JP3390518B2 - 縦型破砕装置 - Google Patents

縦型破砕装置

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JP3390518B2 JP06820194A JP6820194A JP3390518B2 JP 3390518 B2 JP3390518 B2 JP 3390518B2 JP 06820194 A JP06820194 A JP 06820194A JP 6820194 A JP6820194 A JP 6820194A JP 3390518 B2 JP3390518 B2 JP 3390518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型破砕装置に関す
る。さらに詳しくは、金属材,合成樹脂材の廃棄物等か
らなるを破砕材料を粒形,小片形等の破砕粒に破砕する
縦型破砕装置の異物排出構造に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、縦型破砕装置としては、例えば、
図4に示すものが知られている。
【0003】この従来の縦型破砕装置は、上部に破砕材
料の投入口11が設けられ下部に破砕粒の排出口12が
設けられた破砕室1と、破砕室1の内部に立設され略垂
直軸上で回転する破砕刃機構2と、破砕室1の内部の投
入口11と破砕刃機構2との間に設置され破砕刃機構2
に対して進退する押込機3とを備えてなる。破砕室1
は、軸線を略垂直にして設置された下方絞りの円錐形,
角錐形等からなるもので、破砕刃機構2の周囲の内壁に
内側へ突出した固定刃13が設けられて破砕刃機構2の
破砕機能を補助するようになっている。破砕刃機構2
は、軸線を略垂直にして設置されたロータ軸21に遠心
力が作用するグラインダ等の破砕刃22を設けてなるも
ので、破砕室1の外部に設置されたモータ4にベルト5
で連結して回転駆動されるようになっている。押込機3
は、油圧シリンダからなるもので、破砕室2の投入口1
1の直下の傾斜した破砕材料の投下面6付近に設置さ
れ、進出して投下面6に落下した破砕材料を斜め下方の
破砕刃機構2へ押し込むようになっている。なお、この
押込機3は、破砕室1に支持されたシリンダ本体31
と、シリンダ本体31から出没するシリンダロッド32
と、シリンダロッド32の先端に固定された押込板33
と、押込板33を案内するガイドレール34とからな
る。
【0004】さらに、この従来の縦型破砕装置では、後
退した押込機3と破砕刃機構2との間に形成されること
になる投下面6に開閉扉7を設け、破砕刃機構2で破砕
できない硬質の特殊鋼,セラミックス等からなる異物D
が飛び出すことができる排除口8を開閉できるように構
成し、異物Dが破砕室1の内部で飛び跳ねて各部を損傷
するのを防止している。なお、この排除口8を開閉する
開閉扉7は、押込機3の押込板33と連係して、シリン
ダロッド32,押込板33のさらなる後退に連動してス
ライド開放され、シリンダロッド32,押込板33の原
位置への復帰に連動してスライド閉鎖されるようになっ
ている。
【0005】このような従来の縦型破砕装置では、開閉
扉7がスライド開閉する構造であるため、スライドを案
内する溝等に飛散したゴミ,破砕粒等が詰まってしま
い、開閉扉7の開閉が円滑に行われないことがあるとい
う問題点がある。さらに、開閉扉7が開放された排除口
8からは、破砕刃機構2によって加えられた遠心力で異
物Dがかなりの速度で飛び出すことになるが、飛び出す
異物Dの飛び出し方向が定まらず、飛び出した異物がB
かなり遠方まで到達するため、周囲で作業する作業員に
とって極めて危険であり、周囲機器の損傷をも引き起こ
すという問題点がある。さらに、開閉扉7の開閉を押込
機3の動作を利用して行うことから、押込機3のストロ
ークを長くしなければならないため、装置全体が大型化
してしまうという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、異物排出構造の動作が円
滑で異物の飛び出し距離,飛び出し方向を規制すること
ができ、しかも装置全体の大型化を伴わない縦型破砕装
置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る縦型破砕装置は、次のような手段を採
用する。
【0008】即ち、請求項1では、上部に破砕材料の投
入口が設けられ下部に破砕粒の排出口が設けられた破砕
室と、破砕室の内部に立設され略垂直軸上で回転する破
砕刃機構と、破砕室の内部の投入口と破砕刃機構との間
に設置され破砕刃機構に対して進退する押込機とを備
え、後退した押込機と破砕刃機構との間に形成される破
砕材料の傾斜した投下面に異物の排除口を開閉する開閉
扉を設けてなる縦型破砕装置において、開閉扉を破砕室
の外側へ駆動部により回動開放される構造とし、開閉扉
の少なくとも一部を排除口の傾斜の上方側に軸支したこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2では、請求項1の縦型破砕
装置において、開閉扉は任意の開放角度に固定可能であ
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、開閉扉が
回動開閉される構造であるため、ゴミ,破砕粒等が詰ま
る溝等が不要となる。また、排除口から飛び出した異物
は、排除口の傾斜の上方側から破砕刃機構に対面するこ
とになる開閉扉に衝突して落下する。また、開閉扉が回
動開閉する構造であるため、駆動部が小型のものでたり
る。このため、動作が円滑で異物の飛び出し距離,飛び
出し方向を規制することができ、しかも装置全体の大型
化を伴わない異物排出構造を備えた縦型破砕装置を提供
するという課題が解決されることになる。
【0011】また、請求項2では、請求項1の作用にお
いて、異物の開閉扉への衝突角度が調整される。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る縦型破砕装置の実施例を
図1〜図3に基いて説明する。
【0013】図1は、本発明に係る縦型破砕装置の第1
実施例を示すものである。
【0014】この実施例では、破砕室1,破砕刃機構2
について前述の図4の従来例と同様の構造のものを示し
てある。
【0015】この実施例の開閉扉7は、全体が排除口8
の上方側に設けられたヒンジ9により外側へ回動開放さ
れるようになっている。この開閉扉7の開閉は、油圧シ
リンダからなる駆動部10によって行われるようになっ
ている。
【0016】駆動部10は、シリンダ本体101が破砕
室1を支持する基台部20に支持され、シリンダロッド
102の先端が開閉扉7の外側面71に連結されてい
る。なお、この駆動部10は、油圧ロック弁等によって
油圧をロックすることができ、開閉扉7を任意の開閉角
度に保持することができるようになっている。
【0017】この実施例によると、開閉扉7が従来例の
ようなスライド開閉ではなく回動開閉であるため、スラ
イド開閉を案内する溝のような構造が不要となり、ゴ
ミ,破砕粒の詰まりを原因とする動作不良が起こらなく
なる。従って、開閉扉7は、常に円滑な開閉動作が奏さ
れる。なお、開閉扉7の閉鎖中には開閉扉7の内側面7
2にゴミ,破砕粒が少量堆積するが、堆積したゴミ,破
砕粒は外側に回動開放される開閉扉7から滑落するよう
に排出される。
【0018】また、開閉扉7の開閉は、押込機3とは別
個の駆動部10によって駆動される。従って、押込機3
のストロークを従来例のように長くする必要がなくな
り、装置全体の大型化も引き起こさなくなる。なお、開
閉扉7の開閉が回動開閉であるため、駆動部10自体も
小型のものでたりることになる。
【0019】また、開閉扉7が開放された排除口8から
飛び出した異物Dは、排除口8の上方側から異物Dの飛
び出し始点である破砕刃機構2に対面する開閉扉7の内
側面72に衝突することになる。開閉扉7の内側面72
に衝突した異物Dは、飛び出し距離,飛び出し方向を制
約されて、開閉扉7の略直下に落下することになる。こ
のとき、駆動部10の油圧をロックして開閉扉7の開放
角度を保持しておけば、開閉扉7は異物Dの衝突の衝撃
に耐えることができる。従って、飛び出した異物Dによ
って、周囲で作業する作業員がけがをしたり、周囲機器
が損傷したりすることはない。なお、破砕刃機構2の回
転速度,異物Dの大きさ等に対応して開閉扉7開放角度
を調整すれば、開閉扉7の受ける異物Dの衝突の衝撃を
減衰したり、開閉扉7への衝突からはずれる異物Dが出
現するのを防止することができる。
【0020】さらに、この実施例によると、前述の開閉
扉7による異物Dの飛び出し規制効果から、開閉扉7,
排除口8を大きくすることができる。従って、排除口8
を作業員が破砕室1の内部に入り込んで保守点検,修理
を行う点検口として利用することもできる。なお、従来
例では、開閉扉7,排除口8を作業員が入り込めるよう
に大きくすると、異物Dがさらに遠方,多方向へ飛び出
すことになり、押込機3も大型にせざるを得なくなる。
【0021】図2は、本発明に係る縦型破砕装置の第2
実施例を示すものである。
【0022】この実施例では、駆動部10のシリンダ本
体101を破砕室1の外側面に支持してある。
【0023】この実施例によると、開閉扉7の開閉角度
を大きくすることができる。従って、前述の異物Dの飛
び出し規制範囲を拡大することができる。また、駆動部
10の存在が破砕室1の周りでの障害物とならなくな
る。
【0024】図3は、本発明に係る縦型破砕装置の第3
実施例を示すものである。
【0025】この実施例では、開閉扉7を2方向開き構
造としてある。即ち、一方の開き方向では前述の第1実
施例と同構造となっており、他方の開き方向では排除口
8の下方側に設けられたヒンジ9により外側へ回動開放
される構造となっている。
【0026】この実施例によると、排除口8の下方側に
設けられたヒンジ9により外側へ回動開放される開閉扉
7を水平に開放保持することにより、保守点検,修理の
際の工具,交換部品当の置き場としたり交換部品等の引
き込み滑り面として利用することができる。
【0027】以上、図示した実施例の外に、駆動部10
をギアアンドモータ等の他の構造とする実施例も可能で
ある。
【0028】さらに、開閉扉7を3方向以上に開放する
構造の実施例とすることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明に係る縦型破砕装置
は、各請求項共通として、開閉扉がスライド開閉ではな
く回動開閉でスライド開閉を案内する溝のような構造が
不要となることから、ゴミ等の詰まりを原因とする開閉
扉の動作不良が起こらなくなるため、異物排出構造が常
に円滑に開閉動作される効果がある。
【0030】さらに、各請求項共通として、排除口から
飛び出した異物が排除口の傾斜の上方側に軸支された開
閉扉に衝突して落下するため、異物の飛び出し距離,飛
び出し方向が規制される効果がある。また、この効果に
より、周囲の作業員の安全性が確保され、周囲機器の損
傷が防止される効果が生ずる。
【0031】さらに、各請求項共通として、開閉扉の駆
動源として押込機を利用せず、開閉扉を回動開閉する構
造として駆動部の小型化を図っているため、装置全体が
大型化しない効果がある。
【0032】さらに、各請求項共通として、異物の飛び
出しを規制することができるため、排除口を大きく開口
して作業員が入り込める点検口等として利用することが
できる効果がある。
【0033】さらに、請求項2のみとして、開閉角度を
調整可能としたため、異物の飛び出しを規制範囲を拡大
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦型破砕装置の第1実施例を示す
要部の断面図である。
【図2】本発明に係る縦型破砕装置の第2実施例を示す
要部の簡略断面図である。
【図3】本発明に係る縦型破砕装置の第3実施例を示す
要部の簡略断面図である。
【図4】従来例を示す全体の断面図である。
【符号の説明】
1 破砕室 11 投入口 12 排出口 2 破砕刃機構 3 押込機 6 投下面 7 開閉扉 8 排除口 9 ヒンジ 10 駆動部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に破砕材料の投入口が設けられ下部
    に破砕粒の排出口が設けられた破砕室と、破砕室の内部
    に立設され略垂直軸上で回転する破砕刃機構と、破砕室
    の内部の投入口と破砕刃機構との間に設置され破砕刃機
    構に対して進退する押込機とを備え、後退した押込機と
    破砕刃機構との間に形成される破砕材料の傾斜した投下
    面に異物の排除口を開閉する開閉扉を設けてなる縦型破
    砕装置において、開閉扉を破砕室の外側へ駆動部により
    回動開放される構造とし、開閉扉の少なくとも一部を排
    除口の傾斜の上方側に軸支したことを特徴とする縦型破
    砕装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の縦型破砕装置において、開閉
    扉は任意の開放角度に固定可能であることを特徴とする
    縦型破砕装置。
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FR2939703B1 (fr) * 2008-12-12 2011-01-14 Arnaud Becker Broyeur de faible encombrement muni d'un rotor incline par rapport a l'axe de la goulotte d'alimentation

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