JP3392137B1 - エアーマッサージ機 - Google Patents

エアーマッサージ機

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JP3392137B1
JP3392137B1 JP2002268041A JP2002268041A JP3392137B1 JP 3392137 B1 JP3392137 B1 JP 3392137B1 JP 2002268041 A JP2002268041 A JP 2002268041A JP 2002268041 A JP2002268041 A JP 2002268041A JP 3392137 B1 JP3392137 B1 JP 3392137B1
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了 牧田
昌俊 大輪
文宏 西尾
誠 福谷
利明 南野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】 部品点数が少ないと共に組立性も良く、人体
の様々な施療部位を適切な方向に押圧可能なものとす
る。 【解決手段】 膨縮自在な空気袋2で構成する施療子1
の空気袋2に空気を充填して施療子1を膨張させた時
に、空気袋2の前端部の人体押圧部3が所定位置に配置
される。空気袋2は複数の異径の円錐台形状部4を径の
順に接続して膨張時に側面周部が前側ほど順次小径とな
り且つ収縮時に大径側円錐台形状部の内周側に小径側円
錐台形状部が納まる形態で最小径の円錐台形状部の中央
部が人体押圧部3となっている。各円錐台形状部4はそ
の前後方向の斜面沿いの長さが径方向一端側と他端側と
で異なる。空気袋2よりなる施療子1を膨張させた時に
施療子1の人体押圧部3を所定位置に配置でき、施療子
1を収縮させた時に施療子1をほぼ所定の形状に折り畳
んで納まりよく収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーマッサージ
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、凝ったりしていてマッサージ
を必要とする背や肩,腰等の人体の施療部位を揉みほぐ
して施療するため、図7に示すように、人体の施療部位
に直接接触して押圧する施療子1’と該施療子1’の背
面側に膨縮自在な空気袋2’を設けて、給排気孔6’よ
り空気袋2’内に空気を充填して空気袋2’を膨張させ
ることで施療子1’を人体の施療部位に対して押圧し、
その後で、空気袋2’内に充填した空気を排出して空気
袋2’を収縮させることで施療部位を押圧している施療
子1’の押圧を解除して、施療子1’の施療部位への押
圧―押圧解除を繰返して人体にマッサージ効果を与える
エアーマッサージ機がよく知られている。
【0003】このエアーマッサージ機は、電気的な刺激
を人体に与えるのではなく力学的な力を人体に加えて人
体にマッサージ効果を与えるもので、上記のように人体
の施療部位に直接接触して押圧する施療子1’と、施療
子1’を施療部位に対して押圧したりするため施療子
1’の背面側に施療子1’とは別体の膨縮自在な空気袋
2’とを設けるものであった。この場合、施療子1’が
人体を押圧する部位や押圧方向は殆ど変えられずにほぼ
一定のままであった。
【0004】しかし、上記のようなエアーマッサージ機
においては、人体の施療部位に直接接触して押圧する施
療子1’と、該施療子1’を施療部位に押圧するための
空気袋2’とを別体として設けるため、エアーマッサー
ジ機を構成する部品点数が非常に多くなると共に組立性
も悪くなって製造コストが高くなるという問題があり、
更に、施療子1’が人体の様々な施療部位を様々な方向
に押圧可能とするためには更に複雑な構成にする必要が
あり、益々部品点数が多くなって製造コストが高くなる
という問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開平8−252288号公報
【特許文献2】特開平10−295751号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、部
品点数が少ないと共に組立性も良くなって安価に製造可
能となり、施療子が人体の様々な施療部位を様々な方向
に押圧可能なエアーマッサージ機を提供することを課題
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るエアーマッサージ機は、膨縮自在な空気
袋2で構成する施療子1の空気袋2に空気を充填して施
療子1を膨張させた時に、施療子1を構成する空気袋2
の前端部の人体押圧部3が所定位置に配置されるように
構成するとともに、上記空気袋2は複数の異径の円錐台
形状部4を径の順に接続して膨張時に側面周部が前側ほ
ど順次小径となり且つ収縮時に大径側円錐台形状部の内
周側に小径側円錐台形状部が納まる形態となっていると
ともに最小径の円錐台形状部の中央部が人体押圧部3と
なっており、各円錐台形状部4はその前後方向の斜面沿
いの長さが径方向一端側と他端側とで異ならせたもので
ある。このような構成とすることで、施療子1と、施療
子1を人体の施療部位に直接接触して押圧するために膨
縮する空気袋2とを兼用することができて、施療子1と
は別体の空気袋2を設ける必要が無くなって、部品点数
を減らして製造コストを低減できるようになるものであ
る。しかも、簡単な構成で、空気袋2よりなる施療子1
を膨張させた時に施療子1の人体押圧部3を所定位置に
配置できると共に、施療子1を収縮させた時にも施療子
1をほぼ所定の扁平な形状に折り畳むことが可能とな
り、施療子1を納まりよく収納できるようになるもので
ある。
【0008】また、各円錐台形状部4の中心を前方に行
くにしたがって最大径の円錐台形状部4の中心軸イに対
して直交する一方向にずらすことが好ましい。このよう
な構成とすることで、施療子1を膨張させた時に施療子
1の人体押圧部3を所定位置に配置できると共に、施療
子1を収縮させた時にも施療子1をほぼ所定の形状に折
り畳むことが可能となり、施療子1を納まりよく収納で
きるようになるものである。
【0009】また、各円錐台形状部4の中心を結ぶ線ロ
上に人体押圧部3が位置するとともに、上記各円錐台形
状部4の中心を結ぶ線ロが最大径の円錐台形状部4の中
心軸イに対して傾斜していることが好ましい。このよう
な構成とすることで、施療子1の各円錐台形状部4の天
面部42に設けた円形開口43の中心を結ぶ線ロの前方
方向を押圧方向ハとして、二つの施療子1が左右に並ん
でいる時、夫々の押圧方向ハをもう一方の施療子1の最
大径の円錐台形状部4の中心軸イ側に傾斜するように配
置することが可能となって、この対にして配置した二つ
の施療子1によって首や腰等の人体の施療部位を挟む形
で揉みほぐしたりする施療形態が実施可能となるもので
ある。
【0010】また、施療子1を最大径の円錐台形状部4
の中心軸イ廻りに回転自在に設けることが好ましい。こ
のような構成とすることで、施療子1を回転させること
で施療子1の人体押圧部3が人体を押圧する部位や押圧
方向ハを変えることができるようになって、肩を上から
揉み押すといった施療形態が実施可能となるものであ
る。
【0011】また、施療子1を人体に対して上下方向に
摺動自在に設けることが好ましい。このような構成とす
ることで、施療子1の上下方向の摺動範囲内の任意の施
療部位に施療子1を押圧可能となるものである。
【0012】また、施療子1を人体に対して左右方向に
摺動自在に設けることが好ましい。このような構成とす
ることで、施療子1の左右方向の摺動範囲内の任意の施
療部位に施療子1を押圧可能となるものである。
【0013】また、施療子1の最大径の円錐台形状部4
の中心軸イ廻りの回転,施療子1の人体に対する上下方
向の摺動,施療子1の人体に対する左右方向の摺動,の
うちの少なくとも一つに同期して施療子1を構成する空
気袋2を膨縮することが好ましい。このような構成とす
ることで、施療子1の最大径の円錐台形状部4の中心軸
イ廻りの回転や、施療子1の人体に対する上下方向の摺
動や、施療子1の人体に対する左右方向の摺動と、空気
袋2の膨縮とを組み合わせてパターン化した施療形態が
実施可能となるものである。
【0014】さらには、人体押圧部を前方に突出する突
部として形成したり、施療子である空気袋が前面視で円
形をした膨縮部と、円形をした膨縮部の外周より連設し
た非膨縮部とからなり、非膨縮部に膨縮部への給排気用
の給排気口を設けたものとするのも好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0016】図1及び図2に本発明のエアーマッサージ
機に設ける施療子1を示す。施療子1は、ある程度の形
状保持性を有する材質を用いて形状変化が可能なように
成形した空気袋表部2aと、形状が変化する必要のない
空気袋裏部2bとからなり、空気袋表部2aと空気袋裏
部2bとを夫々の外周縁にて溶着して全体で空気袋2と
なるようにしてある。
【0017】施療子1である空気袋2は、前面視で円形
をした膨縮部21と、円形をした膨縮部21の外周半分
より連設して外形略コ字状の非膨縮部22とからなる。
空気袋2の膨縮部21は、前端部を人体の施療部位を押
圧してマッサージ効果を与える人体押圧部3とすると共
に、人体押圧部3より連設される側周面部11はその形
状を蛇腹筒形状となるように成形してある。また、空気
袋2の非膨縮部22には、膨縮部21と対向する辺に円
筒状の給排気口6が設けてあり、この給排気口6を介し
て空気袋2内に空気を給排気することで空気袋2の膨縮
部21を膨縮させるものである。
【0018】施療子1である空気袋2は、空気を給気・
充填した時に膨縮部21が膨張すると共に、空気を排出
した時に膨縮部21が収縮して折り畳まれるものであ
る。以下に空気袋2の膨縮部21の膨張時における形状
について説明する。
【0019】膨縮部21の膨張時における形状は、図1
(b)に示すように、膨縮部21の蛇腹筒形状をした側
周面部11の形状が、前方に行く程順次径が小さくなる
複数の異径の円錐台形状部4を連結した形状となるもの
である。詳しく説明すると、これら複数の円錐台形状部
4はそれぞれ、円錐台の側面形状をした傾斜側面部41
と、この傾斜側面部41の前端縁に内折れ部51を介し
て連設された円錐台の天面形状をした天面部42とで構
成され、天面部42には円形開口43が設けてあるが、
この円形開口43は、円形開口43の中心が天面部42
の中心に対して偏芯した状態となるように設けてある。
そして、二つの隣接した異径の円錐台形状部4におい
て、径の大きい方の円錐台形状部4aの天面部42に設
けた円形開口43の縁部に、径の小さい方の円錐台形状
部4bの傾斜側面部41の後端縁部を外折れ部52を介
して連結するものであり、このようにして複数の円錐台
形状部4を連結していき、最後に天面部42に円形開口
43を設けていない最小径の円錐台形状部4を人体押圧
部3として連結することで膨縮部21を形成するもので
ある。但しこの時、各円錐台形状部4は、傾斜面部41
の前後方向の斜面沿いの長さが、非膨縮部22側での長
さL1がその反対側での長さL2よりも短くなるように
してある。また、膨縮部21を形成するこれら複数の円
錐台形状部4は、それぞれの円錐台形状部4の円形開口
43の中心が、前方に行くにしたがって、最も後方に位
置する最大径の円錐台形状部4の中心軸イに対して直交
する一方向すなわち、前面視で最大径の円錐台形状部4
の中心軸イより離れていく一方向にずれていくようにし
て、且つ、押圧方向ハすなわち、人体押圧部3となって
いる最小径の円錐台形状部4の中心軸が最大径の円錐台
形状部4の中心軸イに対して傾斜するように配置するも
のである。以上が空気袋2の膨縮部21の膨張時におけ
る形状についての説明である。
【0020】膨張時に以上のような形状となる空気袋2
の膨縮部21は、内折れ部51及び外折れ部52におい
て折り曲げ自在であって、内折れ部51においては所謂
山折り、外折れ部52においては所謂谷折りとなるよう
に折れ曲がるものであり、このように折れ曲がることに
よって空気袋2の膨縮部21は、その収縮時には図1
(a)に示すように、最小径の円錐台形状部4が突部と
して突出した状態で残るとともに、他の円錐台形状部4
は大径側円錐台形状部の内周側に小径側円錐台形状部が
順次納まる蛇腹状に折り畳まれるものである。そして、
空気袋2の膨縮部21は、膨張させるにはコンプレッサ
ー等で空気を給排気口6より空気袋2内に充填するもの
であり、コンプレッサー等を停止して給排気口6を開放
すると、膨張した空気袋2は自らの弾性力によって充填
された空気を排出して収縮し、折り畳まれた状態となる
ものである。
【0021】以上のように施療子1を構成することによ
って、施療子1と該施療子1を人体の施療部位に直接接
触して押圧するための膨縮する空気袋2とを兼用するこ
とができるようになって施療子1とは別体として空気袋
2を設ける必要が無くなると共に、空気袋表部2aと空
気袋裏部2bとを溶着して空気袋2を成形するだけで施
療子1を構成することができるようになって組立性が良
くなるので、部品点数を減らして製造コストを低減でき
るようになるものである。また、施療子1である空気袋
2を蛇腹筒形状に成形してあるので、施療子1の膨張時
には施療子1の人体押圧部3をほぼ所定位置に配置でき
ると共に、施療子1の収縮時にも施療子1をほぼ所定の
形状に折り畳むことが可能となり、施療子1を納まりよ
く収納できるようになるものである。
【0022】また、以上のような施療子1を図4に示す
ように、対となる二つの施療子1の夫々の押圧方向ハが
互いにもう一方の施療子1側に傾くように配置してもよ
いものである。このようにすることで、首や腰等の人体
の施療部位を挟む形で揉みほぐしたりする施療形態が実
施可能となるものである。
【0023】次に、図5に基づいて他の実施形態につい
て説明する。
【0024】本実施形態においては、空気袋2よりなる
施療子1を最大径の円錐台形状部4の中心軸イ廻りに回
転自在となるように設けてある。空気袋2よりなる施療
子1を回転自在とする構造について説明すると、エアマ
ッサージ機本体側に取り付けられた基台71の凹部71
aに転がり軸受72の外輪72aを嵌め込み、転がり軸
受72の内輪72b内に中心に挿通孔73aを穿設した
回転基板73を取り付け、給排気口6を回転基板73の
挿通孔73aに挿通してエアマッサージ機本体側に導出
した状態で施療子1である空気袋2を転がり軸受72の
内輪72bに取り付ける構造となっている。そして、本
実施形態では、空気袋2が円形の膨縮部21のみで構成
されてあってその空気袋2の裏面より給排気口6が突設
してあり、更に、空気袋2の裏面より給排気口6を囲む
ように嵌め込み円筒74が突設してあるもので、この突
設した嵌め込み円筒74を転がり軸受72の内輪72b
内に嵌め込むことで施療子1を転がり軸受72に取り付
けるものである。
【0025】以上のように構成することによって、施療
子1を回転させて施療子1の人体押圧部3が人体を押圧
する部位や押圧方向ハを変えることができるようになっ
て、肩を上から揉み押すといった施療形態が実施可能と
なるものである。
【0026】次に、図6に基づいて更に他の実施形態に
ついて説明する。
【0027】本実施形態においては、対となる二つの施
療子1を夫々の押圧方向ハが互いにもう一方の施療子1
側に傾くようにエアーマッサージ機の背もたれ部81に
配置すると共に、この対にして配置した施療子1が背も
たれ部81内において上下方向及び左右方向に摺動自在
となるようにしたものである。施療子1を上下方向及び
左右方向に摺動自在とする背もたれ部81の構造につい
て説明すると、背もたれ部81内に凹部82を形成して
凹部82の中央に上下方向に長い送りネジ83を配置
し、送りネジ83の下端部にモーター等の駆動部84を
接続して送りネジ83を回転自在とする。そして、中央
に上下方向にネジ孔(図示せず)を穿設した箱状の移動
体85をネジ孔に送りネジ83を螺入した状態で凹部8
2に配置する。移動体85内には対となる二つの施療子
1が設けてあり、この二つの施療子1は移動体85に設
けられた左右方向ガイド86に沿ってそれぞれ左右方向
に摺動自在となっている。また、エアーマッサージ機に
はコンプレッサー等の空気送り部87が設けてあり、空
気送り部87と二つの施療子1とはチューブ等で接続さ
れてある。
【0028】このような本実施形態におけるエアーマッ
サージ機は、駆動部84で送りネジ83を順逆回転させ
て移動体85を上下方向に摺動させることで二つの施療
子1を上下方向に移動自在とし、また、移動体85に設
けられた左右方向ガイド86に沿って施療子1を指等で
動かすことで二つの施療子1をそれぞれ左右方向に移動
自在とし、空気送り部87より二つの施療子1に空気を
送り込むことで施療子1を膨縮自在とするものである。
【0029】以上のように構成することによって、施療
子1の上下方向及び左右方向の移動範囲内の任意の施療
部位に施療子1を押圧することが可能となるものであ
る。
【0030】また、本実施形態においては、二つの施療
子1の左右方向への移動は指等によって行っているがモ
ーター等の動力で行ってもよいものであると共に、二つ
の施療子1を図5に示す実施形態のように回転自在とし
て同様にモーター等の動力で施療子1を回転させてもよ
いものであり、更にこれらに加えて、エアーマッサージ
機に制御部を設けて、制御部によって施療子1である空
気袋2の膨縮と、二つの施療子1の上下方向,左右方向
の移動や施療子1の回転とを同期させてもよいものであ
る。このようにすることで、施療子1である空気袋2の
膨縮と、二つの施療子1の上下方向,左右方向の移動や
施療子1の回転とを組み合わせてパターン化した施療形
態が実施可能となるものである。
【0031】なお、以上で述べた施療子1は、膨縮部2
1が円錐台形状部4より構成され、円錐台形状部4の天
面部42や円形開口43は円とするものであったが、こ
の円は特に真円でなくとも楕円を含む略円形でもよいも
のである。
【0032】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、膨縮自在な空気袋で構成する施療子の空
気袋に空気を充填して施療子を膨張させた時に、施療子
を構成する空気袋の前端部の人体押圧部が所定位置に配
置されるように構成したので、施療子と、施療子を人体
の施療部位に直接接触して押圧するために膨縮する空気
袋とを兼用することができて、施療子とは別体の空気袋
を設ける必要が無くなって、部品点数を減らして製造コ
ストを低減できるようになるものであり、しかも簡単な
構成で、空気袋よりなる施療子を膨張させた時に施療子
の人体押圧部を所定位置に配置できると共に、施療子を
収縮させた時にも施療子をほぼ所定の形状に折り畳むこ
とが可能となり、施療子を納まりよく収納できるように
なるものである。
【0033】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて各円錐台形状部の中
心を前方に行くにしたがって最大径の円錐台形状部の中
心軸に対して直交する一方向にずらしたので、施療子を
膨張させた時に施療子の人体押圧部を所定位置に配置で
きると共に、施療子を収縮させた時にも施療子をほぼ所
定の形状に折り畳むことが可能となり、施療子を納まり
よく収納できるようになるものである。
【0034】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項2記載の発明の効果に加えて各円錐台形状部の中
心を結ぶ線上に人体押圧部が位置するとともに、上記各
円錐台形状部の中心を結ぶ線が最大径の円錐台形状部の
中心軸に対して傾斜したので、施療子の各円錐台形状部
の天面部に設けた円形開口の中心を結ぶ線の前方方向を
押圧方向として、二つの施療子を夫々の押圧方向をもう
一方の施療子の最大径の円錐台形状部の中心軸側に傾斜
するように配置することが可能となって、この対にして
配置した二つの施療子によって首や腰等の人体の施療部
位を挟む形で揉みほぐしたりする施療形態が実施可能と
なるものである。
【0035】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて
施療子を最大径の円錐台形状部の中心軸廻りに回転自在
に設けたので、施療子を回転させることで施療子の人体
押圧部が人体を押圧する部位や押圧方向を変えることが
できるようになって、肩を上から揉み押すといった施療
形態が実施可能となるものである。
【0036】また請求項5記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて
施療子を人体に対して上下方向に摺動自在に設けたの
で、施療子の上下方向の摺動範囲内の任意の施療部位に
施療子を押圧可能となるものである。
【0037】また請求項6記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加えて
施療子を人体に対して左右方向に摺動自在に設けたの
で、施療子の左右方向の摺動範囲内の任意の施療部位に
施療子を押圧可能となるものである。
【0038】また請求項7記載の発明にあっては、上記
請求項4乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて
施療子の最大径の円錐台形状部の中心軸廻りの回転,施
療子の人体に対する上下方向の摺動,施療子の人体に対
する左右方向の摺動,のうちの少なくとも一つに同期し
て施療子を構成する空気袋を膨縮するので、施療子の最
大径の円錐台形状部の中心軸廻りの回転や、施療子の人
体に対する上下方向の摺動や、施療子の人体に対する左
右方向の摺動と、空気袋の膨縮とを組み合わせてパター
ン化した施療形態が実施可能となるものである。
【0039】また、請求項8の発明にあっては、人体押
圧部を前方に突出する突部として形成しているので、人
体に圧力を加えることを確実に行うことができ、請求項
9の発明にあっては、施療子である空気袋は、前面視で
円形をした膨縮部と、円形をした膨縮部の外周より連設
した非膨縮部とからなり、非膨縮部に膨縮部への給排気
用の給排気口を設けているために、給排気が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において設けられる施療子
を示し、(a)は施療子が収縮した状態の説明図であ
り、(b)は施療子が膨張した状態の説明図である。
【図2】同上の実施形態において設けられる施療子を示
し、(a)は空気袋表側から空気袋裏側へ向かう方向に
見た正面図であり、(b)は側面図である。
【図3】他例の斜視図である。
【図4】対にして配置した施療子の側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態において施療子を回転自
在とした構造の説明図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態における斜視図であ
る。
【図7】従来のエアマッサージ機に設けられる施療子及
び空気袋の斜視図である。
【符号の説明】
1 施療子 2 空気袋 3 人体押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福谷 誠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 南野 利明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開2002−126025(JP,A) 特開 平10−155853(JP,A) 特開 平10−295751(JP,A) 特開 昭63−92358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨縮自在な空気袋で構成する施療子の空
    気袋に空気を充填して施療子を膨張させた時に、施療子
    を構成する空気袋の前端部の人体押圧部が所定位置に配
    置されるように構成したエアーマッサージ機であって、
    上記空気袋は複数の異径の円錐台形状部を径の順に接続
    して膨張時に側面周部が前側ほど順次小径となり且つ収
    縮時に大径側円錐台形状部の内周側に小径側円錐台形状
    部が納まる形態となっているとともに最小径の円錐台形
    状部の中央部が人体押圧部となっており、各円錐台形状
    部はその前後方向の斜面沿いの長さが径方向一端側と他
    端側とで異なっていることを特徴とするエアーマッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】 各円錐台形状部の中心を前方に行くにし
    たがって最大径の円錐台形状部の中心軸に対して直交す
    る一方向にずらして成ることを特徴とする請求項1記載
    のエアーマッサージ機。
  3. 【請求項3】 各円錐台形状部の中心を結ぶ線上に人体
    押圧部が位置するとともに、上記各円錐台形状部の中心
    を結ぶ線が最大径の円錐台形状部の中心軸に対して傾斜
    していることを特徴とする請求項2記載のエアーマッサ
    ージ機。
  4. 【請求項4】 施療子を最大径の円錐台形状部の中心軸
    廻りに回転自在に設けて成ることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載のエアーマッサージ機。
  5. 【請求項5】 施療子を人体に対して上下方向に摺動自
    在に設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載のエアーマッサージ機。
  6. 【請求項6】 施療子を人体に対して左右方向に摺動自
    在に設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載のエアーマッサージ機。
  7. 【請求項7】 施療子の最大径の円錐台形状部の中心軸
    廻りの回転,施療子の人体に対する上下方向の摺動,施
    療子の人体に対する左右方向の摺動,のうちの少なくと
    も一つに同期して施療子を構成する空気袋を膨縮して成
    ることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の
    エアーマッサージ機。
  8. 【請求項8】 人体押圧部を前方に突出する突部として
    形成していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    の項に記載のエアーマッサージ機。
  9. 【請求項9】 施療子である空気袋は、前面視で円形を
    した膨縮部と、円形をした膨縮部の外周より連設した非
    膨縮部とからなり、非膨縮部に膨縮部への給排気用の給
    排気口を設けていることを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかの項に記載のエアーマッサージ機。
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