JP3397614B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3397614B2 JP00855297A JP855297A JP3397614B2 JP 3397614 B2 JP3397614 B2 JP 3397614B2 JP 00855297 A JP00855297 A JP 00855297A JP 855297 A JP855297 A JP 855297A JP 3397614 B2 JP3397614 B2 JP 3397614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の固体撮像装置の一例を示し
た縦断面図であり、図4に示したように従来の固体撮像
装置は、セラミックやプラスチック等からなるパッケー
ジ40を備えている。このパッケージ40の中央部には
凹部41が形成されており、この凹部41の底面には、
エポキシ等からなる接着剤42によって固体撮像素子4
3が固着されている。また、パッケージ40には42ア
ロイ等からなるリードフレーム44が設けられており、
このリードフレーム44は、アルミ等からなるワイヤー
45を介して固体撮像素子43に電気的に接続されてい
る。さらに、パッケージ40の上面には、エポキシ等か
らなる接着剤46によって、ガラス等の透光性材料で形
成された光学窓部材47が固着されている。この光学窓
部材47は、パッケージ40の内部空間48を外界から
気密に隔離すると共に固体撮像素子43及びワイヤー4
5を保護している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固体
撮像装置は以下に列挙するような種々の問題点を有して
いる。
【0004】第1に、従来の固体撮像装置においては、
装置の小型化・薄型化を図ることが困難である。装置の
小型化・薄型化を妨げる第1の理由は、パッケージの内
部空間の気密性を保持するために、光学窓とパッケージ
との接着部分の面積を一定面積以上確保しなければなら
ないことである。また、第2の理由は、リードフレーム
と固体撮像素子とを接続するワイヤーをボンディング装
置で結線する際には、ボンディング強度を保持し、且つ
ワイヤーが固体撮像素子上の他の配線若しくは他のワイ
ヤーに接触しないようなワイヤー形状を保持するため
に、固体撮像素子とリードフレームとの離間距離を一定
長さ以上確保しなければならないことである。さらに、
第3の理由は、ワイヤーの形状を確保するために、固体
撮像素子の上面と光学窓の下面との離間距離も一定値以
上を確保しなければならないことである。
【0005】第2に、従来の固体撮像装置においては、
固体撮像素子の受光部の位置精度を確保することが困難
である。このように固体撮像素子の受光部の位置精度確
保を困難にする理由は次の通りである。固体撮像装置の
実装は、パッケージの外形若しくは特定リードピンを基
準として行われるため、固体撮像素子の受光部とパッケ
ージの外形若しくは特定リードピンとの位置決め精度の
確保が重要である。しかしながら、従来の固体撮像装置
においては、この位置決め精度は±0.4乃至0.7m
m程度の公差を含んでいるため、固体撮像素子の受光部
の位置精度を確保しようとしても自ずから限界がある。
また、光学系部品の位置合わせをする際には光学窓の上
面やパッケージの底面を基準面とすることから、図4に
例示した固体撮像素子受光面B2と光学窓上面B3との
平行度、或いは固体撮像素子受光面B2とパッケージ底
面B1との平行度もやはり重要である。しかしながら、
固体撮像素子とパッケージとの接着、或いはパッケージ
と光学窓との接着においては厚み管理が困難な接着剤が
使用されているために上記平行度の確保が困難であり、
さらに、各構成部品は寸法公差を含んでいるので上記平
行度の確保はますます難しくなっている。
【0006】第3に、従来の固体撮像装置はその構成部
品の点数が多いため、構成部品の製造コストや、それら
を組み立てる際の組立コストが増大し、固体撮像装置の
低廉化が困難である。
【0007】本発明は、上述した種々の問題点に鑑みて
なされたのであり、その目的は、装置全体を小型化・薄
型化することが可能であり、固体撮像素子受光部の位置
精度の確保が容易であり、低廉化を図ることができる固
体撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明による固体撮像装
置は、固体撮像素子を内部に収納するための素子収納用
凹部を有し、透光性材料によって形成された光学窓部材
と、前記光学窓部材の内面上に形成された素子用配線
と、前記素子収納用凹部の内部に収納された固体撮像素
子と、前記固体撮像素子と前記素子用配線との間を電気
的に接続するバンプと、前記素子収納用凹部に前記固体
撮像素子を樹脂封止する封止樹脂層と、を備え、前記素
子収納用凹部に前記固体撮像素子を樹脂封止する際に前
記固体撮像素子の受光部に素子封止用樹脂が回り込まな
いようにするために、前記光学窓部材の内面にダム部材
を突設させたことを特徴とする。
【0009】
【0010】また、好ましくは、固体撮像装置は、前記
固体撮像素子の裏面側に非透湿性材料で形成された防湿
部材を配置し、前記防湿部材は、前記素子収納用凹部の
内部に樹脂封止される
【0011】また、好ましくは、固体撮像装置は、前記
バンプは、前記固体撮像素子又は前記素子用配線に熱圧
着される
【0012】また、好ましくは、固体撮像装置は、前記
素子用配線は、前記光学窓部材の内面上に導電性材料を
蒸着及びメッキのいずれかの方法によって付着して形成
れる
【0013】また、好ましくは、固体撮像装置は、前記
固体撮像素子は透明樹脂を用いて樹脂封止される
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
る固体撮像装置の概略構成を示した縦断面図である。図
1に示したように本実施形態による固体撮像装置は、ガ
ラスやプラスチック等の透光性材料によって形成された
光学窓部材1を備え、この光学窓部材1は全体として略
カップ状をなしている。この光学窓部材1は、固体撮像
素子2を内部に収納した素子収納用凹部3を有し、固体
撮像素子2は、透明樹脂の硬化物よりなる封止樹脂層4
によって外界から気密に隔離され、素子収納用凹部3の
内部に気密に封止されている。光学窓部材1の内面5上
には、金(Au)等の導電性材料を蒸着やメッキ等の方
法で付着することによって素子用配線6が形成されてい
る。この素子用配線6は、金(Au)等で形成されたバ
ンプ7を介して固体撮像素子2に電気的に接続されてお
り、バンプ7は固体撮像素子2又は素子用配線6のいず
れかに熱圧着されている。なお、図1において符号L
は、光学窓部材1及び封止樹脂層4を通過して固体撮像
素子2に入射する入射光を示している。
【0015】次に、本実施形態による固体撮像装置の製
造方法について説明する。
【0016】素子用配線6又は固体撮像素子2のいずれ
かに予めバンプ7を設け、このバンプ7を固体撮像素子
2又は素子用配線6のいずれかにインナーリードボンデ
ィング技術で熱圧着する。この熱圧着に際しては、固体
撮像素子2と特定リードとの間で位置決めがなされる
が、その位置決め精度は±0.1mm程度であり、接着
剤を使用する従来の方法に比べると位置決め精度は格段
に向上している。このようにして、素子収納用凹部3の
内部の所期の位置に固体撮像素子2を固定的に設置す
る。
【0017】次に、素子収納用凹部3の内部にエポキシ
等からなる素子封止用樹脂を流し込み、加熱若しくは紫
外線(UV)照射等によって素子封止用樹脂を硬化させ
封止樹脂層4を形成する。なお、素子封止用樹脂の硬化
方法については、使用した樹脂の特性に応じて最適の方
法を用いる。このようにして、固体撮像素子2は光学窓
部材1の素子収納用凹部3の内部に気密に封止される。
【0018】以上述べたように本実施形態による固体撮
像装置によれば、樹脂封止によって固体撮像素子2の周
囲の気密性を確保するようにしたので、図4を参照して
説明した従来の固体撮像装置のようにパッケージ40と
光学窓部材47との間の接着面積を確保する必要がな
く、このため、固体撮像装置を小型化することができ
る。
【0019】また、本実施形態による固体撮像装置によ
れば、光学窓部材1の内面5上に形成した素子用配線6
をバンプ7を介して固体撮像素子2に接続するようにし
たので、図4に示した従来の固体撮像装置のようにリー
ドフレーム44と固体撮像素子43との間を連結するワ
イヤー45が不要となる。このため、固体撮像素子2と
光学窓部材1との間にスペースを確保する必要がなくな
り、固体撮像装置を薄型化することができる。
【0020】さらに、本実施形態による固体撮像装置に
よれば、インナーリードボンディング技術によって固体
撮像素子2を光学窓部材1に直接的に接続するようにし
たので、図4に示した従来の固体撮像装置にように接着
剤42、46を使用する必要がなく、しかも、固体撮像
装置を構成する部品の点数を従来よりも少なくすること
ができる。このため、固体撮像素子2の位置精度を大幅
に向上させることができると共に、固体撮像素子受光面
A2と光学窓上面A3との平行度、及び固体撮像素子受
光面A2と光学窓底面A1との平行度のいずれをも十分
に確保することができる。
【0021】また、本実施形態による固体撮像装置によ
れば、従来の固体撮像装置に比べて構成部品の点数が少
ないため、構成部品の製造コストやそれらの組立コスト
が減少し、固体撮像装置の低廉化を図ることができる。
【0022】第1変形例 次に、上記実施形態の第1変形例による固体撮像装置に
ついて図2を参照して説明する。
【0023】図2に示したように本変形例による固体撮
像装置は、光学窓部材1の内面5にダム部材20が突設
されている。そして、このダム部材20は、光学窓部材
1の素子収納用凹部3に固体撮像素子2を樹脂封止する
際に、素子封止用樹脂が固体撮像素子2の受光部21に
回り込むことを防止する。なお、本変形例においては、
固体撮像素子2の受光部21に素子封止用樹脂が回り込
まないようにしたので、素子封止用樹脂には必ずしも透
明樹脂を用いる必要はなく、不透明な樹脂を使用するこ
ともできる。
【0024】このように本変形例による固体撮像装置に
よれば、ダム部材20によって固体撮像素子2の受光部
21に素子封止用樹脂が回り込むことを防止できるの
で、固体撮像素子2の受光部21に感度向上を目的とし
たマイクロレンズ(図示せず)が設けられている場合で
も、固体撮像素子2の性能が損なわれることがない。
【0025】第2変形例 次に、上記実施形態の第2変形例による固体撮像装置に
ついて図3を参照して説明する。
【0026】図3に示したように本変形例による固体撮
像装置は、固体撮像素子2の裏面31側に42アロイ等
の非透湿性材料で形成された板状の防湿部材30が離間
して配置されている。この防湿部材30は、固体撮像素
子2を保護する素子封止用樹脂を硬化させた後に、素子
収納用凹部3の内部に配置され、さらに樹脂を流し込ん
で硬化することによって固定されたものである。
【0027】このように本変形例による固体撮像装置に
よれば、固体撮像素子2の裏面31側に非透湿性の防湿
部材30を設けたので、固体撮像装置の耐湿性を大幅に
向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明による固体撮像
装置によれば、樹脂封止によって固体撮像素子の周囲の
気密性を確保し、光学窓部材の内面上に形成した素子用
配線をバンプを介して固体撮像素子に接続するようにし
たので、固体撮像装置を小型化・薄型化することがで
き、固体撮像素子受光部の位置精度の確保が容易であ
り、装置の低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による固体撮像装置の概略
構成を示した縦断面図。
【図2】図1に示した実施形態の第1変形例による固体
撮像装置の概略構成を示した縦断面図。
【図3】図1に示した実施形態の第2変形例による固体
撮像装置の概略構成を示した縦断面図。
【図4】従来の固体撮像装置の概略構成を示した縦断面
図。
【符号の説明】
1 光学窓部材 2 固体撮像素子 3 素子収納用凹部 4 封止樹脂層 5 光学窓部材の内面 6 素子用配線 7 バンプ 20 ダム部材 21 固体撮像素子の受光部 30 防湿部材 31 固体撮像素子の裏面

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体撮像素子を内部に収納するための素子
    収納用凹部を有し、透光性材料によって形成された光学
    窓部材と、 前記光学窓部材の内面上に形成された素子用配線と、 前記素子収納用凹部の内部に収納された固体撮像素子
    と、 前記固体撮像素子と前記素子用配線との間を電気的に接
    続するバンプと、 前記素子収納用凹部に前記固体撮像素子を樹脂封止する
    封止樹脂層と、を備え 前記素子収納用凹部に前記固体撮像素子を樹脂封止する
    際に前記固体撮像素子の受光部に素子封止用樹脂が回り
    込まないようにするために、前記光学窓部材の内面を突
    出させてダム部材とした ことを特徴とする固体撮像装
    置。
  2. 【請求項2】前記固体撮像素子の裏面側に非透湿性材料
    で形成された防湿部材を配置し、 前記防湿部材は、前記素子収納用凹部の内部に樹脂封止
    されたことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記バンプは、前記固体撮像素子又は前記
    素子用配線に熱圧着されたことを特徴とする請求項1
    は2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記素子用配線は、前記光学窓部材の内面
    上に導電性材料を蒸着及びメッキのいずれかの方法によ
    って付着して形成されたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項のいずれか一項に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記固体撮像素子は透明樹脂を用いて樹脂
    封止されたことを特徴とする請求項1乃至請求項のい
    ずれか一項に記載の固体撮像装置。
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