JP3401513B2 - 電極付き感圧抵抗フィルム及び電極付き感圧抵抗フィルムの製造方法並びに電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置 - Google Patents

電極付き感圧抵抗フィルム及び電極付き感圧抵抗フィルムの製造方法並びに電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置

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JP3401513B2 JP07300096A JP7300096A JP3401513B2 JP 3401513 B2 JP3401513 B2 JP 3401513B2 JP 07300096 A JP07300096 A JP 07300096A JP 7300096 A JP7300096 A JP 7300096A JP 3401513 B2 JP3401513 B2 JP 3401513B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極付き感圧抵抗
フィルム及び電極付き感圧抵抗フィルムの製造方法並び
に電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電極付きシート状感圧抵抗部材
(以下、感圧抵抗フィルムという)は、例えば、カーボ
ンなどを用いたシート状感圧抵抗部材(以下、導電フィ
ルムという)と、銀材印刷により所望の銀製電極パター
ンが形成されたシート状電極部材(以下、電極フィルム
という)とが接着されて構成される。そして、このよう
に形成された感圧抵抗フィルムは、外部から圧力がかけ
られることにより、圧力を受けた部分の抵抗値が変化す
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の感圧抵抗フィルムは、上述のように銀材印刷
を施した電極フィルムを用いているため、印刷材が乾燥
したあと電極にひび割れが生じやすいなど、耐久性に乏
しく、任意の形状に成形することができないという課題
がある。
【0004】また、電極フィルム上の電極に対する抵抗
値情報の取り出し線の接続は、通常、ハンダ付けにより
行なわれるが、この場合、電極が銀製であるため、非常
に困難である。ところで、物体が移動する様子などを仮
想的にパソコンのディスプレイ上に表示させるようなバ
ーチャルリアリティを実現するための情報入力手段とし
て、空中マウスと呼ばれるものが提案されているが、非
常に高価である。
【0005】本発明は、上記のような課題に鑑み創案さ
れたもので、十分な耐久性を有するとともに任意の形状
に成形することが可能な、電極付き感圧抵抗フィルム
び電極付き感圧抵抗フィルムの製造方法を提供すること
を目的とする。また、本発明は、X,Y,Z方向の3次
元情報を入力することが可能であって、バーチャルリア
リティを実現するための3次元入力などに用いて好適
な、上記の電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入
力装置を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の電極付き感圧抵抗フィルムは、導電方向が面
部に対し交差する方向となるように導電粒子を成形配列
したシート状感圧抵抗部材としての導電フィルムと、該
導電フィルムを保護するための保フィルムと、銅部材
からなる電極パターン上に銀系部材を重ね合わせてなる
電極をシート状基板上に有する電フィルムとをそな
え、該導電フィルムの一面が該保フィルムに接合され
るとともに、該導電フィルムの他面が該電フィルム
電極側の面に接合されていることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の本発明の電極付き感
圧抵抗フィルムは、上述の請求項1記載の構成におい
て、該導電フィルムとして、導電粒子を樹脂材に混入し
たものをシート状に成形する際に面幅方向に引張力をか
けることにより導電方向が面部に対し直交する方向とな
るように導電粒子を成形配列させた感圧抵抗部材が使用
されることを特徴としている。
【0008】さらに、請求項3記載の本発明の電極付
圧抵抗フィルムは、上述の請求項1記載の構成におい
て、該導電フィルムの一面が熱処理を施すことにより
フィルムと一体に接合されていることを特徴として
いる。また、請求項4記載の本発明の電極付き感圧抵抗
フィルムは、上述の請求項1記載の構成において、該電
フィルムとして、銅箔製エッチング電極パターン上に
銀合金からなるペースト材を印刷処理を施すことにより
重ね合わせ更に熱処理を施して電極を構成し該電極を該
シート状基板上に有する電極部材が使用されていること
を特徴としている。
【0009】さらに、請求項5記載の本発明の電極付
圧抵抗フィルムの製造方法は、導電方向が面部に対し
交差する方向となるように導電粒子を成形配列したシー
ト状感圧抵抗部材としての導電フィルムの一面に、該
電フィルムを保護するための保フィルムを熱処理を施
すことにより一体に接合したものと、シート状基板上の
銅部材からなる電極パターン上に銀系部材を重ね合わせ
更に熱処理を施して電極を構成した電フィルムとを用
意して、該導電フィルムの他面に、該電フィルムの電
極側の面を接合することを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の本発明の電極付き感
圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置は、導電方向が
面部に対し交差する方向となるように導電粒子を成形配
列したシート状感圧抵抗部材としての導電フィルムと、
導電フィルムを保護するために該導電フィルムの一面
に接合された保フィルムと、銅部材からなる電極パタ
ーン上に銀系部材を重ね合わせてなる電極をシート状
板上に有し該導電フィルムの他面にその電極側の面が接
合された電フィルムとをそなえ、該電フィルムが、
X方向に延在する複数のX方向電極と、該X方向電極に
対し直交しY方向に延在する複数のY方向電極と、上記
のX方向電極及びY方向電極以外の部分に設けられる
数のZ方向電極とを有し、且つ、上記のX方向電極,Y
方向電極及びZ方向電極が相互に絶縁されてなる、電極
き感圧抵抗フィルムを具備し、該電極付き感圧抵抗
ィルムにおける上記のX方向電極,Y方向電極及びZ方
向電極のそれぞれに、3次元入力のための検出情報取り
出し線が接続されていることを特徴としている。
【0011】さらに、請求項7記載の本発明の電極付
圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置は、上述の請
求項6記載の構成において、該Z方向極が、上記のX
方向電極及びY方向電極で囲まれるエリア内に設けられ
ることを特徴としている。
【0012】また、請求項8記載の本発明の電極付き感
圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置は、上述の請求
項6記載の構成において、該電極付き感圧抵抗フィルム
が、所定の立体形状を有する入力装置として構成されて
いることを特徴としている。さらに、請求項9記載の本
発明の電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装
置は、上述の請求項8記載の構成において、該電極付
圧抵抗フィルムが、表示装置に表示される仮想立体物
と相似の立体形状を有する入力装置として構成されてい
ることを特徴としている。
【0013】また、請求項10記載の本発明の電極付
圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置は、上述の請
求項8記載の構成において、所定の立体形状の入力装置
として構成された該電極付き感圧抵抗フィルムが、外部
押圧入力により変形復元可能なように構成されているこ
とを特徴としている。さらに、請求項11記載の本発明
の電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力装置
は、該検出情報取り出し線が、上記の各電極に対応して
設けられたマルチプレクサに接続されることを特徴とし
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (1)電極付き感圧抵抗フィルムの説明 図1は本発明の一実施形態を説明するための模式図で、
この図1において、1は感圧抵抗フィルム、2は電極フ
ィルム(シート状電極部材)であり、後述するような製
造工程により、これらの感圧抵抗フィルム1と電極フィ
ルムとを接着剤などで接着(接合)することにより、電
極付き感圧抵抗フィルム(電極付きシート状感圧抵抗部
材)3が形成されるようになっている。
【0015】そして、図2は図1におけるA−A断面図
で、この図2に模式的に示すように、感圧抵抗フィルム
1は、導電フィルム11と保護フィルム12とを有して
おり、導電フィルム11の上面(一面)が保護フィルム
12に接合されるとともに、導電フィルム11の下面
(他面)が電極フィルム2に接合されて、上記のように
電極付き感圧抵抗フィルム3が形成されている。
【0016】ここで、上記の導電フィルム(シート状感
圧抵抗部材)11は、この図2に示すように、導電方向
が面部に対し交差する方向となるように導電粒子111
が成形配列されたもので、具体的には、カーボンあるい
は金属などの導電粒子111を、アクリル樹脂やシリコ
ン樹脂,ポリカーボネート(PBT)などの樹脂材に混
入し、これをシート状に成形する際に、その面幅方向に
引張力をかけることにより、導電方向が面部に対し直交
する方向となるように導電粒子111が成形配列されて
いる。
【0017】これにより、この導電フィルム11は、外
圧の増減を極めて効率的に電極フィルム2へ伝達するこ
とができるようになり、この結果、電極付き感圧抵抗フ
ィルム3に対する加圧/減圧(荷重量)の検出感度が大
幅に向上することになる。また、電極付き感圧抵抗フィ
ルム3に対する荷重位置が正確に電極フィルム2の同一
箇所へ伝わるので、荷重位置の検出精度も大幅に向上す
る。
【0018】また、保護フィルム(シート状保護部材)
12は、この導電フィルム11を保護するためのもの
で、ポリエステルフィルムやポリ塩化フィルムなどの保
護部材を用いて形成されており、後述するように、この
保護フィルム12と上述の導電フィルム11の一面とが
熱処理を施すことにより上記の感圧抵抗フィルム1とし
て一体に接合されるようになっている。
【0019】これにより、感圧抵抗フィルム1自体の耐
久性が、その変形性を保ったまま向上する。また、上記
の保護フィルム12の表面を整えれば、その手ざわりや
質感も簡単に向上させることが可能になる。一方、電極
フィルム2には、例えば、エポキシ材やポリミド材など
に銅部材(銅箔)をコーティングしたエッチング可能な
シート状基板21が用いられ、この基板21上に、エッ
チングにより所定の銅箔製エッチング電極パターン(図
1ではメッシュ状)を有する電極22が形成されてい
る。そして、具体的に、この電極22は、図2に示すよ
うに、銅部材(銅箔:Cu)23からなる電極パターン
上に、銀合金(銀純度約90%の酸化銀など)を溶解す
るなどして得られるペースト材(銀系部材:Ag)24
を、シルクスクリーンなどの印刷処理(以下、銀材印刷
という)を施すことにより重ね合わせ、更に約270°
Cの温度で約20秒間熱処理を施すことによって形成さ
れる。
【0020】これにより、電極22は、ペースト材(銀
系部材)24の表面の硬度が増し、電極22(電極パタ
ーン)自体の耐久性が向上するとともに、例えば、この
電極22に対して抵抗値の変化情報を取り出すための取
り出し線などを接続する際のハンダ付けが容易になる。
また、本実施形態では、上述のようにペースト材24
に、銀合金を用いているため、このような熱処理を施し
ても、例えば図3に模式的に示すように、電極22の表
面上の微細な凹凸は保たれる。従って、図4に示すよう
に、感圧抵抗フィルム1に対する接触面の増減〔外圧
(外部押圧力)の増減〕により、その抵抗値が顕著に変
化し、感圧抵抗フィルム1への微小な接触に対しても、
その接触位置や外圧の増減などの情報を抵抗値の変化に
より外部へ出力することができるようになる。
【0021】なお、上述の感圧抵抗フィルム1は、組成
後、外圧が加わらない状態で104Ω程度の抵抗値を有
するようになり、さらに電極フィルム2と一体化するこ
とにより、電極付き感圧抵抗フィルム3は、同じく外圧
が加わらない状態で105 Ω程度以上の抵抗値を有する
ようになることが実験的に分かっている。次に、この電
極付き感圧抵抗フィルム3の製造工程について説明する
と、まず、例えば図5に示すように、導電粒子(カーボ
ン,金属など)111を、樹脂材(アクリル樹脂やシリ
コン樹脂など)に混入し、これをシート状に成形する際
に、例えば図5中に矢印Bで示すように、その面幅方向
に引張力をかけることにより、導電方向が面部に対し直
交する方向となるように導電粒子111を成形配列した
導電フィルム11を製造する。
【0022】そして、この導電フィルム11を保護する
ための保護フィルム12を、熱処理を施すことにより、
導電フィルム11の上面(一面)に、一体に接合して、
感圧抵抗フィルム1を形成する。さらに、図6に示すよ
うに、基板21上の銅部材(銅箔)23からなる電極パ
ターン上に銀系部材(銀合金)24を重ね合わせ更に熱
処理を施して電極22を構成した電極フィルム2を用意
して、上述の感圧抵抗フィルム1(導電フィルム11)
の下面(他面)に、電極フィルム2の電極22側の面を
接着剤などを用いて接合することにより、電極付き感圧
抵抗フィルム3を形成する。
【0023】なお、感圧抵抗フィルム1(導電フィルム
11,保護フィルム12)と電極フィルム2の製造順序
については不問であり、上述とは逆に電極フィルム2を
先に用意してもよい。このように、本実施形態における
電極付き感圧抵抗フィルム3によれば、感圧抵抗フィル
ム1(導電方向が面部に対し交差する方向となるように
導電粒子111を成形配列した導電フィルム11とこの
導電フィルム11を保護するための保護フィルム12)
と、銅部材(銅箔)23からなる電極パターン上に銀系
部材(銀合金)24を重ね合わせてなる電極22を基板
21上に有する電極フィルム2とをそなえ、導電フィル
ム11の一面が保護フィルム12に接合されるととも
に、導電フィルム11の他面が電極フィルム2の電極2
2側の面に接合されているので、電極フィルム2の電極
パターンの変形に対する耐久性が大幅に向上し、本フィ
ルム3を任意の形状に成形することが可能になる。
【0024】また、この電極付き感圧抵抗フィルム3
は、上述のような極めて単純な工程で製造することが可
能であるので、本フィルム3の製造コスト面でも非常に
有利となる。さらに、この電極付き感圧抵抗フィルム3
を使用する機器に本フィルム3直接搭載する場合は、そ
の機器についての基板製作時に、上述のような製造工程
を行なえば、機器の製造工程と同一の工程内で本フィル
ム3を製造することが可能になるので、特に、後述する
ような電極22に対する専用の検出端子等を形成する必
要がなく、製造工程の簡略化と接合部分の信頼性の向上
に大いに寄与する。
【0025】(2)3次元入力装置の説明 図7は本発明の一実施形態としての3次元入力装置の構
成を展開して示す模式的平面図で、この図7に示す3次
元入力装置4は、上記の項目(1)にて上述した電極付
き感圧抵抗フィルム3、つまり、感圧抵抗フィルム1
(導電方向が面部に対し交差する方向となるように導電
粒子111を成形配列した導電フィルム11と、この導
電フィルム11を保護するために導電フィルム11の一
面に接合された保護フィルム12とからなるシート状部
材)と、銅部材(銅箔)23からなる電極パターン上に
銀系部材(銀合金)24を重ね合わせてなる電極22を
基板21上に有し導電フィルム11の他面にその電極2
2側の面が接合された電極フィルム2とをそなえたフィ
ルム3に、図9にて後述するコンピュータ29への3次
元入力のための検出情報取り出し線25が接続された構
成となっている。
【0026】そして、この図7に示すように、本入力装
置4は、ここでは、電極付き感圧抵抗フィルム3の基板
21が、所望の電極パターンとして、X方向に延在する
複数のX方向電極22Xと、これらの各X方向電極22
Xに対し直交しY方向に延在する複数のY方向電極22
Yと、これらの各X方向電極22X及び各Y方向電極2
2Yで囲まれるエリア内に設けられたZ方向電極22Z
とを有し、且つ、これらの各X方向電極22X,Y方向
電極22Y及びZ方向電極22Zが相互に絶縁されて形
成されるとともに、各X方向電極22X,Y方向電極2
2Y及びZ方向電極22Zのそれぞれに、上記の検出情
報取り出し線25がハンダ付けなどで接続されて構成さ
れている(ただし、この図7では一部の取り出し線25
の図示を省略している)。
【0027】なお、各X方向電極22X,Y方向電極2
2Y及びZ方向電極22Zは、それぞれ、シルクスクリ
ーンなどによる銀材印刷時に、順次、2つ以上の電極が
互いに交差する部分に絶縁体を同じくシルクスクリーン
などでスポット印刷してゆくことにより、相互に絶縁さ
れる。例えば、X方向電極22XとY方向電極22Yと
を相互に絶縁する場合は、図8に示すように、X方向電
極22Xを印刷した後、Y方向電極22Yが重なる部分
に絶縁体26をスポット印刷して、Y方向電極22Yを
印刷する。一方、Z方向電極22Zは、図7では、それ
自体はX方向電極22X,Y方向電極22Yとは重なら
ないが、Z方向電極22Zに接続された取り出し線25
がX方向電極22X,Y方向電極22Yと重なるため、
その部分にも同様に、絶縁体26をスポット印刷して絶
縁処理を施す。
【0028】また、本実施形態では、上述のように各電
極22X,22Y,22Z、それぞれ、複数設けるこ
とで、本入力装置4のX,Y,Z方向に対する分解能を
大幅に向上させて、3次元入力のための検出情報をより
精度高く検出することができるようにしている。そし
て、図9は上述のごとく構成された入力装置4を用いた
バーチャルリアリティシステムの一例を説明するための
模式図で、この図9に示すように、本システムは、図7
に示す入力装置4が円筒状の立体形状を有する装置とし
て構成され、この入力装置4からの各検出情報取り出し
線25がマルチプレクサ27,A/D変換器28を介し
てそれぞれコンピュータ29に接続されている。なお、
この図9では、入力装置4と各マルチプレクサ27との
接続状態を分かりやすく示すために、実際には円筒状に
形成された入力装置4を、符号Cで示すように展開した
状態で図示している。また、図9において、符号30で
示すものはコンピュータ29用のディスプレイ(表示装
置)である。
【0029】ここで、各マルチプレクサ27は、入力装
置4のX方向電極22X,Y方向電極22Y及びZ方向
電極22Zに対応して設けられており(ただし、Z方向
電極22Zに対応するものは図示を省略している)、そ
れぞれ対応する各検出情報取り出し線25から出力され
る各X方向電極22X,各Y方向電極22Y,各Z方向
電極22Zと導電フィルム11とで決まる抵抗値を、例
えば256ビット分のアナログ値に多重化するものであ
り、A/D変換器28は、これらの各マルチプレクサ2
7からのアナログ抵抗値情報をディジタル値に変換する
ものである。
【0030】また、コンピュータ29は、このA/D変
換器28を通じて入力される抵抗値情報をソフト処理す
ることにより、各電極22X,22Y,22Zからの抵
抗値情報の変化を解析して、入力装置4への接触位置
(X軸方向の移動距離,Y軸方向の移動距離)や外圧の
増減(Z軸方向の深度距離)を検出するもので、この検
出結果に応じて、ディスプレイ30上に表示された仮想
物体が移動したり変形したりするようになっている。
【0031】上述のごとく構成されたシステムでは、入
力装置4に対する最初の接触位置(荷重をかけた部分)
が支点(動作点)となり、その接触位置の変化に応じた
抵抗値情報がコンピュータ29に入力される。そして、
コンピュータ29では、このように入力された抵抗値情
報に対してソフト処理を行なうことにより、図9中に符
号Dに示すように、接触位置の移動距離,荷重量などが
各電極22X,22Y,22Zが形成するメッシュ単位
に検出される。
【0032】このとき、コンピュータ29のソフト内
に、次表1〜3に示すように、上述のように検出される
接触位置の移動距離,荷重量などに基づいて、ディスプ
レイ30上に表示された仮想物体の動きを定義しておけ
ば、人が入力装置4を手にとり、指を動かす、力を加え
るなどの所定の操作を行なうことにより、その操作に応
じた動きが、ディスプレイ30上の仮想物体にて再現さ
れる。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】 また、上述のシステム構成において、例えば図11に示
すように、ディスプレイ30上に仮想物体としてボール
が表示される場合、上述の入力装置4(図7に示す電極
付き感圧抵抗フィルム3)を、ゴムボールなどの表面に
接着することにより、図10に示すように、ディスプレ
イ30上に表示されるボールと相似の立体形状に成形す
るとともに、外圧(外部押圧入力)により変形復元可能
なように構成すれば、この入力装置4を握りつぶすなど
の形状変化を、図11中の2点鎖線で示すように、ディ
スプレイ30上のボールにおいても忠実に表現させるこ
とができる。
【0036】なお、この入力装置4(電極付き感圧抵抗
フィルム3)は、上記の項目(1)にて前述したよう
に、任意の形状に成形することが可能であるため、上述
の円筒状,球状以外のどのような形状に成形してもよ
い。このように、本実施形態における電極付き感圧抵抗
フィルム3を用いた3次元入力装置4によれば、X方向
電極22X,Y方向電極22Y及びZ方向電極22Zを
有し、且つ、各電極22X,22Y,22Zが相互に絶
縁されてなる、電極付き感圧抵抗フィルム3を具備し、
このフィルム3におけるX方向電極22X,Y方向電極
22Y及びZ方向電極22Zのそれぞれに、3次元入力
のための検出情報取り出し線25が接続されているの
で、本入力装置4を任意の形状に成形して加圧/減圧す
ることにより、2次元情報だけでなく、その形状に応じ
た3次元入力のための検出情報を外部のコンピュータ2
9へ入力することができる。
【0037】従って、本入力装置4への操作に対して即
時にその反応をディスプレイ30上の仮想物体へ反映さ
せることができ、人の各種感覚に関するモードチャンネ
ルの広帯域性,即時性,多チャンネル性,同時性及び身
体的拘束条件が少ないなどの利点を最大限に生かすこと
ができる。また、上述のように電極付き感圧抵抗フィル
ム3を、所定の立体形状として、ディスプレイ30上に
表示される仮想立体物と相似の立体形状を有する装置と
して構成し、外部押圧入力により変形復元可能なように
構成することにより、本入力装置4に対する加圧/減圧
による形状変化を、忠実に、コンピュータ29を通じて
ディスプレイ30上の仮想立体物においても表現させる
ことができる。
【0038】なお、本実施形態では、入力装置4に対す
る操作(加圧/減圧)が人間の手により行なわれること
を想定して述べたが、このような入力装置4に対する操
作は人間の手以外のものによって行なわれてもよい。ま
た、最近のゲーム機においては、入力情報としてアナロ
グ信号を取り入れるものも提案されているが、このよう
なものに対しては、A/D変換器28のあとにD/A変
換器を接続し、このD/A変換器の出力を入力するよう
にすればよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電極付
圧抵抗フィルムによれば、導電方向が面部に対し交差
する方向となるように導電粒子を成形配列したシート状
感圧抵抗部材としての導電フィルムと、この導電フィル
を保護するための保フィルムと、銅部材からなる電
極パターン上に銀系部材を重ね合わせてなる電極をシー
ト状基板上に有する電フィルムとをそなえ、導電フィ
ルムの一面が保フィルムに接合されるとともに、導電
フィルムの他面が電フィルムの電極側の面に接合され
ているので、特に、電フィルムの電極パターンの変形
に対する耐久性を大幅に向上させることができる。従っ
て、本フィルムを任意の形状に成形することが可能にな
る。
【0040】また、本発明の電極付き感圧抵抗フィルム
によれば、具体的に、上記の導電フィルムとして、導電
粒子を樹脂材に混入したものをシート状に成形する際に
面幅方向に引張力をかけることにより導電方向が面部に
対し直交する方向となるように導電粒子を成形配列させ
た感圧抵抗部材を使用するので、外圧の増減を、極めて
効率的に、電極フィルムの電極へ伝達することができ、
これにより、本フィルムに対する加圧/減圧の検出感度
が大幅に向上する。
【0041】さらに、本発明の電極付き感圧抵抗フィル
によれば、上記の導電フィルムの一面が熱処理を施す
ことにより上記の保フィルムと一体に接合されている
ので、電フィルムの耐久性のみならず、導電フィルム
自体の耐久性も大幅に向上する。また、本発明の電極付
き感圧抵抗フィルムによれば、具体的に、上記の電
ィルムとして、銅箔製エッチング電極パターン上に銀合
金からなるペースト材を印刷処理を施すことにより重ね
合わせ更に熱処理を施して電極を構成しこの電極をシー
ト状基板上に有する電極フィルムが使用されるので、確
実に、電極パターン自体の耐久性が向上するとともに、
電極に対するハンダ付けなどの処理も極めて容易に行な
うことができるようになる。
【0042】さらに、本発明の電極付き感圧抵抗フィル
の製造方法によれば、熱処理を施すことにより、導電
方向が面部に対し交差する方向となるように導電粒子を
成形配列したシート状感津抵抗部材としての導電フィル
の一面に、この導電フィルムを保護するための保
ィルムを一体に接合したものと、シート状基板上の銅部
材からなる電極パターン上に銀系部材を重ね合わせ更に
熱処理を施して電極を構成した電フィルムとを用意し
て、導電フィルムの他面に、電フィルムの電極側の面
を接合するので、極めて単純な工程で、所望の耐久性を
有し、任意の形状に成形することが可能な電極付き感
抵抗フィルムを製造することができ、コスト面で非常に
有利となる。
【0043】また、本発明の電極付き感圧抵抗フィルム
を用いた3次元入力装置によれば、X方向に延在する
数のX方向電極と、X方向電極に対し直交しY方向に延
在する複数のY方向電極と、上記のX方向電極及びY方
向電極以外の部分に設けられる複数のZ方向電極とを有
し、且つ、上記のX方向電極,Y方向電極及びZ方向電
極が相互に絶縁されてなる、電極付き感圧抵抗フィルム
を具備し、この電極付き感圧抵抗フィルムにおける上記
のX方向電極,Y方向電極及びZ方向電極のそれぞれ
に、3次元入力のための検出情報取り出し線が接続され
ているので、本入力装置を任意の形状に成形して加圧/
減圧することにより、その形状に応じた3次元入力のた
めの検出情報を外部の装置へ入力することができる。従
って、本入力装置への操作に対して即時にその反応を表
示装置上の仮想物体などに反映させることができ、人の
各種感覚に関するモードチャンネルの広帯域性,即時
性,多チャンネル性,同時性及び身体的拘束条件が少な
いなどの利点を最大限に生かすことができる。
【0044】さらに、本発明の電極付き感圧抵抗フィル
を用いた3次元入力装置によれば、上記のZ方向
が、上記のX方向電極及びY方向電極で囲まれるエリア
内に設けられるので、本入力装置のX,Y,Z方向に対
する分解能が大幅に向上し、3次元入力のための検出情
報をより精度高く検出することができる。
【0045】また、本発明の電極付き感圧抵抗フィルム
を用いた3次元入力装置によれば、上記の電極付き感
抵抗フィルムを、所定の立体形状、例えば、表示装置に
表示される仮想立体物と相似の立体形状を有する入力装
置として構成し、外部押圧入力により変形復元可能なよ
うに構成すれば、特に、本入力装置に対する加圧/減圧
による形状変化を、忠実に、表示装置上の仮想立体物に
おいても表現させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するための模式図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態としての電極付き感圧抵抗
フィルムの模式的断面図であり、図1におけるA−A断
面図である。
【図3】本発明の一実施形態としての電極フィルムの電
極表面を拡大した模式図である。
【図4】本発明の一実施形態としての電極付き感圧抵抗
フィルムの荷重−抵抗値特性の一例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態としての電極付き感圧抵抗
フィルムの製造方法を説明するための模式図である。
【図6】本発明の一実施形態としての電極付き感圧抵抗
フィルムの製造方法を説明するための模式図である。
【図7】本発明の一実施形態としての3次元入力装置の
構成を展開して示す模式的平面図である。
【図8】本発明の一実施形態としての3次元入力装置に
おける電極の絶縁処理を説明するための模式図である。
【図9】本発明の一実施形態としての3次元入力装置を
用いたバーチャルリアリティシステムの一例を説明する
ための模式図である。
【図10】本発明の一実施形態としての3次元入力装置
を球状に成形した模式図である。
【図11】本発明の一実施形態としての3次元入力装置
を用いたバーチャルリアリティシステムの動作を説明す
るための模式図である。
【符号の説明】
1 感圧抵抗フィルム 2 電極フィルム(シート状電極部材) 3 電極付き感圧抵抗フィルム(電極付きシート状感圧
抵抗部材) 4 3次元入力装置 11 導電フィルム(シート状感圧抵抗部材) 12 保護フィルム(シート状保護部材) 21 基板 22 電極 22X X方向電極 22Y Y方向電極 22Z Z方向電極 23 銅部材(銅箔:Cu) 24 銀系部材(銀合金:Ag) 25 検出情報取り出し線 26 絶縁体 27 マルチプレクサ 28 A/D変換器 29 コンピュータ 30 ディスプレイ(表示装置) 111 導電粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033 H01C 10/10 H01B 5/16

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電方向が面部に対し交差する方向とな
    るように導電粒子を成形配列したシート状感圧抵抗部材
    としての導電フィルムと、 該導電フィルムを保護するための保フィルムと、 銅部材からなる電極パターン上に銀系部材を重ね合わせ
    てなる電極をシート状基板上に有する電フィルムとを
    そなえ、 該導電フィルムの一面が該保フィルムに接合されると
    ともに、該導電フィルムの他面が該電フィルムの電極
    側の面に接合されていることを特徴とする、電極付き感
    圧抵抗フィルム
  2. 【請求項2】 該導電フィルムとして、導電粒子を樹脂
    材に混入したものをシート状に成形する際に面幅方向に
    引張力をかけることにより導電方向が面部に対し直交す
    る方向となるように導電粒子を成形配列させた感圧抵抗
    部材が使用されることを特徴とする、請求項1記載の電
    極付き感圧抵抗フィルム
  3. 【請求項3】 該導電フィルムの一面が熱処理を施すこ
    とにより該保フィルムと一体に接合されていることを
    特徴とする、請求項1記載の電極付き感圧抵抗フィル
  4. 【請求項4】 該電フィルムとして、銅箔製エッチン
    グ電極パターン上に銀合金からなるペースト材を印刷処
    理を施すことにより重ね合わせ更に熱処理を施して電極
    を構成し該電極を該シート状基板上に有する電極部材が
    使用されていることを特徴とする、請求項1記載の電極
    き感圧抵抗フィルム
  5. 【請求項5】 導電方向が面部に対し交差する方向とな
    るように導電粒子を成形配列したシート状感圧抵抗部材
    としての導電フィルムの一面に、該導電フィルムを保護
    するための保フィルムを熱処理を施すことにより一体
    に接合したものと、シート状 基板上の銅部材からなる電極パターン上に銀系
    部材を重ね合わせ更に熱処理を施して電極を構成した電
    フィルムとを用意して、 該導電フィルムの他面に、該電フィルムの電極側の面
    を接合することを特徴とする、電極付き感圧抵抗フィル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電方向が面部に対し交差する方向とな
    るように導電粒子を成形配列したシート状感圧抵抗部材
    としての導電フィルムと、該導電フィルムを保護するた
    めに該導電フィルムの一面に接合された保フィルム
    と、銅部材からなる電極パターン上に銀系部材を重ね合
    わせてなる電極をシート状基板上に有し該導電フィルム
    の他面にその電極側の面が接合された電フィルムとを
    そなえ、該電フィルムが、X方向に延在する複数の
    方向電極と、該X方向電極に対し直交しY方向に延在す
    複数のY方向電極と、上記のX方向電極及びY方向電
    極以外の部分に設けられる複数のZ方向電極とを有し、
    且つ、上記のX方向電極,Y方向電極及びZ方向電極が
    相互に絶縁されてなる、電極付き感圧抵抗フィルムを具
    備し、 該電極付き感圧抵抗フィルムにおける上記のX方向電
    極,Y方向電極及びZ方向電極のそれぞれに、3次元入
    力のための検出情報取り出し線が接続されていることを
    特徴とする、電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元
    入力装置。
  7. 【請求項7】 該Z方向極が、上記のX方向電極及び
    Y方向電極で囲まれるエリア内に設けられることを特徴
    とする、請求項6記載の電極付き感圧抵抗フィルムを用
    いた3次元入力装置。
  8. 【請求項8】 該電極付き感圧抵抗フィルムが、所定の
    立体形状を有する入力装置として構成されていることを
    特徴とする、請求項6記載の電極付き感圧抵抗フィルム
    を用いた3次元入力装置。
  9. 【請求項9】 該電極付き感圧抵抗フィルムが、表示装
    置に表示される仮想立体物と相似の立体形状を有する入
    力装置として構成されていることを特徴とする、請求項
    8記載の電極付き感圧抵抗フィルムを用いた3次元入力
    装置。
  10. 【請求項10】 所定の立体形状の入力装置として構成
    された該電極付き感圧抵抗フィルムが、外部押圧入力に
    より変形復元可能なように構成されていることを特徴と
    する、請求項8記載の電極付き感圧抵抗フィルムを用い
    た3次元入力装置。
  11. 【請求項11】 該検出情報取り出し線が、上記の各電
    極に対応して設けられたマルチプレクサに接続されるこ
    とを特徴とする、請求項6記載の電極付き感圧抵抗フィ
    ルムを用いた3次元入力装置。
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