JP3389506B2 - ボート装置及びペダル漕ぎ装置 - Google Patents
ボート装置及びペダル漕ぎ装置Info
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Description
を利用したボート装置並びに駆動装置を利用したペダル
漕ぎ装置に関するものである。
え、その動力源によって回転する複数の出力軸を備えた
ゼンマイ駆動装置が存在した。また、従来のボート玩具
は、駆動モータによってスクリューを回転させ、動くよ
うになっていた。さらにまた、従来のペダル漕ぎ玩具
は、駆動モータによって後輪を回転させて動くようにな
っており、前輪の車軸の両端にペダルを設け、このペダ
ルに屈曲する脚部材を載せていた。
等の動力源を備え、その動力源によって回転する複数の
出力軸を備えたゼンマイ駆動装置は、存在したが、駆動
モータを動力源とし、駆動モータによって、同一方向に
略同一回転速度で回転する回転軸を備え、回転軸の両端
に偏心軸を備えた新規な構造の駆動装置は、存在しなか
った。また、駆動モータによって回転するスクリューに
よって動くボート玩具は存在したが、実際にオールを漕
いで進むボート玩具は存在しなかった。さらにまた、駆
動モータによって後輪を回転させて動くようにしたペダ
ル漕ぎ玩具は存在したが、実際にペダルを漕いで進むペ
ダル漕ぎ装置は存在しなかった。
のであって、駆動モータを動力源とし、駆動モータによ
って、同一方向に略同一回転速度で回転する少なくとも
一対の回転軸を備え、回転軸の両端に偏心軸を備えた、
従来にない新規な構造の駆動装置によって、実際にオー
ルを漕いで進むボート玩具を提供することを第1の目的
とする。さらにまた、上記駆動装置によって、実際にペ
ダルを漕いで進むペダル漕ぎ装置を提供することを第2
の目的とする。
るボート装置は、上記第1の目的を達成するため、下記
の手段を有する。 (イ)駆動装置と、この駆動装置を着脱自在に取り付け
るボート本体とからなること。 (ロ)駆動装置は、枠体を有し、枠体には、駆動モータ
と、少なくとも一対の回転軸が設けられていること。 (ハ)少なくとも一対の回転軸は、同一方向に略同一回
転速度で回転するように、駆動モータに連係されている
こと。 (ニ)少なくとも一対の回転軸の両端には、偏心軸を備
えた回転部材が設けられており、一端側の回転部材の偏
心軸は他端側の回転部材の偏心軸と回転軸を中心として
略対称に設けられていること。 (ホ)ボート本体の両側上部には、軸受け部が形成さ
れ、この軸受け部には、オール体が設けられているこ
と。 (ヘ)オール体は、基部に連結部が形成され、先端にブ
レード板が設けられていること。 (ト)駆動装置の一端側に位置する一対の回転部材の偏
心軸間と、他端側に位置する一対の回転部材の偏心軸間
には、それぞれ連結体が回動自在に取り付けられている
こと。 (チ)連結体には、オール体の連結部が回動自在に取り
付けられていること。
上記手段に加え、ボート本体の底面両側に補助輪が取り
付けられ、ボート本体の後部に操作輪が回動自在に取り
付けられている。
は、上記第2の目的を達成するため、下記の手段を有す
る。 (イ)駆動装置と、この駆動装置を着脱自在に取り付け
る走行体とからなること。 (ロ)駆動装置は、枠体を有し、枠体には、駆動モータ
と、少なくとも一対の回転軸が設けられていること。 (ハ)少なくとも一対の回転軸は、同一方向に略同一回
転速度で回転するように、駆動モータに連係されている
こと。 (ニ)少なくとも一対の回転軸の両端には、偏心軸を備
えた回転部材が設けられており、一端側の回転部材の偏
心軸は他端側の回転部材の偏心軸と回転軸を中心として
略対称に設けられていること。 (ホ)駆動装置の一端側に位置する一対の回転部材の偏
心軸と、他端側に位置する一対の回転部材の偏心軸に、
それぞれ脚部材が回動自在に取り付けられており、脚部
材の下端には、足部材が設けられていること。 (ヘ)走行体は、前部に前輪の前軸が回動自在に取り付
けられ、後部に後輪の後軸が回動自在に取り付けられて
おり、前軸と後軸の間に回転軸が設けられていること。 (ト)回転軸は、後軸又は前軸と若しくは後軸及び前軸
と連係され、両端に支軸を備えたアーム部材が設けられ
ており、一端側のアーム部材の支軸は他端側のアーム部
材の支軸と回転軸を中心として略対称に設けられている
こと。 (チ)支軸にはペダル部材が回動自在に取り付けられて
いること。 (リ)一端側の脚部材の足部材は、一端側のペダル部材
に取り付けられており、他端側の脚部材の足部材は、他
端側のペダル部材に取り付けられていること。
図5に基づいて説明する。図1は、駆動装置の要部分解
斜視図である。図2は、図1の組立斜視図である。図
3,4は、図2の内部説明図である。図5は、図2の要
部断面図である。
は、駆動モータ11と、少なくとも一対の回転軸16,
17が設けられている。少なくとも一対の回転軸16,
17は、同一方向に略同一回転速度で回転するように、
駆動モータ11に連係されている。
には、偏心軸23,27,34,37を備えた回転部材
22,26,33,36が設けられており、一端側の回
転部材22,33の偏心軸23,34は他端側の回転部
材26,36の偏心軸27,37と回転軸16,17を
中心として略対称に設けられている。少なくとも一つの
回転部材33が、別の装置に動力を与える出力部32,
32を構成している。枠体2には、別の装置を取り付け
る取付部43が設けられている。
を駆動すると、少なくとも一対の回転軸16,17が、
同一方向に略同一回転速度で回転し、偏心軸23,2
7,34,37を備えた回転部材22,26,33,3
6も回転する。図6に示すように、少なくとも一対の脚
部材61,71を、一端側に位置する一対の回転部材2
2,33の偏心軸23,34と、他端側に位置する一対
の回転部材26,36の偏心軸27,37に回動自在に
取り付けると、脚部材61,71が交互に移動して歩行
する。
えば図8に示す射出手段101を取り付けると(図6参
照)、出力部32,32が、射出手段101の作動手段
156を作動させて、射出部111を弾性部材131の
弾性に抗して後方に移動させる。作動手段156が射出
部111を所定位置まで移動させると、弾性部材131
の弾性によって射出部111が前方に付勢され、被射出
物130を射出する。このように、駆動装置1の出力部
32,32が別の装置に動力を与えることができる。
の形態を図17、図18に基づいて説明する。図17
は、ボート装置の全体斜視図である。図18は、ボート
装置の分解斜視図である。
駆動装置1を着脱自在に取り付けるボート本体302と
からなる。ボート本体302の両側上部には、軸受け部
338,339が形成され、この軸受け部338,33
9には、オール体361,371が設けられている。オ
ール体361,371は、基部に連結部363,363
が形成され、先端にブレード板369,369が設けら
れている。
部材22,33の偏心軸23,34間と、他端側に位置
する一対の回転部材26,36の偏心軸27,37間に
は、それぞれ連結体381,381が回動自在に取り付
けられている。連結体381,381には、オール体3
61,371の連結部363,363が回動自在に取り
付けられている。ボート本体302の底面両側には、補
助輪341,341が取り付けられ、ボート本体302
の後部には、操作輪349が回動自在に取り付けられて
いる。
1の駆動モータ11を駆動すると、少なくとも一対の回
転軸16,17が、同一方向に略同一回転速度で回転
し、偏心軸23,27,34,37を備えた回転部材2
2,26,33,36も回転する。
の偏心軸34に回動自在に取り付けられた連結体381
が回転し、一端側のオール体361のブレード板369
が軸受け部338を中心として旋回する。この旋回は、
一端側のブレード板369が路面に接触するようにして
行われる。
部材36の偏心軸37に回動自在に取り付けられた連結
体381も回転し、他端側のオール体371のブレード
板369が軸受け部339を中心として旋回する。この
旋回も、他端側のブレード板369が路面に接触するよ
うにして行われる。
の偏心軸27は、回転軸16の軸心を中心として反対側
に位置するように取り付けられ、回転部材36の偏心軸
37と回転部材33の偏心軸34は、回転軸17の軸心
を中心として反対側に位置するように取り付けられてい
るので、一端側のオール体361のブレード板369と
他端側のオール体371のブレード板369が交互に接
地して、ボート装置301は移動する。移動する方向
は、操作輪349の向きによって変えることができる。
へ走行させることができ、水の中にはいると、オール体
361とオール体371のブレード板369が交互に水
を掻き、水の中で自由に移動させることができる。
の形態を図19乃至図21に基づい説明する。図19
は、ペダル漕ぎ装置の全体斜視図である。図20は、ペ
ダル漕ぎ装置の分解斜視図である。図21は、ペダル漕
ぎ装置の内部構造図である。
この駆動装置1を着脱自在に取り付ける走行体402と
からなる。駆動装置1の一端側に位置する一対の回転部
材22,33の偏心軸23,34と、他端側に位置する
一対の回転部材26,36の偏心軸27,37に、それ
ぞれ脚部材461,471が回動自在に取り付けられて
おり、脚部材461,471の下端には、足部材46
5,475が設けられている。
452が回動自在に取り付けられ、後部に後輪431,
432の後軸419が回動自在に取り付けられており、
前軸452と後軸419の間に回転軸417が設けられ
ている。回転軸417は、後軸419又は前軸452と
若しくは後軸419及び前軸452と連係され、両端に
支軸441,442を備えたアーム部材437,439
が設けられており、一端側のアーム部材439の支軸4
42は他端側のアーム部材437の支軸441と回転軸
417を中心として略対称に設けられている。
5,446が回動自在に取り付けられている。一端側の
脚部材461の足部材465は、一端側のペダル部材4
46に取り付けられており、他端側の脚部材471の足
部材475は、他端側のペダル部材445に取り付けら
れている。
装置1の駆動モータ11を駆動すると、上記したよう
に、回転部材22,26,33,36が回転する。回転
部材22の偏心軸23と回転部材33の偏心軸34は、
略同一の回転位置となるように設定されているので、一
端側の脚部材461の足部材465が歩行面と平行に回
転する。同様に、回転部材26の偏心軸27と回転部材
36の偏心軸37は、略同一の回転位置となるように設
定されているので、他端側の脚部材471の足部材47
5が歩行面と平行に回転する。
の偏心軸27は、回転軸16の軸心を中心として反対側
に位置するように取り付けられ、回転部材36の偏心軸
37と回転部材33の偏心軸34は、回転軸17の軸心
を中心として反対側に位置するように取り付けられてい
るので、両端の足部材465,475が略180度ずれ
て回転する。両端の足部材465,475の回転が、ペ
ダル部材446,445、支軸442,441、回転部
材439,437、回転軸417、後軸419を介して
後輪431,432に伝達され、ペダル漕ぎ装置401
は前進又は後進する。
て説明する。図1は、駆動装置の分解斜視図である。図
2は、図1の組立斜視図である。図3,4は、図2の内
部説明図である。図5は、図2の要部断面図である。
と、複数の歯車とで構成されている。枠体2は、上枠体
3と下枠体5とからなり、上枠体3と下枠体5がネジ等
によって一体的に接合されて組み立てられる。上枠体3
には、後記駆動モータ11を取り付ける取付枠部6が形
成されている。
に取り付ける回動軸9の両端が固定して設けられてい
る。クラウン歯車7には、小歯車10が一体に取り付け
られている。取付枠部6には、駆動モータ11が嵌着し
て取り付けられ、この駆動モータ11の駆動軸には、前
記クラウン歯車7と噛み合うピニオン12が固定して取
り付けられている。
れ、この回転軸15を挟んで前後に前駆動軸16、後駆
動軸17が設けられている。回転軸15は、両端が下枠
体5の両側に回動自在に軸受けされ、前記小歯車10と
噛み合う平歯車19が固定されている。また、平歯車1
9には、小歯車20が一体に取り付けられている。
形成されている。前駆動軸16の両端には、ボス21,
25が固定して取り付けられている。ボス21,25の
外端には、アーム部材22,26が一体に固定して取り
付けられている。さらにアーム部材22,26の先端に
は、支軸23、27が取り付けられている。
示すように、摺動軸部24,28が形成されている。こ
の摺動軸部24,28は、下枠体5に回動自在に軸受け
されている。この前駆動軸16には、前記回転軸15の
小歯車20と噛み合う平歯車30が固定されている。
5が固定して取り付けられている(図5参照)。ボス3
1の外端には、一対の係止爪32,32を備えた回転円
板33が一体に設けられている。ボス35の外端には、
アーム部材36が一体に固定して取り付けられている。
さらにアーム部材36の先端には、支軸37が取り付け
られている。また回転円板33の一側には、支軸34が
取り付けられている。
部38,39が形成されている。この摺動軸部39は、
図4に示すように、下枠体5に回動自在に軸受けされて
いる。摺動軸部38は、図5に示すように、軸受部材4
1に回動自在に取り付けられている。この後駆動軸17
には、前記回転軸15の小歯車20と噛み合う平歯車4
0が固定されている。
凸42が連続して形成された円盤43と、矩形状のフラ
ンジ45と、円盤43とフランジ45の間に形成された
矩形状の係合溝46とで形成されている。軸受部材41
は、この係合溝46が下枠体5に形成された略コ字状の
切欠部47に差し込まれて下枠体5に固定される。
6の支軸27は、前駆動軸16の軸心を中心として反対
側に位置するように取り付けられている。アーム部材3
6の支軸37と回転円板33の支軸34は、後駆動軸1
7の軸心を中心として反対側に位置するように取り付け
られている。また、アーム部材26の支軸27とアーム
部材36の支軸37は、略同一の回転位置となるように
設定される。同様に、アーム部材22の支軸23と回転
円板33の支軸34も、略同一の回転位置となるように
設定される。なお、支軸27、支軸23、支軸34及び
支軸37は、略同一の回転半径である。
ができる電池ボックス51がネジ等によって取り付けら
れている。この電池ボックス51の一側には、切り替え
スイッチ52が取り付けられ、この切り替えスイッチ5
2と前記駆動モータ11とが導電線によって電気的に接
続されている。切り替えスイッチ52は、レバー53を
有し、レバー53を一方向に傾けるとONとなって駆動
モータ11が正転し、レバー53を他方向に傾けるとO
Nとなって駆動モータ11が逆転し、レバー53を直立
させるとOFFとなって駆動モータ11が停止する。
り替えスイッチ52のレバー53を直立状態から一方向
に傾けるとONとなって駆動モータ11が正転する。駆
動モータ11の回転がピニオン12、クラウン歯車7、
小歯車10、平歯車19、小歯車20、平歯車30を介
して前駆動軸16を回転させ、前駆動軸16の両端に形
成されたアーム部材22,26が正回転する。また同様
に平歯車19の回転が小歯車20、平歯車40を介して
後駆動軸17を回転させ、後駆動軸17の両端に形成さ
れたアーム部材36、回転円板33が正回転する。
状態に戻すと、OFFとなって駆動モータ11が停止す
る。駆動装置1は、切り替えスイッチ52のレバー53
を直立状態から他方向に傾けるとONとなって駆動モー
タ11が逆転し、アーム部材22,26、36、回転円
板33が逆回転する。切り替えスイッチ52のレバー5
3を直立状態に戻すと、OFFとなって駆動モータ11
が停止する。
て説明する。図6は、歩行装置の全体斜視図である。図
7は、歩行装置の他の形態を示す全体斜視図である。歩
行装置60は、上記駆動装置1と、駆動装置1の右側に
取り付けられる右脚61と、駆動装置1の左側に取り付
けられる左脚71とで構成される。右脚61,左脚71
は、それぞれ合成樹脂によって一体成形され、垂直に形
成された支杆62,72と、略く字状の補助杆63,7
3と、支杆62,72と補助杆63,73の下端が接続
された略コ字状の接地板65,75とで構成されてい
る。右脚61の支杆62と補助杆63上部には、支持孔
67,68が形成されている。左脚71の支杆72と補
助杆73上部にも、図示しない支持孔が形成されてい
る。
支杆62の支持孔67が回動自在に取り付けられ、支軸
23に補助杆63の支持孔68が回動自在に取り付けら
れている。左脚71も同様に、駆動装置1の支軸37に
支杆72の支持孔が回動自在に取り付けられ、支軸27
に補助杆73の支持孔が回動自在に取り付けられてい
る。
レバー53を一方向に傾けると、上記したように、前駆
動軸16の両端に形成されたアーム部材22,26と、
後駆動軸17の両端に形成されたアーム部材36、回転
円板33が正回転する。アーム部材22の支軸23と回
転円板33の支軸34は、略同一の回転位置となるよう
に設定されているので、右脚61は、接地板65が常に
歩行面と平行に正回転する。同様に、アーム部材26の
支軸27とアーム部材36の支軸37は、略同一の回転
位置となるように設定されているので、左脚71は、接
地板75が常に歩行面と平行に正回転する。アーム部材
22の支軸23とアーム部材26の支軸27は、前駆動
軸16の軸心を中心として反対側に位置するように取り
付けられ、アーム部材36の支軸37と回転円板33の
支軸34は、後駆動軸17の軸心を中心として反対側に
位置するように取り付けられているので、左右の接地板
65,75が交互に接地して、歩行装置60は前進す
る。
向に傾けると、上記したように、前駆動軸16の両端に
形成されたアーム部材22,26と、後駆動軸17の両
端に形成されたアーム部材36、回転円板33が逆回転
する。右脚61は、接地板65が常に歩行面と平行に逆
回転する。同様に、左脚71は、接地板75が常に歩行
面と平行に逆回転する。左右の接地板65,75が交互
に接地して、歩行装置60は後退する。
に形成され、一方の接地板65(75)のみの片脚61
(71)で立つことができるように形成したが、図7に
示すように、平板状に形成し、底面に磁石69,79を
埋設するようにしても良い。係る場合、支杆62,72
に案内軸64aを備えた操作杆64を接地板65,75
の下端から出没自在に設ける。下枠体5の下部に、両操
作杆64,64の案内軸64a,64aと係合し、両操
作杆64,64を押し下げる係合突起5a,5bを突設
する。
脚61,71の接地板65,75下端から突出するが、
接地板65,75が歩行面に接地している時に、押し上
げられている。右脚61又は左脚71が上記したように
上方に移動するとき、操作杆64の案内軸64aが下枠
体5の係合突起5a又は5bに係合するので、枠体2が
操作杆64に載る形となり、右脚61又は左脚71の接
地板65又は75が磁石69又は79の吸着力に抗して
歩行面から引き離される。操作杆64は、右脚61又は
左脚71が上方に移動するとき歩行装置60の傾きを防
止するので、右脚64又は左脚71をスムーズに上方に
移動させることができる。
が上方に移動するとき、接地板65又は接地板75の下
端から突出した形となり、あたかも接地板65又は75
を磁石69又は79の吸着力に抗して歩行面から引き離
すように見える。右脚61は、アーム部材22、回転部
材33によって前方に運ばれ、前方の位置で歩行面に接
地板65の磁石69が吸着する。左脚71は、右脚61
が上方に移動するとき、下方に移動するが、実際は移動
せず、歩行装置60を前方に移動させることになる。歩
行装置60は、左脚71の接地75の磁石79が歩行面
に吸着しているので、右脚61が歩行面から引き離さ
れ、左脚71の片足立ちとなっても、傾いて倒れること
がない。このようにして、歩行装置60は、右脚61と
左脚71を交互に前方又は後方に運び、歩行することな
る。
すように、前後方向に伸びる取付板81,91を固定
し、この取付板81,91の前部及び後部にガイド部材
82を取り付けることができる。なお、ガイド部材82
は、円軸状に形成され、接地板65及び75の接地面よ
り突出しないようにする。
7に示すように、前後方向に伸びる取付軸83,93を
固定し、この取付軸83,93の前部及び後部にガイド
輪84を回動自在に取り付けても良い。この場合も、ガ
イド輪84は、接地板65及び75の接地面より突出し
ないようにする。
の前後にガイド部材82・・・又はガイド輪84・・・
を取り付けると、両側にガイド壁85、95が設けられ
た歩行路86上をガイド壁85、95に沿って歩行させ
ることができる。歩行路86上に強磁性体で形成された
金属帯87を貼着し、前記したように接地板65,75
に磁石69,79を設けておくと、走行路86が急傾斜
していても、何ら支障なく歩行させることができる。
体射出装置101を図7乃至図11に基づいて説明す
る。射出装置101は、枠体102を有している。枠体
102は、右枠体103と左枠体105とからなり、右
枠体103と左枠体105がネジ等によって一体的に接
合されて組み立てられる。枠体102は、下部収容室1
06と上部収容室109が形成されている。上部収容室
109は、下部収容室106の後方に位置をずらして設
けられている。
方向に向かって案内溝110が形成され、この案内溝1
10に射出部材111が摺動自在に案内されている。射
出部材111は、摺動軸112と、摺動軸112の先端
に設けられた球体収容部121とで構成されている。
材116を略T字状に接合させた形状で形成されてい
る。上板部材115は、上面後端に係合突起117が突
設され、その係合突起117に近傍に押圧突起119が
形成されている。下板部材116は、下縁中央部にラッ
ク120が所定の長さで形成され、後端側面に略L字状
のバネ受け片113が突設されている。球体収容部12
1は、底板122と、底面122の後端に設けられた背
面板123と、底板の両端に設けられた略三角状の側面
板125,126とで構成され、前部が開放されている
と共に、底板122の上面に球体130が前方から落下
するのを防止するストッパー片127が形成されてい
る。
右枠体103及び左枠体105の案内溝110に摺動自
在に案内されると共に、上部収容室109に形成された
略T字状の開口129から突出し、これの先端に設けら
れた球体収容部121が上部収容室109の外側に設け
られる。
前方に付勢するスプリング131が設けられている。ス
プリング131は、一端が上部収容室109の一側に突
設された略L字状のバネ受け突起132に引っ掛けら
れ、他端が前記摺動軸112のバネ受け片113に引っ
掛けられている。
案内溝110に並んで上部に摺動溝135が形成され、
この摺動溝135に摺動板136が摺動自在に案内され
ている。摺動板136は、上面に操作突起137が設け
られ、この操作突起137が上部収容室109の上壁に
形成された矩形状の開口139から突出し、操作突起1
37が開口139の縁に当接する範囲で、摺動できるよ
うになっている。また、摺動板136は、下面に係合突
起140が設けられ、この係合突起140は、前記摺動
軸112の係合突起117の前端に係合する。
142,143を備えた復帰型スイッチ141が設けら
ている。一方の接触片142は、前記射出部材111が
スプリング131の弾性によって前方に押し出される
と、摺動軸135の押圧突起119によって押圧され、
接触片143に接触している状態から、引き離されるよ
うになっている。一対の接触片142,143には、導
電線145が接続され、導電線145の他端に差込プラ
グ150が取り付けられている。
動自在に設けられている。この爪歯車151は、これの
歯が左枠体105のボス153に固定して取り付けられ
た略U字状の係止爪152に間欠的に係止し、時計方向
の回転が妨げられる。この爪歯車151は支軸155に
固定して取り付けられ、爪歯車151の一方の側面側の
支軸155に部分歯車156が固定して取り付けられて
いる。爪歯車151の他方の側面には、回転盤157が
形成され、この回転盤157に摘み159が設けられて
いる。支軸155の左端は、左枠体105に形成された
軸受け孔160に回動自在に取り付けられている。回転
盤157は、右枠体103の円形開口161に回動自在
に取り付けられ、摘み159が開口161から突出して
いる。
2には、切り欠き開口163が形成され、左枠体105
の下部収容室106下壁165には、略C字状の嵌着部
材166が一体に設けられている。この嵌着部材166
の内側面に、一対の係止突起167,167が突設され
ている。
側に、前記差込プラグ150を差し込むコネクタ170
を取り付ける。このコネクタ170を切り替えスイッチ
52と駆動モータ11に電気的に接続しておく。このよ
うにして、電池ボックス51と、コネクタ170と、差
込プラグ150と、復帰型スイッチ141と、切り替え
スイッチ52と、駆動モータ11とで電気回路が構成さ
れる。
41の円盤43に嵌着部材166を嵌着することによっ
て、歩行装置60に取り付けることができる。射出装置
101は、嵌着部材166の一対の係止突起167,1
67が円盤43の周囲側面に形成された係止用凹凸42
に係止され、位置決めすることができる。従って、歩行
装置60に対する取り付け角度は、自由に変えることが
できる。
装置1の円盤43に嵌着すると、回転円板33の一対の
係止爪32,32が切り欠き開口163から右枠体10
3の下部収容室106内に入り、爪歯車151の歯と間
欠的に係合可能になる。
クタ170に、差込プラグ150を差し込み、切り替え
スイッチ52のレバー53を一方向に傾けておく。射出
部材111の球体収容部121内に球体130を入れ
る。球体130は、図10に示すように、底板122に
載置され、背面板123とストッパー片127によって
移動が制限される。
部収容室109から突出している状態では、ラック12
0の先端が下部収容室106の前壁124に当接し、摺
動板136の係合突起140に摺動軸112の係合突起
117が係合し、摺動軸112の押圧突起119が、復
帰型スイッチ141の接触片142を押圧して接触片1
43に対する接触を解除している。
36、係合突起140、係合突起117を介して摺動軸
112が後方に移動し、摺動軸112の押圧突起119
が、復帰型スイッチ141の接触片142の押圧を解除
して、接触片142が接触片143に接触すると共に、
ラック120が部分歯車156に当接する。復帰型スイ
ッチ141がONとなるから、駆動装置1の駆動モータ
11が駆動し、前記したように、右脚61と左脚71が
交互に接地して歩行装置60は前進する。
3の一対の係止爪32,32が、爪歯車151の歯と間
欠的に係合し、爪歯車151及び部分歯車156を回転
させる。部分歯車156とラック120が噛み合って、
摺動軸112がスプリング131の弾性に抗して後方に
移動する。
なくなると、スプリング131の弾性によって摺動軸1
12が前方に押し出され、球体収容部121内の球体1
30を前方に飛ばし、図10に示すように、射出部材1
11が上部収容室109から突出している状態に戻る。
この時、摺動軸112の押圧突起119が、復帰型スイ
ッチ141の接触片142を押圧して接触片143に対
する接触を解除するので、復帰型スイッチ141がOF
Fとなり、駆動装置1の駆動モータ11が停止する。こ
のように、球体130を保持して前進し、球体を飛ばす
と前進が停止するようになっている。
1が上部収容室109から突出している状態の時は、ラ
ック120と部分歯車156が噛み合っておらず、部分
歯車156は、摘み159によって反時計方向に回転さ
せることができる。従って、操作突起137を後方に引
いて、ラック120が部分歯車156に当接する位置
は、摘み159によって調節することができ、当接する
位置が部分歯車156の先の方であれば、スプリング1
31の弾力を充分に蓄えることができるので、球体13
0を遠くまで飛ばすことができ、当接する位置が部分歯
車156の後ろの方であれば、スプリング131の弾力
をあまり蓄えることができず、球体130を遠くまで飛
ばすことができない。
状物投擲装置201を図12乃至図16に基づいて説明
する。投擲装置201は、枠体202を有している。枠
体202は、右枠体203と左枠体205とからなり、
右枠体203と左枠体205がネジ等によって一体的に
接合されて組み立てられる。
10が右枠体203及び左枠体205に軸受けされて回
動自在に設けられている。切り欠き歯車210は、一側
面にボス211が形成されている。さらにボス211の
一側面には、回転軸212が形成されている。回転軸2
12の一側面に、一部が切り欠かれた係合軸213が設
けられている。
は、支軸215に固定されている。支軸215は、切り
欠き歯車210の他側面側に突出し、左枠体205に形
成された軸受孔216に回動自在に軸受けされている。
切り欠き歯車210の一側面に形成された回転軸212
は、右枠体203に形成された円形開口217に回動自
在に軸受けされている。
し、これに略L字状の投擲部材220の基部がネジ等に
よって固定して取り付けられている。投擲部材220の
先部には、棒状体208を差し込むことができる差込口
221が形成されている。
掛けられたスプリング223の弾性によって前方回転方
向に付勢されている。このスプリング223の一端22
4は、切り欠き歯車210の一側面に形成された係合突
起225に係合している。スプリング223の他端22
6は、右枠体203の上壁227に係合している。切り
欠き歯車210は、スプリング223の弾性によって、
図15に示すように、一側が右枠体203に形成された
ストッパー229に当接するまで回転する。また、切り
欠き歯車210の前端には、押圧突起230が設けられ
ている。
に摺動溝235が形成され、この摺動溝235に摺動板
236が摺動自在に案内されている。摺動板236は、
上面に操作突起237が設けられ、この操作突起237
が枠体202の上壁に形成された矩形状の開口239か
ら突出し、操作突起237が開口239の縁に当接する
範囲で、摺動できるようになっている。また、摺動板2
36は、下面に係合突起240が設けられ、この係合突
起240は、前記切り欠き歯車210の係合突起225
に係合する。
142,143を備えた復帰型スイッチ141が設けら
ている。一方の接触片142は、前記切り欠き歯車21
0がスプリング223の弾性によって前方に押し出され
ると、切り欠き歯車210の押圧突起230によって押
圧され、接触片143に接触している状態から、引き離
されるようになっている。一対の接触片142,143
には、導電線145が接続され、導電線145の他端に
差込プラグ150が取り付けられている。
動自在に設けられている。この爪歯車251は、これの
歯が右枠体203のボス253に固定して取り付けられ
た略U字状の係止爪252に間欠的に係止し、反時計方
向の回転が妨げられる。この爪歯車251は支軸255
に固定して取り付けられ、爪歯車251の一方の側面側
の支軸255に部分歯車256が固定して取り付けられ
ている。爪歯車251の他方の側面には、回転盤257
が形成され、この回転盤257に摘み259が設けられ
ている。支軸255の左端は、左枠体205に形成され
た軸受け孔260に回動自在に取り付けられている。回
転盤257は、右枠体203の円形開口261に回動自
在に取り付けられ、摘み259が開口261から突出し
ている。枠体202内であって、切り欠き歯車210と
部分歯車256の間には、両方と噛み合う中間歯車25
4が回動自在に設けられている。
開口263が形成され、左枠体205の下壁265に
は、略C字状の嵌着部材266が一体に設けられてい
る。この嵌着部材266の内側面に、一対の係止突起2
67,267が突設されている。
に、前記差込プラグ150を差し込むコネクタ170を
取り付ける。このコネクタ170を切り替えスイッチ5
2と駆動モータ11に電気的に接続しておく。このよう
にして、電池ボックス51と、コネクタ170と、差込
プラグ150と、復帰型スイッチ141と、切り替えス
イッチ52と、駆動モータ11とで電気回路が構成され
る。
41の円盤43に嵌着部材266を嵌着することによっ
て、歩行装置60に取り付けることができる。投擲装置
201は、嵌着部材266の一対の係止突起267,2
67が円盤43の周囲側面に形成された係止用凹凸42
に係止され、位置決めすることができる。従って、歩行
装置60に対する取り付け角度は、自由に変えることが
できる。
装置1の円盤43に嵌着すると、回転円板33の一対の
係止爪32,32が切り欠き開口263から右枠体20
3内に入り、爪歯車251の歯と間欠的に係合可能にな
る。
クタ170に、差込プラグ150を差し込み、切り替え
スイッチ52のレバー53を一方向に傾けておく。投擲
部材220の差込孔221に棒状体208を差し込む。
に向いている状態では、切り欠き歯車210がストッパ
ー229に当接し、摺動板236の係合突起240に切
り欠き歯車210の係合突起225が係合し、切り欠き
歯車210の押圧突起230が、復帰型スイッチ141
の接触片142を押圧して接触片143に対する接触を
解除している。
36、係合突起240、係合突起225を介して切り欠
き歯車210が後方に回転し、切り欠き歯車210の押
圧突起230が、復帰型スイッチ141の接触片142
の押圧を解除して、接触片142が接触片143に接触
すると共に、切り欠き歯車210が中間歯車254にに
当接する。復帰型スイッチ141がONとなるから、駆
動装置1の駆動モータ11が駆動し、前記したように、
右脚61と左脚71が交互に接地して歩行装置60は前
進する。
3の一対の係止爪32,32が、爪歯車251の歯と間
欠的に係合し、爪歯車251及び部分歯車256を回転
させる。部分歯車256と中間歯車254が噛み合っ
て、切り欠き歯車210がスプリング223の弾性に抗
して後方に回転する。
わなくなると、スプリング223の弾性によって切り欠
き歯車210が前方に回転し、投擲部材220を介して
棒状体208を投擲し、図15に示すように、投擲部材
220が上に向いた状態に復帰する。この時、切り欠き
歯車220の押圧突起230が、復帰型スイッチ141
の接触片142を押圧して接触片143に対する接触を
解除するので、復帰型スイッチ141がOFFとなり、
駆動装置1の駆動モータ11が停止する。このように、
棒状体208を保持して前進し、棒状体208を投擲す
ると前進が停止するようになっている。
0が上を向いている状態の時は、中間歯車254と切り
欠き歯車210が噛み合っておらず、部分歯車256
は、摘み259によって時計方向に回転させることがで
きる。従って、中間歯車254が部分歯車256に当接
する位置は、摘み159によって調節することができ、
当接する位置が部分歯車256の先の方であれば、スプ
リング223の弾力を充分に蓄えることができるので、
棒状体208を遠くまで飛ばすことができ、当接する位
置が部分歯車256の後ろの方であれば、スプリング2
23の弾力をあまり蓄えることができず、棒状体208
を遠くまで飛ばすことができない。
基づいて説明する。図17は、ボート装置の全体斜視図
である。図18は、ボート装置の分解斜視図である。ボ
ート装置301は、上記駆動装置1と、駆動装置1を載
置するボート本体302と、駆動装置1の右側に取り付
けられる右オール体361と、駆動装置1の左側に取り
付けられる左オール体371とで構成される。
303の両側に設けられた側壁305,306と、底壁
303の後端に設けられた後壁307とで構成されてい
る。底壁303の上面には、前記駆動装置1を載置する
載置板309,310が設けられている。底壁303の
上面であって、前方の載置板309近傍には、支柱31
1が立設されている。支柱311の上端には、駆動装置
1の上部に形成された段部3aを係止する係止板313
がネジ314によって回動自在に取り付けられている。
底壁303の上面であって、後方の載置板310近傍に
は、駆動装置1の係合突起5a,5bを係合する係合凹
部315,316を備えた係合板317,319が形成
されている。
字状の切り欠き部321,322が形成され、切り欠き
部321,322の両側に差込孔323,323,32
4,324が形成されている。この差込孔323,32
3,324,324に、略逆U字状の切り欠き部32
6,327と、一対の差込突起331,331,33
2,332が形成されたカバー体335,336の一対
の差込突起331,331,332,332が差し込ま
れ、カバー体335,336は、側壁305,306に
取り付けられる。このようにしてカバー体335,33
6が側壁305,306に取り付けられると、カバー体
335,336の略逆U字状の切り欠き部326,32
7と側壁305,306の略U字状の切り欠き部32
1,322とで、軸受け穴338,339が形成され
る。
は、一対の補助輪341,341が軸受け部材342、
342を介して回動自在に取り付けられている。また、
ボート本体302の後壁307には、取付板343を介
して軸受筒345が取り付けられ、この軸受筒345に
支軸347が回動自在に取り付けられている。支軸34
7の下端には、操作輪349を回動自在に取り付けた軸
受け部材350が固定して取り付けられている。支軸3
47の上端には、操作レバー352が形成されたボス3
51が固定して設けられている。
は、支杆362,362と、支杆362,362の上端
に形成されたボールジョイント363,363と、支杆
362,362の下端に形成された取付部材365,3
65と、取付部材365,365の先端に形成された溝
部366,366に差し込んでビス367,367等と
で固定された合成ゴム製のブレード板369,369と
で構成されている。
ボールジョイント363,363は、連結体381,3
81の溝383,383から通して球形凹部382,3
82に、回動自在に連結されている。ボールジョイント
363は、両側に係止ピン364,364が突設されて
おり、この係止ピン364,364が球型凹部382の
両側に形成された係止溝385,385に係止され、支
杆362の円周方向(ねじり方向)の回転が規制され、
ブレード板369は常に下方に向いている。左オール体
371側の連結体381の両端には、支持孔395,3
96が形成され、右オール体361側の連結体381の
両端にも図示しない支持孔が形成されている。左オール
体371側の連結体381の支持孔395,396は、
駆動装置1の支軸27,37にネジ391,391によ
って回動自在に取り付けられている。右オール体361
側の連結体381の支持孔は、駆動装置1の支軸23,
34にネジによって回動自在に取り付けられている。
体336の略逆U字状の切り欠き部327と側壁306
の略U字状の切り欠き部322とで形成された軸受け穴
339に挿通されている。右オール体361の支杆36
2は、カバー体335の略逆U字状の切り欠き部326
と側壁305の略U字状の切り欠き部321とで形成さ
れた軸受け穴338に挿通されている。
ー53を一方向に傾けると、上記したように、前駆動軸
16の両端に形成されたアーム部材22,26と、後駆
動軸17の両端に形成されたアーム部材36、回転円板
33が正回転する。アーム部材22の支軸23と回転円
板33の支軸34に回動自在に取り付けられた連結体3
81が正回転し、右オール体361のブレード板369
が軸受け穴338を中心として旋回する。この旋回は、
右側のブレード板369が前方で路面に接触し、接触し
ながら後方に移動して、後方で路面から離れて前方に移
動するようにして行われる。
ム部材36の支軸37に回動自在に取り付けられた連結
体381も正回転し、左オール体371のブレード板3
69が軸受け穴339を中心として旋回する。この旋回
は、左側のブレード板369が前方で路面に接触し、接
触しながら後方に移動して、後方で路面から離れて前方
に移動するようにして行われる。
6の支軸27は、前駆動軸16の軸心を中心として反対
側に位置するように取り付けられ、アーム部材36の支
軸37と回転円板33の支軸34は、後駆動軸17の軸
心を中心として反対側に位置するように取り付けられて
いるので、右オール体361のブレード板369と左オ
ール体371のブレード板369が交互に接地して、ボ
ート装置301は前進する。前進方向は、操作レバー3
52を操作すると操作輪349が回動し、この操作輪3
49の向きによって変えることができる。
向に傾けると、前駆動軸16の両端に形成されたアーム
部材22,26と、後駆動軸17の両端に形成されたア
ーム部材36、回転円板33が逆回転する。右オール体
361のブレード板369が軸受け穴338を中心とし
て逆旋回する。この逆旋回は、右側のブレード板369
が後方で路面に接触し、接触しながら前方に移動して、
前方で路面から離れて後方に移動するようにして行われ
る。同様に、左オール体371のブレード板369も軸
受け穴339を中心として逆旋回する。この逆旋回は、
左側のブレード板369が後方で路面に接触し、接触し
ながら前方に移動して、前方で路面から離れて後方に移
動するようにして行われる。このようして、ボート装置
301は後進する。
ゴムによって形成されているため、路面に接触すると大
きく撓んで、接触面積が大きくなり、これの摩擦抵抗に
よって、路面上を滑ることなく、確実にボート装置30
1を前後進させることができる。
へ走行させることができ、水の中にはいると、右オール
体361と左オール体371のブレード板369が交互
に水を掻き、水の中で自由に移動させることができる。
進行方向は、操作レバー352を操作すると操作輪34
9が回動し、この操作輪349の向きによって変えるこ
とができるが、軸受け部材350に舵を形成しておいて
も良い。
図21に基づいて説明する。図19は、ペダル漕ぎ装置
の全体斜視図である。図20は、ペダル漕ぎ装置の分解
斜視図である。図21は、ペダル漕ぎ装置の内部構造図
である。ペダル漕ぎ装置401は、上記駆動装置1と、
駆動装置1を載置する走行体402とで構成される。
05とからなる枠体404を有し、枠体404は、上枠
体403と下枠体405がネジ等によって一体的に接合
されて組み立てられる。枠体404は、前部に一対の軸
受け部406,407が形成されている。
が立設されている。支軸411には、駆動装置1の電池
ボックス51の一側を係止する係止板413を備えたボ
ス415がネジ414によって回動自在に取り付けられ
ている。また上枠体403の上面後部には、駆動装置1
の後部に形成された係止凹部を係止する係止突起41
6,418が形成されている。
動自在に設けられ、後部に駆動軸419が回動自在に設
けられている。回転軸417の略中央には、第1のクラ
ウン歯車421が固定されている。駆動軸419の略中
央には、第2のクラウン歯車422が固定されている。
下枠体405の底面には、第1の軸受け423と第2の
軸受け425によって伝達軸426が回動自在に設けら
れている。伝達軸426の一端には、第1のクラウン歯
車421と噛み合う第1の平歯車429が固定されてい
る。伝達軸426の他端には、第2のクラウン歯車42
2と噛み合う第2の平歯車430が固定されている。
432が固定して取り付けられている。回転軸417の
両端には、ボス435,436が固定して取り付けられ
ている。ボス435,436の外端には、アーム部材4
37,439が一体に固定して取り付けられている。さ
らにアーム部材437,439の先端には、支軸44
1、442が取り付けられている。
5,446がネジ444,444によって回動自在に取
り付けられており、ペダル445,446の上面には、
一対の係合突起449,450が形成されている。枠体
404の前部の一対の軸受け部406,407間には、
前輪451の前軸452が回動自在に取り付けられてい
る。
けられ、左側に左脚471が取り付けられる。右脚46
1,左脚471は、それぞれ合成樹脂によって一体成形
され、下端に足部材465,475が取り付けられてい
る。右脚461の上部には、図示しない支持孔が形成さ
れ、左脚471の上部には、支持孔467,468が形
成されている。
と支軸23に支持孔が回動自在に取り付けられている。
左脚471は、駆動装置1の支軸27に支持孔467が
回動自在に取り付けられ、支軸37に支持孔468が回
動自在に取り付けられている。
69,479が設けられており、この一対の係合穴46
9,479にペダル446,445の上面に形成された
一対の係合突起450,449を差し込むようにして、
ペダル446,445と接合一体化されている。
レバー53を一方向に傾けると、上記したように、アー
ム部材22,26,36、回転円板33が正回転する。
アーム部材22の支軸23と回転円板33の支軸34
は、略同一の回転位置となるように設定されているの
で、右脚461の足部材465が常に歩行面と平行に正
回転する。同様に、アーム部材26の支軸27とアーム
部材36の支軸37は、略同一の回転位置となるように
設定されているので、左脚471の足部材475が常に
歩行面と平行に正回転する。アーム部材22の支軸23
とアーム部材26の支軸27は、前駆動軸16の軸心を
中心として反対側に位置するように取り付けられ、アー
ム部材36の支軸37と回転円板33の支軸34は、後
駆動軸17の軸心を中心として反対側に位置するように
取り付けられているので、左右の足部材465,475
が略180度ずれて回転する。
ダル446,445、支軸442,441、アーム部材
439,437、回転軸417、第1のクラウン歯車4
21、第1の平歯車429、伝達軸426、第2の平歯
車430、第2のクラウン歯車422、 駆動軸419
を介して駆動輪431,432に伝達され、ペダル漕ぎ
装置401は前進する。切り替えスイッチ52のレバー
53を他方向に傾けると、アーム部材22,26,3
6、回転円板33が逆回転し、ペダル漕ぎ装置401は
後進する。
脚471が実際にペダル446,445を漕いで走行す
るので、ペダル446,445の位置が上下にあるとき
は遅くなり、ペダル446,445の位置が左右にある
ときは速くなる。
に基づいて説明する。図23は、綱渡り装置の全体斜視
図である。図24は、綱渡り装置の分解斜視図である。
綱渡り装置501は、上記駆動装置1と、駆動装置1の
右側に取り付けられる右腕502と、駆動装置1の左側
に取り付けられる左腕512とで構成される。
樹脂によって一体成形され、垂直に形成された垂直杆5
03,513と、垂直杆503,513の上端部に屈曲
して接続された屈曲杆504,514と、屈曲杆50
4,514の上端部に屈曲して接続された係止杆50
5,515と、略く字状の補助杆506,516とで形
成されている。屈曲杆504,514と係止杆505,
515の接続部507,517に略逆U字状の綱引っ掛
け部509,519が形成されている。
の下部には、支持孔521,531が形成されている。
左腕512の垂直杆513と補助杆516の下部には、
支持孔522,532が形成されている。右腕502
は、前記駆動装置1の支軸34に垂直杆503の支持孔
521がネジ523によって回動自在に取り付けられ、
支軸23に補助杆506の支持孔531がネジ523に
よって回動自在に取り付けられている。左腕512も同
様に、駆動装置1の支軸37に垂直杆513の支持孔5
22がネジ523によって回動自在に取り付けられ、支
軸27に補助杆516の支持孔532がネジ523によ
って回動自在に取り付けられている。この綱引っ掛け部
509,519は、駆動装置1の略中心上方に位置して
いる。
512の引っ掛け部509,519を、図23に示すよ
うに、綱540に引っ掛けることによって、綱540に
綱渡り装置501を吊り下げる。駆動装置1の切り替え
スイッチ52のレバー53を一方向に傾けると、上記し
たように、アーム部材22,26,36、回転円板33
が正回転し、右腕502、左腕512も正回転する。ア
ーム部材22の支軸23とアーム部材26の支軸27
は、前駆動軸16の軸心を中心として反対側に位置する
ように取り付けられ、アーム部材36の支軸37と回転
円板33の支軸34は、後駆動軸17の軸心を中心とし
て反対側に位置するように取り付けられているので、右
腕502の綱引っ掛け部509と左腕512の綱引っ掛
け部519が交互に綱540に引っ掛かり、綱渡り装置
501は前進する。切り替えスイッチ52のレバー53
を他方向に傾けると、上記したのと逆に、アーム部材2
2,26,36、回転円板33が逆回転し、綱渡り装置
501は後進する。
に係る発明は、駆動モータを動力源とし、駆動モータに
よって、同一方向に略同一回転速度で回転する少なくと
も一対の回転軸を備え、少なくとも一対の回転軸の両端
に偏心軸が設けられた、従来にない新規な構造の駆動装
置によって、実際にオールを漕いで進ませることができ
る、従来にない新規な構造のボート装置を提供すること
ができるという効果がある。
え、水上でも陸上でも移動させることができるボート装
置を提供することができるという効果がある。
動力源とし、駆動モータによって、同一方向に略同一回
転速度で回転する少なくとも一対の回転軸を備え、少な
くとも一対の回転軸の両端に偏心軸が設けられた、従来
にない新規な構造の駆動装置によって、実際にペダルを
漕いで進ませることができる、従来にない新規な構造の
ペダル漕ぎ装置を提供することができるという効果があ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とするボ
ート装置。 (イ)駆動装置と、この駆動装置を着脱自在に取り付け
るボート本体とからなること。 (ロ)駆動装置は、枠体を有し、枠体には、駆動モータ
と、少なくとも一対の回転軸が設けられていること。 (ハ)少なくとも一対の回転軸は、同一方向に略同一回
転速度で回転するように、駆動モータに連係されている
こと。 (ニ)少なくとも一対の回転軸の両端には、偏心軸を備
えた回転部材が設けられており、一端側の回転部材の偏
心軸は他端側の回転部材の偏心軸と回転軸を中心として
略対称に設けられていること。 (ホ)ボート本体の両側上部には、軸受け部が形成さ
れ、この軸受け部には、オール体が設けられているこ
と。 (ヘ)オール体は、基部に連結部が形成され、先端にブ
レード板が設けられていること。 (ト)駆動装置の一端側に位置する一対の回転部材の偏
心軸間と、他端側に位置する一対の回転部材の偏心軸間
には、それぞれ連結体が回動自在に取り付けられている
こと。 (チ)連結体には、オール体の連結部が回動自在に取り
付けられていること。 - 【請求項2】 ボート本体の底面両側に補助輪が取り付
けられ、ボート本体の後部に操作輪が回動自在に取り付
けられたことを特徴とする、請求項1記載のボート装
置。 - 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とするペ
ダル漕ぎ装置。 (イ)駆動装置と、この駆動装置を着脱自在に取り付け
る走行体とからなること。 (ロ)駆動装置は、枠体を有し、枠体には、駆動モータ
と、少なくとも一対の回転軸が設けられていること。 (ハ)少なくとも一対の回転軸は、同一方向に略同一回
転速度で回転するように、駆動モータに連係されている
こと。 (ニ)少なくとも一対の回転軸の両端には、偏心軸を備
えた回転部材が設けられており、一端側の回転部材の偏
心軸は他端側の回転部材の偏心軸と回転軸を中心として
略対称に設けられていること。 (ホ)駆動装置の一端側に位置する一対の回転部材の偏
心軸と、他端側に位置する一対の回転部材の偏心軸に、
それぞれ脚部材が回動自在に取り付けられており、脚部
材の下端には、足部材が設けられていること。 (ヘ)走行体は、前部に前輪の前軸が回動自在に取り付
けられ、後部に後輪の後軸が回動自在に取り付けられて
おり、前軸と後軸の間に回転軸が設けられていること。 (ト)回転軸は、後軸又は前軸と若しくは後軸及び前軸
と連係され、両端に支軸を備えたアーム部材が設けられ
ており、一端側のアーム部材の支軸は他端側のアーム部
材の支軸と回転軸を中心として略対称に設けられている
こと。 (チ)支軸にはペダル部材が回動自在に取り付けられて
いること。 (リ)一端側の脚部材の足部材は、一端側のペダル部材
に取り付けられており、他端側の脚部材の足部材は、他
端側のペダル部材に取り付けられていること。
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---|---|---|---|
JP21387098A JP3389506B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ボート装置及びペダル漕ぎ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP21387098A JP3389506B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ボート装置及びペダル漕ぎ装置 |
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---|---|---|---|
JP2002319082A Division JP2003199981A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 駆動装置 |
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JP2000042256A JP2000042256A (ja) | 2000-02-15 |
JP3389506B2 true JP3389506B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=16646390
Family Applications (1)
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JP21387098A Expired - Fee Related JP3389506B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | ボート装置及びペダル漕ぎ装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3049667U (ja) | 1997-12-10 | 1998-06-19 | 株式会社トイボックス | 手漕ぎ舟玩具 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP21387098A patent/JP3389506B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3049667U (ja) | 1997-12-10 | 1998-06-19 | 株式会社トイボックス | 手漕ぎ舟玩具 |
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