィルム132を固着したフィルム状シールド部材130
を密着させる代わりに、絶縁フィルムと導電フィルムと
をそれぞれ別々に密着させても良い。この場合には、コ
ンタクト本体の外周を2枚の絶縁フィルムにより挟持し
て密着させ、次にこのように絶縁フィルムが密着された
コンタクト本体の外周を2枚の導電フィルムにより挟持
して密着させてシールド部材が形成される。
【0031】上記のように構成されたレセプタクルコネ
クタ1等においては、シールド部材30の厚さは厚くて
も12μm程度とし、フィルム状シールド部材130を
用いた場合でもその厚さは厚くても0.02〜0.03m
mとすることが望ましい。従って、従来のレセプタクル
コンタクトに比べてレセプタクルコンタクト2,102
における寸法の増加が少ないため、従来のレセプタクル
コネクタと同一の構成でレセプタクルコネクタ1等を形
成することができる。
【0032】このため、レセプタクルコネクタボディ1
0等におけるレセプタクルコンタクト保持孔15等の形
状寸法も、従来のレセプタクルコンタクト保持孔の形状
寸法に対して若干の寸法変更を行うだけで良く、レセプ
タクルコネクタ1等の製作を容易に行うことができる。
【0033】本発明の異なる実施形態に係るサーフェス
マウントコネクタについて図7を参照して説明する。こ
の図には、サーフェスマウントタイプのレセプタクルコ
ネクタ201とプラグコネクタ205を示している。レ
セプタクルコネクタ201はレセプタクルコネクタボデ
ィ210により複数のレセプタクルコンタクト202を
整列保持して構成され、プラグコネクタ205は絶縁材
料製のプラグコネクタボディ250により複数のプラグ
コンタクト206を整列保持して構成されている。
【0034】レセプタクルコンタクト202は導電材料
製のコンタクト本体220とシールド部材230とから
なる。コンタクト本体220はレセプタクルコネクタボ
ディ210の下面側に左右に延びて位置する接続脚部2
21と、接続脚部221の内端部において直角に折れ曲
がって上方に延び、レセプタクルコネクタボディ210
のレセプタクル空間内に突出する接触アーム部223と
からなる。接続脚部221の先端には基板にサーフェス
マウントされるマウント部221aが形成され、接触ア
ーム部223の先端には接触部223aが形成されてい
る。
【0035】コンタクト本体220の外周には、シール
ド部材230が被着されているが、このシールド部材2
30は、図4に示した前述のシール部材30と同一構成
である。このシールド部材230は接触部223aとマ
ウント部221aを除き、コンタクト本体220の外周
を覆って設けられている。なお、コンタクト本体220
の接続脚部221の中間部が下方に突出しているため、
シールド部材230も下面側に突出してグランドマウン
ト部235が形成されており、このグランドマウント部
235が基板のグランドパターンにサーフェスマウント
される。
【0036】プラグコンタクト206は、導電材料製の
コンタクト本体260とシールド部材270とからな
り、側面視における形状が略L字状に形成されている。
コンタクト本体260は、プラグコネクタボディ250
の上面側に左右に延びて位置する接続脚部261と、接
続脚部261の内端部において直角に折れ曲がって下方
に延び、プラグコネクタボディ250のプラグ空間内に
突出する接触アーム部263とからなる。接続脚部26
1の先端には基板にサーフェスマウントされるマウント
部261aが形成され、接触アーム部263の先端には
突起部263aが形成されている。なお、接触アーム部
263は弾性変形可能である。
【0037】コンタクト本体260の外周には、シール
ド部材270が被着されている。このシールド部材27
0は接触アーム部263の中間外側の接触面263bと
マウント部261aを除き、コンタクト本体220の外
周を覆って設けられている。突起部263aもシールド
部材270に覆われ、この部分にシールド接触部276
が形成される。なお、コンタクト本体260の接続脚部
261の中間部が上方に突出しているため、シールド部
材270も上面側に突出してグランドマウント部275
が形成されており、このグランドマウント部275が基
板のグランドパターンにサーフェスマウントされる。
【0038】このように構成された両コネクタ201,
205を嵌合させると、レセプタクルコンタクト202
の接触部223aがプラグコンタクト206の接触面2
63bと当接して、両コンタクト202,206のコン
タクト本体220,260同士が電気接続される。ま
た、プラグコンタクト206のシールド接触部276
が、レセプタクルコンタクト202の接触アーム不22
3を覆うシールド部材230と当接する。このため、両
シールド部材230,270の導電層同士が当接して電
気的に接続される。すなわち、このコネクタ201,2
05を嵌合させると、対応するコンタクト本体220,
260同士が当接接続されると同時に、シールド部材2
30,270の導電層同士が当接接続される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサー
フェスマウントコンタクトの場合は、従来から一般的に
用いられているサーフェスマウント手法を用いて、各コ
ンタクトのマウント部をマウントパターンに半田付け接
合させるとともに導電層をグランドパターンに半田付け
接合させてプリント基板上に簡単にマウント、すなわ
ち、サーフェスマウントすることができる。
【0040】このようにサーフェスマウントされた状態
では、各コンタクトの導電層がそれぞれグランドパター
ンに半田付けされてグランド接続されるため、コネクタ
ボディ内に複数のコンタクトが挟ピッチで配設された場
合でも、導電層が隣接するコンタクト間での信号のクロ
ストークを阻止するため、各コンタクトを介して信号の
高速伝送が可能となる。また、各コンタクト毎の導電層
が直接グランド接続されるため、各コンタクトの信号の
伝送特性が安定するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーフェスマウントコネクタとし
てのレセプタクルコネクタを示す斜視図である。
【図2】本発明に係るサーフェスマウントコネクタとし
てのプラグコネクタを示す斜視図である。
【図3】上記レセプタクルをプリント基板のサーフェス
マウントする状態を示す正面図である。
【図4】本発明に係るコネクタを構成するコンタクトの
一部を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明に係るコネクタを構成するコンタクトの
異なる構成についてその一部を示す斜視図である。
【図6】上記コンタクトのにおけるVIII矢視の拡大図で
ある。
【図7】本発明に係るサーフェスマウントコネクタの異
なる実施形態を示す断面図である。
【図8】従来のレセプタクルおよびプラグコネクタの断
面図である。
【符号の説明】
1 レセプタクルコネクタ 2,102 レセプタクルコンタクト 5 プラグコネクタ 6 プラグコンタクト 10 レセプタクルコネクタボディ 20 レセプタクルコンタクト本体 50 プラグコネクタボディ 60 プラグコンタクト本体 30,70 シールド部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−276572(JP,A) 特開2000−68004(JP,A) 特開 平10−32062(JP,A) 特開 平8−195250(JP,A) 実開 平3−12367(JP,U) 実開 昭64−7782(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/22 - 12/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンタクトを絶縁材料製のコネク
    タボディにより整列保持して構成され、前記コンタクト
    をプリント基板の表面に形成されたマウントパターンに
    半田付け接合して前記プリント基板にサーフェスマウン
    トされるようになったサーフェスマウントコネクタにお
    いて、 前記コンタクトが、一端側に相手コンタクトと当接する
    接触部を有するとともに他端側に前記プリント基板の前
    記マウントパターンに半田付け接合されるマウント部を
    有してなるコンタクト本体と、前記接触部および前記マ
    ウント部を除く前記コンタクト本体の外周を覆って形成
    された絶縁材料製の絶縁層と、前記絶縁層の外周を覆っ
    て形成された導電材料製の導電層とから構成され、 前記コンタクトにおける前記プリント基板と対向する部
    分となる接続脚部の先端および中間部が下方に僅かに突
    出してそれぞれ前記マウント部および中間突出部を形成
    しており、前記中間突出部が前記プリント基板の表面に
    形成されたグランドパターンに当接して半田付け接合さ
    れて前記中間突出部の外周を覆う前記導電層が前記グラ
    ンドパターンに電気接続され、前記マウント部が前記マ
    ウントパターンに当接して半田付け接合されて前記コン
    タクト本体が前記マウントパターンに電気接続されるよ
    うに構成されていることを特徴とするサーフェスマウン
    トコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記接触部において、前記相手コンタク
    トと当接する部分を除く部分の外周に前記絶縁層および
    前記導電層が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のサーフェスマウントコネクタ。
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