JP3396678B2 - オーニング - Google Patents

オーニング

Info

Publication number
JP3396678B2
JP3396678B2 JP2001212599A JP2001212599A JP3396678B2 JP 3396678 B2 JP3396678 B2 JP 3396678B2 JP 2001212599 A JP2001212599 A JP 2001212599A JP 2001212599 A JP2001212599 A JP 2001212599A JP 3396678 B2 JP3396678 B2 JP 3396678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
awning
arm portion
parasol
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001212599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003024117A (ja
Inventor
安徳 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takano Co Ltd
Original Assignee
Takano Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takano Co Ltd filed Critical Takano Co Ltd
Priority to JP2001212599A priority Critical patent/JP3396678B2/ja
Publication of JP2003024117A publication Critical patent/JP2003024117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3396678B2 publication Critical patent/JP3396678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーニングに関す
る。さらに詳述すると、本発明は、パラソル等の日除け
部材を支持するアーム部を折り畳むことができるオーニ
ングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、パラソル10
2と、パラソル102を吊り下げるためのアーム部10
3と、アーム部103を支持するアーム部105とこれ
を支持する支柱104とを備えるオーニング(日除け)
101がある。アーム部103は、パラソル102が支
障なく展開できるように支柱104から十分離れた位置
でパラソル102を支持するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオーニング101では、使わない時には場所
を取り邪魔な存在となってしまう。即ち、パラソル10
2が閉じられ又は取り外されアーム部103,105が
折り畳まれても、アーム部103の長さはパラソル10
2の総長より長く、また支柱104は更に長く、オーニ
ング101は冬季など長期間使用しない場合は、屋内例
えば物置等に収納されるが、アーム部103や支柱10
4が長いため収納が困難である。
【0004】そこで本発明は、不使用時にアーム部をパ
ラソルの折り畳み時の総長より短くして小さく収納でき
るオーニングを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、日除け部材と、この日除け
部材を支持するアーム部と、アーム部を支持する支柱と
を備えるオーニングにおいて、アーム部が、日除け部材
を先端で支持する第1リンクと、回り対偶によって第1
リンクの途中と支柱とを連結する第2リンクと、クラン
ク部を有し該クランク部により第1リンクの端を回転可
能に支持するとともに支柱に回転可能に接続される第3
リンクとを備えるようにしている。
【0006】したがって、第3リンクあるいは第2リン
クのいずれか一方、例えば第3リンクを支柱から離すよ
うに回転させると、この第3リンクの動きを受けて第1
リンクを介して連結されている第2リンクも支柱から離
れるように回転する。さらに、第2リンクと第3リンク
との当該回転により、第1リンクがその先端を支柱から
突出するように、第3リンクのクランク部に端を支持さ
れながら第3リンク及び第2リンクに対して回転する。
以上の動作により、アーム部が支柱から伸びた状態とな
る。一方、アーム部を伸展させる場合と逆方向に第3リ
ンクを支柱に対して近づけるように回転させると、第1
リンクを介して、第2リンクも支柱に対して近づくよう
に回転する。さらに、当該第2リンクと第3リンクとの
回転に連動して、第1リンクが支柱に添うように第2リ
ンク及び第3リンクに対して回転する。これにより、ア
ーム部が折り畳まれた状態となる。なお、第3リンクを
支柱に対して回転させることで、アーム部を曲げ伸ばす
ようにしているが、第2リンクを支柱に対して回転させ
ることによっても、同様にアーム部を曲げ伸ばすことは
可能である。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のオ
ーニングにおいて、アーム部の第1から第3の各リンク
同士あるいはこれらと他の部材との間を連結する回り対
偶が分解可能に構成されるようにしている。したがっ
て、冬季など長期間オーニングを使用しない場合には、
アーム部を分解しかつ支柱から取り外して収納すること
ができる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のオーニングにおいて、日除け部材がパラソルであ
り、該パラソルを開閉させる受骨用ろくろが紐部材を介
して支柱またはアーム部の支柱寄りの部位に接続され
て、アーム部の伸縮とパラソルの開閉とが連動するよう
に構成されている。したがって、アーム部の伸縮操作の
みでパラソルを自動開閉することができる。しかも、ア
ーム部の伸展により支柱からある程度離れたところでパ
ラソルが開き始め、支柱から十分離れた位置でパラソル
が完全に開くことから、パラソルが支障なく展開でき
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載のオーニングにおいて、日除け部材が、自動巻き取
り機構を備える巻き取りローラとこれに巻き取られるシ
ート状日除け生地から成り、巻き取りローラを支柱側あ
るいは第1アームの先端のいずれかに支持させると共に
シート状日除け生地の先端側を第1アームの先端あるい
は支柱側のいずれかに支持させ、アーム部の展開及び折
り畳みとシート状日除け生地の展開及び巻き取りとが連
動するように構成されている。
【0010】この場合には、アーム部の伸展と共にシー
ト状日除け生地が巻き取りローラから引き出されてアー
ム部の上に張られ、アーム部の折り畳みに伴ってシート
状日除け生地が巻き取りローラに自動的に巻き取られ収
納される。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載のオーニングにおいて、アーム部が、第
2リンク又は第3リンクを支柱に対し回転させる駆動源
を備えるものとしている。この場合、人手によらず駆動
源の働きでアーム部の伸縮を可能にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1から図4に本発明のオーニングの実施
の一形態を示す。この実施形態のオーニング41は、パ
ラソル状の日除け部材(以下、パラソルと呼ぶ)42
と、このパラソル42を支持するアーム部43と、アー
ム部43を支持する支柱44とを備えるものである。そ
して、アーム部43は、パラソル42を先端に吊り下げ
て支持する第1リンク45と、第1リンク45と支柱4
4とを接続する第2リンク46と、クランク部48を有
し該クランク部48により第1リンク45の端を回転可
能に支持するとともに支柱44に回転可能に接続される
第3リンク47とにより折り畳み可能に構成される。
【0014】アーム部43は、三本のリンク45,4
6,47により折り畳み可能に構成される。各リンク4
5,46,47は、アルミニウム製の丸パイプによって
構成されている。そして、各リンク45,46,47と
支柱44とは、回り対偶を構成するジョイント(接続部
材)によってそれぞれ連結されている。互いに回り対偶
によって連結されるように、ヒンジを構成する接続部材
(ジョイント)によって接続されている。なお、接続部
材の材質としては、軽量且つ機械的強度にも優れる耐候
性材料例えばポリアセタール樹脂等の利用が好ましい。
このジョイントは、本実施形態では、例えば1つの突起
を有する雄ジョイント49a,49b,50a,50
b,51aとこの雄ジョイントの突起を受け入れる二股
に割りを入れた雌ジョイント52,51b,53,5
4,55と、これらの重ね合わされた部分を貫通して互
いに回転可能に連結する回転中心となる軸56,57,
60,58,59とから成るヒンジ接続構造である。そ
して、本実施形態の場合には、このヒンジ接続構造の軸
56,57,60,58,59としてボルト及びナット
の締結手段を採用することにより、ジョイントを必要に
応じて分解可能としている。例えば、図5に示すよう
に、第1リンク45の基端側寄りにビス止めなどで固定
された雌ジョイント55と第2リンク46の先端の雄ジ
ョイント50bとはボルト(軸)59で分解可能に連結
され、回転自在に取り付けられている。本実施形態で
は、既存のパイプなどの構造材の利用を図るため、各ジ
ョイントは、リンクや支柱などと別部材で構成してビス
止め等で固定する手法を採用しているが、あらかじめ一
体成形するようにしても良い。
【0015】第1リンク45の先端には、パラソル42
が取り付けられる側を突出させて形成される雄ジョイン
ト49aが例えばねじで取付固定される。更に、この雄
ジョイント49aには、パラソル42を取り付けて支持
するためのパラソル支持部材52が、XZ平面において
回転自由であるように回転軸56を介して取り付けられ
る。第1リンク45の他方の端には雄ジョイント49b
が例えばねじで取付固定される。この雄ジョイント49
bには、第3リンク47のクランク部48がXZ平面に
おいて回転自由であるように回転軸57を介して取り付
けられる。
【0016】第2リンク46の一端には略L字型の雄ジ
ョイント50aが例えばねじで取付固定される。この雄
ジョイント50aは、支柱44の上端近傍に例えばねじ
で取付固定された第1リンク支持部材53に、XZ平面
において回転自由であるように回転軸58を介して取り
付けられる。第2リンク46の他方の端には雄ジョイン
ト50bが例えばねじで取付固定される。この雄ジョイ
ント50bには、接続部材55がXZ平面において回転
自由であるように回転軸59を介して取り付けられる。
この接続部材55は、第1リンク45上に例えばねじで
取付固定される。なお、接続部材55が第1リンク45
上に固定される点は、例えば本実施形態では、アーム部
43が折り畳まれた状態において、第1リンク支持部材
53における回転軸58と、パラソル支持部材52にお
ける回転軸56とのZ方向高さが同一高さとなるように
設定している(図2参照)。
【0017】第3リンク47の一端には雄ジョイント5
1aが取り付けられ、この雄ジョイント51aは、第2
リンク支持部材54に、XZ平面において回転可能であ
るように回転軸60を介して取り付けられる。第2リン
ク支持部材54は、第1リンク支持部材53のZ軸方向
下方に例えばねじで取付固定される。第3リンク47の
他方の端側はクランク部48となる。例えば本実施形態
では、略L字型部材51bを第3リンク47の一端に例
えばねじで取り付けてクランク部48を構成している。
但し、これに限らず例えば一体成形により第3リンク4
7にクランク部48を構成してもよい。
【0018】本実施形態では、回転軸60を中心に第3
リンク47を回転させる図示しない駆動源を備えるよう
にしている。駆動源としては例えば減速ギヤを内蔵する
ギヤードモータで構成される。オーニング41は一般に
屋外で使用されるものであるため、モータは例えば太陽
エネルギーにより充電可能な太陽電池により駆動するも
のが好ましい。尚、回転軸59が嵌め込まれるジョイン
ト50bの孔は長孔に形成され、第1リンク45と第2
リンク46との角度が折れるときにデットポイントを容
易に越すように逃げが与えられている。回転軸(ピン)
58と57の距離・間隔に対し回転軸(ピン)58と5
9及び57の距離・間隔の和が長いため、アーム46が
回転し第3リンク47から離れるためには、上記距離の
差の分だけ長い長孔が必要となる。
【0019】各リンク45,46,47の長さ、第1リ
ンク支持部材53における回転軸58の位置、第2リン
ク支持部材54における回転軸60の位置、クランク部
48における回転軸57の位置は、アーム部43ができ
るだけコンパクトに折り畳まれるように設定される。即
ち、アーム部43が折り畳まれた状態において、支柱4
4の近傍に第3リンク47が位置し、当該第3リンク4
7の近傍に第2リンク46が位置し、該第2リンク46
の近傍に第1リンク45が位置し、当該第1リンク45
の近傍に閉じられたパラソル42が位置するように設定
している(図2参照)。また、第1リンク45のジョイ
ント49aの近くでアーム部43が折り畳まれた状態の
ときに第2リンク46と対向する位置には、第2リンク
46と第1リンク45との間隔を一定間隔に保つストッ
パ67と、第1リンク45のジョイント49bの近くで
アーム部43を伸ばした状態のときに第2リンク46と
対向する位置には第1リンク45と第2リンク46との
間隔を一定間隔に保つストッパ68と、更には第3リン
ク47のジョイント51bの近くでアーム部43を折り
畳んだ状態のときに支柱44の上支柱44aと対向する
位置には第3リンク47と上支柱44aとの間隔を一定
間隔に保つストッパ69が例えばねじ止めなどによって
取り付けられている(図2参照)。ストッパ67,69
により、アーム部3が折り畳まれる際に上支柱44aと
第3リンク47、第2リンク46と第1リンク45とが
互いに直接当たらずに一定間隔に保たれる。そして、ス
トッパ68によってリンク46,45同士が衝突するこ
とが回避される。また、ストッパ67を介して第1リン
ク45と第2リンク46とが当接することで、折り畳ん
だ状態において第1リンク45と第2リンク46とが側
方にずれることが防止される。また、本実施形態では、
アーム部43が伸びた状態において、第3リンク47の
クランク部48と第2リンク46とのなす角θbが90
度未満となるように設定する(図1参照)。これによ
り、アーム部43が伸びた状態において、例えば自重で
折り畳んだ状態に逆戻りしてしまうことを防ぐようにす
る。換言すれば、回転軸57が回転軸59と60を結ぶ
線70より第2リンク46側に設置されることにより、
パラソル42の自重によって回転軸57が第2リンク4
6に常に近づき、最終的にストッパ68が第2リンク4
6に当たって固定されることから、自重で折り畳まれる
ことを防止できる。尚、軸60に動力(例えばモータ回
転力)を加えることで、パラソル42が開いた時に、軸
57に近い所のストッパ68が第2リンク46に当たり
固着され易い。
【0020】本実施形態のパラソル42は、例えば図6
に示すように、パラソル生地(図示省略)と、これを支
えるように放射状に配置された骨(rib)25と、この
骨25の内側の端部を連結して集合させる骨用ろくろ
(ring)28と、骨25の中程を突っ張ってパラソルを
広げるための受骨(spreder)26と、受骨26の内側
の端部を連結して集合させる受骨用ろくろ27とから構
成され、受骨用ろくろ27を軸方向に移動させることに
よって開閉可能であるように構成される既知の又は新規
のものである。パラソル42の骨用ろくろ28には、図
示していないが上向きに突出する筒状のねじ軸を有し、
該ねじ軸部をパラソル支持部材52の孔65に貫通させ
て図示していないダブルナット等により固定するように
設けられている。
【0021】また、受骨用ろくろ27は紐部材30を介
してアーム部43又は支柱44に接続され、アーム部4
3の伸縮とパラソル42の開閉が連動するように構成さ
れる。紐部材としては例えばロープ30の使用が一般的
であるが、これに限定されず例えばワイヤ等であっても
良い。このロープ30は、本実施形態の場合、パラソル
42の上端の骨用ろくろ28に設けられた孔(図示省
略)を通して、雄ジョイント49aの孔66及び第1リ
ンク45の管内を通して支柱44側へ引き回され、アー
ム部43の伸縮とパラソル42の開閉とが連動するよう
に構成されている。尚、ロープ30の先端と骨受用ろく
ろ27との関係は、直接取り付けられても良いし、ロー
プ30が骨受用ろくろ27を貫通しているだけで拘束さ
れず、ロープが引っ張られるときに骨受用ろくろ27と
係合して該ろくろ27を引き上げる構造としても良い。
【0022】更に、支柱44は途中で上支柱44aと下
支柱44bとに分割されていんろう継手等によって着脱
自在に連結されており、収納時などに分離することによ
って長さを短くできるようにしている。例えば、上支柱
44aと下支柱44bの連結位置は、閉じた状態のパラ
ソル42の下端縁よりも上、即ちアーム部43を支える
上側部分が折り畳み時のパラソル42の総長よりも短い
長さとなる位置に設定してある。尚、符号71は締付ね
じである。
【0023】以上のように構成されるオーニング41は
例えば次のように動作する。先ず、アーム部43が折り
畳まれパラソル42が閉じた図2に示す状態から、アー
ム部43が伸びてパラソル42が開いた図1に示す状態
とするには、図示しないモータにより回転軸60を中心
に第3リンク47を支柱44から離れるように回転させ
る。この第3リンク47の回転により第2リンク46も
回転軸58を中心に支柱44から離れるように回転す
る。さらに、第2リンク46と第3リンク47との動き
に従って、軸57,59をそれぞれ中心に第1リンク4
5が回動して先端側が支柱44から離れるように突き出
されるように、第3リンク47のクランク部48に支持
されながら第2リンク46及び第3リンク47に対して
回転する。以上の動作により、アーム部43が支柱44
から伸びた状態となる。
【0024】ここで、アーム部43が展開し支柱44か
ら突き出るに従って、パラソル42と支柱44との距離
が大きくなるから、支柱44とパラソル42との間に掛
けられている一定長さのロープの先端の受骨用ろくろ2
7を引き上げ、パラソル42を自動的に開く。なお、パ
ラソル支持部材52は第1リンク45に対して回転自由
であるから、パラソル42は水平に保たれる。即ち、オ
ーニング41は図1に示す状態となる。
【0025】一方、図1に示すパラソル開状態から、図
2に示すパラソル閉状態とするには、図示しないモータ
により回転軸60を中心に第3リンク57を支柱44に
近づけるように回転させる。この第3リンク57の回転
により第2リンク46も回転軸58を中心に支柱44に
近づくように回転する。さらに、第2リンク46と第3
リンク47との回転により、第1リンク45がパラソル
支持部材52を第1リンク支持部材53に近づけるよう
にXZ平面を回転し移動する。以上の動作により、アー
ム部43が折り畳まれる。
【0026】ここで、アーム部43が折り畳まれるにし
たがって、パラソル42と支柱44との距離が小さくな
るから、ロープ30がパラソル42側に送られて受骨用
ろくろ27がZ方向下方に下がり、これによりパラソル
42が閉じられる。即ち、オーニング41は図2に示す
状態となる。
【0027】以上のように本発明のオーニング41によ
れば、不使用時にはアーム部43をコンパクトに折り畳
むことができる。即ち、本発明のオーニング41によれ
ば、不使用時には場所を取ることなく容易に収納するこ
とができる。本発明によれば、例えば大きな物置を有さ
ない日本家屋にも適したオーニング41といえる。更
に、支柱44は、上支柱44aと下支柱44bとに分割
可能に接続されているため、下支柱44bから上支柱4
4aを引き抜けば、上支柱44aに連結された他の部材
即ちアーム部43やパラソル42等を分解することなく
コンパクトに収納できる。
【0028】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能
である。例えば、上述の実施形態における支柱44は、
1本のポールによって構成しても良いし、テレスコピッ
ク構造の伸縮可能な支柱としても良い。伸縮可能な支柱
とする場合には、収納時におけるアーム部の高さが短い
ことと相俟って、使わない時あるいは収納時のオーニン
グのスペースをコンパクトなものとすることが可能とな
る。
【0029】また、上述の実施形態では日除け部材にパ
ラソル42を用いたが、これに限定されるものではな
い。例えば、図3に示すように、ロールに巻かれたシー
ト状日除け生地62を引き出して使用するタイプのオー
ニングとして構成するようにしても良い。この場合、例
えば二組みの支柱44とアーム部43を利用する。そし
て、例えば図3及び図4に示すように、生地収容部63
を一組の支柱44の上部に取り付け、生地62の先頭部
分を第1リンク45の先端に取り付ける。生地収容部6
3は、例えば捻りばね等の蓄圧手段を備え、この力で常
時生地62を巻き取るように付勢するように構成され
る。したがって、アーム部43を支柱44から伸ばす
と、当該捲取り付勢力に抗しながら生地62が生地収容
部63から引き出される(図3参照)。一方、アーム部
43を折り畳むと生地62が生地収容部63に自動的に
巻き取られ収容される。これによっても、不使用時には
アーム部43をコンパクトに折り畳むことができるオー
ニングを提供することができる。
【0030】また、上述の実施形態では、回転軸60を
中心に第3リンク47を回転させるものとしたが必ずし
もこれに限定されず、場合によっては回転軸58を中心
に第2リンク46を回転させるものとしても良い。ま
た、駆動源は必ずしもモータを使用するものに限定する
ものではなく、例えば手動で回転軸60を中心に第3リ
ンク47を回転させる又は回転軸58を中心に第2リン
ク46を回転させるようにハンドルとギヤで駆動源を構
成するようにしても良い。
【0031】また、アーム部43を構成する各リンク及
び接続部材は分解且つ組み立て可能であるように構成し
て、冬季など長期間使用しない場合には、各部を分解し
て室内に納めることができるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のオーニングによると、第3リンクあるいは第2
リンクの回転動作によって第1〜第3のリンクが互いに
連係して回動することにより、アーム部が支柱から水平
方向に突き出すように伸展したり、支柱側に引き寄せら
れるように折り畳まれる。したがって、支柱から十分離
れたところでパラソルを開いて吊り下げることができる
し、使わないときにはアーム部をコンパクトに折り畳ん
で閉じたパラソルを支柱近くに吊り下げて収納すること
ができるので場所を取ることがない。即ち、本発明によ
れば、大きな収納スペースを必要とせず、使わないとき
に邪魔となり難い。しかも、収納時のアーム部の高さ
を、リンク支柱に邪魔されずに日除け部材を開くのに必
要なアーム長さの概ね半分程度のリンク長さに相当する
ものとでき、かつ各リンクが最小限の隙間で平行に配置
されるため奥行き方向の場所をとることがないので、収
納スペースをコンパクトにできる。
【0033】また、請求項2記載の発明によると、各リ
ンク同士あるいはこれらと他の部材との間を連結する回
り対偶が分解可能に構成されているので、冬季など長期
間オーニングを使用しない場合には、アーム部を分解し
かつ支柱から取り外して収納することができる。
【0034】請求項3記載の発明によると、アーム部の
伸縮とパラソルの開閉とが連動するように構成されてい
るので、アーム部の伸縮操作のみでパラソルを自動開閉
することができる。しかも、アーム部の伸展により支柱
からある程度離れたところでパラソルが開き始め、支柱
から十分離れた位置でパラソルが完全に開くことから、
パラソルが支障なく展開できる。
【0035】請求項4記載の発明によると、自動巻き取
り機構を備える巻き取りローラに巻かれたシート状日除
け生地の先端あるいは巻き取りローラをアーム部で支持
させてアーム部の展開及び折り畳みとシート状日除け生
地の展開及び巻き取りとが連動するように構成されてい
るので、アーム部の伸展と共にシート状生地から成る日
除け部材が巻き取りローラから引き出されて日除けが自
動的に張られ、アーム部の折り畳みに伴ってシート状生
地が巻き取りローラに自動的に巻き取られ収納される。
【0036】更に、請求項5記載の発明によると、アー
ム部が、第2リンク又は第3リンクを支柱に対し回転さ
せる駆動源を備えているので、人手によらず駆動源の働
きでアーム部の伸縮を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーニングの実施形態の一例を示す側
面図であり、アーム部が伸びた状態を示す。
【図2】図1のオーニングのアーム部が折り畳まれた状
態を示す。
【図3】本発明のオーニングの他の実施形態の例を示す
側面図であり、アーム部が伸びた状態を示す。
【図4】図3のオーニングのアーム部が折り畳まれた状
態を示す。
【図5】ジョイントの一例を示す図で、第1リンクと第
2リンクとを繋ぐジョイントの拡大正面図である。
【図6】パラソルの模式図である。
【図7】従来のパラソル型オーニングの一例を示す側面
図である。
【符号の説明】
41 オーニング 42 パラソル(日除け部材) 43 アーム部 44 支柱 45 第1リンク 46 第2リンク 47 第3リンク 27 受骨用ろくろ 30 ロープ(紐部材) 48 クランク部 62 シート状日除け生地(日除け部材)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日除け部材と、この日除け部材を支持す
    るアーム部と、前記アーム部を支持する支柱とを備える
    オーニングにおいて、前記アーム部は、前記日除け部材
    を先端で支持する第1リンクと、回り対偶によって前記
    第1リンクの途中と前記支柱とを連結する第2リンク
    と、クランク部を有し該クランク部により前記第1リン
    クの端を回転可能に支持するとともに前記支柱に回転可
    能に接続される第3リンクとを備えて構成されることを
    特徴とするオーニング。
  2. 【請求項2】 前記アーム部の第1から第3の各リンク
    同士あるいはこれらと他の部材との間を連結する前記回
    り対偶は分解可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のオーニング。
  3. 【請求項3】 前記日除け部材がパラソルであり、該パ
    ラソルを開閉させる受骨用ろくろが紐部材を介して前記
    支柱または前記アーム部の前記支柱寄りの部位に接続さ
    れて、前記アーム部の伸縮と前記パラソルの開閉とが連
    動するように構成されることを特徴とする請求項1また
    は2記載のオーニング。
  4. 【請求項4】 前記日除け部材が、自動巻き取り機構を
    備える巻き取りローラとこれに巻き取られるシート状日
    除け生地から成り、前記巻き取りローラを前記支柱側あ
    るいは前記第1アームの先端のいずれかに支持させると
    共に前記シート状日除け生地の先端側を前記第1アーム
    の先端あるいは前記支柱側のいずれかに支持させ、前記
    アーム部の展開及び折り畳みと前記シート状日除け生地
    の展開及び巻き取りとが連動するように構成されること
    を特徴とする請求項1または2記載のオーニング。
  5. 【請求項5】 前記アーム部は、前記第2リンク又は前
    記第3リンクを前記支柱に対し回転させる駆動源を備え
    ることを特徴とする請求項1記載のオーニング。
JP2001212599A 2001-07-12 2001-07-12 オーニング Expired - Fee Related JP3396678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212599A JP3396678B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 オーニング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212599A JP3396678B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 オーニング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003024117A JP2003024117A (ja) 2003-01-28
JP3396678B2 true JP3396678B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=19047734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001212599A Expired - Fee Related JP3396678B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 オーニング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3396678B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101615105B1 (ko) * 2014-09-30 2016-04-25 (주)디자인다다어소시에이츠 차양 장치
CN108638815A (zh) * 2018-07-09 2018-10-12 宋嘉 汽车用防护装置
CN114604069B (zh) * 2022-03-31 2023-10-10 深圳市迈牛科技有限公司 一种遮阳装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003024117A (ja) 2003-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4074682A (en) Collapsible tent frame
US9220325B2 (en) Cantilever umbrella
JP3230328U (ja) 自動オーニング構造付き折り畳み式テント
US8056573B2 (en) Freestanding collapsible shelter
US9289038B2 (en) Cantilever umbrella
CN205677172U (zh) 一种智能控制雨棚
CA3104422C (en) Multi-angle multi-function umbrella
US10925361B2 (en) Collapsible umbrella assembly having a canopy supported using stabilizing struts
RU2754657C2 (ru) Складная палатка, содержащая две зонтовые конструкции
KR101873769B1 (ko) 차량용 어닝
CN107620432B (zh) 一种全自动遮阳蓬
JP3396678B2 (ja) オーニング
CN201695749U (zh) 用于摄影的帐篷
JP3538604B2 (ja) オーニング
US20120067389A1 (en) Portable shelter having canopy with skylight
CN209837856U (zh) 杆件弯折关节、自动弹开型帐篷支架及帐篷集群
KR100705712B1 (ko) 휴대용 텐트의 차양막 고정구조
CN100338320C (zh) 可伸缩窗篷
US20230346090A1 (en) Cantilever umbrella
US20230371664A1 (en) Portable shelter
JP3023542B2 (ja) 折畳開閉式テント
US20240076899A1 (en) Collapsible Structure for Shelter
CN213720343U (zh) 方便收放的雨伞
KR200180798Y1 (ko) 자동 차양장치
CN217631665U (zh) 一种帐篷支撑件及帐篷

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees