JP3402698B2 - 車両の荷台装置 - Google Patents
車両の荷台装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紐状体により荷物を
荷台上に縛り付ける際に、上記紐状体を掛止可能とさせ
るフックを備えた自動二輪車等車両の荷台装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車の荷台装置には、従来、次の
ように構成されたものがある。 【0003】即ち、車体の後部上面に荷台が形成され、
この荷台の側部下方にフックが設けられている。このフ
ックは軸心縦向きの枢支軸と、この枢支軸をその軸心回
りに回動自在に、かつ、軸方向移動自在に嵌入させる支
持筒体と、上記枢支軸に突設されるフック本体とで構成
されている。そして、上記支持筒体が車体側に取り付け
られている。 【0004】上記フックを使用しない場合には、フック
本体が邪魔にならないよう、このフック本体を上記枢支
軸回りに後方回動させ、車体後部に沿うようにして収納
させる。 【0005】一方、荷物を上記荷台に縛り付ける場合に
は、上記フック本体を前方に回動させて、車体から外側
方に突出させる。そして、このフック本体に紐状体を掛
止させて、この紐状体により荷物を上記荷台上に縛り付
ける。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、フックを構成する支持筒体に対し、枢支軸が金
属接触により支承されていることから、上記枢支軸に突
設されたフック本体にがたつきが生じるという問題があ
る。 【0007】また、上記したように、フック本体に紐状
体を掛止させて、この紐状体により荷物を荷台上に縛り
付けると、上記フック本体の一部分と上記支持筒体の下
面における周方向の一部分とは互いに圧接するが、この
圧接部分は、上記支持筒体の厚さ寸法しか有していなく
て、上記圧接による面圧が大きくなりがちであることか
ら、上記フック本体と支持筒体との互いの圧接部分に、
早期に摩耗や変形が生じるおそれがある。 【0008】 【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、互いに嵌合する枢支軸と支持筒体の
うちいずれかにフック本体を突設させた場合に、このフ
ック本体にがたつきが生じないようにし、かつ、フック
本体に紐状体を掛止させて、この紐状体により荷物を荷
台上に縛り付けると、上記フック本体と支持筒体の下面
の各一部分は互いに圧接するが、この圧接部分に、早期
に摩耗や変形が生じないようにし、かつ、これが簡単な
構成で達成されるようにすることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の車両の荷台装置は、次の通りである。 【0010】車体側に形成された荷台55の側部下方に
フック58を設け、このフック58を軸心63が縦向き
の枢支軸64と、この枢支軸64を嵌入させて車体側に
取り付けられる支持筒体67と、これら枢支軸64の外
周面と支持筒体67の内周面との間に介設されそれぞれ
互いの対向面同士が弾性的に圧接する円筒状の弾性体7
4と、上記枢支軸64に突設されるフック本体65とで
構成し、上記枢支軸64と支持筒体67とを同上枢支軸
64の軸心63回りに弾性体74による摩擦力に抗して
相対的に回動自在に、かつ、軸方向に相対的に移動自在
にし、 【0011】上記支持筒体67が、上記弾性体74を内
嵌させる筒本体70と、この筒本体70の内面下端に形
成され上記弾性体74をその下方から支持する突起75
とを備え、上記弾性体74により上記フック本体65を
上方に向けて付勢させ、このフック本体65の所定以上
の上方移動を阻止するストッパ面78を上記筒本体70
と突起75の各下面に跨って形成すると共に、上記スト
ッパ面78に前、後係止凹部79,80を形成し、上記
枢支軸64の軸心63回りに上記フック本体65を前、
後回動させたとき、この前、後回動時のそれぞれに上記
弾性体74の付勢により上記フック本体65を上記前、
後係止凹部79,80のいずれかに係脱自在に係止させ
るようにしたものである。 【0012】 【作 用】上記構成による作用は次の如くである。 【0013】互いに嵌合する上記枢支軸64の外周面
と、支持筒体67の内周面との間には円筒状の弾性体7
4が介設され、これら三者64,67,74のそれぞれ
対向面 同士が弾性的に圧接し、かつ、上記枢支軸64と
支持筒体67とは軸心63回りに弾性体74による摩擦
力に抗して相対的に回動自在とされている。 【0014】このため、枢支軸64と支持筒体67と
は、互いの静止状態や相対回動中にかかわらず、互いに
金属接触することが防止されると共に、上記弾性体74
を介し互いに密着する。 【0015】また、上記フック本体65を上記前、後係
止凹部79,80のいずれかの係止凹部に係止させた状
態で、上記フック本体65に紐状体を掛止させて、この
紐状体により荷物61を荷台55上に縛り付けると、上
記フック本体65の一部分と係止凹部とは互いに圧接す
るが、この係止凹部は上記ストッパ面78に形成された
ものであって、このストッパ面78は上記支持筒体67
が備える筒本体70と突起75の各下面に跨って形成さ
れ、その面積は広いことから、上記フック本体65の一
部分と係止凹部との互いの圧接部分における面圧は小さ
く抑えられる。 【0016】よって、上記フック本体65の一部分と係
止凹部との圧接部分に、早期に摩耗や変形が生じる、と
いうことは防止される。また、上記係止凹部の面積を広
くして上記フック本体65の一部分との圧接部分の面圧
を小さくさせるための手段として、上記弾性体74を支
持するための上記突起75が利用されている。 【0017】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。 【0018】図2において、図中符号1は、車両たる自
動二輪車であり、矢印Frはその前方を示している。ま
た、下記する左右とは、上記前方に向っての方向をいう
ものとする。また、Gは上記自動二輪車1が走行可能な
路面である。 【0019】上記自動二輪車1の車体フレーム2は、そ
の前端にヘッドパイプ3を有し、このヘッドパイプ3の
上部から後下方に向って主フレーム4が延出し、この主
フレーム4の延出端から更に後下方に向ってシートピラ
ーチューブ5が延出している。一方、同上ヘッドパイプ
3の下部から後下方に向って左右一対のダウンチューブ
7が延出し、これらダウンチューブ7の延出端と上記シ
ートピラーチューブ5の延出端とは互いに結合してい
る。 【0020】また、上記車体フレーム2の後端から後上
方に向って左右一対のシートレール8が延出し、このシ
ートレール8はバックステー9によって上記シートピラ
ーチューブ5に支持されている。 【0021】上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク
11が操向自在に支承されている。このフロントフォー
ク11の下端に前輪12が支承される一方、同上フロン
トフォーク11の上端にハンドル13が取り付けられて
いる。また、上記フロントフォーク11の上部には左右
一対のブラケット11a,11aが前方に向って突設さ
れ、これらブラケット11aにヘッドランプ14が支持
されている。 【0022】上記シートピラーチューブ5の上下中途部
に、枢支軸15によりリヤアーム16が上下揺動自在に
枢支されている。このリヤアーム16の揺動端に後輪1
7が支承され、上記シートレール8とリヤアーム16と
の間に緩衝器18が架設されている。 【0023】上記主フレーム4、シートピラーチューブ
5、およびダウンチューブ7で囲まれた空間に並列4気
筒のエンジン20が設けられている。このエンジン20
はクランクケース21と左右4つのシリンダ22を有し
て、上記車体フレーム2に支持されている。上記クラン
クケース21に動力伝達装置24が連設され、この動力
伝達装置24の出力軸25に、上記後輪17がチェーン
伝動機構26により連結されている。 【0024】上記各シリンダ22の後面にはそれぞれ気
化器27とエアクリーナ28とが連設されている。一
方、同上各シリンダ22の前面にはそれぞれ排気管29
の一端が連結され、同上各排気管29の他端側はダウン
チューブ7の下側近傍を通って後方に延び、集合管31
の前端に連結されている。また、この集合管31の後端
にサイレンサ32が連結されている。 【0025】上記の場合、4本の排気管29のうち、左
右両端の各排気管29の一端側(前端側)は左右ダウン
チューブ7の外側方近傍に位置し、中間部の各排気管2
9の一端側(前端側)は上記左右ダウンチューブ7の間
に位置している。 【0026】上記主フレーム4には燃料タンク34が支
持されている。一方、上記シートレール8には、前後で
互いに一体成形されたシート35とタンデムシート36
とが支持されている。上記シート35にライダーが着座
可能であり、このライダー用のフートレスト37がシー
トピラーチューブ5の下部に取り付けられたブラケット
38に突設されている。また、上記タンデムシート36
には同乗者が着座可能であり、この同乗者用のタンデム
フートレスト39は同上ブラケット38に突設されてい
る。40はグリップで、これは上記同乗者によって把持
される。 【0027】前記エンジン20から動力伝達装置24へ
の動力伝達を断接する油圧操作式の湿式多板クラッチ4
1が設けられ、このクラッチ41は通常は接続動作をす
るよう付勢されている。一方、前記ハンドル13の左右
各端はグリップ42とされている。これらグリップ42
のうち左側のグリップ42の前方近傍にクラッチレバー
43が設けられ、このクラッチレバー43は上記ハンド
ル13に前後回動自在に枢支され、常時は、ばねにより
前方に回動させられている。 【0028】上記クラッチレバー43とクラッチ41と
を連結する油圧パイプ44が設けられている。そして、
上記グリップ42を把持した手で、上記クラッチレバー
43を握りしめて、グリップ42側に回動させると、こ
の動作が上記油圧パイプ44内の圧油を介してクラッチ
41に伝えられ、このクラッチ41が切断動作をするよ
うになっている。 【0029】上記エンジン20の駆動により自動二輪車
1を走行させる場合には、まず、クラッチレバー43を
グリップ42側に回動させてクラッチ41を切断動作さ
せる。 【0030】次に、エンジン20を始動させると、燃料
タンク34の燃料が気化器27に供給されて、エアクリ
ーナ28から吸入された空気と混合され、これがエンジ
ン20内の燃焼に供される。これにより生じたエンジン
20の動力は、上記クラッチ41の接続動作により動力
伝達装置24、およびチェーン伝動機構26を介して後
輪17に伝えられ、自動二輪車1が走行可能となる。 【0031】上記ダウンチューブ7の後端部には、枢支
軸46によりメインスタンド47が上下回動自在に枢支
されている。このメインスタンド47を上方回動させれ
ば、図2で示すように収納姿勢となる。一方、上記メイ
ンスタンド47を下方回動させて、このメインスタンド
47の回動端を路面Gに接地させれば、このメインスタ
ンド47と前輪12とによって、上記自動二輪車1が路
面G上に自立させられる。 【0032】また、左側のダウンチューブ7の下部には
枢支軸49によりサイドスタンド50が上下回動自在に
枢支されている。このサイドスタンド50を上方回動さ
せれば、図2中実線で示すように収納姿勢となる。一
方、同上図2中一点鎖線で示すように、上記サイドスタ
ンド50を下方回動させると共に、自動二輪車1を全体
的に少し左に傾け、上記サイドスタンド50の回動端を
路面Gに接地させれば、このサイドスタンド50、前輪
12、および後輪17により、上記自動二輪車1が路面
G上に少し左に傾いた姿勢で自立させられる。 【0033】前記シートレール8の後部には側面視U字
状の円形パイプ製スタンディングハンドル51が突設さ
れ、このスタンディングハンドル51を外側方から覆う
樹脂製のリヤサイドカバー52が設けられている。上記
したようにメインスタンド47やサイドスタンド50に
より自動二輪車1を自立させようとするときには、上記
スタンディングハンドル51を把持して行うことができ
るようになっている。 【0034】上記自動二輪車1の車体後部に荷台装置5
4が設けられている。以下、この荷台装置54につき説
明する。 【0035】前記タンデムシート36の上面は荷台55
に兼用される。この荷台55の左右各側部の下方には、
それぞれ固定式の前、後フック56,57が設けられて
いる。これらフック56,57のうち、前フック56は
前記バックステー9の後上部に固定され、後フック57
は上記スタンディングハンドル51に固定され、これら
フック56,57は共に下方に向って突出している。 【0036】上記荷台55の左右各側部の下方で、上記
各後フック57の後方には、可動式のフック58が設け
られている。そして、上記各フック56,57,58に
掛脱自在に掛止された紐状体60により、荷物61が上
記荷台55上に縛り付け可能とされている。 【0037】図1、および図3から図6において、上記
可動式のフック58は、軸心63が少し前傾した縦向き
の枢支軸64を備え、この枢支軸64は軸本体64a
と、この軸本体64aの上端に成形される頭部64bと
で構成されている。上記軸本体64aの下部に、その径
方向外方に突出するようフック本体65が溶接され、こ
のフック本体65は一本の線材を平面視でほぼU字状に
折り曲げることにより形成されている。 【0038】一方、車体側である上記シートレール8と
スタンディングハンドル51との連結部に、同上フック
58を構成する軸心縦向きの支持筒体67が取り付けら
れている。即ち、上記シートレール8とスタンディング
ハンドル51との連結部から後方に向けてブラケット板
68が突設されている。そして、上記支持筒体67は、
上記ブラケット板68の後部と、このブラケット板68
の後部外側面にボルト69により着脱自在に締結される
平面断面が半円弧状の筒本体70とで構成されている。 【0039】上記筒本体70から回り止めピン72が突
設され、この回り止めピン72は上記ブラケット板68
に形成された係止孔73に嵌脱自在に嵌入されている。
この嵌入により、上記筒本体70がボルト69の軸心回
りに回転することが防止されて、上記ブラケット板68
に強固に固定されている。 【0040】上記の場合、フック58を構成する枢支軸
64と支持筒体67のうち一方の部材である枢支軸64
にフック本体65が突設され、他方の部材である支持筒
体67が車体側に取り付けられている。そして、上記枢
支軸64の上半分が上記支持筒体67に嵌入されてお
り、上記枢支軸64は上記支持筒体67内で軸心63回
りに回動自在、かつ、軸方向に上下移動自在とされてい
る。 【0041】上記枢支軸64の軸本体64aの上半分の
外周面と、支持筒体67の筒本体70の内周面との間
に、同上フック58を構成する円筒状の弾性体74が介
設され、これら三者64,67,74のそれぞれ互いの
対向面同士が弾性的に圧接し、上記枢支軸64に突設さ
れたフック本体65が支持筒体67に対しがたつくこと
が防止されている。上記枢支軸64と支持筒体67と
は、上記枢支軸64の軸心63回りに弾性体74による
摩擦力に抗して相対的に回動自在とされている。 【0042】また、上記支持筒体67が、上記弾性体7
4を内嵌させる筒本体70と、この筒本体70の内面下
端に形成され上記弾性体74をその下方から支持する突
起75とを備え、上記上記弾性体74は枢支軸64の軸
方向において、この枢支軸64の頭部64bと、筒本体
70の内面下端に形成された突起75との間に圧縮状に
挟まれている。これにより、上記枢支軸64に突設され
たフック本体65が上記弾性体74によって上方に付勢
されている。 【0043】上記枢支軸64と共にフック本体65が所
定以上に上方移動しようとするとき、上記フック本体6
5側の一部であるこのフック本体65の端部76を当接
させて、上記した上方移動を阻止するストッパ面78が
上記筒本体70と突起75の各下面に跨って形成されて
いる。このストッパ面78は上記軸心63にほぼ直交し
た平坦面をなしている。 【0044】上記ストッパ面78に前係止部たる前係止
凹部79と、後係止部たる後係止凹部80とが形成さ
れ、上記前係止凹部79に前ストッパ81が連設され、
上記後係止凹部80に後ストッパ82が連設されてい
る。 【0045】上記の場合、フック本体65を除き、支持
筒体67とブラケット板68とは、その外側方から前記
リヤサイドカバー52によって覆われている。 【0046】上記フック本体65を把持して、このフッ
ク本体65を枢支軸64の軸心63回りに後方回動させ
ると、上記弾性体74の付勢により、上記フック本体6
5の端部76がストッパ面78に圧接しながら後方に摺
動する。そして、所定の回動角のとき、同上弾性体74
の付勢により、上記端部76が後係止凹部80に嵌合す
ることにより、係脱自在に係止され、上記フック本体6
5はこの位置に保持される(各図中実線図示)。 【0047】この場合、上記フック本体65は上記リヤ
サイドカバー52よりも車体の内側に位置して、収納姿
勢となる。この収納姿勢から更に上記フック本体65を
回動させようとしても、これは上記端部76が後ストッ
パ82に当接することにより阻止される。 【0048】一方、同上フック本体65を把持して、こ
のフック本体65を上記枢支軸64の軸心63回りに前
方回動させると、まず、上記端部76が弾性体74の付
勢に抗しながら、後係止凹部80から離脱し、この離脱
する分だけ、フック58は全体的に下方移動する(図
3、図6中二点鎖線図示)。 【0049】上記フック本体65を更に前方回動させる
と、上記弾性体74の付勢により、上記端部76がスト
ッパ面78に圧接しながら前方に回動する。そして、所
定の回動角になったとき、同上弾性体74の付勢によ
り、上記端部76が前係止凹部79に嵌合することによ
り係脱自在に係止され、上記フック本体65はこの位置
に保持される(各図中一点鎖線図示)。 【0050】この場合、上記フック本体65の回動端側
は上記リヤサイドカバー52の下縁近傍を通って外側方
に突出し、紐状体60の掛止可能な姿勢となる。この掛
止可能な姿勢から、更に上記フック本体65を前方回動
させようとしても、これは上記端部76が前ストッパ8
1に当接することにより阻止される。 【0051】また、図1で示すように、枢支軸64の軸
心63は上方に向うに従い前傾している。そして、フッ
ク本体65に掛止されて荷物61を縛り付けた紐状体6
0は上記フック本体65を上記軸心63に交差する前上
方に向けて引っ張ると共に、同上フック本体65を上記
軸心63回りに前方回動させようとする。このため、上
記端部76は前係止凹部79に対しより強く嵌り込ん
で、その前方回動がより確実に阻止されると共に、上記
フック本体65が不意に後方回動することもない。よっ
て、上記紐状体60による荷物61の縛り付けが強固に
なされることとなる。 【0052】上記状態から、フック本体65を後方回動
させると、上記端部76が弾性体74の付勢に抗しなが
ら、前係止凹部79から離脱し、この離脱する分だけ、
フック58は全体的に下方移動する(図3、図6中二点
鎖線図示)。 【0053】上記フック本体65を更に後方回動させた
場合については、前記の通りである。 【0054】上記の場合、端部76が前係止凹部79も
しくは後係止凹部80に嵌合して係止されるときには、
この嵌合代だけフック58が全体的に瞬間的に上昇する
ため、上記フック本体65を把持した手に節度感が与え
られる。 【0055】上記枢支軸64を支持筒体67内に組み込
む手順は次の通りである。 【0056】上記弾性体74はその周方向の一部が切断
されてスリット84が形成されている。まず、このスリ
ット84を拡開させて、弾性体74を枢支軸64の軸本
体64aに対しその径方向外方から外嵌させる。 【0057】次に、上記枢支軸64に外嵌させた弾性体
74を筒本体70に嵌入する。そして、回り止めピン7
2を係止孔73に係止させると共に、ボルト69の締結
により、上記筒本体70をブラケット板68に締結す
る。これにより、上記枢支軸64が支持筒体67内に組
み込まれ、支持筒体67の取り付けが完了する。 【0058】上記支持筒体67から枢支軸64や弾性体
74を取り出すのは、上記と逆の手順によればよい。 【0059】 【発明の効果】この発明によれば、車体側に形成された
荷台の側部下方にフックを設け、このフックを軸心が縦
向きの枢支軸と、この枢支軸を嵌入させて車体側に取り
付けられる支持筒体と、これら枢支軸の外周面と支持筒
体の内周面との間に介設されそれぞれ互いの対向面同士
が弾性的に圧接する円筒状の弾性体と、上記枢支軸に突
設されるフック本体とで構成し、上記枢支軸と支持筒体
とを同上枢支軸の軸心回りに弾性体による摩擦力に抗し
て相対的に回動自在に、かつ、軸方向に相対的に移動自
在にし、 【0060】上記支持筒体が、上記弾性体を内嵌させる
筒本体と、この筒本体の内面下端に形成され上記弾性体
をその下方から支持する突起とを備え、上記弾性体によ
り上記フック本体を上方に向けて付勢させ、このフック
本体の所定以上の上方移動を阻止するストッパ面を上記
筒本体と突起の各下面に跨って形成すると共に、上記ス
トッパ面に前、後係止凹部を形成し、上記枢支軸の軸心
回りに上記フック本体 を前、後回動させたとき、この
前、後回動時のそれぞれに上記弾性体の付勢により上記
フック本体を上記前、後係止凹部のいずれかに係脱自在
に係止させるようにしてあり、次の作用効果が生じる。 【0061】即ち、上記したように、互いに嵌合する枢
支軸の外周面と、支持筒体の内周面との間には円筒状の
弾性体が介設され、これら三者のそれぞれ対向面同士が
弾性的に圧接し、かつ、上記枢支軸と支持筒体とは軸心
回りに弾性体による摩擦力に抗して相対的に回動自在と
されている。 【0062】このため、枢支軸と支持筒体とは、互いの
静止状態や相対回動中にかかわらず、互いに金属接触す
ることが防止されると共に、上記弾性体を介し互いに密
着する。よって、上記枢支軸に突設されるフック本体
は、支持筒体に対してがたつくことが防止される。 【0063】また、上記フック本体を上記前、後係止凹
部のいずれかの係止凹部に係止させた状態で、上記フッ
ク本体に紐状体を掛止させて、この紐状体により荷物を
荷台上に縛り付けると、上記フック本体の一部分と係止
凹部とは互いに圧接するが、この係止凹部は上記ストッ
パ面に形成されたものであって、このストッパ面は上記
支持筒体が備える筒本体と突起の各下面に跨って形成さ
れ、その面積は広いことから、上記フック本体の一部分
と係止凹部との互いの圧接部分における面圧は小さく抑
えられる。 【0064】よって、上記フック本体の一部分と係止凹
部との圧接部分に、早期に摩耗や変形が生じる、という
ことは防止される。また、上記係止凹部の面積を広くし
て上記フック本体の一部分との圧接部分の面圧を小さく
させるための手段として、上記弾性体を支持するための
上記突起が利用されたことから、その分、上記フック本
体と係止凹部との互いの圧接部分の摩耗や変形防止とい
う上記作用効果は、簡単な構成によって達成される。
荷台上に縛り付ける際に、上記紐状体を掛止可能とさせ
るフックを備えた自動二輪車等車両の荷台装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車の荷台装置には、従来、次の
ように構成されたものがある。 【0003】即ち、車体の後部上面に荷台が形成され、
この荷台の側部下方にフックが設けられている。このフ
ックは軸心縦向きの枢支軸と、この枢支軸をその軸心回
りに回動自在に、かつ、軸方向移動自在に嵌入させる支
持筒体と、上記枢支軸に突設されるフック本体とで構成
されている。そして、上記支持筒体が車体側に取り付け
られている。 【0004】上記フックを使用しない場合には、フック
本体が邪魔にならないよう、このフック本体を上記枢支
軸回りに後方回動させ、車体後部に沿うようにして収納
させる。 【0005】一方、荷物を上記荷台に縛り付ける場合に
は、上記フック本体を前方に回動させて、車体から外側
方に突出させる。そして、このフック本体に紐状体を掛
止させて、この紐状体により荷物を上記荷台上に縛り付
ける。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、フックを構成する支持筒体に対し、枢支軸が金
属接触により支承されていることから、上記枢支軸に突
設されたフック本体にがたつきが生じるという問題があ
る。 【0007】また、上記したように、フック本体に紐状
体を掛止させて、この紐状体により荷物を荷台上に縛り
付けると、上記フック本体の一部分と上記支持筒体の下
面における周方向の一部分とは互いに圧接するが、この
圧接部分は、上記支持筒体の厚さ寸法しか有していなく
て、上記圧接による面圧が大きくなりがちであることか
ら、上記フック本体と支持筒体との互いの圧接部分に、
早期に摩耗や変形が生じるおそれがある。 【0008】 【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、互いに嵌合する枢支軸と支持筒体の
うちいずれかにフック本体を突設させた場合に、このフ
ック本体にがたつきが生じないようにし、かつ、フック
本体に紐状体を掛止させて、この紐状体により荷物を荷
台上に縛り付けると、上記フック本体と支持筒体の下面
の各一部分は互いに圧接するが、この圧接部分に、早期
に摩耗や変形が生じないようにし、かつ、これが簡単な
構成で達成されるようにすることを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の車両の荷台装置は、次の通りである。 【0010】車体側に形成された荷台55の側部下方に
フック58を設け、このフック58を軸心63が縦向き
の枢支軸64と、この枢支軸64を嵌入させて車体側に
取り付けられる支持筒体67と、これら枢支軸64の外
周面と支持筒体67の内周面との間に介設されそれぞれ
互いの対向面同士が弾性的に圧接する円筒状の弾性体7
4と、上記枢支軸64に突設されるフック本体65とで
構成し、上記枢支軸64と支持筒体67とを同上枢支軸
64の軸心63回りに弾性体74による摩擦力に抗して
相対的に回動自在に、かつ、軸方向に相対的に移動自在
にし、 【0011】上記支持筒体67が、上記弾性体74を内
嵌させる筒本体70と、この筒本体70の内面下端に形
成され上記弾性体74をその下方から支持する突起75
とを備え、上記弾性体74により上記フック本体65を
上方に向けて付勢させ、このフック本体65の所定以上
の上方移動を阻止するストッパ面78を上記筒本体70
と突起75の各下面に跨って形成すると共に、上記スト
ッパ面78に前、後係止凹部79,80を形成し、上記
枢支軸64の軸心63回りに上記フック本体65を前、
後回動させたとき、この前、後回動時のそれぞれに上記
弾性体74の付勢により上記フック本体65を上記前、
後係止凹部79,80のいずれかに係脱自在に係止させ
るようにしたものである。 【0012】 【作 用】上記構成による作用は次の如くである。 【0013】互いに嵌合する上記枢支軸64の外周面
と、支持筒体67の内周面との間には円筒状の弾性体7
4が介設され、これら三者64,67,74のそれぞれ
対向面 同士が弾性的に圧接し、かつ、上記枢支軸64と
支持筒体67とは軸心63回りに弾性体74による摩擦
力に抗して相対的に回動自在とされている。 【0014】このため、枢支軸64と支持筒体67と
は、互いの静止状態や相対回動中にかかわらず、互いに
金属接触することが防止されると共に、上記弾性体74
を介し互いに密着する。 【0015】また、上記フック本体65を上記前、後係
止凹部79,80のいずれかの係止凹部に係止させた状
態で、上記フック本体65に紐状体を掛止させて、この
紐状体により荷物61を荷台55上に縛り付けると、上
記フック本体65の一部分と係止凹部とは互いに圧接す
るが、この係止凹部は上記ストッパ面78に形成された
ものであって、このストッパ面78は上記支持筒体67
が備える筒本体70と突起75の各下面に跨って形成さ
れ、その面積は広いことから、上記フック本体65の一
部分と係止凹部との互いの圧接部分における面圧は小さ
く抑えられる。 【0016】よって、上記フック本体65の一部分と係
止凹部との圧接部分に、早期に摩耗や変形が生じる、と
いうことは防止される。また、上記係止凹部の面積を広
くして上記フック本体65の一部分との圧接部分の面圧
を小さくさせるための手段として、上記弾性体74を支
持するための上記突起75が利用されている。 【0017】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。 【0018】図2において、図中符号1は、車両たる自
動二輪車であり、矢印Frはその前方を示している。ま
た、下記する左右とは、上記前方に向っての方向をいう
ものとする。また、Gは上記自動二輪車1が走行可能な
路面である。 【0019】上記自動二輪車1の車体フレーム2は、そ
の前端にヘッドパイプ3を有し、このヘッドパイプ3の
上部から後下方に向って主フレーム4が延出し、この主
フレーム4の延出端から更に後下方に向ってシートピラ
ーチューブ5が延出している。一方、同上ヘッドパイプ
3の下部から後下方に向って左右一対のダウンチューブ
7が延出し、これらダウンチューブ7の延出端と上記シ
ートピラーチューブ5の延出端とは互いに結合してい
る。 【0020】また、上記車体フレーム2の後端から後上
方に向って左右一対のシートレール8が延出し、このシ
ートレール8はバックステー9によって上記シートピラ
ーチューブ5に支持されている。 【0021】上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク
11が操向自在に支承されている。このフロントフォー
ク11の下端に前輪12が支承される一方、同上フロン
トフォーク11の上端にハンドル13が取り付けられて
いる。また、上記フロントフォーク11の上部には左右
一対のブラケット11a,11aが前方に向って突設さ
れ、これらブラケット11aにヘッドランプ14が支持
されている。 【0022】上記シートピラーチューブ5の上下中途部
に、枢支軸15によりリヤアーム16が上下揺動自在に
枢支されている。このリヤアーム16の揺動端に後輪1
7が支承され、上記シートレール8とリヤアーム16と
の間に緩衝器18が架設されている。 【0023】上記主フレーム4、シートピラーチューブ
5、およびダウンチューブ7で囲まれた空間に並列4気
筒のエンジン20が設けられている。このエンジン20
はクランクケース21と左右4つのシリンダ22を有し
て、上記車体フレーム2に支持されている。上記クラン
クケース21に動力伝達装置24が連設され、この動力
伝達装置24の出力軸25に、上記後輪17がチェーン
伝動機構26により連結されている。 【0024】上記各シリンダ22の後面にはそれぞれ気
化器27とエアクリーナ28とが連設されている。一
方、同上各シリンダ22の前面にはそれぞれ排気管29
の一端が連結され、同上各排気管29の他端側はダウン
チューブ7の下側近傍を通って後方に延び、集合管31
の前端に連結されている。また、この集合管31の後端
にサイレンサ32が連結されている。 【0025】上記の場合、4本の排気管29のうち、左
右両端の各排気管29の一端側(前端側)は左右ダウン
チューブ7の外側方近傍に位置し、中間部の各排気管2
9の一端側(前端側)は上記左右ダウンチューブ7の間
に位置している。 【0026】上記主フレーム4には燃料タンク34が支
持されている。一方、上記シートレール8には、前後で
互いに一体成形されたシート35とタンデムシート36
とが支持されている。上記シート35にライダーが着座
可能であり、このライダー用のフートレスト37がシー
トピラーチューブ5の下部に取り付けられたブラケット
38に突設されている。また、上記タンデムシート36
には同乗者が着座可能であり、この同乗者用のタンデム
フートレスト39は同上ブラケット38に突設されてい
る。40はグリップで、これは上記同乗者によって把持
される。 【0027】前記エンジン20から動力伝達装置24へ
の動力伝達を断接する油圧操作式の湿式多板クラッチ4
1が設けられ、このクラッチ41は通常は接続動作をす
るよう付勢されている。一方、前記ハンドル13の左右
各端はグリップ42とされている。これらグリップ42
のうち左側のグリップ42の前方近傍にクラッチレバー
43が設けられ、このクラッチレバー43は上記ハンド
ル13に前後回動自在に枢支され、常時は、ばねにより
前方に回動させられている。 【0028】上記クラッチレバー43とクラッチ41と
を連結する油圧パイプ44が設けられている。そして、
上記グリップ42を把持した手で、上記クラッチレバー
43を握りしめて、グリップ42側に回動させると、こ
の動作が上記油圧パイプ44内の圧油を介してクラッチ
41に伝えられ、このクラッチ41が切断動作をするよ
うになっている。 【0029】上記エンジン20の駆動により自動二輪車
1を走行させる場合には、まず、クラッチレバー43を
グリップ42側に回動させてクラッチ41を切断動作さ
せる。 【0030】次に、エンジン20を始動させると、燃料
タンク34の燃料が気化器27に供給されて、エアクリ
ーナ28から吸入された空気と混合され、これがエンジ
ン20内の燃焼に供される。これにより生じたエンジン
20の動力は、上記クラッチ41の接続動作により動力
伝達装置24、およびチェーン伝動機構26を介して後
輪17に伝えられ、自動二輪車1が走行可能となる。 【0031】上記ダウンチューブ7の後端部には、枢支
軸46によりメインスタンド47が上下回動自在に枢支
されている。このメインスタンド47を上方回動させれ
ば、図2で示すように収納姿勢となる。一方、上記メイ
ンスタンド47を下方回動させて、このメインスタンド
47の回動端を路面Gに接地させれば、このメインスタ
ンド47と前輪12とによって、上記自動二輪車1が路
面G上に自立させられる。 【0032】また、左側のダウンチューブ7の下部には
枢支軸49によりサイドスタンド50が上下回動自在に
枢支されている。このサイドスタンド50を上方回動さ
せれば、図2中実線で示すように収納姿勢となる。一
方、同上図2中一点鎖線で示すように、上記サイドスタ
ンド50を下方回動させると共に、自動二輪車1を全体
的に少し左に傾け、上記サイドスタンド50の回動端を
路面Gに接地させれば、このサイドスタンド50、前輪
12、および後輪17により、上記自動二輪車1が路面
G上に少し左に傾いた姿勢で自立させられる。 【0033】前記シートレール8の後部には側面視U字
状の円形パイプ製スタンディングハンドル51が突設さ
れ、このスタンディングハンドル51を外側方から覆う
樹脂製のリヤサイドカバー52が設けられている。上記
したようにメインスタンド47やサイドスタンド50に
より自動二輪車1を自立させようとするときには、上記
スタンディングハンドル51を把持して行うことができ
るようになっている。 【0034】上記自動二輪車1の車体後部に荷台装置5
4が設けられている。以下、この荷台装置54につき説
明する。 【0035】前記タンデムシート36の上面は荷台55
に兼用される。この荷台55の左右各側部の下方には、
それぞれ固定式の前、後フック56,57が設けられて
いる。これらフック56,57のうち、前フック56は
前記バックステー9の後上部に固定され、後フック57
は上記スタンディングハンドル51に固定され、これら
フック56,57は共に下方に向って突出している。 【0036】上記荷台55の左右各側部の下方で、上記
各後フック57の後方には、可動式のフック58が設け
られている。そして、上記各フック56,57,58に
掛脱自在に掛止された紐状体60により、荷物61が上
記荷台55上に縛り付け可能とされている。 【0037】図1、および図3から図6において、上記
可動式のフック58は、軸心63が少し前傾した縦向き
の枢支軸64を備え、この枢支軸64は軸本体64a
と、この軸本体64aの上端に成形される頭部64bと
で構成されている。上記軸本体64aの下部に、その径
方向外方に突出するようフック本体65が溶接され、こ
のフック本体65は一本の線材を平面視でほぼU字状に
折り曲げることにより形成されている。 【0038】一方、車体側である上記シートレール8と
スタンディングハンドル51との連結部に、同上フック
58を構成する軸心縦向きの支持筒体67が取り付けら
れている。即ち、上記シートレール8とスタンディング
ハンドル51との連結部から後方に向けてブラケット板
68が突設されている。そして、上記支持筒体67は、
上記ブラケット板68の後部と、このブラケット板68
の後部外側面にボルト69により着脱自在に締結される
平面断面が半円弧状の筒本体70とで構成されている。 【0039】上記筒本体70から回り止めピン72が突
設され、この回り止めピン72は上記ブラケット板68
に形成された係止孔73に嵌脱自在に嵌入されている。
この嵌入により、上記筒本体70がボルト69の軸心回
りに回転することが防止されて、上記ブラケット板68
に強固に固定されている。 【0040】上記の場合、フック58を構成する枢支軸
64と支持筒体67のうち一方の部材である枢支軸64
にフック本体65が突設され、他方の部材である支持筒
体67が車体側に取り付けられている。そして、上記枢
支軸64の上半分が上記支持筒体67に嵌入されてお
り、上記枢支軸64は上記支持筒体67内で軸心63回
りに回動自在、かつ、軸方向に上下移動自在とされてい
る。 【0041】上記枢支軸64の軸本体64aの上半分の
外周面と、支持筒体67の筒本体70の内周面との間
に、同上フック58を構成する円筒状の弾性体74が介
設され、これら三者64,67,74のそれぞれ互いの
対向面同士が弾性的に圧接し、上記枢支軸64に突設さ
れたフック本体65が支持筒体67に対しがたつくこと
が防止されている。上記枢支軸64と支持筒体67と
は、上記枢支軸64の軸心63回りに弾性体74による
摩擦力に抗して相対的に回動自在とされている。 【0042】また、上記支持筒体67が、上記弾性体7
4を内嵌させる筒本体70と、この筒本体70の内面下
端に形成され上記弾性体74をその下方から支持する突
起75とを備え、上記上記弾性体74は枢支軸64の軸
方向において、この枢支軸64の頭部64bと、筒本体
70の内面下端に形成された突起75との間に圧縮状に
挟まれている。これにより、上記枢支軸64に突設され
たフック本体65が上記弾性体74によって上方に付勢
されている。 【0043】上記枢支軸64と共にフック本体65が所
定以上に上方移動しようとするとき、上記フック本体6
5側の一部であるこのフック本体65の端部76を当接
させて、上記した上方移動を阻止するストッパ面78が
上記筒本体70と突起75の各下面に跨って形成されて
いる。このストッパ面78は上記軸心63にほぼ直交し
た平坦面をなしている。 【0044】上記ストッパ面78に前係止部たる前係止
凹部79と、後係止部たる後係止凹部80とが形成さ
れ、上記前係止凹部79に前ストッパ81が連設され、
上記後係止凹部80に後ストッパ82が連設されてい
る。 【0045】上記の場合、フック本体65を除き、支持
筒体67とブラケット板68とは、その外側方から前記
リヤサイドカバー52によって覆われている。 【0046】上記フック本体65を把持して、このフッ
ク本体65を枢支軸64の軸心63回りに後方回動させ
ると、上記弾性体74の付勢により、上記フック本体6
5の端部76がストッパ面78に圧接しながら後方に摺
動する。そして、所定の回動角のとき、同上弾性体74
の付勢により、上記端部76が後係止凹部80に嵌合す
ることにより、係脱自在に係止され、上記フック本体6
5はこの位置に保持される(各図中実線図示)。 【0047】この場合、上記フック本体65は上記リヤ
サイドカバー52よりも車体の内側に位置して、収納姿
勢となる。この収納姿勢から更に上記フック本体65を
回動させようとしても、これは上記端部76が後ストッ
パ82に当接することにより阻止される。 【0048】一方、同上フック本体65を把持して、こ
のフック本体65を上記枢支軸64の軸心63回りに前
方回動させると、まず、上記端部76が弾性体74の付
勢に抗しながら、後係止凹部80から離脱し、この離脱
する分だけ、フック58は全体的に下方移動する(図
3、図6中二点鎖線図示)。 【0049】上記フック本体65を更に前方回動させる
と、上記弾性体74の付勢により、上記端部76がスト
ッパ面78に圧接しながら前方に回動する。そして、所
定の回動角になったとき、同上弾性体74の付勢によ
り、上記端部76が前係止凹部79に嵌合することによ
り係脱自在に係止され、上記フック本体65はこの位置
に保持される(各図中一点鎖線図示)。 【0050】この場合、上記フック本体65の回動端側
は上記リヤサイドカバー52の下縁近傍を通って外側方
に突出し、紐状体60の掛止可能な姿勢となる。この掛
止可能な姿勢から、更に上記フック本体65を前方回動
させようとしても、これは上記端部76が前ストッパ8
1に当接することにより阻止される。 【0051】また、図1で示すように、枢支軸64の軸
心63は上方に向うに従い前傾している。そして、フッ
ク本体65に掛止されて荷物61を縛り付けた紐状体6
0は上記フック本体65を上記軸心63に交差する前上
方に向けて引っ張ると共に、同上フック本体65を上記
軸心63回りに前方回動させようとする。このため、上
記端部76は前係止凹部79に対しより強く嵌り込ん
で、その前方回動がより確実に阻止されると共に、上記
フック本体65が不意に後方回動することもない。よっ
て、上記紐状体60による荷物61の縛り付けが強固に
なされることとなる。 【0052】上記状態から、フック本体65を後方回動
させると、上記端部76が弾性体74の付勢に抗しなが
ら、前係止凹部79から離脱し、この離脱する分だけ、
フック58は全体的に下方移動する(図3、図6中二点
鎖線図示)。 【0053】上記フック本体65を更に後方回動させた
場合については、前記の通りである。 【0054】上記の場合、端部76が前係止凹部79も
しくは後係止凹部80に嵌合して係止されるときには、
この嵌合代だけフック58が全体的に瞬間的に上昇する
ため、上記フック本体65を把持した手に節度感が与え
られる。 【0055】上記枢支軸64を支持筒体67内に組み込
む手順は次の通りである。 【0056】上記弾性体74はその周方向の一部が切断
されてスリット84が形成されている。まず、このスリ
ット84を拡開させて、弾性体74を枢支軸64の軸本
体64aに対しその径方向外方から外嵌させる。 【0057】次に、上記枢支軸64に外嵌させた弾性体
74を筒本体70に嵌入する。そして、回り止めピン7
2を係止孔73に係止させると共に、ボルト69の締結
により、上記筒本体70をブラケット板68に締結す
る。これにより、上記枢支軸64が支持筒体67内に組
み込まれ、支持筒体67の取り付けが完了する。 【0058】上記支持筒体67から枢支軸64や弾性体
74を取り出すのは、上記と逆の手順によればよい。 【0059】 【発明の効果】この発明によれば、車体側に形成された
荷台の側部下方にフックを設け、このフックを軸心が縦
向きの枢支軸と、この枢支軸を嵌入させて車体側に取り
付けられる支持筒体と、これら枢支軸の外周面と支持筒
体の内周面との間に介設されそれぞれ互いの対向面同士
が弾性的に圧接する円筒状の弾性体と、上記枢支軸に突
設されるフック本体とで構成し、上記枢支軸と支持筒体
とを同上枢支軸の軸心回りに弾性体による摩擦力に抗し
て相対的に回動自在に、かつ、軸方向に相対的に移動自
在にし、 【0060】上記支持筒体が、上記弾性体を内嵌させる
筒本体と、この筒本体の内面下端に形成され上記弾性体
をその下方から支持する突起とを備え、上記弾性体によ
り上記フック本体を上方に向けて付勢させ、このフック
本体の所定以上の上方移動を阻止するストッパ面を上記
筒本体と突起の各下面に跨って形成すると共に、上記ス
トッパ面に前、後係止凹部を形成し、上記枢支軸の軸心
回りに上記フック本体 を前、後回動させたとき、この
前、後回動時のそれぞれに上記弾性体の付勢により上記
フック本体を上記前、後係止凹部のいずれかに係脱自在
に係止させるようにしてあり、次の作用効果が生じる。 【0061】即ち、上記したように、互いに嵌合する枢
支軸の外周面と、支持筒体の内周面との間には円筒状の
弾性体が介設され、これら三者のそれぞれ対向面同士が
弾性的に圧接し、かつ、上記枢支軸と支持筒体とは軸心
回りに弾性体による摩擦力に抗して相対的に回動自在と
されている。 【0062】このため、枢支軸と支持筒体とは、互いの
静止状態や相対回動中にかかわらず、互いに金属接触す
ることが防止されると共に、上記弾性体を介し互いに密
着する。よって、上記枢支軸に突設されるフック本体
は、支持筒体に対してがたつくことが防止される。 【0063】また、上記フック本体を上記前、後係止凹
部のいずれかの係止凹部に係止させた状態で、上記フッ
ク本体に紐状体を掛止させて、この紐状体により荷物を
荷台上に縛り付けると、上記フック本体の一部分と係止
凹部とは互いに圧接するが、この係止凹部は上記ストッ
パ面に形成されたものであって、このストッパ面は上記
支持筒体が備える筒本体と突起の各下面に跨って形成さ
れ、その面積は広いことから、上記フック本体の一部分
と係止凹部との互いの圧接部分における面圧は小さく抑
えられる。 【0064】よって、上記フック本体の一部分と係止凹
部との圧接部分に、早期に摩耗や変形が生じる、という
ことは防止される。また、上記係止凹部の面積を広くし
て上記フック本体の一部分との圧接部分の面圧を小さく
させるための手段として、上記弾性体を支持するための
上記突起が利用されたことから、その分、上記フック本
体と係止凹部との互いの圧接部分の摩耗や変形防止とい
う上記作用効果は、簡単な構成によって達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】自動二輪車の全体側面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視図である。
【図4】図1の4‐4線矢視図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図5の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車(車両)
8 シートレール(車体側)
20 エンジン
51 スタンディングハンドル(車体側)
52 リヤサイドカバー
54 荷台装置
55 荷台
58 フック
60 紐状体
61 荷物
63 軸心
64 枢支軸
65 フック本体
67 支持筒体
74 弾性体
76 端部
78 ストッパ面
79 前係止凹部
80 後係止凹部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B62J 7/08
B62J 25/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体側に形成された荷台の側部下方にフ
ックを設け、このフックを軸心が縦向きの枢支軸と、こ
の枢支軸を嵌入させて車体側に取り付けられる支持筒体
と、これら枢支軸の外周面と支持筒体の内周面との間に
介設されそれぞれ互いの対向面同士が弾性的に圧接する
円筒状の弾性体と、上記枢支軸に突設されるフック本体
とで構成し、上記枢支軸と支持筒体とを同上枢支軸の軸
心回りに弾性体による摩擦力に抗して相対的に回動自在
に、かつ、軸方向に相対的に移動自在にし、 上 記支持筒体が、上記弾性体を内嵌させる筒本体と、こ
の筒本体の内面下端に形成され上記弾性体をその下方か
ら支持する突起とを備え、上記弾性体により上記フック
本体を上方に向けて付勢させ、このフック本体の所定以
上の上方移動を阻止するストッパ面を上記筒本体と突起
の各下面に跨って形成すると共に、上記ストッパ面に
前、後係止凹部を形成し、上記枢支軸の軸心回りに上記
フック本体を前、後回動させたとき、この前、後回動時
のそれぞれに上記弾性体の付勢により上記フック本体を
上記前、後係止凹部のいずれかに係脱自在に係止させる
ようにした車両の荷台装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28598593A JP3402698B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 車両の荷台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28598593A JP3402698B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 車両の荷台装置 |
Publications (2)
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| JPH07117752A JPH07117752A (ja) | 1995-05-09 |
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Family Applications (1)
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-
1993
- 1993-10-19 JP JP28598593A patent/JP3402698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07117752A (ja) | 1995-05-09 |
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