JP3389198B2 - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

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JP3389198B2
JP3389198B2 JP2000118078A JP2000118078A JP3389198B2 JP 3389198 B2 JP3389198 B2 JP 3389198B2 JP 2000118078 A JP2000118078 A JP 2000118078A JP 2000118078 A JP2000118078 A JP 2000118078A JP 3389198 B2 JP3389198 B2 JP 3389198B2
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宜子 広瀬
作蔵 竹本
浩美 和田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービスエリア内
を移動可能に構成されており、音声通信サービスおよび
/またはデータ通信サービスをユーザに提供する移動体
通信端末装置に関する。より特定的に述べれば、本発明
は、携帯電話や情報携帯端末のように、ユーザが携帯可
能に構成された移動体通信端末装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体通信端末装置は音声通話サ
ービスをユーザに提供することを主な機能としていた。
しかしながら、近年、移動体通信端末装置は、それ単体
でインターネットに接続できるようになった。その結
果、移動体通信端末装置は、サーバ(WWWサーバやメ
ールサーバ)とデータ通信を行え、これによって、ユー
ザは、コンテンツのブラウジングや電子メールの送受信
できるようになった。
【0003】以上のような移動体通信端末装置では、音
声通話およびデータ通信の状態が、数字またはグラフで
ディスプレイに表示されたり、当該ディスプレイにアイ
コンで表示されたりする。これによって、移動体通信端
末装置は、自身の状態をユーザに知らせる。
【0004】また、ユーザは、移動体通信端末装置を操
作して、通話時間、通話料金または通信データ量(典型
的には、パケット通信量)に代表される通信履歴の情報
を確認することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
は、移動体通信端末装置の状態を確認する場合、その入
力装置を操作しなければならないという問題点があっ
た。
【0006】また、通信状態や通信履歴は、数字等で表
されかつ各項目毎に(通話時間、通話料金、通信データ
量)独立的に表示されるので、通信状態や通信履歴の表
示画面をユーザの好みで変更し難いという問題点があっ
た。
【0007】それ故に、本発明の目的は、ユーザの操作
なしで、その状態を確認できる移動体通信端末装置を提
供することである。また、本発明の他の目的は、ユーザ
の好きな方法で、その状態を告知できる移動体通信端末
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、移動体通信端末装置であって、音声通話または
データ通信のために外部との通信を制御し、ネットワー
クを介して外部に設置されるサーバから告知データを取
する通信制御部を備える。告知データは、移動体通信
端末装置の状態を告知するデータである。移動体通信端
末装置はさらに、通信制御部による通信の利用状況を示
履歴データを記憶する第1の記憶部と、通信制御部に
より取得される告知データと、履歴データに基づいて、
出力すべき告知データを決定するための条件を示す情報
とを記憶する第2の記憶部と、通信制御部により取得さ
れた告知データを第2の記憶部に格納する告知データ更
新部と、通信制御部による通信を監視して、通信制御部
による通信が終了したことを検出する監視部と、監視部
により通信終了が検出されると、第1の記憶部内の履歴
データを更新する履歴データ更新部と、履歴データ更新
部により履歴データが更新されると、第2の記憶部内の
条件情報を使って、更新された履歴データに対応する告
知データを第2の記憶部から取り出す取り出し部と、取
り出し部により取り出された告知データを出力する出力
部とを備える。
【0009】第1の発明によれば、出力部は、通信が終
了する度に、告知データを自動的に出力するので、ユー
ザは、特別な操作なしで、利用状況を確認することがで
きる。さらに、第2の記憶部内の告知データを書き換え
ることが可能となるので、ユーザの好みに応じて、告知
の仕方を変更することができる。
【0010】第2の発明は第1の発明に従属しており、
履歴データは通信制御部による通信の累計時間を含む。
【0011】第3の発明は第1の発明に従属しており、
履歴データは、通信制御部による通信の発呼回数と着呼
回数とを含む。
【0012】第4の発明は第1の発明に従属しており、
履歴データは、通信制御部による通信の量を含む。
【0013】第5の発明は第1の発明に従属しており、
履歴データは、通信制御部による通信の待受け時間を含
む。
【0014】第6の発明は第1の発明に従属しており、
履歴データは、通信制御部による通信の課金情報を含
む。
【0015】第7の発明は第1の発明に従属しており、
告知データは音声データである。出力部は、取り出し部
により取り出された音声データに基づいて音声を出力す
る。
【0016】第8の発明は第1の発明に従属しており、
告知データは映像データである。出力部は、取り出し部
により取り出された映像データに基づいて映像を出力す
る。
【0017】第9の発明は、移動体通信端末装置は筐体
をさらに備えている。出力部は、筐体を振動させるバイ
ブレータを含む。告知データは筐体の振動を制御する制
御データである。バイブレータは、取り出し部により取
り出された制御データに基づいて振動する。
【0018】第10の発明は第1の発明に従属してお
り、第2の記憶部はさらに、履歴データの項目を要素と
する計算式を記憶し、条件情報は計算式の計算結果であ
る。移動体通信端末装置はさらに、履歴データ更新部に
より更新された履歴データを、 計算式に代入して、計算
結果を得る取得部を備えている。取り出し部は、取得部
により得られた計算結果と、第2の記憶部内の条件情報
とに基づいて、第2の記憶部から告知データを取り出
【0019】第11の発明は第の発明に従属してお
り、第2の記憶部はさらに複数の計算式を記憶し、複数
の計算式のそれぞれには、条件情報としての計算式の計
算結果、および告知データの組みが割り当てられてい
る。移動体通信端末装置はさらに、履歴データ更新部に
より更新された履歴データを、各計算式に代入して、計
算結果を得る取得部を備えている。取り出し部は、取得
部により得られた各計算結果と、第2の記憶部内の各条
件情報とに基づいて、第2の記憶部から告知データを取
り出す
【0020】第12の発明は第1の発明に従属してお
り、履歴データを必要に応じてリセットする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の移動体通信端末
装置が収容されるデジタルネットワークDNの全体構成
を示している。デジタルネットワークDNには、移動体
通信システム1とインターネット2とが収容される。
【0022】移動体通信システム1は、少なくとも1台
の制御局11と、複数の基地局と、複数の移動体通信端
末装置とを備える。本実施形態では、便宜上、移動体通
信システム1には、複数の基地局として基地局12〜1
4が収容され、複数の移動体通信端末装置として移動体
通信端末装置15および16が収容されるとする。
【0023】制御局11は、基地局12〜14を管理し
ており、それぞれと双方向通信ができるように接続され
る。基地局12〜14は、無線ゾーン17〜19を管理
する。
【0024】移動体通信端末装置15および16は、ユ
ーザにより携帯されることで、移動体通信システム1の
サービスエリアを自由に移動できるように構成されてい
る。サービスエリアは、すべての基地局12〜14の無
線ゾーン17〜19から構成される。移動体通信端末装
置15および16は、それぞれが位置する無線ゾーン1
7〜19において基地局12〜14と所定の多元接続方
式で無線通信する。
【0025】多元接続方式としては、CDMA(Code Di
vision Multiple Access) 、TDMA(Time Division M
ultiple Access) やFDMA(Frequency Division Mult
ipleAccess)が典型的である。
【0026】移動体通信端末装置15および16は、無
線通信中の基地局12、13または14および制御局1
1を介して、他の移動体通信端末装置と通信を行い、こ
れによって、それぞれのユーザは音声通話できる。
【0027】また、図1において、インターネット2に
は、少なくとも1台のWWW(WorldWide Web)サーバが
接続されている。便宜上、図示されるのは2台のWWW
サーバ201および202とする。WWWサーバ201
および202には、様々なコンテンツが蓄積される。コ
ンテンツとしてはホームページが一般的であるが、本実
施形態では、WWWサーバ201または202には、告
知データWDが蓄積される。告知データWDの詳細につ
いては後述する。
【0028】ゲートウェイサーバ(以下、GWサーバと
称す)3は、互いに異なる通信プロトコルの移動体通信
システム1とインターネット2とを接続する。さらに、
移動体通信端末装置15および16には、それ単体でイ
ンターネット2を利用できるような通信プロトコル(Hyp
er Text Transfer Protocol,File Transfer Protocol
またはWireless Application Protocol) が実装され
る。これによって、移動体通信端末装置15および16
は、インターネット2上のWWWサーバ201等から告
知データWDをダウンロードすることが可能となる。
【0029】以上のように、移動体通信端末装置15お
よび16は、少なくとも、音声通話機能と、データ通信
機能の一例としてのダウンロード機能をユーザに提供す
ることができる。かかる機能を実現するために、移動体
通信端末装置15および16は、図2のようなハードウ
ェア構成を有する。以下、説明の便宜のため、移動体通
信端末装置15について説明する。
【0030】図2において、移動体通信端末装置15
は、その筐体21の内部に、アプリケーション部22
と、入力装置23と、音声入力部24と、音声CODE
C25と、チャネルCODEC26と、変調部27と、
無線制御部28と、アンテナ29と、復調部210と、
第1の音声出力部211と、出力部212とを備えてい
る。
【0031】出力部212は、表示装置2121と、第
2の音声出力部2122と、バイブレータ2123とを
含んでいる。
【0032】アプリケーション部22は、CPU22
1、RAM222およびROM223とを含む。CPU
221は、RAM222を使いつつ、ROM223に格
納されたプログラムに従って動作して、少なくとも音声
通話機能およびダウンロード機能(データ通信機能)を
ユーザに提供する。
【0033】入力装置23は、所定個数のボタンまたは
キー、もしくは少なくとも1つのジョグダイヤル、ジョ
イスティック、カメラまたはマイクロフォンを含む。ユ
ーザは、入力装置23を操作して、音声通話およびダウ
ンロードのために必要な情報を入力する。入力装置23
は、ユーザの操作に応答して、入力に応じた情報を生成
する。
【0034】音声入力部24は、典型的にはマイクロフ
ォンにより構成されており、ユーザにより入力された音
声を、それと等価な電気信号(以下、音声信号SS1
称す)に変換する。音声信号SS1 は、音声CODEC
25に与えられる。
【0035】音声CODEC25は、その1つの機能と
して、音声入力部24からの音声信号SS1 を、所定の
符号化方式に従って符号化して、符号化信号CS1 を生
成する。
【0036】チャネルCODEC26は、その1つの機
能として、アプリケーション部22の制御下で、音声C
ODEC25で生成された符号化信号CS1 を、上述の
多元接続方式に基づいて、他の移動体通信端末装置と共
用するチャネルに多重化して、多重化信号MUSを生成
する。
【0037】また、チャネルCODEC26には、アプ
リケーション部22からデータD1が送られてくる場合
もある。データD1 の例として、WWWサーバ201等
から告知データWDを取得するために必要となる情報が
ある。チャネルCODEC26は、アプリケーション部
22から受け取ったデータD1 からも多重化信号MUS
を生成する。
【0038】変調部27は、チャネルCODEC26で
生成された多重化信号MUSを、所定の変調方式に従っ
て変調する。変調方式としては、π/4シフトDQPS
K(Differential Quadrature Phase Shift Keying)が典
型的である。かかる変調によって、変調部27は変調信
号MOSを生成する。
【0039】無線制御部28は、その1つの機能とし
て、変調部27からの変調信号MOSを、所定の無線周
波数帯を有する搬送波に乗せて、高周波信号HS1 を生
成する。高周波信号HS1 はアンテナ29から空間に放
射され、図1の基地局12、13または14により受信
される。
【0040】また、移動体通信端末装置15には、基地
局12、13または14から高周波信号HS2 が送られ
てくる。高周波信号HS2 は、上述の高周波信号HS2
と同様の方法で作られるが、通話相手の音声、WWWサ
ーバ201等から送信されてきたコンテンツ(告知デー
タWD等)を基に作られている点で異なる。
【0041】無線制御部28は、アンテナ29に誘起し
た信号の中から、所定の無線周波数帯に含まれる高周波
信号HS2 を受信する。さらに、無線制御部28は、受
信した高周波信号HS2 の周波数をダウンコンバートし
て、中間周波数を有する中間信号ISを生成する。
【0042】復調部210は、無線制御部28で生成さ
れた中間信号ISを、所定の方式で復調(検波)して、
復調信号DSを生成する。
【0043】復調部210の復調信号DSには他の移動
体通信端末装置への信号が多重されている。チャネルC
ODEC26は、このような復調信号DSから、自身宛
の信号を分離する。分離された信号は、符号化信号CS
2 またはデータD2 を含んでいる。符号化信号CS2
は、通話相手の音声に基づいて符号化された信号であ
り、データD2 は、WWWサーバ201等から取り出さ
れたコンテンツを構成する。チャネルCODEC26
は、分離した信号をアプリケーション部22に送る。
【0044】アプリケーション部22は、受け取った信
号が符号化信号CS2 であるか、データD2 であるかを
識別する。アプリケーション部22は、識別した符号化
信号CS2 に対して所定の処理を行って、処理済みの符
号化信号CS2 を、チャネルCODEC26を通じて音
声CODEC25に送る。
【0045】音声CODEC25は、チャネルCODE
C26から受け取った符号化信号CS2 を復号して、音
声信号SS2 を再生する。再生された音声信号SS2
は、上記通話相手の音声と等価な電気信号である。
【0046】第1の音声出力部211は、典型的にはス
ピーカで構成されており、音声CODEC25で再生さ
れた音声信号SS2 に基づいて音を外部に放射する。こ
れによって、通話相手の音声が移動体通信端末装置15
のユーザに伝えられる。
【0047】一方、アプリケーション部22は、チャネ
ルCODEC26から受け取った信号がデータD2 であ
ると識別すると、当該データD2 を処理する。かかるデ
ータ処理の一例としては、後述する告知データWDの更
新処理がある。
【0048】また、アプリケーション部22は、音声通
話およびデータ通信の状態(以下、単に通信状態と称
す)を監視し、監視結果に基づいて、通信の履歴データ
HD(図5参照)を更新する。さらに、アプリケーショ
ン部22は、履歴データHDを参照して、内部に格納さ
れる基礎データBD(図6参照)に基づいて告知データ
WDを作成する。
【0049】告知データWDとは、移動体通信端末装置
15の状態をユーザに告知するために必要となるデータ
である。本実施形態では、移動体通信端末装置15の状
態は、映像、音声または振動、もしくはそれらの内の2
種類以上の組み合わせでユーザに告知される。そのた
め、告知データWDは、映像データ、音声データ、およ
び振動を制御するための制御データ、もしくは、それら
の内の2つ以上の組み合わせからなる。
【0050】以下の説明では、上記状態を映像でユーザ
に告知するための告知データWDを、告知データWD
IMAGE と表記し、上記状態を音声でユーザに告知するた
めの告知データWDを、告知データWDSOUND と表記
し、さらに、上記状態を告知するための振動を制御する
ための告知データWDを、告知データWDVIB と表記す
る。なお、告知データWDの作成手順については、図8
を参照して後で詳細に説明する。
【0051】出力部212は、アプリケーション部22
で作成された告知データWDを出力する。より具体的に
は、表示装置2121は、告知データWDIMAGE に基づ
いて作成された映像を表示する。第2の音声出力部21
22は、告知データWDSOUND により駆動され、これに
よって音声を出力する。バイブレータ2123は、告知
データWDVIB により駆動され、これによって筐体21
を振動させる。
【0052】本移動体通信端末装置15の特徴は、ユー
ザの操作を必要とすることなく、その状態をユーザに告
知することである。これを実現するために、アプリケー
ション部22は、図3に示すように、入力制御部224
と、アプリケーション制御部225と、音声通話用アプ
リケーション226と、データ通信用アプリケーション
227と、告知用アプリケーション228と、通信制御
部229と、第1の音声制御部2210と、表示制御部
2211と、第2の音声制御部2212と、振動制御部
2213から構成される。
【0053】入力制御部224は、入力装置23の入力
情報を受け取って、アプリケーション制御部225に渡
す。
【0054】アプリケーション制御部225は、その1
つの機能として、移動体通信端末装置15に実装されて
いる複数のアプリケーションの切り替え等を制御する。
さらに、アプリケーション制御部225は、入力制御部
224、各アプリケーション、第1の音声制御部221
0、表示制御部2211、第2の音声制御部2212お
よび振動制御部2213の相互間での情報の受け渡しを
制御する。
【0055】本実施形態では、複数のアプリケーション
として、音声通話用アプリケーション226と、データ
通信用アプリケーション227と、告知用アプリケーシ
ョン228とが実装されているが、これら以外のアプリ
ケーションが実装されていてもよい。
【0056】音声通話用アプリケーション226によ
り、移動体通信端末装置15は、ユーザに音声通話機能
を提供することができる。簡単に説明すると、音声通話
アプリケーション226は、入力制御部224およびア
プリケーション制御部225を通じて、通話相手の電話
番号を受け取ると、発信のための呼接続を通信制御部2
29に要求する。また、音声通話用アプリケーション2
26は、着信があった場合には、第1の音声制御部22
10およびアプリケーション制御部225を通じて受け
取った符号化信号CS1 またはCS2 に、所定の処理を
行って、アプリケーション制御部225および第1の音
声制御部2210を通じて、処理後の符号化信号CS1
またはCS2 をチャネルCODEC26に与える。
【0057】また、データ通信用アプリケーション22
7は、典型的には、WWWブラウザおよび/またはメー
ラを含んでおり、これによってユーザは、コンテンツを
ブラウズしたり、電子メールを送受信したりすることが
可能となる。データ通信用アプリケーション227は、
簡単に説明すると、入力制御部224およびアプリケー
ション制御部225を通じて、アクセスすべきWWWサ
ーバまたはメールサーバが指定されると、当該WWWサ
ーバまたはメールサーバへのアクセス要求を作成して、
通信制御部219に与える。
【0058】通信制御部219は、対象となるWWWサ
ーバまたはメールサーバとの通信を制御して、アクセス
要求をデータD1 として送信した後に送られてくるデー
タD2 で構成されるコンテンツまたはメールをデータ通
信用アプリケーション227に与える。
【0059】さらに、データ通信用アプリケーション2
27は、典型的には、受信したコンテンツまたはメール
を基に表示データを作成して、アプリケーション制御部
225および表示制御部2111を通じて表示装置21
21に与える。
【0060】次に、本移動体通信端末装置15の特徴で
ある告知用アプリケーション228について詳細に説明
する。まず、図4は、告知用アプリケーション228の
詳細な機能ブロック構成を示している。
【0061】図4において、告知用アプリケーション2
28は、入力判定部2281と、通信/監視部2282
と、履歴データ更新部2283と、告知データ更新部2
284と、履歴データHDを格納する第1の記憶部22
85と、基礎データBDを格納する第2の記憶部228
6と、告知データ作成部2287とを備える。
【0062】まず、図5を参照して履歴データHDにつ
いて説明する。履歴データHDは、予め定められた履歴
情報の値を書き込むことが可能なテーブルである。履歴
情報は、本移動体通信端末装置15または16が過去に
行った通信に関連する情報であって、設計要件に応じて
定められる。本実施形態では、その一例として、履歴情
報は、総受信パケット数、受信パケット数(月平均)、
総送信パケット数、受信パケット数(月平均)、発呼回
数、着呼回数、総通話時間、および待受け時間を含んで
いる。
【0063】総受信パケット数P1 は、前回のリセット
時から今回のデータ通信の完了時までに、本移動体通信
端末装置15が受信したパケット数の累計である。受信
パケット数(月平均)P2 は、本移動体通信端末装置1
5が1ヶ月平均でどれくらいの数のパケットを受信して
いるかを示す値である。
【0064】総送信パケット数P3 は、前回のリセット
時から今回のデータ通信の完了時までに、本移動体通信
端末装置15が送信したパケット数の累計である。送信
パケット数(月平均)P4 は、本移動体通信端末装置1
5が1ヶ月平均でどれくらいの数のパケットを送信して
いるかを示す値である。
【0065】発呼回数P5 は、前回のリセット時から今
回のデータ通信の完了時までに、本移動体通信端末装置
15が何回発呼したかを示す値である。着呼回数P6
は、前回のリセット時から今回のデータ通信の完了時ま
でに、本移動体通信端末装置15に何回の着呼があった
かを示す値である。
【0066】総通話時間P7 は、前回のリセット時から
今回の音声通話の完了時までに、本移動体通信端末装置
15が音声通話に使用された時間の累計である。なお、
総通話時間P7 の起算点は、前回のリセット時ではな
く、今回の音声通話の完了時でもよい。待受け時間P8
は、前回のリセット時から今回の音声通話の完了時まで
に、本移動体通信端末装置15が待受け状態であった時
間の累計である。なお、待受け時間P8 の起算点は、前
回のリセット時ではなく、前回の音声通話完了時でもよ
い。なお、履歴情報は上述したものに限定されず、通信
の履歴を示すものであればどんな情報(例えば、課金情
報、特定の相手に対する発着呼回数または通話時間、特
定の相手との送受信パケット数等)でも構わない。
【0067】次に、図6を参照して基礎データBDにつ
いて説明する。図6において、基礎データBDは、1つ
以上の計算式、条件情報、および告知データWDから構
成される。
【0068】各計算式は、履歴情報を構成する値の内、
いずれか1つ以上をパラメータとする式である。本実施
形態では、その一例として、基礎データBDは、4つの
計算式F1 〜F4 を含む。本実施形態では、計算式F1
〜F4 の一例として、F1 =(P1 +P3 )/(P2
4 )であり、F2 =P5 であり、F3 =P7 であり、
4 =P8 であるとする。
【0069】以上の各計算式の計算結果は変量である。
この変量の値をいくつかの適当な範囲で区分けする。本
実施形態では、この範囲を条件情報と定義する。本実施
形態では、計算式F1 には、4つの条件情報C11〜C14
が設定される。条件情報C11は10%未満である。条件
情報C12は10%以上50%未満である。条件情報C13
は50%以上100%未満である。条件情報C14はおよ
び100%以上である。
【0070】また、計算式F2 には2つの条件情報C21
およびC22が設定される。条件情報C21は10回未満で
ある。条件情報C22は10回以上である。また、計算式
3 には2つの条件情報C31およびC32が設定される。
条件情報C31は10分未満である。条件情報C32は10
分以上である。さらに、計算式F4 には2つの条件情報
41およびC42が設定される。条件情報C41は60分未
満である。条件情報C42は60分以上である。
【0071】また、条件情報のそれぞれには、1つの告
知データWDが一意に割り当てられる。告知データWD
は、上述したように、通信履歴をユーザに映像、音声ま
たは振動で伝えるためのデータである。本実施形態で
は、条件情報C11〜C14には告知データWDIMAGE1〜W
IMAGE4が割り当てられる。ここで、告知データWD
IMAGE1〜WDIMAGE4は互いに異なる映像を作成するため
のデータである。
【0072】ここで、図7(a)〜(c)は、告知デー
タWDIMAGE1〜WDIMAGE3を基にした映像を表示装置2
121が表示している様子を示す図である。より具体的
には、図7(a)において、告知データWDIMAGE1は、
計算式F1による計算結果が条件情報C11の範囲内であ
る場合に、表示装置2121の画面上に表示される。
【0073】図7(b)において、告知データWD
IMAGE2は、計算式F1 による計算結果が条件情報C12
範囲内である場合に、表示装置2121の画面上に表示
される。図7(c)において、告知データWD
IMAGE3は、計算式F1 による計算結果が条件情報C13
範囲内である場合に、表示装置2121の画面上に表示
される。
【0074】このように、ユーザは、表示装置2121
に表示される映像を見れば、移動体通信端末装置15が
どの程度パケットを送受したかをおおまかではあるが知
ることができる。
【0075】図6を再度参照する。条件情報C21および
22には告知データWDSOUND1およびWDSOUND2が割り
当てられる。告知データWDSOUND1およびWDSOUND2
互いに異なる音声を作成するためのデータである。
【0076】計算式F2 による計算結果が条件情報C21
の範囲内である場合に、告知データWDSOUND1に基づく
音声が第2の音声出力部2122から出力される。ま
た、計算式F2 による計算結果が条件情報C22の範囲内
である場合に、告知データWDSOUND2に基づく音声が第
2の音声出力部2122から出力される。
【0077】このように、告知データWDSOUND1および
WDSOUND2により異なる音声が出力されるので、ユーザ
は、第2の音声出力部2122からの音声を聞けば、移
動体通信端末装置15がどのくらいの回数発呼したかを
おおまかではあるが知ることができる。
【0078】また、条件情報C31およびC32には告知デ
ータWDVIB1およびWDVIB2が割り当てられる。さら
に、条件情報C41およびC42には告知データWDVIB3
よびWDVIB4が割り当てられる。告知データWDVIB1
WDVIB4は互いに異なる振動を生成するためのデータで
ある。
【0079】計算式F3 による計算結果が条件情報C31
の範囲内である場合に、告知データWDVIB1に基づく振
動がバイブレータ2123から出力される。また、計算
式F3 による計算結果が条件情報C32の範囲内である場
合に、告知データWDVIB2に基づく振動がバイブレータ
2123から出力される。
【0080】さらに、計算式F4 による計算結果が条件
情報C41の範囲内である場合に、告知データWDVIB3
基づく振動がバイブレータ2123から出力される。ま
た、計算式F4 による計算結果が条件情報C42の範囲内
である場合に、告知データWDVIB4に基づく振動がバイ
ブレータ2123から出力される。
【0081】このように、告知データWDVIB1〜WD
VIB4により互いに異なる振動が制御されるので、ユーザ
は、バイブレータ2123からの振動により、移動体通
信端末装置15を使ってどの程度音声通話したか、また
は当該移動体通信端末装置15がどの程度の待受け時間
であるかをおおまかではあるが知ることができる。
【0082】次に、図4に示す構成の告知用アプリケー
ション228の詳細な動作を、図8のフローチャートを
参照して説明する。本移動体通信端末装置15は、上述
の音声通話用アプリケーション226またはデータ通信
用アプリケーション227を実行することにより、音声
通話機能およびデータ通信機能をユーザに提供する。
【0083】音声通話時、通信制御部229は、音声通
話用アプリケーション226の制御下で、符号化信号C
1 を外部に送信するためにチャネルCODEC26に
与え、また、通信制御部229は、外部から受信した符
号化信号CS2 を音声通話用アプリケーション226に
与える。
【0084】また、データ通信時、通信制御部229
は、データ通信用アプリケーション227(または告知
用アプリケーション228)から与えられたデータD1
を基に組み立てたパケットを、チャネルCODEC26
に与える。また、通信制御部229は、外部から受信し
たパケットを分解して、受信データD2 としてデータ通
信用アプリケーション227(または告知用アプリケー
ション228)に与える。以上のように、通信制御部2
29は、音声通話またはデータ通信(以下、双方を包含
するように単に「通信」と称す)を制御する。
【0085】通信/監視部2282は、通信制御部22
9が制御する通信を監視しており、通信状態が変化する
と、履歴データHIを更新すべきタイミングであると判
断する。ここで、更新タイミングとしては、通信終了時
が好ましい。次に、通信/監視部2282は、図8のフ
ローチャートに示す処理手順に遷移して、今回更新すべ
き履歴情報の値を履歴データ更新部2283に通知す
る。
【0086】より具体的には、通信/監視部2282
は、移動体通信端末装置15が今回データ通信を行って
いる場合には、その間に受信したパケット数を、総受信
パケット数P1 の増分として通知する。また、データ通
信の場合において、通信/監視部2282は、その間に
送信したパケット数を、総送信パケット数P3 の増分と
して通知する。
【0087】また、通信/監視部2282は、移動体通
信端末装置15が今回発呼したのであれば、その旨を通
知する。また、通信/監視部2282は、移動体通信端
末装置15に今回着呼があった場合、その旨を通知す
る。
【0088】また、通信/監視部2282は、移動体通
信端末装置15が今回音声通信を行っている場合には、
その間の時間を、総通話時間P7 の増分として通知す
る。また、音声通話の場合において、通信/監視部22
82は、今回の待受け時間を、待受け時間P8 の増分と
して通知する。
【0089】履歴データ更新部2283は、通信/監視
部2282からの通知に応答して、第1の記憶部228
5内の履歴データを更新する(ステップS81)。より
具体的には、履歴データ更新部2283は、データ通信
中に受信したパケット数を受け取った場合には、当該パ
ケット数を、現在の総受信パケット数P1に加算する。
また、履歴データ更新部2283は、データ通信中に送
信したパケット数を受け取った場合には、当該パケット
数を、総送信パケット数P3 に加算する。
【0090】また、履歴データ更新部2283は、移動
体通信端末装置15が今回発呼した場合、発呼回数P5
を「1」だけ増加させる。また、履歴データ更新部22
83は、移動体通信端末装置15に今回着呼があった場
合、着呼回数P6 を「1」だけ増加させる。
【0091】また、履歴データ更新部2283は、今回
音声通信が行われる場合には、その間の時間だけ、総通
話時間P7 を増加させ、さらに、今回の待受け時間だ
け、待受け時間P8 を増加させる。
【0092】また、履歴データ更新部2283は、受信
パケット数(月平均)P2 および送信パケット数(月平
均)P4 の値も更新する。
【0093】告知データ作成部2287は、履歴データ
HDが更新されると、第2の記憶部2286にアクセス
して、基礎データBDの中から計算式を1つ取り出す
(ステップS82)。ステップS82において、履歴デ
ータHDが更新された旨は、通信/監視部2282また
は第1の記憶部2285によって告知データ作成部22
87に通知される。
【0094】また、告知データ作成部2287は、ステ
ップS82において、好ましくは、第2の記憶部228
6において先頭のアドレス領域に格納されている計算式
を取り出す。つまり、今、第2の記憶部2286のアド
レス領域に、計算式がF1 →F2 →F3 →F4 の順番で
記録されているとすると、ステップS82では計算式F
1 が取り出される。
【0095】次に、告知データ作成部2287は、ステ
ップS83に進み、第1の記憶部2285にアクセスし
て、履歴データHDの中から、ステップS82で取り出
した計算式に必要となる履歴情報の値を取り出す。そし
て、告知データ作成部2287は、今回取り出した履歴
情報の値を、取り出した計算式に代入して、計算結果を
得る(ステップS83)。
【0096】次に、告知データ作成部2287は、再
度、第2の記憶部2286にアクセスして、ステップS
83で得た計算結果と合致する条件情報を探し出す(ス
テップS84)。
【0097】次に、告知データ作成部2287は、ステ
ップS84で見つけた条件情報に割り当てられた告知デ
ータWDを、第2の記憶部2286の基礎データBDか
ら取り出す(ステップS85)。今回取り出された告知
データWDは、告知データ作成部2287の内部に一時
的に記憶される。
【0098】次に、告知データ作成部2287は、基礎
データBDの中に、次の計算式があるか否かを判断する
(ステップS86)。次の計算式がある場合には、告知
データ作成部2287は、それを取り出して(ステップ
S87)、ステップS83に戻る。
【0099】一方、次の計算式がない場合には、ステッ
プS83〜S87からなるループが必要な回数だけ繰り
返し実行され、必要な数の告知データWDが揃ったこと
となるので、告知データ作成部2287は、ステップS
88に進む。
【0100】次に、告知データ作成部2287は、現在
内部に記憶しているいくつかの告知データWDをまとめ
てアプリケーション制御部225に出力する(ステップ
S88)。
【0101】アプリケーション制御部225は、受け取
った告知データWDのそれぞれが、告知データWD
IMAGE であるか、告知データWDSOUND であるか、告知
データWDBIV であるのかを判定する。
【0102】アプリケーション制御部225は、判定し
た告知データWDを、出力部212に送信する。より具
体的には、アプリケーション制御部225は、告知デー
タWDIMAGE については、表示制御部2211を通じて
表示装置2121に送信する。また、告知データWD
SOUND は、第2の音声制御部2112を通じて第2の音
声出力部2122に送信される。また、告知データWD
BIV は、振動制御部2213を通じてバイブレータ21
23に送信される。
【0103】出力部212は、受信した告知データWD
に基づいて、映像、音声または振動もしくはこれらの2
つ以上の組み合わせを出力する(ステップS89)。よ
り具体的には、表示装置2121は、受信した告知デー
タWDIMAGE に応じた映像を画面上に表示する。第2の
音声出力部2122は、受信した告知データWDSOUND
に応じた音声を出力する。また、バイブレータ2123
は、受信した告知データWDBIV により駆動され、それ
に応じた振動を筐体21に与える。
【0104】以上のように、本移動体通信端末装置15
は、告知データWDを用いて使用状況をユーザに告知す
る。これによって、ユーザは、例えば、本移動体通信端
末装置15の使い過ぎ等の使用状況を判断することがで
きる。
【0105】さらに、告知データWDの作成は、通信/
監視部2282が通信制御部229の通信状態を監視す
ることにより、自動的に実行される。そのため、ユーザ
は、従来のように特別な操作を行うことなく、移動体通
信端末装置15の使用状況を知ることができる。
【0106】なお、以上の実施形態では、告知用アプリ
ケーション228は、告知データWDに基づいて、移動
体通信端末装置15の使用状況をユーザに告知してい
た。しかし、使用状況に限らず、移動体通信端末装置1
5のどんな状態を告知してもよい。
【0107】また、ユーザが通信のし過ぎかどうかを判
断するためには、移動体通信端末装置15は、必要に応
じて履歴データHDをリセットできることが好ましい。
そこで、本移動体通信端末装置15は、以下の様にして
履歴データHDをリセットする。
【0108】まず、告知用アプリケーション228が動
作しているとき、入力装置23の所定の操作には「履歴
データHDのリセット」という機能が予め割り当てられ
る。ユーザは、履歴データHDをリセットしたい時、か
かる機能が割り当てられた構成要素を操作する。この操
作に応答して、入力装置23は、履歴データHDのリセ
ット要求を生成する。
【0109】リセット要求は、入力制御部224および
アプリケーション制御部225を通じて、告知用アプリ
ケーション228の入力判定部2281に送信される。
入力判定部2281は、入力情報がリセット要求である
と判定すると、これを履歴データ更新部2283に送信
する。
【0110】履歴データ更新部2283は、リセット要
求を受け取ると、履歴データHDにおいて予め定められ
た履歴情報の値を「0」にリセットする。この時、履歴
情報のすべての値が「0」にリセットされてもよいし、
その一部の値がリセットされてもよい。
【0111】これによって、ユーザは、好きな時に履歴
データHDをリセットできるようになるので、例えば、
月初めにリセットをかけた場合、告知用アプリケーショ
ン228は、当月の使用状況をユーザに告知することが
できる。
【0112】また、他にも履歴データHDのリセットの
方法がある。つまり、一般的な移動体通信端末装置に
は、カレンダーおよび時計が内蔵されている。移動体通
信端末装置15は、ユーザの指示ではなく、カレンダー
および時計を参照して、所定のタイミング(例えば、月
初め)に、上述のリセット要求を自動的に生成して、告
知用アプリケーション228に送信する。告知用アプリ
ケーション228は、自動的に生成されたリセット要求
に応答して、履歴データHDをリセットする。
【0113】ところで、ユーザは、基礎データBD内の
告知データWDを自分の好みに合わせてカスタマイズし
たいと想定することができる。このような事情に対処す
べく、移動体通信システム1の事業者は、WWWサーバ
201等に、様々な告知データWDを予め格納してお
く。
【0114】また、告知用アプリケーション228が動
作しているとき、入力装置23の所定の操作には「告知
データWDの更新」という機能が割り当てられる。ユー
ザは、告知データWDをカスタマイズしたい時、かかる
機能が割り当てられた構成要素を操作する。この操作に
応答して、入力装置23は、告知データWDの更新要求
を生成する。この更新要求は、ユーザがダウンロードし
たい告知データWD、それの格納場所、およびユーザが
削除したい告知データWDを指定する。
【0115】更新要求は、入力制御部224およびアプ
リケーション制御部225を通じて、告知用アプリケー
ション228の入力判定部2281に送信される。入力
判定部2281は、入力情報が更新要求であると判定す
ると、これを通信/監視部2282および告知データ更
新部2284に送信する。
【0116】通信/監視部2282は、入力判定部22
81から更新要求を受けとると、その要求によって指定
されるWWWサーバにアクセスするための要求、および
告知データWDのダウンロード要求を作成して、通信制
御部229に与える。
【0117】かかるアクセス要求およびダウンロード要
求は、データD1 としてWWWサーバ201等に送信さ
れる。WWWサーバ201等は、ダウンロード要求によ
り指示された告知データWDをデータD2 として移動体
通信端末装置15または16に送信する。通信/監視部
2282は、データD2 としての告知データWDを受信
してバッファしておく。
【0118】告知データ更新部2284は、入力判定部
2281から更新要求を受け取ると、通信/監視部22
82のバッファにアクセスして、ダウンロードされた告
知データWDを取り出す。さらに、告知データ更新部2
284は、第2の記憶部2286にアクセスして、ユー
ザが削除したい告知データWDを、通信/監視部228
2から今回取り出した告知データWDに更新する。
【0119】以上の更新処理によって、基礎データBD
内の告知データWDをカスタマイズすることが可能とな
る。
【0120】なお、以上の説明では、告知データWDを
更新するとして説明したが、これに限らず、基礎データ
BDを一括的に更新するようにしてもよい。
【0121】また、基礎データBD内の計算式は、履歴
データHDの履歴情報の値を使って計算するものであれ
ば、どのような式であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信端末装置が収容されるデジ
タルネットワークDNの大略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】図1の移動体通信端末装置15,16のハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図3】図2のアプリケーション部21の機能ブロック
構成を示す図である。
【図4】図3の告知用アプリケーションの詳細な機能ブ
ロック構成を示すブロック図である。
【図5】図4の第1の記憶部2285に格納される履歴
データHDの一例を示す図である。
【図6】図4の第2の記憶部2286に格納される基礎
データBDの一例を示す図である。
【図7】図6の告知データWDIMAGE1〜WDIMAGE3の表
示結果を示す図である。
【図8】図4の告知用アプリケーションの処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
DN…デジタルネットワーク 201,202…WWWサーバ 15,16…移動体通信端末装置 21…筐体 22…アプリケーション部 23…入力装置 212…出力部 2121…表示装置 2122…第2の音声出力部 2123…バイブレータ 228…告知用アプリケーション 2282…通信/監視部 2283…履歴データ更新部 2284…告知データ更新部 2285…第1の記憶部 2286…第2の記憶部 2287…告知データ作成部 229…通信制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−307666(JP,A) 特開2000−78319(JP,A) 特開2000−22855(JP,A) 特開 平11−317825(JP,A) 特開 平11−4282(JP,A) 特開 平11−98284(JP,A) 特開 平11−205423(JP,A) 特開 平10−107918(JP,A) 特開 平10−117244(JP,A) 特開 平5−284214(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/82 H04M 11/00 302 H04M 15/00 H04Q 7/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動体通信端末装置であって 声通話またはデータ通信のために外部との通信を制御
    し、ネットワークを介して外部に設置されるサーバから
    告知データを取得する通信制御部を備え、 前記告知データは、前記移動体通信端末装置の状態を告
    知するデータであり、 前記移動体通信端末装置はさらに、 前記通信制御部による通信の利用状況を示す履歴データ
    を記憶する第1の記憶部と、前記通信制御部により取得される告知データと、前記履
    歴データに基づいて、出力すべき告知データを決定する
    ための条件を示す条件情報とを 記憶する第2の記憶部
    と、前記通信制御部により取得された告知データを前記第2
    の記憶部に格納する告知データ更新部と、 前記通信制御部による通信を監視して、前記通信制御部
    による通信が終了したことを検出する監視部と、 前記監視部により通信終了が検出されると、前記第1の
    記憶部内の履歴データを更新する履歴データ更新部と、 前記履歴データ更新部により履歴データが更新される
    と、前記第2の記憶部内の条件情報を使って、更新され
    た履歴データに対応する告知データを前記第2の記憶部
    から取り出す取り出し部と、 前記取り出し部により取り出された 告知データを出力す
    る出力部とを備える、移動体通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記履歴データは前記通信制御部による
    通信の累計時間を含む、請求項1に記載の移動体通信端
    末装置。
  3. 【請求項3】 前記履歴データは、前記通信制御部によ
    通信の発呼回数と着呼回数とを含む、請求項1に記載
    の移動体通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記履歴データは、前記通信制御部によ
    通信の量を含む、請求項1に記載の移動体通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 前記履歴データは、前記通信制御部によ
    通信の待受け時間を含む、請求項1に記載の移動体通
    信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記履歴データは、前記通信制御部によ
    通信の課金情報を含む、請求項1に記載の移動体通信
    端末装置。
  7. 【請求項7】 前記告知データは音声データであり、 前記出力部は、前記取り出し部により取り出された音声
    データに基づいて音声を出力する、請求項1に記載の移
    動体通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記告知データは映像データであり、 前記出力部は、前記取り出し部により取り出された映像
    データに基づいて映像を出力する、請求項1に記載の移
    動体通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記移動体通信端末装置は筐体をさらに
    備え、 前記出力部は、前記筐体を振動させるバイブレータを含
    み、前記告知データは前記筐体の振動を制御する制御データ
    であり、 前記バイブレータは、前記取り出し部により取り出され
    た制御データに基づいて振動する、 請求項1に記載の移
    動体通信端末装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の記憶部はさらに、前記履歴
    データの項目を要素とする計算式を記憶し、前記条件情
    報は前記計算式の計算結果であり、 前記移動体通信端末装置はさらに、前記履歴データ更新
    部により更新された履歴データを、前記計算式に代入し
    て、計算結果を得る取得部を備え、 前記取り出し部は、前記取得部により得られた計算結果
    と、前記第2の記憶部内の条件情報とに基づいて、前記
    第2の記憶部から告知データを取り出す、請求項1 に記
    載の移動体通信端末装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の記憶部はさらに複数の前記
    計算式を記憶し、複数の前記計算式のそれぞれには、前
    記条件情報としての前記計算式の計算結果、および前記
    告知データの組みが割り当てられており、 前記移動体通信端末装置はさらに、前記履歴データ更新
    部により更新された履歴データを、各前記計算式に代入
    して、計算結果を得る取得部を備え、 前記取り出し部は、前記取得部により得られた各計算結
    果と、前記第2の記憶部内の各条件情報とに基づいて、
    前記第2の記憶部から告知データを取り出す、請求項1
    に記載の移動体通信端末装置。
  12. 【請求項12】 前記履歴データを必要に応じてリセッ
    トする、請求項1に記載の移動体通信端末装置。
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