JP3392608B2 - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JP3392608B2 JP31079495A JP31079495A JP3392608B2 JP 3392608 B2 JP3392608 B2 JP 3392608B2 JP 31079495 A JP31079495 A JP 31079495A JP 31079495 A JP31079495 A JP 31079495A JP 3392608 B2 JP3392608 B2 JP 3392608B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴画像(Ma
gnetic Resonance Imaging、以下、MR画像という)の
情報から対象物の輪郭のエッジを抽出する画像処理装置
及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、虚血性心疾患による死亡者の増加
等により、それらの疾患の診断のために、画像による心
壁の動きの解析が行なわれるようになってきている。
【0003】MRI装置は、無侵襲に生体内の情報を画
像として得ることができ、X線CTと違って任意の断面
の画像や3次元画像を直接得ることができる。その上、
近年撮像技術の向上により、現実的な時間で動画像を得
ることが可能となってきている。
【0004】心壁の動き解析を行なう際には、心壁の輪
郭抽出が必要であるが、従来手動で行なっていたため、
解析に時間と手間がかかるという問題点があった。
【0005】MRI等で撮像した心臓部の画像から、左
心室壁の内輪郭を抽出する方法は例えば、エッジ検出に
より、輪郭の候補点を検出し、さの最適組合せを動的計
画法により求める方法がある(宇都宮 他,MRシネ長
軸断面像からの左心室輪郭自動抽出法の開発,MEDICAL
IMAGING TECHNOLOGY,13,737-744,1995)。
【0006】また、従来動き解析には左心室壁内輪郭の
動きが用いられることが多いが、この他に、左心室壁の
壁厚変化なども用いられる。壁厚変化を求めるために
は、左心室壁の外輪郭の抽出が必要であるが、前記の方
法では、エッジが求められていることが大前提であるた
め、長軸断面像における左心室壁外輪郭のように、複数
の異なる画像的性質を持つ組織と接しているためにエッ
ジを求めるのが困難であるような場合には適用できない
という問題点があった。
【0007】また、心臓部の画像に限らず、従来、画像
情報から物体の輪郭を抽出する方法としては、Snakes:Ac
tive Contour Models(M.Kass,et.al:Int.J.Computer Vi
sion,1,321-331,1988)が提案されている。この方法は、
複数個の離散点が有する弾性エネルギーと、画像エネル
ギーとの和を最小にするように離散点を移動させること
により、物体の輪郭を抽出する方法である。
【0008】具体的には図15に示すように、輪郭抽出
の対象とする物体23の例えば外側に閉輪郭24を定義
する。
【0009】この閉輪郭24の弾性エネルギーは次式で
表される。
【0010】
【数1】 (1)式において、α、βはそれぞれ弾性エネルギーの
一次および二次の項の重みで、それぞれ閉輪郭24の収
縮及び滑らかさに関与している。sは閉輪郭24上での
座標である。また画像エネルギーとしては次式のE
image のようなエッジなどの画像の特徴を表すものが用
いられる。
【0011】
【数2】 これらのエネルギーの総和をEall とすると、
【数3】 である。但し、Wimage は画像エネルギーEimage の重
みである。このEallが最小になるように、閉輪郭24
を移動させることにより、対象物体23の輪郭を抽出す
る。
【0012】このような方法によれば多少のエッジの欠
損があった場合にも対応できるが、それでもやはり、エ
ッジ画像がある程度正しく求められていることが必要で
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来、
心壁の外輪郭抽出は背景に様々な組織が存在するため
に、心壁の外輪郭のエッジ検出が困難であるという問題
点があった。
【0014】本発明はこのような問題点を解決し、MR
画像中で求めたい対象領域が2以上の背景領域と接して
いても、前記対象領域のエッジを検出する画像処理装置
及びその方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気共鳴画像
中で求めたい対象領域が2以上の背景領域と接している
場合に、前記2以上の背景領域と接する前記対象領域の
エッジを検出する画像処理装置であって、前記磁気共鳴
画像中の前記背景領域を構成する全てまたは一部の画素
の輝度を強調した輝度強調画像情報を、前記背景領域毎
に作成する輝度変換手段と、前記輝度変換手段によって
前記背景領域毎に作成された輝度強調画像情報から前記
エッジを検出したエッジ画像情報を、前記背景領域毎に
作成するエッジ検出手段と、前記エッジ検出手段によっ
て前記背景領域毎に作成した前記エッジ画像情報を一つ
の統合画像情報に統合する統合手段とを有するものであ
る。
【0016】本発明は、磁気共鳴画像中で求めたい対象
領域が2以上の背景領域と接している場合に、前記2以
上の背景領域と接する前記対象領域のエッジを検出する
画像処理方法であって、前記磁気共鳴画像中の前記背景
領域を構成する全てまたは一部の画素の輝度を強調した
輝度強調画像情報を、前記背景領域毎に作成し、前記背
景領域毎に作成された輝度強調画像情報から前記エッジ
を検出したエッジ画像情報を、前記背景領域毎に作成
し、前記背景領域毎に作成した前記エッジ画像情報を一
つの統合画像情報に統合する。
【0017】上記発明であると、統合された統合画像情
報が、対象領域の最終的なエッジ画像情報となる。これ
により、対象領域が互いに画像特徴の異なる背景領域に
接している場合でも、エッジを検出が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の以下の実施例で使用する
心臓部のMR画像は、図2(a)に示すものであり、図
2(b)はこれを概略図で表したものである。図2
(b)中の100が左心室内腔を示し、102が左心室
壁を示し、104が右心室心腔部を示し、106が肺野
部を示している。また、左心室壁外輪郭とは108の線
を示し、左心室壁内輪郭とは110の線を示す。
【0019】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実
施例を図面を用いて説明する。なお、本実施例では、心
臓部のMR画像から左心室壁外輪郭のエッジを検出する
場合について説明する。
【0020】図1は、本実施例の構成を表すブロック図
である。
【0021】画像入力部1では、目的とする画像を入力
する。
【0022】輝度変換部2の構成例を図3に示すよう
に、強調輝度設定部8と画像強調部9とよりなる。
【0023】強調輝度設定部8では、2種類の画像を輝
度を設定する。左心室壁外輪郭の背景領域の主なもの
は、肺野部106及び右心室心腔部104である(図2
参照)。MR画像においては、一般に肺野部106は輝
度が低く、右心室心腔部104は輝度が高い性質があ
る。したがって、2種類の強調輝度の内、一方は画像中
の最低輝度、もう一方は画像中の最高輝度とする。これ
により、肺野部106及び右心室心腔部104の代表的
な輝度が強調されることになる。
【0024】画像強調部9では、強調輝度設定部8によ
って設定された強調輝度を元に、画像の強調輝度を行な
う。具体的にはそれぞれの強調輝度について、輝度分布
を次式のような輝度平均値Iimage を中心とした標準偏
差σi のガウス分布にする。もともと輝度がI
image (x,y) だったものは、I´image (x,y) となる
(図4参照)。
【0025】
【数4】 エッジ検出部3では、輝度変換部2で得られた2枚の強
調画像それぞれについて、(5)式のようにグラディエ
ント法を用い、一次微分の大きさを求める。
【0026】
【数5】 この求めたIedge1 (x,y) がエッジの位置を表してい
る。
【0027】エッジ統合部4では、エッジ検出部3で得
られた2枚のエッジ画像から、最終的なエッジ画像を求
める。
【0028】具体的には、各エッジ画像をIedge1 (x,
y) 、Iedge2 (x,y) とすると、最終的なエッジ画像I
edge(x,y) は(6)式のようになる。
【0029】
【数6】 但し、max(A,B) はA、Bのうち値の大きい方を表
す。
【0030】このようにすることで、最終的なエッジ画
像にはどちらのエッジ検出部3で得られたエッジも現わ
れることになり、エッジの欠落をなくすことができる。
【0031】画像出力部13では結果を本実施例ではデ
ィスプレイに表示する。
【0032】(第2の実施例)本実施例では、図2の心
臓部のMR画像から左心室壁外輪郭108の輪郭を抽出
する場合について説明する。
【0033】図5は、本実施例の構成を表すブロック図
である。
【0034】画像入力部1では目的とする画像を入力す
る。
【0035】エッジ生成部10の構成を図6に示す。
【0036】輝度変換部9、エッジ検出部3及びエッジ
画像統合部4については、第1の実施例で述べたものと
同じである。
【0037】輪郭抽出部12の構成例を図7に示す。
【0038】離散点移動部14では(7)式においてE
all で表される全エネルギーが最小になるように前記複
数個の離散点を移動させる。
【0039】
【数7】 iは図8で表されるような複数個の離散点の番号であ
る。Wimage (i) 、Wex t (i) は重み係数である。E
int (i) は弾性エネルギーであり、本実施例では次式を
用いる。
【0040】
【数8】 但し、Vi =(xi ,yi ) は離散点の位置座標である。E
image (i) は画像エネルギーであり、ここでは(9)式
を用いる。
【0041】
【数9】 ext (i) は必要に応じて付加する外部エネルギーであ
る。本実施例では(10)式は離散点をある点v0 から
遠ざけたり、v0 に近付けたりするエネルギーである。
遠ざけるか近付けるかは係数kの正負によって決まる。
本実施例では遠ざけるために、負の係数を使用した。
【0042】
【数10】 エネルギーの総和が最小となるような離散点の位置を求
める解法として、変分法による方法を用いる。変分法に
よれば(7)式が最小となるためには(11)式のよう
な連立方程式が成り立つことが必要である。
【0043】
【数11】 但し、
【数12】 とする。
【0044】今、x座標のみを考えるとすると、(1
1)式の連立方程式はベクトル表示で次式のように表す
ことができる。
【0045】
【数13】 但し、
【数14】 である。
【0046】この連立方程式をヤコビ法を用いて逐次近
似法で解く。Aを次式のように対角行列Dとそれ以外の
部分Fに分ける。
【0047】
【数15】 n回目の近似解をXとすると、n+1回目の近似解X
n+1は、
【数16】 となる。但し、γは収束速度パラメータである。
【0048】離散点移動部14の構成例を図9に示す。
【0049】画像エネルギー算出部16、外部エネルギ
ー算出部17において、それぞれ(7)式におけるE
image (i) 、Eext (i) を算出する。また、パラメータ
記憶部19には各エネルギーの重み係数、(16)式に
おける行列D、Fの要素の値、γ等が記憶されている。
次座標算出部18では、(16)式を用いて各離散点の
次座標を計算して、離散点を移動させる。
【0050】離散点を移動させるごとに、収束判定部1
5で収束条件を満たすかどうかを判定し、収束条件を満
たさない場合には再び離散点移動部14で離散点の移動
を行ない、収束条件を満たすまで繰り返す。
【0051】収束条件としては、本実施例では(17)
式で表されるようなn回目の繰り返しでのエネルギーの
変化量△Eall n がある一定値より小さくなったときと
する。
【0052】
【数17】 収束判定部15の一構成例を図10に示す。
【0053】エネルギー算出部20において、(7)式
におけるEall を算出する。それをn回目の値Eall n
として、記憶部21に記憶しておく。そしてエネルギー
比較部22で、記憶部21にあらかじめ記憶しておいた
n−1回目の値Eall n-1 との差の絶対値△Eall n
求めて、それが一定量εより小さければ収束したと判定
し、大きければ収束していないと判定する。
【0054】出力部13では結果を本実施例ではディス
プレイに表示する。
【0055】(第3の実施例)本実施例では、図2の心
臓部のMR動画像から左心室壁内輪郭110及び外輪郭
108を抽出する場合について説明する。
【0056】図11は本発明の第3の実施例の構成を表
すブロック図である。
【0057】本実施例の処理の流れを図12に示す。
【0058】処理流れの概要を以下に述べる。
【0059】図12に示すように、輪郭抽出の際の初期
値として、一枚目の内輪郭110に関しては、人間が手
で与えるが、一枚目の外輪郭108については内輪郭1
10の抽出結果を、二枚目以降については、前フレーム
における輪郭抽出結果をそれぞれ初期値として使用する
ことにする。
【0060】画像入力部1では目的とする画像を入力す
る(ステップ1参照)。
【0061】初期値設定部11では初期値を設定する。
本実施例では人間が初期座標を設定する(ステップ2参
照)。
【0062】まず、エッジ生成部10において内輪郭1
10のエッジ検出を行う。この処理は、第2の実施例で
述べたものと同じである(ステップ3参照)。
【0063】但し、内輪郭110のエッジ検出は以下の
ような方法を用いる。
【0064】内輪郭110の場合に背景となるのは、左
心室内腔100である。左心室内腔100の輝度情報を
得るためには、左心室内腔100の位置を知る必要があ
る。そこで本実施例においては、一枚目の画像について
は初期値から、また、二枚目以降の画像については、前
フレームの輪郭抽出結果から、それらの輪郭の内部にお
ける画像輝度の統計的な値、例えば平均値を強調輝度と
することにする。
【0065】次に、輪郭抽出部12において、内輪郭1
10の輪郭を検出する。この処理は、第2の実施例と同
じである(ステップ4参照)。
【0066】但し、外部エネルギーとしては、第2の実
施例では、重心位置から遠ざけるようなものを用いた
が、初期値が求めるべき輪郭より必ず内側にある一枚目
の輪郭については、それでよいが、二枚目以降において
はそうとは限らないので、外部エネルギーを加えない
か、もしくは場合に応じて遠ざけるか近づけるかを選択
する必要がある。
【0067】内輪郭110の抽出が終了すると、外輪郭
108の抽出を行う(ステップ5参照)。
【0068】外輪郭108の抽出も内輪郭110の抽出
と同様に、エッジ生成部10と輪郭抽出部12とで行う
(ステップ6,7,8参照)。
【0069】出力部13では結果を本実施例ではディス
プレイに表示する。
【0070】なお、上記実施例では、内輪郭110、外
輪郭108の順番に求めたが、逆に、外輪郭108、内
輪郭110の順番に求めてもよい。
【0071】また、内輪郭110、外輪郭108を同時
に並列的に求めてもよい。
【0072】(変更例)本発明はここにあげた実施例に
限定されるものではない。例えば、以下のような変更例
が挙げられる。
【0073】(1) 第2、第3の実施例において、収束
判定部15における収束条件としては、エネルギーの変
化量による方法をあげたが、複数個の離散点の移動量が
ある一定値より小さくなったとき、あるいはこのような
条件で収束しない場合もあることを考慮して、繰り返し
の回数で収束させる、すなわち、ある一定回数収束演算
を行なったら収束したとみなすようにすることもでき
る。
【0074】(2) 第2、第3の実施例において、輪郭
抽出部12で、輪郭抽出方法としてエネルギー最小化に
よる方法の例を示したが、従来のエッジ抽出方法など他
の方法でも差し支えない。
【0075】(3) 第2、第3の実施例において、エネ
ルギー最小化の方法として、変分法による方法を使用し
たが、他の方法、例えば、動的計画法を用いても差し支
えない。
【0076】(4) 第1、第2、第3の実施例におい
て、対象領域が2つの背景領域に接し、各背景領域にお
いて支配的となる1種類の画像輝度を強調する場合を述
べたが、これに限らない。
【0077】すなわち、下記の組合わせが考えられる。
【0078】 対象領域が2つの背景領域に接し、各
背景領域において支配的となる画像輝度がそれぞれ2種
類以上有り、これら2種類以上の画像輝度をそれぞれ強
調する場合である。
【0079】 対象領域が3つ以上の背景領域に接
し、各背景領域において支配的となる画像輝度がそれぞ
れ1種類有り、これら画像輝度を強調する場合である。
【0080】 対象領域が3つ以上の背景領域に接
し、各背景領域において支配的となる画像輝度がそれぞ
れ2種類以上有り、これら2種類以上の画像輝度をそれ
ぞれ強調する場合である。
【0081】(5) 第2、第3の実施例において、2種
類の強調輝度を求める際に、画像中の最大輝度及び、最
小輝度を利用したが、以下のような方法でもよい。
【0082】例えば、右心室部分の輝度を求める際に、
輪郭抽出の際の初期値を図13に示すような心尖部11
1の1点、弁輪部112,112の2点の計3点で指定
し、斜線で示される領域において輝度値のヒストグラム
を求め、このヒストグラムの統計的な性質から右心室部
分の輝度を求める方法がある。
【0083】統計的な方法としては例えば、ヒストグラ
ムが図14に表されるような双峰性を持っている場合
に、これらのヒストグラム上での山を分割するような処
理を行ない、そのうち、輝度が高い方の山を選択して、
その輝度範囲において平均値などの統計量を求め、それ
を強調輝度としてもよい。
【0084】(6) 第1、第2、第3の実施例におい
て、画像強調の際に強調輝度を中心としたガウス分布へ
の変換を用いたが、他の方法を用いてもよい。例えば、
ガウス分布の片側を一定値にするようなものでも差し支
えない。
【0085】(7) 第1、第2、第3の実施例におい
て、2種類の強調輝度について別々に強調、エッジ検出
を行なった後、それらのエッジ画像を融合したが、これ
を同時に強調及びエッジ検出してもよい。
【0086】(8) エッジ検出方法としては、グラディ
エント法を用いたが、他のエッジ検出方法を用いても差
し支えない。例えば、ソーベルオペレータを用いる方
法、グラディエントを求めた後、二値化する方法などが
考えられる。
【0087】(9) 第3の実施例において、二枚目以降
の外輪郭108抽出の際に、前フレームにおける外輪郭
108抽出結果を初期値として用いたが、一枚目同様、
内輪郭110抽出結果を用いても差し支えない。
【0088】
【発明の効果】本発明の画像処理装置及びその方法によ
れば、MR画像中で求めたい対象領域が2以上の背景領
域と接していても、前記対象領域のエッジを検出するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を表す図である。
【図2】図2(a)は、心臓部のMR画像の図面であ
る。図2(b)は、図2(a)の概略図である。
【図3】輝度変換部の構成を表す図である。
【図4】画像強調の説明図である。
【図5】第2の実施例の構成を表す図である。
【図6】エッジ画像生成部の構成を表す図である。
【図7】輪郭抽出部の構成を表す図である。
【図8】離散点の番号を表す図である。
【図9】離散点移動部の構成を表す図である。
【図10】収束判定部の構成を表す図である。
【図11】第3の実施例の構成を表す図である。
【図12】第3の実施例の処理の流れを表す図である。
【図13】初期値を表す図である。
【図14】輝度値のヒストグラムを表す図である。
【図15】従来例を表す図である。
【符号の説明】
1…画像入力部 2…輝度変換部 3…エッジ検出部 4…エッジ画像統合部 5…画像出力部 6…右心室心腔部 7…肺野部 8…強調画素設定部 9…画像強調部 10…エッジ画像生成部 11…初期値設定部 12…輪郭抽出部 13…出力部 14…離散点移動部 15…収束判定部 16…画像エネルギー算出部 17…外部エネルギー算出部 18…次座標算出部 19…記憶部 20…エネルギー算出部 21…記憶部 22…エネルギー比較部 23…輪郭抽出の対象となる物体 24…閉輪郭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/60 250 A61B 5/055 G06T 1/00 290 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気共鳴画像中で求めたい対象領域が2以
    上の背景領域と接している場合に、前記2以上の背景領
    域と接する前記対象領域のエッジを検出する画像処理装
    置であって、 前記磁気共鳴画像中の前記背景領域を構成する少なくと
    も一部の画素の輝度を強調した輝度強調画像情報を、前
    記背景領域毎に作成する輝度変換手段と、 前記輝度変換手段によって前記背景領域毎に作成された
    輝度強調画像情報から前記エッジを検出したエッジ画像
    情報を、前記背景領域毎に作成するエッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段によって前記背景領域毎に作成した
    前記エッジ画像情報を一つの統合画像情報に統合する統
    合手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記統合手段によって統合された前記統合
    画像情報を用いて前記対象領域の前記輪郭を検出する輪
    郭検出手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】前記輝度変換手段は、 前記背景領域中の画素の輝度のうち最も多く存在する輝
    度をもった画素を強調することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記対象領域が内輪郭と外輪郭とを有し、 前記輪郭検出手段は、 前記対象領域の内輪郭または外輪郭のどちらか一方の輪
    郭を検出し、 前記統合手段によって統合された前記統合画像情報及び
    前記検出した一方の輪郭を用いて前記対象領域の他方の
    輪郭を検出することを特徴とする請求項2記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】磁気共鳴画像中で求めたい対象領域が2以
    上の背景領域と接している場合に、前記2以上の背景領
    域と接する前記対象領域のエッジを検出する画像処理方
    法であって、 前記磁気共鳴画像中の前記背景領域を構成する少なくと
    も一部の画素の輝度を強調した輝度強調画像情報を、前
    記背景領域毎に作成し、 前記背景領域毎に作成された輝度強調画像情報から前記
    エッジを検出したエッジ画像情報を、前記背景領域毎に
    作成し、 前記背景領域毎に作成した前記エッジ画像情報を一つの
    統合画像情報に統合することを特徴とする画像処理方
    法。
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