JP3390111B2 - 半導体記憶装置、及びスクリーニング方法 - Google Patents

半導体記憶装置、及びスクリーニング方法

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JP3390111B2
JP3390111B2 JP24364695A JP24364695A JP3390111B2 JP 3390111 B2 JP3390111 B2 JP 3390111B2 JP 24364695 A JP24364695 A JP 24364695A JP 24364695 A JP24364695 A JP 24364695A JP 3390111 B2 JP3390111 B2 JP 3390111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置のスク
リーニング技術に関し、例えば、スタティック・ランダ
ム・アクセス・メモリ(SRAM)、及びそれのスクリ
ーニングに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】欠陥を潜在的に含むデバイスを試験によ
り除去する技術として、スクリーニングが知られてい
る。スクリーニングは原則として、対象デバイス全数に
ついて非破壊的に行われる。スクリーニング方法には、
内部目視、熱的及び機械的ストレス印加、高温動作、高
温保存などによるものを挙げることができる。信頼性を
保証するために最も一般的な手法としては、半導体チッ
プをパッケージに封止した後に行われるバーンインがあ
る。このバーンインでは、定挌若しくはそれより厳しい
動作条件(電源電圧、周囲温度など)の下で一定時間の
動作試験を行うもので、初期動作不良を起す可能性のあ
るデバイスに対して有効とされる。
【0003】尚、デバイスのスクリーニングについて記
載された文献の例としては、昭和59年11月30日に
株式会社オーム社から発行された「LSIハンドブック
(第684頁)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体チップをパッケ
ージに封止した後に行われるバーンインにおいて、欠陥
を内在するデバイスは不良とされるが、そのように不良
とされたデバイスは、既にパッケージ封止されているこ
とから救済不可能とされる。
【0005】通常、半導体記憶装置には冗長構成が設け
られており、欠陥部分を冗長構成に置換えることで救済
できることがある。そこで、もし、パッケージ封止前、
例えばウェーハ状態でバーンインを行うようにすれば、
そのバーンにおいて不良とされた場合でも、上記冗長構
成による救済が可能とされ、ウェーハ当りの完成デバイ
ス数を増やすことができる。
【0006】しかしながら、例えばダイナミック・ラン
ダム・アクセス・メモリ(DRAM)のウェーハ状態で
のバーンインを考えた場合、バーンインの際に全てのワ
ード線を選択レベルに駆動しなければ、メモリセルに電
圧ストレスを印加できないから、全ワード線選択のため
の論理回路を半導体チップ単位で組込んでおく必要があ
る。そのような論理回路の組込みはチップサイズの縮小
化を阻害する。
【0007】また、SRAMにおいては、上記DRAM
の場合と同様に、バーンインの際に全てのワード線を選
択レベルに駆動する必要があり、そのための論理回路を
半導体チップ単位で組込んでおく必要があるが、それだ
けでは不十分とされる。なぜなら、SRAMの場合、メ
モリセルがフリップフロップで構成されることから、フ
リップフロップを形成する一対のトランジスタのうちの
一方への電圧ストレス印加が不十分となる。つまり、フ
リップフロップを形成する一対のトランジスタのうち、
ゲート電極がハイレベルとなているトランジスタには、
バーンインのためのストレスを与えることができない。
これを可能とするには、メモリセルへの情報書込みを行
って、フリップフロップの状態を反転させる必要があ
る。そのような書込みが必要とされることから、SRA
Mのウェーハ状態でのバーンインは、DRAMの場合に
比べて長時間を要する。しかも、ウェーハ状態で、多数
のデバイスについての書込みを行うためには、バーンイ
ンのための設備、特に制御系が複雑にならざるを得な
い。
【0008】本発明の目的は、半導体記憶装置のウェー
ハ状態でのバーンインの容易化を図るための技術を提供
することにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、ワード線に複数のメモリセルが
結合されて成るメモリセルアレイ(MCA)と、上記ワ
ード線を駆動可能なワード線駆動素子(Q24)と、上
記ワード線駆動素子の接地配線に結合された第1接地パ
ッド(P1)とを含んで半導体記憶装置が形成されると
き、上記第1接地パッドとは別の第2接地パッド(P
2)を設け、それに上記メモリセルアレイのウェル領域
を結合する。このとき、上記メモリセルアレイのウェル
領域及び接地配線を第2接地パッドに結合することがで
きる。
【0012】また、電圧ストレス印加範囲を広げるた
め、ワード線駆動素子以外の周辺回路(Q22)の接地
配線を、上記第2接地パッドに結合することができる。
【0013】そして、上記第1接地パッドの電位よりも
低い電位を上記第2接地パッドに印加することでスクリ
ーニングを行う。このとき、第1接地パッドと、第2接
地パッドとの間の電位差は、上記半導体記憶装置の動作
保証電源電圧を越える値に設定される。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、上記第1接地パッド、
及び上記第2接地パッドを介して、ウェル領域とMOS
トランジスタのゲート電極との間に電圧ストレスを印加
することができる。そのような電圧ストレス印加におい
ては、メモリセルアレイのワード線選択の必要は無い。
このことが、バーンインの容易化を達成する。
【0015】
【実施例】図2には本発明の一実施例方法が適用される
SRAMの構成例が示される。
【0016】図2に示される回路は、1ポートSRAM
の代表的な構成であり、主にデコーダADC、内部パル
ス発生回路CG、メモリセルアレイMCA、セレクタS
L、プリチャージ回路PRI、出力回路RDOにより構
成される。
【0017】デコーダADCは、行デコーダDC1、ラ
イト系の列デコーダDC2、及びリード系の列デコーダ
DC3を含む。メモリセルアレイMCAは、複数のスタ
ティック型メモリセルをマトリクス配置して成る。複数
のワード線WXA、WXBと、それに交差するように配
置されたビット線DAA、DAB、DBA、DBBを有
する。メモリセルMCは選択端子とデータ端子とを有
し、選択端子は対応するワード線WXA、WXBに結合
され、データ端子は対応するビット線DAA、DAB、
DBA、DBBに結合される。セレクタSLは、列デコ
ーダDC2のデコード出力に基づいて動作制御されるn
チャンネル型MOSトランジスタQ7〜Q10、列デコ
ーダDC3の出力に基づいて動作制御されるpチャンネ
ル型MOSトランジスタQ11〜Q14を含む。そし
て、入力データDINを相補レベルにするためのインバ
ータ7、8が設けられている。プリチャージ回路PRI
は、nチャンネル型MOSトランジスタQ1〜Q4を含
み、内部タイミング信号φCLKに同期してビット線プ
リチャージが行われるようになっている。出力回路RD
Oはメモリセルデータを増幅するためのセンスアンプS
Aや、その出力を反転するインバータ16を含んで成
る。
【0018】入力クロックCLKが回路の接地電位と同
じローレベルであれば、内部タイミング信号φCLKも
ローレベルであり、プリチャージ回路PRIのpチャン
ネル型MOSトランジスタQ1、Q2、Q3、Q4がオ
ンされ、ビット線DAA、DAB、DBA、DBBは回
路の電源電圧と同じ高電位側電源Vddレベルに固定さ
れ、データ書込み、データ読出しはできなくなり、SR
AMはオフ状態となる。入力クロックCLKが高電位側
電源Vddと同じハイレベルとなったとき、内部タイミ
ング信号φCLKもハイレベルとなり、プリチャージ回
路PRIのpチャンネル型MOSトランジスタQ1、Q
2、Q3、Q4がオフし、その出力がハイインピーダン
スとなることにより、メモリセルMCのデータ書込み、
及びデータ読出しが可能な状態、すなわち、SRAMは
オン状態となる。SRAMがオン状態であるとき、行ア
ドレスADXに基づいてワード線WXAが選択された場
合、ワード線WXAは内部タイミング信号φCLKがハ
イレベルであるときの高電位側電源Vddと同じハイレ
ベルに駆動され、このワード線WXAに接続されている
全てのメモリセルMCが選択される。メモリセルMCへ
のデータ書込み時、リードライト信号RWをローレベル
にすることによりライト系の列デコーダDC2が選択さ
れ、列アドレスADYにより任意の列ワード線が選択さ
れる。例えば、列ワード線WYAが選択された場合、列
ワード線WYAはハイレベルになり、セレクタSLのn
チャンネル型MOSトランジスタQ7、Q8がオンされ
る。データ入力信号DINがインバータ回路7、8によ
り、それぞれ反転、非反転されたデータがセレクタSL
のnチャンネル型MOSトランジスタQ7、Q8、及び
ビット線DAA、DAB、さらにはメモリセルMCへ伝
達される。
【0019】また、SRAMがオン状態のとき、データ
書込み動作の場合と同様に、プリチャージ回路PRIの
pチャンネル型MOSトランジスタQ1、Q2、Q3、
Q4はオフし、ビット線はハイインピーダンスレベルに
ある。行アドレスADXによりワード線WXAが選択さ
れたとすると、ワード線WXAは、内部タイミング信号
φCLKがハイレベルであるときに、高電位側電源Vd
dと同じハイレベルになり、メモリセルMCが選択され
る。このとき、リードライト信号RWをハイレベルにす
ることにより、インバータ回路15を介してリード系の
列デコーダDC3が選択され、列アドレス信号ADYに
より列ワード線RYAが選択された場合、列ワード線R
YAは回路の接地電位と同じローレベルになり、セレク
タSLのpチャンネル型MOSトランジスタQ11、Q
12がオンされる。リードコモンデータ線RDAには、
MOSトランジスタQ12を介してビット線DAAの高
電位側電源Vddレベルより数百mV下降した電位が伝
達され、リードコモンデータ線RDBにはビット線DA
Bと同じハイレベルが伝達される。リードコモンデータ
線RDA、RDBの信号は、数百mVのレベル差をもつ
差動入力信号として、センスアンプSAに入力される。
センスアンプSAにより数百mVのレベル差が、回路の
接地電位から高電位側電源Vddまでの振幅に変換さ
れ、後段のインバータ回路16により、波形成形が行わ
れて出力データDOUTが得られる。
【0020】図1には、上記SRAMの主要部の構成例
が示される。
【0021】図1に示されるように、一つのメモリセル
MCは、特に制限されないが、nチャンネル型MOSト
ランジスタQ27、Q28、及びそれの負荷抵抗R1、
R2が結合され成るフリップフロップと、ワード線WX
Aの信号レベルによって駆動されるnチャンネル型MO
SトランジスタQ25、Q26とを含む。nチャンネル
型MOSトランジスタQ27のドレイン電極を第1ノー
ドN1とし、nチャンネル型MOSトランジスタQ28
のドレイン電極を第2ノードN2とするとき、上記nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ25は第1ノードN1
とビット線DABとを導通可能に結合され、上記nチャ
ンネル型MOSトランジスタQ26は第2ノードN2と
ビット線DAAを導通可能に設けられる。すなわち、ワ
ード線WXAがハイレベルに駆動されたとき、nチャン
ネル型MOSトランジスタQ25、Q26がオンされる
ことによって、第1ノードN1とビット線DAB、第2
ノードN2とビット線DAAがそれぞれ導通される。そ
の状態で、メモリセルMCへのデータ書込み、あるいは
メモリセルデータの読出しが可能とされる。
【0022】また、行デコーダDC1は、入力された行
アドレスをデコードするためのデコード論理、及びその
デコード結果に基づいて対応するワード線を選択レベル
に駆動するためのバッファ回路を含む。図1において
は、そのような構成の一部が代表的に示されている。p
チャンネル型MOSトランジスタQ21とnチャンネル
型MOSトランジスタQ22とが直列接続されて成るイ
ンバータは、上記デコード論理の出力段回路とされ、p
チャンネル型MOSトランジスタQ23とnチャンネル
型MOSトランジスタQ24とが直列接続されて成るイ
ンバータは、上記デコード論理の出力信号に基づいてワ
ード線WXAを選択レベルに駆動するためのバッファ回
路とされる。
【0023】SRAMは一つのウェーハに多数形成さ
れ、通常はウェーハプロービングを経てダイシング工程
に移行され、そこで個々の半導体チップに切出される。
ウェーハには、半導体チップ形成領域毎に多数のパッド
が形成される。このパッドは、チップ切出し後におい
て、外部ピン形成のためのリードフレームにワイヤボン
ディングによって結合される。図1においては、P0、
P1、P2で示されるパッドが代表的に示されている。
【0024】P0は、高電位側電源Vddを供給するた
めの電源パッドとされ、この電源パッドP0はSRAM
内の高電位側電源Vddラインに結合されている。P1
は第1接地パッドとされ、この第1接地パッドP1に
は、第1接地ラインGND1を介して、メモリセルMC
を形成するnチャンネル型MOSトランジスタQ27、
Q28のソース電極、及びワード線WXAを駆動するた
めのnチャンネル型MOSトランジスタQ24のソース
電極が結合される。P2は第2接地パッドとされ、この
第2接地パッドP2には、第2接地ラインGND2を介
して、全てのメモリセルMCにおけるnチャンネル型M
OSトランジスタQ25〜Q28のウェル領域や、nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ24以外の周辺回路の
接地配線が結合される。例えば、この周辺回路には、図
1に示されるように、MOSトランジスタQ23、Q2
4から成るインバータの前段に配置されたnチャンネル
型MOSトランジスタQ22が含まれる。
【0025】上記第1接地パッドP1、及び第2接地パ
ッドP2は、リードフレームとの結合などにおいて同一
の外部ピンに共通接続されることによって短絡され、完
成されたデバイスにおいて上記第1接地パッドP1、及
び第2接地パッドP2は、接地系の同電位レベルとされ
る。つまり、この実施例では、メモリセルMCへの電圧
ストレス印加を可能とするために、少なくともウェーハ
段階においては、回路の接地配線が分離され、それぞれ
パッドP1、P2に結合されている。
【0026】上記のように構成されたSRAMは、ウェ
ーハ状態で以下のようにバーンインが行われる。
【0027】バーンインにおいて、パッドP0、P1間
には電圧V1が、パッドP1、P2間には電圧V2が印
加される。電圧V1、V2は、それぞれ個別的に電圧レ
ベルを変化させることができる。電圧V1は、特に制限
されないが、PN接合のオンしないレベル(−VF)以
上で、且つ、電圧V2よりも低い値、例えば1Vに設定
される。電圧V2は、電圧ストレス印加のため、バーン
イン対象とされるSRAMの動作保証電源電圧を越える
値、例えば7〜8Vに設定される。このような電圧印加
は、ウェーハ・プローバを介して行われる。パッドP
0、P1間に電圧V1=1Vが印加されることによっ
て、第1ノードN1、及び第2ノードN2の電位は1V
となる。そして、パッドP1、P2間に電圧V2=7〜
8Vが印加されることによって、MOSトランジスタQ
25〜Q28のウェル領域に負電位が供給されるので、
結局、MOSトランジスタQ25〜Q28のゲート電極
と、ウェル領域との間に、約8〜9Vの電圧印加(スト
レス印加)が可能とされる。つまり、フリップフロップ
(Q27、Q28)の論理状態にかかわらず、MOSト
ランジスタQ25〜Q2への電圧ストレス印加を行うこ
とができる。
【0028】また、MOSトランジスタQ22のソース
電極に、電圧V2による負電位が印加されることから、
このMOSトランジスタQ22のゲート・ソース間へも
電圧ストレスを印加することができる。
【0029】上記のような電圧印加が、高温環境下で行
われることによって、バーンインが行われる。
【0030】上記実施例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0031】(1)第1接地パッドP1には、第1接地
ラインGND1を介して、メモリセルアレイMCAのM
OSトランジスタQ27、Q28のソース電極、及びワ
ード線WXAを駆動するためのnチャンネル型MOSト
ランジスタQ24の接地配線が結合される。第2接地パ
ッドP2には、第2接地ラインGND2を介して、メモ
リセルMCを形成するnチャンネル型MOSトランジス
タQ25〜Q28のウェル領域が結合されるので、パッ
ドP1、P2間への電圧V2の印加により、メモリセル
アレイMCAにおけるMOSトランジスタのウェル領域
に上記電圧V2による負電位を印加することができる。
つまり、メモリセルアレイMCAにおける全メモリセル
MCのMOSトランジスタにおいて、ウェル領域とゲー
ト電極との間に、バーンインのための電圧ストレスを印
加することができる。そのような電圧ストレス印加にお
いては、専用の論理回路によってメモリセルアレイMC
Aにおける全ワード線を選択レベルに駆動する必要は無
いから、そのための論理回路をチップ形成領域毎に設け
る必要が無い。また、メモリセルMCを形成するフリッ
プフロップの論理状態も無関係とされるから、フリップ
フロップの論理状態切換えのためにメモリセルMCへの
データ書込みを行う必要も無い。故に、上記実施例によ
れば、バーンインのための電圧ストレス印加を容易に行
うことができる。
【0032】(2)ワード線駆動用のnチャンネル型M
OSトランジスタQ24以外の周辺回路、例えばそれの
前段回路を形成するnチャンネル型MOSトランジスタ
Q22の接地配線が、第2接地ラインGND2を介して
第2接地パッドP2に結合されることによって、このn
チャンネル型MOSトランジスタQ22に対しても電圧
ストレスを印加することができる。そのように、ワード
線駆動用のnチャンネル型MOSトランジスタQ24以
外の周辺回路の接地配線を第2接地パッドP2に結合す
ることによって、その周辺回路を形成するMOSトラン
ジスタへの電圧ストレス印加が可能とされるから、メモ
リセルアレイMCAのみに限定されずに、広範囲にわた
って電圧ストレス印加を行うことができる。
【0033】(3)上記(1)、(2)の作用効果によ
り、ウェーハ状態でのバーンインにおける電圧ストレス
印加が容易に行うことができるので、初期動作不良を起
す可能性のあるデバイスをウェーハ状態で検出すること
ができる。このため、冗長救済な欠陥ビットについては
バーンイン後において冗長救済することができる。パッ
ケージによる封止後のバーンインで不良とされたデバイ
スが救済不可能であるの対して、上記実施例ではウェー
ハ状態でバーンインが行われることから、バーンイン後
の冗長救済が可能とされるので、良品デバイス数の増大
を図ることができる。さらに、SRAMがウェーハ状態
でユーザに納品される場合においても、ウェーハ状態で
の適切なスクリーニングが行われることから、デバイス
の信頼性の向上を図ることができる。
【0034】他の実施例について説明する。
【0035】図3には他の実施例回路が示される。
【0036】図3に示される回路が、図1に示されるの
と異なるのは、nチャンネル型MOSトランジスタQ2
7、Q28のソース電極をも、ウェル領域と同様に第2
接地ラインGND2を介して第2接地パッドP2に結合
させた点にある。つまり、メモリセルアレイMCAのウ
ェル領域を含む全ての接地配線が第2接地パッドP2に
結合される。それによれば、nチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ27、Q28のソース電極へも、電圧V2に
よる負電位を印加することができるから、nチャンネル
型MOSトランジスタQ27、Q28については、ゲー
ト電極と、ウェル領域との間、及びゲート電極とソース
電極との間への電圧ストレス印加が可能とされ、バーン
インのためのストレス印加の的確化を図ることができ
る。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0038】例えば、上記実施例ではSRAMについて
説明したが、それに限定されるものではなく、他の半導
体メモリ、例えばDRAMに適用することができる。す
なわち、図4に示されるように、一つのメモリセルMC
が、nチャンネル型MOSトランジスタQ30と、それ
に結合された電荷蓄積容量31とによって形成される場
合において、全メモリセルMCにおけるウェル領域が、
第2接地ラインGND2を介して第2接地パッドP2に
結合され、ワード線WXAを駆動するための素子である
nチャンネル型MOSトランジスタQ24のソース電
極、つまり接地配線は第1接地ラインGND1を介して
第1接地パッドP1に結合される。バーンインのための
電圧V1,V2は上記実施例の場合と同様であり、電圧
V2による負電位が、全メモリセルMCにおけるnチャ
ンネル型MOSトランジスタのウェル領域に印加される
ことによって、当該nチャンネル型MOSトランジスタ
のウェル領域とゲート電極との間に、電圧ストレスを印
加することができるので、上記実施例の場合と同様の作
用効果を得ることができる。
【0039】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
M、及びDRAMについて説明したが、それに限定され
るものではなく、各種半導体記憶装置、及びそのスクリ
ーニングに広く適用することができる。
【0040】本発明は少なくともメモリセルを含むこと
を条件に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0042】すなわち、第1接地パッド、及び第2接地
パッドを介して、ウェル領域とMOSトランジスタのゲ
ート電極との間に電圧ストレスを印加することができ
る。そのような電圧ストレス印加においては、専用の論
理回路によってメモリセルアレイMCAにおける全ワー
ド線を選択レベルに駆動する必要が無いため、ウェーハ
状態でのバーンインの容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法が適用されるSRAMに
おける主要部の構成例回路図である。
【図2】上記SRAMの全体的な構成例回路図である。
【図3】本発明の他の実施例についての回路図である。
【図4】本発明の他の実施例についての回路図である。
【符号の説明】
MCA メモリセルアレイ PRI プリチャージ回路 SL セレクタ RDO 出力回路 MC メモリセル DC1 行デコーダ DC2 ライト系の列デコーダ DC3 リード系の列デコーダ P0 電源パッド P1 第1接地パッド P2 第2接地パッド GND1 第1接地ライン GND2 第2接地ライン Q21、Q23、pチャンネル型MOSトランジスタ Q22、Q24、Q25〜Q28 nチャンネル型MO
Sトランジスタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と複数のビット線とに接
    続された複数のメモリセルと、 入力された行アドレスをデコードするためのデコード論
    理と、上記デコード論理のデコード結果に基づいて対応
    するワード線を選択レベルに駆動するためのバッファ回
    路とを具備する行デコーダと、 第1パッドと、 上記複数のメモリセルのウェル領域と接続された第2パ
    ッドと、を含み、 上記行デコーダは、上記デコード論理の出力段回路を形
    成するための第1インバータと、上記バッファ回路を形
    成するための第2インバータとを含み、 上記第1パッドは上記第2インバータ内のnチャネル型
    MOSトランジスタと接続され、 上記第2パッドは上記第1インバータ内のnチャネル型
    MOSトランジスタと接続されて成ることを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のメモリセルは、フリップフロ
    ップと、ワード線の信号レベルによって駆動される第1
    nチャネル型MOSトランジスタ及び第2nチャネル型
    MOSトランジスタとを有するスタティック型メモリセ
    ルとされ、 上記第1パッドは、上記フリップフロップ内のnチャネ
    ル型MOSトランジスタのソース電極に接続され、 上記第2パッドは、上記フリップフロップ内のnチャネ
    ル型MOSトランジスタ、上記第1nチャネル型MOS
    トランジスタ、及び上記第2nチャネル型MOSトラン
    ジスタにおけるウェル領域に接続されて成る請求項1記
    載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第2インバータ以外の周辺回路の接
    地線が上記第2パッドに結合された請求項1又は2記載
    の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記周辺回路は、アドレス信号をデコー
    ドするデコーダと、上記メモリセルからの読み出しデー
    タを増幅するセンスアンプとを含む請求項3記載の半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れか1項記載の半導
    体記憶装置のスクリーニング方法であって、上記第1パッドの電位よりも低い電位を上記第2パッド
    に印加し、ウェーハ状態でバーンインを行うこと を特徴
    とするスクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 上記第1パッドと、上記第2パッドとの
    間の電位差が、上記半導体記憶装置の動作保証電源電圧
    を越える値に設定される請求項5記載のスクリーニング
    方法。
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