JP3401340B2 - 薬剤溶解・注入システム - Google Patents
薬剤溶解・注入システムInfo
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Description
バイアル瓶内の薬剤の溶解、注入システムに関するもの
である。
生剤等の薬剤の溶解には、次の3通りの方法が取られて
いた。 溶解液の入った薬液容器からシリンジで溶解液を吸入
し、この溶解液をシリンジの針からバイアル瓶のゴム栓
を介して注入し、溶解した抗生材入りの薬液をシリンジ
で再度溶解液入りの容器にもどす。 溶解液の入った容器とバイアル瓶とを連結針で連結
し、溶解液入り容器を上にし、バイアル瓶内に溶解液を
注入し、溶解後、バイアル瓶を上にして溶解後の薬液を
溶解液入りの容器へもどす。(溶解液入り容器に連結針
があらかじめ設けられているタイプも含む。) 抗生剤入りのバイアル瓶と溶解液入りの容器とが針を
連通部材としてキット化されているタイプであって、バ
イアル瓶を収納したホルダー内のバイアル瓶を動かして
連結針をバイアル瓶と薬液容器のそれぞれのゴム栓を連
結させ、バイアル瓶内に溶解液を注入後は、と同様に
して、バイアル瓶内の薬液を溶解液入りの薬液容器にも
どす。 以上の方法で溶解が完了するが、これらの薬液容器の薬
液を患者に点滴するには、さらに点滴セットを薬液容器
に連結する作業が必要であった。
等の薬剤を溶解、注入するには、少なくとも2回以上の
針の連結が必要であり、前述のを除いては、一度刺し
た針を抜いた後に薬液容器に点滴セットを連結する作業
が必要である。院内感染等を考慮すると安全性に問題を
有していた。
納められ、溶解液の入った薬液容器と一体化されたキッ
トとなっているのタイプは、他の方法に比べ、針の差
す回数が少なく、針を抜く作業の無い点においては、有
利に思われるが、その反面、あらかじめ決まった抗生剤
がホルダー内に入れられキットとなっているので、在庫
していたキットが目的とする抗生剤と異なる種類の場合
には、使用できないなど、多種に渡る抗生剤をのタイ
プでそろえるのは、ユーザーの負担が増えるなどの問題
があり、さらに注入に際しては、、と同様に、点滴
セットを連結する必要があった。
ル瓶内に封入された薬剤を溶解後、点滴を行うことので
きる薬剤溶解・注入システム(1a)であって、薬液容
器(1)の上端と下端にシール部(3a、3b)が形成
され、 前記上端シール部(3a)を介してバイアル瓶収
納袋(9)が一体に形成され、前記下端シール部(3
b)に排出口(11)を装着し、当該排出口(11)に
内部に連通ピース(13)を配置した連結チューブ(1
2)を介して点滴セット部(A)を連結し、 前記点滴セ
ット部(A)は、点滴筒(14)、途中にクランプ(1
6)を装着した点滴チューブ(15)、静脈針(17)
から構成され、 前記上端シール部(3a)に薬剤連通口
(2)が装着され、 前記薬剤連通口(2)に連通チュー
ブ(4)が接続され、 前記連通チューブ(4)の内部に
連通ピース(5)を配置するとともに、先端に針キャッ
プ(8)を被冠した針(6)を装着した薬剤溶解・注入
システム(1a)を提供する。 [2]本発明は、バイアル瓶内に封入された薬剤を溶解
後、点滴を行うことのできる薬剤溶解・注入システム
(2a)であって、 薬液容器(21)の上端と下端にシ
ール部(23a、23b)が形成され、 前記上端シール
部(23a)を介してバイアル瓶収納袋(29)が一体
に形成され、 前記下端シール部(23b)に排出口(3
1)を装着し、当該排出口(31)に内部に連通ピース
(33)を配置した連結チューブ(32)を介して点滴
セット部(B)を連結し、 前記点滴セット部(B)は、
点滴筒(34)、途中にクランプ(36)を装着した点
滴チューブ(35)、静脈針(37)から構成され、 前
記上端シール部(23a)に連通管(24)が装着さ
れ、 前記連通管(24)にゴム栓(25)を装着し、 前
記ゴム栓(25)の天面にタンパーシールフィルム(2
8)をシールした薬剤溶解・注入システム(2a)を提
供する。
1aの一実施例を示すものである。
より薬液容器1が形成され、薬液容器1の上端にバイア
ル瓶収納袋9が一体に設けられている。バイアル瓶収納
袋8内には、シール部3aの中央の薬剤連通口2に連通
チューブ4が接続されており、連通チューブ4の内部、
先端部には、それぞれ連通ピース5、針6が設けられて
いる。また、バイアル瓶収納袋9には、ハンガー穴10
が開けられている。薬液容器1の下端には、連結チュー
ブ12により、点滴筒14、点滴チューブ15、クラン
プ16、静脈針17から構成される点滴セット部Aが連
結されている。連結チューブ12内には連通ピース13
が配置され、シール部3bの中央部に溶解液排出口11
が接続されている。
て、バイアル瓶中の薬剤を溶解、注入方法の一例を図2
(図1の薬液溶解・注入システム1aの使用時の該略
図)に基ずいて説明する。バイアル瓶収納袋9内にバイ
アル瓶18を装填し、針6にバイアル瓶18のゴム栓1
9を貫通させた後、薬剤連通チューブ4の連通ピース5
を破断し、薬液容器1内の薬液の一部を落差を利用して
バイアル瓶18に注入し、バイアル瓶18内の薬剤を良
く溶解して溶解液とした後、バイアル瓶18内の溶解液
を落差にて薬液容器1に移送して、残りの薬液と混合す
る。そして、クランプ16を閉めた後、連結チューブ1
2内の連通ピース13を破断し、点滴筒14をポンピン
グし、適量の溶解液を点滴筒14内に導入した後、クラ
ンプ16を調整、解放し、点滴チューブ15、静脈針1
7の順に溶解液を通して、患者の静脈に静脈針17を穿
刺する。
2aの別の一実施例を示すものである。
1の薬剤溶解・注入システム1aの連通チューブ4、連
通ピース5及び、針6よりなる連通部材7の代わりに、
連通管24、ゴム栓25、ゴム栓キャップ26よりなる
連通部材27が設けられている。そして、ゴム栓25の
カバーとして、ゴム栓25の天面にタンパーシールフィ
ルム28がシールされている。
て、バイアル瓶38中の薬剤を溶解、注入するには、図
4に示すように、注入前にタンパーシールフィルム28
を剥ぎ、ゴム栓25に両端針38の下側を刺した後、両
端針40の上側にバイアル瓶38のゴム栓39を刺し
て、薬液容器21とバイアル瓶38とを連通する。そし
て、薬液容器21内の薬液の一部を落差を利用して注入
し、バイアル瓶38内の薬剤を良く溶解して溶解液とし
た後、バイアル瓶38内の溶解液を落差にて薬液容器2
1に移送して、残りの薬液と混合する。そして、クラン
プ36を閉めた後、連結チューブ32内の連通ピース3
3を破断し、点滴筒34をポンピングし、適量の溶解液
を点滴筒34内に導入した後、クランプ36を調整、解
放し、点滴チューブ35、静脈針37の順に溶解液を通
して、患者の静脈に静脈針37を穿刺する。なお、図
1、図3に示した薬液容器1、21とバイアル瓶収納容
器9、29は、一体のインフレチューブから、製造する
ことができるが、薬液容器1、21とバイアル瓶収納容
器9、29を別々のインフレーションチューブから製造
し、これらの端部を溶着してシール部3a、23aを介
して一体に結合することもできる。さらに、薬液容器
1、21およびバイアル瓶収納容器9、29は前記イン
フレーションチューブに代えて二枚のシートから製造す
ることもできる。
の溶解から患者への注入までの一連の作業時、針の差す
回数が少なく、院内感染等の問題に対し、安全かつ簡便
に行える。さらに、あらかじめ決まった薬剤と組み合わ
されていないので、薬剤の種類に関わらず使用が可能で
あるので、在庫の管理やスペースの点で利点を有してい
る。
Claims (2)
- 【請求項1】バイアル瓶内に封入された薬剤を溶解後、
点滴を行うことのできる薬剤溶解・注入システム(1
a)であって、薬液容器(1)の上端と下端にシール部(3a、3b)
が形成され、 前記 上端シール部(3a)を介してバイアル瓶収納袋
(9)が一体に形成され、前記下端シール部(3b)に排出口(11)を装着し、
当該排出口(11)に内部に連通ピース(13)を配置
した連結チューブ(12)を介して点滴セット部(A)
を連結し、 前記点滴セット部(A)は、点滴筒(14)、途中にク
ランプ(16)を装着した点滴チューブ(15)、静脈
針(17)から構成され、 前記上端シール部(3a)に薬剤連通口(2)が装着さ
れ、 前記薬剤連通口(2)に連通チューブ(4)が接続さ
れ、 前記連通チューブ(4)の内部に連通ピース(5)を配
置するとともに、先端に針キャップ(8)を被冠した針
(6)を装着 したことを特徴とする薬剤溶解・注入シス
テム(1a)。 - 【請求項2】バイアル瓶内に封入された薬剤を溶解後、
点滴を行うことのできる薬剤溶解・注入システム(2
a)であって、 薬液容器(21)の上端と下端にシール部(23a、2
3b)が形成され、 前記上端シール部(23a)を介してバイアル瓶収納袋
(29)が一体に形成され、 前記下端シール部(23b)に排出口(31)を装着
し、当該排出口(31)に内部に連通ピース(33)を
配置した連結チューブ(32)を介して点滴セット部
(B)を連結し、 前記点滴セット部(B)は、点滴筒(34)、途中にク
ランプ(36)を装着した点滴チューブ(35)、静脈
針(37)から構成され、 前記上端シール部(23a)に連通管(24)が装着さ
れ、 前記連通管(24)にゴム栓(25)を装着し、 前記ゴム栓(25)の天面にタンパーシールフィルム
(28)をシールした、 ことを特徴とする薬剤溶解・注
入システム(2a)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28710194A JP3401340B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 薬剤溶解・注入システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28710194A JP3401340B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 薬剤溶解・注入システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126684A JPH08126684A (ja) | 1996-05-21 |
JP3401340B2 true JP3401340B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=17713079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28710194A Expired - Fee Related JP3401340B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 薬剤溶解・注入システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3401340B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5030677B2 (ja) * | 2006-08-22 | 2012-09-19 | カルソニックカンセイ株式会社 | 熱交換器のタンク構造 |
RU2616261C2 (ru) * | 2011-12-29 | 2017-04-13 | Оцука Фармасьютикал Фэктори, Инк | Защитная оболочка, защитный модуль, снабженный такой оболочкой, система подачи лекарственного раствора и способ подачи лекарственного раствора |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP28710194A patent/JP3401340B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08126684A (ja) | 1996-05-21 |
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