JP3394288B2 - 車両先端位置表示装置 - Google Patents

車両先端位置表示装置

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JP3394288B2 JP17821693A JP17821693A JP3394288B2 JP 3394288 B2 JP3394288 B2 JP 3394288B2 JP 17821693 A JP17821693 A JP 17821693A JP 17821693 A JP17821693 A JP 17821693A JP 3394288 B2 JP3394288 B2 JP 3394288B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の先端に車両先端
位置を提示するための指標の虚像を形成する車両先端位
置表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、実開平3−109925号公
報に開示されているように、フロントガラスの前方に車
両先端位置を提示するための指標の虚像を形成する車両
先端位置表示装置が知られている。
【0003】この従来の車両先端位置表示装置は、発光
源として3個の陰極線管と1個のレンズとを備えてい
る。2個の陰極線管は間隔を開けてレンズの前方に配設
され、残りの1個の陰極線管はレンズの後方で2個の陰
極線管の中央に配設されている。
【0004】このものでは、車両の前方に2個の陰極線
管により形成される一対の虚像と残りの1個の陰極線管
により形成される虚像とが距離を異ならせて提示される
と共に、一対の虚像が間隔を開けて形成される。ドライ
バーはアイレンジの位置からその三個の虚像を視認し、
1個の陰極線管による虚像が一対の虚像の中央に見える
ときをもって車両先端の位置と確認でき、これによっ
て、ドライバーがアイレンジの位置から車両先端の位置
を立体感をもって視認できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の車両先端位置表示装置は、虚像の個数に対応する個
数の陰極線管を必要とし、かつ、レンズを用いる構成で
あるので、コストが高いという問題点がある。
【0006】また、発光源が陰極線管であるので、輝度
が十分ではなく昼間の視認性が低下するという問題点を
内包する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、コストが安くてかつ視認
性の良好な車両先端位置表示装置を提供するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる車両先端
位置表示装置は、上記の課題を解決するため、車両室内
に配置されたハロゲンランプにより照明されて車両先端
位置を提示するための指標と、該指標により複数個の虚
像を形成するために前記指標を通過した前記ハロゲンラ
ンプからの照明光束を複数個の波長の光束に反射および
透過により分割する波長分割部材と、該波長分割部材を
透過し波長分割された光束を前記波長分割部材により反
射された波長光束方向へ反射させる反射部材と、該反射
部材および前記波長分割部材により反射された各照明光
束を前記車両のフロントガラスへ向ける反射ミラーと、
前記波長分割部材により波長分割され前記車両のフロン
トガラスへ向けられた各照明光束が導かれるコンバイナ
であって前記照明光束毎の色を異にする虚像を距離を異
ならせて当該コンバイナおよびその前方の前記フロント
ガラスを通して該フロントガラスの前方に形成するコン
バイナとを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係わる車両先端位置表示装置によれ
ば、車両先端位置を提示する指標がハロゲンランプの照
明光により照明される。この指標を通過した照明光は波
長分割部材に導かれる。複数個の波長に分割された照明
光束はコンバイナに導かれ、コンバイナはフロントガラ
スの前方の互いに異なる箇所に異なる色毎に波長分割部
材および反射部材間の距離を異ならせて複数個の虚像を
形成する。従って、ドライバーは、この虚像の色の相違
により、車両先端の位置と車両前方の障害物との距離感
を容易かつ迅速に把握することができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係わる車両先端位置表示装
置の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0011】図1において、1はインストパネル、2は
フロントガラス、3はルームミラー、4はルームランプ
で、5はコンバイナである。
【0012】車両室内のルームミラー3の近傍には、虚
像を表示するための表示ユニット6が設けられている。
この表示ユニット6は図2に示すようにカバー7内にハ
ロゲンランプ8とダイクロイックミラー9、10とを有
する。ハロゲンランプ8とダイクロイックミラー9との
間には拡散板11とフィルム12とが設けられている。
フィルム12は拡散板11に貼り合わされている。
【0013】拡散板11は照明光を散乱させる機能を果た
す。フィルム12には図3に示すように指標13が設けられ
ている。ハロゲンランプ8はリード線8a、8aにより
電源(図示を略す)に接続され、ハロゲンランプ8から
の照明光は拡散板11により拡散されて指標13を照明す
る。
【0014】ダイクロイックミラー9は赤色光(R光)
を反射し、緑色光(G光)及び青色光(B光)を透過す
る波長分割部材として機能し、ダイクロイックミラー10
は緑色光を反射し、青色光を透過する波長分割部材とし
て機能する。
【0015】指標13を照明した照明光のうち赤色成分の
光束はダイクロイックミラー9により反射され、ダイク
ロイックミラー9を透過した照明光のうち緑色成分の光
束はダイクロイックミラー10により反射される。
【0016】ルームランプ4の近傍には平面反射ミラー
14が設けられている。赤色成分の光束はそのダイクロ
イックミラー9により反射されて車両後方に偏向され、
緑色成分の光束は反射部材として機能するダイクロイッ
クミラー10により反射されて車両後方に偏向され、こ
れらの赤色成分の光束と緑色成分の光束とは図4に示す
ように平面反射ミラー14に導かれてこのミラー14に
よりコンバイナ5に向けて偏向される。ここで、赤色成
分の光束と緑色成分の光束とをいったん車両後方に導く
ことにしたのは、できる限り光路長を長くとってフロン
トガラス2から遠くの車両前方位置に虚像を形成するた
めである。
【0017】コンバイナ5はここでは半透過又は透明材
料からなる平面鏡から構成され、このコンバイナ5によ
り赤色成分の光束と緑色成分の光束とに基づく複数個の
虚像15、16が距離を異ならせてフロントガラス2の前方
に形成される。ドライバーはそのアイポイントEの位置
でこれらの虚像15、16を視認できる。
【0018】コンバイナ5から虚像15、16が形成される
位置までの距離が異なる理由は以下の通りである。
【0019】赤色成分の光束の指標13から平面反射ミラ
ー14(平面反射鏡14からコンバイナ5までの光路長は
L3)に至るまでの光路長L1と緑色成分の光束の指標
13から平面反射鏡14(平面反射鏡からコンバイナ5ま
での光路長はL3)に至るまでの光路長L2とがダイク
ロイックミラー9、10間の距離Lgだけ相違するからで
ある。すなわち、この実施例では、虚像16は虚像15より
も距離Lgだけ車両前方に形成される。ここで、虚像15
は赤色成分の光束によって形成されるので赤色を呈し、
虚像16は緑色成分の光束によって形成されるので緑色を
呈する。
【0020】従って、ドライバーはこの色の相違によっ
て車両先端の位置を認識でき、障害物等への目標対象物
への接近が色の相違により判断できる。
【0021】以上、実施例においては、表示ユニット6
に赤色成分と緑色成分とを反射するダイクロイックミラ
ー9、10を設ける構成としたが、これに加えて青色成分
を反射するダイクロイックミラーを設ける構成とすれ
ば、3個の異なる色の虚像をフロントガラス2の前方に
距離を異ならせて表示できる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係わる車両先端位置表示装置
は、以上説明したように構成したので、1個のハロゲン
ランプで十分な輝度を持たせつつ複数個の虚像を車両の
フロントガラスの前方に提示できるという効果を奏す
る。また、車両先端位置表示装置のコスト低減も図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両先端位置表示装置の概略図
である。
【図2】本発明に係わる車両先端位置表示装置に用いる
表示ユニットの詳細構造を示す図である。
【図3】図2に示すフィルム板の平面図である。
【図4】本発明に係わる虚像の形成状態を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
2…フロントガラス 5…コンバイナ 8…ハロゲンランプ 9、10…ダイクロイックミラー(波長分割部材) 13…指標 14…平面反射ミラー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 35/00 G02B 27/02 G09F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両室内に配置されたハロゲンランプに
    より照明されて車両先端位置を提示するための指標と、
    該指標により複数個の虚像を形成するために前記指標を
    通過した前記ハロゲンランプからの照明光束を複数個の
    波長の光束に反射および透過により分割する波長分割部
    材と、該波長分割部材を透過し波長分割された光束を前
    記波長分割部材により反射された波長光束方向へ反射さ
    せる反射部材と、該反射部材および前記波長分割部材に
    より反射された各照明光束を前記車両のフロントガラス
    へ向ける反射ミラーと、前記波長分割部材により波長分
    割され前記車両のフロントガラスへ向けられた各照明光
    束が導かれるコンバイナであって前記照明光束毎の色を
    異にする虚像を距離を異ならせて当該コンバイナおよび
    その前方の前記フロントガラスを通して該フロントガラ
    スの前方に形成するコンバイナとを備えたことを特徴と
    する車両先端位置表示装置。
  2. 【請求項2】 前記指標を通過した照明光束は前記波長
    分割部材および前記反射部材により前記車両の後方に導
    かれ、前記波長分割部材および前記反射ミラーと前記コ
    ンバイナとの間に前記反射ミラーが設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の車両先端位置表示装置。
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