JP3390410B2 - 広視野撮像装置及び広視野撮像表示装置 - Google Patents

広視野撮像装置及び広視野撮像表示装置

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JP3390410B2
JP3390410B2 JP2000194244A JP2000194244A JP3390410B2 JP 3390410 B2 JP3390410 B2 JP 3390410B2 JP 2000194244 A JP2000194244 A JP 2000194244A JP 2000194244 A JP2000194244 A JP 2000194244A JP 3390410 B2 JP3390410 B2 JP 3390410B2
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孝俊 山上
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稲菱テクニカ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い視野の撮像部
を行う広視野撮像装置及びそれを表示する広視野撮像表
示装置に関するものである。特に、特定径の管路等の側
面の閉鎖空間内や細部空間を視認する広視野撮像装置及
びそれを表示する広視野撮像表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来装置として、特開平6−8
12905号公報に開示されている広視野撮像装置があ
る。図14は従来の広視野撮像装置を斜視図表現した説
明図である。
【0003】図において、A01は透明な透明カバー、
A02は周囲が透明カバーA01に支持されている回転
対称のリング状の主鏡、A04は透明カバーA01の頂
点付近に支持されている回転対称の副鏡、A06はCC
Dカメラ本体、A06aはCCDカメラ本体A06に装
着されているレンズ、A07は主鏡A02、副鏡A04
及びレンズA06aの光軸である。CCDカメラ本体A
06及びレンズA06aより撮像部が構成される。外か
ら入射された光は透明カバーA01を透過し、主鏡A0
2で反射し、更に副鏡A04で反射し、主鏡A02の中
央に設けられている貫通孔A02aを通過してCCDカ
メラ本体A06のレンズA06aに入射され、CCDカ
メラ本体A06の受光面に像が結ばれる。
【0004】また、同公報に別の広視野撮像装置が開示
されている。図15は他の従来の広視野撮像装置を断面
で表現した説明図である。
【0005】図において、B02は回転対称のリング状
の主鏡、B04は回転対称のリング状の副鏡、B06は
CCDカメラ本体、B06aはCCDカメラ本体に装着
されているレンズ、B07は主鏡B02、副鏡B04、
及びレンズB06aの光軸、B08、B09は反射鏡で
ある。この装置においては、副鏡B04の中央に貫通孔
B02aが設けられており、光軸B07と平行な方向か
ら入射され、反射鏡B08、及び反射鏡B09を反射し
た光が、この貫通孔B02aを通過してレンズB06a
に向い、CCDカメラ本体B06の受光面に像が結ばれ
る。
【0006】また、同じ公報に更に別の広視野撮像装置
が開示されている。図16は更に他の従来の広視野撮像
装置を断面で表現した説明図である。
【0007】図において、C02は回転対称のリング状
の主鏡、C04は回転対称の副鏡、C06はCCDカメ
ラ本体、C06aはCCDカメラ本体に装着されている
レンズ、C07は、主鏡C02、副鏡C04、及びレン
ズC06aの光軸であり、C08は図の上下方向の視角
(40度)を示している。この装置においては、縦方向
に40度、横方向に360度に亘る範囲から入射された
光が、主鏡C02で反射された後、副鏡C04で反射さ
れ、レンズC06aに向い、CCDカメラ本体C06の
受光面に像が結ばれる。
【0008】この従来装置においては、CCDカメラ本
体C06の受光面にリング状に、縦方向に40度、横方
向に360度の視野の像が結像され、この像を示すデジ
タル情報がCCDカメラ本体C06から出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に掲載の技術
は、広範な範囲を360度ドーナッツ状または半球状に
認識するものである。したがって、主鏡A02、B0
2、C02の直径を大きくして監視装置、防犯装置等に
使用されていた。
【0010】一方、上水道管、下水道管、ガス管、冷媒
の循環管、原子力発電所を含む発電所の各種配管、隧
道、鉄道及び自動車道のトンネル、土管路等の検査は、
異常個所の記録のみでなく、管内を連続撮影して、その
記録を残す必要が生じてきている。即ち、少なくとも、
それらの異常の発生原因等を調査し、異常発生前にそれ
に対応する必要性が生じてきた。
【0011】また、プール、水族館等の水槽、タンク等
の保守等においても、水槽、タンク等を検査し、異常発
生前にそれに対応する必要性が生じてきた。
【0012】ところが、現在使用の小型CCDカメラ、
ファイバースコープ等では、管の進行方向の確認、即
ち、長さ方向の確認ができるものの、管の壁面に対して
垂直方向の確認ができない。
【0013】しかし、特に、上記公報の広視野撮像装置
では、広範囲の周囲を確認するためのものであるから、
その径が大きくなり、調査対象の管の径を小さくするこ
とができなかった。
【0014】そこで、この発明は、調査対象の管の径を
小さくすることができ、かつ、管の壁面に対して垂直方
向の確認が可能な広視野撮像装置及び広視野撮像表示装
置の提供を課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる広視野
撮像装置は、中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
と、前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カ
バーと、前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向し
て配置された副鏡と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線
に対して、その直角方向の光を所定の角度範囲で前記透
明カバーを透過して前記主鏡に入射させ、そして、前記
副鏡に向けられて反射させ、更に、前記副鏡で反射させ
た光を入射し、その入射した光に基づく画像情報を映像
信号として出力する撮像部とを具備するものである。
【0016】ここで、前記透明カバーは前記主鏡の形態
に対応して、開口半径よりも高さの寸法を大きくした形
状とするものであるから、主鏡は略コーン状の中心線に
対し、直角方向の状態を所定の角度範囲で映像化するこ
とができ、主鏡の径を小さくすることができる。前記主
鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カバーは、通
常、合成樹脂またはガラス材料によって形成される。そ
して、撮像部は小型CCDカメラとしたものであるが、
本発明を実施する場合には、動画または静止画の小型カ
メラの使用が望ましい。なお、前記透明カバーは前記主
鏡の形態に対応して、開口半径よりも高さの寸法を大き
くした形状とすれば、主鏡は略コーン状の中心線に対
し、直角方向の状態を所定の角度範囲で映像化すること
ができ、主鏡の径を小さくすることができる。
【0017】請求項2にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ
と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直
角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過し
て、前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、
前記副鏡で反射した光を入射させ、その入射させた光及
び前記副鏡に配設した前記レンズを通過して入射した光
に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像部とを
具備するものである。
【0018】ここで、前記主鏡に対向して配置された副
鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、略コー
ン状の中心線方向、進行方向の状態を所定の範囲で、略
コーン状の中心線に対して所定の角度範囲の情報を、前
記撮像部で映像化することができる。前記主鏡を覆うと
共に外からの光を透過する透明カバーは、通常、合成樹
脂またはガラス材料によって形成される。そして、副鏡
の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、主鏡の形
成する像の内側に像を形成できればよいから、その配設
位置を問うものではない。更に、撮像部は小型CCDカ
メラとしたものであるが、本発明を実施する場合には、
動画または静止画の小型カメラの使用が望ましい。な
お、前記透明カバーは前記主鏡の形態に対応して、開口
半径よりも高さの寸法を大きくした形状とするときに
は、主鏡は略コーン状の中心線に対し、直角方向の状態
を所定の角度範囲で映像化することができ、主鏡の径を
小さくすることができる。
【0019】請求項3にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーの外部側を照明する光源と、前記透明カバーに支持
され、前記主鏡に対向して配置された副鏡と、前記主鏡
と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光を
所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して前記主鏡に
入射させ、そして、前記副鏡に向けられて反射させ、更
に、前記副鏡で反射させた光を入射し、それらの入射光
を入射レンズを介して平行光線として導く光ファイバー
と、前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情
報を映像信号として出力する撮像部とを具備するもので
ある。
【0020】ここで、前記主鏡を覆うと共に外からの光
を透過する透明カバーは、通常、合成樹脂またはガラス
材料によって形成される。そして、前記透明カバーの外
部側を照明する光源は、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオ
ード等の使用が可能である。特に、光源を発光ダイオー
ドとしたものは、発熱が少なく、かつ、任意の発光色を
得ることができ、検出に適した発光光を得ることができ
る。更に、撮像部は小型CCDカメラとしたものである
が、本発明を実施する場合には、動画または静止画の小
型カメラの使用が望ましい。しかも、前記撮像部には光
ファイバーを介して情報を入力するものであるから、撮
像部と主鏡との間の距離を任意の長さにすることがで
き、前記透明カバー及びハウジング等からなる装置の外
形をコンパクトにすることができる。なお、前記透明カ
バーは前記主鏡の形態に対応して、開口半径よりも高さ
の寸法を大きくした形状としたものでは、主鏡は略コー
ン状の中心線に対し、直角方向の状態を所定の角度範囲
で映像化することができ、主鏡の径を小さくすることが
できる。
【0021】請求項4にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ
と、前記透明カバーの外部側を照明する光源と、前記主
鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光
を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して、前記主
鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、前記副鏡で
反射した光を入射させ、その入射した光及び前記副鏡に
配設した前記レンズを通過して入射させた光を入射レン
ズを介して平行光線として導く光ファイバーと、前記光
ファイバーから出力された光に基づく画像情報を映像信
号として出力する撮像部とを具備するものである。
【0022】ここで、前記主鏡に対向して配置された副
鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、進行方
向の状態を所定の範囲で、略コーン状の中心線に対して
所定の角度範囲の情報を前記撮像部で映像化することが
できる。前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透
明カバーは、通常、合成樹脂またはガラス材料によって
形成される。そして、前記透明カバーの外部側を照明す
る光源は、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオード等の使用
が可能である。特に、光源を発光ダイオードとしたもの
は、発熱が少なく、かつ、任意の発光色を得ることがで
き、検出に適した発光光を得ることができる。更に、撮
像部は小型CCDカメラとしたものであるが、本発明を
実施する場合には、動画または静止画の小型カメラの使
用が望ましい。しかも、前記撮像部には光ファイバーを
介して情報を入力するものであるから、撮像部と主鏡と
の間の距離を任意の長さにすることができ、前記透明カ
バー及びハウジング等からなる装置の外形をコンパクト
にすることができる。なお、前記透明カバーは前記主鏡
の形態に対応して、開口半径よりも高さの寸法を大きく
した形状のものでは、主鏡は略コーン状の中心線に対
し、直角方向の状態を所定の角度範囲で映像化すること
ができ、主鏡の径を小さくすることができる。
【0023】請求項5にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直
角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過し
て前記主鏡に入射させ、そして、前記副鏡に向けられて
反射させ、更に、前記副鏡で反射させた光を入射し、そ
れらの入射光を入射レンズを介して平行光線として導く
と共に、外部から前記入射レンズ、前記副鏡、前記主鏡
を介して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する光
を導く光ファイバーと、前記光ファイバーから出力され
た光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像部
と、前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を照
明する光を入力する光源とを具備するものである。
【0024】ここで、前記主鏡を覆うと共に外からの光
を透過する透明カバーは、通常、合成樹脂またはガラス
材料によって形成される。そして、撮像部は小型CCD
カメラとしたものであるが、本発明を実施する場合に
は、動画または静止画の小型カメラの使用が望ましい。
しかも、前記撮像部には光ファイバーを介して情報を入
力するものであるから、撮像部と主鏡との間の距離を任
意の長さにすることができ、前記透明カバー及びハウジ
ング等からなる装置の外形をコンパクトにすることがで
きる。なお、前記透明カバーは前記主鏡の形態に対応し
て、開口半径よりも高さの寸法を大きくした形状のもの
では、主鏡は略コーン状の中心線に対し、直角方向の状
態を所定の角度範囲で映像化することができ、主鏡の径
を小さくすることができる。更に、前記透明カバーの外
部側を照明する光源は、光ファイバーを介して光を送る
ので、前記透明カバー及びハウジング等からなる装置自
体、即ち、透明カバー内の温度上昇を抑えることがで
き、その光源としては、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオ
ード等の使用が可能である。特に、光源を発光ダイオー
ドとしたものは、光源においても発熱が少なく、かつ、
任意の発光色を得ることができ、検出に適した発光光を
得ることができる。
【0025】請求項6にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ
と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直
角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過し
て、前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、
前記副鏡で反射した光を入射させ、その入射した光及び
前記副鏡に配設した前記レンズを通過して入射させた光
を入射レンズを介して平行光線として導くと共に、外部
から前記入射レンズ及び前記副鏡に配設した前記レンズ
を通過して、並びに前記入射レンズ、前記副鏡、前記主
鏡を介して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する
光を導く光ファイバーと、前記光ファイバーから出力さ
れた光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像
部と、前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を
照明する光を入力する光源とを具備するものである。
【0026】ここで、前記主鏡に対向して配置された副
鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、進行方
向の状態を所定の範囲で、略コーン状の中心線に対して
所定の角度範囲の情報を前記撮像部で映像化することが
できる。また、前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過
する透明カバーは、通常、合成樹脂またはガラス材料に
よって形成される。そして、撮像部は小型CCDカメラ
としたものであるが、本発明を実施する場合には、動画
または静止画の小型カメラの使用が望ましい。しかも、
前記撮像部には光ファイバーを介して情報を入力するも
のであるから、撮像部と主鏡との間の距離を任意の長さ
にすることができ、前記透明カバー及びハウジング等か
らなる装置の外形をコンパクトにすることができる。な
お、前記透明カバーは前記主鏡の形態に対応して、開口
半径よりも高さの寸法を大きくした形状のものでは、主
鏡は略コーン状の中心線に対し、直角方向の状態を所定
の角度範囲で映像化することができ、主鏡の径を小さく
することができる。更に、前記透明カバーの外部側を照
明する光源は、光ファイバーを介して光を送るので、広
視野撮像装置自体、即ち、透明カバー内の温度上昇を抑
えることができ、その光源としては、白熱電球、蛍光
灯、発光ダイオード等の使用が可能である。特に、光源
を発光ダイオードとしたものは、光源においても発熱が
少なく、かつ、任意の発光色を得ることができ、検出に
適した発光光を得ることができる。
【0027】請求項7にかかる広視野撮像装置は、更
に、前記透明カバーの外部側を照明する光源を有するも
のである。光源としては、白熱電球、蛍光灯、発光ダイ
オード等の使用が可能である。特に、光源を発光ダイオ
ードとしたものは、発熱が少なく、かつ、任意の発光色
を得ることができ、検出に適した発光光を得ることがで
きる。透明カバーの外部側を照明する光源の形態として
は、撮影対象が均一に照明されればよく、その配置状態
が特定されるものではない。
【0028】請求項8にかかる広視野撮像装置の前記副
鏡は、凸面鏡としたものである。したがって、凸面鏡と
するものであるから、透明カバーの光軸方向の距離を短
くすることができる。
【0029】請求項9にかかる広視野撮像装置の前記副
鏡は、前記透明カバーの内側に固着したものである。し
たがって、透明カバーの内側の面に反射鏡を取付ければ
よいので、特殊な反射鏡を用いる場合でも透明カバーと
反射鏡とを別々に製造できるから、廉価に製造できる。
【0030】請求項10にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、前記
副鏡に取付けられているものである。したがって、副鏡
とレンズとの一体化が別の個所ででき、その取付及び調
整が容易になる。
【0031】請求項11にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、前記
透明カバーに形成されているものである。しかし、前記
副鏡の中央に配設されたレンズは、前記透明カバーに形
成されているものであるから、部品点数を少なくするこ
とができる。
【0032】請求項12にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズには、絞
りが設けられているか、所定の光透過率のフィルタが設
けられているか、または前記レンズの光の透過率が材質
やコーテイングにより所定値に設定されているかの1以
上からなるものである。したがって、撮像部に主鏡及び
副鏡を反射して入射する光量と、前記レンズを透過して
入射する光量とを一致させることができ、映像品質を良
くすることができる。
【0033】請求項13にかかる広視野撮像装置の前記
撮像部は、前記主鏡側に固着したものである。したがっ
て、振動によって、前記撮像部と前記主鏡側との間に相
対振動が加わらないから、安定した映像が得られる。
【0034】請求項14にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーの外部側を照明する光源は、発光ダイオード
としたものである。したがって、光源を発光ダイオード
としたものは、発熱が少なく、かつ、任意の発光色を得
ることができ、検出に適した発光光を得ることができ
る。しかも、省スペースであり小型化が可能である。ま
た、電力消費が少ないので、リード線の太さを細くする
ことができる。
【0035】請求項15にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーの外部側を照明する光源は、前記透明カバー
の周囲に配設して光ファイバーを介して光を導く構成と
したものである。更に、前記透明カバーの外部側を照明
する光源は、光ファイバーを介して光を送るので、広視
野撮像装置自体、即ち、透明カバー内の温度上昇を抑え
ることができ、その光源としては、白熱電球、蛍光灯、
発光ダイオード等の使用が可能である。特に、光源を発
光ダイオードとしたものは、光源においても発熱が少な
く、かつ、任意の発光色を得ることができ、検出に適し
た発光光を得ることができる。
【0036】請求項16にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーには、その一部に緩衝機能を持たせたもので
あるから、前記透明カバーに歪が入ることを防止し、か
つ、被調査対象物である被写体に傷を付けることがな
い。この緩衝機能の形態としては、透明カバー自体に持
たせる場合、透明カバーに部品を付加することによりそ
の機能を持たせる場合とがある。
【0037】請求項17にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーには、反射鏡機能を持たせたものであるか
ら、被写体の照明効果により鮮明な画像が得られる。ま
た、そこに緩衝機能を同時に持たせることもでき、当時
に、前記透明カバーに歪が入ることを防止することもで
きる。この反射機能の形態としては、透明カバー自体に
持たせる場合、透明カバーに部品を付加することによ
り、その機能を持たせる場合とがある。
【0038】請求項18の請求項1乃至請求項17の何
れか1つに記載の広視野撮像装置と、画面表示する表示
装置と、前記広視野撮像装置の前記撮像部からのリング
状の映像信号を直角座標で表示する映像信号に変換する
画像変換装置とを具備するものである。
【0039】前記画面表示する表示装置は、CRTまた
は液晶ディスプレイとすることができる。このCRTま
たは液晶ディスプレイには、前記撮像部からのリング状
の映像信号を直角座標で表示するから、検出結果を通常
の感覚で認識することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図
である。
【0041】図において、101は有底円筒のハウジン
グである。ハウジング101は図示しない底板及び円筒
より構成されている。102は凸面鏡からなる主鏡で、
中央に貫通孔102aを有する略コーン状としたもの
で、具体的には、正確にコーン状を呈するものではな
く、検出しようとする特性に合わせた曲線となってい
る。103はアクリル等の透明な合成樹脂からなる透明
カバーで、主鏡102を覆うと共に外からの光を透過
し、内部と外部との間をシールリング110で封止状態
とする下端の開口半径よりも、略コーン状の中心線に対
する高さの距離を大きくしたもので、材料的には透明の
合成樹脂から形成されている。104は透明カバー10
3の頂上で透明カバー103に取付けられている凸面鏡
からなる副鏡で、主鏡102の特性に合わせられてい
る。105は透明カバー103に取付けられている副鏡
104の反対側の面に配設されている彎曲する反射面を
有する反射鏡であり、同時に、外部から加わる力に対し
て緩衝する機能も有している。即ち、緩衝機能及び反射
機能を有している。106はCCDカメラ本体、106
aはCCDカメラ本体106に装着されているレンズで
ある。CCDカメラ本体106及びレンズ106aより
撮像部が構成される。115は透明カバー103の外部
側を照明する光源である。
【0042】更に詳しく説明すると、主鏡102は鏡面
102aがある表側の中央が高い山形の形状をしている
凸面鏡であり、中央には軸方向に貫通する貫通孔102
bが形成されている。この略コーン状の鏡面102aは
回転対称に設けられており、略コーン状の鏡面102a
は観測する対象によって、単純にコーン状に形成される
ものではなく、比較的経験の浅い人でも、傷等の検出が
容易になるように鏡面102aの断面は曲線で形成され
ている。したがって、略コーン状の鏡面102aとは、
概括的表現に過ぎず、正確には観測する対象によってそ
の表面が形成される。
【0043】鏡面102aの外側には、円周方向にフラ
ンジ102cが形成されている。このフランジ102c
に透明カバー103の縁に設けられているフランジ10
3aを接合させ、フランジ102cに対してフランジ1
03aを所定数のねじ107で締付け、透明カバー10
3を主鏡102に固着している。また、フランジ102
cはハウジング101の端部に所定数のねじ108を締
付けて、フランジ102cをハウジング101の端部に
取付け、透明カバー103及びハウジング101及び主
鏡102を一体に固着している。なお、本実施の形態で
はフランジ102cとハウジング101との間に、合成
樹脂等からなるシールリング109で透明カバー103
の内外を封止状態としている。
【0044】この透明カバー103は、彎曲部103b
と円筒部103cとを有し、彎曲部103bは主鏡10
2に像を形成する光の入光する個所であり、円筒部10
3cは、その頂上(有底)部103dに凸面鏡からなる
副鏡104を固着する主鏡102との距離を含むスペー
スを確保する個所である。
【0045】主鏡102を覆うと共に外からの光を透過
し、内部と外部との間をシールリング109で封止状態
とする下端の開口半径よりも高さの距離を大きくするこ
とで、その頂上部103dに固着される凸面鏡からなる
副鏡104で、主鏡102の全体が写し出せる構造とな
っている。
【0046】この副鏡104は鏡面104aが主鏡10
2と同一軸線上に配設され、鏡面104aの外側は透明
カバー103の頂上部103dに固着されている。
【0047】反射鏡105は、透明カバー103に取付
けられた副鏡104の外側で、しかも、光源115に対
向して彎局面が対向するように、ねじ105aにより固
着されている。光源115に対向する面は、鏡面に近い
反射面となっており、光源115からの光を効率よく被
写体に照射するような曲線となっている。
【0048】112はCCDカメラ本体106の取付部
材である。取付部材112は、筒部112aと筒部11
2aの一端から延在するフランジ112bとから構成さ
れ、CCDカメラ本体106は筒部112a内に挿入さ
れた状態で、ねじ止めにより筒部112aに固着されて
いる。フランジ部112bには複数の貫通孔が設けられ
ており、複数のねじ113によって主鏡102の裏側に
固定されている。
【0049】このとき、CCDカメラ本体106に装着
されているレンズ106aの先端は、主鏡102の裏面
の窪みに入り、主鏡102の貫通孔102bを介して、
副鏡104側からの光を受光できるように副鏡104側
に向けられている。複数のねじ113で固着されるフラ
ンジ部112bの厚み、またはフランジ部112bの厚
みをスペーサーで調節することにより、主鏡102に対
するCCDカメラ本体106の姿勢を変えることができ
る。
【0050】115は透明カバー103の外部側を照明
する光源であり、有底円筒のハウジング101の端部に
配設されている。本実施の形態においては、光源115
として複数の発光ダイオードを使用している。ここで使
用している複数の発光ダイオードとは、三原色及び紫外
線及び赤外線を発光するものであり、赤色、緑色、青色
及び紫外線、赤外線発光用の順序で発光ダイオードチッ
プまたはランプが連続配置され、必要に応じて混色を行
う導光板を有している。これらの発光ダイオードは、P
WM制御によって白色を含む任意の色及び紫外線、赤外
線発光の色及び明るさを制御できるように、その制御回
路を有している。前記制御回路は図示しないハウジング
101の筒部を貫通する配管路を通るリード線の端部に
接続されている。勿論、ハウジング101に内蔵するこ
ともできる。
【0051】透明カバー103の外部側を照明する光源
115は、本実施の形態では、透明カバー103の外部
側で反射鏡105に対向する方向に光線を出している
が、本発明を実施する場合には、直接、透明カバー10
3の外周方向に光を照射してもよい。勿論、ハウジング
101の一部を導光体とし、直接、透明カバー103の
外周方向に光を被写体に照射してもよい。また、光源1
15は透明カバー103の頂上部103d側に配設する
こともできる。
【0052】次に、この実施の形態の広視野撮像装置の
動作について説明する。
【0053】有底円筒のハウジング101の端部に配設
されている被写体L側を照明する光源115は、直接、
被写体の管L側を照明すると共に、一部の光は反射鏡1
05で反射され、検出可能な管Lの内面を照明する。こ
のとき、本実施の形態において使用している光源115
の複数の発光ダイオードは、三原色及び紫外線及び赤外
線を発光するものであり、管Lの内面の色及び特性、或
いは蛍光顔料を流した後の探傷部分の発色の場合には、
紫外線を発光させたり、明るさを制御することにより、
目的に合致した検査ができる。
【0054】管Lの内面から透明カバー103の彎曲部
103bを透過した光は、主鏡102の鏡面102aで
反射した後、更に、副鏡104の鏡面104aで反射
し、主鏡102の貫通孔102bを通りCCDカメラ本
体106のレンズ106aに到達し、CCDカメラ本体
106の受光面においてリング状に結像する。
【0055】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡102の鏡面102a及び副鏡104の鏡面1
04aの光軸、即ち、中央に貫通孔102bを有する主
鏡102の略コーン状の中心線に対して、直角方向の光
を所定の角度範囲、通常、30度乃至90度程度の範囲
で撮像することができる。この撮像された範囲では、画
像が円環状となるが、主鏡102の外周に対して中央の
貫通孔102bの位置が高いと、観察する人が径の変化
をあまり意識することなく監視でき、人間の目に近い高
解像度とすることができる。また、この画像信号をパソ
コン入力とすることにより不連続の検出等により探傷す
ることができる。
【0056】このように、透明カバー103から管Lで
形成された管路にロボットによってまたはマニュアルに
よって挿入すれば、管Lの全内周を撮像することができ
る。同様に、この実施の形態の広視野撮像装置が通過で
きる場所であれば如何なる狭い場所でも監視を行うこと
ができる。
【0057】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管の進行方向のみの確認ができるもの
の、その周囲面を直接確認することができなかったが、
この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが可能
となった。また、主鏡102、副鏡104及び撮像部の
位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位置
及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難く、
像の劣化を防止することができる。
【0058】なお、本発明を実施する場合、CCDカメ
ラ本体106の取付けは、上記構成に限定されるもので
はなく、ハウジング101に、直接、取付部材112を
取付けてもよい。また、取付部材112を省略し、直
接、ハウジング101または主鏡102に取付けてもよ
い。
【0059】上記説明においては、副鏡104が透明カ
バー103の頂上付近に設けられているものとしたが、
本発明を実施する場合には、これに限らず、副鏡104
を凸面鏡または平面鏡とすることもできる。副鏡104
を凸面鏡とすると、透明カバー103の高さを低くする
ことができる。副鏡104を平面鏡とすると廉価とな
る。また、副鏡104の取付けは、透明カバー103の
内側に接着させてもよい。
【0060】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1による広視野撮像
装置との相違点を説明する。
【0061】図において、主鏡102を覆うと共に外か
らの光を透過し、内部と外部との間をシールリング10
9で封止状態とする下端の開口半径よりも高さの距離を
大きくし、その頂上(有底)部103dに固着される透
明カバー103の構造は、本発明の実施の形態1による
広視野撮像装置と相違するものではない。この副鏡10
4は主鏡102と同一軸線上に配設されている。
【0062】そして、鏡面104aの透明カバー103
の頂上(有底)部103dの反対側、即ち、外面にはそ
の外周を薄肉にした円板状の第1ガード205Aが配設
されている。第1ガード205Aは、透明カバー103
に取付けられた副鏡104の外側で、しかも、光源11
5に対向しており、また、第1ガード205Aの外側に
外周を薄肉にした円板状の第2ガード205Bを配置
し、それらを複数のねじ205aで一体に固着してい
る。第1ガード205Aの光源115に対向する面は、
光源115の光を反射させる反射面となっており、光源
115からの光を被写体に照射するようになっている。
この反射効率は、実施の形態1よりもよくないが、白色
或いはアルミ等の金属面とすることによって乱反射をさ
せることにより、被写体に均一な反射光を照射させるこ
とができる。
【0063】なお、第1ガード205Aと第2ガード2
05Bは、緩衝機能及び反射機能を有する。この第1ガ
ード205Aと第2ガード205Bの外周に、相互間に
間隙が形成されているのは、第2ガード205Bに加わ
った外力の影響を第1ガード205Aに直接加えないよ
うにしたものである。したがって、第2ガード205B
に加わった外力が大きくても、第1ガード205Aにそ
の歪が加わり難いから、透明カバー103を損傷させる
可能性が低くなる。
【0064】また、本実施の形態では、第1ガード20
5Aと第2ガード205Bの機械的強度を変え、例え
ば、外側の第2ガード205Bの機械的強度を弱く、内
側の第1ガード205Aの機械的強度を強くすることに
よって、第2ガード205Bの機械的反応によって、本
実施の形態2による広視野撮像装置の移動制御を行うこ
とができる。即ち、センサを外側の第2ガード205B
に付けておき、そのセンサの反応で本実施の形態の広視
野撮像装置の移動制御をすることができる。
【0065】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1及び実施の形態2
による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0066】図において、主鏡102を覆うと共に外か
らの光を透過し、内部と外部との間をシールリング10
9で封止状態とする下端の開口半径よりも高さの距離を
大きくしたアクリル等の透明な合成樹脂からなる透明カ
バー303には、その頂上(有底)部303dに凸面鏡
からなる副鏡104が固着され、主鏡102の全体が副
鏡104で写し出せる構造となっている。透明カバー3
03の頂上(有底)部303dには、その外周から突出
する緩衝部となる大径部303eが形成されている。
【0067】透明カバー303の縁に設けられているフ
ランジ303aをフランジ102cに接合させ、フラン
ジ102cに対してフランジ303aを所定数のねじ1
07で締付け、透明カバー303を主鏡102に固着し
ている。また、フランジ102cはハウジング101の
端部に所定数のねじ108を締付けて、フランジ102
cをハウジング101の端部に取付け、透明カバー30
3及びハウジング101及び主鏡102を一体に固着し
ている。
【0068】透明カバー303の頂上(有底)部303
dの外周に突出する大径部303eは、光源115に対
向して配置されており、光源115に対向する面は、光
源115の光を反射させ、光源115からの光を被写体
に照射するようになっている。この反射効率は、実施の
形態1よりもよくないが、白色表面としたり、或いは表
面を荒らしたり、或いはシボを付すことによって乱反射
をさせ、被写体に均一な反射光を照射させることができ
る。
【0069】透明カバー303の大径部303eは、管
Lで形成された管路にロボットによってまたはマニュア
ルによって挿入するとき、管Lの侵入路を確保すること
ができ、管Lの内周を管Lの長さ方向に進行させながら
撮像することができる。
【0070】この実施の形態3の透明カバー303の大
径部303eは、緩衝機能及び反射機能を有しており、
彎曲部103bよりも直径が大きいから、その外周が管
Lの内周に衝突し、大径部303eの外周に傷を付けた
り、逆に、管Lの内周に傷を付けたりすることがあって
も、透明カバー303の光を透過させる彎曲部103b
に傷が付かないから、本実施の形態3の広視野撮像装置
の寿命を長くすることができる。
【0071】しかし、本実施の形態の大径部303eの
外周は、管Lの内周に衝突したりすると、大径部303
eの外周に傷を付けたり、逆に、管Lの内周に傷を付け
たりすることがあるが、それを改良したのが実施の形態
4である。
【0072】実施の形態4.図4は本発明の実施の形態
4による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形態3
による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0073】図において、硬質合成樹脂で形成した透明
カバー403の頂上(有底)部403dには、その外周
に突出する緩衝部の一部となる大径部403eが形成さ
れ、更に、大径部403eの周囲には、二色成形で形成
した軟質樹脂で形成した環状の緩衝部403fが設けら
れている。これら大径部403e及び緩衝部403f
は、緩衝機能及び反射機能を有している。
【0074】この透明カバー403は、縁に設けられて
いるフランジ403aをフランジ102cに接合させ、
フランジ102cに対してフランジ403aを所定数の
ねじ107で締付け、透明カバー403を主鏡102に
固着している。また、フランジ102cはハウジング1
01の端部に所定数のねじ108を締付けて、フランジ
102cをハウジング101の端部に取付け、透明カバ
ー403及びハウジング101及び主鏡102を一体に
固着している。
【0075】透明カバー403の頂上(有底)部403
dの外周に突出する大径部403e及び緩衝部403f
は、光源115に対向して配置されており、光源115
に対向する面は、光源115の光を反射させ、光源11
5からの光を被写体に照射するようになっている。透明
カバー403の大径部403e及び緩衝部403fの反
射効率は、実施の形態1よりもよくないが、白色表面と
したり、或いは表面を荒らしたり、或いはシボを付すこ
とによって乱反射をさせ、被写体に均一な反射光を照射
させることができる。
【0076】透明カバー303の大径部303e及び緩
衝部403fは、管Lで形成された管路にロボットによ
ってまたはマニュアルによって挿入するとき、管Lの侵
入路を確保することができ、管Lの内周を管Lの長さ方
向に進行させながら撮像することができる。
【0077】この実施の形態4の透明カバー303の大
径部303e及び緩衝部403fは、彎曲部103bよ
りも直径が大きいから、その外周が管Lの内周に衝突
し、緩衝部403fの外周に傷を付けたり、管Lの内周
に傷を付けたりすることがなくなる。また、透明カバー
403の光を透過させる彎曲部403bにも傷が付かな
いから、本実施の形態4の広視野撮像装置の寿命を長く
することができる。
【0078】この実施の形態4の透明カバー403の緩
衝部403fは、その外周が管Lの内周に当接し、管L
の内周に傷が付くのを防止している。この実施の形態4
の透明カバー403の緩衝部403fは、その外周が管
Lの内周に当接し、透明カバー403に歪が入ったり、
管Lの内周に傷が付いたりするのを防止するものである
が、更に、透明カバー403に歪が入ったり、衝撃が加
わらないようにしたのが実施の形態5である。
【0079】実施の形態5.図5は本発明の実施の形態
5による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形態4
による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0080】図において、硬質合成樹脂で形成した透明
カバー503の頂上(有底)部503dには、その外周
に突出する緩衝部の一部となる大径部503eが形成さ
れ、更に、大径部503eの周囲及び頂上(有底)部5
03dの副鏡104が配設されている反対側の外側に
は、軟質樹脂で形成した略半球状の緩衝部503fが形
成されいる。
【0081】この透明カバー503は、その縁に設けら
れているフランジ503aをフランジ102cに接合さ
せ、フランジ102cに対してフランジ503aを所定
数のねじ107で締め、透明カバー503を主鏡102
に固着している。また、フランジ102cはハウジング
101の端部に所定数のねじ108を締付けて、フラン
ジ102cをハウジング101の端部に取付け、透明カ
バー503及びハウジング101及び主鏡102を一体
に固着している。
【0082】透明カバー503の頂上(有底)部503
dの外周に突出する大径部503e及びその外周及び外
面側に突出する緩衝部503fの一部は、光源115に
対向して配置されており、光源115に対向する面は、
光源115の光を反射させ、光源115からの光を被写
体に照射するようになっている。即ち、透明カバー50
3の頂上(有底)部503dの外周に突出する大径部5
03e及びその外面側に突出する緩衝部503fの一部
は、緩衝機能及び反射機能を有している。透明カバー5
03の大径部503e及び緩衝部503fは、管Lで形
成された管路にロボットによってまたはマニュアルによ
って挿入するとき、管Lの侵入路を確保することがで
き、管Lの内周を撮像することができる。
【0083】この実施の形態5の透明カバー503の緩
衝部503fは、その外周が管Lの内周に当接し、管L
の内周に傷が付くのを防止している。また、管Lが曲が
っていても、或いは、障害物があっても、この実施の形
態5の透明カバー503の緩衝部503fは、透明カバ
ー503の緩衝部503fが管Lの曲がりに、或いは、
障害物に衝突しても、緩衝部503fがその衝撃力を吸
収するから、管L、透明カバー503に歪が入ったり、
管Lの内周に傷が付いたりするのを防止することができ
る。
【0084】実施の形態6.図6は本発明の実施の形態
6による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形態5
による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0085】図において、601は有底円筒のハウジン
グである。ハウジング601は底板601a及び円筒6
01bより構成されている。602は凸面鏡からなる主
鏡で、中央に貫通孔602aを有する略コーン状であ
る。603は卵の殻を長さ方向に半分にした形状に似た
カップ状の透明カバーで、主鏡602を覆うと共に外か
らの光を透過させ、内部と外部との間をシールリング1
10で封止状態とする下端の開口半径よりも高さの距離
を大きくしたものであり、透明の合成樹脂から形成され
ている。604は透明カバー603の頂上で透明カバー
603に取付けられている凸面鏡からなる副鏡、605
は透明カバー603に取付けられている副鏡604の反
対側に配設されている反射鏡である。620は副鏡60
4の中央に固着されている凹レンズである。630は図
示しないCCDカメラ本体に画像を送る単線または複数
の細線からなる光ファイバーである。630aは光ファ
イバー630に像を平行光線として入力するレンズであ
る。
【0086】副鏡604は凸面鏡からなる鏡面604a
で、副鏡604の中央には軸方向に貫通する貫通孔60
4cが設けられ、鏡面604aの外側には軸方向に貫通
する所定数のねじ孔が設けられている。貫通孔604c
には途中に段差があり、この段差から裏側(主鏡602
の反対側)寄りの径は凹レンズ620の径よりやや大き
く、表側寄りの径は凹レンズ620の径より小さい。凹
レンズ620は副鏡604の裏側から貫通孔604cに
入れられ、凹レンズ620の外周付近を段差に押しつけ
るように所定数のねじ604bにより締付けられてい
る。
【0087】605は透明カバー603に取付けられて
いる副鏡604の反対側の面に配設されている彎曲する
反射面を有する反射鏡であり、同時に、外部から加わる
力に対して緩衝する機能も有している。即ち、反射鏡6
05は緩衝機能及び反射機能を有している。反射鏡60
5には、その中心に通孔605bが形成されていて、通
孔605bを通過した光が、凹レンズ620を介して光
ファイバー630の直前に配設されているレンズ630
aに入光する。反射鏡605は、透明カバー603に取
付けられた副鏡604の外側で、副鏡604を取付ける
所定数のねじ604bにより締付けられている。
【0088】光ファイバー630は図示しないCCDカ
メラ本体に像を送るものであり、レンズ630aは、光
ファイバー630に得られた像を平行光線として入力す
るものである。このレンズ630aは、上部ガイドリン
グ631を凸面鏡からなる主鏡602の内部螺子に螺合
させ、下部ガイドリング632との間で挟み、両者で固
定している。
【0089】また、光ファイバー630の端部は、ホル
ダー612の内筒部612aに収容されている。このホ
ルダー612は、内径を変化させる内筒部612a及び
フランジ部612bから構成され、フランジ部612b
はねじ613によって、主鏡602の裏面に固着されて
いる。そして、ホルダー612の内筒部612aに収容
された光ファイバー630は、締付リング614によっ
て内筒部612aに光ファイバー630が固定されてい
る。
【0090】光ファイバー630は、ハウジング601
の底板601aを貫通し、外部に引出されている。光フ
ァイバー630とハウジング601の底板601aとの
間には、合成樹脂等からなるシーリング材633によっ
て封止されている。
【0091】この鏡面602aの外側には円周方向にフ
ランジ602cが形成されている。透明カバー603の
縁に設けられているフランジ603aをこのフランジ6
02cに接合させ、フランジ602cに対してフランジ
603aを、所定数のねじ107で締付け、透明カバー
603を主鏡602に固着している。また、フランジ6
02cはハウジング601の端部に所定数のねじ108
を締付けて、フランジ602cをハウジング601の端
部に取付け、透明カバー603及びハウジング601及
び主鏡602を一体に固着している。なお、本実施の形
態ではフランジ602cとハウジング601との間に、
シールリング609で内外を封止状態としている。
【0092】アクリル等の透明な合成樹脂からなる透明
カバー603は、彎曲部のみからなり、その彎曲部から
主鏡602に像を形成する光が入光する。主鏡602を
覆うと共に外からの光を透過し、内部と外部との間をシ
ールリング609で封止状態とする下端の開口半径より
も高さの距離を大きくし、その頂上(有底)部603d
に固着される凸面鏡からなる副鏡604で、主鏡602
の全体が写し出せる構造となっている。
【0093】この副鏡604は鏡面604aが凸面とな
っており、平面鏡を用いた場合よりも、透明カバー60
3の高さを低くすることができる。この副鏡604も主
鏡602と同一軸線上に配設されている。鏡面604a
の外側は透明カバー603の頂上(有底)部603dに
固着されている。
【0094】次に、この広視野撮像装置の動作について
説明する。
【0095】この実施の形態の広視野撮像装置は、光源
を有しないので、外部照明が得られる個所での使用また
は別の照明源を同時に装備させての使用が前提となる。
透明カバー603に取付けられている反射鏡605の反
射面は、図示しない光源の光を反射させ管Lの内面に光
を照射する。
【0096】管Lの内面から透明カバー603を透過し
た光は、主鏡602の鏡面602aで反射した後、更
に、副鏡604の鏡面604aで反射し、主鏡602の
貫通孔602bを通りレンズ630aに到達し、そこで
平行光線となり、光ファイバー630に像情報を入射す
る。
【0097】また、凹レンズ620を通過した光は、そ
のまま主鏡602の貫通孔602bを通り、レンズ63
0aに到達し、この主鏡602のリング状に結像した像
と、その内側に凹レンズ620を通過して略内接した円
形に結像した像との平行光線となる。円形の像とリング
状の像との間には極めてわずかの死角が発生する。しか
し、凹レンズ620を通過して円形に結像した像は、撮
像対象の性格から、リング状の像との間に連続性を問わ
れるものでなく、単に、進行方向の探知に使用するもの
であるから問題にならない。
【0098】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡602の鏡面602a及び副鏡604の鏡面6
04aの光軸、即ち、中央に貫通孔602bを有する主
鏡602の略コーン状の中心線に対して、直角方向の光
を所定の角度範囲、本実施の形態でいえば、30度乃至
90度程度の範囲で撮像することができる。この撮像さ
れた範囲で高解像度にした人間の目に近い解像度とする
ことができ、また、パソコン入力とすることにより不連
続の検出等により探傷することができる。また、凹レン
ズ620を通過した光によって、進行方向に対する監視
も行うことができるので、予め、監視しようとする個所
或いは管内の障害物の検出が可能となる。管Lで形成さ
れた管路にロボットによってまたはマニュアルによって
挿入すれば、透明カバー603から管Lの全内周を撮像
することができる。
【0099】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管の進行方向の確認ができるものの、
その周囲面を直接確認することができなかったものが、
この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが可能
となった。また、主鏡602、副鏡604及び撮像部の
位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位置
及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難く、
像の劣化を防止することができる。
【0100】上記説明においては、凸面鏡からなる副鏡
604が透明カバー603の頂上付近に設けられている
ものとしたが、本発明を実施する場合には、これに限ら
ず、副鏡604を平面鏡とすることもできる。また、副
鏡604を透明カバー603の内側に接着させてもよ
い。
【0101】図7及び図8の(a)は本発明の実施の形
態6による広視野撮像装置の光ファイバーを変更した事
例の要部の中央縦断面図、(b)は光ファイバーの要部
横断面図である。なお、ここでは、主に、実施の形態6
による広視野撮像装置との相違点のみを説明する。
【0102】図7において、本実施の形態の光ファイバ
ー630は、図7(b)に示すように、細線を複数束に
して構成されている。複数束にしてなる細線を所定の比
率で2分割し、一方を図示しない白熱電球、蛍光灯、発
光ダイオード等の光源に、他方を図示しないCCDカメ
ラ本体106に接続するものである。この実施の形態で
は、分割した光ファイバー630の一端に光源を接続
し、入射レンズ630a及び副鏡604に配設したレン
ズ620を通過して、光を外部前方に照射する。同時
に、入射レンズ630a、副鏡604、主鏡602を介
して、透明カバー603の周囲の外部側を照明するよう
に照射する。
【0103】即ち、本実施の形態の事例では、光ファイ
バー630を2分割し、一方を光源の光の伝達に、他方
を画像の伝達に使用するものである。そのため、光ファ
イバー630は、主鏡602と副鏡604とを結ぶ直線
に対して、その直角方向の光を所定の角度範囲で透明カ
バー603を透過して主鏡602に入射させ、そして、
副鏡604に向けられて反射させ、更に、副鏡604で
反射させた光を入射し、それらの入射光を入射レンズ6
30aを介して平行光線として導く光の流れと、外部か
ら入射レンズ630a、副鏡604、主鏡602を介し
て、透明カバー603の周囲の外部側を照明する光を導
くように機能する。
【0104】したがって、主鏡602に対向して配置さ
れた副鏡604の中央に設けた貫通孔604cに配設さ
れたレンズ620は、進行方向の状態を所定の範囲で、
略コーン状の中心線に対して所定の角度範囲の情報をC
CDカメラ本体106からなる撮像部で映像化すること
ができる。また、主鏡602を覆うと共に外からの光を
透過する透明カバー603は、通常、合成樹脂またはガ
ラス材料によって形成される。そして、本実施の形態で
は、CCDカメラ本体106からなる撮像部は小型CC
Dカメラとしたものであるが、本発明を実施する場合に
は、光ファイバー630で被検査対象装置から離して設
置することができることから、ハイビジョンカメラ等の
大型カメラの使用も可能である。しかも、前記撮像部に
は光ファイバー630を介して情報を入力するものであ
るから、撮像部と主鏡602との間の距離を任意の長さ
にすることができ、透明カバー603及びハウジング6
01等からなる装置の外形をコンパクトにすることがで
きる。なお、透明カバー603は主鏡602の形態に対
応して、開口半径よりも高さの寸法を大きくした形状の
ものでは、主鏡602は略コーン状の中心線に対し、直
角方向の状態を所定の角度範囲で映像化することがで
き、主鏡602の径を小さくすることができる。更に、
透明カバー601の外部側を照明する光源は、光ファイ
バー630を介して光を送るので、広視野撮像装置自
体、即ち、透明カバー603内の温度上昇を抑えること
ができ、その光源としては、白熱電球、蛍光灯、発光ダ
イオード等の使用が可能である。特に、光源を発光ダイ
オードとしたものは、光源においても発熱が少なく、か
つ、任意の発光色を得ることができ、検出に適した発光
光を得ることができる。
【0105】なお、本実施の形態の光ファイバー630
では、複数本の細線束からなるものを使用したが、本発
明を実施する場合には、光ファイバー630の芯側と周
囲側とを2分割して使用することもできる。
【0106】図8において、本実施の形態の光ファイバ
ー630は、図8(b)に示すように、芯線となる比較
的太い線からなる中線630A及び比較的細い線からな
る周囲に配設した外周線630Bから構成されている。
外周線630Bを図示しない白熱電球、蛍光灯、発光ダ
イオード等の光源に、中線630Aを図示しないCCD
カメラ本体106に接続するものである。この実施の形
態では、光ファイバー630の外周線630Bの一端に
光源を接続し、外周線630Bの他端は、ハウジング6
01の周囲に配設したアクリル樹脂で形成した導光体6
01Aに固着されている。外周線630Bの導光体60
1Aへの固着は、外周線630Bの外周に塗布したバイ
ンダー(接着剤)によって、導光体601Aに形成され
た挿通孔に1本づつ挿入し、一体に固着している。
【0107】したがって、光ファイバー630の外周線
630Bは、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオード等の光
源から外周線630Bの端部に光を入射させると、外周
線630Bの他端部から導光体601Aに光が放射さ
れ、透明カバー603及びハウジング601の外周に対
して、その被検査装置を照明することができる。光ファ
イバー630の中線630Aは、図6に示す実施の形態
の広視野撮像装置の場合と同様に、画像をCCDカメラ
本体106からなる撮像部に送信することができる。
【0108】即ち、本実施の形態の事例では、光ファイ
バー630の外周線630Bを光源の光の伝達に、中線
630Aを画像の伝達に使用するものである。そのた
め、光ファイバー630の外周線630Bは、主鏡60
2と副鏡604とを結ぶ直線に対して、その直角方向の
光を所定の角度範囲で透明カバー603を透過して主鏡
602に入射させ、そして、副鏡604に向けられて反
射させ、更に、副鏡604で反射させた光を入射し、そ
れらの入射光を入射レンズ630aを介して平行光線と
して導く光の流れと、外部から入射レンズ630a、副
鏡604、主鏡602を介して、透明カバー603の周
囲の外部側を照明する光を導くように機能する。
【0109】したがって、主鏡602に対向して配置さ
れた副鏡604の中央に設けた貫通孔604cに配設さ
れたレンズ620は、進行方向の状態を所定の範囲で、
略コーン状の中心線に対して所定の角度範囲の情報をC
CDカメラ本体106からなる撮像部で映像化すること
ができる。また、主鏡602を覆うと共に外からの光を
透過する透明カバー603は、通常、合成樹脂またはガ
ラス材料によって形成される。そして、本実施の形態で
は、CCDカメラ本体106からなる撮像部は小型CC
Dカメラとしたものであるが、本発明を実施する場合に
は、光ファイバー630で被検査装置から離して設置す
ることができることから、ハイビジョンカメラ等の大型
カメラの使用も可能である。しかも、前記撮像部には光
ファイバー630を介して情報を入力するものであるか
ら、撮像部と主鏡602との間の距離を任意の長さにす
ることができ、透明カバー603及びハウジング601
等からなる装置の外形をコンパクトにすることができ
る。なお、透明カバー603は主鏡602の形態に対応
して、開口半径よりも高さの寸法を大きくした形状のも
のでは、主鏡602は略コーン状の中心線に対し、直角
方向の状態を所定の角度範囲で映像化することができ、
主鏡602の径を小さくすることができる。更に、透明
カバー601の外部側を照明する光源は、光ファイバー
630を介して光を送るので、広視野撮像装置自体、即
ち、透明カバー603内の温度上昇を抑えることがで
き、その光源としては、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオ
ード等の使用が可能である。特に、光源を発光ダイオー
ドとしたものは、光源においても発熱が少なく、かつ、
任意の発光色を得ることができ、検出に適した発光光を
得ることができる。
【0110】上記実施の形態では、何れも、主鏡602
に対向して配置された副鏡604の中央の貫通孔604
cにレンズ620を配設したものであるが、本発明を実
施する場合には、図1乃至図5に示す実施の形態の広視
野撮像装置のように、主鏡602に対向して配置された
副鏡604にレンズ620を配設しないものにも適用で
きる。
【0111】この種の実施の形態の広視野撮像装置は、
中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡602と、主鏡
602を覆うと共に外からの光を透過する透明カバー6
03と、透明カバー603に支持され、主鏡602に対
向して配置され副鏡604と、主鏡602と副鏡604
とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光を所定の角度
範囲で透明カバー603を透過して主鏡602に入射さ
せ、そして、副鏡604に向けられて反射させ、更に、
副鏡604で反射させた光を入射し、それらの入射光を
入射レンズ630aを介して平行光線として導くと共
に、外部から入射レンズ630a、副鏡604、主鏡6
02を介して、透明カバー603の周囲の外部側を照明
する光を導く光ファイバー630と、光ファイバー63
0から出力された光に基づく画像情報を映像信号として
出力する図示しないCCDカメラ本体106からなる撮
像部と、光ファイバー630から透明カバー603の外
部側を照明する光を入力する図示しない白熱電球、蛍光
灯、発光ダイオード等の光源とを具備するものである。
【0112】ここで、主鏡602を覆うと共に外からの
光を透過する透明カバー603は、通常、合成樹脂また
はガラス材料によって形成される。そして、撮像部は小
型CCDカメラ本体106としたものであるが、本発明
を実施する場合の撮像部には、光ファイバー630を介
して情報を入力するものであるから、撮像部と主鏡60
2との間の距離を任意の長さにすることができ、透明カ
バー603及びハウジング610等からなる装置の外形
をコンパクトにすることができる。なお、透明カバー6
03は主鏡602の形態に対応して、開口半径よりも高
さの寸法を大きくした形状のものでは、主鏡602は略
コーン状の中心線に対し、直角方向の状態を所定の角度
範囲で映像化することができ、主鏡602の径を小さく
することができる。更に、透明カバー603の外部側を
照明する光源は、光ファイバー630を介して光を送る
ので、透明カバー603及びハウジング610等からな
る装置自体、即ち、透明カバー603内の温度上昇を抑
えることができ、その光源としては、白熱電球、蛍光
灯、発光ダイオード等の使用が可能である。特に、光源
を発光ダイオードとしたものは、光源においても発熱が
少なく、かつ、任意の発光色を得ることができ、検出に
適した発光光を得ることができる。
【0113】特に、光ファイバー630を介して光を送
る実施の形態では、透明カバー603の外部側を照明す
る光源として、図8に示すように、ハウジング610の
周囲である透明カバー603の周囲に配設して、光ファ
イバー630を介して光を導く構成としたものである。
更に、透明カバー603の外部側を照明する光源は、光
ファイバー630を介して光を送るので、広視野撮像装
置自体、即ち、透明カバー603内の温度上昇を抑える
ことができ、その光源としては、白熱電球、蛍光灯、発
光ダイオード等の使用が可能である。特に、光源を発光
ダイオードとしたものは、光源においても発熱が少な
く、かつ、任意の発光色を得ることができ、検出に適し
た発光光を得ることができる。
【0114】実施の形態7.図9は本発明の実施の形態
7による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形態6
による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0115】特に、本実施の形態と実施の形態1乃至実
施の形態6との相違点は、実施の形態6の光ファイバー
630を、実施の形態1のCCDカメラ本体106の前
に配設したものである。
【0116】即ち、本発明の広視野撮像装置を実施する
場合には、光ファイバー630を介在させたCCDカメ
ラ本体106として、または、光ファイバー630を介
在させることなく直接配設したCCDカメラ本体106
を有する広視野撮像装置として実施できるものである。
【0117】実施の形態8.図10は本発明の実施の形
態8による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図であ
る。なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形
態7による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0118】図において、主鏡702を覆うと共に外か
らの光を透過し、内部と外部との間をシールリング10
9で封止状態とする下端の開口半径よりも高さの距離を
大きくした透明カバー703の構造は、基本的に、本発
明の実施の形態2による広視野撮像装置と相違するもの
ではない。副鏡704は透明カバー703の頂上(有
底)部703dの内側に配設され、主鏡702と同一軸
線上に配設されている。
【0119】そして、705は透明カバー703の頂上
(有底)部703dに取付けられている副鏡704の反
対側の面に配設されている彎曲する反射面を有する反射
鏡であり、同時に、外部から加わる力に対して緩衝する
機能も有している。即ち、反射鏡705は緩衝機能及び
反射機能を有している。反射鏡705には、その中心に
通孔705bが形成されていて、通孔705bを通過し
た光が、凹レンズ720を介してCCDカメラ本体10
6のレンズ106aに入射する。反射鏡705は、透明
カバー703に取付けられた副鏡704の外側で、所定
数のねじ705aにより締付けられている。
【0120】反射鏡705は、透明カバー703に取付
けられた副鏡704の外側で、しかも、光源115に対
向し光源115の光を反射させる反射面となっており、
光源115からの光を被写体に照射するようになってい
る。この反射効率は、反射鏡705の反射面を白色或い
はアルミ等の金属面とすることによって乱反射をさせ、
被写体に均一な反射光を照射させることができる。
【0121】なお、反射鏡705は、緩衝機能を有し、
加わった外力が大きくても、透明カバー703を損傷さ
せる可能性が低くなる。
【0122】副鏡704は凸面鏡からなる鏡面704a
で、副鏡704の中央には軸方向に貫通する貫通孔70
4cが設けられ、鏡面704aの外側には軸方向に貫通
する所定数のねじ孔が設けられている。貫通孔704c
には途中に段差があり、この段差から裏側(主鏡702
の反対側)寄りの径は凹レンズ720の径よりやや大き
く、表側寄りの径は凹レンズ720の径より小さい。凹
レンズ720は副鏡704の裏側から貫通孔704cに
入れられ、凹レンズ720の外周付近を段差に押しつけ
るように所定数のねじ704bにより締付けられてい
る。
【0123】この副鏡704は鏡面704aが凸面とな
っており、平面鏡を用いた場合よりも、透明カバー70
3の高さを低くすることができる。この副鏡704も主
鏡702と同一軸線上に配設されている。
【0124】次に、この広視野撮像装置の動作について
説明する。
【0125】この実施の形態の広視野撮像装置は、光源
115の照明により、直接、管Lの内面に光を照射す
る。同時に、透明カバー703に取付けられている反射
鏡705の反射面は、光源115の光を反射させ管Lの
内面に光を照射する。
【0126】管Lの内面から透明カバー703を透過し
た光は、主鏡702の鏡面702aで反射した後、更
に、副鏡704の鏡面704aで反射し、主鏡702の
貫通孔702bを通りCCDカメラ本体106のレンズ
106aに到達し、CCDカメラ本体106の受光面に
おいてリング状に結像する。
【0127】また、凹レンズ720を通過した光は、そ
のまま主鏡702の貫通孔702bを通り、CCDカメ
ラ本体106のレンズ106aに到達し、この主鏡70
2のリング状に結像した像と、その内側に凹レンズ72
0を通過し、CCDカメラ本体106の受光面において
前記リング状に結像した像に略内接して略円形状に結像
する。円形の像とリング状の像との間には極めてわずか
の死角が発生する。しかし、凹レンズ720を通過して
円形に結像した像は、撮像対象の性格から、リング状の
像との間に連続性を問われるものでなく、単に、進行方
向の探知に使用するものであるから問題にならない。
【0128】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡702の鏡面702a及び副鏡704の鏡面7
04aの光軸、即ち、中央に貫通孔702bを有する主
鏡702の略コーン状の中心線に対して、直角方向の光
を所定の角度範囲、本実施の形態でいえば、30度乃至
90度程度の範囲で撮像することができる。この撮像さ
れた範囲で高解像度にした人間の目に近い解像度とする
ことができ、また、パソコン入力とすることにより不連
続の検出等により探傷することができる。また、凹レン
ズ720を通過した光によって、進行方向に対する監視
も行うことができるので、予め、監視しようとする個所
或いは管内の障害物の検出が可能となる。管Lで形成さ
れた管路にロボットによってまたはマニュアルによって
挿入すれば、透明カバー703から管Lの全内周を撮像
することができる。
【0129】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管の進行方向の確認ができるものの、
その周囲面を直接確認することができなかったものが、
この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが可能
となった。また、主鏡702、副鏡704及び撮像部の
位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位置
及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難く、
像の劣化を防止することができる。
【0130】上記説明においては、凸面鏡からなる副鏡
704が透明カバー703の頂上付近に設けられている
ものとしたが、本発明を実施する場合には、これに限ら
ず、副鏡704を平面鏡とすることもできる。また、副
鏡704を透明カバー703の内側に接着させてもよ
い。
【0131】実施の形態9.図11は本発明の実施の形
態9による広視野撮像装置の要部の中央縦断面図であ
る。なお、ここでは、主に、実施の形態1乃至実施の形
態8による広視野撮像装置との相違点を説明する。
【0132】図において、主鏡802を覆うと共に外か
らの光を透過し、内部と外部との間をシールリング10
9で封止状態とする下端の開口半径よりも高さの距離を
大きくした透明カバー803の構造は、本発明の実施の
形態1による広視野撮像装置と相違するものではない。
副鏡804は透明カバー803の頂上(有底)部803
dの内側に配設され、主鏡802と同一軸線上に配設さ
れている。
【0133】そして、透明カバー803の頂上(有底)
部803dの周囲の円筒部803cは、肉厚を厚くし、
緩衝機能を持たせ、外部から加わる力に対して緩衝する
機能を持たせている。また、彎曲部803bと円筒部8
03cとの境界は、反射面803eとなっており、反射
機能を有している。即ち、透明カバー803は緩衝機能
及び反射機能を有している。特に、反射面803eに
は、白色或いはアルミ等のスパッタリングにより金属面
を形成して乱反射させると、被写体に均一な反射光を照
射させている。
【0134】副鏡804は凸面鏡からなる鏡面804a
で、副鏡804の中央には軸方向に貫通する貫通孔80
4cが設けられ、鏡面804aの外側には軸方向に貫通
する所定数のねじ孔が設けられている。貫通孔804c
には途中に段差があり、この段差から裏側(主鏡802
の反対側)寄りの径は凹レンズ820の径よりやや大き
く、表側寄りの径は凹レンズ820の径より小さい。凹
レンズ820は副鏡804の裏側から貫通孔804cに
入れられ、凹レンズ820の外周付近を段差に押しつけ
るように所定数のねじ804bにより締付けられてい
る。
【0135】この副鏡804は鏡面804aが凸面とな
っており、平面鏡を用いた場合よりも、透明カバー80
3の高さを低くすることができる。この副鏡804も主
鏡802と同一軸線上に配設されている。
【0136】815は円形蛍光灯からなる光源で、アク
リル等の透明な合成樹脂からなるハウジング801の内
部に収容されている。したがって、ハウジング801が
照明源となっている。本実施の形態では、円形蛍光灯か
らなる光源815を1個用いた事例で説明したが、本発
明を実施する場合には、2個以上収容することもでき
る。勿論、電球を収容することもできるが、円形蛍光灯
からなる光源815の方がCCDカメラ本体106の外
周に配設できるから、コンパクトに構成できる。
【0137】850は取付ナットで、透明カバー803
のフランジ部分をハウジング801の端部に固着するこ
とにより、透明カバー803をハウジング801に固着
している。
【0138】次に、この広視野撮像装置の動作について
説明する。
【0139】この実施の形態の広視野撮像装置は、光源
815の照明により、直接、管Lの内面に光を照射す
る。同時に、透明カバー803の反射面803eは、光
源815の光を反射させ管Lの内面に光を照射する。
【0140】管Lの内面から透明カバー803を透過し
た光は、主鏡802の鏡面802aで反射した後、更
に、副鏡804の鏡面804aで反射し、主鏡802の
貫通孔802bを通りCCDカメラ本体106のレンズ
106aに到達し、CCDカメラ本体106の受光面に
おいてリング状に結像する。
【0141】また、凹レンズ820を通過した光は、そ
のまま主鏡802の貫通孔802bを通り、CCDカメ
ラ本体106のレンズ106aに到達し、CCDカメラ
本体106の受光面の主鏡802によってリング状に結
像した像の内側に、前記リング状に結像した像に略内接
して略円形状に結像する。円形の像とリング状の像との
間には極めてわずかの死角が発生する。しかし、凹レン
ズ820を通過して円形に結像した像は、撮像対象の性
格から、リング状の像との間に連続性を問われるもので
なく、単に、進行方向の探知に使用するものであるから
問題にならない。
【0142】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡802の鏡面802a及び副鏡804の鏡面8
04aの光軸、即ち、中央に貫通孔802bを有する主
鏡802の略コーン状の中心線に対して、直角方向の光
を所定の角度範囲、例えば、30度乃至90度程度の範
囲で撮像することができる。この撮像された範囲で高解
像度にした人間の目に近い解像度とすることができ、ま
た、パソコン入力とすることにより不連続の検出等によ
り探傷することができる。また、凹レンズ820を通過
した光によって、進行方向に対する監視も行うことがで
きるので、予め、監視しようとする個所或いは管内の障
害物の検出が可能となる。管Lで形成された管路にロボ
ットによってまたはマニュアルによって挿入すれば、透
明カバー803から管Lの全内周を撮像することができ
る。
【0143】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管の進行方向の確認ができるものの、
その周囲面を直接確認することができなかったものが、
この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが可能
となった。また、主鏡802、副鏡804及び撮像部の
位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位置
及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難く、
像の劣化を防止することができる。
【0144】上記説明においては、凸面鏡からなる副鏡
804が透明カバー803の頂上付近に設けられている
ものとしたが、本発明を実施する場合には、これに限ら
ず、副鏡804を平面鏡とすることもできる。また、副
鏡804を透明カバー803の内側に接着させてもよい
し、スパッタリングで形成してもよい。
【0145】図12は実施の形態10による広視野撮像
表示装置における変換装置等の関係を示すモデル化した
説明図で、図13は実施の形態11による広視野撮像表
示装置における変換装置の動作を説明するためのモデル
化した説明図である。
【0146】本実施の形態における変換装置について、
図12により説明する。
【0147】図において、1101はCCDカメラ本体
の受光面、MEは画像メモリである。102aAは鏡面
102a、602a、702a、802aから得られた
半分のリングの形状をしている結像画像である。結像画
像102aAは、同心で内側半径がr、外側半径がRの
2つの円弧で囲まれた部分(R>r)を、これら2つの
円の中心(以後、『結像画像の径の中心』という)を通
る直線で2等分した一方の形状(半分のリングの形状)
を有しているものとする。
【0148】これを横幅Wで高さHの画素に変換し、そ
れを表示装置で表示する場合、横幅W側に位置する半径
r側を2πrn(nは整数)倍し、横幅W側に位置する
半径R側を2πRm(mは整数)倍し、画像メモリME
に格納し、それを表示装置に出力する。その中間hの位
置では、{(n−m)h/H+m}倍し、それを画像メモ
リMEに格納し、そして、CRTまたは液晶からなる表
示装置に出力する。
【0149】更に、他の変換装置の動作について、図1
3により説明する。
【0150】図において、1101はCCDカメラ本体
の受光面、ME1及びME2は画像メモリである。10
2aAは鏡面102a、602a、702a、802a
から得られた半分のリングの形状をしている結像画像で
ある。結像画像102aAは、同心で内側半径がr、外
側半径がRの円で囲まれた部分(R>r)を、これら2
つの円の結像画像の直径を通る直線で2等分した半分の
リングの形状を一対有しているものとする。
【0151】これを横幅Wで高さHの画素に変換し、そ
れを表示装置で表示する場合、横幅W側に位置する半径
r側を2πrn(nは整数)倍し、横幅W側に位置する
半径R側を2πRm(mは整数)倍し、画像メモリME
1及びME2に格納し、それを表示装置に出力する。そ
の中間hの位置では、{(n−m)h/H+m}倍し、そ
れを画像メモリME1及びME2に格納し、そして表示
装置に出力する。
【0152】したがって、操作者は直角座標表示された
CRTまたは液晶からなる表示装置によって、観測すれ
ばよいから、熟練を要しないでも検出画像の判断が可能
となる。
【0153】この実施の形態10においては、光源を有
しない実施例であるが、実施の形態1乃至実施の形態9
についても、他に光源を持たせることにより、実施の形
態の広視野撮像装置からは光源を廃止することができ
る。
【0154】即ち、上記各実施の形態の広視野撮像装置
は、中央に貫通孔102b、602b、702b、80
2bを有する略コーン状の主鏡102、602、70
2、802と、主鏡102、602、702、802を
覆うと共に外からの光を透過すると共に、内部と外部と
の間を封止状態とする開口半径よりも高さの距離を大き
くした透明カバー103乃至803と、透明カバー10
3乃至803に支持され、主鏡102、602、70
2、802に対向して配置され、主鏡102乃至802
の半径以上に距離を離した副鏡104、604、70
4、804と、主鏡102乃至802と副鏡104、6
04、704、804とを結ぶ直線に対して、その直角
方向の光を所定の角度範囲で透明カバー103乃至80
3を透過して主鏡102、602、702、802に入
射させ、そして、副鏡104、604、704、804
に向けられて反射させ、更に、副鏡104、604、7
04、804で反射させた光を入射し、その入射した光
に基づく画像情報を映像信号として出力する必要に応じ
てCCDカメラ本体106からなる撮像部との構成を具
備する発明とすることができる。
【0155】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡102、602、702、802の鏡面102
a、602a、702a、802a及び副鏡104、6
04、704、804の鏡面104a、604a、70
4a、804aの光軸、即ち、中央に貫通孔102b、
602b、702b、802bを有する主鏡102、6
02、702、802の略コーン状の中心線に対して、
直角方向の光を所定の角度範囲、例えば、30度乃至9
0度程度の範囲で撮像することができる。この撮像され
た範囲では、画像が円環状となるが主鏡102、60
2、702、802の形変化が小さいので、観察する人
が径変化をあまり意識することなく監視でき、人間の目
に近い高解像度とすることができる。また、この画像信
号をパソコン入力とすることにより不連続の検出等によ
り探傷することができる。
【0156】このように、透明カバー103乃至803
から管Lで形成された管路にロボットによってまたはマ
ニュアルによって挿入すれば、管Lの全内周を撮像する
ことができる。同様に、この実施の形態の広視野撮像装
置が通過できる場所であれば如何なる狭い場所でも監視
を行うことができる。
【0157】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管Lの進行方向のみの確認ができるも
のの、その周囲面を直接確認することができなかった
が、この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが
可能となった。また、主鏡102、602、702、8
02、副鏡104、604、704、804及び撮像部
の位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位
置及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難
く、像の劣化を防止することができる。
【0158】実施の形態1乃至実施の形態5において
は、副鏡104の中央にレンズを有しないものである
が、本発明を実施する場合には、凸面鏡からなる副鏡1
04の中央にレンズを配設することもできる。即ち、次
の構成を具備する実施の形態とすることができる。
【0159】また、上記実施の形態の広視野撮像装置に
おいては、中央に貫通孔102b、602b、702
b、802bを有する略コーン状の主鏡102、60
2、702、802と、主鏡102、602、702、
802を覆うと共に外からの光を透過すると共に、内部
と外部との間を封止状態とする開口半径よりも高さの距
離を大きくした透明カバー103乃至803と、透明カ
バー103乃至803に支持され、主鏡102、60
2、702、802に対向して配置された副鏡104、
604、704、804と、副鏡104、604、70
4、804の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ6
20と、主鏡102、602、702、802と副鏡1
04、604、704、804とを結ぶ直線に対して、
その直角方向の光を所定の角度範囲で透明カバー103
乃至803を透過して、主鏡102、602、702、
802で副鏡104、604、704、804に向けら
れて反射させ、更に、副鏡104、604、704、8
04で反射した光を入射させ、その入射させた光及び副
鏡104、604、704、804に配設したレンズ6
20を通過して入射した光に基づく画像情報を映像信号
として出力するCCDカメラ本体106からなる撮像部
との構成を具備するものとすることができる。
【0160】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡102、602、702、802の鏡面102
a、602a、702a、802a及び副鏡104、6
04、704、804の鏡面104a、604a、70
4a、804aの光軸、即ち、中央に貫通孔102b、
602b、702b、802bを有する主鏡102、6
02、702、802の略コーン状の中心線に対して、
直角方向の光を所定の角度範囲、例えば、30度乃至9
0度程度の範囲で撮像することができる。この撮像され
た範囲では、画像が円環状となるが主鏡102、60
2、702、802の径変化が小さいので、観察する人
が径変化をあまり意識することなく監視でき、人間の目
に近い高解像度とすることができる。また、この画像信
号をパソコン入力とすることにより不連続の検出等によ
り探傷することができる。
【0161】このように、透明カバー103乃至803
から管Lで形成された管路にロボットによってまたはマ
ニュアルによって挿入すれば、管Lの全内周を撮像する
ことができる。同様に、この実施の形態の広視野撮像装
置が通過できる場所であれば、如何なる狭い場所でも監
視を行うことができる。同時に、副鏡104、604、
704、804に配設したレンズ620を通過して入射
した光に基づく画像情報によって進行方向に対する情報
画像を得ることができるので、この広視野撮像装置の進
行方向に対する問題に対応することができる。
【0162】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管Lの進行方向のみの確認ができるも
のの、その周囲面を直接確認することができなかった
が、この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが
可能となった。また、主鏡102、602、702、8
02、副鏡104、604、704、804及び撮像部
の位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位
置及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難
く、像の劣化を防止することができる。
【0163】また、実施の形態1乃至実施の形態5につ
いても、実施の形態6の構成のように光ファイバー63
0を小型CCDカメラ106の前に配設することができ
る。この種の実施例の場合には、装置内に光源115、
815を有しているのが望ましい。
【0164】即ち、実施の形態1乃至実施の形態6を、
中央に貫通孔102b、602b、702b、802b
を有する略コーン状の主鏡102、602、702、8
02と、主鏡102、602、702、802を覆うと
共に外からの光を透過すると共に、内部と外部との間を
封止状態とし、開口半径よりも高さの距離を大きくした
透明カバー103乃至803と、透明カバー103乃至
803の外部側を照明する光源115、815と、透明
カバー103乃至803に支持され、主鏡102、60
2、702、802に対向して配置され、主鏡102、
602、702、802の半径以上に距離を離した副鏡
104、604、704、804と、主鏡102、60
2、702、802と副鏡104、604、704、8
04とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光を所定の
角度範囲で透明カバー103乃至803を透過して主鏡
102、602、702、802に入射させ、そして、
副鏡104、604、704、804に向けられて反射
させ、更に、副鏡104、604、704、804で反
射させた光を入射し、それらの入射光を入射レンズを介
して平行光線として導く光ファイバー630と、光ファ
イバー630から出力された光に基づく画像情報を映像
信号として出力する小型CCDカメラ106からなる撮
像部とで構成されるものである。
【0165】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡102、602、702、802の鏡面102
a、602a、702a、802a及び副鏡104、6
04、704、804の鏡面104a、604a、70
4a、804aの光軸、即ち、中央に貫通孔102b、
602b、702b、802bを有する主鏡102、6
02、702、802の略コーン状の中心線に対して、
直角方向の光を所定の角度範囲、例えば、30度乃至9
0度程度の範囲で撮像することができる。この撮像され
た範囲では、画像が円環状となるが主鏡102、60
2、702、802のテーパ角度が小さいので、観察す
る人がテーパによる変化をあまり意識することなく監視
でき、人間の目に近い高解像度とすることができる。ま
た、この画像信号をパソコン入力とすることにより不連
続の検出等により探傷することができる。
【0166】このように、透明カバー103乃至803
から管Lで形成された管路にロボットによってまたはマ
ニュアルによって挿入すれば、管Lの全内周を撮像する
ことができる。同様に、この実施の形態の広視野撮像装
置が通過できる場所であれば如何なる狭い場所でも監視
を行うことができ、しかも、小型CCDカメラ106か
らなる撮像部の前に光ファイバー630を配設するもの
であるから、特に、小型CCDカメラ106を内蔵する
場合よりも装置を小型化することができ、より狭い場所
にも進入させることができ、用途が広くなる。
【0167】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管の進行方向のみの確認ができるもの
の、その周囲面を直接確認することができなかったが、
この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが可能
となった。また、主鏡102、602、702、80
2、副鏡104、604、704、804及び撮像部の
位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位置
及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難く、
像の劣化を防止することができる。
【0168】また、上記実施の形態の広視野撮像装置に
おいては、中央に貫通孔102b、602b、702
b、802bを有する略コーン状の主鏡102、60
2、702、802と、主鏡102、602、702、
802を覆うと共に外からの光を透過すると共に、内部
と外部との間を封止状態とする開口半径よりも高さの距
離を大きくした透明カバー103乃至803と、透明カ
バー103乃至803に支持され、主鏡102、60
2、702、802に対向して配置された副鏡104、
604、704、804と、副鏡104、604、70
4、804の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ6
20と、主鏡102、602、702、802と副鏡1
04、604、704、804とを結ぶ直線に対して、
その直角方向の光を所定の角度範囲で透明カバー103
乃至803を透過して、主鏡102、602、702、
802で副鏡104、604、704、804に向けら
れて反射させ、更に、副鏡104、604、704、8
04で反射した光を入射させ、その入射させた光及び副
鏡104、604、704、804に配設したレンズ6
20を通過して入射した光に基づく画像情報を映像信号
として出力するCCDカメラ本体106からなる撮像部
との構成を具備するものとすることができる。
【0169】この実施の形態の広視野撮像装置において
は、主鏡102、602、702、802の鏡面102
a、602a、702a、802a及び副鏡104、6
04、704、804の鏡面104a、604a、70
4a、804aの光軸、即ち、中央に貫通孔102b、
602b、702b、802bを有する主鏡102、6
02、702、802の略コーン状の中心線に対して、
直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することができ
る。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが主
鏡102、602、702、802のテーパ角度が小さ
いので、観察する人がテーパによる変化をあまり意識す
ることなく監視でき、人間の目に近い高解像度とするこ
とができる。また、この画像信号をパソコン入力とする
ことにより不連続の検出等により探傷することができ
る。
【0170】このように、透明カバー103乃至803
から管Lで形成された管路にロボットによってまたはマ
ニュアルによって挿入すれば、管Lの全内周を撮像する
ことができる。同様に、この実施の形態の広視野撮像装
置が通過できる場所であれば、如何なる狭い場所でも監
視を行うことができる。同時に、副鏡104、604、
702、802に配設したレンズ620を通過して入射
した光に基づく画像情報によって進行方向に対する情報
画像を得ることができるので、この広視野撮像装置の進
行方向に対する問題に対応することができる。
【0171】したがって、小型CCDカメラ、ファイバ
ースコープ等では管Lの進行方向のみの確認ができるも
のの、その周囲面を直接確認することができなかった
が、この実施の形態の広視野撮像装置によって、それが
可能となった。また、主鏡102、602、702、8
02、副鏡104、604、702、802及び撮像部
の位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更に、この位
置及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により変化し難
く、像の劣化を防止することができる。
【0172】上記実施の形態の広視野撮像装置について
は、前記透明カバー103乃至803には、その一部或
いは全体に緩衝機能を持たせたものである。即ち、実施
の形態2では第1ガード205A及び第2ガード205
Bによって、また、実施の形態3乃至実施の形態5では
大径部303e、403e、503eによって、その一
部或いは全体に緩衝機能を持たせたものである。そし
て、実施の形態4及び実施の形態5では、緩衝部403
f、503fによって、緩衝機能を持たせたものであ
る。したがって、透明カバー103乃至603に歪が入
ることを防止し、かつ、管L等の被検査・調査対象物で
ある被写体に傷を付けることがない。
【0173】また、上記実施の形態6及び実施の形態7
の広視野撮像装置については、前記透明カバー603に
取付けた反射鏡605は、透明カバー603に取付けら
れた副鏡604の外側で、しかも、彎局面が透明カバー
603に対向するように固着されており、ハウジング6
10側に配置される光源からの光を効率よく被写体に照
射することができる。反射鏡605についても、緩衝機
能及び反射機能を有している。
【0174】上記実施の形態1の広視野撮像装置につい
ては、前記透明カバー103に取付けた反射鏡105
は、透明カバー103に取付けられた副鏡104の外側
で、しかも、光源115に対向して彎局面が対向するよ
うに固着されており、光源115からの光を効率よく被
写体に照射することができる。しかし、本発明を実施す
る場合には、実施の形態2乃至実施の形態7に対して
も、実施の形態1と同様な反射鏡105を取付けること
もできる。即ち、本発明を実施する場合には、透明カバ
ー103に直接または間接的に反射鏡機能を持たせれば
よい。
【0175】ところで、副鏡104、604、704、
804は、透明カバー103乃至803の内側に固着し
たものであるが、本発明を実施する場合には、透明カバ
ー103乃至803の内側に直接メッキ或いはスパッタ
リングによって形成することもできる。量産を行う場合
には、メッキ或いはスパッタリングによって形成するの
が有利である。しかし、透明カバー103乃至803の
内側に副鏡104、604、704、804を配設した
方が、精度を上げることができる。
【0176】また、副鏡604、704、804の中央
に設けた貫通孔604c、704c、804cに配設さ
れたレンズ620、720、820は、副鏡604、7
04、804に取付けられているものであるから、別の
位置で副鏡604、704、804とその貫通孔604
c、704c、804cに配設されるレンズ620、7
20、820との位置合わせができ、組み立てが容易に
なり生産性がよくなる。
【0177】そして、副鏡104、604、704、8
04の中央の貫通孔604c、704c、804cに配
設されたレンズ620、720、820は、透明カバー
103乃至803に形成することもできる。この種の実
施の形態では、部品点数が少なくなり、かつ、廉価とな
る。
【0178】更に、副鏡104、604、704、80
4の中央に設けた貫通孔604c、704c、804c
に配設されたレンズ620、720、820には、絞り
が設けられているか、所定の光透過率のフィルタが設け
られているか、または前記レンズ620、720、82
0の光の透過率が材質やコーテイングにより所定値に設
定されているかの1以上からなるものでは、副鏡10
4、604、704、804で反射させた画像情報とレ
ンズ620、720、820を通過した光に基づく画像
情報を合成したとき、均一な明るさが得難いが、レンズ
620、720、820側の光の透過率を制御すること
によって両者を均一化できる。
【0179】更にまた、CCDカメラ本体106からな
る撮像部は、主鏡102、602、702、802側に
固着したものであるから、装置に加わる振動に対して
も、見難い画像の発生に至らず、検出対象の確認が容易
である。
【0180】そして、透明カバー103乃至803の外
部側を照明する光源115、815は、発光ダイオード
としたものでは、スペースを取らず、発熱が少なく、か
つ、任意の発光色を得ることができ、検出に適した発光
を得ることができる。本発明を実施する場合の光源は、
光源115、815のようにハウジング101に配設し
たり、ハウジング501に収納したり、または、図示し
ていないが、ハウジング101、501の周囲に配設す
ることもできる。結果的に、本発明を実施する場合の光
源は、被写体に均一な光が行き渡ればよく、更には、被
写体の撮影対象の部位に均一な光が行き渡ればよい。
【0181】加えて、上記各実施の形態の広視野撮像装
置と、画面表示するCRTまたは液晶等からなる表示装
置と、前記広視野撮像装置のCCDカメラ本体106か
らなる撮像部からのリング状の映像信号を直角座標で表
示する映像信号に変換する画像変換装置とを具備するも
のである。したがって、操作者は直角座標表示されたC
RTまたは液晶からなる表示装置によって、観測すれば
よいから、熟練を要しないでも検出画像の判断が可能と
なる。
【0182】そして、実施の形態1〜7による広視野撮
像装置において、主鏡及び副鏡の材質はアルミであり鏡
面加工仕上げがなされ特殊コーテイングが施されてい
る。このコーテイングにより反射特性を向上させてい
る。
【0183】なお、本発明を実施する場合には、主鏡1
02、602、702、802及び副鏡104、60
4、704、804の材質はアルミに限らず、他の材質
を用いてもよい。鏡面の形状は特開平6−812905
号公報に記載の手法により所望の視角等に合わせて作製
することができる。また、撮像部はCCDカメラ本体1
06とこれに装着されるレンズ106aとから構成され
るものとしたが、本発明を実施する場合には、これに限
らず、デジタルまたはアナログ撮像が可能な装置であれ
ば、いずれの装置であってもよい。当然、スチールカメ
ラであってもよい。
【0184】また、不透明なハウジングとなる部分の材
質はアルミを主に使用しているが、本発明を実施する場
合には、これに限らず、他の金属やプラスチックを使用
してもよい。そして、透明カバー103乃至803等は
アクリル樹脂等の合成樹脂を用いるものとしたが、本発
明を実施する場合には、これに限らずガラス等を用いて
もよい。この場合は製作に手間がかかりコストアップす
る。更に、本発明を実施する場合には、取付部材112
乃至812としては、主鏡102乃至802に対してC
CDカメラ本体106からなる撮像部の姿勢と位置の調
整が可能で、剛性をもって相互の位置関係及び姿勢関係
を保持することができる方法であればいずれの方法によ
ってもよい。
【0185】本発明を実施する場合、上水道管、下水道
管、ガス管、冷媒の循環管、原子力発電所を含む発電所
の各種配管、隧道、鉄道及び自動車道のトンネル、土管
路等の検査装置として、異常個所の記録のみでなく、管
内を連続撮影して、その記録を残すことができる。そし
て、それらの異常の発生原因等を調査し、異常発生前に
それに対応することができる。また、プール、水族館等
の水槽、タンク等の保守等においても、水槽、タンク等
を検査し、異常発生前にそれに対応することができる。
【0186】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる広視野
撮像装置は、中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
と、前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カ
バーと、前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向し
て配置された副鏡と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線
に対して、その直角方向の光を所定の角度範囲で前記透
明カバーを透過して前記主鏡に入射させ、そして、前記
副鏡に向けられて反射させ、更に、前記副鏡で反射させ
た光を入射し、その入射した光に基づく画像情報を映像
信号として出力する撮像部とを具備するものである。
【0187】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。そして、透明カバーから管路にロボットによ
ってまたはマニュアルによって挿入すれば、如何なる狭
い場所でも管の全内周の監視を行うことができる。
【0188】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認ができるものの、
その周囲面を直接確認することができなかったが、この
発明によってそれが可能となった。また、主鏡、副鏡及
び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更
に、この位置及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により
変化し難く、像の劣化を防止することができる。
【0189】請求項2にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された凸状の
副鏡と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレ
ンズと、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、そ
の直角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透
過して、前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更
に、前記副鏡で反射した光を入射させ、その入射させた
光及び前記副鏡に配設した前記レンズを通過して入射し
た光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像部
とを具備するものである。
【0190】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。そして、透明カバーから管路にロボットによ
ってまたはマニュアルによって挿入すれば、如何なる狭
い場所でも管の全内周の監視を行うことができる。同時
に、副鏡に配設したレンズを通過して入射した光に基づ
く画像情報によって進行方向に対する情報画像を得るこ
とができるので、この広視野撮像装置の進行方向に対す
る問題に対応することができる。
【0191】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認ができるものの、
その周囲面を直接確認することができなかったが、この
発明によってそれが可能となった。また、主鏡、副鏡及
び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よく設定でき、更
に、この位置及び姿勢関係が衝撃、振動、経時等により
変化し難く、像の劣化を防止することができる。
【0192】請求項3にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーの外部側を照明する光源と、前記透明カバーに支持
され、前記主鏡に対向して配置された副鏡と、前記主鏡
と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光を
所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して前記主鏡に
入射させ、そして、前記副鏡に向けられて反射させ、更
に、前記副鏡で反射させた光を入射し、それらの入射光
を入射レンズを介して平行光線として導く光ファイバー
と、前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情
報を映像信号として出力する撮像部とを具備するもので
ある。
【0193】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。そして、透明カバーから管路にロボットによ
ってまたはマニュアルによって挿入すれば、管の全内周
を確認することができる。特に、広視野撮像装置が通過
できる場所であれば如何なる狭い場所でも監視を行うこ
とができ、しかも、小型CCDカメラからなる撮像部の
前に光ファイバーを配設するものであるから、装置を小
型CCDカメラの内蔵の場合より小型化することがで
き、より狭い場所にも進入させることができ、用途が広
くなる。
【0194】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認しかできなかった
ものが、その周囲面を直接確認することができる。ま
た、主鏡、副鏡及び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よ
く設定でき、かつ、この位置及び姿勢関係が衝撃、振
動、経時等により変化し難く、像の劣化を防止すること
ができる。
【0195】請求項4にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ
と、前記透明カバーの外部側を照明する光源と、前記主
鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方向の光
を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して、前記主
鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、前記副鏡で
反射した光を入射させ、その入射した光及び前記副鏡に
配設した前記レンズを通過して入射させた光を入射レン
ズを介して平行光線として導く光ファイバーと、前記光
ファイバーから出力された光に基づく画像情報を映像信
号として出力する撮像部とを具備するものである。
【0196】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。また、透明カバーから管路にロボットによっ
てまたはマニュアルによって挿入すれば、管の全内周を
確認することができる。特に、広視野撮像装置が通過で
きる場所であれば如何なる狭い場所でも監視を行うこと
ができ、しかも、小型CCDカメラからなる撮像部の前
に光ファイバーを配設するものであるから、小型CCD
カメラを内蔵する場合よりも装置を小型化することがで
き、より狭い場所にも進入させることができ、用途が広
くなる。同時に、副鏡に配設したレンズを通過して入射
した光に基づく画像情報によって進行方向に対する情報
画像を得ることができるので、この広視野撮像装置の進
行方向に対する問題に対応することができる。
【0197】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認しかできなかった
ものが、その周囲面を直接確認することができる。ま
た、主鏡、副鏡及び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よ
く設定でき、かつ、この位置及び姿勢関係が衝撃、振
動、経時等により変化し難く、像の劣化を防止すること
ができる。
【0198】請求項5にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過する透明カバーと、前記透明カ
バーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直
角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過し
て前記主鏡に入射させ、そして、前記副鏡に向けられて
反射させ、更に、前記副鏡で反射させた光を入射し、そ
れらの入射光を入射レンズを介して平行光線として導く
と共に、外部から前記入射レンズ、前記副鏡、前記主鏡
を介して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する光
を導く光ファイバーと、前記光ファイバーから出力され
た光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像部
と、前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を照
明する光を入力する光源とを具備するものである。
【0199】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。そして、透明カバーから管路にロボットによ
ってまたはマニュアルによって挿入すれば、管の全内周
を確認することができる。特に、広視野撮像装置が通過
できる場所であれば如何なる狭い場所でも監視を行うこ
とができ、しかも、小型CCDカメラからなる撮像部の
前に光ファイバーを配設するものであるから、装置を小
型CCDカメラの内蔵の場合より小型化することがで
き、より狭い場所にも進入させることができ、用途が広
くなる。更に、前記透明カバーの外部側を照明する光源
は、光ファイバーを介して光を送るので、前記透明カバ
ー及びハウジング等からなる装置自体、即ち、透明カバ
ー内の温度上昇を抑えることができ、その光源として
は、白熱電球、蛍光灯、発光ダイオード等の使用が可能
である。特に、光源を発光ダイオードとしたものは、光
源においても発熱が少なく、かつ、任意の発光色を得る
ことができ、検出に適した発光光を得ることができる。
【0200】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認しかできなかった
ものが、その周囲面を直接確認することができる。ま
た、主鏡、副鏡及び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よ
く設定でき、かつ、この位置及び姿勢関係が衝撃、振
動、経時等により変化し難く、像の劣化を防止すること
ができる。
【0201】請求項6にかかる広視野撮像装置は、中央
に貫通孔を有する略コーン状の主鏡と、前記主鏡を覆う
と共に外からの光を透過すると透明カバーと、前記透明
カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置された副鏡
と、前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズ
と、前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直
角方向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過し
て、前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、
前記副鏡で反射した光を入射させ、その入射した光及び
前記副鏡に配設した前記レンズを通過して入射させた光
を入射レンズを介して平行光線として導くと共に、外部
から前記入射レンズ及び前記副鏡に配設した前記レンズ
を通過して、並びに前記入射レンズ、前記副鏡、前記主
鏡を介して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する
光を導く光ファイバーと、前記光ファイバーから出力さ
れた光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮像
部と、前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を
照明する光を入力する光源とを具備するものである。
【0202】したがって、主鏡及び副鏡の光軸に対し
て、直角方向の光を所定の角度範囲で撮像することがで
きる。この撮像された範囲では、画像が円環状となるが
主鏡の径変化が小さいので、観察する人が径変化をあま
り意識することなく監視でき、人間の目に近い高解像度
とすることができる。また、この画像信号をパソコン入
力とすることにより不連続の検出等により探傷すること
ができる。また、透明カバーから管路にロボットによっ
てまたはマニュアルによって挿入すれば、管の全内周を
確認することができる。特に、広視野撮像装置が通過で
きる場所であれば如何なる狭い場所でも監視を行うこと
ができ、しかも、小型CCDカメラからなる撮像部の前
に光ファイバーを配設するものであるから、小型CCD
カメラを内蔵する場合よりも装置を小型化することがで
き、より狭い場所にも進入させることができ、用途が広
くなる。同時に、副鏡に配設したレンズを通過して入射
した光に基づく画像情報によって進行方向に対する情報
画像を得ることができるので、この広視野撮像装置の進
行方向に対する問題に対応することができる。更に、前
記透明カバーの外部側を照明する光源は、光ファイバー
を介して光を送るので、前記透明カバー及びハウジング
等からなる装置自体、即ち、透明カバー内の温度上昇を
抑えることができ、その光源としては、白熱電球、蛍光
灯、発光ダイオード等の使用が可能である。特に、光源
を発光ダイオードとしたものは、光源においても発熱が
少なく、かつ、任意の発光色を得ることができ、検出に
適した発光光を得ることができる。
【0203】よって、小型CCDカメラ、ファイバース
コープ等では管の進行方向のみの確認しかできなかった
ものが、その周囲面を直接確認することができる。ま
た、主鏡、副鏡及び撮像部の位置及び姿勢関係を精度よ
く設定でき、かつ、この位置及び姿勢関係が衝撃、振
動、経時等により変化し難く、像の劣化を防止すること
ができる。
【0204】請求項7にかかる広視野撮像装置は、更
に、前記透明カバーの外部側を照明する光源を具備する
ものであるから、請求項1または請求項2の何れかに記
載の効果に加えて、光源を有しているので、特定の照度
が得られない個所でも検出に適した発光光を得ることが
できる。
【0205】請求項8にかかる広視野撮像装置の前記副
鏡は、凸面鏡としたものであるから、請求項1乃至請求
項7の何れかに記載の効果に加えて、透明カバーの光軸
方向の距離を短くすることができ、装置の小型化が可能
である。また、主鏡の特性に対応させることができるの
で、主鏡の設計自由度が高くなる。
【0206】請求項9にかかる広視野撮像装置の前記副
鏡は、前記透明カバーの内側に固着したものであるか
ら、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に
加えて、特殊な反射鏡を用いる場合でも透明カバーと反
射鏡とを別々に製造できるから、廉価に製造できる。ま
た、配置精度を上げることができ、高精度を維持でき
る。
【0207】請求項10にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズを、前記
副鏡に取付けられているものであるから、請求項2、請
求項4、請求項6、請求項7乃至請求項9の何れか1つ
に記載の効果に加えて、別の場所で副鏡とその貫通孔に
配設されるレンズとの位置合わせができ、組み立てが容
易になり生産性がよくなる。
【0208】請求項11にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズは、前記
透明カバーに形成されるものであるから、請求項2、請
求項4、請求項6、請求項7乃至請求項9の何れか1つ
に記載の効果に加えて、部品点数を少なくでき、廉価に
することができる。
【0209】請求項12にかかる広視野撮像装置の前記
副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズに、絞り
が設けられているか、所定の光透過率のフィルタが設け
られているか、または前記レンズの光の透過率が材質や
コーテイングにより所定値に設定されているかの1以上
からなるものであるから、請求項2、請求項4、請求項
6、請求項7乃至請求項11の何れか1つに記載の効果
に加えて、副鏡で反射させた画像情報とレンズを通過し
た光に基づく画像情報を合成したとき、両画像情報の明
るさを均一にすることができる。
【0210】請求項13にかかる広視野撮像装置の前記
撮像部は、前記主鏡側に固着したものであるから、請求
項1、請求項2、請求項5乃至請求項12の何れか1つ
に記載の効果に加えて、装置に加わる振動に対しても、
相対移動により見難い画像の発生に至らず、検出対象の
確認が容易である。
【0211】請求項14にかかる広視野撮像装置によれ
ば、前記透明カバーの外部側を照明する光源を発光ダイ
オードとしたものであるから、請求項1乃至請求項13
の何れか1つに記載の効果に加えて、発熱が少なく、か
つ、任意の発光色を得ることができ、検出に適した発光
光を得ることができる。しかも、省スペースであり小型
化が可能である。また、電力消費が少ないので、リード
線の太さを細くすることができる。
【0212】請求項15にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーの外部側を照明する光源は、前記透明カバー
の周囲に配設して光ファイバーを介して光を導く構成と
したものであるから、請求項1乃至請求項14の何れか
1つに記載の効果に加えて、光ファイバーを介して光を
送るので広視野撮像装置自体、即ち、透明カバー内の温
度上昇を抑えることができ、その光源としては、白熱電
球、蛍光灯、発光ダイオード等の使用が可能である。特
に、光源を発光ダイオードとしたものは、光源において
も発熱が少なく、かつ、任意の発光色を得ることがで
き、検出に適した発光光を得ることができる。
【0213】請求項16にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーには、その一部に緩衝機能を持たせたもので
あるから、請求項1乃至請求項15の何れか1つに記載
の効果に加えて、前記透明カバーに歪が入ることを防止
し、かつ、被調査対象物である被写体に傷を付けること
がない。
【0214】請求項17にかかる広視野撮像装置の前記
透明カバーには、反射鏡機能を持たせたものであるか
ら、請求項1乃至請求項16の何れか1つに記載の効果
に加えて、被写体の照明効果により鮮明な画像が得られ
る。
【0215】請求項18にかかる広視野撮像表示装置に
よれば、請求項1乃至請求項17の何れか1つに記載の
広視野撮像装置と、画面表示する表示装置と、前記広視
野撮像装置の前記撮像部からのリング状の映像信号を直
角座標で表示する映像信号に変換する画像変換装置とを
具備するものである。
【0216】したがって、操作者は直角座標表示された
CRTまたは液晶からなる表示装置によって観測すれば
よいから、熟練を要しないでも検出画像の判断が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態2による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態3による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態4による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態5による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態6による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図7】 図7の(a)は本発明の実施の形態6による
広視野撮像装置の光ファイバーを変更した事例の要部の
中央縦断面図、(b)は光ファイバーの要部横断面図で
ある。
【図8】 図8の(a)は本発明の実施の形態6による
広視野撮像装置の光ファイバーを変更した事例の要部の
中央縦断面図、(b)は光ファイバーの要部横断面図で
ある。
【図9】 図9は本発明の実施の形態7による広視野撮
像装置の要部の中央縦断面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態8による広視
野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態9による広視
野撮像装置の要部の中央縦断面図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態10による広
視野撮像表示装置における変換装置の原画面と変換画面
との関係を示す説明図である。
【図13】 図13は本発明の実施の形態11による広
視野撮像表示装置における変換装置のCCDカメラ本体
の受光面における結像画像と対応する変換画面との関係
を示す説明図である。
【図14】 図14は従来の広視野撮像装置を斜視図表
現した説明図である。
【図15】 図15は他の従来の広視野撮像装置を断面
図表現した説明図である。
【図16】 図16は更に他の従来の広視野撮像装置を
断面図表現した説明図である。
【符号の説明】
102、602、702、802 主鏡 102b、602b、702b、802b 貫通孔 103、303、403、503、603、703、8
03 透明カバー 104、604、704、804 副鏡 105、605、705 反射鏡 205A 第1ガード 205B 第2ガード 303e、403e、503e 大径部 403f、503f 緩衝部 106 小型CCDカメラ本体 115、815 光源 620 レンズ 630 光ファイバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 5/225 H04N 5/225 C D 7/18 7/18 D

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カバー
    と、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた副鏡と、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して前
    記主鏡に入射させ、そして、前記副鏡に向けられて反射
    させ、更に、前記副鏡で反射させた光を入射し、その入
    射した光に基づく画像情報を映像信号として出力する撮
    像部とを具備することを特徴とする広視野撮像装置。
  2. 【請求項2】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カバー
    と、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた凸状の副鏡と、 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズと、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して、
    前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、前記
    副鏡で反射した光を入射させ、その入射させた光及び前
    記副鏡に配設した前記レンズを通過して入射した光に基
    づく画像情報を映像信号として出力する撮像部とを具備
    することを特徴とする広視野撮像装置。
  3. 【請求項3】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カバー
    と、 前記透明カバーの外部側を照明する光源と、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた副鏡と、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して前
    記主鏡に入射させ、そして、前記副鏡に向けられて反射
    させ、更に、前記副鏡で反射させた光を入射し、それら
    の入射光を入射レンズを介して平行光線として導く光フ
    ァイバーと、 前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情報を
    映像信号として出力する撮像部とを具備することを特徴
    とする広視野撮像装置。
  4. 【請求項4】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過すると透明カバ
    ーと、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた副鏡と、 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズと、 前記透明カバーの外部側を照明する光源と、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して、
    前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、前記
    副鏡で反射した光を入射させ、その入射した光及び前記
    副鏡に配設した前記レンズを通過して入射させた光を入
    射レンズを介して平行光線として導く光ファイバーと、 前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情報を
    映像信号として出力する撮像部とを具備することを特徴
    とする広視野撮像装置。
  5. 【請求項5】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過する透明カバー
    と、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた副鏡と、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して前
    記主鏡に入射させ、そして、前記副鏡に向けられて反射
    させ、更に、前記副鏡で反射させた光を入射し、それら
    の入射光を入射レンズを介して平行光線として導くと共
    に、外部から前記入射レンズ、前記副鏡、前記主鏡を介
    して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する光を導
    く光ファイバーと、 前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情報を
    映像信号として出力する撮像部と、 前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を照明す
    る光を入力する光源とを具備することを特徴とする広視
    野撮像装置。
  6. 【請求項6】 中央に貫通孔を有する略コーン状の主鏡
    と、 前記主鏡を覆うと共に外からの光を透過すると透明カバ
    ーと、 前記透明カバーに支持され、前記主鏡に対向して配置さ
    れた副鏡と、 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設されたレンズと、 前記主鏡と前記副鏡とを結ぶ直線に対して、その直角方
    向の光を所定の角度範囲で前記透明カバーを透過して、
    前記主鏡で前記副鏡に向けられて反射させ、更に、前記
    副鏡で反射した光を入射させ、その入射した光及び前記
    副鏡に配設した前記レンズを通過して入射させた光を入
    射レンズを介して平行光線として導くと共に、外部から
    前記入射レンズ及び前記副鏡に配設した前記レンズを通
    過して、並びに前記入射レンズ、前記副鏡、前記主鏡を
    介して、前記透明カバーの周囲の外部側を照明する光を
    導く光ファイバーと、 前記光ファイバーから出力された光に基づく画像情報を
    映像信号として出力する撮像部と、 前記光ファイバーから前記透明カバーの外部側を照明す
    る光を入力する光源とを具備することを特徴とする広視
    野撮像装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記透明カバーの外部側を照明す
    る光源を具備することを特徴とする請求項1または請求
    項2の何れかに記載の広視野撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記副鏡は、凸面鏡としたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の広視野
    撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記副鏡は、前記透明カバーの内側に固
    着したことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか
    1つに記載の広視野撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設
    されたレンズは、前記副鏡に取付けられていることを特
    徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求項7乃至
    請求項9の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設
    されたレンズは、前記透明カバーに形成されていること
    を特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求項7
    乃至請求項9の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記副鏡の中央に設けた貫通孔に配設
    されたレンズには、絞りが設けられているか、所定の光
    透過率のフィルタが設けられているか、または前記レン
    ズの光の透過率が材質やコーテイングにより所定値に設
    定されているかの1以上からなることを特徴とする請求
    項2、請求項4、請求項6、請求項7乃至請求項11の
    何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像部は、前記主鏡側に固着した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項5乃至請
    求項12の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記透明カバーの外部側を照明する光
    源は、発光ダイオードとしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項13の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  15. 【請求項15】 前記透明カバーの外部側を照明する光
    源は、前記透明カバーの周囲に配設して光ファイバーを
    介して光を導く構成としたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項14の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  16. 【請求項16】 前記透明カバーには、その一部に緩衝
    機能を持たせたことを特徴とする請求項1乃至請求項1
    5の何れか1つに記載の広視野撮像装置。
  17. 【請求項17】 前記透明カバーには、反射鏡機能を持
    たせたことを特徴とする請求項1乃至請求項16の何れ
    か1つに記載の広視野撮像装置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至請求項17の何れか1つ
    に記載の広視野撮像装置と、 画面表示する表示装置と、 前記広視野撮像装置の前記撮像部からのリング状の映像
    信号を直角座標で表示する映像信号に変換する画像変換
    装置とを具備することを特徴とする広視野撮像表示装
    置。
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