JP3393574B2 - 門扉取付施工治具および門扉取付方法 - Google Patents

門扉取付施工治具および門扉取付方法

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JP3393574B2 JP25257196A JP25257196A JP3393574B2 JP 3393574 B2 JP3393574 B2 JP 3393574B2 JP 25257196 A JP25257196 A JP 25257196A JP 25257196 A JP25257196 A JP 25257196A JP 3393574 B2 JP3393574 B2 JP 3393574B2
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安正 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンションなど
における玄関ドアの前にアルコーブを設け、壁面に肘壺
金物を取付けて門扉を後付けで設置するとき、使用する
門扉取付施工治具およびその取付施工治具を使用した門
扉取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マンションなどの玄関ドアの前に
門扉を後付けで設置する場合、それ専用の取付施工治具
を用いて設置することはなく、現場合わせで取付施工す
るのが普通であった。しかしながら一戸建住宅などにお
ける門扉を設置する際、専用の門柱取付施工治具を用
い、地面に門柱の埋込用の穴を掘って、取付施工治具の
左右両側に保持された門柱を所定の穴の中に埋立ててモ
ルタルを流し込み、モルタルが硬化固定されるまで保持
し、固定後に取付施工治具を取り払って門扉を取付ける
門柱取付施工治具が実開平6−62196号公報に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた、門扉取
付けに際し専用の取付施工治具を用いず、現場合わせで
取付ける場合、門扉の取付施工がきわめて面倒であり、
左右の門扉を壁面に正確に取付けることは難しく、たと
え取付けられても垂直精度の確認、調整に手間どり、施
工の能率向上が図れず、施工賃が高くつくなど問題点が
あった。
【0004】また門柱取付施工治具を用いる場合は、門
柱埋設専用の治具であり、マンションなどで床面に門柱
の埋込み用の穴を掘ることができないので、壁面に門柱
を使用せずに直接門扉を取付ける施工には使用できない
などの問題点がある。
【0005】この発明は、上述の種々の問題点を考慮し
て発明されたものであり、請求項1記載の発明は、門扉
取付施工に携わる人々の技量に関係なく、門扉取付用の
肘壺金物をマンションなどの壁面に、一定の形態で正確
に取付けることができ、精度のよい門扉を設置でき、か
つ施工能率の向上が図れる門扉取付施工治具を提供する
ことが主たる目的である。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の目的に加え、門扉の大きさおよび取付寸法に適用で
きるように、簡単に現場において組立てることができる
門扉取付施工治具を提供することが目的である。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の目的に加え、門扉取付施工治具が水平に正
確かつ容易にセットできるよう、取付施工治具自体の高
さ調節が簡便にできる門扉取付施工治具を提供すること
が目的である。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の目的に加え、門扉取付施工治具が水平に正
確かつ容易にセットできるよう、取付施工治具自体の高
さ調節が簡便にでき、しかも取付施工治具の現場での配
置移動が自由かつ円滑に行える門扉取付施工治具を提供
することが目的である。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の目的に加え、門扉取付施工治具を
鉛直に正確にセットできるよう垂直度測定機能を具備し
た門扉取付施工治具を提供することが目的である。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の目的に加え、肘壺金物を取
付ける位置を所定寸法に簡単に規制調整ができるように
形成した門扉取付施工治具を提供することが目的であ
る。
【0011】請求項7記載の発明は、門扉取付施工に携
わる人々の技量に関係なく、門扉取付施工治具を用いて
一様に門扉を順序よく正確にマンションなどの壁面に取
付けることができ、精度のよい門扉の設置が可能な門扉
の取付方法を提供することが主たる目的である。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の目的に加え、門扉取付施工治具を門扉の取付施工場
所に正確な状態、すなわち水平および垂直に正しくセッ
トして、門扉の取付施工が的確にできる門扉取付方法を
提供することが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、パンタグラフタイプに連結
した伸縮杆8の両側に縦方向に調整柱1を装着し、この
調整柱1に対し伸縮材8の上下において一方端側が回動
自在、他方端側が上下摺動自在に装着し、左右の調整
柱1の下端に平坦状の支持板2を対向的に並設し、この
支持板2の両端部には高さ調節ができる支持部3を装備
し、調整柱1には進退螺杆挿通用の横向の貫通孔15を
備えた肘壺取付用の調節金具13を取付け、進退螺杆2
0は先端が尖った尖鋭先端部21を備え、尖鋭先端部2
1に連接してインサート23を螺合するためのネジ部2
2を螺刻した門扉取付施工治具を主な構成としている。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加え、調整柱1は、肘壺取付用の調節金具1
3を取付けた調整柱1と、伸縮杆8の端部を装着した補
助柱7とを嵌脱自在に組合せて形成した門扉取付施工治
具である。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の構成に加え、支持板2の端部にに配備され
た支持部3は、高さ調節ができる螺合ネジ4と台座5に
よって形成し、水平度測定機構が備えられた門扉取付施
工治具である。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の構成に加え、支持板2の端部に配備された
支持部3は、高さ調節ができる螺合ネジ4を上部に備え
ているキャスター6によって形成し、水平度測定機構が
備えられた門扉取付施工治具である。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の構成に加え、調整柱1は一側面に
下げ振り用のバー12を配設し、垂直度測定機構が備え
られた門扉取付施工治具である。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の構成に加え、調整柱1に取
付けられる肘壺取付用の調節金具13は、調整柱1に対
し自由に摺動することができ、かつ高さ調節ができるよ
うに取付けられた門扉取付施工治具である。
【0019】請求項7記載の発明は、パンタグラフタイ
プに連結した伸縮杆8の両側に調整柱1を備え、かつ調
整柱1に進退可能に装設した進退螺杆20から形成され
た門扉取付治具を、壁面32間の床面31上にセット
し、左右の調整柱1に装備された進退螺杆20によっ
て、壁面32にインサート挿入用の穿孔位置決めを行っ
た後、調整柱1を一旦後退させて退避し、壁面32にイ
ンサート挿入孔33を振動ドリルによって穿設し、この
挿入孔33に接着剤28を注入し、進退螺杆20の先端
にインサート23を螺着した後、前記接着剤28を注入
した挿入孔33に押込み、インサート23が固定された
後に進退螺杆20を脱却し、肘壺金物29をインサート
23に螺合させた後、門扉を肘壺金物29に配装する門
扉取付方法を主な構成としている。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の構成に加え、門扉取付施工治具を壁面32間の床面
31上にセットする際において、取付施工治具が水平に
配備されるよう測定し、かつ調整するとともに、調整柱
1が鉛直に配備されるよう測定し、かつ調整してセット
する門扉取付方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下この発明の門扉取付施工治具
および門扉取付方法の実施の形態について、図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0022】この発明の門扉取付施工治具について説明
すると、門扉取付施工治具をセット使用する場所は、マ
ンションなどにおける玄関ドアの前に設けたアルコーブ
に門扉を後付け施工で、玄関前の装飾および防犯上の安
全確保のために、設置する場合に使用する取付施工治具
であり、特に壁面に直接肘壷金具を介して門扉を取り付
けるときに使用する。
【0023】門扉取付施工治具は、図1に示すように一
対の調整柱1が左右に配され、調整柱1はアルミニウム
などの押出形材で中空角柱から形成され、図2に示すよ
うに調整柱1の基部は支持板2の上面に直立状に固定さ
れ、支持板2は水準器が載置できる大きさのコ字形の形
材から形成され、その両先端に高さ調節ができるように
支持部3が、治具全体で4個所にバランスよく装着され
ている。この支持部3は上方主体部分が螺合ネジ4から
形成され、下端に台座5が装着され、床面に安定して配
置させることができる。また図3に示すように支持部3
は、螺合ネジ4の下端に台座5に代えて回動自在のキャ
スター6を装着し、取付施工治具を自由に床面を移動で
きるように形成することもできる。
【0024】一対の調整柱1の対向面には、それぞれコ
字形の形材から形成された補助柱7が固定され、この補
助柱7の開口部分にパンタグラフタイプの伸縮杆8が装
着されている。伸縮杆8の下端は補助柱7の下側に固定
ピンによって回動自在に装着され、伸縮杆8の上端は補
助柱7の上側縦方向に設けた摺動溝9内を摺動自在に摺
動するスライダーに装着され、このスライダーに固定用
のノブ10が横設されて、取付施工治具を自由に折り畳
むことができ、かつ所定の開口寸法に固定できるように
形成されている。なお伸縮杆8は補助柱7に対し、上端
が固定、下端が摺動自在に装着されてもよく、また調整
柱1と補助柱7とを一体成形の形材から形成されてもよ
い。
【0025】調整柱1は角柱の一面に長手方向の割溝1
1が切欠状に設けられ、割溝11は支持板2に対向する
ように取付施工治具の側面に配置し、また割溝11の設
置の反対面における上部に、下げ振り用のバー12を突
設し、調整柱1の垂直支持を測定できるように形成され
ている。調整柱1の割溝11には上下に配された2個の
コ字形の調節金具13が摺動でき、かつ配置調節ができ
るように四角頭ボルトなどによって縦向きに固定され、
調節金具13の両側壁14には、横向きの進退螺杆挿通
用の貫通孔15が穿設されている。
【0026】また、調整柱1の変形例としては、図4に
示すように中空角柱の一面に凹溝16を配した押出形材
を用い、凹溝16内に四角状のナットを収納して、調節
金具13をボルト締めで固定することもできる。
【0027】さらに、図5に示すように調整柱1と補助
柱7とを別体に形成し、嵌脱自在に組合せることもでき
る。補助柱7は支持板2の一側に偏倚して立設され、補
助柱7の背面上下に、コ字形の固定金具17がビス止め
されている。固定金具17の一片には押圧用ネジ18が
螺着され、他片の先端には内側に折曲した屈曲部19が
形成されている。一方調整柱1の割溝11に沿って調節
金具13が摺動できるように装着されている。
【0028】この調整柱1と補助柱7とを嵌合組合せる
が、まず固定金具17の屈曲部19に割溝11を嵌め込
んだ状態で支持板2上に載置し、固定金具17に装備し
た押圧用ネジ18の締付け操作によって調整柱1を屈曲
部18側に圧接して調整柱1を補助柱7に固定する。そ
の他の形態は前例と同一形態である。
【0029】調節金具13に挿通する進退螺杆20は、
図6に示すように先端が尖った尖鋭先端部21が形成さ
れ、これに連接してインサート螺合用のネジ部22を螺
刻したスチール製の30cm程度のバーから形成されて
いる。なおネジ部22は門扉取付用の肘金物29のネジ
部30と同径である。
【0030】一方、インサート23は筒体から形成さ
れ、内面に進退螺杆20のネジ部21と螺合するネジ部
24、外面にネジ付ワッシャー25と螺合し、かつ接触
面を大きく形成するためネジ部26が螺刻されている。
またインサート23の一端には栓27が封着され、接着
剤28が侵入するのを防いでいる。
【0031】以上説明した取付施工治具は、図1に示す
ように左右の調整柱1間に伸縮杆8を介在させ、伸縮可
能に組立てるとともに調整柱1を直立支持し、かつ調整
柱1には調節金具13を所定位置に装着し、この調節金
具13に、それぞれ進退螺杆20を挿通保持できるよう
に組立てる。
【0032】次に、この発明における門扉取付施工治具
を用いた門扉取付方法について説明する。まずコンクリ
ート製の床面31上に折り畳まれた取付施工治具をセッ
トするが、伸縮杆8を伸張して両壁32に調整柱1が接
するか、または近接させた後に、左右の支持板2が水平
に保持されているか水準器を当て測定し支持部3で調節
する。また左右の支持板2が水平を保っているかは、支
持板2間に板を橋架し水準器で測定するとともに、調整
柱1が垂直に支持されているかを調整柱1に設けたバー
12に下げ振り器を下げて測定し、正常な水平および垂
直状態で床面31にセットさせる。
【0033】セットされた取付施工治具は、調整柱1の
上下に配された調節金具13に挿通された進退螺杆20
を前進突出させて、両壁面32に叩打して尖鋭先端部2
1により目標を付けた後、調整柱1全体を後退させ、目
標個所を振動ドリルによってインサート23の外径より
も太いインサート挿入孔33を両壁面32に4個所に開
け、挿入孔33内を清掃した後、再度調整柱1を配置
し、進退螺杆20のネジ部22にインサート23を螺着
して挿入孔33が正確に壁面32に穿孔されているか挿
入して確認したうえで脱却し、挿入孔33内にエポキシ
樹脂などの接着剤28を注入するとともに、インサート
23にネジ付ワッシャー25を螺合させて挿入孔33内
に押し込み、そのままの状態で接着剤28が固化される
までインサート23を保持する。
【0034】接着剤28が固化されインサート23が固
化されると、進退螺杆20をインサート23から取り外
して調整柱1を撤去し、ネジ付ワッシャー25を締付け
てインサート23の入口周辺の亀裂および接着剤28を
掩蔽し壁面の体裁を整える。その後図7に示すように
ンサート23に肘壺の肘金物29のネジ部30を螺着さ
せて肘金物29を両壁32の4個所に取付け、門扉に装
備された肘壺の壺金物を肘金物29に嵌合させ、門扉を
マンションなどの玄関ドアの前の壁面に門柱を使わず、
直接後付けで肘吊り開閉自在に取付け、しかも門扉を正
確に水平状態に取付け、門扉の施錠、解錠が的確に行え
るように設置する門扉取付施工治具および門扉取付方法
である。
【0035】
【発明の効果】この発明の門扉取付施工治具および門扉
取付方法は、上記のとおりの構成であり、この構成によ
って下記の効果を奏する。
【0036】この発明のうち請求項1記載の発明は、パ
ンタグラフタイプの伸縮杆の両側に調整柱を装着し、こ
の調整柱の下端に支持板を並設し、支持板の両端部に高
さ調節可能な支持部を装備し、調整柱に進退螺杆用の貫
通孔を備えた調節金具を取付け、進退螺杆は尖鋭先端部
およびインサート螺合用のネジ部を螺刻したことによっ
て、門扉取付施工治具は、門扉の取付施工に携わる人々
の技量に関係なく、門扉用の肘壺金物を4個所に正しく
設定できるから、門扉の施錠および開閉が円滑に行える
門扉を、門柱を使わず壁面に正確かつ簡便に取付けるこ
とができる取付施工治具であり、施工能率の向上が図れ
る効果がある。
【0037】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、調整柱は、調整柱と補助柱とを嵌脱可
能に組合せてたことによって、施工現場において取付施
工治具を簡単に組立てることができるから、各配置調節
が簡単にでき、、治具の運搬が簡便である効果がある。
【0038】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明の効果に加え、支持板に配された支持部は、
高さ調節可能な螺合ネジと台座により形成されたことに
よって、取付施工治具を安定して床面上にセットするこ
とができ、しかも治具の高さ調節ができるので、正確に
治具をセットできる効果がある。
【0039】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、支持板に配された支持部は、高さ調節
可能な螺合ネジを備えたキャスターにより形成されたこ
とによって、取付施工治具の高さ調節ができるので、正
確に治具をセットでき、しかも治具を容易に移動させる
ことができるので、施工作業が容易にでき、施工のスピ
ードアップが図れる効果がある。
【0040】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の発明の効果に加え、調整柱の一側面に下
げ振り用のバーを配設したことによって、取付施工治具
を鉛直にセットされているか簡単に測定でき、門扉を正
確かつ容易に垂直に取付けられる効果がある。
【0041】請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4または5記載の発明の効果に加え、調整柱に取付
けられる調節金具は、調整柱の側面に高さ調節可能に取
付けられたことによって、門扉取付けのための肘壺設置
位置を現場合せが可能であり、しかも微調整ができるか
ら、正確に位置合せができ、施工能率の向上が図れる効
果がある。
【0042】請求項7記載の発明は、門扉取付施工治具
を壁面間の床面上にセットし、左右の進退螺杆によって
壁面に穿孔位置決めを行った後、調整柱を退避させ、壁
面にインサート挿入孔を穿設し、挿入孔に接着剤を注入
し、進退螺杆にインサートを螺着した後、挿入孔に押込
み、インサート固定後に進退螺杆を脱却し、肘壺金物を
螺合させた後、門扉を取付けることによって、門扉取付
施工に携わる人々の技量に関係なく効率よく施工でき、
門柱を使わず壁面に順序よく正確、かつ美しく体裁よく
取付けることができ、施錠、解錠、開閉が円滑に行える
精度のよい門扉を安価に後付けできる効果がある。
【0043】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の効果に加え、取付施工治具を壁面間の床面上にセッ
トするに際、取付施工治具が水平に配備されるよう測定
し調整するとともに、調整柱が鉛直に配備されるよう測
定し調整してセットすることによって、取付施工治具が
正確な状態、すなわち水平および垂直に正しくセットさ
れ、門扉が正しく取付けられる効果があるなど、この発
明が奏する効果はきわめて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】門扉取付施工治具のセット状態を示す正面図で
ある。
【図2】同上門扉取付施工治具のセット状態における側
面図である。
【図3】他の門扉取付施工治具の要部の拡大斜面図であ
る。
【図4】調整柱の変形例を示す横断面図である。
【図5】組立可能な門扉取付施工治具の要部の拡大斜面
図である。
【図6】インサートの押込み操作時における治具の要部
の拡大正面図である。
【図7】インサートと肘金物の取付状態を示す一部切断
した要部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 調整柱 2 支持板 3 支持部 4 螺合ネジ(支持部) 5 台座 6 キャスター 7 補助柱 8 伸縮杆 12 バー 13 調節金具 15 貫通孔 20 進退螺杆 21 尖鋭先端部 22 ネジ部(進退螺杆) 23 インサート 28 接着剤 29 肘壺金物 31 床面 32 壁面 33 挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−68058(JP,A) 特開 平4−269294(JP,A) 特開 昭60−223592(JP,A) 実開 平6−62196(JP,U) 実開 昭56−121108(JP,U) 実開 平2−115874(JP,U) 実開 昭57−137300(JP,U) 実公 昭48−4515(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/00 - 11/08 E04G 21/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンタグラフタイプの伸縮杆8の両側に
    調整柱1を装着し、調整柱1に対し伸縮杆8の上下にお
    ける一方端側が回動自在、他方端側が上下摺動自在に
    装着し、左右の調整柱1の下端には支持板2を並設し、
    該支持板2の両端部に高さ調節可能な支持部3を装備
    し、調整柱1には進退螺杆挿通用の横向の貫通孔15を
    備えた肘壺取付用の調節金具13を取付け、進退螺杆2
    0は尖鋭先端部21を備え、尖鋭先端部21に連接して
    インサート螺合用のネジ部22を螺刻してなることを特
    徴とする門扉取付施工治具。
  2. 【請求項2】 調整柱1は、調整柱1と補助柱7とを嵌
    脱可能に組合せて形成してなる請求項1記載の門扉取付
    施工治具。
  3. 【請求項3】 支持板2に配された支持部3は、高さ調
    節可能な螺合ネジ4と台座5により形成されてなる請求
    項1または2記載の門扉取付施工治具。
  4. 【請求項4】 支持板2に配された支持部3は、高さ調
    節可能な螺合ネジ4を備えたキャスター6により形成さ
    れてなる請求項1または2記載の門扉取付施工治具。
  5. 【請求項5】 調整柱1の一側面に下げ振り用のバー1
    2を配設してなる請求項1、2、3または4記載の門扉
    取付施工治具。
  6. 【請求項6】 調整柱1に取付けられる肘壺取付用の調
    節金具13は、調整柱1の側面に高さ調節可能に取付け
    られてなる請求項1、2、3、4または5記載の門扉取
    付施工治具。
  7. 【請求項7】 パンタグラフタイプの伸縮杆8の両側に
    調整柱1を備え、かつ調整柱1に進退可能に装設した進
    退螺杆20から形成された門扉取付施工治具を壁面32
    間の床面31上にセットし、左右の進退螺杆20によっ
    て壁面32に穿孔位置決めを行った後、調整柱1を退避
    させ、壁面32にインサート挿入孔33を穿設し、該挿
    入孔33に接着剤28を注入し、進退螺杆20にインサ
    ート23を螺着した後、挿入孔33に押込み、インサー
    ト23固定後に進退螺杆20を脱却し、肘壺金物29を
    螺合させた後、門扉を配装することを特徴とする門扉取
    付方法。
  8. 【請求項8】 門扉取付施工治具を壁面32間の床面3
    1上にセットするにおいて、取付施工治具が水平に配備
    されるよう測定し調整するとともに、調整柱1が鉛直に
    配備されるよう測定し調整してセットしてなる請求項7
    記載の門扉取付方法。
JP25257196A 1996-09-25 1996-09-25 門扉取付施工治具および門扉取付方法 Expired - Fee Related JP3393574B2 (ja)

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