JP3392061B2 - 検波回路及び利得変動検出回路 - Google Patents
検波回路及び利得変動検出回路Info
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- JP3392061B2 JP3392061B2 JP25058298A JP25058298A JP3392061B2 JP 3392061 B2 JP3392061 B2 JP 3392061B2 JP 25058298 A JP25058298 A JP 25058298A JP 25058298 A JP25058298 A JP 25058298A JP 3392061 B2 JP3392061 B2 JP 3392061B2
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力した信号をダ
イオードの自乗検波領域にて検波する検波回路及びこれ
を用いた利得変動検出回路に関する。
イオードの自乗検波領域にて検波する検波回路及びこれ
を用いた利得変動検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】無線機から送信される信
号の電力、例えば進行波電力や反射波電力を測定する際
には、検波ダイオードによって送信信号を脈流の検波出
力電圧に変換する検波回路を用いる。例えば、図5に示
すように、信号入力端RFINから入力される高周波信
号を、入力抵抗RIを介しダイオードDのアノードに印
加し、ダイオードDのカソードにコンデンサCと共に接
続されている負荷抵抗RLの両端から、検波出力電圧V
detを取り出すようにすればよい。ダイオードとして
は、ショットキダイオード等、比較的高周波応答が良好
で検波効率が良好な高周波用の検波ダイオードを用いる
のが好ましい。
号の電力、例えば進行波電力や反射波電力を測定する際
には、検波ダイオードによって送信信号を脈流の検波出
力電圧に変換する検波回路を用いる。例えば、図5に示
すように、信号入力端RFINから入力される高周波信
号を、入力抵抗RIを介しダイオードDのアノードに印
加し、ダイオードDのカソードにコンデンサCと共に接
続されている負荷抵抗RLの両端から、検波出力電圧V
detを取り出すようにすればよい。ダイオードとして
は、ショットキダイオード等、比較的高周波応答が良好
で検波効率が良好な高周波用の検波ダイオードを用いる
のが好ましい。
【0003】また、ダイオード検波としては検波ダイオ
ードの自乗検波領域を使用する自乗検波と、直線検波領
域を使用する直線検波が、知られている。自乗検波は入
力信号電力が小さな領域を用いる検波方式であり、入力
信号の平均値を示す検波出力電圧が得られる。他方、直
線検波は入力信号電力が大きな領域を用いる検波方式で
あり、入力信号のピーク値を示す検波出力が得られる。
自乗検波には、検波ダイオードの順方向電圧(一般にV
Fで表される電圧)が温度等により変化する、検波効率
が不均一である、といった短所がある。従って、周囲の
無線局から送信された信号の電力を測定する用途に図5
に示す検波回路を用いる場合、順方向電圧による非直線
ひずみが比較的少なくまた検波効率が比較的均一な直線
検波を用いることが多い。
ードの自乗検波領域を使用する自乗検波と、直線検波領
域を使用する直線検波が、知られている。自乗検波は入
力信号電力が小さな領域を用いる検波方式であり、入力
信号の平均値を示す検波出力電圧が得られる。他方、直
線検波は入力信号電力が大きな領域を用いる検波方式で
あり、入力信号のピーク値を示す検波出力が得られる。
自乗検波には、検波ダイオードの順方向電圧(一般にV
Fで表される電圧)が温度等により変化する、検波効率
が不均一である、といった短所がある。従って、周囲の
無線局から送信された信号の電力を測定する用途に図5
に示す検波回路を用いる場合、順方向電圧による非直線
ひずみが比較的少なくまた検波効率が比較的均一な直線
検波を用いることが多い。
【0004】しかしながら、直線検波での検波モードは
ピーク検波である。従って、周囲の無線局から送信され
検波回路に入力される搬送波が様々な周波数に亘ってい
る状況(即ち波数が多い状況)と、周囲の無線局から送
信され検波回路に入力される搬送波が1種類の周波数で
ある状況(即ち波数が1である状況)とでは、仮に両状
況における入力信号の合計平均電力が同じであっても、
検波出力電圧は異なる電圧になる(一般に波数が多い方
が高くなる)。同様の問題点は、入力信号の振幅等に変
調が施されているか否かや、変調方式の如何によって
も、発生する。また、入力信号の合計平均電力に対する
検波出力電圧の誤差は、入力信号の合計平均電力が大き
いほど、大きくなる。従って、直線検波を好適に用いる
ことができるのは、波数が一定であるとき等に限られて
いた。なお、この問題点に関しては、図6を参照された
い。図中、「1波」等とあるのは波数を表している。
「検波電圧」「入力電力」はそれぞれ検波出力電圧及び
入力信号合計平均電力を表している。
ピーク検波である。従って、周囲の無線局から送信され
検波回路に入力される搬送波が様々な周波数に亘ってい
る状況(即ち波数が多い状況)と、周囲の無線局から送
信され検波回路に入力される搬送波が1種類の周波数で
ある状況(即ち波数が1である状況)とでは、仮に両状
況における入力信号の合計平均電力が同じであっても、
検波出力電圧は異なる電圧になる(一般に波数が多い方
が高くなる)。同様の問題点は、入力信号の振幅等に変
調が施されているか否かや、変調方式の如何によって
も、発生する。また、入力信号の合計平均電力に対する
検波出力電圧の誤差は、入力信号の合計平均電力が大き
いほど、大きくなる。従って、直線検波を好適に用いる
ことができるのは、波数が一定であるとき等に限られて
いた。なお、この問題点に関しては、図6を参照された
い。図中、「1波」等とあるのは波数を表している。
「検波電圧」「入力電力」はそれぞれ検波出力電圧及び
入力信号合計平均電力を表している。
【0005】
【発明の概要】本発明の第1の目的は、波数、変調の有
無、変調方式等によって検波出力電圧が変動することを
防ぐことにある。本発明の第2の目的は、入力信号の合
計平均電力に対する検波出力電圧の誤差が入力信号の合
計平均電力の大小によって変わることを防ぐことにあ
る。本発明においては、これらの目的を、直線検波では
なく自乗検波を用いることによって達成している。ま
た、本発明の第3の目的は、検波ダイオードの検波効率
を向上させることにある。本発明の第4の目的は、温度
に対して安定な回路を実現することにある。本発明の第
5の目的は、比較的簡単な回路構成及び安価な回路部品
にて回路を実現することにある。本発明においては、こ
れらの目的を、検波ダイオードの直流順方向バイアス及
びバイアス電流の温度補償によって、達成している。
無、変調方式等によって検波出力電圧が変動することを
防ぐことにある。本発明の第2の目的は、入力信号の合
計平均電力に対する検波出力電圧の誤差が入力信号の合
計平均電力の大小によって変わることを防ぐことにあ
る。本発明においては、これらの目的を、直線検波では
なく自乗検波を用いることによって達成している。ま
た、本発明の第3の目的は、検波ダイオードの検波効率
を向上させることにある。本発明の第4の目的は、温度
に対して安定な回路を実現することにある。本発明の第
5の目的は、比較的簡単な回路構成及び安価な回路部品
にて回路を実現することにある。本発明においては、こ
れらの目的を、検波ダイオードの直流順方向バイアス及
びバイアス電流の温度補償によって、達成している。
【0006】本発明に係る検波回路は、いずれも比較的
低レベルであり相異なる周波数を有する複数の搬送波を
含みそれら搬送波の個数、当該搬送波についての変調の
有無又はその変調方式によりピーク電力が変動する入力
信号を、当該信号の電力又はその変動を測定するため検
波する検波回路において、検波ダイオードでは、上記入
力信号を自乗検波し、少なくとも、温度補償用検波ダイ
オード、2個の電流変換抵抗及び温度補償回路を備えて
いる。これらのうち温度補償用検波ダイオード、これに
対応する電流変換抵抗及び温度補償回路にて、定電流回
路を構成している。また、検波ダイオード及び温度補償
用検波ダイオードを直流順方向バイアスする回路を、2
個の電流変換抵抗によって構成している。
低レベルであり相異なる周波数を有する複数の搬送波を
含みそれら搬送波の個数、当該搬送波についての変調の
有無又はその変調方式によりピーク電力が変動する入力
信号を、当該信号の電力又はその変動を測定するため検
波する検波回路において、検波ダイオードでは、上記入
力信号を自乗検波し、少なくとも、温度補償用検波ダイ
オード、2個の電流変換抵抗及び温度補償回路を備えて
いる。これらのうち温度補償用検波ダイオード、これに
対応する電流変換抵抗及び温度補償回路にて、定電流回
路を構成している。また、検波ダイオード及び温度補償
用検波ダイオードを直流順方向バイアスする回路を、2
個の電流変換抵抗によって構成している。
【0007】まず、2個の電流変換抵抗のうち1個は、
バイアス電源から印加されるバイアス電圧を直流の順方
向バイアス電流に変換し、これによって得た順方向バイ
アス電流を、検波ダイオードに流す。従って、検波ダイ
オードの動作点は、比較的検波効率がよい領域におかれ
る。また、検波ダイオードの順方向バイアス電流は、バ
イアス電圧や検波ダイオードの順方向電圧の他、検波ダ
イオードに接続されている電流変換抵抗の抵抗値により
定まる。
バイアス電源から印加されるバイアス電圧を直流の順方
向バイアス電流に変換し、これによって得た順方向バイ
アス電流を、検波ダイオードに流す。従って、検波ダイ
オードの動作点は、比較的検波効率がよい領域におかれ
る。また、検波ダイオードの順方向バイアス電流は、バ
イアス電圧や検波ダイオードの順方向電圧の他、検波ダ
イオードに接続されている電流変換抵抗の抵抗値により
定まる。
【0008】他方、2個の電流変換抵抗のうち残りの1
個は、バイアス電源から印加されるバイアス電圧を直流
の順方向バイアス電流に変換し、これによって得た順方
向バイアス電流を、温度補償用検波ダイオードに流す。
この温度補償用検波ダイオードは、信号入力端からみて
検波ダイオードと並列に接続されており、検波ダイオー
ドと同一の検波特性を有している。また、2個の電流変
換抵抗は互いに同一の抵抗値及び温度特性を有してい
る。従って、温度補償用検波ダイオードに流れる順方向
バイアス電流の値は、温度変化によらず常に、検波ダイ
オードに流れる順方向バイアス電流の値と同じである。
個は、バイアス電源から印加されるバイアス電圧を直流
の順方向バイアス電流に変換し、これによって得た順方
向バイアス電流を、温度補償用検波ダイオードに流す。
この温度補償用検波ダイオードは、信号入力端からみて
検波ダイオードと並列に接続されており、検波ダイオー
ドと同一の検波特性を有している。また、2個の電流変
換抵抗は互いに同一の抵抗値及び温度特性を有してい
る。従って、温度補償用検波ダイオードに流れる順方向
バイアス電流の値は、温度変化によらず常に、検波ダイ
オードに流れる順方向バイアス電流の値と同じである。
【0009】従って、温度変化に伴い温度補償用検波ダ
イオードの順方向電圧が上昇したときに、検波ダイオー
ド及び温度補償用検波ダイオードの信号入力端側接続点
の電位を低下させ、低下したときに上昇させる温度補償
回路を設けておくことにより、検波回路を温度的にも安
定に動作させることができる。
イオードの順方向電圧が上昇したときに、検波ダイオー
ド及び温度補償用検波ダイオードの信号入力端側接続点
の電位を低下させ、低下したときに上昇させる温度補償
回路を設けておくことにより、検波回路を温度的にも安
定に動作させることができる。
【0010】このように、本発明によれば、検波ダイオ
ードを順方向バイアスすることにより検波効率を確保す
ると共に、検波ダイオードの順方向バイアス電流と同一
値の順方向バイアス電流にて常に直流順方向バイアスさ
れる同一検波特性のもう一つの検波ダイオード(温度補
償用検波ダイオード)を設け、この温度補償用検波ダイ
オードに温度補償回路を付加することによって、検波効
率の向上と温度的な安定性とを、回路の顕著な複雑化や
高価な回路部品の使用なしに、実現している。更に、自
乗検波を用いているため、検波出力電圧が波数、変調の
有無、変調方式等によって変化することを防ぐことがで
きる。
ードを順方向バイアスすることにより検波効率を確保す
ると共に、検波ダイオードの順方向バイアス電流と同一
値の順方向バイアス電流にて常に直流順方向バイアスさ
れる同一検波特性のもう一つの検波ダイオード(温度補
償用検波ダイオード)を設け、この温度補償用検波ダイ
オードに温度補償回路を付加することによって、検波効
率の向上と温度的な安定性とを、回路の顕著な複雑化や
高価な回路部品の使用なしに、実現している。更に、自
乗検波を用いているため、検波出力電圧が波数、変調の
有無、変調方式等によって変化することを防ぐことがで
きる。
【0011】また、本発明に係る検波回路を用いて、マ
ルチキャリアアンプの利得変動を好適に検出することが
できる。即ち、まず、マルチキャリアアンプの入力側及
び出力側にそれぞれ本発明に係る検波回路を接続する。
マルチキャリアアンプは、比較的低レベルでかつその周
波数が互いに異なる複数の搬送波を含むマルチキャリア
信号を入力し、増幅して出力するアンプであり、従っ
て、マルチキャリアアンプ前後に設けた検波回路の出力
は、マルチキャリアアンプによる増幅の前後のマルチキ
ャリア信号の電力を示す信号となる。従って、これらの
信号に基づき、マルチキャリアアンプの利得変動を示す
信号を生成することができる。
ルチキャリアアンプの利得変動を好適に検出することが
できる。即ち、まず、マルチキャリアアンプの入力側及
び出力側にそれぞれ本発明に係る検波回路を接続する。
マルチキャリアアンプは、比較的低レベルでかつその周
波数が互いに異なる複数の搬送波を含むマルチキャリア
信号を入力し、増幅して出力するアンプであり、従っ
て、マルチキャリアアンプ前後に設けた検波回路の出力
は、マルチキャリアアンプによる増幅の前後のマルチキ
ャリア信号の電力を示す信号となる。従って、これらの
信号に基づき、マルチキャリアアンプの利得変動を示す
信号を生成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、図5及び図6に示し
た従来技術と同様の又は対応する構成には同一の符号を
付し、説明を省略する。
関し図面に基づき説明する。なお、図5及び図6に示し
た従来技術と同様の又は対応する構成には同一の符号を
付し、説明を省略する。
【0013】図1に、本発明の一実施形態にかかる検波
回路の構成を示す。この図に示す回路は2個の検波ダイ
オードD1及びD2を有している。これらの検波ダイオ
ードD1及びD2は例えばショットキダイオードにより
実現することができ、またこれらは互いに同一の検波特
性を有している。このようなダイオードD1のアノード
は、いずれも入力抵抗RI及び直流遮断用コンデンサC
を介して信号入力端RFINに接続されている。コンデ
ンサCは、後述するバイアス電圧を遮断するためのコン
デンサである。さらに、ダイオードD1及びD2のアノ
ード間には、そのリアクタンスが十分小さいインダクタ
Lが、後述の演算増幅器ICの出力のうち比較的低周波
の成分のみを通過させるべく、接続されている。なお、
図中3箇所に現れているCpはコンデンサである。
回路の構成を示す。この図に示す回路は2個の検波ダイ
オードD1及びD2を有している。これらの検波ダイオ
ードD1及びD2は例えばショットキダイオードにより
実現することができ、またこれらは互いに同一の検波特
性を有している。このようなダイオードD1のアノード
は、いずれも入力抵抗RI及び直流遮断用コンデンサC
を介して信号入力端RFINに接続されている。コンデ
ンサCは、後述するバイアス電圧を遮断するためのコン
デンサである。さらに、ダイオードD1及びD2のアノ
ード間には、そのリアクタンスが十分小さいインダクタ
Lが、後述の演算増幅器ICの出力のうち比較的低周波
の成分のみを通過させるべく、接続されている。なお、
図中3箇所に現れているCpはコンデンサである。
【0014】ダイオードD1のカソードは、検波出力電
圧Vdetを出力するための端子に接続されており、同
時に、負の直流バイアス電圧−Vを発生させるバイアス
電源に、抵抗R1を介して接続されている。従って、ダ
イオードD1には直流の順方向バイアス電流I1が流
れ、このバイアス電流I1の値はバイアス電圧−V及び
抵抗R1により、次の式
圧Vdetを出力するための端子に接続されており、同
時に、負の直流バイアス電圧−Vを発生させるバイアス
電源に、抵抗R1を介して接続されている。従って、ダ
イオードD1には直流の順方向バイアス電流I1が流
れ、このバイアス電流I1の値はバイアス電圧−V及び
抵抗R1により、次の式
【数1】I1=−V/R1
に従い定まる。
【0015】他方、ダイオードD2のカソードも、バイ
アス電源に抵抗R2を介して接続されている。従って、
ダイオードD2に流れる順方向バイアス電流I2の値
は、
アス電源に抵抗R2を介して接続されている。従って、
ダイオードD2に流れる順方向バイアス電流I2の値
は、
【数2】I2=−V/R2
の式に従い定まる。なお、ここではインダクタLの電圧
降下を無視している。
降下を無視している。
【0016】さらに、この実施形態では、抵抗R1及び
R2の抵抗値及び温度特性双方を、互いに同一としてい
る。従って、温度によらず、常に、R1=R2が成り立
つため、バイアス電流I1及びI2の間には、
R2の抵抗値及び温度特性双方を、互いに同一としてい
る。従って、温度によらず、常に、R1=R2が成り立
つため、バイアス電流I1及びI2の間には、
【数3】I1=I2
の関係が温度によらず成立する。
【0017】さらに、ダイオードD2には、演算増幅器
ICによって構成されている温度補償回路が付加されて
いる。この演算増幅器ICの反転入力端子はダイオード
D2のカソードに、非反転入力端子は接地に、そして出
力端子はダイオードD2のアノードに、さらにはインダ
クタLを介してダイオードD1のアノードに、それぞれ
接続されている。従って、温度変化によりダイオードD
2の順方向電圧VFの値が変化しようとしても、これに
応じてダイオードD2ひいてはダイオードD1のアノー
ドの電位が逆方向に変化するため、バイアス電流I1及
びI2の値は温度変化によらず一定の値に維持されるこ
とになる。
ICによって構成されている温度補償回路が付加されて
いる。この演算増幅器ICの反転入力端子はダイオード
D2のカソードに、非反転入力端子は接地に、そして出
力端子はダイオードD2のアノードに、さらにはインダ
クタLを介してダイオードD1のアノードに、それぞれ
接続されている。従って、温度変化によりダイオードD
2の順方向電圧VFの値が変化しようとしても、これに
応じてダイオードD2ひいてはダイオードD1のアノー
ドの電位が逆方向に変化するため、バイアス電流I1及
びI2の値は温度変化によらず一定の値に維持されるこ
とになる。
【0018】このように、本実施形態によれば、ダイオ
ードD1を順方向バイアスしているため、その動作点を
検波効率が高い領域におくことができ、また温度補償を
施しているため温度変化に起因した順方向電圧VFの変
化による不安定性や非直線歪みを抑えることができる。
従って、本実施形態にかかる検波回路は、入力信号電力
が小さな領域すなわち自乗検波領域で用いることができ
るため、波数、変調の有無、変調方式の如何等によって
検波出力電圧Vdetが変化することがない(図2参
照)。さらに、本実施形態にかかる回路は、比較的簡素
な回路構成にてまた比較的安価な部品のみを用いて実現
することができる。このようにして、本実施形態は、進
行波電力、反射電力等、各種の電力を測定する際に好適
に用いうる回路となっている。
ードD1を順方向バイアスしているため、その動作点を
検波効率が高い領域におくことができ、また温度補償を
施しているため温度変化に起因した順方向電圧VFの変
化による不安定性や非直線歪みを抑えることができる。
従って、本実施形態にかかる検波回路は、入力信号電力
が小さな領域すなわち自乗検波領域で用いることができ
るため、波数、変調の有無、変調方式の如何等によって
検波出力電圧Vdetが変化することがない(図2参
照)。さらに、本実施形態にかかる回路は、比較的簡素
な回路構成にてまた比較的安価な部品のみを用いて実現
することができる。このようにして、本実施形態は、進
行波電力、反射電力等、各種の電力を測定する際に好適
に用いうる回路となっている。
【0019】図3に、本実施形態に係る検波回路を用い
て構成した利得変動検出回路の構成を示す。この図に示
す利得変動検出回路は、マルチキャリアアンプ10の入
力側に方向性結合器DC1を介して検波回路12を、ま
たマルチキャリアアンプ10の出力側に方向性結合器D
C2を介して検波回路14を、それぞれ設けた構成を有
している。検波回路12及び14は、それぞれ、図1に
示した構成を有している。従って、検波回路12の出力
はマルチキャリアアンプ10への入力電力を示す直流電
圧となり、検波回路14の出力はマルチキャリアアンプ
10からの出力電力を示す直流電圧となる。
て構成した利得変動検出回路の構成を示す。この図に示
す利得変動検出回路は、マルチキャリアアンプ10の入
力側に方向性結合器DC1を介して検波回路12を、ま
たマルチキャリアアンプ10の出力側に方向性結合器D
C2を介して検波回路14を、それぞれ設けた構成を有
している。検波回路12及び14は、それぞれ、図1に
示した構成を有している。従って、検波回路12の出力
はマルチキャリアアンプ10への入力電力を示す直流電
圧となり、検波回路14の出力はマルチキャリアアンプ
10からの出力電力を示す直流電圧となる。
【0020】さらに、検波回路12及び14の後段に
は、マルチキャリアアンプ10における利得変動を示す
信号を生成する回路が設けられている。この回路は、検
波回路12の出力を直流増幅する増幅器DCAMP、直
流増幅器DCAMPの出力がその反転入力端に、また検
波回路14の出力が非反転入力端にそれぞれ入力されて
いるコンパレータCOMPa、並びに直流増幅器DCA
MPの出力を抵抗Ra及びRbにより分圧して得られる
電圧がその反転入力端に、また検波回路14の出力がそ
の非反転入力端にそれぞれ入力されるコンパレータCO
MPbから、構成されている。さらに、直流増幅器DC
AMPの利得は、あらかじめマルチキャリアアンプ10
において許容されている利得の上限値に設定されている
ものとする。従って、図3に示した回路においては、コ
ンパレータCOMPa及びCOMPbから、マルチキャ
リアアンプ10における利得変動の程度を示す信号を得
ることができる。例えば、コンパレータCOMPaの出
力がHIGHであれば、マルチキャリアアンプ10の利
得が許容できる上限値を上回っていることを知ることが
できる。逆に、コンパレータCOMPaの出力がLOW
であれば、マルチキャリアアンプ10の利得は許容でき
る上限値を下回っていると見なすことができる。なお、
コンパレータの個数を適宜増やし、マルチキャリアアン
プ10における利得変動をより精細に検出できるように
することも、可能である。
は、マルチキャリアアンプ10における利得変動を示す
信号を生成する回路が設けられている。この回路は、検
波回路12の出力を直流増幅する増幅器DCAMP、直
流増幅器DCAMPの出力がその反転入力端に、また検
波回路14の出力が非反転入力端にそれぞれ入力されて
いるコンパレータCOMPa、並びに直流増幅器DCA
MPの出力を抵抗Ra及びRbにより分圧して得られる
電圧がその反転入力端に、また検波回路14の出力がそ
の非反転入力端にそれぞれ入力されるコンパレータCO
MPbから、構成されている。さらに、直流増幅器DC
AMPの利得は、あらかじめマルチキャリアアンプ10
において許容されている利得の上限値に設定されている
ものとする。従って、図3に示した回路においては、コ
ンパレータCOMPa及びCOMPbから、マルチキャ
リアアンプ10における利得変動の程度を示す信号を得
ることができる。例えば、コンパレータCOMPaの出
力がHIGHであれば、マルチキャリアアンプ10の利
得が許容できる上限値を上回っていることを知ることが
できる。逆に、コンパレータCOMPaの出力がLOW
であれば、マルチキャリアアンプ10の利得は許容でき
る上限値を下回っていると見なすことができる。なお、
コンパレータの個数を適宜増やし、マルチキャリアアン
プ10における利得変動をより精細に検出できるように
することも、可能である。
【0021】図4に、図3に示したマルチキャリアアン
プ10の一例構成を示す。この図に示すマルチキャリア
アンプ10は、入力される信号(例えば、互いにその周
波数が異なる複数の搬送波を含むマルチキャリア信号)
を主増幅器AMP1にて増幅し出力するアンプであり、
フィードフォワード型の構成を有している。すなわち、
主増幅器AMP1にて増幅された信号に含まれる歪成分
を取り出し、これに振幅・位相調整を施した信号を出力
端にフィードフォワードすることによって、主増幅器A
MP1にて発生した歪成分を打ち消す構成を有してい
る。より具体的には、主増幅器AMP1の出力から歪成
分を取り出すため、主増幅器AMP1の出力はハイブリ
ッド回路HYBに入力されており、更に、主増幅器AM
P1の前段に設けられている方向性結合器DC3により
主増幅器AMP1への入力から分岐した信号も、主増幅
器AMP1等による遅延を遅延線DL1により補償した
上で、このハイブリッド回路HYBに入力されている。
ハイブリッド回路HYBは、主増幅器AMP1の出力の
一部と、遅延線DL1を介し方向性結合器DC3から入
力された信号の一部とを結合させることにより、主増幅
器AMP1にて発生した歪成分のみを含む信号を生成す
る。副増幅器AMP2は、このようにして生成され歪成
分のみを含む信号を増幅する。副増幅器AMP2の出力
は、主増幅器AMP1からハイブリッド回路HYB及び
遅延線DL2を介して供給される増幅出力と、方向性結
合器DC4により結合され、マルチキャリアアンプ10
の出力として図示しない回路に供給される。なお、遅延
線DL2は、副増幅器AMP2等にて発生した遅延を補
償する手段である。
プ10の一例構成を示す。この図に示すマルチキャリア
アンプ10は、入力される信号(例えば、互いにその周
波数が異なる複数の搬送波を含むマルチキャリア信号)
を主増幅器AMP1にて増幅し出力するアンプであり、
フィードフォワード型の構成を有している。すなわち、
主増幅器AMP1にて増幅された信号に含まれる歪成分
を取り出し、これに振幅・位相調整を施した信号を出力
端にフィードフォワードすることによって、主増幅器A
MP1にて発生した歪成分を打ち消す構成を有してい
る。より具体的には、主増幅器AMP1の出力から歪成
分を取り出すため、主増幅器AMP1の出力はハイブリ
ッド回路HYBに入力されており、更に、主増幅器AM
P1の前段に設けられている方向性結合器DC3により
主増幅器AMP1への入力から分岐した信号も、主増幅
器AMP1等による遅延を遅延線DL1により補償した
上で、このハイブリッド回路HYBに入力されている。
ハイブリッド回路HYBは、主増幅器AMP1の出力の
一部と、遅延線DL1を介し方向性結合器DC3から入
力された信号の一部とを結合させることにより、主増幅
器AMP1にて発生した歪成分のみを含む信号を生成す
る。副増幅器AMP2は、このようにして生成され歪成
分のみを含む信号を増幅する。副増幅器AMP2の出力
は、主増幅器AMP1からハイブリッド回路HYB及び
遅延線DL2を介して供給される増幅出力と、方向性結
合器DC4により結合され、マルチキャリアアンプ10
の出力として図示しない回路に供給される。なお、遅延
線DL2は、副増幅器AMP2等にて発生した遅延を補
償する手段である。
【0022】主増幅器AMP1の前段に設けられている
移相器16及び減衰器18は、副増幅器AMP2に歪成
分のみを含む信号が供給されるよう、主増幅器AMP1
への入力の位相及び振幅を調整するための手段である。
また、移相器20及び減衰器22は、副増幅器AMP2
の出力にて主増幅器AMP1の出力中の歪成分を打ち消
すことができるよう、副増幅器AMP2への入力の位相
及び振幅を調整するための手段である。制御部24は、
方向性結合器DC5を介してモニタする増幅出力を監視
しながら、移相器16における移相量θ1、減衰器18
における利得調整量G1、移相器20における移相量θ
2及び減衰器22における利得調整量G2を制御する。
移相器16及び減衰器18は、副増幅器AMP2に歪成
分のみを含む信号が供給されるよう、主増幅器AMP1
への入力の位相及び振幅を調整するための手段である。
また、移相器20及び減衰器22は、副増幅器AMP2
の出力にて主増幅器AMP1の出力中の歪成分を打ち消
すことができるよう、副増幅器AMP2への入力の位相
及び振幅を調整するための手段である。制御部24は、
方向性結合器DC5を介してモニタする増幅出力を監視
しながら、移相器16における移相量θ1、減衰器18
における利得調整量G1、移相器20における移相量θ
2及び減衰器22における利得調整量G2を制御する。
【0023】このようにフィードフォワード型のマルチ
キャリアアンプ10においては、従来は、主増幅器AM
P1における利得の変動を絶対検出する手段を提供して
いなかった。即ち、例えば利得調整量G1(具体的には
利得調整量G1を変化させるための誤差電圧の累積加算
値)がその上限値あるいは下限値に達したことを検出し
その旨の警報を発する、といった相対検出しか行ってい
なかった。しかしながら、図3に示したように本発明の
実施形態に係る検波回路12及び14を用いて利得変動
検出回路を構成することによって、従来行われていたそ
のような相対検出を廃止し、マルチキャリアアンプ10
への入力及びマルチキャリアアンプ10からの出力双方
の検出による利得変動の検出、といういわば絶対検出を
実現することができる。
キャリアアンプ10においては、従来は、主増幅器AM
P1における利得の変動を絶対検出する手段を提供して
いなかった。即ち、例えば利得調整量G1(具体的には
利得調整量G1を変化させるための誤差電圧の累積加算
値)がその上限値あるいは下限値に達したことを検出し
その旨の警報を発する、といった相対検出しか行ってい
なかった。しかしながら、図3に示したように本発明の
実施形態に係る検波回路12及び14を用いて利得変動
検出回路を構成することによって、従来行われていたそ
のような相対検出を廃止し、マルチキャリアアンプ10
への入力及びマルチキャリアアンプ10からの出力双方
の検出による利得変動の検出、といういわば絶対検出を
実現することができる。
【図1】 本発明の一実施形態にかかる検波回路の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】 この実施形態における入力電力対検波出力電
圧の特性を示す図である。
圧の特性を示す図である。
【図3】 本発明の応用例を示す回路図である。
【図4】 マルチキャリアアンプの構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図5】 一従来技術にかかる検波回路の構成を示す回
路図である。
路図である。
【図6】 この従来技術における入力電力対検波出力電
圧の特性を示す図である。
圧の特性を示す図である。
D1,D2 ダイオード、R1,R2 抵抗、IC 演
算増幅器、−V バイアス電圧、Vdet 検波出力電
圧、10 マルチキャリアアンプ、12,14検波回
路。
算増幅器、−V バイアス電圧、Vdet 検波出力電
圧、10 マルチキャリアアンプ、12,14検波回
路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 宮竹 由友
東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日
本無線株式会社内
(56)参考文献 特開 昭58−99009(JP,A)
特開 平4−156704(JP,A)
特開 平8−43456(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H03D 1/10
Claims (2)
- 【請求項1】 いずれも比較的低レベルであり相異なる
周波数を有する複数の搬送波を含みそれら搬送波の個
数、当該搬送波についての変調の有無又はその変調方式
によりピーク電力が変動する入力信号を、当該信号の電
力又はその変動を測定するため検波する検波回路におい
て、上記入力信号を自乗検波する検波ダイオードと、 上記検波ダイオードと同一の検波特性を有し信号入力端
からみて上記検波ダイオードと並列に接続されている温
度補償用検波ダイオードと、 それぞれ上記検波ダイオード及び上記温度補償用検波ダ
イオードのいずれかに対応して設けられ、互いに同一の
抵抗値及び温度特性を有し、バイアス電源から印加され
るバイアス電圧を直流の順方向バイアス電流に変換し、
これによって得た同一値の順方向バイアス電流を上記検
波ダイオード及び上記温度補償用検波ダイオードのうち
対応するダイオードに流す2個の電流変換抵抗と、 温度変化に伴い上記温度補償用検波ダイオードの順方向
電圧が上昇したときに上記検波ダイオード及び上記温度
補償用検波ダイオードの信号入力端側接続点の電位を低
下させ低下したときに上昇させる温度補償回路と、 を備え、 上記検波ダイオードに対応する電流変換抵抗にて上記検
波ダイオードを順方向バイアスすることにより、上記検
波ダイオードの検波効率を上昇させると共に、 上記温度補償用検波ダイオード、これに対応する電流変
換抵抗及び上記温度補償回路にて形成される定電流回路
によって、上記検波ダイオードの順方向バイアス電流を
温度によらず定電流化したことを特徴とする検波回路。 - 【請求項2】 比較的低レベルでかつその周波数が互い
に異なる複数の搬送波を含むマルチキャリア信号を入力
し、増幅して出力するマルチキャリアアンプと、 上記マルチキャリアアンプへの入力を検波する第1の検
波回路と、 上記マルチキャリアアンプからの出力を検波する第2の
検波回路と、 第1及び第2の検波回路の出力に基づき上記マルチキャ
リアアンプの利得変動を示す信号を生成する回路と、 を備え、上記第1及び第2の検波回路が、請求項1記載
の検波回路であることを特徴とする利得変動検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25058298A JP3392061B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-09-04 | 検波回路及び利得変動検出回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11929298 | 1998-04-28 | ||
JP10-119292 | 1998-04-28 | ||
JP25058298A JP3392061B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-09-04 | 検波回路及び利得変動検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022447A JP2000022447A (ja) | 2000-01-21 |
JP3392061B2 true JP3392061B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=26457053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25058298A Expired - Fee Related JP3392061B2 (ja) | 1998-04-28 | 1998-09-04 | 検波回路及び利得変動検出回路 |
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JP (1) | JP3392061B2 (ja) |
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JP5321335B2 (ja) * | 2009-08-06 | 2013-10-23 | 日本電気株式会社 | 電力センサ回路、電力増幅器および出力電圧制御方法 |
GB2552965B (en) * | 2016-08-15 | 2020-07-15 | Thermo Fisher Scient Bremen Gmbh | Temperature-compensated rectifying component |
CN110768630B (zh) * | 2019-09-26 | 2023-05-26 | 广州慧智微电子股份有限公司 | 一种射频功率放大器幅度调制对幅度调制的补偿电路 |
CN117970252B (zh) * | 2024-04-02 | 2024-06-14 | 南京恒电电子有限公司 | 一种宽温度范围高精度高灵敏度宽带检波模块 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP25058298A patent/JP3392061B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000022447A (ja) | 2000-01-21 |
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